ネットに繋がらなかった日々から思うこと
先週日曜日、ゴルフに出かけ、最終18番ホールをバーディーで上がれば夢の70台となる好調なラウンドでした。残念ながらその日初めてのトリプルを叩いて83、それでも自己ベストを更新できています。このことを知り合いにラインで報告するほど意気揚々とした日曜の夜でした。
それが帰宅し、自宅のパソコンの電源を入れた後、ブルーな気分の夜に一転していました。インターネットに繋がらなくなっていました。パソコン本体のシャットダウン、ルーターの電源入れ直しや再起動など、いろいろ試しましたが、まったく修復する目途は立ちませんでした。
祝日だった翌月曜日、会員としてサポートを受けているPCデボに電話し、担当者に訪問いただきました。繋がらない原因はルーターの不具合という診断があり、木曜日に新しい機器を店舗で受け取っています。持ち帰ったルーターを自分で設置し、ようやくネットに繋がりました。
普段当たり前なネット接続の瞬間、その時は復旧できたことの安堵感と有難さをしみじみと感じ取っていました。スマホでもネット利用できますが、このブログの投稿をはじめ、自宅では専らパソコン画面に向き合っています。数日間の不便さに遭遇し、以前も同じような事態があったことを思い出していました。
2012年5月20日「ネットに繋がらない日々」という記事を投稿していました。読み返してみて驚きました。今回と同様、数日間で復旧させていたものと思っていました。しかし、その記事の前からネットに繋がらず、復旧したことを報告した記事「消費税引き上げの問題」の投稿日は2012年6月16日でした。
つまり1か月以上も自宅のパソコンからネットにアクセスできなかったことになります。この時の一連の記事を確認しなければ、私自身の記憶は「数日間で復旧」というままだったはずです。毎週末に更新している当ブログの記事を途絶えさせていなかったため、このような記憶違いに至っていたとも言えます。
このブログは個人の責任で運営していますが、開設した目的や趣旨を踏まえ、組合員の皆さんには機関紙等を通してPRしていました。そのような位置付けがあるため、組合事務所のパソコンを利用し、これまでもブログの記事更新やコメント投稿を行なっていました。このような代替策があったため、前回の記事「『鉄の骨」』と公契約条例」も何とか組合事務所のパソコンを使って仕上げていました。
上記は「ネットに繋がらない日々」の中に書かれている一文です。現在、組合事務所には昼休みしか顔を出していません。執行委員長だった当時、勤務時間外に組合事務所の自席で相当な時間を過ごしていたことを思い出しています。ちなみに今回、ネットに繋がらない日々が週を越えていた場合、このような長文ブログは綴れなかったものと考えています。
いずれにしても自分自身の記憶の不確かさ、当てにならないことを改めて思い返す機会となっています。よく政治家が「記憶にない」という言葉を発します。いきなり尋ねられた過去の出来事であれば「記憶にない」という言葉は本当のことなのかも知れません。
しかし、当時の記録を確認した後、さらに関係者の話を聞いてからも「記憶にない」と言い続ける場合もあります。その場合は都合の悪い事実関係を認めたくないため、嘘をついているのではないかと疑わざるを得ません。一方で、本当に事実関係をまったく思い出せないような記憶力であれば重責の伴う役割は任せられなくなるはずです。
このような政治家の記憶力に絡む話として、昨年春「放送法での政治的公平性 Part2」「もう少し総務省の行政文書の問題」「岩盤支持層という言葉から思うこと」という記事を投稿しています。総務大臣当時の高市早苗経済安全保障担当大臣の記憶力の問題などを取り上げていました。
高市大臣は自民党の総裁選に立候補し、有力候補の一人に浮上しています。前回記事が「自民党総裁選と立憲民主党代表選」であり、今回の記事は「Part2」として書き始めていました。前置きのつもりで取り上げた身近な話があまりにも長くなってしまい、途中から「ネットに繋がらなかった日々から思うこと」に変えています。
ここから自民党総裁選、立憲民主党代表選の話題を本格的に取り上げていけば、ますます長文ブログ化していくことになります。そのため、ブログのサブタイトルに掲げているとおり「雑談放談」的な内容とし、もう少しだけ自民党の総裁選の話に絞って書き進めていきます。
高市大臣が急浮上している一方、小泉進次郎元環境大臣の勢いが止まっています。『小泉進次郎はもうおしまいだ…総裁選で大失速! TVや討論会で多くの国民を失望させた「迷言」「無能ぶり」』という記事が伝えているとおり選挙戦に入り、地力のなさが可視化されてきたからだと言われています。
兵庫県の斎藤元彦知事に対する県議会の不信任決議は全県議86名によって可決されました。しかしながら『土曜朝にネット騒然 不信任の兵庫知事→全国TVに生出演「自分の思い伝わり切れてない」と30分 辞職or解散は考え中「出てきた」「凄いな」』という記事のとおり想像を絶する厚顔無恥ぶりを発揮しています。
今後、このような政治家を誕生させないためにも、それぞれの選挙戦の中で各候補者のネガティブな情報も伝わった上で、貴重な一票が投じられていくことを理想視しています。そのような意味で河野太郎デジタル大臣が泡沫化し、小泉元大臣が失速していることは、幅広い情報をもとに選挙戦が展開されている証しなのだろうと見ています。
高市大臣に対しても『高市早苗のヤバさは極右思想だけじゃない! 総務省文書問題、統一教会との関係、政治資金規正法違反をめぐる“大嘘”の数々』『高市早苗「金のかかる選挙戦」を可能にする強欲と商魂 経費ケチってパーティー利益率96.5%の仰天』というようなネガティブな情報が加味され、多面的に評価されていくことを望んでいます。
最後に、朝日新聞の記者だった鮫島浩さんのブログ記事『総裁選に激震!安倍晋三氏が現職首相・総裁として自民党本部で旧統一教会会長と面談、選挙支援確認か〜朝日新聞が写真を入手してスクープ!萩生田光一氏と岸信夫氏が同席、総裁候補たちは再調査に乗り出すのか?』も紹介します。
これまで自民党は「教団との組織的な関係はない」と説明してきましたが、これを真っ向から否定する衝撃的なスクープです。しかしながら自民党の総裁選候補者が再調査を明言するような話を今のところ耳にしていません。ネットに繋がらなかったという話の中で伝えていましたが、原因が分かったことで対処の仕方を見出しています。
旧統一教会と自民党との関係性をはじめ、政治資金パーティーを巡る裏金事件など「何が問題だったのか」という真相究明が不充分なままです。それでは総裁が変わっても根本的な問題解決に至らず、同じ過ちを繰り返していく恐れがあります。それこそルーターを交換したように政権を担う政党そのものを代えるべき時期が迫っているのではないでしょうか。
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