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2014年1月 1日 (水)

2014年、荒馬の轡は前から

あけましておめでとうございます。  Uma_11

今年もよろしくお願いします。 

毎年、元旦に年賀状バージョンの記事を投稿しています。いつも文字ばかりの地味なレイアウトであるため、せめてお正月ぐらいはイラストなどを入れ、少しだけカラフルになるように努めています。2005年8月に「公務員のためいき」を開設してから531タイトル目となりますが、必ず毎週土曜又は日曜に更新し、昨年1年間で53点の記事を投稿していました。

このブログへのアクセスの累計は現時点で約228万件です。昨年元旦までの数が約193万件でしたので、1年間で約35万件のアクセスがあったことになります。週に1回の更新ですが、アクセス数は毎日千件前後で推移しています。これまで時々、いきなりアクセス数が急増する場合もありました。Yahoo!のトップページに掲げられた際のアクセス数23,278件、訪問者数18,393人が1日あたりの最高記録となっています。

ことさらアクセスアップにこだわっている訳ではありませんが、やはり多くの人たちにご訪問いただけることは正直嬉しいものです。特に当ブログは不特定多数の方々に公務員やその組合側の言い分を発信する必要性を意識し、個人の判断と責任でインターネット上に開設してきました。したがって、より多くの人たちに閲覧いただき、たくさんのコメントを頂戴できることは本望なことでした。更新が週1回にもかかわらず、毎日、たくさんの方々にご訪問いただき、ブログを続けていく大きな励みとなっています。

たいへん恐縮ながら一昨年の春頃から私自身はコメント欄から距離を置くようになっています。そのことだけが理由ではないようですが、以前に比べるとお寄せいただくコメントの数は減っています。それでもコメント数の累計は9,740件に及んでいます。中には記事本文よりもコメント欄に寄せられるご意見を楽しみにされている方もいらっしゃるようです。私自身もコメント投稿者同士のハイレベルな議論に接した際は、一閲覧者となって興味深く見守っていました。当ブログをご注目くださっている皆さんに改めて感謝申し上げます。いつも本当にありがとうございます。

このブログの目的や位置付けは「2009年末、改めて当ブログについて」で詳しくお伝えしていました。とりまく情勢の厳しさが増す中、公務員への風当たりは年々強まっています。そのような中で、公務員やその組合に対する厳しい声を謙虚に受けとめながらも、主張すべきことは主張する目的を掲げながら続けています。さらにコメント欄を通し、様々な立場や視点からのご意見を伺えることも貴重な目的としています。厳しい批判意見があることを把握した上で、日常の活動を進めていく大切さを感じ取っていました。

依然として公務員人件費の削減や権利を制限する方向性を「是」とした立ち位置が脚光を浴びがちです。ますます公務員組合にとって厳しい局面が続いていくものと思っています。一方で、残念ながら広範な支持を得られているかどうかで見れば、公務員組合は圧倒的に出遅れた位置にいます。そのため、「何が批判され、どうすべきなのか」、あるいは「誤解による批判だった場合、どのように理解を求めれば良いのか」という相互に意思疎通できる機会が様々な場面で欠かせないものと考えています。

ただ基本的な視点や立場が異なる方々と分かり合うことの難しさも痛感していますが、そのような機会を持たなければ、意思疎通できる可能性はゼロとなります。たいへんマイナーなサイトですが、一人でも多くの方々と接点を持てることを願いながら、今年も当ブログを続けていくつもりです。当然、公務員組合と一口で申し上げても、私自身がその全体を代表している訳ではありません。あくまでも私どもの組合をはじめ、産別に加わっている関係から自治労運動の中で前述したような問題意識を大事にしていきます。

さて、今年は午(うま)年です。年賀状には『「荒馬の轡(くつわ)は前から」という諺があります。困難な問題は真正面からぶつかるのが良いという意味です。午年の一年、そのような心構えを忘れずに過ごせればと思っています。』と記していました。まず職員組合の委員長という役割を担っていますが、組合専従ではない限り、引き続き職務にも全力を尽くしていく決意です。日常業務を無難にこなしていくという発想にとどめず、常にスキルアップをめざしていく心構えを持ち続けたいものと考えています。

組合にかかわる当面する課題として、次年度に向けた人員確保及び職場改善要求書の前進、提案を受けている休暇制度の見直しなどがあります。今年6月には市議会議員選挙があり、組合推薦候補の勝利に向けて取り組みを強めていきます。中長期的な課題としては、組合組織の活性化や基盤の底上げがあげられます。また、現業職員の新規採用試験再開への道筋を立てられるかどうかも今後の重要な課題です。他にも組合の課題は多岐にわたっていますが、午年の年頭に問題意識を強めている課題に絞って掲げさせていただきました。

今年も実生活に過度な負担をかけないよう留意しながら、このブログは引き続き週1回、土曜か日曜の更新を基本としていきます。ちなみにお正月のみ少し変則な日程となり、次回の更新は1月12日又は13日を予定しています。きめ細かいコメント欄への対応がはかれずに恐縮ですが、一人でも多くの方にご覧いただければ誠に幸いなことだと思っています。ぜひとも、これからもどうぞよろしくお願いします。それでは末筆ながら当ブログを訪れてくださった皆さんのご健康とご多幸をお祈り申し上げ、新年早々の記事の結びとさせていただきます。

        ☆新春特別付録☆ 「2013年ブログ記事回想記」 

年賀状バージョンの恒例となっていますが、今回も2013年に投稿した記事をインデックス(索引)代わりに12点ほど並べてみました。改めて皆さんへ紹介したい内容を中心に選び、いわゆる「ベスト」ではありません。したがって、12点の並びも投稿日順となっています。それぞれ紹介した記事本文へのリンクをはってありますので、のんびりご覧いただければ幸いです。

  1. 2013年、再生の年に ⇒ 今回と同じ年賀状バージョンで、巳年の年頭に蛇のように脱皮でき、再生の年に繋がることを願いました。やはり特別付録として「2012年ブログ記事回想記」も掲げました。 
  2. 地方公務員の給与削減問題 ⇒ 東日本大震災の復興財源を確保するため、国家公務員給与が2年間平均7.8%削減されます。政府から地方公務員も国家公務員に準じた削減の要請があり、その問題点を綴りました。 
  3. 『ブラック企業』を読み終えて ⇒  若者の労働相談を受け付けるNPO法人「POSSE(ポッセ)」を立ち上げた今野晴貴さんは、その著書『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』の中で、若者の鬱病、医療費や生活保護の増大、少子化、消費者の安全崩壊など、「日本劣化」の要因の一つはブラック企業にあることを訴えられていました。
  4. 橋下市長の発言の波紋 ⇒  大阪市の橋下市長の「慰安婦制度は必要だった」に加え、在日米軍幹部に「性風俗店を活用したほうが良い」と勧めたことが明らかになり、強い批判を受けていました。「発言者が正しい主張だと考えていても…」思いがけない批判を受ける図式についても触れた記事内容でした。
  5. 500回という大きな節目 ⇒  実生活に過度な負担をかけないペースとして毎週1回、土曜日か日曜日に更新するようになってから1回も途絶えずに「週刊」を習慣化しています。これまで記事の回数が100を刻んだ時をメモリアルな節目に位置付けてきましたが、500回という機会に様々な出来事を振り返っていました。  
  6. 私の一冊 ⇒ 自治労都本部の機関紙のコラム「私の一冊」の原稿の依頼を受け、『ブログでできる簡単ホームページ作り』を紹介しました。内容はハウツー本であり、ブログに興味のない方にはまったく面白くない書籍ですが、この本との出会いは私自身にとって非常に意義深いものだったため、「私の一冊」に選んでいました。
  7. 漫画が語る戦争 ⇒ 漫画が語る戦争 戦場の挽歌』『漫画が語る戦争 焦土の鎮魂歌』という背表紙を目にし、帯紙の「ゲーム感覚で戦争をとらえがちな現代の日本人の覚悟を問う警鐘の書。漫画の底力を感じる」「あなたたちが望んでいる戦争とは格好よいものでもなんでもなく、残酷で空しいものでしかない、ということを本書で知ってほしい」という言葉に引かれ、2冊ともレジに持ち込んでいました。
  8. 2020五輪は東京開催 ⇒ 2020五輪を東京に招致できたことは明るい話題でしたが、福島第一原発の汚染水漏れの問題を考えると素直に喜べない複雑さが生じていました。安倍首相が「状況はコントロールされている」と強調されていましたが、今後、この説明通りに好転していけば何よりなことだと思っています。
  9. 特定秘密保護法案 ⇒ 特定秘密の定義が曖昧であるなど、マスコミ、弁護士、研究者らの大半が法案に疑義を投げかけていました。それにもかかわらず、政府与党は多くの反対意見を押し切り、法案を成立させました。その後、内閣支持率が10%ほど下がりましたが、このまま下降線をたどるのかどうか分かりませんが、たいへん重要な出来事でした。
  10. 外交・安全保障のリアリズム ⇒ 私どもの組合も推薦している衆議院議員の長島昭久さんの新著『「活米」という流儀 外交・安全保障のリアリズム』の感想をもとにした記事でした。リアリズムとリベラリズム、二者択一の問題ではなく、まして二項対立にすべきものではないという主張などに共感を覚えていました。
  11. 猪瀬都知事の5千万円 ⇒ 猪瀬前都知事が徳洲会グループから5千万円を「借用」したという問題が発覚し、釈明を続けていた頃の記事でしたが、利害関係者から5千万円を借りたという事実だけで、すでにNGであることを訴えていました。
  12. 原発ホワイトアウト ⇒ 「若杉冽」というペンネームの著者は霞が関の現役キャリア官僚で、小説『原発ホワイトアウト』を通して政府や自民党、電力会社などを告発したという宣伝文句に偽りのないリアリティさがありました。ストーリーも非常に面白く、原発は必要だと思われている方も、原発に懐疑的な方も、一度、読んでいただきたい書籍でした。

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コメント

あけましておめでとうございます。
お久しぶりです。バタバタして,自分のブログもほったらかしでした。
途切れなく記事を書かれるOTSUさんには感服です。
昨年はいろいろありましたね。
所属する組合の組合員の利益と,他の労組の利益や社会の福祉と,両方に適う
誰もが納得する説明が難しい問題も多く,こういった公の場で立場を明確に
することを要求されるとご苦労が大きいと思います。
まあ,本来,全体の利益を考えるのは政府がやるべきことで,我々は自分の
権利を主張すればいいはずなのですが,政府があまりにも一部の利益しか
考えないから,その他の国民が声を上げるしかないんですけどね。
今年も,記事を楽しみにしております。

投稿: WontBeLong | 2014年1月 2日 (木) 22時37分

WontBeLongさん、コメントありがとうございました。

実生活に過度な負担をかけないペースとして毎週1回、土曜日か日曜日に更新することを習慣化したため、何とか途切れずに続けられているものと考えています。逆に定期的な更新間隔を定めていなければ、このブログも日々の多忙さに流され、いわゆる「開店休業」状態が続いていたかも知れません。

投稿する内容も、自分なりの問題意識を特に肩肘張らず書き込んできました。そのため、思いがけない批判を受ける時も少なくありませんでしたが、それはそれで今回の記事本文でも綴ったとおり貴重な機会だととらえています。今年も自分なりの思いやペースを崩さず、続けていくつもりです。

相互リンクの「ド素人の政治・経済Q&A」を時々、訪問させていただいています。ぜひ、WontBeLongさんのペースで継続され、その記事内容を今後も楽しみにしています。よろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2014年1月 3日 (金) 07時48分

はじめまして OTSU様
長野県内で地方公務員をしております
自身在職も15年以上を経過したので 中堅となるのですね おはずかしい

「公務員ブログ」で検索したところこちらにたどりつきました
労働組合の委員長をされているということで興味がありましたのでコメントさせていただきました

私も数年前の青年部長を経験した以来の単組執行部役員となりました 任期は2014.10末です
今回は賃金の部長をまかされ 勉強中であります
また、顔をださせてもらいます

投稿: あかうさぎ | 2014年1月 3日 (金) 17時27分

あかうさぎさん、はじめまして。コメントありがとうございました。

このブログが少しでも役に立つようであれば幸いです。ぜひ、お時間が許される際、これからもよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2014年1月 3日 (金) 20時34分

 はじめまして
 当方、50代の国家公務員です。地方で組合役員をしています。民間と公務労組の意思疎通の必要も強く感じますが、もっと強く思うのは公務員連絡会・公務労協の姿勢についてです。給与削減や定員削減、宿舎削減などに対して、あまりにもものわかりが良すぎると思うのです。これは、連合の姿勢によると思います。このような労働運動を変えていくべきと思います。これから時々はブログに立ち寄らせていただくこともあると思いますので、よろしくお願いします。
 貴殿の精力的な活動に、敬意を表します。

投稿: タコ | 2014年1月 5日 (日) 23時55分

 地方公務員はイロイロやらかしますなあ。
 これ以上地方分権なんてしたら、行政はむちゃくちゃになっちゃうよね。
 レベルが低すぎる。
 痴呆公務員は、法令遵守姿勢のないクズ公務員ばかりなの?
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生活保護費から天引き徴収 不正受給64人 大阪・八尾市、領収書偽装

産経新聞 1月6日(月)15時17分配信

 生活保護の不正受給者に費用を返還させる手続きをめぐり、大阪府八尾市が受給者の月々の保護費から返還額分をあらかじめ差し引く「天引き徴収」を行っていたことが6日、分かった。
 現行制度では認められていない行為で、市は自主的に返還を受けたように領収書を偽装。職員が受給者から預かった印鑑を勝手に押印していた。こうした不適切な事務手続きは10年以上続けられ、昨年12月時点で64人分の印鑑を市が管理していた。
 市は「受給者の手間を省くための行政サービスだった」と説明しているが、職員が領収書に押印する行為は公文書偽造に当たる可能性もあり、大阪府は市に是正を指導した。
 生活保護法は不正受給が明らかになった場合、自治体が不正分の費用を徴収できると規定。返還金は市の口座に入金してもらうか、窓口に直接現金を持参してもらう方法で回収する。
 受給者がいったん保護費を全額受け取ってから自主返納する決まりで、強制徴収は認められない。
 ところが八尾市では10年以上前から、市職員が一部の不正受給者の手続きを代行。まず話し合いで月々の返還額を決めたうえで職員が受給者の印鑑を預かり、職員が受給者に代わって領収書に押印▽返還額分を市の口座に入金▽残額を保護費として支給-という事実上の天引きを行っていた。
 市は受給者印の管理について「口頭で同意を得た」としているが、同意書は交わしていなかった。
 市は「体が不自由だったり、仕事が多忙だったりする不正受給者の事情を考慮して実施していた」と納付の代行であることを強調し、違法な天引き徴収には当たらないとしている。
 一方、監督する府は「不適切な手続きで、印鑑を預かることも他の不正を誘発しかねない」と改善を求めた。

投稿: 痴呆分権反対 | 2014年1月 6日 (月) 21時46分

タコさん、痴呆分権反対さん、コメントありがとうございました。

タコさんのご指摘のとおり民間との意思疎通にととめず、公務員間の情報や意見交換の場になり得ることも願っています。ぜひ、これからもご訪問いただければ幸いですので、よろしくお願いします。

痴呆分権反対さん、せめて以前からお願いしているとおりハンドルネームは固定されるようご協力ください。

投稿: OTSU | 2014年1月11日 (土) 21時06分

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