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2024年1月 1日 (月)

2024年、平穏な日常の大切さ

あけましておめでとうございます。Tatsu

今年もよろしくお願いします。 

毎年、元旦に年賀状バージョンの記事を投稿しています。いつも文字ばかりの地味なレイアウトであり、せめてお正月ぐらいはイラストを入れ、少しだけカラフルになるように努めています。

2005年8月にブログ「公務員のためいき」を開設してから1050タイトル目となります。必ず毎週土曜又は日曜に更新し、昨年1年間で52点の記事を投稿しています。昨年1月には「大きな節目の1000回」というメモリアルな記事を綴ることができていました。

一時期に比べ、1日あたりのアクセス数が減り、100件前後で推移しています。以前、Yahoo!のトップページに掲げられた際のアクセス数23,278件、訪問者数18,393人が1日あたりの最高記録です。その数字は突出していますが、最盛期は1日あたり千件ほどのアクセス数で推移していました。

SNSの中でブログ自体が斜陽化しています。さらにインターネット上の様々なサイトをスマホで閲覧される方が増えています。私自身労使の信頼関係について思うこと」という記事の中で触れたとおり昨年4月、ようやく「スマホデビュー」を果たしました。

このブログを自分のスマホで閲覧した際、パソコン画面に比べ、よりいっそう文字ばかりのサイトであることに愕然(👤)としました。そもそも一個人の運営するマイナーなブログが文字ばかりで長文であれば、気軽にアクセスいただけなくなることも仕方ない流れだろうと思っています。

アクセス数の落ち込みとともに、お寄せいただくコメントの数が激減しています。数年前までは一つの記事に100件以上寄せられる時が珍しくありませんでした。12年前の辰年、その頃の元旦の記事(「竜頭蛇尾」としない2012年へ) には多くの方から幅広い視点や立場からのコメントが寄せられていました。

ことさらアクセスアップにこだわっている訳ではありませんが、やはり一人でも多くの方にご訪問いただけることを願っています。特に当ブログは不特定多数の方々に公務員やその組合側の言い分を発信する必要性を意識し、個人の判断と責任でインターネット上に開設してきました。

そのため、より多くの人たちに閲覧いただき、多くのコメントを頂戴できることがブログを続けていく大きな励みとなっていました。ここ数年、アクセスやコメントの数が減っている現状に一抹の寂しさはあります。それでも長年続けてきたスタイルを変えることなく、今年も自分自身の思うことを気ままに書き進めていくつもりです。

さて、今年の年賀状には【組合役員を退任してからゴルフの回数が増えています。健康だからこそゴルフを楽しめ、生涯スポーツとして末永く続けられればと願っています。ブログ「公務員のためいき」は引き続き週1回更新しています。今年も最新記事は年賀状仕立てとしています。お時間がある際ご覧いただければ幸いです】と書き添えています。

もともと個人の責任で運営してきたブログ「公務員のためいき」ですので組合の委員長退任後も継続しています。毎週1回、ブログを更新していくことは自己啓発の機会であり、さらに私自身の思いを不特定多数の皆さんに発信する場として背伸びしない一つの運動として位置付けています。

より望ましい「答え」を見出すためには幅広い情報や考え方に触れていくことが重要であるため、このブログが多面的な情報を提供する場として受けとめていただけることを願いながら続けています。「答え」の押し付けではなく、このような見方もあったのかという多面的な情報の一つとして発信しています。

これまで元旦のブログ記事や年賀状には、その年の十二支にちなんだ諺を紹介してきました。今年の年賀状は上記のとおり辰年(竜年)に絡む話に触れていません。ブログも「平穏な日常の大切さ」というキーワードだけでまとめるつもりでしたが、少しだけ辰年に関わる話を紹介します。

前回記事「2023年末、今の政治に思うこと」で自民党の裏金問題を取り上げています。その記事を投稿した数日後『自民党派閥の政治資金問題、またも「たつ年」に起きた権力に関わる大事件  まさに歴史は繰り返す』という記事に目を留めていました。辰年を振り返った時の奇妙な因縁を伝える記事内容でした。

1976年(昭51)のたつ年には、ロッキード事件が発覚した。米ロッキード社の旅客機受注を巡り、現金がばらまかれ、田中角栄元首相ら多数が受託収賄などで逮捕、起訴された。同年12月の第34回衆議院議員総選挙で、自民党は敗北し三木武夫首相が退陣。ロッキード選挙と言われた。

12年後のたつ年の88年には、リクルート事件が起きた。未上場不動産会社の未公開株が、賄賂としてばらまかれた。政治家や企業のトップなど数多くが贈収賄で逮捕、起訴された。権力にすり寄って、恩恵をこうむろうとした典型的な事件である。国民は怒り、その後の国政選挙に大きな影響を与えた。

政治資金問題は辰年の今年、さらに大きな広がりを見せ、ロッキード事件、リクルート事件に続き、またしても辰年に起きた権力に関わる大事件として、まさに歴史は繰り返す、そのような予見がリンク先の紹介した記事の最後に書き添えられています。

ロッキード事件に関しては多面的な情報を提供する場として、真山仁さんの著書『ロッキード』を題材にしたブログ記事を機会を見て投稿するつもりです。ここでは辰年に絡んだ奇妙な歴史の巡り合わせを紹介することにとどめます。

記事タイトルに掲げた「平穏な日常の大切さ」に入るまでに相当な長さの内容となっています。「竜頭蛇尾」的な内容になるかも知れませんが、ここから今回の記事の本題です。

年賀状に書き添えたとおり健康だからこそゴルフを楽しめています。ゴルフの練習等を通して日常的に体を動かしているため、健康増進につなげられるという好循環を生み出しています。

それこそ70代、80代になっても続けられることが理想です。大病を患うことなく、趣味を楽しみながら暮らしていけることが平穏な日常の大切さの一つであることに間違いありません。

昨年末、痛ましい交通事故の報道に接していました。一緒に歩いていた妻と娘がバックしてきた車にひかれ、一瞬にして永久の別れを強いられています。ご家族の無念さや憤りは想像を絶するものだと思います。

数日前に目にした『不正輸出めぐるえん罪事件 捜査は違法 国と都に賠償命じる判決』という報道からも、たいへんな無念さや憤りの深さを感じ取っています。大川原化工機の社長らが軍事転用可能な機械を中国などに不正輸出した疑いで逮捕、起訴され、1年以上も勾留されていました。

幹部3人のうち1人は、勾留中に見つかった胃がんで亡くなっています。治療を理由に保釈請求しましたが、検察側は「証拠隠滅の恐れがある」と反対し、裁判所も認めませんでした。がんが見つかった段階で適切な治療を施していれば延命できていたかも知れないと思うと、司法側の硬直した判断が本当に残念でなりません。

紹介したそれぞれの事例において、尊い命を奪われた方も、残されたご家族の皆さんも、何か過ちや落ち度があった訳ではありません。自分たちでは制御できない悲運に遭遇し、平穏だったはずの日常が奪われてしまった事例だと言えます。

個人的な力では到底制御できない事例として、3年以上続いたコロナ禍を忘れてはなりません。少し前まで「コロナ禍から脱し、平穏な日常が戻ることを願っています」という言葉を頻繁に発していました。昨年5月に新型コロナウイルスが5類感染症に位置付けられ、ようやく以前と同じ社会生活に戻りつつあります。

平穏な日常の対極に位置する非常事態は戦争が起きることです。昨年10月「戦火が消えない悲しさ 」という記事を投稿していましたが、ウクライナでの戦火の消える兆しが見出せない中、パレスチナの地で新たな戦火が上がっていました。

今年こそ一刻も早く、戦火が消えることを願っています。そして、いかなる国や地域で、戦争やテロなどによって理不尽な死に直面しないような国際社会に近付くことを切望しています。

今回、個人的なゴルフの話から「平穏な日常の大切さ」というキーワードのもとに視点を広げてみました。いずれにしても新たな年を迎え、何よりも穏やかな暮らしが続くことの大切さをかみしめています。

最後に、いつもお正月のみ少し変則な日程となっていますが、今年も通常の間隔通り次の土曜か日曜に更新する予定です。それでは末筆ながら当ブログを訪れてくださった皆さんのご健康とご多幸をお祈り申し上げ、新年早々の記事の結びとさせていただきます。

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