時事の話題から雑談放談
前々回「組合脱退申出への対応案」、前回「市議選に向けた組合の考え方」とローカルな内容の記事が続きました。今回は自分自身が興味を持った時事の話題を紹介しながら多面的な情報を提供する場として、気ままに思うことを書き進めていきます。
まず週明けの月曜夜に飛び込んできた巨人軍の阿部監督逮捕のニュースです。一報を伝える報道番組の映像は意図的なのかどうか、阿部監督がバットをグルグル回している姿でした。事実関係が不明なままであれば様々な憶測を呼び起こす家庭内の暴力事件でした。
翌朝の報知新聞の記事に暴力を受けた娘さんの手紙の全文が紹介されていました。『辞任の阿部慎之助前監督が娘の手紙に涙 娘「意向が聞かれることなく警察に通報」「殴る蹴るの事実ない」暴行容疑で逮捕』という見出しの記事です。興味を持たれた方はリンク先の内容をご覧ください。手紙に書かれていることが事実だった場合、最も後悔の念に苛まれているのは娘さんであり、今後のケアが不可欠だろうと思っています。
この話を一例としながら、前掲した多面的な情報の大切さについて次のように考えています。一つの角度から得られた情報から判断すれば明らかにクロとされたケースも、異なる角度から得られる情報を加味した時、クロとは言い切れなくなる場合も少なくありません。今回、娘さんの手紙の内容が多面的な情報の一つです。
もちろん暴力がクロであることは間違いない中での一例としてあげています。クロかシロか、真実は一つなのでしょうが、シロをクロと見誤らないためには多面的な情報をもとに判断していくことが非常に重要です。このような傾向があることを認識しているため、私自身、いわゆる左や右の主張を問わず、なるべく幅広い情報や考え方に接するように努めています。
気を付けなければなりませんが、このような記述が誤解を受ける時もあります。このブログの記事本文自体は、必ずしも両論併記や複数の視点の情報を紹介している訳ではなく、どちらかと言えば左寄りの立場性を明確化した内容の発信を専らとしています。
以前は当ブログのコメント欄に幅広い視点や立場からの書き込みが数多く寄せられ、記事本文とコメント欄をトータルで見ていただければ単体で多面的な情報を充分提供できるサイトでした。現在のコメント欄は残念ながら閑古鳥が鳴いているため、そのような幅広さは提供できなくなっています。
それでも背伸びしない私自身の一つの運動として、一人でも多くの方に「このような見方もあったのか」と思っていただけるような言葉や情報の発信を重ねています。前置きが長くなっていますが、今回「時事の話題から雑談放談」というタイトルのもと私自身が「なるほど」と思ったメディアの記事をいくつか紹介していきます。
プレジデントオンラインの記事『「天皇陛下のおことばがなかった」だけではない…昭和100年式典出席の皇室研究家が見た「高市首相の非礼」』の中で、皇室研究家で神道学者の高森明勅さんが過去の事例と比べた異例さを指摘されていました。
「100年に一度の式典に天皇陛下のご臨席を仰ぐのであれば、同じように陛下からおことばをいただくのが当たり前だろう。しかし今回の式典では、なぜか陛下のおことばがあえて外されていた」とし、さらに次のような点について警鐘を鳴らしていました。
国民統合の象徴でいらっしゃる天皇陛下のご臨席を仰いだ政府式典で、“首相として”述べる式辞の中に、党派色・個人色を丸出しにするのは、公私混同であり、天皇・皇室の公正中立性を損ないかねない「政治利用」、とのそしりをまぬかれない。
連休明けに投稿した記事「連休中に読み終えた書籍」の中で、私からも「式典を高市総理の望むカラーにしたかったため、あえて天皇からのお言葉を賜らなかったという見方は穿ちすぎでしょうか」という疑念を示していました。そのような疑念が専門家から見ても同様だったことを確かめられたメディアの記事でした。
続いて集英社オンライン『「国旗を傷つけたら拘禁2年」高市総理“悲願法案”に自民党内からも「意味がない」の声…水面下でしらけムードが広がる理由』という記事です。その記事では、自民党のベテラン議員が次のような本音を吐露していることを伝えています。
国旗を大切にするのは当たり前ですが、わざわざ法律で縛る必要があるのか。それに、国旗を傷つける行為が相次いでおり、社会問題になっているかといえば、そうでもない。立法事実(新しい法律を作る根拠となる事実)も不十分だし、結局のところ、あまり意味のない話です。
国旗を傷つける行為が社会問題化していない以上、国旗損壊罪の制定を急ぐ必要は、ほとんど見当たらない。むしろ表現の自由との兼ね合いから、慎重な議論が求められるべきだろう。はっきりいえば、岩盤保守層に向けた人気取り政策、もっといえばパフォーマンスですが、高市総理にとっては長年の悲願のわけです。
高市総理の悲願だったことに加え、連立パートナーの日本維新の会がアクセル役になっていることも間違いありません。同じような構図のもと国家情報会議設置法案も今国会で成立する見込みです。しかしながら多面的な情報を重視した議論が、果たして今国会で尽くされているのかどうか甚だ疑問です。
ABEMA TIMESの『「与党議員が内調や警視庁出身者を使って私を3カ月尾行した」塩村あやか議員が実名を挙げて国会で訴え 国家情報会議設置法案の修正求めるも否決される』という記事からは、本当に民主的な統制が揺るがない法案なのか、政権与党に利するためだけの組織になってしまわないか、様々な懸念が読み取れます。
このような懸念が杞憂に終わり、国民にとってプラスにつながっていく法律であれば、それに越したことはありません。逆に後々、いろいろ禍根を残すような事態に至った場合、この時の政治情勢の歪さを深く悔やむことになるのかも知れません。
自民党の中でも極めて右寄りな高市総理のもとの政権が衆院で圧倒的な議席数を有し、自民党よりも右だと見られている日本維新の会が与党の一角を占め、今回取り上げているような法律が流れ作業のように成立していくことに違和感を抱いています。
もっと慎重に議論して欲しいという潜在的な声の割合に対し、2月の総選挙の結果による議席数とのアンマッチ感が拭えません。そのような意味で、自民党と日本維新の会による連立政権に対抗するために結成したはずの中道改革連合の大惨敗が、たいへん残念な結果だったと言えます。
2月に投稿した「衆院選が終わり、今、思うこと」という記事の中で、中道改革連合の綱領「対立を煽り、分断を深める政治ではなく」を旗頭とし、改めて「新しいリベラル」の声が届く政治の受け皿になって欲しいと記していました。ただ残念ながら世論調査の結果等からは、ますます中道改革連合の存在感は薄まっているようです。
プレジデントオンラインの記事『結成からわずか半年で中道改革は崩壊寸前…大惨敗した衆院選の敗因分析すらできない「野党第一党」の看板倒れ』のとおりの現況に至っています。一方で『中道改革連合の“クラファン”に8800万円超殺到』という報道では、中道改革連合の始めたクラウドファンディングが目標金額1000万円を2週間で大きく上回っていることを伝えています。
巨大与党の対抗軸として中道改革連合がハブになることを期待し、寄付している方々が決して少数ではないことの表われの一つだと見ても良いのかも知れません。このような政治の話題は、まだまだ広げていけそうですが、今回の記事はここで一区切り付けます。機会を見ながら次回以降の記事で掘り下げていければと考えています。
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