都議選が終わり、参院選に向けて思うこと
先週日曜、東京都議会議員選挙の投票日でした。都議選は、7月20日が投票日となった参議院議員選挙の前哨戦と目されていました。この前哨戦という表現に対し、NHKの選挙特番に中継出演した地域政党「再生の道」の石丸伸二代表は「国政は国政、地方の議会とはまったく別物だ」と強い違和感を示していました。
『「参院選の前哨戦」に「すさまじく違和感」 大失速の「再生」石丸伸二氏がNHK批判...アナウンサーの「スルー力」に脚光』という記事が伝えるようなやり取りがあった訳ですが、石丸代表としては「都議選に42人の候補者を擁立できたことで目標を達成できた」と強弁しています。全員落選という結果に対し、下記の記事のとおり負けを認めず、党代表としての責任を微塵も感じられていないようです。
『「メディアが悪い」“言い訳”に読売記者もヒートアップ 石丸伸二氏の「絶対に自分の非を認めない敗戦の弁」実況中継』『「華麗にスルーされてる」石丸伸二氏 NHKに“噛みつき”も相手にされず呆れ声続出…都議選も全員落選で「旋風の終焉」』『「ファンからのバッシング」「サポートなし」『再生の道』候補者が苦言、石丸伸二旋風も終焉か』
このような総括を受け「再生の党」から出馬した候補者の多くが石丸代表と訣別する動きを見せています。前回記事「公選法違反容疑でも書類送検された斎藤知事」の冒頭に「政党の看板頼みで、政治家としての資質を疑われるような候補者には票が集まらないことを願っています」と記していました。
その一つとして「再生の道」も思い浮かべていた訳ですが、1128人の応募者の中から3次の選考を経て選ばれた候補者個々人の資質は疑う必要のないものだったのかも知れません。「◯◯チルドレン」「魔の◯回生」と呼ばれるような懸念は薄かった方々だったようです。
しかし、政党自体が未熟だった場合、政治家としての能力を養成していくバックアップ体制が不充分となりがちです。候補者擁立までの過程が粗製濫造気味で、当選後に党として支えながら育成していく仕組みが脆弱であれば、不祥事を引き起こす問題議員が続出しかねません。
このような問題意識を託した記事が「一票の重みの大切さと怖さ」でした。今回の新規記事のタイトルは「都議選が終わり、参院選に向けて思うこと」としています。上記のように時事の話題を紹介しながら、このブログのサブタイトルに掲げているとおり「雑談放談」的な内容を引き続き書き進めていきます。
国会会期末に石破内閣に対する不信任決議案が提出されるかどうか取り沙汰されました。結局、提出は見送られ、参院選とのダブル選挙が回避できました。選挙管理委員会事務局の皆さんは本当に安堵されているものと思っています。個人的には衆院を解散するかどうか総理大臣の専権事項という扱いに違和感を覚えています。
衆院議員が4年間の任期を数年残しながら、これまで政権与党の都合の良い時期に解散を繰り返されてきたように受けとめています。野党が国会会期末の不信任決議案提出を慣例化してきたこと自体おかしな話であり、不信任決議等を巡る判断は地方議会における取扱いに近付くことが望ましいように思っています。
参院選の投票日が「3連休の中日」に決まり、自民党は批判されています。国民民主党の玉木雄一郎代表は「若い人はね。3連休で遊びに行くから投票に行かなくなって、高齢者層に強い政党が有利なんだという、なめたことをもし考えているとしたら、大きなしっぺ返しを受けると思います」と辛辣な見方を示しています。
自民党側にそのような思惑があったとしても期日前投票の利用者は増えていますので、3連休の中日だからと言って投票率に大きな影響を及ぼすようには考えていません。今回の都議選の期日前投票に行った時、投票入場券の理由欄にチェックが不要になっていたことを知りました。期日前投票が特別なものではなく、公示日の翌日から毎日が投票日であることをもっと強調しても良いのではないでしょうか。
それよりも『「騙された」の声…「無所属」謳って当選後に「自民公認」の都議3人に問われる“公選法違反の可能性”』という記事が伝えるような自民党の対応のほうこそ批判を受けるべき問題だろうと思っています。一方の玉木代表におかれましては『国民民主・玉木代表の失言は「英語喋れる俺、をチラ見せ」が原因?「身内」からも苦言』という記事のような軽率発言には注意願いたいものです。
気になった最近の話題を取り上げていくと際限なく続きそうです。都議選の結果から参院選を展望した『《自民・れいわ・維新の票を食った》都議選で大躍進「参政党現象」の実態 「流れたのは“無党派層”ではなく“無関心層”」で、単なる「極右勢力の台頭」と言い切れない本質』という記事も興味深い内容でした。
いろいろ個人的な見方を付け加えていくこともできますが、別な機会があれば改めて掘り下げさせていただきます。もう一つだけ数日前にネット上で見かけた『山本ジョージ氏がれいわから参院選東京選挙区に出馬「ふつふつと怒りが…命がけで日本変えたい」』という記事を紹介します。
民主党の衆院議員だった山本譲司さんが参院選東京選挙区に出馬する予定だと知り、たいへん驚いていました。以前の記事「塀の中から見た福祉」の中で、私どもの組合が山本さんと支持協力関係のあったことを伝えていました。ご縁のあった方だったため国会議員に再び挑戦するという報道に接し、驚きながら健闘を祈る気持ちも募らせていました。
ちなみに3年前の参院選の前には「市議選と参院選に向けて」 「間近に迫った市議選と参院選」という記事を投稿していました。6年前の参院選の公示前には「自治労の組織内候補は岸まきこさん」という記事を投稿しています。
不特定多数の方々に発信しているブログですので過去に「再び、地公法第36条と政治活動」という記事などを通し、選挙に絡む話は細心の注意を払いながら取り上げていることを伝えています。当たり前なこととして、このタイミングで、このような言葉を発してしまえばNGというラインを常に念頭に置いています。
最後に、現職の組合執行部役員という立場ではありませんが、立憲民主党参院議員の岸まきこさんを私どもの組合が推薦していることを書き添えさせていただきます。新しい政党が増え、今後の政治の行方も混沌としています。そのような中ですが、自治労の声を国会の場に届けていくためには引き続き岸さんの力が必要だろうと思っています。


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