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2014年8月 2日 (土)

多面的な情報の一つとして

その時々で書きたいこと、伝えたいことがあり、1週間に1回、ブログの記事本文をまとめています。記事タイトルを決めず、書き終えてからタイトルに悩む時が少なくありません。前回記事「再び、いがみ合わないことの大切さ」がそのパターンでした。迷った結果、今一つシックリ感がないまま投稿直前にタイトルを付けていました。そのため、今年1月に「いがみ合わないことの大切さ」という記事をPart3まで投稿し、その続きに当たるという説明を省いたまま記事タイトルに「再び」を付けてしまいました。

そもそも前回記事を通して訴えたかったことは「いがみ合わない」だけではなく、信じている「答え」が必ずしも絶対的な「正解」とは限らないという論点もその一つでした。物事一つ一つに対して個々人での見方や評価があります。最近の顕著な事例では集団的自衛権の問題があり、前回記事の中でも具体的な話を差し込んでいました。個々人が積み重ねてきた知識や経験から基本的な考え方が培われ、その違いによって物事の見方や評価が大きく分かれがちとなります。

自分自身が正しいと信じている考え方や価値基準から遠く離れた異質な意見に接した際、あきれ果てた気持ちや嫌悪感を抱く場合があろうかと思います。その際、他者を見下したり、揶揄した言葉をぶつけてしまう場面をよく見かけます。このような言葉のやり取りから「いがみ合い」に繋がり、お互いが激しく対立し合う要因になりがちです。念のため、批判すべき点は批判し、厳しい言葉での応酬そのものを否定している訳ではありません。

厳しい言葉の中にも相手を思いやる気持ちさえあれば、反論された側が異質な意見にも耳を傾けやすくなるのではないでしょうか。最初から挑発的な言葉だった場合、「売り言葉に買い言葉」の関係に陥りやすくなります。さらに念のため、このブログのコメント欄のことを想定している訳ではありません。おかげ様で基本的な立場や視点が相違していても、たいへん理性的な言葉での意見が交わされているものと思っています。あくまでも他のサイトのコメント欄や現実の場面で時折り感じがちな点を記しています。

さて、今回は記事タイトルを先に決めました。最も訴えたい論点を明確にするため、そのように試みてみました。信じている「答え」が必ずしも絶対的な「正解」とは限らない、この論点は「完璧な人間はいない」「人は過ちを犯す」という見方に繋がります。特に物事を判断する際の情報が少なかったり、偏っていた場合、より正確な「答え」を導き出せなくなるはずです。以前「多面的な情報への思い」「再び、多面的な情報への思い」「多面的な情報への思い、2012年春」 という記事を投稿していました。

同じモノを見ていても、見る角度や位置によって得られる内容が極端に違ってきます。一つの角度から得られた情報から判断すれば明らかにクロとされたケースも、異なる角度から得られる情報を加味した時、クロとは言い切れなくなる場合も少なくありません。クロかシロか、真実は一つなのでしょうが、シロをクロと見誤らないためには多面的な情報をもとに判断していくことが非常に重要です。 このような傾向があることを認識しているため、私自身、いわゆる左や右の主張を問わず、なるべく幅広い情報や考え方に接するように努めています。

そのような意味合いで言えば、たいへん便利な時代になっています。インターネットさえ利用できれば、幅広く詳しい情報を手軽に素早くコストをかけずに入手できます。そして、以上のような意義を踏まえ、このブログも多面的な情報を提供する一つのサイトとしてインターネット上の片隅に加わり、公務員やその組合側の言い分を発信してきました。とりわけ自治労への手厳しい見方がインターネットを通して散見できますが、せめて思い込みや事実誤認による批判だけは控えて欲しいものと願いながらブログを続けています。

誤解される時がありますが、このブログの記事本文の内容そのものが多面的で、幅広い情報を提供しているものではありません。書き込まれた内容や主張は、いわゆる左に偏っているという指摘を受けてしまうはずです。世の中には幅広く多面的な情報があふれている中、そのうちの一つとして当ブログも数えていただければ幸いなことだと考えています。なお、このブログのコメント欄は幅広い視点や立場からの書き込みが多く、記事本文とトータルで見ていただければ単体で多面的な情報を充分提供できるサイトだと言えます。

続いて、具体的な話に繋げてしまうと手厳しいコメントが寄せられるのかも知れませんが、多面的な情報を提供する場として、私自身が興味を持ったサイトをいくつか紹介させていただきます。機会を見てブログで紹介しようと考え、下書きに保存していたものです。まず日刊ゲンタイの記事(東大名誉教授・石田雄氏 「戦争に向かった戦前と似ている」) ですが、全文を転載すると分量の長さに加え、今回のブログ記事の論点が主客逆転しそうな内容面の重さもあったため、リンクだけはらせていただきました。

以前から述べていることですが、安倍首相は本心から「戦争を避けたいため」一連の判断を下されているものと思っています。そのため、「戦争に向かった戦前と似ている」という見出しは、集団的自衛権の行使に賛意を示される方々から反発を招く言葉だと考えています。しかし、戦争体験者である石田名誉教授の「平和というのは最初は、非暴力という意味で使われる。しかし、日本においては次第に東洋平和という使い方をされて、日清、日露、日中戦争において戦争の大義にされていく」などという言葉一つ一つ、たいへん重いものと理解しています。

そもそも戦前の為政者も、あのような悲惨な結末を予想できた訳ではなく、できれば対米戦争は避けたかったという史実が残されています。一つの一つの選択肢があり、為政者は正しいと信じた「答え」を積み重ねてきたつもりだったはずです。どこかで誤り、もしくは少しずつ誤り、後戻りのできない戦争への道を突き進んでしまったものと見ています。つまり安倍首相が正しいと信じた「答え」、果たして絶対的な「正解」なのかどうか、このあたりが厳しく問われているものと思っています。

最後に、どうしても書き残したかった話を紹介させていただきます。下記の報道のとおり徴兵制の問題が参院予算委員会で取り上げられました。徴兵制の問題は確かに扇情的な面があることも否めませんが、社民党の吉田党首の質問中、テレビ画面に映った答弁席での安倍首相の姿、相手を見下したような態度はいかがなものかと感じていました。そもそも「徴兵制は憲法上、許されない」という答弁ですが、集団的自衛権の行使も歴代の内閣が長らく「憲法上、許されない」と答えてきた矛盾に対し、まったく省みていないようであり、不誠実な印象を強めていました。

徴兵制についての問題が15日の参院予算員会で取り上げられた。社会民主党の吉田忠智党首は「政府は一貫して、憲法18条の意に反する苦役にあたるので、徴兵制は認められないとし、総理も全く考えていないと言われている。我が党も徴兵制は絶対あってはならないと思っている」としたうえで「安倍内閣は従来、憲法上、許されないとされてきた集団的自衛権を可能であると解釈変更した。法制局長官に伺いたい。将来、徴兵制が意に反する苦役にあたらないとの憲法解釈の見直し、解釈変更の閣議決定があれば徴兵制も可能になる。そうした危惧はあるのではないか」と質した。

横畠裕介内閣法制局長官は「徴兵制はわが憲法の秩序の下では、社会の構成員が社会生活を営むについて公共の福祉に照らし、当然に負担すべきものと して社会的に認められるようなものではないので、兵役といわれる役務を義務としてかされることは平時であると、有事を問わず、憲法13条、18条などの趣旨から見て許容されるものでないことは明らかであって、指摘のような解釈変更の余地はないと考えている」と答弁した。

また横畠法制局長官は「環境の変化によって、意に反する苦役になるかどうかが変化することはあり得ない」と明言した。吉田党首は「集団的自衛権の解釈変更時に、法制局は従前の解釈を変更することが妥当であるとの結論が得られた場合、変更することはおよそ許されないものではないと答弁された。安倍総理はやらないといっているが、将来、時の政権が徴兵制は意に反する苦役にあたらないと解釈変更を閣議決定する意思を持てば現憲法下でも徴兵制の可能性を排除できないのではないか」と再度、可能性について質した。

横畠法制局長官は「憲法解釈は合理的、論理的に行うべきもの。指摘の解釈が合理的、論理的に行われるとは思われず、恣意的解釈という事なら別だが、そのようなことがおこるとは考えられない」と断言した。吉田党首は「解釈ではありえないということを堅持して、時の政権に左右されないよう、職務を全うして頂きたい」とくぎを刺した。また、安倍総理は「徴兵制は憲法違反であると明確に述べている。あり得ない」と懸念払拭につとめた。【EconomicNews2014年7月16日

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コメント

意見の相異がたくさん出ることは、集合知の形成の観点からは良いことだと思います。
ただし、集合知の形成過程に強いバイアスがかかってしまうと衆愚になってしまうとの指摘もありますので、必ずしも意見の集約が必要であるとか、議論が必要だとかは、私は、思わないわけです。
いろんな意見はあっていいものだと思いますし、その意見を出した人の人間の歴史があるので、観点やレベルも違うものとなりますし、相違があることは認識せざるを得ません。最近、市の委員をやっていてつくづく感じるものです。

ところで、憲法の話が出ました。憲法とは国民を守るために書かれたものではなく、国家権力を限定するという観点から書かれていることは、よく知られているところです。
そのため、国家権力の主役である政府が憲法の解釈を、ときの為政者の都合で変えるやり方は賢明なものではないと考えています。
ことは、9条だけではなく、他の条文にも及ぶのです。論理的に説明がつくような解釈が新たに見つかったというのならともかく、解釈を変更するという行為は解せないものがあります。
徴兵制しかり、国民固有の権利しかりなわけで、7月1日の閣議決定により、憲法の性格はガラリと変わってしまいました。
時の権力者が憲法を解釈するという悪しき前例を作ってしまったからですが、このまま100年、安倍政権が存続するならともかく、それは生物学的には無理なわけですから、今後、どのような政権ができるかは予測不能です。
私たちが、ネットの片隅で書いていても、世の中は動きません。ただ、このような考えが「当時」あったということが残されるのみで、無力感は否めないところです。

投稿: | 2014年8月 2日 (土) 22時07分

上記コメントは、でりしゃすぱんだのものでした。署名忘れ失礼しました。

投稿: でりしゃすぱんだ | 2014年8月 2日 (土) 22時08分

連投失礼。
今日、住んでいる市の民主党所属の市議が、市の人口問題について、新聞チラシを使って、意見を述べていたので、当該議員に対して、私の考える地方の人口問題についての書き物の情報提供をしました。
情報提供の原文の一部は、下記URLにあります。
また、先月、自治労地本に対しても別件で、労働環境の悪化につながるパブコメについての情報提供をしています。
特に民主党を推しているわけではなく、どちらかというと保守なのですが、興味がありそうな方には、ところかまわずどんどんFAX流してます。ご参考まで。市井の狂人として捨てられてもいいです。
http://blog.yawapan.info/?p=565

よそさまのブログでかくことではないですが。すみませぬ。失礼。

投稿: でりしゃすぱんだ | 2014年8月 2日 (土) 23時07分

でりしゃすぱんださん、おはようございます。さっそくコメントありがとうございました。

ご紹介くださった「人口減少社会における北関東某市の問題点」は昨夜、ブログ訪問の際に閲覧させていただいていました。「労働人口」の奪い合い、地方都市間競争の激化など「なるほど」と感じていました。これからも定期的に訪問し、いろいろ参考にさせていただきますのでよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2014年8月 3日 (日) 07時08分

正直なところ、集団的自衛権を反対される方で、徴兵制に絡めて批判される方をチラホラ拝見するのですが、
大変失礼ながらアホちゃうの?と思う訳です。

国連加盟国において集団自衛権を否定している国として私が思いつくのはスイスしかありません。
永世中立を宣言しているのだから、集団自衛権を行う相手がいないという単純な理由です。

しかし、ご存じのとおりスイスは徴兵制を採用していることからわかるとおり、集団的自衛権と
徴兵制には全く関係がない訳で、徴兵制を採用するだけなら、集団的自衛権を否定したまま、
徴兵制を採用したとしても全く問題ないのですよね。

それと、1億歩譲って徴兵制が可能と憲法解釈をしたとして、じゃあ明日から徴兵出来るかというと
そんな訳はありません。手続法が必要になる訳です。

つまり時間的には
徴兵制は合憲の閣議決定

徴兵制度を実施するための法律制定

法律施行

それで質問なんですが、徴兵制度を実施するための法律が国会を通る可能性がどのくらいあるのでしょうか。
少なくとも、現状で「ゼロ」以外あるんでしょうかね。法案提出した議員、賛成した議員は落選することが確実なのに。

それと、徴兵コストはともかくとして、教育コストをどうするんでしょうか。それから働き盛りの20代の労働力を
企業などから軍事部門に振り分けるとなると、消費税増税どころではなく景気への悪影響があると思うのですが、
経済政策で経済界からの支持を受けている安倍総理にそんな余裕がありますかね?
(でも逆に職に就いてない人限定なんて言ったら支持率爆上げしたりして・・笑)

まあ、そんな現実味のない話でしか危機感を煽れないくらい、日本は平和な国なのであって、それは確かに幸せなことだよな、
と思う次第です。

投稿: とーる2号 | 2014年8月 4日 (月) 19時26分

徴兵制を集団的自衛権の論議といっしょにするのは、私は、ある意味正しくて、ある意味間違っていると思います。

苦役を課すことがないというような、憲法が政府にある意味保障するんだよと義務規定しているような権利の保持の問題として取り上げるのならば、他の条文も、解釈変更できるのかという観点から、憲法の解釈を変更するというということが政府によって行われるという、前例を作った以上、議論の俎上にのせても、そんなにバチは当たらないだろうと思います。
これは、憲法とは何なのかという議論の中の、ひとつの例示によるものなので、私としてはそれほど違和感はないのです。

問題は、集団的自衛権限定行使≒自衛隊の強化≒隊員の不足の穴埋めといったような方向から考えているひとたちで、これは、現実論から言えばそうかもしれないけれども、日本は法治国家なのですから、いきなりは国民を拉致するようなイメージのようなことはしないわけです。
徴兵制を仮に実施するとしても、立法して、国民の自由や権利をある程度制限することになるわけですから、国会を必ず2度以上通すわけです。旧憲法下でも、いちおう立法措置をしています。
もちろん、時のリーダーや立法府がとちくるった場合どうするのかといったことはあります。
ただ、そういうことは、法理論的に考えることをしたほうがクレバーなわけですから、憲法解釈を政府がしたから、即、徴兵制ができる式に短絡思考しないほうがいいと思います。

議論を短絡化することを好むひとびとがいるのも確かなので、それもひとつの考えだと言われればそれまでですが、火を風で煽るようなことをしなくてもいいんじゃないかなと思いますけどね。

投稿: でりしゃすぱんだ | 2014年8月 4日 (月) 21時40分

徴兵制については、私は基本的には今の日本の世論においてかなりハードルの高い事柄だと思います。しかしながら、そもそも憲法上の論理的にはあり得ない筈の集団的自衛権の行使拡大がなされている現状において考えれば、杞憂と切って捨てることのできない論点だと思います。今回の集団的自衛権のように政権の暴走によっては、「なんでもあり」になってしまうことに警戒をするべきだと思います。

今回のOTSUさんの投稿があった翌日、8/3毎日朝刊の一面記事に私はギョッとしました。「防衛省:有事の隊員輸送、民間船員も戦地に 予備自衛官として、検討 フェリー2隻借り上げ」という見出しで、記事によると「有事の際、自衛隊員を戦闘地域まで運ぶために民間フェリーの船員を予備自衛官とし、現地まで運航させる方向で防衛省が検討を始めた。」「背景には海自出身の予備自衛官不足がある。」

要は有事の際、自衛官の人員不足を民間人で賄うということでしょう。防衛省は予備自衛官になるかどうかは、強制ではなく本人の選択だといっているようですが、果たして本当に任意の範囲で済むのか?「事実上の徴用」といわれても仕方ないように思います。

最近の共同通信の世論調査では20代~30代の若者の約7割が集団的自衛権の行使容認に反対している、という結果だそうですね。若者たちの危機感は、もしかしたら「徴兵制」に対する懸念に結びついているのかもしれません。

今、本当に戦争をするつもりで自衛隊に入る若者がいるのでしょうか?現実的には「一つの職業」として選択している方も多いのではないかな、と思います。しかし、集団的自衛権の行使において、日本の安全と関係ない形で外国との戦争に引きずり出されるとしたら、自衛隊員を志望する人に影響が出るかもしれません。それでも、どうしても戦争を遂行するなら、「徴兵制」は現実的選択肢になりうるでしょう。

若者たちの危機感はそのあたりにあるのかもしれません。

自衛官達に血を流してこい、と安全地帯に身を置いて求めることが集団的自衛権の行使であるならば、人の命を軽々しく論じる集団的自衛権賛成論より、若者たちの危機感は現実的だし、正当だし、まっとうだと思えます。

投稿: 勤続20年超 | 2014年8月 4日 (月) 21時52分

自衛隊は人の血を最低限流さないような方策をとるかもしれません。
無人機の大量導入の計画もあるようで、このへんは、お盆以降にたくさんリークされると思います。

予備自衛官についても、国家公務員の身分付与するだけというような、法の抜け道を考えることも可能であるという、観測気球のようなものだと思います。私も読売か何かで目にしましたが。

まともに、このタイミングで概算要求のタマは見せないのが普通なので、世間の反応を見ていると思います。
概算要求に盛るかどうかは、お盆頃決まるので、具体案はそれ以降でてきます。きっと。
お盆って、議員は仕事をしないので、ネマワシできないんです。
ま、予備自衛官の話は、たぶん、嘱託職員程度の職務はやるかもねっていうことなんだと思います。正規隊員とは処遇は違うでしょうね。それでも、防衛の一端を担うわけですが。

今回の予備自衛官の話と、徴兵制は、ちょっと違うんです。たしかに、人口減少社会になりますから、自衛官のなり手は少なくなるのは目に見えています。
ただ、徴兵制とすれば、これまでの国民の自由を縛るので、憲法解釈を必要とします。
9条以外の条文も、政府で解釈決めちゃうのか?という素朴な疑問があっていいと思います。

社民の吉田さんが国会でこのことを聞いていましたが、政府の歯切れが悪いんです。
ま、憲法解釈を9条以外でも変更するのかという点では吉田さんは一貫していたと思います。

人口減と職の人不足をリンクさせるのは、どんな業種でもそうですが、厳然たる事実なので。無人機もカネかかりますしね。
でも、そのことと、徴兵制の議論の中で、国民に保障された自由を公共の福祉という言葉でしばってほしくないよなあとは思います。

余談ながら、私の住んでいる市の、自衛艦募集事務所OB会なるひとたちが、花火大会の協賛金出しているのは、ものすごく違和感があったのですが。

投稿: | 2014年8月 4日 (月) 23時51分

上記コメントは、でりしゃすぱんだのものでした。たびたひ失礼。

投稿: でりしゃすぱんだ | 2014年8月 4日 (月) 23時52分

連すみませぬ。
公共の福祉という言葉は、両刃の剣なんですね。
うまく使えば抑止になるし、また、権利の縛りにも使えます。
だからといって、徴兵制という制度は、あまりにも太平洋戦争の総動員法を連想させるので、内閣府も防衛省も厚生労働省も難色を示すとは思うんですけど、自発的な自衛官の募集の促進策のようなものは、考えているかもしれません。
国家公務員10%削減だというようなことを言ってのける政権ですから、自衛官の定員は増やすと言うかもしれません。
応募の自由は担保しておいて、その実、けっこうなむちゃはやりかねないなと思います。
無人機にしたってミサイルにしたって、ボタンひとつでいっちょ上がりとはいかないのが、昨今の装備品ですから、それなりの知識、訓練も必要ですしね。
高度な知識を持った自衛官の採用、養成は、こういうご時節になってしまったので、当然、政府部内で考えていると思います。
高等教育機関への進学率が上がっていますからね。
あとは、ウミザルさんや司法警察員にも自衛官併任しろみたいなことも、アイデア自体はあるんじゃないかなと思います。実施するかどうかは別問題ですが。
ま、無線局には電波法で、お国が困ったら設備を貸しなさいというような条文も現在実際にありますのでね。アマチュア無線なんかは、有事には利用されるのは疑いないんだと思いますけど。

投稿: でりしゃすぱんだ | 2014年8月 5日 (火) 08時48分

おはようございます

>勤続20年超氏

>そもそも憲法上の論理的にはあり得ない筈の集団的自衛権の行使拡大がなされている現状において考えれば、杞憂と切って捨てることのできない論点だと思います。今回の集団的自衛権のように政権の暴走によっては、「なんでもあり」になってしまうことに警戒をするべきだと思います。

憲法9条を素人の私が読めば、自衛隊の存在は憲法に違反してるようにしか見えません。
自衛権をどのように行使するかを政権の暴走と決めつけるのは少々暴論ではないでしょうか。

>最近の共同通信の世論調査では20代~30代の若者の約7割が集団的自衛権の行使容認に反対している、という結果だそうですね。若者たちの危機感は、もしかしたら「徴兵制」に対する懸念に結びついているのかもしれません。

調査の質問のしかたで、結果がかなり変わるので参考にしかなりませんが、リベラル系の新聞が
海外の戦争で死ぬ死ぬと煽った結果だからではないですか。

>集団的自衛権の行使において、日本の安全と関係ない形で外国との戦争に引きずり出されるとしたら、自衛隊員を志望する人に影響が出るかもしれません。それでも、どうしても戦争を遂行するなら、「徴兵制」は現実的選択肢になりうるでしょう。

つまり、日本の安全と関係ある形で外国との戦争行為ならば問題無いということですか

>自衛官達に血を流してこい、と安全地帯に身を置いて求めることが集団的自衛権の行使であるならば、人の命を軽々しく論じる集団的自衛権賛成論より、若者たちの危機感は現実的だし、正当だし、まっとうだと思えます。

どうも集団的自衛権を否定するあまり、命を軽視する呼ばわりはどうかと思いますがね。
ならば、個別自衛権ならば、自衛隊は血を流すことも命を捨てることもないのでしょうか。
現在の中東におけるイスラエルとパレスチナの戦争行為は国民の安全がどれほど重要か
示すものではないでしょうか。

投稿: nagi | 2014年8月 5日 (火) 09時02分

今日の朝日新聞で、自身の慰安婦に関するデマをようやく一部認めましたね。
今まで、嘘を前提に無茶苦茶な報道を続けたことによる被害はどれほどでしょうか

朝日が嘘を広めたおかげで、もはや嘘が事実として認識され始めている。
今更訂正しても何ら影響ないし、それをわかっていて訂正したのでしょう。

ところで、日本のリベラル系議員や平和団体は、韓国がベトナムでした虐殺行為や
また、韓国国内で提訴があった、米軍基地慰安婦問題について抗議活動の支援は
しないのでしょうか? 米国大使館前に「慰安婦像」を作って抗議はしないのですか。
韓国政府が管理運営していたのははっきりしているので、韓国政府に対しても
謝罪を求めなくてはなりません。韓国政府によって性奴隷として米軍に提供された
のですから、米国にも責任はあります。
日本のリベラルの方々の主張を見ていたら、当然この問題は放置できない重大な
女性への人権侵害です。ぜひ活動報告を期待しています。

投稿: nagi | 2014年8月 5日 (火) 11時51分

確かに9条は、日本語としてどうなんだよ!論理的に無理ありすぎ!と突っ込みたくなる条文です。
現行憲法は、句読点の打ち方など、細かく読むとキリがないほど、ブサイクな日本語の条文がたくさんあります。
これが、日本国の最高法規だって規定されていても、義務教育受けても意味不明では、日本語の手本にもならないんですよね。
法理論的にはぐちゃぐちゃだし。nagiさんのおっしゃるとおり、9条を素直に声出して読んでも、集団的自衛権はおろか、自衛隊も理論的に出てこないんですよね。
改憲なんてことは、相当の混乱が予想されるので、私は、消極的反対なわけですが。わかってる人が改憲案作ればいいけど、バイアスはかかるし、わけわかんないひとも案作成に加わるだろうし、よけいぐちゃぐちゃになるかもなので。

投稿: でりしゃすぱんだ | 2014年8月 5日 (火) 15時58分

でりしゃすぱんださん

火を風で煽る、というのは徴兵制に絡めて反対される方のことだと思いますが、もしや私のことでしょうか。
基本的に言い方が違うだけで、内容はでりしゃすぱんださんとそれほど変わらないように思っていますが、
まあ、ちょっと書きすぎたかもしれません。気を悪くされた方がいらっしゃったら申し訳ありません。

ところで、勤続20年超さんの読まれた記事が毎日という時点ですでに私は片方の眉につばを付けそうになっているのですが、
これって、予備自衛官とか言う必要あるんですかね。仮に戦地がどこかにあるとして、民間の力が必要だったとして、
安全な中継地点まで運んでもらえるだけでも、そこに自衛隊の艦船を投入せずに済むわけで、それで十分だと思うんですよ。

民間人が危険地帯で死傷するような事態が発生したら、少なくとも現状では政府がひっくり返ると思うんですが・・。

あと世論調査についてですが、共同通信だけでなく、各社が調査してますね。調査結果をまとめた記事を貼り付けておきます。

>回答の選択肢を賛成か反対かの2つのみとしているメディアでは反対が多く、賛成を「全面的容認」と
>「必要最小限度の容認(限定)」に分けて3つの選択肢を用意したメディアでは賛成が多く出ている。
>3択方式をとるのは産経新聞・FNNと読売新聞だ。いずれも「限定」を含めた賛成が6割を超え、反対は3割前後にとどまる。(中略)
> 一方、2択方式の毎日新聞や朝日新聞、共同通信は、賛成が3割前後、反対が5割台後半となった。
>政府・与党が目指す「限定」に相当する選択肢がなく、「限定」と回答したい人が反対に回った可能性もある。

最後に
>今、本当に戦争をするつもりで自衛隊に入る若者がいるのでしょうか?
の部分については、
>今、本当に国を守るつもりで自衛隊に入る若者がいるのでしょうか?
とするのであれば、自衛隊員の家庭に育ち、現在も複数の親族が自衛隊にいる人間として、誇りをもってイエスと答えます。
職業選択の一つとして、の部分は否定はしませんけどね。

投稿: とーる2号 | 2014年8月 5日 (火) 20時46分

とーる2号さん。
私は、直接、とーる2号さんに絡めてはいないのですが。
むしろ、お話の延長線上にもっていったつもりなのですけど。
前びろにいろんな意見があっていいと思いますし、なじったりするのは、このコメント欄では反則だと思っていますよ。

ぶっちゃけて言えば、徴兵制を手続の話もせずに、いきなり電気的なショート式に、憲法解釈解釈変更=徴兵制導入のような乱暴な議論は、それもひとつの考え方だけど、そこまで世論を煽ってしまうのはどうか?ってことです。
なんか、デモとか見てると、日本は1時間後には軍を持っていてもおかしくないみたいな、極端な反対のしかたをするひとびとがいるので、そういう書き方になりました。
ただ、安倍政権が100年後も存続するならともかく、生物学的にも無理なわけですから、杞憂であっても、そういう論がでても不思議ではないと思います。将来、どんな政権ができるかはわからないからです。

私が考えるのは、要は、日本をどこに導いていくつもりなのか、そこが見えないので、いまのところなんとも言えないということです。
7月1日にパンドラの箱をあけられたような気もします。しかし、日本には良心も知恵もあります。捨てたもんじゃありません。

投稿: でりしゃすぱんだ | 2014年8月 5日 (火) 22時16分

多くの人が勘違いしてるのは世論が許さないから徴兵制は無いではなく、軍事の視点から見て徴兵制は必要なくなった。ということなんですよね。軍事の視点からみると徴兵制なんて天動説に過ぎないということなんですよ。素人に毛の生えた程度の人間は必要ない。冷戦期後期ですでに結論が出てた話なんですけどね。面白い例え話を見つけたので紹介します。その辺の通行人何人捕まえたらサッカーワールドカップで勝てるでしょうか?徴兵制はそのレベルの話なんですよ。もう正直徴兵制の話はそれを口に出す人間は軍事の知識ゼロでその人の軍事に関する話を聞くだけ時間の無駄というのが分かるいいキーワードだと思いますよ。

投稿: だん | 2014年8月 6日 (水) 20時05分

だんさん。こんばんは。
まあ、なんだかんだっていって、自衛隊もたぶん人不足になります。これからはです。
自衛隊への自由意志で応募ということが続いていて、しかも、人口減少社会。
防衛ノウハウの蓄積は必要ですし、ノウハウをもった人材を、自衛隊も確保しなくちゃいけない。
さらには、装備品の電子化やら何やらで、ズブの素人は動かせないときている。
だから、養成段階で青田買いみたいなことをしていかないと、自衛隊の組織のレベルの問題になっていきます。

たぶん、考えのあるひとは、このあたりから徴兵制や予備自衛官制度の援用なんていうものを議論のネタとしていると思います。
過去の国家総動員法で、まあ、通知はしたものの、ほとんど拉致同然だったといったものを考えているひとは、そのへんどうなのかなあということではあります。

単純に、マンパワーで国家防衛できる時代ではなくなってしまった。
それは、ミサイルを素手でつかまえて、軌道を変えることのようだと言っていいかもしれません。
まして、機械が紛争の主役になるような時代。すでに、ミサイルはミサイルで落とし、偵察は無人機。白兵戦は電子甲冑やロボットだと、最先端の技術はそこまできています。
そこには、大量の人的資源を必要としない紛争のタイプがあるということですよね。
そういう時代に、徴兵制は確かに似合うものではないとは謂います。
ですが、最後の最後は人海戦術ということもあるのでしょうね。

ただ、徴兵制の議論は、憲法9条以外の条文も、ときの政権が解釈変更できるのかといった観点から、徴兵制自体が極論にすぎなくても、議論はしておいたほうがいいと思います。国民に分かりやすいのです。
徴兵制を例にとって、法理論的にこれまで国家が保障してきたものを、政府が閣議一発で変えられるのかという点では、具体性がなく現実的ではないとの意見はあっていいと思いますが、こういった議論の積み重ねがあってこその憲法論議なのだと思いますので。

ことは、憲法の運用問題の範疇なので、そもそもの具体的な事情は度外視しても問題ないと思います。
憲法が保障する国民の権利義務が、時の政権次第でなんでもありになってもいいのかということなのだと理解しています。

投稿: でりしゃすぱんだ | 2014年8月 6日 (水) 22時36分

でりしゃすぱんださん。こんばんは。
「最後の最後は人海戦術」これ自体がもはや幻想だと思います。まず、先進国において「大量のマンパワーを必要としない軍隊」は常識であり、軍事上の理由で徴兵制を置いている国はもう存在していないこと。そもそも総数が減少するなら少数精鋭を貫いた方がよほど効率的ですしね。そもそも地政学上シーパワーに分類される日本は兵員の数が戦力の律速にはなりにくい。それは四方を海に囲まれおり、そのような国では船や飛行機の数が律速です。現状においてもそれは足りていないし、機械化の恩恵が最も受けやすい分野でもあります。さらにお金の問題。徴兵制は決して安くない。無給だと仮定しても装備やその訓練のコストを考えると一人頭600万はかかる。どう考えてもそんなお金どこにもない。これらを踏まえると人口減による防衛力低下はおそらく別の方法で補填すると考えたほうがより現実的かなと。たとえば多国間の軍事同盟もその選択肢の一つであり、集団的自衛権もその布石の一つかもしれません。現在軍事についての考えが強い軍隊とは何か?という命題において数などといった物理的な強さよりも、より効率的かつ合理的な運用に重きを置いている以上はその方向に進むと考えた方が合理的でしょう。

投稿: だん | 2014年8月 6日 (水) 23時30分

>憲法9条を素人の私が読めば、自衛隊の存在は憲法に違反してるようにしか見えません。
自衛権をどのように行使するかを政権の暴走と決めつけるのは少々暴論ではないでしょうか。(nagiさん)


暴論ではないと思いますが。立憲主義に相容れない自衛隊は「現実的」存在ですし、憲法の論理と相容れない集団的自衛権は政権の暴走なしにはあり得ない事です。集団的自衛権に対する支持を理由に安倍政権を支持している人は、まず間違いなく少数派でしょう。だから、国民の望んでいないことをしている安倍政権の暴走です。

>調査の質問のしかたで、結果がかなり変わるので参考にしかなりませんが、リベラル系の新聞が海外の戦争で死ぬ死ぬと煽った結果だからではないですか。(nagiさん)
>勤続20年超さんの読まれた記事が毎日という時点ですでに私は片方の眉につばを付けそうになっているのです(とーる2号さん)


読売の世論調査でも、「集団的自衛権を限定的に使えるようになったことについては、「評価する」が36%で、「評価しない」は51%と半数に上った。限定容認によって、日米同盟が強化され、抑止力が高まると思う人は39%で、「そうは思わない」が49%。政府が集団的自衛権を巡る問題を国民に十分に説明していないと思う人は81%を占め、理解が広がっていないことが浮き彫りとなった。」(読売7/3)とあります。

なぜ、事実に反してまで、集団的自衛権行使に関する国民的世論が肯定的であるかのような論じ方をするのでしょうか。個人的意見は勿論あっていいですが、その前提としての事実については、キチンと踏まえるべきでしょう。世論は集団的自衛権行使に関しては否定的な意見が多いのは事実だと思います。現に滋賀県知事選で自民党候補者が破れました。個人的に集団的自衛権に関して賛成ということは分かります。しかし、事実は事実として受け入れるべきだと思います。

>日本の安全と関係ある形で外国との戦争行為ならば問題無いということですか(nagiさん)


戦争になるなら当然「問題」です。だから、「問題無い」などと言えません。ですが、日本の安全保障に関わるなら、当然個別的自衛権に従って自衛戦争を行うことも当然です。自衛隊は文字通り、そのために存在しているのだと理解しています。しかし、今回の集団的自衛権行使拡大の問題は、日本の安全保障とは直接的には関係のない事象を含むものだということを、キチンと踏まえて考えるべきでしょう。


>現在の中東におけるイスラエルとパレスチナの戦争行為は国民の安全がどれほど重要か
示すものではないでしょうか。(nagiさん)

イスラエルという国の成り立ちを御存じですよね。イスラエルはパレスチナの人々からすれば、第二次世界大戦後、中東の地にヨーロッパ諸国の都合によって突如出来た国でしょう。それ以後パレスチナ人は住んでいた場所を追われ、常に迫害に晒されています。そうしたことが度重なる悲劇の背景にあります。その現状と日本の安全保障の何を比較するのでしょうか?日本人はパレスチナ人のような迫害を受けていますか?比較の対象を間違えていると思います。

>どうも集団的自衛権を否定するあまり、命を軽視する呼ばわりはどうかと思いますがね。(nagiさん)


私は、集団的自衛権行使賛成派の方々が、一般論として「命を軽視する」方々だとは言いません。ただし、事実として、安全地帯に身を置いて血を流すことが可能性として低い場所から、日本の安全保障に関係なく自衛官を結果的に危険にさらす論を肯定していることは事実ではないでしょうか?そこに違和感があるのです。

>今、本当に国を守るつもりで自衛隊に入る若者がいるのでしょうか?自衛隊員の家庭に育ち、現在も複数の親族が自衛隊にいる人間として、誇りをもってイエスと答えます。(とーる2号さん)


では、「日本の安全保障と関係のない外国と戦争をするために、自衛隊に入る若者がいるのでしょうか?」という質問でも、是非ご親族の自衛官の方々に聞いてみてほしいと思います。今回、問われているのは、正にそこなのですよ。その問いを、集団的自衛権賛成派の人達は意図的に軽視しているように、私は感じています。

投稿: 勤続20年超 | 2014年8月 6日 (水) 23時33分

だんさん。
私は、だんさんのおっしゃることはもっともだと思っています。
最後の最後の人海戦術とは、たぶん、敵さんが日本に上陸して、現地の日本人が竹槍でも振り回すような極限状態を想像して書いたつもりです。
そこまで、戦わせることはありえないだろうとは思いますが、可能性の問題です。程度問題ですかね。
ただ、現実問題として、優秀な自衛官の確保の件は、防衛省も認識していると思います。
政府各省庁も同じ悩みがありますし、採用試験倍率ばかり高くても、もともとの質の問題ということもあります。もちろん属人的にです。
何をもって優秀かということについては、言及を避けますね。

投稿: でりしゃすぱんだ | 2014年8月 7日 (木) 00時40分

おはようございます。

>勤続20年超氏

>立憲主義に相容れない自衛隊は「現実的」存在ですし、憲法の論理と相容れない集団的自衛権は政権の暴走なしにはあり得ない事です。

憲法に違反してる可能性が高い自衛隊が「現実的」存在で、一方、集団的自衛権は暴走と決めつけるのが
良く理解できません。

>なぜ、事実に反してまで、集団的自衛権行使に関する国民的世論が肯定的であるかのような論じ方をするのでしょうか。

世論調査は時期や内容によりころころ変わるので、実際に容認派が多いときもありました。
さらに世論が肯定的であるかのような論じ方はしてませんが、単に世論調査のやり方に
疑義があると言ったにすぎません

>イスラエルという国の成り立ちを御存じですよね。(略)比較の対象を間違えていると思います。

もちろん成立はしっています。そのような背景ではなく、現実の状況で、互いに自衛戦争を
主張し殺し合いをしています。日本が迫害を受けているかどうかではなく、紛争になれば
あるいは日本が戦場になれば同じことになると言いたいだけです。
まるで、集団的自衛権なら、戦争に巻き込まれて血を流す。個別自衛権ならそうではないという
論調がおかしいと言いたいのです。個別自衛権だろうと、日本が戦争する可能性、日本が侵略
される可能性は変わらずある。それを無視するかのような主張がおかしいと言っています。

特に、徴兵制などは、個別自衛権だけであっても、日本が紛争状況になれば、検討される
ことになるのでしょう。他の方が言われてるように徴兵制そのものがナンセンスかどうかは
べつの議論ですが。

真に戦争を忌避すべきなら、個別自衛権は〇、集団的自衛権は×などという議論はそもそも
間違ってるのです。戦争の可能性を認めるならば、両者は区分されるものではなく、単に
戦争という手段をどのような状況で行使するかという議論になるはずです。

>集団的自衛権に対する支持を理由に安倍政権を支持している人は、まず間違いなく少数派でしょう。だから、国民の望んでいないことをしている安倍政権の暴走です。

少数派の声を聴けと言うのはリベラル派がいつも言うことだと思うのですが、多数派が望むことを
しないと政権が暴走してるということでよろしいのですか?

投稿: nagi | 2014年8月 7日 (木) 10時11分

勤続20年超さん

>なぜ、事実に反してまで、集団的自衛権行使に関する国民的世論が肯定的であるかのような論じ方をするのでしょうか。個人的意見は勿論あっていいですが、その前提としての事実については、キチンと踏まえるべきでしょう

前段で私が書いたことを引用されているので、「嘘つき」は私とnagiさんをご指名されているのだと理解していますが、嘘つき扱いされて心穏やかでいられるほど人間が出来ている訳ではありません。
今回、私は自分の意見以外はほぼ書いてませんし、世論についてのコメントは、引用以外行っていないはずですが。「事実に反してる」部分はどこですか?
私が事実に反することを述べている部分とその嘘つきである根拠を示すか、あるいはこの根拠無き失礼な批判に対する相応の謝罪を表明いただけないなら、今後は勤続20年超さんのことを「嘘つき」あるいは自分の主張のために人のコメントをねじ曲げる方として扱い、議論の相手とはしないこととします。

投稿: とーる2号 | 2014年8月 7日 (木) 23時45分

最近、やたら政府のリークを記事にする読売さんなのですが、ちょっと気になってます。
今朝は、無人潜水艦のための「燃料電池の開発」を予定していて、長期間、海中の偵察が活動できる、超静音な潜水艦をUSAと開発するんだなんてことを防衛省は考えているとか。
まぁ、勝手にやってくださいなんですが、血を流さない国防ならば、なんでもありなんだなぁということは思うわけです。
ま、紛争とか・・・たとえ偵察活動用にしても、無人化したら、なんのための紛争なのかなぁと、たびたび書いているわけですが。
もちろん、有人よりは無人の方がいいに決まってるんですが、相手も無人になったら、いったい国家は何と戦い争いしてるんだという、根本的なことが・・・。
防衛省担当原課としては、今日の記事みたいな話を、もうUSAとしているから、防衛省として概算要求に載せてもいいよね?いきなり載せてびっくりしないでよね!って、まぁ、中央省庁の常套手段ではあるんですが。お盆前によく、こういうことをリークするよなぁと。省内のインナー対策でもあったりすることがあるので。
記事では魚雷とかは搭載しないとは書いてありますけれども。どうなんでしょね。
読売さんはいつの間にか、政府の広報紙と化したような気がするのですが。それは言いすぎです。はい。

投稿: でりしゃすぱんだ | 2014年8月 8日 (金) 21時53分

>憲法に違反してる可能性が高い自衛隊が「現実的」存在で、一方、集団的自衛権は暴走と決めつけるのが良く理解できません。


私は現実的に考えることは大事だと思っています。現実に存在して、かつ多くの自衛官が誇りとやりがいをもって日本社会に貢献している、そういう自衛隊を私は現実的存在として受けとめています。ごく当然のことだと思っています。ですが、集団的自衛権問題は自衛隊のこれまでの任務を飛び越えて、日本の安全保障に直接関わらない他国との戦争にも参戦することを、論理として含んでいます。このようなことを、そして国民が説明不十分として受けとめていることを、安倍首相の信念のみに基づいて無理やり行おうというのは、「暴走」という表現を使用することが論理的だと思います。

>現実の状況で、互いに自衛戦争を主張し殺し合いをしています。日本が迫害を受けているかどうかではなく、紛争になれば,あるいは日本が戦場になれば同じことになると言いたいだけです。


日本の置かれている国際政治的位置、地政学的状況、歴史を無視した単純比較は無意味だと思います。そして、私はパレスチナとイスラエルの戦いを「互いに自衛戦争を主張し殺し合いをしています。」とは見ていません。理由はパレスチナ人が軍事的に圧倒的に不利だからです。それでもパレスチナ人が抵抗するのは、イスラエルによる迫害という現実的背景以外には考えられないと思います。従って、今のパレスチナとイスラエルの戦争は、イスラエルによるパレスチナ人に対する迫害という状況抜きに、単なる自衛戦争と見るのは間違いだと思います。

そして、日本はパレスチナ人の置かれている状況とは根本的に違うのだから、自衛のみを考えればよいのであって、戦争に至らない政策的戦略に傾注すれば良いのです。

>個別自衛権だろうと、日本が戦争する可能性、日本が侵略される可能性は変わらずある。それを無視するかのような主張がおかしいと言っています。真に戦争を忌避すべきなら、個別自衛権は〇、集団的自衛権は×などという議論はそもそも間違ってるのです。戦争の可能性を認めるならば、両者は区分されるものではなく、単に戦争という手段をどのような状況で行使するかという議論になるはずです。


日本が侵略されれば、当然自衛権が発動されます。しかし、(机上の空論としてはあり得ても)先制攻撃や、日本の侵略行為など日本の世論や日本国憲法の論理が許さないと私は考えています。だから、「戦争の可能性を認める」としても、日本において戦争とは自衛戦争以外にはあり得ないと思います。「単なる戦争」は日本においてはあってはならない、ということです。従って、日本においては個別的自衛権と集団的自衛権は峻別されます。

>多数派が望むことをしないと政権が暴走してるということでよろしいのですか?

いえ、第一の問題はあくまで、正しい政策かどうかです。


>私が事実に反することを述べている部分とその嘘つきである根拠を示すか、あるいはこの根拠無き失礼な批判に対する相応の謝罪を表明いただけないなら、今後は勤続20年超さんのことを「嘘つき」あるいは自分の主張のために人のコメントをねじ曲げる方として扱い、議論の相手とはしないこととします。

まず、とーる2号さんのお考えに理があるかどうかに関わらず、謝罪します。スミマセン。理由は、①上記のようなとーる2号さんの誤解・曲解を誘引した私の不用意表現があった可能性を否定できないこと、②この「場」はあくまでOTSUさんの提供してくれたものであり、OTSUさんの投稿と無関係に個人的な非難の応酬は避けるべきであると考えていること、の二点です。

その上で、私の考えを述べます。

まずここで前提となる事実について、です。私はここにおいて、事実については次の点を指しています。①共同通信の世論調査において、若者の集団的自衛権に対する反対は約7割。②他の世論調査でも反対が多い。③自民党幹部も説明不足を認めている。④滋賀県知事選で自民党候補が敗北、以上の事実を踏まえ日本の世論は集団的自衛権に関して「肯定的ではない」ということが事実だと考えています。

しかしながら、これに対してとーる2号さんは「回答の選択肢を賛成か反対かの2つのみとしているメディアでは反対が多く、賛成を「全面的容認」と「必要最小限度の容認(限定)」に分けて3つの選択肢を用意したメディアでは賛成が多く出ている。3択方式をとるのは産経新聞・FNNと読売新聞だ。いずれも「限定」を含めた賛成が6割を超え、反対は3割前後にとどまる。(中略)一方、2択方式の毎日新聞や朝日新聞、共同通信は、賛成が3割前後、反対が5割台後半となった。政府・与党が目指す「限定」に相当する選択肢がなく、「限定」と回答したい人が反対に回った可能性もある。」という「貼り付け」をしました。

自分の意見ではない「貼り付け」とおっしゃいますが、私としてはとーる2号さんのご意見に準じたものだと受けとめました。そして、内容的にも「政府・与党が目指す「限定」に相当する選択肢がなく、「限定」と回答したい人が反対に回った可能性もある。」というとおり、実は国民世論は「肯定的だ」というように受け取れるものです。

私はそれを事実に反すると考えています。

私はとーる2号さんは①世論調査は質問によって変わる、②集団的自衛権について国民世論は実は「肯定的である」可能性がある、と論じていると受けとめました。これが間違いであるなら、つまりとーる2号さんは集団的自衛権について国民世論は私と同様に「肯定的ではない」というお考えであったのなら、確かにとーる2号さんの発言をねじ曲げたことになるので、私の曲解ですので、率直にお詫びします。

ですが、上記の観点では、とーる2号さんのコメントは世論が「肯定的なのか」「肯定的でないのか」という点でハッキリとしたものではありません。

にもかかわらず、いきなり謝罪要求とは随分一方的ではないかと、正直困惑しています。


そして、もう一つ。「嘘つき」云々。

私のコメントを読み返して下さい。わたしはあなたを「嘘つき」と言っていますか?言っていないですよね。当然です。「嘘」というのは、故意・悪意を前提としています。しかし、とーる2号さんの発言が故意・悪意のウソなのか、私は判断しようがありません。だから、私はとーる2号さんの発言をウソなどと断定せずに、「事実に反する」と表現したので。「事実に反する」ということは、故意でも悪意でもない単純な誤解である可能性を含みますし、幅のある表現なので適切だと思い選択しました。

私はあなたを「嘘つき」などと言っていません。だから、これこそ曲解ではないですか?

私は曲解しているとーる2号さんに、そのことをもって謝罪せよなどとは言いません。単にそのことに気づき、反省してくれればいいのです。そもそも、「アホちゃうの?と思う」などと挑発的で、文字通り失礼な表現を最初に使用したのはあなたなのですよ。

投稿: 勤続20年超 | 2014年8月 8日 (金) 23時35分

勤続20年超さん

うん、よくわかりました。正直あなたにはやはりがっかりしました。
そういうことなので、別にもう敬意を払うつもりもないし、今後相手にする必要もないかなとは思いますが、一応今回は最後までおつきあいします。
OTSUさんにはこの場を荒らすことになってしまい、大変申し訳ありません。

少なくとも、私はあなたが引用したニュースサイトについては、都合のいいアンケート取って都合のいいアンケート結果とって自社の都合のいい主張してんなあ、とは思ってましたよ。
でも、それはかのマスコミがそういう主張してるだけで、実態はそうでもないんじゃないの、それはこういう論点もあるよ、という意味で引用させてもらいました。
でもね、それを事実に反してまでと異なる主張を、なんて表現はしませんよ。
それでああいった失礼な、失礼というのは事実と異なる主張をする=嘘つきかバカ(理解が足りない)の二択であり、結局どっちも失礼だからですが、コメントをされるとは思いませんでした。

さらに
>とーる2号さんのお考えに理があるかどうかに関わらず謝罪します
>上記のようなとーる2号さんの誤解・曲解を誘引した私の不用意表現があった可能性を否定できないこと
うっわ。要するに私がアホだから勘違いしてるだけだ、と。「不用意表現」の「可能性」を「否定できない」
凄いですね。こういうのをお役所言葉って言うんでしたっけ。
で、これ読んで私が
「勤続20年超さん反省してないな」
「あのバカ(私)が勝手に勘違いしてるだけだけど、微粒子レベルで誤解招く表現あったかもしれないから一応謝罪のポーズね」
と思ってるとしても、曲解なんですよね。

それで、勤続20年超さん以外の方にアンケートを採りたいのですが、
事実と異なる主張をしている、というのを、嘘つきとするのは曲解なんでしょうか。

ぜひ、普段コメントされてる方にお願いします。せっかくですから4択にしときましょうか。(笑)
1.曲解だ!とーる2号死ね 
2.まあ、普通はそうは思わないよ、勤続20年超さんの言うとおりだわ。とーる2号は反省した方がいい
3.どっちもどっちだけど、どっちかというととーる2号の意見に賛成かな。
4.とーる2号の言うとおり。

それなりにコメント数がついて1.2.が多ければ、反省し、私が間違っていたと判断し、批判したことは謝罪し撤回しますので、ぜひ、コメントください(笑)

まあ、話を戻します。

あなたは、自分が引用したニュースサイトの記事は事実であるが、私が引用したニュースサイトの記事は事実でないとお考えのようですね。
で、それを引用してるんだから、私が事実と異なる主張をされていると。なんだそりゃ、ですが。

①世論調査は質問によって変わる、は私の意見としては正しく理解されています。
②集団的自衛権について国民世論は実は「肯定的である」可能性がある、
これは幅があると思っています。
完全に否定している方自体は、完全に肯定してる人同様、比率としては多数派ではないと思ってますので、中間層の色の濃さを見極めるのが重要だろうと。
現政権はそもそも「集団的自衛権丸々オッケー」と言ってる訳でない。限定をつけている以上、政策についてアンケート調査を行うのであれば、
政権の見解についてきちんとわかりやすく説明した上で、その政権の判断について是非を問う設計になっている必要があるはずです。
つまり、本来アンケート内容が集団的自衛権解釈改憲に賛成、反対の2択にしちゃいけないんです。2択にした時点で、中間層の色の濃淡が全く出なくなるんですから。
どうしても2択にするのであれば、安倍政権がどのような現状にどのような問題点があるという主張をしているのか、
そこまで事前に説明した上で、その判断についてYESNOを選ばせる必要があると思いませんか。

>これまで政府は憲法上集団的自衛権を使うことはできないと解釈してきましたが、安倍政権は使えるようにしました。使えるようにしたことは良かったと思いますか、良くなかったと思いますか

これだと、ほぼ誘導尋問ですね。
こんな2択をやってるマスコミは事実に反するアンケート結果を作るために行っているか、マスコミにそういうアンケート調査をやる能力がないのか、まあ概ねどっちかですよ。


繰り返しになりますが、要するに大事なのは①の部分であってアンケートが正しく設計されているか、あとは調査対象に偏りがないか、という点だと思います。

ということで、こんな2択のアンケート調査などは集団的自衛権についての調査という観点では、全くもって評価に当たらないです。
こんなアンケート結果をもって、これが事実だ、とーる2号の主張は事実と異なる、なんてちゃんちゃらおかしいとしか言いようがありません。

集団的自衛権反対とあなたがご主張されることは結構です。あなたのご意見なのだから。でも、限定付きでしかたないな、と思ってる人を反対、とするのは事実とは異なる表現でしょう。
やむをえない、というのは、消極的であれ承認ですよ。

あと、おもしろいご主張をされてると思うのは、滋賀県知事選の選挙結果を、他の争点と関係なく集団的自衛権と結びつけておられることです。
どのような争点があったかに関係なく、集団的自衛権という論点について、否定した、と。ちなみに滋賀県というのは元々民主王国ですが、それも別に関係なく、
自民党は負けたんだから、これは集団的自衛権反対の証左であると。
ということは、今後は自民党が勝利すれば、それは集団的自衛権については自民党の主張を住民の方が認めたということ証拠でいいんですよね。
もちろん、集団的自衛権には反対で、徴兵制にも反対の方が多い訳ですから次の国会議員の選挙で自民党が第一党をとることなどあり得ないですよね。
後で否定しないでくださいね?まさか二枚舌は使わないですよね?
選挙結果を持ってご自身の意見の補強とするのであれば、ご自身の批判する支持政党が第一党になった時点で、ご自身の意見の否定と受け止めて当然ですよね。

ちなみに、私はこの「集団的自衛権を丸々やるというなら反対するけど、必要最小限にしぼってやるなら仕方ない」という層が最も多いと思ってます。
で、解釈改憲が好ましい、と思ってる方は少数だと思ってますよ。

なお私自身は憲法自体はニュートラルなものであり、集団的自衛権も、徴兵制も、国民がそう決めるならもちろんありうるものだと思います。
一方で、そうするためにはきちんと手続を踏み、国民の判断を仰ぐ機会を提供するべきで、解釈改憲というのは絶対駄目とは言わないが、できるだけ避けるべき手段であると思っています。
それから、集団的自衛権は今のように限定条件を付けるのであれば賛成、徴兵制は反対、という考えです。
別にこれまで私が言ってきたことの中に含んでないと思うので、曲解してたとか思う必要はありませんが、ご参考まで。

それと、勤続20年超氏のように「日本の安全保障と関係のない外国と戦争をするために、自衛隊に入る若者がいるのでしょうか?」とか、ピント外れのことを主張されてるから、なかなか支持が増えないんですよ。

大前提は、「PKOなどで多国籍軍の一部として日本が参加した時に、自分攻撃受けてないからと言って傍観することが許されるのか、日本の周辺で紛争が起きた際に、日本と共同し行動してくれる国があったとして、その国を守るための行動が許されるのか」
という点ですよ?むしろ私からはそういうことについて、論点を外さずにきちんと意見を伺いたいですね。

それから、私が書いた
>正直なところ、集団的自衛権を反対される方で、徴兵制に絡めて批判される方をチラホラ拝見するのですが、大変失礼ながらアホちゃうの?と思う訳です。

については、誰かをご指名したこともありませんが、でりしゃすぱんださんへのコメントの中で

>まあ、ちょっと書きすぎたかもしれません。気を悪くされた方がいらっしゃったら申し訳ありません。

と書いたとおりで、それ以上のことはありません。
来ていなかった期間も長かったので、まさか勤続20年超さんがそのようなお考えであるとは気づきませんでした。
アホちゃうの?は正直な気持ちではありますが、別に名指ししたつもりもありませんでした。
ちゃんと謝ってることなのに、ここでまだそれ言うんかな?という気持ちもありますが、
ここで書いて無用な挑発をする必要はありませんでしたので、再度反省し、深く深く謝罪いたします。ごめんね。

投稿: とーる2号 | 2014年8月 9日 (土) 13時04分

と一る2号さん、私はあなたのお考えについて、曲解していたのではない、と分かりました。正直なご意見ありがと
うございます。

OTSUさんにお詫びします。申し訳ありません。

いい年をして結果的にこのようなやりとりを招いたのは、相手の受け止めかたに対する想像力が足りなかったからだと思います。正直想定外のことでしたが、顔の見えないネット上では、単に丁寧な表現をしていれば良いというわけではないとも思いました。この点反省しています。

とはいえ、何に反応反発が来るのかは、なかなか、人生経験からも予知できないものだな、というのも正直な感想です

投稿: 勤続20年超 | 2014年8月 9日 (土) 17時13分

> とーる2号さん

アンケートなど取るまでもないと思いますが・・。

私は、あなたのコメントは好ましいと感じていますが、
相手に合わせてレベルを下げる必要は無いと思いますね。

あなたが相手にしている者は、自分の都合に合わない相手には
「確信の無いことを言うのは無責任」と意見を封じ、
返す刀で、自分の都合を正当化するために
「あて推量の記事を引用」するような者ですよ。
実際は「あて推量」などを通り越して、ファンタジー記事でしたが・・。

ご都合主義のダブルスタンダードの権化は、
ほおっておけば、いずれば勝手に潰れます。

投稿: シグ忘れ | 2014年8月 9日 (土) 19時25分

何をもって正しいか、何をもって誤りか。
この答えは、時の状況によっても変わってきますし、個々の意識を誘導する方向性によっても変わってきます。
統計学や社会調査学においては、誘導するような設問については論外であるようなことも言われます。
また、設問の順番を変えたり、その辺のテクニックもあるにはあります。
しかしながら、集められたデータを集計し解釈するのは、解釈者の自由であるということもあります。
私は社会科学を学生時代に勉強しましたが(官僚で法・経以外出身の事務官って少ないんです。)、そう習ってきましたし、恣意的な解釈者による解釈は、どんな場合でも起きうるものだと教えられてきました。

「政権の暴走」が論点になっているようですが、ある意味そうともとらえられるし、ある意味、そうではないということができるんじゃないかと思います。
要は「暴走」の語の定義をどのようにするかということです。
もちろん、法の世界や行政用語では「暴走」なんていう単語は出てくることは、まずないと言っていいし、法令用語には存在しないと言っていいと思います。ま、法令検索システムで検索すればいい話ではあります。
コメント欄諸氏が「暴走」をどのようにとらえているのか、おそらく、毎度私が言っている個々人で解釈の幅がある「程度問題」ではないかと思っています。

社会通念上「暴走」とは、「他人の意見を聞かずところかまわず突っ走る」程度の意味にとらえられるのでしょうね。ま、いきつくところ「独裁」なんですかね(これは私の意見です。)。
コメント欄諸氏の中で、どういう意味で「暴走」と使われたのかは、その人のたどってきた歴史もあるので私が知る由もないわけですが、ま、普段使いの言葉として「暴走」という語をお使いになられたのでしょう。

ただ、公務員あるいは準公務員、社会的影響の高い地位にある人等については、その発言にある程度の幅を持たせる場合、自分の立場や語の定義は明確にしておいた方がいいと思います。
特に公務員は国家の統治システムの「中のひと」であり、なんだかんだっていって、「権力を持ったひと」です。世間ではそう思われています。本人の自覚とは別物です。
そのため反発も強くなろうし、それなりのはねっかえりは予想しながら、自分の語の使いようについては細心の注意を払うことが肝要かと思います。思うだけです。

私のような元・公務員でさえ、発言には慎重さを求められてしまう場面がいくつもあります。例えば市の委員をしている場合、当然そのようなポジションを求められます。
それは、「元・公務員のくせに!」と決めつけられてしまうからでもあります。
今、身体の不調から、公務員を辞めてみて、やっぱり、そういう目で見られてしまうのは、忸怩たる思いはあります。
多少、市民目線となってみて、言いたい放題にはなっていますが、それなりの限度を自分の中で持っているつもりです。

それを、このコメント欄諸氏の中の現役公務員のみなさんに強いるつもりはありません。
「放課後活動」に「学校の悪口」言っても、あまり差支えないのと同じことです。
ただ、一般ピープルがそれをよしとするかは別問題です。

それはそうと、今日、市役所の課長さんが自宅に突然お訪ねになられたのは、びっくりしましたが。
通院する矢先のことなので、玄関先で丁重にお断りしました。
あんまり市役所には無茶は言っていないつもりなんですがね。正論しか・・・市役所には過激に映るんですかね。
ま、要注意人物としてマークされているのは確かなようでして(苦笑)。

投稿: でりしゃすぱんだ | 2014年8月 9日 (土) 21時17分

とーる2号さん、でりしゃすぱんださん、勤続20年超さん、nagiさん、だんさん、シグ忘れさん、コメントありがとうございました。

このコメントを投稿する直前、改めて皆さんから寄せられたコメントを通読してみました。集団的自衛権の問題や意見の交わし方などについて、私自身の考え方はいくつかの記事本文に託しているとおりです。したがって、具体的な内容に対するレスのためというよりも、とーる2号さんと勤続20年超さんの「すれ違い」が気になり、もう一度、お二人のやり取りを中心に読ませていただきました。

もともとお二人のコメントは内容面や記述の仕方について、私にとって非常に学ぶべき点が多いものと受けとめています。一つ一つの主張に対し、すべて一致できるかどうかは横に置き、議論の仕方として自制心を働かせながら持論を分かりやすく伝えていく巧みさに敬意を表していました。そのお二人が「いがみ合い」寸前のやり取りになっているため、とても驚いています。

それも決して「売り言葉に買い言葉」から始まった訳ではないため、たいへん残念な話だと思っています。その上で、私自身の自省も込めながら一言添えさせていただきます。「我田引水」や「自家薬籠中の物」という言葉がありますが、ある程度誰もが自分自身の「答え」の正しさを強調するために都合の良い説明を加えている時があるように考えています。確かに程度の問題はありますが、この間のコメント欄での皆さんからの意見の中で、私から見てNGだと感じた記述はありませんでした。

当事者間では言葉一つ一つのニュアンスも含め、過敏になる場合も多いものと思いますが、特に言葉だけのやり取りとなるネット上では許容範囲を広げた心構えが必要だろうと考えています。このような抽象的な言い方にとどまり、ブログの管理人として明確な「答え」を示した訳でもなく、たいへん恐縮ですが少しでもご理解願えれば幸いなことです。

最後に、お二人から管理人である私に対し、お詫びの言葉がありましたが、そのような気遣いはまったく不要です。いずれにしても、お二人のやり取りを見て、不快に感じられた方のほうが少ないように思っています。それよりも今回の「すれ違い」を理由にして、このコメント欄からお二人が距離を置かれてしまうことを心配しています。ぜひ、これからもお時間が許される範囲で関わっていただければ幸いですので、よろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2014年8月 9日 (土) 21時43分

>とーる2号氏

アンケートについては「4」に投票します。私も言及していますが、世論調査はかなり
あいまいなもので、また、極めて恣意的なものも存在します。よってとーる2号氏の言い分に
賛同します。

>勤続20年超氏

おそらくもう返答はないと思いますが、「安全対策」の点について申し上げます。
「安全対策」に想定外は許されません。だから労働現場や交通機関、発電所などで
想定し対策を行います。ホテルなどで火災は起こりえないからと防災訓練をしない
ことや対策をしないことなどありえません。

こと、軍備や自衛が論点になると、日本に発生する可能性がある紛争等について
無理に過少評価する方々がたくさんいます。あれほど原発事故では想定外のことは
許されないとリベラルな方々は言いますが、軍備においては、これを否定します。
なぜあらゆる可能性を想定し、そして対策をしないのかが本当に不思議なことです。

それと、必要最小限の武力行使、これも極めて笑ってしまう日本語ですが、
イスラエルの軍事行動もイスラエルは必要最小限と明言していますね。相手からの
脅威を除くことが必要最小限と言えば、たしかにその通りでしょう。
自衛権で相手の攻撃を撃墜したり、退けても、それが繰り返され死傷者が増えるほどに
拡大一途になることは自明です。
必要最小限とは、何を最小にすることなのか。相手があることを都合よく最小限に
できることなどあるのでしょうか。本当の最小限は日本が無抵抗で蹂躙されること
だと思いますね。

最近のどこぞの選挙では自民党推薦の方が当選してましたが、なるほど自民党の
政策が信任されていると思ってよいですね。

>第一の問題はあくまで、正しい政策かどうかです

正しいか正しくないか、誰が判断するのでしょうか。イスラエルの攻撃は虐殺だと
私も思いますが、多くの国々はイスラエルを支持していますね。

選挙でするならば、すでに政権与党である自民党は正しいとなります。

投稿: nagi | 2014年8月12日 (火) 14時47分

世論調査をはじめ、社会調査などと言われるものは、設問のしかたや組み立て方で大きく異なる結果が出ることがあります。
ひとびとの意識はうつろいやすく、今、お盆ですよね。終戦記念日もあさってですから、今、もし、国防や戦争関係の調査をしたら、間違いなく、反戦にぶれることは、容易に考えられるわけです。

戦後69年で、どうメディアなどが感覚マヒしているか、ちょっと気がかりなのですが、かなり、一部のメディアがグロな史料を民衆に見せては、露出加減に喜んでいるようなきらいもあります。
別に見せるなとは言わないですが、程度問題ですよね。

お盆なので、政府与党は動きませんし、メディアの担当者も当番しかいない。
兜町も証券マンは休みですし、機関投資家も動きません。取引量が少ないので値動きが激しく、あまり市場の様子も参考になるものはありません。

よって、OTSUさんのブログがコメントであふれることも、この期間はないのでしょう。

来週以降でしょうね、政府与党が猛烈に動き出すのは。
どんな施策がリークされるのか、楽しみではあります。あと、内閣改造もですか。かなり濃いメディアの展開になりそうですけどね。

投稿: でりしゃすぱんだ | 2014年8月13日 (水) 23時40分

nagiさん、でりしゃすぱんださん、コメントありがとうございました。

ひとたび戦争に突入してしまった場合、相手がある限り「必要最小限」という概念はなじみません。相手が降伏するか、講和できるまで徹底的に争うことになるのではないでしょうか。だからこそ個別的自衛権という限定した範囲であれば、かろうじて成り立つ概念だろうと考えています。相手の攻撃に対して全力で守る、その際は「必要最小限」ではなく、相手に対して効果的、かつ必要充分な対応が求められていくはずです。

中途半端なレスにとどまり恐縮ですが、新規記事のタイトルは「69回目の終戦記念日」としています。単発な記事内容では私自身の思いを表わし切れていませんが、これまでの記事の積み重ねとともに今後投稿していく記事を通し、より望ましい「答え」を探っていければと考えています。

投稿: OTSU | 2014年8月16日 (土) 20時03分

>では、「日本の安全保障と関係のない外国と戦争をするために、自衛隊に入る若者がいるのでしょうか?」という質問でも

現内閣で閣議決定した3要件では、「日本の安全保障と関係ない外国と戦争」することを禁じています
日本と密接な関係のある国が、ある国から攻撃を受け、それが日本にとって、「国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合」に行使可能となります

投稿: | 2014年8月24日 (日) 07時21分

2014年8月24日(日)07時21分に投稿された方、コメントありがとうございます。

指摘された趣旨は分かりますが、もう少し言葉を補っていただければ幸いです。合わせて、名前欄の記入にもご協力くださるようよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2014年8月24日 (日) 07時27分

閣議決定と実際の法整備はちがってきますからね。
いくら政府提出の法案でも、国会で揉むわけですから、結果、修正案ができたとして、それが閣議決定の内容と合致するかは、はっきり言って現時点ではわからないのです。
閣議は政府のシステムであるのに対し、国会の審議は立法府である国会の権限の中です。
具体的な法案は通常国会に持ち込まれるのが確実視されていますが、個別的な具体案はその時になってみなければ、国民に知らされることはないのが通例です。
政府提出の案の作業内容が事前にリークされる事例は少ないです。

投稿: でりしゃすぱんだ | 2014年8月25日 (月) 00時12分

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