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2022年1月 1日 (土)

虎口を脱する2022年に

あけましておめでとうございます。  Tora_2 

今年もよろしくお願いします。 

毎年、元旦に年賀状バージョンの記事を投稿しています。いつも文字ばかりの地味なレイアウトであるため、せめてお正月ぐらいはイラストなどを入れ、少しだけカラフルになるように努めています。

2005年8月に「公務員のためいき」を開設してから946タイトル目となりますが、必ず毎週土曜又は日曜に更新し、昨年1年間で52点の記事を投稿していました。一時期に比べ、お寄せいただくコメントの数が減り、1日あたりのアクセス数も減っています。

以前、Yahoo!のトップページに掲げられた際のアクセス数23,278件、訪問者数18,393人が1日あたりの最高記録です。その頃に比べると2桁違う数で推移しています。ことさらアクセスアップにこだわっている訳ではありませんが、やはり一人でも多くの人たちにご訪問いただけることを願っています。

特に当ブログは不特定多数の方々に公務員やその組合側の言い分を発信する必要性を意識し、個人の判断と責任でインターネット上に開設してきました。そのため、より多くの人たちに閲覧いただき、多くのコメントを頂戴できることがブログを続けていく大きな励みとなっています。

2012年の春頃からは背伸びしないペースとして、コメント欄も含め、週に1回、土曜か日曜のみにブログに関わるようにしています。そのことだけが理由ではないようですが、前述したとおりお寄せいただくコメントの数は減っていました。それでも記事内容によっては貴重なコメントをお寄せいただけているため、このブログをご注目くださっている皆さんにいつも感謝しています。

さて、今年は寅(とら)年です。年賀状には【「虎口を脱する」という言葉があります。今年こそコロナ禍から脱し、平穏な日常が戻ることを願っています。と書き添えていました。文字通りの意味となりますが、「虎口を脱する」とはweblio辞書で「非常に危険な状態から抜け出る」と説明しています。

前回記事「コロナ禍が続く2021年末」の冒頭に記したとおりオミクロン株の市中感染など懸念される動きがあり、一日あたりの新規感染者の数も徐々に増え始めています。引き続きマスク着用や手指の消毒など必要な感染対策に留意していかなければなりません。

ただ社会生活や経済に大きな影響を及ぼす緊急事態宣言の5回目の発令は可能な限り避け、国や自治体のすべきこと、個々人のすべきこと、それぞれメリハリのある感染対策に力を注いでいくべきだろうと考えています。昨年7月に投稿した「驚きの4回目の緊急事態宣言」のような記事を再び取り上げなくて済むことを願っています。

岸田政権は前政権までがコロナ対策で後手に回りがちだった点を反面教師とし、迅速性を重視しているようです。しかし、いったん打ち出した強硬策をすぐ修正するなど朝令暮改となるケースも目立っています。それでも岸田首相「政策ブレブレなのに支持率堅調」のなぜ』という見出しのとおり支持率は上昇傾向です。

実務を担う省庁や自治体からは「振り回されて混乱ばかり」との不満が噴出。ただ、国民の間では「岸田首相はすぐ方針を変え、信用できない」との批判がある一方で、「間違った方針に固執するよりいい」「どんどん聞く力を発揮してほしい」と評価する声も少なくない。

岸田首相は国会論戦でも「丁寧」「低姿勢」を徹底し、安倍晋三元首相や菅義偉前首相のような挑戦的態度を見せないことが、野党の追及を鈍らせているのは事実。臨時国会での予算委論戦でも、野党側が岸田首相の答弁にいきり立つ場面はほとんどない。

9年近くも続いた「アベスガ政権」で、安倍氏は予算委論戦で、野党の激しい追及にしばしば自席からヤジを飛ばし、「悪夢の民主党政権」などと敵意をむき出しにした。また、菅氏は官僚の用意した答弁メモを読み続け、「壊れたテープレコーダー」と批判され続けた。

岸田首相は「その対極の手法」(側近)で攻撃をかわしているのが特徴だ。それが「聞く耳を持たなかった前・元首相と、聞く耳を持つ岸田首相」(維新幹部)の対比を際立たせ、堅調な支持率につながっているのが実態だ。【東洋経済2021年12月18日一部抜粋

私自身が「なるほど」と思える情報や考え方に触れた際、そのサイトの内容を当ブログの中で紹介しています。興味深かった内容であれば「誰が」発信しているかはあまり問わず、参考までに拡散するように努めています。そのような意味で『なぜか支持率上昇の岸田内閣、菅内閣とどこが違うのか』も紹介させていただきます。

菅氏は官房長官時代、記者の質問にまともに答えないことが特徴だった。だが、なぜか上手に応対していると多くの人に評価されていた。私は高い評価が不思議でならなかった。

官房長官の記者会見は、記者に回答するためだけのものではない。記者の向こう側には国民がいるのだ。だが菅氏はこのことをまったく理解していなかったと思う。菅氏の会見で伝わってきたのは、国民に何かを分かってもらおうという気はさらさらないということだけであった。

菅氏が首相になるとは考えてみなかったが、あの説明能力の無さでは苦労すると思った。蓋を開けてみると案の定だった。菅氏の会見で納得感を得ることは一度もなかった。あまりにも拙いので、聞いている方が恥ずかしくなったものだ。最後の記者会見では、若い記者に「逃げるんですか」と言われる始末だった。

政治家、なかでも首相は国民に自分の思い、考えを伝える能力が不可欠なのだ。それは上手に喋るということではない。国民に理解してもらおうという必死さだ。それがあれば伝わるものだ。

一方、岸田文雄首相はどうか。内閣が発足したときの支持率は40%台という低いものだった。それが今では多くの調査で60%台に急増している。岸田首相の持ち味について、岸田氏自身が「聞く力」と「丁寧な政治」だと語っている。それが功を奏したのだろう。人の意見を聞かないのが菅前首相だと言われてきたので、ここでもその逆と言うことなのか。【JBpress 2021年12月28日一部抜粋

上記は参院議員だった政治評論家の筆坂秀世さんの論評です。菅前総理に対する見方が筆坂さんの論評のとおりでしたので、常識的な岸田総理の振る舞いに対する好感度が際立つ構図となっています。側近や官僚との関係においても「聞く力」を発揮しているようであり、政策面で望ましい結果を出し続けていくのであれば安定した支持率を維持していくのではないでしょうか。

今年7月に参院選挙があり、その選挙戦に勝利すれば岸田総理は長期政権の道が開けると見られています。今のところ岸田総理自身に大きなマイナス評価は見受けられませんが、政権与党全体に対しては長期政権の歪みのような疑惑や公明党の遠山清彦元議員ら4人を在宅起訴でうやむやになった「口利きの系譜」』など厳しく批判しなければならない不祥事が続いています。

至らない点が続けば下野しなければならない、このような緊張感のある信頼できる政治の実現に向けて、政権交代の受け皿になり得る野党の奮起を期待しています。しかし、自らの至らなさは棚に上げながら他者を厳しく批判するケースが目立ち、行政を縮小する政策の方向性を旗印に掲げ続けている日本維新の会の躍進に対しては懐疑的な見方を強めています。

半年間でどのような政治情勢に変化があるのかどうか分かりませんが、参院選挙の比例区において私どもの組合は自治労組織内候補の鬼木まことさんの推薦を決めています。参院選に向けては取り組む意義や重要性について、3年前の記事「自治労の組織内候補は岸まきこさん」に託したような問題意識を組合員の皆さんに丁寧に伝えていくことになります。

新年早々、政治の話題だけで長い記事になっていますが、個人的な抱負も一言添えさせていただきます。昨年11月の記事「定期大会を終えて、2021年秋」でお伝えしたとおり日々の組合活動に際し、今年はバトンを着実に渡すための一年であるという意識を強めながら臨んでいます。

そのために今、私自身がすべきこと、あえて任せるべきこと、いろいろな思いを巡らしながら日常的な活動に向き合っています。実務面では可能な限りマニュアルを整えようと考えています。また、定期大会で指摘された平和や人権に関わる方針議論に向け、このブログを通して培ってきた問題意識などをまとめた資料作りにも取りかかるつもりです。

最後に、いつもお正月のみ少し変則な日程となっていましたが、今年は通常の間隔通り次の土曜か日曜に更新する予定です。それでは末筆ながら当ブログを訪れてくださった皆さんのご健康とご多幸をお祈り申し上げ、新年早々の記事の結びとさせていただきます。

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コメント

OTSUさま。遅くなりましたが新年明けましておめでとうございます。昨年中は私のコメントに真摯に対応いただきありがとうございました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。さて1月には中央安衛があると思います。昨年コメントさせていただきました特別休暇の提案、どうぞよろしくお願いいたします。安衛後は人事当局がどのような反応を示したのかなど教えていただければ幸いです。

投稿: ぱわ | 2022年1月 7日 (金) 21時44分

ぱわさん、コメントありがとうございました。今年もよろしくお願いします。

安全衛生委員会に向け、組合からの「議題メモ」は年末に提出しています。来週発行する組合ニュース裏面に全文を掲げますが、今週末に投稿する当ブログの新規記事の中でも取り上げます。ぜひ、これからもご注目いただければ幸いですのでよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2022年1月 8日 (土) 07時12分

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