年末の話、インデックスⅡ
今年も残りわずかです。今回が2013年の最後の記事となります。毎年、元旦に年賀状バージョンの記事を投稿しているため、この記事がトップページに掲げられるのは大晦日までの予定です。だからと言う訳でもありませんが、少し省力化をはかった記事内容を考えています。これまで時々、「自治労の話、2012年夏」のように記事本文の中にインデックス(索引)代わりに関連した内容のバックナンバーを並べていました。
その発展形として「○○の話、インデックス」を始め、「平和の話、インデックス」「職務の話、インデックス」「原発の話、インデックス」「定期大会の話、インデックス」「年末の話、インデックス」「旗びらきの話、インデックス」「春闘の話、インデックス」「コメント欄の話、インデックス」「非正規雇用の話、インデックス」「定期大会の話、インデックスⅡ」という記事が続いていました。今回、昨年末に投稿した「年末の話、インデックス」に「Ⅱ」を付けた安直なタイトルで書き進めさせていただきます。
さて、昨年も記したことですが、自分の日記でも何年か経ってから読み返すと「あの時、こんなことがあったのか」と改めて思い出す時があります。このブログの以前の記事を読み返す時、そのような意味合いからの面白さも感じていました。昨年末、それぞれの年の最後に投稿した記事をピックアップした際に少し驚きました。毎年、その年の最後には「年末」を意識した内容を書き込んできたものと考えていました。それが最初の3年間は単にその年の最後に投稿した普段の記事の一つに過ぎず、特に「年末」を意識した内容ではなかったという顛末でした。
- 2005年12月29日 小泉改革総仕上げ、重要方針決定
- 2006年12月24日 社保庁の解体、自治労の正念場
- 2007年12月22日 UFO論議から思うこと
- 2008年12月27日 剣を売りて牛を買う
- 2009年12月27日 2009年末、改めて当ブログについて
- 2010年12月25日 2010年末、気ままに雑談放談
- 2011年12月24日 2011年末、今、思うこと
- 2012年12月23日 年末の話、インデックス
つまり最初に意図したカテゴリーのインデックスにはなり得ませんでしたが、その年の暮れに話題になっていた内容を取り上げた記事の一覧だと言えます。いずれにしても今回の記事がバックナンバーの紹介だけで終わってしまっては、あまりにも省力化(手抜き?)しすぎだろうと考えています。そのため、今回の記事でも時事の話題に後ほど少し触れながら前回記事「2013年末、気ままに雑談放談」を通して伝えたかった要点などを付け加えていきます。
まず前回記事の要点ですが、自戒もこめて様々な事象に対し、二項対立の発想やフィルターを通した見方は避けなければならない、そのように提起したつもりでした。適切な評価や判断を下すためにも、思い込みやレッテル貼りは慎むべきことだと考えています。このような問題提起は残念ながら容易に受け入れていただけず、前回記事のコメント欄に「自治労は左翼売国奴の集まりだ」 「自治労は中韓北朝鮮に与するスパイの集まりだ」などという言葉が並んでしまいました。
反面教師を実践された事例であり、批判意見と誹謗中傷の違いについても改めて理解を求めざるを得ないものでした。自治労に対し、そのように誤ったレッテルを貼る方が多いことを承知しています。思うことは個々人の自由ですが、インターネット上という公けの場で断定調に書かれてしまうと誹謗中傷に繋がることを繰り返し訴えてきています。また、私から「できれば一つ一つ、そのように断言される根拠をお示しください」と尋ねてみました。 すると別な方から次のようなコメントが寄せられていました。
逆に管理人は、そう言われる要因は自分の内にあることを自覚すべきとも思う。一般であれば「疑いが真」の証明は、指摘する側に説明する義務がある。しかし、公に属する者の場合「疑いが偽」の証明は、指摘された側に説明する義務がある。それが公というものだし、李下に冠を正さず、と古くから言われる所以でもある。それが出来ないという者は、素直に公に属する立場から去るべきだ。
確かに私は地方公務員ですが、このブログの内容は個人の責任で発信しています。「疑いが偽」の証明を私自身に義務があると指摘されても、正直なところ戸惑いが勝っています。それでも冒頭に紹介した「自治労の話、2012年夏」をはじめ、私なりの言葉で反日組織などという「疑いが偽」であることを少しでも晴らせるように努力してきました。ただ誠に残念ながら「疑い」を劇的に晴らせたかと問われれば、基本的な視点や立場が異なる方々と分かり合うことの難しさを痛感する機会となっていました。
そのような経緯があり、「分かり合えなくても」「再び、分かり合えなくても」という記事の投稿に至っていました。自分自身の「答え」からかけ離れた異質な意見があることを認めた上で、投稿された内容に対し、私自身をはじめ、閲覧されている方々が、どのように感じ、共感するのか、反発するのか、個々人の判断や評価に委ねていく、そのような関係性の大切さを訴えてきています。そして、社会の小さな縮図として、せめて当ブログの場では分かり合えなくても、ヘイトスピーチが飛び交うような場にしたくないという思いを強めていました。
年の瀬も押し詰まった時期、人によって評価が大きく分かれるニュースが立て続いていました。南スーダンでPKO活動中の国連部隊(韓国軍)に対して弾薬1万発を譲渡、安倍首相の靖国神社参拝、沖縄県の仲井真弘多知事が辺野古埋め立て申請を承認、それぞれ賛否が極端に割れがちな事例だと言えます。私自身の考え方を書き始めると最初に申し上げた「省力化」から程遠い記事になってしまうはずです。中途半端に触れられる問題ではなく、今回の記事では注視すべき時事の話題にあふれた「年末」だったことを書き記しただけの内容にとどめさせていただきます。
最後に、この一年間、多くの皆さんに当ブログを訪れていただき、たくさんのコメントも頂戴しました。本当にありがとうございました。どうぞ来年もよろしくお願いします。なお、次回の更新は前述したとおり元旦を予定しているため、変則な日程となります。ぜひ、お時間が許されるようであれば、早々にご覧いただければ誠に幸いです。それでは少し早いようですが、良い年をお迎えください。
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