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2014年3月16日 (日)

反知性主義とは?

3月11日、午後2時46分、東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、職場の自席で1分間の黙祷を行ないました。3年前のその瞬間から数え切れない苦しみや悲しみが始まり、いまだ行方の分からない方は2633人、避難者生活を続ける方は26万7千人に及びます。そして、福島第一原発事故によって生じている難問への対応は、これからも引き続き途方もない年月を費やしていかなければなりません。

さて、最近、反知性主義という言葉をよく耳にしています。Wikipediaでは「本来は知識や知識人に対する敵意であるが、そこから転じて国家権力によって意図的に国民が無知蒙昧となるように仕向ける政策のことである。主に独裁国家で行なわれる愚民政策の一種」と記されています。それに対し、最近、手にした新書『知の武装』の中では次のような説明が加えられていました。

反知性主義者とは決して無知蒙昧な人ではなく、実証性や客観性より独りよがりな物語に重きを置く人を指しています。反知性主義者は独特なプリズムを持ち、自らにとって都合の良いことが大きく見え、都合の悪いことは縮小され、視界から消えてしまうという見方が示されていました。外交ジャーナリストの手嶋龍一さんと外交官だった佐藤優さんの対談本で、「反知性主義の政治学」の章に書かれていた言葉です。

いわゆる左と右、それぞれの側に散見する傾向だとも言えます。ちなみに『知の武装』の中では具体的な事例をもとに著名な政治家の名前が上がり、反知性主義について語られています。このブログで固有名詞まで示して引用すると、そのことに論点が集まり、今回の記事を通して訴えたい趣旨から離れていくような心配がありました。そのため、中途半端な紹介の仕方は避け、後ほど、最近ネット上で目にした内容の全文を掲げることで反知性主義について具体的なイメージを膨らませる一助にさせていただくつもりです。

その上で「自分の発言が対外関係の文脈に置かれた時にどう受け取られるか」という記述が反知性主義の論点でした。最近の記事「おもてなしについて、ある雑誌から」の中で佐藤さんの言葉をいくつか紹介しました。佐藤さんに対する評価は個々人で大きく枝分かれするようですが、私自身にとっては「国家の罠」や「国家の自縛」など興味深い内容の書籍を数多く綴られている著者の一人でした。佐藤さんの主張すべてが私自身の考え方と一致している訳ではなく、あくまでも「なるほど」と感じる言葉が多いという関係性に過ぎません。

私自身、反知性主義の批判を受けないためにも、言葉の一つ一つ、発言内容に注意しています。それでも思いがけない批判を受ける場合もあり、自分自身の至らなさを反省する時がある一方、モノの見方や価値観は本当に個々人によって差異があることを知り得る機会となっています。今回、これから紹介するサイトの内容は、人によって非常に不愉快なものとなるはずです。私自身の言葉に置き換えれば、そのような記述にならない箇所が数多くあります。それでも多面的な情報を提供する機会の一つとしてそのまま紹介し、評価は読み手の皆さん一人ひとりに委ねさせていただきます。

もう少しマトモな側近はいないのか。安倍首相の“身内”の言動が、立て続けに物議を醸している。衛藤晟一首相補佐官が、安倍の靖国参拝をめぐる米国の反応に「むしろわれわれのほうが失望だ」とケンカを売った動画が問題になったが、今度は安倍政権の経済政策ブレーンを務める本田悦朗内閣官房参与の発言が、国際社会に波紋を広げている。19日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)電子版が「戦時中の話を熱く語るナショナリスト」として、本田氏のインタビュー記事を掲載したが、その中身たるや、日本人ものけぞるものなのだ。

<本田氏は、「アベノミクス」の背後にナショナリスト的な目標があることを隠そうとしない。日本が力強い経済を必要としているのは、賃金上昇と生活向上のほかに、より強力な軍隊を持って中国に対峙できるようにするためだと語った><神風特攻隊が米空母に体当たりするさまを頭の高さに上げた左手を落として表現した。「日本の平和と繁栄は彼らの犠牲の上にある」と、目を真っ赤にさせながら言い、「だから安倍首相は靖国へ行かなければならなかったのだ」と語った>

経済担当のブレーンが、「中国と対峙するため」とはブッタマゲだ。NHKの籾井勝人会長といい、経営委員の百田尚樹氏や長谷川三千子氏といい、安倍の周りは、そろいもそろって、こんな連中ばかりなのだ。「これでは日本が極右の国と思われてしまう。世界中が驚き、眉をひそめていると思います。欧米先進国から危険視され、価値観を共有できない国だと遠ざけられることは外交上の大きなマイナスです」(元外交官の天木直人氏) 本田氏は「発言趣旨と違う」「アベノミクスが軍事目的とは言っていない」と反論しているが、一方で、「<靖国神社とはそういうものだ>ということをオフレコでざっくばらんに説明しようと思った」とも話している。ここに、この問題の核心がある。

今や全世界からこの国の知的程度が笑われている 「どんな思想信条を持とうと自由ですが、国際社会は安倍首相が戦後レジームをひっくり返すつもりなのかと危惧している。ナチス・ヒトラーと同類と見ているのです。そこに側近の物騒な発言が続けば、<やっぱりそうか>と思われる。衛藤氏も籾井会長も発言を撤回しましたが、立場のある人間が好き勝手に発言しておいて、それが問題になると<個人的見解だ>というのは国際社会に通用しません。ましてや、<偏向報道だ>とメディアに責任転嫁するのは大間違いです。発言が個人的な見解であろうと、こういう歴史観の持ち主が集まった政権だということ自体を世界は不安視しているのです」(政治評論家・森田実氏)

事実、WSJも<安倍首相は周囲に率直な物言いの側近を集めており、その多くは日本政治の右派だ。彼らは重要な問題について首相の考えを知る手がかりを提供している>と書いていた。側近の発言は、そのまま安倍の考えと受け取られる。当然のことだ。元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏は19日の朝日新聞で、安倍側近の問題発言の背景にあるのは「反知性主義」だと言っていた。自分の主義信条というか、狂信的とも思える極右思想にコリ固まり、異なる考えを排除し、物事を客観的に見ることができない。

佐藤氏は<自分が理解したいように世界を理解する「反知性主義のプリズム」が働いているせいで、「不適切な発言をした」という自覚ができず、聞く側の受け止め方に問題があるとしか認識できない>と分析する。正鵠を射た指摘だろう。取り巻きがこれだから、トップのオツムの程度も知れる。というか、首相がバカだから同じレベルの人間を集めてしまう。かくて、知性のカケラもなく、合理的な判断能力もない連中が、国の舵取りを担うことになる。ゾッとすると同時に、国民として情けなくなる。【日刊ゲンダイ2014年2月21日

上記はいつも政権批判を前面に出しているタブロイド紙の記事内容であり、その発信元を知るだけで眉に唾を付ける方も多いのかも知れません。しかし、表現が過激だったとしても事実を繋ぎ合わせた内容であることも確かであり、「自分の発言が対外関係の文脈に置かれた時にどう受け取られるか」という論点について考えるべき事例が含まれているものと思っています。続いて、神戸女学院大学名誉教授の内田樹さんのブログからの転載となります。

3月5日の毎日新聞朝刊にインタビューが載りました。お読みでないかたのためにオリジナル原稿をアップしておきます。ちょっと紙面とは文言が変わっているかも知れませんが大意はそのままです。

ー中国、韓国との関係改善が進まず、米国も懸念しています。

内田 長い歴史がある隣国であり、これからも100年、200年にわたってつきあっていかなければならないという発想が欠けている。安倍政権は外交を市場における競合他社とのシェア争いと同じように考えているのではないか。韓国や中国との「領土の取り合い」と経済競争における「シェアの取り合い」は次元の違う話だということを理解できていないように見える。昨年12月の靖国神社の参拝も、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移転先の名護市辺野古への埋め立てについて沖縄県知事との話し合いがついた直後に行われた。米国に「貸し」を作ったので、今度は米国が厭がることをする「権利」が発生したと考えたのだ。本人はクールな取引をしているつもりだろうが、米国は同盟国としての信頼を深く傷つけられた。安倍政権はアメリカを「パートナー」ではなく、市場における「取引相手」だとみなしている。その「実のなさ」が米国を不安にさせ、苛立たせている。

ーなぜ短期的な発想になるのですか。

内田 民主主義は政策決定にむやみに時間がかかる政体である。時間がかかるかわりに集団成員の全員が決定したことに責任を引き受けなければならない。「そんな決定に私は与っていない」という権利が誰にもない。政策決定が失敗した場合でも、誰かに責任を転嫁することができない、それが民主制の唯一のメリットだということをたぶん首相は理解していない。民主制が政策決定の遅さと効率の悪さに首相は苛立っている。たぶん彼は株式会社と同じように、経営者に権限も情報も集約して、経営者の即断即決ですばやくものごとが決まる仕組みを政体の理想としているのだろう。会社経営の失敗はせいぜい倒産で済むが、国家の失政は国土を失い、国民が死ぬことさえある。その違いを理解していないのだと思う。そのような「楽観的な」政権運営を可能にしているのは国民的規模での反知性主義の広がりがある。教養とは一言で言えば、「他者」の内側に入り込み、「他者」として考え、感じ、生きる経験を積むことである。死者や異邦人や未来の人間たち、今ここにいる自分とは世界観も価値観も生活のしかたも違う「他者」の内側に入り込んで、そこから世界を眺め、世界を生きる想像力こそが教養の本質である。そのような能力を評価する文化が今の日本社会にはない。

—ただ、中国も韓国も理解するには難しい国です。

内田 どこの国のリーダーも「立場上」言わなければいけないことを言っているだけで、自分の「本音」は口にできない。その「切ない事情」をお互いに理解し合うリーダー同士の「めくばせ」のようなものが外交の膠着状況を切り開く。外交上の転換はリーダー同士の人間的信頼なしには決してありえない。相手の「切ない事情」に共感するためには、とりあえず一度自分の立場を離れて、中立的な視座から事態を俯瞰して議論することが必要だ。自分の言い分をいったん「かっこに入れて」、先方の言い分にもそれなりの理があるということを相互に認め合うことでしか外交の停滞は終らない。

—外交において相手に譲るのは難しいことです。

内田 外交でも内政でも、敵対する隣国や野党に日頃から「貸し」を作っておいて、「ここ一番」のときにそれを回収できる政治家が「剛腕」と呼ばれる。見通しの遠い政治家は、譲れぬ国益を守り切るためには、譲れるものは譲っておくという平時の気づかいができる。多少筋を曲げても国益が最終的に守れるなら、筋なんか曲げても構わないという腹のくくり方ができる。大きな収穫を回収するためにはまず先に自分から譲ってみせる。そういうリアリズム、計算高さ、本当の意味でのずるさが保守の智恵だったはずが、それがもう失われてしまった。最終的に国益を守り切れるのが「強いリーダー」であり、それは「強がるリーダー」とは別のものである。

この他にも最近、反知性主義という言葉を取り上げた雑誌の記事なども目にしていました。際限なく続きそうですので、全文紹介は上記の2件に絞らせていただきます。いずれにしても上記2件の内容を並べたことで、その内容の是非も含めた強い批判が私自身に対しても寄せられるのかも知れません。繰り返しになりますが、上記の内容すべて私自身の考え方と一致している訳ではありません。「だったら紹介するな」という指摘もあろうかと思いますが、いろいろな見方の「拡散」という趣旨でご理解ご容赦ください。

一つ強調しなければならない点として、首相を呼び捨てにすること自体問題であり、「狂信的とも思える極右思想」や「知性のカケラもない」というような言葉も論外だと思っています。権力者への批判とは言え『日刊ゲンダイ』の記事の中には、このブログで皆さんに控えていただくようお願いしている誹謗中傷や「レッテルはり」の類いとなるような記述が気になっていました。そもそも安倍政権の支持率は高いまま推移していますが、安倍首相への行き過ぎた批判は支持されている多くの皆さんまで愚弄していく構図に繋がりかねません。

それこそ「自分の発言が対外関係の文脈に置かれた時にどう受け取られるか」という反面教師とすべき事例の一つであるように感じています。前述したとおり立場にかかわらず、反知性主義に陥らないよう常に自省していく心構えが求められているのではないでしょうか。もちろん私自身にも省みている心構えであり、一人でも多くの方が「相手を思いやる心」を大切にしていければ何よりなことです。最後に、浦和レッズのサポーターが掲げた横断幕「JAPANESE ONLY」は反知性主義を映し出した残念な事例だったと言えます。

Jリーグで史上初めて無観客試合開催処分(23日、清水戦)を受けたJ1浦和は、「JAPANESE ONLY」という横断幕を掲げたのは男性3人で、彼らを含むサポーターグループ約20人に対し、浦和戦の無期限入場禁止処分を下したと発表した。他のサポーターについてもホーム、アウェーの試合で横断幕や旗などを掲げることを禁じた。浦和の淵田敬三社長が13日、Jリーグの村井満チェアマンの後に会見した。3人は、クラブの調査に対して「最近、海外からの観光客が増えて応援の統制が取れなくなっている」「(横断幕を掲げた入り口がある)ゴール裏は『聖域』。自分たちが応援してきた場所」と掲出の理由を説明したという。3人は「差別の意図はなく、反省している」とも話したというが、クラブは「総合的にみて差別的行為」と判断したという。【朝日新聞2014年3月14日

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コメント

こんばんは。
安倍政権の右傾化の強さは、以前の時(民主党が与党になる前)は非常に不安視されていたように記憶していますが、民主党政権での散々な結果を受けての現安倍政権に対しては、大きな批判は起こりようがなくなっているように思います(代わりを任せられる政党がない、という意味で)。
他方、おそらくは消費税増税による景気悪化を懸念する安倍政権の意向を受けてのことでしょうが、自動車産業等でベースアップを決める決定がなされました。
労働者として喜ぶべきことではありますが「景気が第一」であるのは仕方ないにしても、その他の問題に目を瞑るようではいけないと、一国民として思います。
国益とは非常に難しいですね。でも、一人一人が考えて、自分なりの答えを探し、ぶつけあい、模索していくしかないのでしょう。

投稿: qur | 2014年3月16日 (日) 22時56分

よく安倍政権の右傾化って聞くのですが、何を指して右傾化と言われるのかが
実はよく理解できません。OTSU氏に質問した際に、民主党政権時代と比べて
右傾化してると言われました。ならば、民主党が左に傾きすぎてるので
中道に戻っただけではないですかと反論したことがあります。

実際に何が右傾化してるのでしょうか。軍備を持つこと?
愛国教育をすること? 集団的自衛権を明確にすること?
憲法を改正すること? どれも左右関係なくどこの国でも取組んでる
ことではないでしょうか。

投稿: nagi | 2014年3月17日 (月) 16時13分

nagi様
私は、安倍総理の政策方針が、自民党内でもより保守色の強いものであると理解しており、また、そのことに関する異論は少ないものと考えています。それを指して「右傾化」という言葉を使っています。
nagi様は「右傾化」という言葉が恐らくお気に召さないのでしょうが、私としては、そのことに対する価値判断は特に持っておりません。
第二次大戦後の時々の政権がそれぞれ「右寄り」であったり「左寄り」であったりしたと解しています。同じ自民党政権下であってもです。
例えば日中国交正常化を行った田中内閣や、北朝鮮への電撃訪問を行い、拉致を認めさせた小泉内閣は「右」か「左」かというと、難しいと考えます。
従って私は,政治的傾向に対する一般名称として「右」とか「左」とかの言葉を使いますが、そういった区分けそのものには余り関心がありません。
それよりも、国益の最大化を図れる適切な判断を、時の為政者が行っているかどうか、国民は注視しなければならない、との立場です。

「どれも左右関係なくどこの国でも取組んでいること」であったとしても、そのことにより、同盟国からさえも憂慮を表明されるというような、国家の舵取りはいかがなものか、というのが、OTSU様の今回のお題ではないでしょうか。その点で、今回の記事には首肯できるところがあると考えます。
国際問題は事実上、特定国の論理がすんなり通る場ではないわけで、「どこの国でも取組んでいること」だから「やって当然」とはならないのが難しいところでしょう。
例えば、何故北朝鮮は「原子力開発を止めろ」と外国から言われるのでしょうか。彼らにしてみれば、止める理由はありませんよね。
彼らは恐らく、原子力を持っておかないと、自国が滅ぶと思っているのでしょうから。
そこで、日本が北朝鮮と同じように、すなわち国際的に孤立する道を選ぶのならば別ですが、そうでないなら、「どこの国でも取組んでいる」ことであっても、優先順位を考慮したり、ときには変節と誹られようとも、国益のために主義主張を控えるといった選択も躊躇なく行うことが、為政者に求められる「知恵」の一つであると私は考えています。

投稿: qur | 2014年3月18日 (火) 00時18分

転載元諸氏の意見は意見として、OTSUさんの意見が見えてこないのは、いかがなものかと思いますね。たびたび指摘させていただいていますが。
転載元の原稿が半分以上だなんて、ただ、リンク張ればいいことじゃないのではないかと思います。著作権法の問題もありますし。そもそも、ヤクショで新聞切り抜きしてコピーして回し読みするのも、新聞業界では著作権・編集権の侵害だと言っていますよね?

さておき。
反知性主義に対する定義について、信用できないWikipediaなんかから引っ張ってくるあたりどうかしてると思います。
また、反知性主義に対する解説も転載元を紹介するだけで、OTSUさんがどういった定義を自分の中でされているのか、この本文では理解できません。
インテリジェンスに対する、アンチであることは分かりますが、たぶん、愚民政治への引っかけも考えておられるようなのですが、よく理解できませんでした。
要は、単純に「反知性」と書きたかっただけなのかと。こういう言葉を知っているぞと言いたかっただけなのかと。

ヤクショはパラダイスを作るところではない旨の記述を以前コメントしたかと思いますが、一方で教育もしている、発想力を高めるという名の「ゆとり」の実験もジツブツでしてきた、しかも、日本人は学校を出てからもかなりの学習をするのは、先日の読売新聞にも載っていました(正確な日付は覚えていません。)。

反知性主義なんていう言葉が、この時点において、しかも、労働問題を「よく勉強して」いらっしゃるOTSUさんのキーボードから打たれるのか、理解に苦しみます。どうして、そう、対立軸をわざわざ作りながら、議論を進めようとなさるのか?分かりません。

現在それよりも、ベアが次々と組まれ、消費増税によるアベノミクスの真価が問われ、ヤクショは年度末で大忙し、クリミアや北朝鮮、マレーシアの件でシリアなどの問題は棚上げ。燃料を投下するならいくらでもあるはずです。

ひとが何を書こうがかまわないですけどね。公務員労組はヒマじゃないはずなんですが。

投稿: でりしゃすぱんだ | 2014年3月18日 (火) 06時23分

おはようございます

>qur氏
私の発言があいまいでした。すみません。

>nagi様は「右傾化」という言葉が恐らくお気に召さないのでしょうが、私としては、そのことに対する価値判断は特に持っておりません。

これは、本当に最近なんといいますか、よくわからないのです。何を持って右や左と
言っているのか、保守や革新も同様ですね。ひょっとするとよくわからないままに
言葉によるグループ化でわかった気分になっているのかと自分を疑っています。
それで前回の発言になりました。申し訳ありません。

ただ、国際上の問題は、簡単な話だと思います。単純に強国が自分でルールを
定め勝手にゲーム進行をして勝敗を決めてるにすぎません。
つまり北朝鮮の核が問題になりイスラエルの核が問題にならない。
人道人権が大事な欧州が中国との経済関係を深めるのも同様です。
日本が孤立するかどうかは、単純に政策や主義ではなく、日本の国力の問題です。
日本が経済的にも軍事的にも強大になれば、孤立などしません。
同盟国の懸念も完全に同盟国の思惑だけですから。
日本が強国になれば、韓国は沈黙し、中国は態度を変えるでしょう。
そうすればアメリカの懸念はなくなりますね。まあ仮想敵になる可能性も
ありますが。

私は単純に国民の為に国家全体の最大利益を求めてほしいと常に考えています。
国家の利益が伸びるほど国民への還元も大きくなるでしょう。
それを望んでるにすぎません。その為の手法が保守であれ軍国であれかまいません。
最終的に強国になれば、相手が変わるからです。日本が変わる必要はありません。
ゲームの途上のかけひきは必要ですがね。

投稿: nagi | 2014年3月18日 (火) 09時16分

追加ですが、記事の紹介でこれはOTSU氏の考えとすべてが一致しないとの
ことで、あくまでも記事の紹介とのことですが、ならばOTSU氏のプログなので
ストレートにOTSU氏の意見を聞きたいと思いますね。

このあたりはでりしゃすぱんだ氏と同様です。今週の記事は、OTSU氏の
意見がまったく見えません。ひょっとするとどこかで表明してるのかも
しれませんが、OTSU氏流の表現は私には難解なのでもう少し判りやすい
内容なら、大変嬉しいです。

私には日本の知識人と呼ばれる方は、やたら日本が譲歩すること
日本が土下座を永遠にすることを望んでるようで不思議ですね。
慰安婦問題を取り上げる方も、日本人の慰安婦には言及しないのは
また不思議な話ですね。

投稿: nagi | 2014年3月18日 (火) 20時13分

ひとりごとです。
クリミアが動いていますね。もう編入条約調印ですか。
早すぎる。早すぎます。
もうちょっと選択肢がある。
例えば、クリミアを独立させ衛星国にすることだってできたはずです。
それのほうが、クレバーだったと思いますが、プーチンさんに何を言っても聞かないでしょう。
しこりにならなければいいですが。あと1週間遅ければ、国際世論は変わっていたかもしれません。
・・・という、日本人的な考え方は、ロシアには通用しないのでしょうけれども。
ウクライナの西方の沿ドニエストルも同じような状態。ウクライナはなすすべがない。
北方領土も同じようなことです。有名無実化してしまえばこっちのもんってやつですね。
中国も朝鮮半島もロシアも何をするかわからない。日本周辺が不安定ですね。

投稿: でりしゃすぱんだ | 2014年3月18日 (火) 21時41分

nagi様
>最終的に強国になれば、相手が変わるからです。日本が変わる必要はありません。
正直、これは「夢想」でしょう。国土も資源も限りがあり、人口もこれ以上増やし様がない日本は、他国とうまく協調しながら生きるしかありません。
日本が千数百年独立国でいられたのは、海を隔てているという地の利を生かすことができたからで、交通手段がここまで発達してしまった現代では、それも失われました。
ですから為政者の「知恵」を、国民一人一人が注視する必要があると、私は考えます。

でりしゃすぱんだ様
クリミアの件は、正直、これで良かったように思います。
事実上の衛星国家化だけでは、政情不安定の火種は残ったままになるので、どのみち旧ロシア領で住民もロシアへの帰属意識が強い地域だったのですから、ロシアが主権を得てしまうのが、安定化の最善策ではないでしょうか。
その点(旧ロシア領だったこと、住民の意識)が、日本の北方領土問題とは同列に語れない部分かと。
米国の制裁発動も、ポーズに過ぎないと私は見ています。

投稿: qur | 2014年3月18日 (火) 21時58分

qurさん。
いや、問題は、不安定要素のある国・・・ロシアが、海峡を挟んだ「隣国」であることを忘れてはいけないことなんです。
日本政府の対応によって、無理やりクリミアをロシア領に事実上編入するようなことを許すような、あるいは静観するような態度を取っては、中国、韓国も同じように見透かして、尖閣・竹島を自国領だと正当性があると言い張るかもしれません。
北方四島や竹島はともかく、中国が武力をかましてくるスキを与えかねないです。
日本政府としては、地理的に遠いクリミアではあるけれども、隣国ロシアのやっていることですから、北方四島問題を抱えている当事国としては、対岸の火事とは言えないと思います。
スキを見せれば、中国あたりが図に乗ることが考えられ、東アジアの情勢が変わってしまいます。
国際法上、他国の領土であったところを、国際世論のとりまとめも行わず、半合法的に「取り返す」ことが、許されるのであるならば、中国だって、尖閣や南沙を俺んちの領土だといいかねません。なんてったって中華ですからね。
私の考えすぎなら良いのですが。

投稿: でりしゃすぱんだ | 2014年3月18日 (火) 22時22分

>qur氏

たしかに強国となる道は現在は夢想でしょう。しかしそれを現実へと
導くのが為政者の務めではないでしょうか。

他国と協調して生きることには賛同しますが、その協調の部分が
どのような手法であるかと思われます。中国は周囲とどれほど
軋轢が生じても、協調してやってると考えています。

日本も同じ選択肢を選んでも良いでしょう。静かに確実に
強力になれば、より協調して平和に暮らすことが可能だと
思います。今の周辺国の状況では、まさに今の日本では協調すること
が困難になりますよ。それこそ永遠に土下座することを選ぶことに
なりますね。

投稿: nagi | 2014年3月19日 (水) 11時21分

全世界だとか国際社会だとか、こういう記事で、またいわゆる左派の集会でよく言われていますが、一体何を根拠に、どの範囲のことを指しておっしゃられているのか常々疑問に思っています。

事実を繋ぎ会わせた?
事実の間に装飾ほどこして都合のよい解釈にしているようにしか思えませんが…。


あと、nagiさんの質問には是非とも答えていただきたいですね。自治労の教義に関わってくる質問のはずです。私はこの類いの質問に対する答えで真正面からの回答を聞いたことがありません。いつも論点ずらして、ぼやかされています。
自治労が反知性主義の集団でないのであれば明確な返答をお願いしたいです。

投稿: たま | 2014年3月19日 (水) 12時47分

でりしゃすぱんだ様
国政の最前線に居られた方の分析に嘴を挟むのは躊躇しますが、私はロシアはロシア、中国は中国で別物と考えます。
もともと中国は「中華思想」の国で、同国のトップが全世界の支配者という世界観です。その周辺は支配地域か属国で、距離が離れて関係性が薄れるに従い、あまり干渉しなくなるくらいのもので、日本は古来から「属国」程度の認識だったでしょう。中国本国に従う限り自治権を認めるという程度の。
日清戦争以降、その潮目が変わっていますが、かの国の伝統的思想は恐らく変わっていないでしょうから、そういう意味で要警戒なのは異論ありません。
ロシアはその点、旧ソ連以外の領土に打って出るときは「戦争」という認識でしょうから、論理としてはアメリカと同じかと思います。結局は旧米ソ冷戦状態の論理が生きているように感じています。
nagi様
少数の国が「列強」と呼ばれていたような時代は前世紀に終わり、今は経済グローバル化を経て、ブロック経済化の再編が進んでいる時代と認識しています。そのような中での国家の選択肢として、私は「強国」ではなく「富国」を目指すべきと考えます。日本の場合、軍事力だけなら自衛隊のそれが現在でも世界屈指ですし、米国基地もある(これを是認するかどうかは意見が分かれるでしょうが、無ければ中国かロシアは侵略に来るでしょうね)のですから。
さらに言えば、単に強国になるだけなら、正式に米国自治領になればいいだけかと。もっともこれは日本国民のみならず米国も望んでいないと思いますが(日本を極東太平洋上の緩衝剤として活用できなくなるので)。
ついでに言うと、東日本大震災時に米軍がいち早く動き「トモダチ作戦」を展開したのは、中・ロ・北朝鮮(ひょっとしたら韓国も)に対する牽制だと考えています。発災直後、ロシア機が領空侵犯したとの報道がありましたが、恐らくこれは福島原発の影響と、自衛隊の対応を確認するための行為であったことでしょう。米軍の行動は、日本が災害で混乱しているのを好機とばかりに侵攻を窺う周辺国への動向に対する威嚇の意味もあったはずです、そういう関係の同盟国と軋轢を生じてまで、すべき事とは如何、という気はしています。

投稿: qur | 2014年3月19日 (水) 21時40分

qurさん。
その中国に安易な口実を与えてしまいかねないという意味なのです。
中華思想の歴史的認識はおっしゃられるとおりだと思います。
ただ、最近は、ちょっと利権目当てのところがあって、単なる伝統的中華思想とは違ってきているような気がします。
ロシアは一方的な拡大志向の国。不凍港を求めて、南へ南へと足を延ばす。さらに、CIS諸国を飲み込もうとしているのは明らかです。
政府の中にいれば、企画部局には豊富な情報があるので、「空気」が分かるのですが、限られた情報の中で推論を展開するには少し無理がありそうです。
しかし、どうも、いやな予感がします。実際にドンパチが始まらないにしても、何か動くのでは?
予感は予感なので当たらなければいいことですからいいのでしょうけれども。

OTSUさん。
関東バスはスト突入ですね。三多摩も大変ですね。

投稿: でりしゃすぱんだ | 2014年3月20日 (木) 07時27分

蒸し返すようですが、たまさんのコメントとも重複します。
OTSUさんにこの点はどうしても合点がいかないので、解説をお願いしたいと思います。

>表現が過激だったとしても事実を繋ぎ合わせた内容であることも確か

報道機関もビジネスですから、「売れる」という経済原理のために、話していた「言葉が事実」だったとしても、前後の文脈をぶった切って切り貼りすることもあるのは、ご存じだと思います。
労組でも、ひとの発言をぶった切って揚げ足を取るじゃないですか。

でも、今回掲載の本文の流れの中で、この発言の真意が理解できません。書いてあることが、インタビュアーや記者のフィルターがかかっていても、それが名前を出された本人の「真意」なんですか?
そう思われる理由はなんですか?一般論として?この記事に限ったことですか?記事をピックアップしてクリームスキミングしていませんか?

よくわからないです。

投稿: でりしゃすぱんだ | 2014年3月20日 (木) 07時43分

>qur氏

強国より富国を目指す考えには賛同できます。私も国が豊かになることは
最大限に賛成できます。

ただ、自衛隊が強いかと問われると、部分的には強く見えるのですが
軍隊として必要な装備が行き渡ってなかったり、専守防衛の建前上
持っていない兵器も多いです。 米軍が存在しなければ、どれほどの
実力があるか疑問ですね。このあたりはなんとかなってほしいです。

アメリカとの関係性は、ひたすらアメリカ都合なわけですが、
私はもちろん日米同盟を重視しています。アメリカにとって日本が
中国やロシアに近づきすぎることは受け入れることはできないでしょう。
まあ、本気でそんなことをする首相が出てきたら、間違いなくアメリカに
潰されることでしょう。

方法論はともかく、平和で平和を保つ力を持ち、国が繁栄し国民が豊かで
ある。他国が貧しくても私は気にしません。それだけです。

投稿: nagi | 2014年3月20日 (木) 09時31分

qurさん、nagiさん、でりしゃすぱんださん、たまさん、コメントありがとうございました。

著作権の問題も意識しながら、このように他のサイトの内容を紹介する時が多々あります。特に今回の記事、確かに私自身の直接的な言葉は多くありません。思いっ切り自分自身の言葉で書き込む記事があり、このような記事がある、そのような気ままな思いでブログを続けています。ただ今回いろいろ指摘や要望を受けましたので、次回の記事は自分自身の言葉で語ることを中心に考えてみます。なお、たいへん恐縮ながら更新は早くて土曜の夜以降になる予定です。ぜひ、またご訪問いただければ幸いですので、よろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2014年3月21日 (金) 07時12分

自分の発言を他からみたらどうなるか気にしないのが反知性だとしたら、
その他とは日本の内部じゃなくて中国韓国からみた視線ですよね。
マレーシアとか台灣とかの友人は何も気にしてないし。
だとしたらそれ自体がプリズムでないというエビデンスはどこにあるんですかね。

単純に反知性というよりは反個人知性なんではないかと思います。
俺は色々しってるからお前ら勉強しろよと。
情報が細い流れで提供されて来た時代には先達から連綿と流れる知恵と海外からの
情報は貴重だったのでしょうが、すでにあらゆる人が情報のフラット化を通して
一次ソースに接触できる現在発言をされる方のプライオリティとはマスコミ側にある
という只一点ではないでしょうか。

反個人知性に対応するものは何かというと集団知性なのだと思います。個々は概ね
バイアスしてるものですが統計的研究により集団(十分な情報がある)の確かさは
個人を上回るという研究がなされています。

その上で集団をバイアスさせようという方向は、それ自体がバイアスしてないか
十分留意した上で発言すべきではないでしょうか。

自分の発言をどう取るかはお任せしますがおそらく歴史が証明してくれるものと
仄かな期待と共に記させて頂きます。

投稿: | 2014年4月16日 (水) 10時41分

2014年4月16日(水)10時41分に投稿された方、コメントありがとうございました。

この記事本文に記したことですが、いわゆる左と右、それぞれの側に反知性主義の傾向を見受ける場合があります。そのような点について自戒を込め、これからも当ブログには向かい合って行くつもりです。なお、今後も投稿いただける機会があった際は、先週の記事の最後に触れたとおり名前欄の記入についてご協力くださるようよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2014年4月19日 (土) 21時49分

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