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2014年12月28日 (日)

言葉の力、言葉の難しさ 2014年末

自分のブログを開設してからインターネットに接する時間が増えています。以前「ブックマークしているブログ」という記事を投稿していましたが、ほぼ毎日、チェックしているサイトが多数あります。それでもスマホは持っていないため、四六時中、向き合っている訳ではありませんが、先日「年賀はがきの羊、12年かかってマフラー完成!」というニュースの見出しをネット上で目にしました。どのような話なのか興味を引き、さっそく詳しい記事内容を閲覧してみました。すると次のような話題が注目を集めていることを知りました。

2015年用年賀はがきの羊のデザインが話題になっている。03年の未年用はがきの切手の部分に羊を描いたデザイナーが再び手掛けた。当時は羊が編んでいる途中だったマフラーが今回完成した。購入者からは「12年の歳月を経た物語のようだ」と好評だ。えとをデザインする年賀はがきで、12年越しの“続編”は初めての試み。年賀状離れが続く中で、日本郵便は「年賀状を書くきっかけにしてもらえれば」と期待する。

03年用の年賀はがきで、編み棒を使って編み物をする羊の姿が、「遊び心のある組み合わせだ」「前例にこだわらない発想が面白い」と話題になった。日本郵便の切手デザイナーの星山理佳さん(40)が担当。15年用に構想を温め、出来上がったマフラーを羊が首に巻いた姿に決めた。はがきの下部には帽子と手袋を描いた。星山さんは「マフラーの完成を報告する羊をイメージした。帽子と手袋も編んでいたので12年かかったみたい」と話す。

年賀はがきの発行枚数は、ピークの04年用で約44億6000万枚あったが、14年用では約34億枚まで減った。年賀はがきの販売は郵便収入の大きな柱。日本郵便は年賀状離れが進む若者向けに魅力的なサービスを強化している。通信アプリLINE(ライン)上の友人に年賀はがきを送付できるサービスを導入。スマートフォンをかざすと「ハローキティ」の動画が楽しめる年賀はがきも販売して、15年用は前年並みの発行を目指す考えだ。【産経ニュース2014年12月16日】

「12年かかってマフラー完成!」という見出しを最初に見た時、上記のような内容を想像できていませんでした。羊が本当に12年間編み続けていたような話を思い描いていました。年賀ハガキのデザインの話だと知り、「なるほど」と思いながら心地好い遊び心に感嘆していました。12年前から構想していた訳ではないのかも知れませんが、デザイナーの素晴らしい着想だと受けとめています。同時に「12年かかってマフラー完成!」という見出しも光っていました。

ネット上でも、新聞や雑誌などの紙ベースでも、見出しの付け方一つで記事本文まで読ませるかどうかに繋がっていきます。端的な言葉の組み合わせで、どれほど注目を集められるかどうか、まさしく「言葉の力」を発揮できるかどうかだろうと思っています。このブログを長く続ける中で言葉の使い方や受け取られ方など様々な点について考えを巡らす機会が増えていました。今年で言えば「言葉の力、言葉の難しさ」「言葉の力、言葉の難しさ Part2」という記事を投稿していました。

特にネット上では言葉だけのやり取りとなるため、意思疎通をはかることの難しさが倍加していきます。私の書き込む言葉が、どうしてそのように理解されてしまうのか、苦慮する場面が頻繁にありました。このような傾向はコメントを投稿される方々も感じらているのかも知れません。繰り返し訴えても「私自身が変わらない、理解しようとしない」という関係性に徒労感を抱かれる方も多いはずです。そのような積み重ねの結果、このブログのコメント欄から去られた方も少なくないようです。

私自身、ブログのサブタイトルに掲げているとおり手厳しい批判意見に対しても謙虚に耳を傾け、改めなければと自覚した事例に関しては直ちに改めていく姿勢で臨んでいるつもりです。一方で、容易に受け入れられない批判意見に関しては、私自身の考え方を説明していく関係性に繋げています。この関係性が前述したとおり頻繁に生じるため、残念なことに投稿者の批判のボルテージを高めていくことになります。いずれにしても同じ言葉、同じ情報に接していても、基本的な視点や考え方が異なる場合、物事の評価が大きく枝分かれしていきがちです。

そのため、「分かり合えなくても」「再び、分かり合えなくても」という記事の投稿に至り、自分自身の「答え」からかけ離れた異質な意見があることを認め合った上で、いがみ合わないことの大切さを強く認識するようになっています。このコメント欄の限界と可能性を踏まえ、投稿された内容に対し、私自身をはじめ、閲覧されている方々が、どのように感じ、共感するのか、反発するのか、個々人の判断や評価に委ねていく、そのような関係性の大切さを感じ取っています。

そして、批判意見と誹謗中傷の違いについての理解を求めながら、社会の小さな縮図として、せめて当ブログの場では分かり合えなくても、ヘイトスピーチが飛び交うような場にしたくないという思いを強めています。物事にシロクロを付けたい方、付けなければならないという使命感を高めている方にとって、このような考え方は問題であり、物足りない場に映っているはずです。それでも私自身は言葉の力を信じ、言葉の難しさに留意しながら、これからも当ブログを通して様々な情報や論点を提起していければと考えています。

最後に、この一年間、多くの皆さんに当ブログを訪れていただき、たくさんのコメントも頂戴しました。本当にありがとうございました。どうぞ来年もよろしくお願いします。なお、次回の更新は例年通り元旦を予定しているため、変則な日程となります。ぜひ、お時間が許されるようであれば、早々にご覧いただければ誠に幸いです。それでは少し早いようですが、良いお年をお迎えください。

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