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2021年11月20日 (土)

新疆ウイグルの問題から思うこと

前回記事「衆院選挙が終えて思うこと」の中で「国民からの信頼を裏切るような失態が続けば政権の座から下ろされる、このような緊張感があってこそ、より望ましい政治の実現につながっていくものと考えています。そのためにも立憲民主党の奮起を期待しています」と記していました。このような思いのもとに立憲民主党の代表選の動きを注目しています。

昨日告示され、4名の立候補者での論戦が交わされていくことになりました。一騎打ちという構図ではなく、多様な顔ぶれでの選挙戦となったことに安堵しています。ちなみに衆院選挙での自治労組織内・政策協力議員候補は20名で14名が当選しています。自治労の機関紙を改めて確認してみたところ代表選の立候補者全員、その14名の顔ぶれの中で拝見でき、たいへん心強く思っています。

さて、前々回記事「定期大会を終えて、2021年秋」の中で、組合員から平和や人権に関わる方針案について率直な意見が示されたことをお伝えしていました。このブログを通して培ってきた問題意識であり、質問者から提起された問題は今後、しっかり組合員全体できめ細かい議論が交わせる場を設けていくことを約束しています。

さらに示された質問内容は貴重な論点提起であり、それこそ当ブログの中でも機会を見て詳しく取り上げていくつもりであることを前々回記事の中で書き添えていました。もともと今年4月に投稿した「今、ミャンマーで…」という記事の最後に次のような記述を残していたため、今回、その機会として新規記事に向き合っています。

最後に、香港における民主派への弾圧、新疆ウイグルでの人権抑圧、北朝鮮の強制収容所の問題など、世界の各所で苦難を強いられている人たちが存在しています。それらの事実が正確に伝わっていかない限り、解決の道筋を見出すことも難しいままとなります。前述したとおりの問題意識のもとに今後もSNSと向き合っていければと考えています。

私どもの組合の平和や人権に関わる方針案に拉致問題や新疆ウイグルについて触れていないことを問題視した発言が定期大会の中で示されました。人権が尊重される社会の実現をめざすという方針を掲げていますが、確かに指摘されたような具体的な言葉は記載していません。しかし、だから軽視しているという見方は当てはまりません。

あらゆる場面で人権を阻害する行為や非人道的な問題を許さず、強く抗議していく立場を包み込んだ方針だと言えます。特に「親中派だから」というような見方で切り分けられてしまった場合、ますます本質的な論点から遠ざかってしまうように思っています。どこの国の問題であろうとも「ダメなことはダメ」と指摘し、被害を受けている人たちを救うために力を出し合うことが必要です。

これまで当ブログでは「避けて通れない拉致問題」「拉致問題を考える」「ルワンダの悲しみ」「チベット問題とオリンピック」など人権に関わる問題を取り上げてきています。新疆ウイグルの問題も扱いたいと考え、かなり前に清水ともみさんの著書『命がけの証言』を読み終えていました。

ウイグル人たちの「命がけの証言」に応えて、ナチス・ヒトラーにも匹敵する習近平・中国共産党によるウイグル弾圧を、清水ともみ氏がマンガで告発。描き下ろしの新作(「日本への『夢』を奪われて……アイトゥルスン・エリさん」)に加え、楊海英氏(静岡大学教授・司馬遼太郎賞受賞者)との告発対談も収録。文化的なジェノサイド、恐るべき臓器狩り、強制収容所の実態が今明るみになる!

「絵本や漫画やアニメは日本のお家芸ですから、ウイグル問題が清水さんの手によって、こういう目ですぐに読める形で一冊の本になって本当に嬉しく思いました。この本には、ウイグル人女性(男性)などが強制収容所で受けた虐待や人体実験の生々しい証言が描かれています。ユダヤ人がアウシュビッツなどのナチスの収容所で体験したものと瓜二つ。21世紀の今、こんなチャイナチスの横暴が許されていいわけがない」(楊海英)。

「本書に出てくるウイグル人たちの証言は氷山の一角です。現状、声を発することすら出来ず、人生を踏みにじられている大勢の方の声を「伝える」ため、ひとりでも多くの方にこの本を利用していただけること、一刻も早い解放の一助になることを願っております」(清水ともみ)

上記はリンク先のサイトに掲げられている書籍の紹介文です。実名での証言は文字通り命がけであり、祖国に残っている家族が深刻な迫害を受けることになります。証言ビデオを作成した女性は実家との連絡が完全に遮断され、「私のせいで家族が酷い目にあっているのでは」とさいなまれていることを告白しています。

「でも私たち民族の経験していることを誰かに伝えなければなりません。私たちウイグル人は人間として扱われてはいない事実を」と語り、50歳までの女性全員が避妊のための検診や措置を受けさせられ、自費で麻酔なしの手術を強制されていることを伝えています。その女性は「ウイグル族と呼ぶことは私たちを少数民族と印象付けたいためであり、私たちはウイグル人です」と訴えています。

職業訓練センターと称される収容所の医師だった亡命ウイグル人は「驚いたことにメスを入れたら血が流れたのです。まだ生きている!1週間拷問を受けて傷だらけの女性の胸を麻酔なしの手術で切り開いていました。最初が心臓で、次が腎臓、手術バサミで切り取られた時、痛みで身体が痙攣しました」と証言しています。この証言を伝えた後、年間10万件以上の臓器を全世界に提供していることが著書の中に記されています。

収容所の内側の様子も描かれています。牢屋の高さ6メートル、長さ7メートル、幅3メートルぐらい、時には40人以上が押し込められていました。同時に寝る場所がなく、2時間ずつ交代で寝ます。部屋の上部にはテレビがあり、習主席の演説が流されています。ガラス張りのトイレ、トイレットペーパーは1日縦7センチ横1.5センチだけ渡されます。

朝から15時間座りっぱなしの罰を受けます。時々、全裸でおかしな格好をさせられ、屈辱的な検査を受けました。外部から取材カメラが入る時には、みんな歌や踊りを命令に従って一生懸命やりました。5つの中国語の決まった曲を覚えて取材カメラに披露しました。これらは外国へ送金した罪という濡れ衣を着せられ、収容されたカザフスタン国籍のウイグル人女性の証言です。

ここは君らウイグル人の土地だからあなたがたに任せる。私たちは協力するだけだ。経済的に豊かになったら出ていく。とても友好的できれいなことをたくさん言われ役人は信じましたが、結果それらは全部嘘で侵略のための罠でした。

そして、たくさんの漢人たちが私達の土地に入って来続け、いつのまにかウイグル人の人口と同じぐらいになって彼らは態度を豹変させましたが、その時は既に手遅れでした。人口が逆転したら、いくら私達が正しいことを言っても、もうそれは通じないのです。正しいことを言ったほうが罪人になるのです。

このような信じられない残虐な事実や理不尽な行為の数々が『命がけの証言』の中に綴られています。著者の清水さんが「本書に出てくるウイグル人たちの証言は氷山の一角です」と語っていますが、この瞬間に人権を抑圧され、生命の危機にさらされている方々が無数に存在しているはずです。

私自身、微力であり、できることも限られています。それでも当ブログを通し、まず新疆ウイグルで何が起こっているのか、どのように多くのウイグル人の皆さんが苦しんでいるのか、清水さんの著書を紹介することで一人でも多くの方々に伝えたいと考えていました。そして、私どもの組合が人権についての方針を掲げるのであれば、新疆ウイグルの問題も重視していかなければならないという思いを託しています。

つい最近、目に留まった動きを紹介します。『岸田首相“親中に変節”か 人権法見送り報道、林外相の起用…怪しい「対中姿勢」 乱れる欧米各国との歩調 識者「弱い政治のシグナルに」』という見出しの報道です。個人的には「親中に変節か」という言葉は前述したとおり違和感のある見方だと思っています。

大事な目的は中国当局による香港やウイグルなどでの人権侵害行為を止めさせることです。国際社会が足並みを揃えて圧力を加え、中国を強く非難していくことで問題が解決するのであれば最適な選択肢だと言えます。一方で、中国が反発を強めるだけで、対立が激化していくのであれば非常に悩ましい話となります。

このような悩ましさを踏まえた時、岸田総理らの「対中外交の選択肢をより多く残しておく狙い」という判断なども頭から否定できないものと思っています。圧力一辺倒ではなく、相手側の言い分にも耳を傾けながら相手側の意思を変えていくためには率直な対話の場が欠かせないはずです。

今、ミャンマーで…」でも記したことですが、日本政府が主体的な外交力を発揮し、抑圧されている方々に平穏な日が戻るのであれば何よりなことです。しかし、そのような外交力を期待できず、人権より経済を優先した判断だと見られるようであれば問題です。最後に、紹介した見出しの記事全文を掲げますが、岸田政権の対応が前者であって欲しいものと願っています。

岸田文雄政権の「対中姿勢」が怪しくなってきた。中国当局による香港やウイグルなどでの人権弾圧を念頭に、海外での人権侵害行為に制裁を科す「日本版マグニツキー法」の整備が検討されてきたが、岸田首相が当面見送る方針を固めたと報じられたのだ。第2次岸田内閣では、政界屈指の「親中派」である林芳正外相を起用した一方、法整備に積極的な中谷元元防衛相を「国際人権問題担当の首相補佐官」に登用してバランスをとったとされたが、まさか「親中・リベラル」に舵を切ったのか。

「首相、人権侵害法見送りへ」「対中外交に選択の余地」 共同通信は16日午後、このような見出しで、政府関係者が明かしたという「独自ダネ」を、次のように配信した。「岸田首相は『日本版マグニツキー法』の制定を当面見送る方針を固めた」「外為法など既存の法律を活用し、資産凍結や入国制限を可能とする方策を検討する」「対中外交の選択肢をより多く残しておく狙い」「新法制定で中国を過度に刺激するのを避ける」「岸田政権の姿勢に欧米各国の理解が得られるかも焦点」

欧米各国はすでに、人権侵害に関与した外国当局者らに制裁を科す法律や制度を整備している。記事は、中国に配慮して、欧米との共同歩調から外れる-と読める。習近平国家主席率いる中国共産党政権による人権弾圧は極めて深刻だ。100万人以上のウイグル人が職業訓練センターを称する強制収容所に送られたとされる。チベット人やモンゴル人も人権侵害に苦しんでいる。香港からは「自由と民主主義」が消えた。

岸田首相は、自民党総裁選で「日本版マグニツキー法」に賛成する姿勢を示し、「人権担当首相補佐官の設置」を目玉政策としていた。ところが、第2次内閣発足を受けた10日の記者会見では、新法制定について「超党派の議論も続いている」と明言を避けた。中谷氏も15日のBS日テレ番組で「(新法制定は)簡単にはいかない」と慎重な姿勢を示していた。

中谷氏は4月に設立された「人権外交を超党派で考える議員連盟(人権外交議連)」の共同会長を務め、与野党の有志議員の中心的存在として「日本版マグニツキー法」の必要性を訴えてきた。今回の報道をどう見るか。中谷氏とともに人権外交議連を設立し、共同会長も務めた弁護士の菅野志桜里前衆院議員(旧姓・山尾)は「事実なら失望だ」といい、続けた。

「岸田政権が、中谷氏を首相補佐官に登用したことで、欧米各国は『日本も人権外交に取り組む』と期待していた。今回、『当面見送り』という報道が出たことは大きな後退だ。今大切なのは、各国が連携して『あなたのしていることが人権侵害だ』と中国に声を上げ、行動を起こすこと。このままでは、『国際情勢の変化に対応できない日本』『外務省に飲み込まれる弱い政治』というシグナルになってしまう」

6月中旬に閉会した通常国会で、中国当局による人権侵害行為の即時停止を求める国会決議案は採択が見送られた。これに対する反発が、菅義偉前政権への逆風につながった面もある。衆院選で勝利した岸田政権だが、「親中派」林外相の起用を含め、「対中姿勢」が変化したとすれば看過できない。

人権外交議連の副会長を務める自民党の山田宏参院議員は「日本政府が示すべきは、中国の人権弾圧に対する『明確な姿勢』だ。欧米と共通する『自由』『民主』『人権』といった価値観に基づき、行動しなければならない。共同通信は『外為法など既存の法律を活用して…』と報じていたが、日本には『人権』で横軸を入れてペナルティーを科す法律はない。既存の法律での対応とは似て非なるものだ。中谷氏も補佐官になった以上、法整備に向けて努力してほしい」と強調した。

米紙ワシントン・ポスト(電子版)は16日、ジョー・バイデン米政権が、中国の人権侵害を理由に、来年2月の北京冬季五輪に外交使節団を派遣しない「外交的ボイコット」を近く表明する見通しだと報じた。後手後手の日本とは温度差が生じるばかりだ。

前出の菅野弁護士は「欧米各国は『中国も経済発展すれば民主化する』という認識を改めた。中谷氏には『日本版マグニツキー法』の必要性を主張し続けてほしい。林外相は『親中派』というレッテルを貼られているが、軌道修正して毅然とした対中政策をとれば国民からも評価されるはずだ。国会での対中非難決議と、北京五輪の『外交的ボイコット』についても、先送りにせずに検討して、実行してほしい」と語った。【zakzak 2021年11月18日

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コメント

OTSUさま。障がい者への特別休暇についてご理解いただきありがとうございます。制度化されることを心待ちにしております。
さてまたの提案?で申し訳ありませんが疑問に思ったためお伺いいたします。病休の取得についてです。疾患(仮にメンタル疾患とします)にかかり、復帰後1年を経過しないと原因がメンタル疾患と判断されると前後の病休は通算されることとなっています。古い記事かもしれませんが、人事院から国家公務員は前後同様な疾患の場合でも、20日間の通常勤務を行えば通算されず新たな病休と認められると見たことがあります。大阪府も同様みたいです。東京都がどうなっているかわかりません。東京都の区市長村は東京都準拠となるのが一般的ですが、上記の記載が正しければ同じ公務員でも国と地方での扱いがあまりにも解離していないでしょうか?病休の取得が容易にならないようにすることは当然ながら必要です。しかし上記のような解離はあまりにも違いすぎないでしょうか?復職に向けての新たなプログラムが導入されていますがその前の部分での議論などはあったのでしょうか?この差違についての協議などがあったら教えていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: ぱわ | 2021年11月25日 (木) 19時05分

連投で申し訳ありません。東京都は病休のクーリング期間がないのでしょうか?このため都内区市長村も準拠しているのでしょうか?

投稿: ぱわ | 2021年11月26日 (金) 19時57分

ぱわさん、コメントありがとうございました。

かなり前に同じ疾病での病休や休職期間の通算のあり方などを見直していました。以前、休職期間の上限が間近になった段階で復職し、また同じ疾病(主にメンタル疾患)で仕事から離れざるを得ない方々が少なくありませんでした。

結果的に10年以上休まれ、そのまま定年退職を迎えられる場合も決して稀ではありませんでした。懸命に職場復帰をめざされている方々に対して厚く配慮した制度だったものと思われます。

そのような制度や運用を見直しした際、組合にも示され、やむを得ないものと了承したことを覚えています。ただ見直しに際して都の制度等を準拠したのかも知れませんが、「公務員は恵まれすぎている」という社会的な背景が大きかったように記憶しています。

いずれにしても自宅には過去の詳しい資料等がありませんので、私自身の記憶や理解のもとに取り急ぎお答えしていることについてご容赦ください。次週以降、東京都の現状や他団体の対応等が分かればお伝えさせていただきます。

投稿: OTSU | 2021年11月27日 (土) 07時07分

OTSUさま。回答ありがとうございます。以前の経緯についてよろしくお願いいたします。メンタル疾患について一般の方に誤解されてほしくないのでひとこと書かせていただきます。よく「うつ病は心の風邪」と言われることがあります。本当の意味をご存知でしょうか?うつ病は風邪のように誰にでもなる可能性があるということが本来の意味です。メンタル疾患を発症した人にとっては「うつ病は心の癌」と思っています。治療方法も服薬メインですが、これも医学的な仮説が根拠で医学的に解明されていないのが現状です。また、普通の病気は治れば完治と言われると思いますが、うつ病に完治はありません。良くて寛解です。ちょっと前にまんがで「うつヌケ」というまんがが出版されました。上記のことはそのまんがに記載されています。もしお時間があったらご一読いただければと思います。

投稿: ぱわ | 2021年11月27日 (土) 13時32分

またまた追記で申し訳ありません。私の認識では私的理由でうつ病になる人は数少ないと思います。大多数の人が仕事(仕事内容、勤務時間、対人関係など)で発症することがほとんどです。しかしうつ病を発症すると身体は動きませんし、もちろん思考能力が衰えてしまいます。仮に公務災害と認められるような勤務が続き病休を取得したような場合。公務災害の手続きなどを教えてくれる人は誰もおらず、仮に手続き方法を知っていたとしても、もはや本人には手続きする気力や体力は残っておらず私疾病と判断されざるを得ない状況になっていることをお伝えできればと思います。組合がどこかの医療機関と提携し、健康相談などができる仕組みがあれば良いなとも思います。ひとつの提案として検討いただければと思います。前回から長々と大変申し訳ございません。どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: ぱわ | 2021年11月27日 (土) 17時02分

ぱわさん、いつもコメントありがとうございます。

さっそく『うつヌケ』をネット上で試し読みしました。書店で見かけたら購入し、様々な体験談に触れてみたいものと考えています。

自治労が顧問弁護士や顧問医師と契約を結んでいるため、必要に応じて相談できるようになっています。ただ単組独自で法律事務所とは顧問契約を結んでいます。そのことと同様、ご提案のとおり連絡を密にできる医療機関の必要性も確かに検討に値します。そのことによって組合員であることのメリットの「見える化」の一つにつなげていければとも考え始めています。

投稿: OTSU | 2021年11月27日 (土) 19時51分

OTSUさま。うつヌケはご覧いただけたでしょうか?前回うつ病は仮説(モノアミン仮説)に基づき服薬等で治療と書きましたが、これはうつヌケには書いてありませんでした。ウィキペディア等に書いてあるので参考にしていただければと思います。うつヌケで言いたかったことは「うつ病は心のがん」であること。「うつ病は死につながる病」だと言うことをご理解いただければと思い書かせていただきました。うつ病に罹患し病休期間中に寛解できれば良いのですが、多数は寛解できず休職になることが多いと思います。休職になると休職発令から1年は給料80%の支給となります。(公務員は恵まれていると思われてしまいますが)このため経済的な面からうつ病が寛解まで良くならなくても職場復帰を目指す人もいます。休職になると基本人事課付になり、試し出勤を不馴れな部署で過ごし復職を目指します。不馴れな部署であるためストレスなども多く抱え、試し出勤を満了し復職になった場合でも欠員補充で配属されることが多いです。新たな部署では新しい仕事をこなしながら復帰後3か月後には100%の業務遂行能力が求められるように制度が変わったと思います。治りきっていない状態で復帰した場合、ここでうつ病の再悪化でダウンすることもあると思います。元々うつ病になった人は自分を責める傾向がありますが、これを繰り返すと先ほどの「うつ病は死につながる」となります。幸い最悪のケースは出ていないと思いますがメンタル疾患を抱えた人は上記のような思いでいることをお伝えできればとおもいます。

投稿: ぱわ | 2021年12月 3日 (金) 19時43分

またまた連投で申し訳ありません。これはOTSUさまや組合に言うのではなく人事課にいうべきことかなと思いますが愚痴としてお聞きくだされば幸いです。男性の育休取得率を向上させるため、人事課が育休バンザイ?を出していると思います。育休を取得した男性職員へのインタビューと赤ちゃんの写真や親子揃った写真が掲載されています。読み手の興味を引くために写真などをのせ育休取得率を向上させる手段としてやっていることは理解はしています。しかし子を望みながら恵まれない人がいることを忘れてほしくないと思います。読まなければ良いということもありますが・・・。また別で育休中の職員が何かの手続きで市役所へくることがあります。その際、同期や職場の人へ挨拶にくることがありますが、赤ちゃんを連れて職場内で話し込むことがあります。心が狭いので思ってしまうことかもしれませんが、子を望みながら恵まれない人からすると心が辛くなります。少数派かもしれませんがこのような感情を持っている人がいることが理解されると助かります。完全な愚痴になり申し訳ありません。ご容赦ください。

投稿: ぱわ | 2021年12月 3日 (金) 20時05分

最後にメンタル疾患=心の病気と把握されている方が多いと思います。心という臓器はありません。脳機能障害が正しい言い方だと思います。ある意味脳梗塞などの脳疾患と同等かそれ以上の病気だという認識を持ってもらえればと思います。

投稿: ぱわ | 2021年12月 3日 (金) 20時27分

ぱわさん、いつも貴重なご意見や情報提供ありがとうございます。

現在、私どもの市の職員が同一疾病で病休に入る場合、それまでの取得期間の通算を不要とするためには1年間の勤務実績が必要とされています。クーリング期間としてとらえた際、国の20日間に対し、365日間という大きな差となっています。

ぱわさんも把握されていますが、この期間や運用面については各自治体で様々な現況であるようです。私どもの市が過去に期間等の制度見直しをはかったことについては先週土曜の朝に記したとおりです。なお、安全衛生担当の方々と話したところ産業医の先生との相談をもとに見直しをはかっていました。

通勤帰りに立ち寄る書店で『うつヌケ』は見当たらず、今のところ入手できていません。場合によって取り寄せることも考えてみます。田中圭一さんの『うつヌケ』第1話は下記のサイトで試し読みしています。今後、全話読み終えることができた際、このブログの記事本文でも「うつ病」について取り上げたいものと考えています。

https://promo.kadokawa.co.jp/utsunuke/

投稿: OTSU | 2021年12月 4日 (土) 07時18分

OTSUさま。クーリング期間についてお調べいただきありがとうございます。国・地方、また各自治体間で期間の違いが生じるのは理解できます。当市では産業医との相談の上決まったとのことですが、その違いとなった根拠は何でしょうか?20日と365日との差はとてつもなく隔たりが大きいと思います。国も医師の助言等を受け決めたことだと思います。医師によりこれほどまでの違いがでることが不思議でなりません。記事本文で取り上げる際で構いませんのでさらなる詳細がわかりましたら教えていただければと思います。
また昨日は愚痴として書かせていただいた件ですが、周囲にも不快に思っている人がおりました。これはハラスメントの一つに該当しないのでしょうか?

投稿: ぱわ | 2021年12月 4日 (土) 21時14分

ぱわさん、コメントありがとうございました。

公務員「厚遇」という見られ方など様々な背景もあったろうと思いますが、産業医の先生の考えは次のとおりだったと聞いています。復帰の見通しが先々も困難だと見込まれた場合、一定の期限を区切ることがずっと悩ませず、本人にとっても望ましい見直しだろうという考えだったようです。

「育休バンザイ?」について、そのように感じる方々がいることを知り得る機会となっています。今後、他の組合役員の受けとめ方なども参考にし、場合によって必要な対応を検討させていただきます。

投稿: OTSU | 2021年12月 5日 (日) 21時02分

OTSUさま。いろいろ調べていただきありがとうございます。一例です。メンタル疾患で60日病休取得したとします。病休から復帰して11か月が経過したところで同じ疾患で病休を取得すると通算されるため、30日の病休で復帰できなければ休職発令となります。また復帰できたとしても今度は365日以内に同一疾患で病休取得しようとすると即座に休職発令です。別のケースでは30日の病休取得後に復帰し、11か月後にまた30日の病休を取得すると通算されるため病休60日とカウントされます。その後また11か月勤務し同じ疾患で30日経過してしまうと休職発令です。1年以内の同疾患で通算されると短期の病休取得でもいつまでたってもリセットはされません。メンタル疾患から復帰する時は不安を抱えながらも今後は休まず働こうと誰でも思い復帰します。考えが甘い。優遇されすぎていると言われるかもしれませんが、休職を恐れ無理して勤務し、逆に病状が悪化する可能性がある現状をご理解いただければと思います。

投稿: ぱわ | 2021年12月 6日 (月) 22時20分

OTSUさま。毎日の投稿で申し訳ありません。身体の病気の場合、どうなるのか疑問に思ったのでご存知だったら教えてください。運悪く肝臓がんと診断され要手術で病休をとり手術したとします。その手術は成功した。しかし半年後の検査で肺にがんがみつかり、肝臓からの転移がんだとします。この場合、原因疾患は肺がんですが、診断書上では違う病名(肺がん)が記載されると思います。このような場合、病休は通算されるのか?されないのか?毎日このような話題で申し訳ありません。どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: ぱわ | 2021年12月 7日 (火) 21時09分

書き間違いました。原因疾患は肝臓がんです。

投稿: ぱわ | 2021年12月 7日 (火) 21時12分

ぱわさん、いつもコメントありがとうございます。

転移がんについて安全衛生係に確認してみました。病因等から同一の療養行為と認められる場合について、ケースバイケースな点もあるようですが、やはり医師の診断書が重視されていきます。転移や再発と記されていた場合、同一と見ざるを得なくなるとのことです。

ただ退職に追い込むことを目的にした制度ではない限り、療養者の復職に向け、より望ましい対応が必要だろうと考えています。このような問題意識も問い合わせた際、一言申し添えさせていただいています。

何軒か書店を回り、ようやく田中圭一さんの『うつヌケ』を見つけました。すぐ読み終えていますが、今週末の新規記事は別な題材での投稿を予定しています。来週以降に『うつヌケ』を読み終えた感想をもとに新規記事を綴ってみるつもりです。

「育休バンザイ?」について複数の方に尋ねてみましたが、私の周囲には違和感を持たれた方はいませんでした。男性の育休取得を推進するため、そのような啓発記事を組合側から求めていたという経緯もあり、たいへん恐縮ながらハラスメントには当たらないという認識を一致させています。

投稿: OTSU | 2021年12月11日 (土) 06時53分

OTSUさま。いろいろ調べていただきありがとうございます。新規記事を楽しみにしております。以前、障がい者手帳所持者に対する特別休暇について書かせていただきました。これは1月の安衛でご提案いただけるのでしょうか?提案いただけると期待しております。メンタル疾患について一言。メンタル疾患について、なっていない人には当然わからないと思いますが疾患を軽く考えすぎだと断言します。それは前に一度書いた「うつ病は心の風邪」のフレーズが世に出回ったからだと思います。実際にうつ病を罹患された人に本音を聞いたことがありますか?特に管理職は部下のマネジメントで研修を受けると思いますが、その研修講師はうつ病になったことがある人ですか?座学で臨床心理士などの資格を取った人の話を聞くのも当然必要だと思います。しかし実際に病気を体験した人の話のほうが当然リアルです。命をかけて闘病しています。このような人の話を聞こうとしようとは人事当局は考えていないのでしょうか?正直闘病するのにも生命力は必要です。生命力もなくなってきて、あきらめの境地に陥り最悪のケースを考えることが多々あることを知っていただければと思います。

投稿: ぱわ | 2021年12月11日 (土) 20時52分

ぱわさん、コメントありがとうございます。

長期通院休暇の見直しを切り口に安全衛生委員会で提起する運びです。うつ病について私自身、改めて認識を深める機会として当ブログの記事本文に向かい合うつもりです。

できれば次週の新規記事の題材として予定しています。ぜひ、引き続きご注目いただければ幸いですのでよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2021年12月12日 (日) 07時47分

OTSUさま。明日の新規記事を楽しみにしております。可能であれば「一般職の職員の精神及び行動の障害による私疾病の療養に関する規程について」の感想や周囲の声なども取り上げていただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: ぱわ | 2021年12月17日 (金) 00時09分

ぱわさん、いつもコメントありがとうございます。

新規記事は「『うつヌケ』を読み終えて」というタイトルで投稿します。ご期待に沿えるような内容なのかどうか分かりませんが、ご覧いただければ幸いです。

いつものことですが「雑談放談」的な時事の話題にも触れているため、なかなか長い記事になっています。そのため「一般職の職員の精神及び行動の障害による私疾病の療養に関する規程について」は触れることができていません。

なお、私自身の考えとして組合ニュース等で示しているとおり内容そのものの手直しまで求めていませんが、復帰をめざす職員に過剰な負担を生じさせない配慮を要請しています。

年明けになるかも知れませんが、機会があればうつ病やメンタル不調の問題について改めて取り上げてみることも考えています。ぜひ、これからもご注目いただければ幸いですのでよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2021年12月18日 (土) 05時43分

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