« 『機械仕掛けの太陽』からコロナ禍を回顧 | トップページ | 大阪・関西万博と維新政治 »

2025年4月 5日 (土)

これからも『公務員のためいき』

お花見そのものは、もう何年も行ったことはありません。ただ毎年、通勤で利用している駐車場から市役所まで歩く桜並木に目を楽しませてもらっています。今年も満開の桜を見上げながら10分弱の道を歩くことができています。今年の年賀状や年初の記事「2025年、画蛇添足に留意」には次のように記していました。

今年の春、また一つ、市職員としての大きな節目を迎えます。健康だから働き続けられる、働き続けられるから健康を維持できる、このような思いのもと「毎日が日曜日」は、もう少し先送りできればと願っています。

フルタイム再任用の最終年度でしたが、3月15日に投稿した記事「会計年度任用職員制度の現況」の最後のほうで内定通知が届き、4月以降も市役所で働き続けられることを伝えていました。3月18日には人事異動の内示があり、4月1日から新設された部署、くらし相談課に配属され、おくやみコーナーを担当しています。

奇遇にも執行委員長在任期間と同じ年数となる18年間、徴税吏員という職務を担っていました。たいへん責任の重い職務でしたが、いろいろな意味で私自身は、やりがいを感じ、同じ職場の皆さんに恵まれながら過ごすことができた年月でした。

週4日勤務の場合、徴税吏員としては残れないため、収納課を離れ、新たな仕事にチャレンジすることになりました。組織改正に絡み、おくやみコーナーは別な課になっていますが、窓口の場所はそのままのため、これまで通り戸籍や住民基本台帳を担当されている課の皆さんに手厚い協力を得ています。

昨年12月には「気負わず、気ままに1100回」というメモリアルな記事を綴っていました。誰もが閲覧できるブログでの発言の重さをいつも念頭に置きながらパソコンに向き合っています。このような意味合いから週に1回の定期更新は自己啓発の機会であり、頭の老化防止にもつながっているものと受けとめています。

そのため、何年か先に『元公務員のためいき』というタイトルに変えた後も、できる限り長く続けられればと願っています。12月の記事の中では、そのように記し、早ければ今年の4月から『元公務員のためいき』というタイトルに変える可能性がありました。

引き続き市役所の仕事を担うことになり、今回、私的な近況を伝える記事タイトル「これからも『公務員のためいき』」としています。もともとココログのカテゴリーを「日記・コラム・つぶやき」とし、サブタイトルに「雑談放談」と掲げている個人的なブログですので、近況を伝える話だけで終わらせても良いのかも知れません。

それでも更新は毎週1回とマイルールで定めているため、今、どうしても訴えたい思いや伝えたい情報も少しだけ書き添えていきます。時事の話題で言えば、トランプ大統領による理不尽な相互関税の問題、フジテレビに対する第三者委員会の報告など、注目すべき題材が目白押しです。

そのような中で私自身にとって、やはり兵庫県政の動きが最大の関心事となっています。昨年11月の「兵庫県知事選、いろいろ思うこと」という総まとめ的な記事をはじめ、年が明けてからも混乱と分断が続く兵庫県政についての記事を立て続けに投稿しています。前回記事「機械仕掛けの太陽』からコロナ禍を回顧」の最後には次のように記していました。

斎藤知事の第三者委員会の報告を「重く受けとめる」という表面的な言葉の軽さに物凄い残念さを強めています。加えて、何が何でも斎藤知事を熱狂的に応援される方々の数多さに驚き、たいへんな悩ましさを感じています。また機会を見て取り上げるべき問題だろうと思っています。

前々回の記事「出口の見えない兵庫県政の混乱」を投稿した土曜の夕方、TBSの「報道特集」が『「見るに堪えなかった」亡くなった竹内元県議の妻が語った苦悩、誹謗中傷“選挙動画”の拡散を検証』という取材内容を伝えていました。視聴した後、前々回記事の最後に綴っている次のような私自身の問題意識と憤りをますます強めざるを得ませんでした。

ちょうど1年前、斎藤知事が元県民局長の告発に真摯に向き合い、公益通報者保護法に対する認識を誤らなければ、このような混乱は避けられていたはずです。いずれにしても最も悔やまれるのは、自死された方々の命が二度と戻ってこないという厳粛な事実です。

ここまで兵庫県政について固執する理由は、どうしようもないほど沸き上がり続ける「怒り」からだろうと思っています。読売新聞も『斎藤元彦知事の「うそ八百」発言が発端、第三者委が指摘…精査せぬまま「怪文書と決めつけ」』という記事などを通し、斎藤知事に対する批判を強めています。

一方で『「頑張って!」「かっこいい」…維新離党の3県議が“破門”されても意気揚々なワケ』という記事が伝えるように斎藤知事を擁護する県議らをヒーローのごとく祭り上げている動きもあります。さらに『元百条委委員長にメール「なたで襲われとけ」「パワハラ野郎」200件以上届く  兵庫県知事告発文書問題』というリスキーな動きにも警戒しなければなりません。

同じ事象に接し、同じ人物の振る舞いを目の当たりにしながらも、ここまで「正しさ」に対する評価が真逆になってしまうことに物凄い驚きとともに「恐怖」さえ感じてしまいます。もしかしたら斎藤知事を熱狂的に支持されている方々が正しい判断を下しているのかも知れない、そのような謙虚さも欠かせません。

しかし、神戸新聞の記事『「斎藤知事が1兆円の道路ルート変更し費用圧縮」は誤り  SNS拡散情報、兵庫県「事実無根の陰謀論」』が伝えるとおり明らかに誤った情報の数々を信じて「斎藤知事こそ正義」という見方につながっているとしたら、たいへん危うい動きだろうと思っています。

兵庫県政に対する私自身の問題意識や様々な情報を伝え始めると際限なく広がりそうです。今回の記事タイトルは「これからも『公務員のためいき』」としていますので、このあたりで一区切り付けさせていただきます。このブログでの発信を一つの運動として位置付けていますので、兵庫県政の問題は次回以降の記事でも改めて取り上げていくことになるはずです。

|

« 『機械仕掛けの太陽』からコロナ禍を回顧 | トップページ | 大阪・関西万博と維新政治 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 『機械仕掛けの太陽』からコロナ禍を回顧 | トップページ | 大阪・関西万博と維新政治 »