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2016年11月12日 (土)

定期大会を終えて、2016年秋

10月31日にクールビズが終わり、翌日の11月1日からウォームビズに切り替わっています。一気に男性職員の首元にネクタイが目立つようになります。その日を境に気候が急激に変わる訳ではありませんが、数年前から定着している私が勤めている職場の風景です。この切れ目の極端さに象徴されるように最近、いつからいつまでが秋なのか分かりづらくなっています。

11月上旬、まだ冬と呼ぶのには早いと考え、今回の記事は「定期大会を終えて、2016年秋」というタイトルを付けてみました。金曜の夜、私どもの組合の定期大会が開かれました。3年前の記事「定期大会の話、インデックスⅡ」の中で詳しく綴っていますが、組合員全員の出席を呼びかけるスタイルで続けています。昨年が開催回数における節目の第70回定期大会でしたが、今回、今後の活動内容や発想の転換という意味で大きな節目に位置付れられる大会になりました。

定期大会冒頭の執行委員長挨拶はそのような論点の提起に絞り、例年以上に簡潔な内容の挨拶に努めました。ちなみに人前で挨拶する機会が多いため、檀上で緊張するようなことはありません。原稿がなくても大丈夫ですが、いろいろ話を広げてしまい、割り当てられた5分という時間をオーバーしてしまう心配があるため、毎年、定期大会だけは必ず挨拶する内容の原稿を用意しています。ここ数年、挨拶原稿のほぼ全文をブログで紹介していますが、今回の内容は下記のとおりでした。

アメリカ大統領選はトランプ候補が勝利しました。今後、どのような展開が待っているのか容易に見通すことはできません。日本にも一定の影響があるのでしょうが、この挨拶では、よりローカルで、より大切な自分たちの足元について触れさせていただきます。ここ数年、春闘期に発行する特集記事の見出しですが、「役に立たない組合はいらない?」と掲げています。一歩間違うと大きな誤解を招き、組合をつぶそうと考えているような言葉です。決してそうではなく、組合員の皆さんに対し、まったく役に立たない組合であれば、私自身も「いらない」と思います。

しかし、いろいろ力不足な点もあろうかと思いますが、一定の役割を果たしていることを確信しているため、組合は必要という認識を持ち続けています。この1年間の成果として、扶養手当と一時金役職加算を東京都の支給水準に引き下げたいという提案が示されていましたが、地域手当は都の水準よりも大きく下回っている点などを指摘し、今年度からの実施を見送らせました。人員確保の取り組みの最終盤、3月12日には明け方まで労使交渉を重ね、人事当局の想定を大きく打ち破る交渉結果を得ていました。

そのため、新年度にいくつかの職場で欠員が生じ、負担をおかけしました。組合は年度内早期の補充を求めるとともに今後、このような事態を生じさせない採用計画のあり方についても申し入れています。8月1日には人事及び教委当局と合同の交渉を持ち、単独校給食職場のセンター化にあたっては労使合意なく一方的に実施しないという原則を改めて確認しています。本日お配りした議案書の中にそのような経過の内容が詳しく掲げられていますので、ご一読いただければ幸いです。

このような職場課題を解決できる労使交渉能力があるからこそ、組合役員を長く続ける中で「組合は必要」という思いを強めています。ただ残念ながら来期は過去最少の執行委員の数で組合活動に向かわざるを得ません。さらに組合財政も非常に厳しく、今回提案しているとおり幅広い組合活動のあり方を見直していくことになります。私自身、このような現状に至っていることの責任の重さを強く受けとめながら「ピンチをチャンス」に変えられるよう努力していくつもりです。

職場課題を解決できる交渉能力の維持を大前提とし、優先順位を判断しながら活動全般を見直します。この見直しを通し、組合役員の負担軽減も同時に考慮していきます。持続可能な組合組織につなげていくためにも、ハードとソフト両面から組合に対するイメージを転換させ、組合役員の担い手問題を解決していく好機にしたいものと考えています。「組合は必要」という認識が全体で共有化され、この程度の負担であれば「良い経験にもなるし、執行委員を引き受けてみようか」という声が増えていくことを強く願っています。

まだまだお話したいこと、取り上げるべき大事な課題が数多くあります。それでも皆さんからの発言の時間を充分保障するためにも、挨拶は短めにさせていただきます。最後に、これからも常に「組合員にとって、どうなのか」という判断基準を大事にし、組合運動の先頭に立ち、全力を尽くす決意です。それでは、ぜひ、最後まで参加いただき、ハンディクリーナーなどを獲得するチャンスを持ち帰られるようよろしくお願いします。

少し前に「米大統領選と都知事選の違い」という記事を投稿していましたが、時事の話題や情勢を語り始めるとそれだけで挨拶の時間が長くなりがちです。そのため、アメリカ大統領選の話題はサワリだけにとどめ、一気にローカルな私どもの組合に関する課題に入っていました。主な論点は前々回記事「持続可能な組合組織に向け」の中で綴った内容のとおりです。キーワードは「「ピンチをチャンス」にであり、組合役員の担い手と組合財政の問題を同じ道筋で解決しているかどうかを提起しています。

方針案の質疑の時間では「公立保育園の大切さ」を保育士の皆さんからアピールがあり、他に予算案に対する質問などが寄せられました。大会出席者からの指摘を受け、2017年度一般会計予算案の数字上に確認すべき点が生じたため、年内に開く予定の第1回職場委員会に改めて提示する運びとしています。差し替えることを決めた予算案以外は、すべて執行部提案の原案通り承認を得られました。

その中の一つに特別議案「組合財政の確立に向けて」があり、経常的な収入に見合った支出構造に近付けるための大胆な一歩を来年度から踏み出すことになりました。例えば定期大会の会場の見直しです。組合員全員の出席を呼びかけているため、これまで千人以上収容できる市民会館の大ホールで催してきました。2階席は使用していませんが、実際の出席者数に比べて大ホールは広すぎて、残念ながらガランとした雰囲気になりがちでした。

今年の定期大会当日の組合数は1172人です。一人でも多くの出席を呼びかけながら300人も入らない会場で開いた場合、初めから出席者をあまり集める気がないように思われてしまいます。このような点を考慮し、大ホールを大会会場に定着させていました。しかしながら組合員数の減少に伴い、大会出席者数も漸減してきています。そのため、来年度以降、大会の会場を大ホールから小ホールに移すことを決めました。

今回、最終的な出席者数は250人ほどだったと聞いています。来年、極端に増えない限り、小ホールの収容規模に見合った出席者数だと言えます。300人を超えた場合は「うれしい悲鳴」を上げることになりますが、経費縮減の検討を通し、背伸びしない身の丈に合った大会会場に切り替えるという発想の転換をはかりました。また、引き続き出席者数の推移を見ながら会場規模の再検討をはじめ、代議員制への移行など大会のあり方そのものを検討していくことも確認しています。

事務費、行動費、活動費など全体を通し、かなり踏み込んだ見直しを進め、大幅な支出縮減に努めた予算策定の考え方を確認しました。職場課題を解決できる交渉能力の維持を大前提とし、優先順位を判断しながら活動全般を見直す機会としています。私自身の大会挨拶の中で触れているとおり組合役員の負担軽減も同時に考慮しながら、来年度から経費のかかる機関誌の発行回数やイベントの数などを見直していきます。

組合役員の負担軽減が進み、執行委員を引き受けることが一大決心を必要としている現状を転換できれば何よりだと考えています。組合の今後を左右する重要な特別議案を諮った定期大会が終わって安堵し、金曜の夜だったため、久しぶりに飲み過ぎてしまったようです。土曜日、ずっと頭の中にモヤがかかっている状態(think)でした。最後に、組合員の皆さん、大会運営にご協力いただいた皆さん、来賓の皆さん、新旧の組合役員の皆さん、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

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