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2015年1月 1日 (木)

岐路亡羊、2015年

あけましておめでとうございます。 Hituzi

今年もよろしくお願いします。 

毎年、元旦に年賀状バージョンの記事を投稿しています。いつも文字ばかりの地味なレイアウトであり、せめてお正月ぐらいはイラストなどを入れ、少しだけカラフルになるように努めています。2005年8月に「公務員のためいき」を開設してから583タイトル目となりますが、必ず毎週土曜又は日曜に更新し、昨年1年間で52点の記事を投稿していました。

昨年1月にココログのアクセス解析の管理機能が大きく変わり、累計数が分からなくなっています。それでも1日あたりのアクセス数に大きな変化はなく、週に1回の更新ですが、毎日千件前後で推移しています。これまで時々、いきなりアクセス数が急増する場合もありました。Yahoo!のトップページに掲げられた際のアクセス数23,278件、訪問者数18,393人が1日あたりの最高記録となっています。

ことさらアクセスアップにこだわっている訳ではありませんが、やはり多くの人たちにご訪問いただけることは正直嬉しいものです。特に当ブログは不特定多数の方々に公務員やその組合側の言い分を発信する必要性を意識し、個人の判断と責任でインターネット上に開設してきました。したがって、より多くの人たちに閲覧いただき、多くのコメントを頂戴できることを願っているため、毎日、たくさんの方々にご訪問いただき、ブログを続けていく大きな励みとなっています。

一方で、たいへん恐縮ながら2012年の春頃から私自身はコメント欄から距離を置くようになっています。そのことだけが理由ではないようですが、以前に比べるとお寄せいただくコメントの数は減っています。それでも時々、貴重なコメントが寄せられ、おかげ様で完全に閑古鳥が鳴いている訳でもありません。週に1回、土曜か日曜のみに集中しているブログであり、このような現状が身の丈に合ったペースなのだろうとも考えています。いずれにしても当ブログをご注目くださっている皆さんにいつも感謝しています。本当にありがとうございます。

さて、今年は未(羊)年です。年賀状には『「岐路亡羊」という諺があります。一匹の羊を大勢で追いかけながら分かれ道が多く、見失ってしまった話から伝わっています。いくつもの方針があり、どれを選ぶべきか迷ってしまう意味で使われます。この道しかないと決め付けてしまうのも危ういことで、迷いながらも進むべき道は慎重に選び、羊を見つけられることの大切さも感じています』と書き添えていました。

人それぞれ正しいと信じている「答え」があります。ただ信じている「答え」が必ずしも絶対的な「正解」とは限らないことに思いを巡らすようになっています。「完璧な人間はいない」「人は過ちを犯す」という見方に繋がる話です。特に物事を判断する際の情報が少なかったり、偏っていた場合、より正確な「答え」を導き出せなくなるはずです。これまで「多面的な情報への思い」「再び、多面的な情報への思い」「多面的な情報への思い、2012年春」 という記事を投稿していました。

同じモノを見ていても、見る角度や位置によって得られる内容が極端に違ってきます。一つの角度から得られた情報から判断すれば明らかにクロとされたケースも、異なる角度から得られる情報を加味した時、クロとは言い切れなくなる場合も少なくありません。クロかシロか、真実は一つなのでしょうが、シロをクロと見誤らないためには多面的な情報をもとに判断していくことが非常に重要です。このような傾向があることを踏まえ、私自身、いわゆる左や右の主張を問わず、なるべく幅広い情報や考え方に接するように努めています。

そして、たいへん便利な時代になっています。インターネットさえ利用できれば、幅広く詳しい情報を手軽に素早くコストをかけずに入手できます。以上のような意義を踏まえ、このブログも多面的な情報の一つとして、インターネット上の片隅に加わり、公務員やその組合側の言い分を発信してきました。とりわけ自治労への手厳しい見方がインターネットを通して散見できますが、せめて思い込みや事実誤認による批判だけは控えて欲しいものと願いながらブログを続けています。

このブログの目的や位置付けは「2009年末、改めて当ブログについて」で詳しくお伝えしていました。とりまく情勢の厳しさが増す中、公務員への風当たりは相変わらずです。そのような中で、公務員やその組合に対する厳しい声を謙虚に受けとめながらも、主張すべきことは主張する目的を掲げながら続けています。さらにコメント欄を通し、様々な立場や視点からのご意見を伺えることも貴重な目的としています。厳しい批判意見があることを把握した上で、日常の活動を進めていく大切さを感じ取っています。

依然として公務員人件費の削減や権利を制限する方向性を「是」とした立ち位置が脚光を浴びがちです。ますます公務員組合にとって厳しい局面が続いていくものと思っています。一方で、残念ながら広範な支持を得られているかどうかで見れば、公務員組合は圧倒的に出遅れた位置にいます。そのため、「何が批判され、どうすべきなのか」、あるいは「誤解による批判だった場合、どのように理解を求めれば良いのか」という相互に意思疎通できる機会が様々な場面で欠かせないものと考えています。

ただ基本的な視点や立場が異なる方々と分かり合うことの難しさも痛感していますが、そのような機会を持たなければ、意思疎通できる可能性はゼロとなります。たいへんマイナーなサイトですが、一人でも多くの方々と接点を持てることを願いながら、今年も当ブログを続けていくつもりです。当然、公務員組合と一口で申し上げても、私自身がその全体を代表している訳ではありません。あくまでも私どもの組合をはじめ、産別に加わっている関係から自治労運動の中で前述したような問題意識を大事にしていきます。

今年も実生活に過度な負担をかけないよう留意しながら、このブログは引き続き週1回、土曜か日曜の更新を基本としていきます。ちなみにお正月のみ少し変則な日程となり、次回の更新は1月11日又は12日を予定しています。きめ細かいコメント欄への対応がはかれずに恐縮ですが、一人でも多くの方にご覧いただければ誠に幸いなことだと思っています。ぜひ、これからもよろしくお願いします。それでは末筆ながら当ブログを訪れてくださった皆さんのご健康とご多幸をお祈り申し上げ、新年早々の記事の結びとさせていただきます。

        ☆新春特別付録☆ 「2014年ブログ記事回想記」 

年賀状バージョンの恒例となっていますが、今回も2014年に投稿した記事をインデックス(索引)代わりに12点ほど並べてみました。改めて皆さんへ紹介したい内容を中心に選び、いわゆる「ベスト」ではありません。したがって、12点の並びも投稿日順となっています。それぞれ紹介した記事本文へのリンクをはってありますので、のんびりご覧いただければ幸いです。

  1. 2014年、荒馬の轡は前から ⇒ 今回と同じ年賀状バージョンで、午(うま)年の年頭に困難な問題にも真正面からぶつかる決意や新たな年の抱負を綴りました。やはり特別付録として「2013年ブログ記事回想記」も掲げました。 
  2. いがみ合わないことの大切さ Part3 ⇒ このブログを長く続けている中で、基本的な視点や考え方が異なる場合、分かり合えなくても、いがみ合わないことの大切を感じ取ってきています。そのような問題意識を3週続けて投稿していました。 
  3. 平和フォーラム批判から思うこと ⇒  平和フォーラムという団体に対し、厳しい言葉での批判が頻繁に寄せられていました。誤解や思い込みによる批判も気になっていたため、小見出しを付けながら私自身の見解をまとめていました。
  4. 給与制度の総合的見直し ⇒  2012年の人事院報告で「地域ごとの民間賃金との較差は収れん」としながら、基本給を一律に削減し、地域手当の支給率を見直す動きが浮上していました。その動きに反対する署名を取り上げた記事内容でした。
  5. コメント投稿数が1万件突破 ⇒  これまで記事の投稿回数が100を刻んだ時をメモリアルな節目に位置付けてきました。ブログの管理ページから分かる累計1万件突破という大きな節目に際し、初めてコメント数に関した記事をまとめてみました。 
  6. もう少し集団的自衛権の話 ⇒ 集団的自衛権の解釈変更を巡り、「Part2」にわたって私自身の問題意識を綴っていました。この記事のコメント欄には当ブログでお馴染みの長島昭久元防衛副大臣から直接ご意見をお寄せいただいていました。 
  7. 市議選まであとわずか ⇒ 「市議選まであと1か月」に続き、6月22日投開票の市議会議員選挙直前に投稿した記事でした。労働組合が選挙の取り組みを方針化している背景や意義などについて改めて説明していました。
  8. 普通に戦争ができる国について ⇒ 日本国憲法の「特別さ」は誇るべきものと考えています。そのため、普通の国と同じように集団的自衛権が行使できることの是非をはじめ、理想とすべき国家間の関係について問題提起していました。 
  9. 集団的自衛権を閣議決定 ⇒ 7月1日、憲法第9条の解釈を変更し、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定が行なわれました。限定的な容認とは言え、憲法で権力を縛るという立憲主義のあり方や平和主義の問題について綴っています。
  10. 7年ぶりに引き上げ、人事院勧告 ⇒ 2014年度の人事院勧告は月例給と一時金を7年ぶりに引き上げる内容でした。一方で、来年度から基本給を一律2%削減し、地域手当の配分変更など給与制度の総合的見直しも求めています。 
  11. フリー懇談会を開催 ⇒ 組合員の皆さんに広く呼びかけ、テーマはフリー、参加もフリー、フリー懇談会と称した場を企画しました。組合役員側からの説明よりも、幅広く多様な声を伺う機会として位置付け、率直な意見交換に繋げていました。 
  12. 衆議院解散、民主党に願うこと Part2 ⇒ 唐突な解散総選挙に際し、自民党との対抗軸について自分なりの問題意識を綴っていました。さらに民主党政権時代の教訓や反省材料を以前のブログ記事を紹介しながら振り返っていました。

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コメント

あけましておめでとうございます。

他市からです。
本気で職場を改善する気のある職員はいるのでしょうか?
いつもの課題を挙げるだけで満足していませんか?
声を上げる女性と現業だけが活動の対象になっていませんか?
ただ仕事を減らすことが目的になっていませんか?
本当に必要な活動をしていますか?

そんなことを思いながら読ませていたたでいています。

投稿: パソコン | 2015年1月 2日 (金) 19時05分

パソコンさん、コメントありがとうございました。

使用者側の視点のみで働き方が決められた場合、過度な負担や歪みが生じる恐れもあります。労働組合はその行き過ぎを牽制するためのチェック機能を担っています。その意味で働き方に対し、いろいろ課題のある職場や職種からの声に応じた活動が目立つようになります。

どこの組合も「ただ仕事を減らすこと」を目的としていないはずですが、前述したとおり業務量に見合った人員配置を求めていくのが労働組合の重要な役割だと言えます。そのような役割に照らし、必要な活動に取り組めているのかどうかが大切な点だろうと考えています。

投稿: OTSU | 2015年1月 3日 (土) 21時17分

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