組合役員の改選期、インデックスⅢ
総選挙戦の真っ只中です。前回の記事「総選挙戦の論点は?」でしたが、今回はローカルな話が中心となります。ちなみに私どもの組合ニュースで衆院選挙における推薦候補者を紹介する際、次のような言葉を添えています。
労使交渉だけでは解決できない社会的・政治的な問題に際し、選挙に関わる取り組みは重要です。さらに国会において自治労と緊密な連携をはかれる議員の存在は非常に貴重なことです。ぜひ、このような趣旨にご理解いただき、組合が推薦する候補者へのご支援ご協力よろしくお願いします。
組合員の皆さんの政治意識は多様化しているため、必ず「なぜ、取り組むのか」という前置き的な説明を欠かさないように心がけています。あえて政治的な話題を当ブログでは数多く取り上げてきています。そのような記事に対し、辛口で率直なコメントが寄せられ続ける中で、ますます「前置き」の必要性を意識するようになっていました。
さて、カテゴリー別に検索できる機能を使いこなせず「自治労の話、2012年夏」のように記事本文の中にインデックス(索引)代わりに関連した内容のバックナンバーを並べていました。その発展形として「○○の話、インデックス」を始めています。
その記事の冒頭、インデックス記事のバックナンバーを並べることで「インデックス記事のインデックス」の役割を持たせています。カテゴリー別のバックナンバーを探す際、自分自身にとっても役に立つ整理の仕方であり、時々、そのような構成で新規記事をまとめています。
これまで投稿したインデックス記事は「職務の話、インデックス」「原発の話、インデックス」「定期大会の話、インデックスⅡ」「年末の話、インデックスⅡ」「春闘の話、インデックスⅡ」「人事評価の話、インデックス」「図書館の話、インデックス」「旗びらきの話、インデックスⅡ」「人事院勧告の話、インデックス」「非正規雇用の話、インデックスⅡ」「いがみ合わないことの大切さ、インデックス」「憲法の話、インデックスⅡ」「平和の話、インデックスⅢ」」「原発の話、インデックスⅡ」「コメント欄の話、インデックスⅡ」「会計年度任用職員制度、インデックス」のとおりです。「Ⅱ」以降がある場合は最新のインデックス記事のみを紹介しています。
そのようなインデックス記事が右サイドバーの「最近の記事」から消えていましたので、久しぶりに今回「組合役員の改選期、インデックスⅢ」として投稿します。ただ2年前に「Ⅱ」を手がけていたため、今回、追加した記事は5点にとどまっています。
また、毎年秋に私どもの組合の定期大会があり、大会から大会までの1年間が組合役員の任期となっています。そのため、「定期大会の話、インデックスⅡ」と重複する記事が多くなっていますが、「組合役員の改選期」に絞ったインデックスとしてご理解ください。
- 2005年11月 3日 喜怒哀楽、組合役員の改選期
- 2006年 2月 2日 組合役員になったイキサツ
- 2006年11月 5日 組合委員長のためいき
- 2006年11月12日 一喜一憂の組合活動
- 2008年11月 1日 組合役員を続けている理由
- 2011年 9月18日 タイタニックにならないように…
- 2013年10月19日 若手組合員との懇談会
- 2013年10月27日 引き続き執行委員長に立候補
- 2014年 9月13日 フリー懇談会を開催
- 2014年10月26日 組合役員の改選期、インデックス
- 2015年10月24日 自治労都本部大会での発言
- 2016年10月30日 持続可能な組合組織に向け
- 2017年10月21日 衆院選と組合役員選挙
- 2018年10月14日 組合役員の担い手問題
- 2018年10月27日 再び、組合役員の担い手問題
- 2019年10月 5日 組合役員の改選期、インデックスⅡ
- 2019年10月26日 組合活動の近況、2019年秋
- 2020年 9月27日 コロナ禍での組合活動、2020年秋
- 2020年10月18日 組合役員の立候補者を増やすためには
- 2020年10月24日 組合役員を続けるモチベーション
インデックス記事を投稿した際も必ずその時々の近況や思うことを書き足しています。今回も同様に「組合役員の改選期」に絡んだ内容を少し書き進めてみます。組合役員の担い手不足という悩ましい問題が恒常化し、紹介した上記の記事の中で様々な思いを綴ってきています。今年も11月5日に定期大会を控え、火曜日から組合役員の信任投票が始まります。
今年3月末に発行した機関誌『市職労報』の特集記事の見出しは「組合は必要、ともに考え、ともに力を出し合いましょう!」でした。私自身、組合役員を長く務める中で「組合は必要、だから絶対つぶしてはいけない」という思いを強め、その特集記事の中で持続可能な組合組織に向けた考え方などを綴っています。
毎年、この時期に引き続き担うことが望ましい判断なのかどうか自問自答しています。私自身が長く続けていることで「ともに」という流れに掉さすことができていないのではないか、このような迷いがあります。しかし、様々な難題が残る中、次年度も立候補させていただきます。引き続き担う限り組合運動の先頭に立ち、全力を尽くす決意ですので、よりいっそうのご理解ご協力をよろしくお願いします。
◎ 毎週1回更新しているブログ『公務員のためいき』もご覧いただければ幸いです。
上記は引き続き執行委員長の立候補にあたり、職場回覧する選挙広報に綴った私自身の文章です。あえて「掉さす」という言葉を使っています。リンク先の解説には「船頭が長い棹で水底を押して、船を水流に乗せることをいいます。これによって勢いがついた船は流れに乗って早く進みます」と記されています。
同じポストに同じ人物が長く務めることは決して望ましい形ではありません。それでも今、退任することは責任ある対応に至らず、周囲からもそのように見られていることを受けとめ、結果的に毎年、留任する判断を下してきました。
組合は大事、つぶしてはいけない、そのためには組織基盤を底上げ、次走者に安心して「バトン」を渡せるタイミングを強く意識しています。以前「タイタニックにならないように…」という記事を投稿していましたが、沈みそうな船から船長が真っ先に逃げてしまっては大きな問題です。
継続中の難しい職場課題は多岐にわたっています。組合役員の担い手の問題は道半ばです。組合未加入者の増加傾向が続いています。組合員数の減少は組合財政の縮小につながり、組合書記の雇用のあり方を今後見直さなければならないほどの深刻な問題です。
組合を脱退したいという申出のあった時が最も悩ましい瞬間です。「あの人が!」と驚く時も少なくありません。直接お会いして慰留に努めても翻意いただけないことのほうが多いため、ますます残念な思いを強め、心が折れそうになります。
正直なところ退任していれば「このような悩みから解放されていたのに」と思い返す時もあります。しかし、人から強要や説得された訳ではなく、継続するという判断を決めてきたのは私自身です。そのため、後ろ向きなタラレバは長く引きずらないように努め、上記の選挙広報に示したとおり「引き続き担う限り」という思いに変えています。
とは言え、ずっと続けられるものではありませんので、最近、次のような言葉を書記長たちに伝え始めています。「次年度を最後の1年とし、来年の秋は退任できるように引き継ぎを意識していきたい」という言葉です。このような言葉を発することが適切なのかどうかも迷っていましたが、あと1年という期限を伝えていくほうが責任ある対応だと判断したところです。
最後に、次年度に向けて執行委員の立候補者数は減っていますが、3年前に比べれば相応の水準を維持できています。いろいろな事情がある中、留任される皆さん、新たに立候補される皆さん、本当にありがとうございます。立候補者全員が一人でも多くの組合員の皆さんから信任を得られれば幸いなことです。よろしくお願いします。
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