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2024年6月 8日 (土)

三多摩集中行進に参加

前回記事「政治資金規正法改正の動き」の冒頭で、このブログを続けていることの励みになる出来事を紹介させていただきました。新規記事を投稿しても、どれほどの方にご覧いただけているのか手応えが薄くなりがちな最近の当ブログのアクセス状況です。

そのような中、三多摩平和運動センター総会後の交流会の席で、 引き続き注目くださっている方々と懇談でき、たいへん感激していました。すると奇遇にも、翌日の土曜夜、連合宮城に勤務されている方からも、よりいっそう励みになるメールをいただきました。

その方は連合三多摩にも関わっていたことがあったため、自治労宮城県本部の皆さんとの懇親会の場で「公務員のためいき」が話題になったとのことです。「自治労宮城の役員の方たちの多くが読んで共感していました。時には自分の挨拶の時などに、文面を拝借しているそうです()」という恐縮する光栄なお話を報告いただきました。

その方のメールには「やっぱり自分の思いは、SNSで発信した方がいいんだと思いました。誰かが見てて共感してくれてるから。そして同じ思いを持つ誰かに継承されるのかもしれないから」という言葉が添えられていました。

翌朝、返信したお礼のメールで、関心をお寄せくださっている方々が決して少なくないことを伝えていただき、ブログを続けていく大きな励みにつながっていることを書き添えています。とりわけ当ブログの内容に共感いただきながら「時には自分の挨拶の時などに」というくだりに感激しています。

以前の記事に「運動のあり方、雑談放談」や「一つの運動として」というものがあります。私自身にとって当ブログの運営は一つの運動として位置付けています。運動という言葉を辞書で調べれば「目的を達成するために積極的に活動すること、各方面に働きかけること、選挙運動、労働運動、学生運動」という説明が加えられています。

様々なテーマごとに反対集会やデモ行進が取り組まれていますが、私自身、介護の事情があって参加する機会は限られていました。そのため、自宅で取り組める私なりの運動として、このブログに向き合っているという話を以前の記事の中で綴っていました。

「同じ思いを持つ誰かに継承されるのかもしれないから」という連合宮城の方の言葉は私自身の問題意識につながるものです。より望ましい「答え」を見出していくためには、多面的な情報や幅広い考え方に触れていくことが重要だろうと考えています。

そのような意味合いからインターネット上で、賛否が分かれる考え方や興味深いサイトを当ブログの中で頻繁に紹介しています。一つの運動としての情報の拡散であり、共通する思いが連鎖し、広がっていくことを願った試みだと言えます。

したがって、このブログを通して発信した言葉が共感いただき、その方が発する言葉として広がりを見せていけるのであれば何よりなことです。このような思いがあるため、一人でも多くの方に当ブログを訪れていただけることは本当に嬉しく、毎週欠かさず更新していく励みとなっています。

記事タイトルから離れた前置きが長くなっていますが、ここまでに記してきた思いは具体的なテーマでの運動に直結する問題意識です。具体的なテーマの中でも反戦平和に関わる運動に対し、個々人の賛否や評価が大きく分かれがちです。

前回記事の冒頭で、三多摩平和運動センターの総会に参加したことを伝えていました。この総会後、一昨年は「平和や人権問題の議論提起」、 昨年は「平和運動センター総会で発言」という記事を綴っています。

労働組合の役員の立場であれば、平和運動に取り組むことが不団結の要因になりかねないような現状は絶対避けていかなければなりません。そのためにも憲法9条を守ることが「なぜ、平和につながることなのか」など丁寧な情報発信が必要です。

私自身の問題意識は2年前「Part2」にわたった「憲法9条があるから平和を保てるのか?」という記事を通して詳述しています。専守防衛を厳格化した日本国憲法の平和主義を肯定的にとらえるのかどうか、このような論点を託した内容のブログ記事(参考「平和の話、インデックスⅣ」)を数多く綴ってきています。

評価が分かれがちなテーマだからこそ、少しでも「なるほど」と思えるような言葉を不特定多数の方々に発信していくことが非常に重要です。特に反対集会やデモ行進が異なる立場の方々に共感を呼びづらく、そこで訴える主張が広がりを得られにくくなっている中、SNSを通した情報発信の貴重さを感じ取っています。

もちろん多くの方が集まり、生の声で反戦平和を訴える行動そのものを否定するものではありません。リアルな場面での具体的な取り組みとともにSNSを駆使した情報発信が相乗効果を発揮し、平和を築くという大きな目的に近付けていけることを理想視しています。

このような思いのもと好天に恵まれた土曜日の午後、三多摩平和運動センターが呼びかけた三多摩集中行進に参加しています。多摩地域の3か所に集まり、ミニ集会の後、それぞれ立川市内の公園までデモ行進するという取り組みです。

スローガンには「オスプレイの横田基地配備に反対しよう!」「核兵器禁止条約の批准を実現させよう!」 「沖縄・辺野古新基地建設に反対しよう!」「日米地位協定の抜本的見直しをはかろう!」改憲発議をストップさせよう!」「原発再稼働に反対しよう!」が掲げられています。

私どもの組合からは6名、全体では150名ほどが参加しています。この取り組みに参加された方々に対し、上記のスローガンに至る理由の説明は不要であるはずです。ただ集会に足を運ぶことのない方々に向けては、なぜ、そのようなスローガンに至っているのか丁寧な情報発信が必要だろうと思っています。

限られた時間で進めていく集会やデモの中で、長々とした説明は困難であり、端的な訴えが定番になることは致し方ないものです。そのため、今回のような取り組みを間近で見かけた方が興味を持ち、ネット検索した際、スローガンそれぞれの背景が分かり、少しでも共感の輪が広がっていけるような運動の組み立ても大切なのだろうと考えています。

このブログが三多摩平和運動センターとオフィシャルな連携をはかっている訳ではありませんが、「勝手連」的な意味合いで上記のような関係性の一助になれればと願っています。今回の記事で一つ一つ取り上げることはできませんが、横田基地にオスプレイ」「突然、横田基地にオスプレイ」という以前の記事だけでも紹介します。興味を持たれた方がリンク先の記事を参照いただければ幸いなことです。

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