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2013年9月14日 (土)

シリアの問題から思うこと

週に1回だけ週末に更新しているブログですので取り上げる話題は限られてきます。さらに難しいテーマを中途半端に触れてしまうと、こちらの意図が的確に伝わらないまま思いがけない批判を受ける時もありました。そのため、訴えたい主張や取り上げる題材はなるべく絞り込むように心がけています。すると今度は「○○の問題を避けている」「足元の組合活動をおろそかにしている」「自らの職務には関心が薄い」というように非難される時もありました。

このブログで触れていないから「××だ」という論法を使われる方は極めて少数だと思っていますが、そのように見られる場合があることも常に意識しています。このところブログの記事では具体的な労使交渉の話を取り上げていませんが、ここ数か月、再任用制度の見直しに向けた詰めの協議を重ねていました。徴税吏員の職務の話で言えば、財産調査結果のシステム入力の方法を巡って熱く語ってしまうような日常を過ごしています。

今回の記事も足元の日常からは遠く離れたテーマとなりますが、四六時中、そのようなことばかり考えている訳ではありませんので、念のため、一言申し添えさせていただきます。いずれにしても以前の記事で「これからも私自身はその時々で広く多くの方々に伝えたい内容をあまり気負わずに書き進めていくつもりです」と記していましたが、そのような気ままさが個人的なブログを長く続けていくための心得の一つだろうと思っています。

さて、今回は記事タイトルのとおりシリアの問題に触れながら個人的に思うことを綴らせていただきます。これまで「平和の話、インデックス」「長崎市の平和宣言」「漫画が語る戦争」など、このブログでは平和の問題について数多く取り上げてきました。各論に対しては個々人で「答え」が大きく枝分かれしていきますが、「戦争は避けたい」という総論は多くの方々と思いを共有化できるはずです。その意味で、次の報道のとおりシリアへの軍事攻撃が当面見送られたことに安堵されている方は多いのではないでしょうか。

オバマ米大統領は10日、ホワイトハウスで国民向けに演説し、シリアのアサド政権に化学兵器の放棄を求める国連安全保障理事会の決議案採択を通じて、問題の外交的解決を目指す方針を表明した。フランスは同日、決議案の原案を安保理メンバー国に個別に提示し、文言の調整を開始。対シリア攻撃は当面見送られ、今後は国際社会による外交努力が本格化する。

オバマ大統領は演説で、先に対シリア攻撃を決断したのは、「アサド政権が化学兵器を再び使う事態を阻止するためだ」と改めて説明した。また、同政権に圧力をかけ続けるため、攻撃準備態勢の「維持を命じた」と述べた。ただ、演説の後半は外交解決への期待に重点が置かれ、ロシアがアサド政権に化学兵器の放棄を促したことやアサド政権が化学兵器禁止条約に参加する意思を示したことを「前向きの兆し」と評価した。また、一連の動きを受け、米議会に対してシリア攻撃を承認する決議案の採決延期を要請したことを明らかにした。【読売新聞2013年9月11日

一方で、外務官僚だった天木直人さんがご自身のブログで「化学兵器の国際管理化が実現してもシリア問題は解決しない」という見方を示していますが、まったくそのとおりだと思います。化学兵器の非人道さは言うまでもありませんが、そもそも化学兵器で奪われる命も、通常兵器で奪われる命も、かけがえのない唯一の命に変わりありません。化学兵器という言葉を核兵器に置き換える場合も同様です。

だからこそ、戦争や内戦は絶対避けるべきものであり、同時に権力側による暴力的な弾圧も許されない行為だと考えています。また、現代の戦争は軍事拠点のみ攻撃できるようなイメージも示されがちですが、人命が失われない武力行使などあり得ないものと見ています。加えて、武力による介入は報復の連鎖、憎しみの連鎖を招き、イラク戦争の泥沼化など手痛い教訓が数多く残っているはずです。

言うは易く、行なうは難し、そのことは充分理解しているつもりであり、「綺麗事を言うな」「発想がお花畑だ」というお叱りを受けるのかも知れません。それでも事の本質を見極める努力を重ね、内戦であれば、なぜ、内戦に至っているのかという背景を探ることが欠かせないはずです。そのようなアプローチを重視する姿勢でなければ、今回のシリアの問題をはじめ、内戦や紛争を抜本的に解決する糸口は見出せにくいのではないでしょうか。

その一助になる見方として、9月5日に放映されたNHKの『視点・論点』でシリア情勢について同志社大学大学院の内藤正典教授がきめ細かく解説されていました。画像とテキスト、それぞれのサイトに飛べるリンクをはりましたので、ぜひ、お時間がある際にご覧いただければ何よりです。当初、内藤教授の解説内容の全文を紹介することも考えましたが、この場では内藤教授の結論の部分となる最後の箇所のみ、そのまま掲げさせていただきます。

イスラエルにとっては、吠えるだけ吠えても噛みつかない、いわば無害の敵でした。欧米諸国は、批判的な目を向けながらも、イスラエルにとって脅威にならない限り、この現実主義の独裁政権を放置しておく道を選んだのです。イスラエルは、アサド政権の背後にイランやヒズブッラーがいることを懸念していますが、同時に、反政府側にアル・カーイダ系のヌスラ戦線がいることも警戒しており、お互いに殺しあって疲弊するのを待っています。シリア国内だけでなく、外国の利害も複雑に絡み合っていることが、内戦を悪化させ、今世紀最悪の人道の危機を招きました。

私は、軍事介入による紛争解決には反対です。軍事介入をすれば、アサド政権側は、市民の中に戦闘員を紛れ込ませますから、市民の犠牲も増えます。しかし、ことここに至っては、強力な軍事介入によってアサド政権側の軍事拠点を無力化する以外に方策はありません。アメリカは、ようやく重い腰を上げ、議会承認を得て攻撃に踏み切る姿勢をみせています。ただし、欧米諸国が一方的に攻撃するのではなく、トルコなど近隣のムスリム諸国の声を聴きながら、虐殺の抑止に何が必要かを見極める必要があります。そうでないと、報復の連鎖は、シリア国内だけでなく近隣国を巻き込んで果てしなくつづき、中東全域に紛争が拡大する恐れがあります。

今回、日本政府の動き方は必ずしもアメリカ追従の姿勢ではありませんでした。ロシアのサンクトペテルブルクでG20サミットが開かれた際、オバマ大統領からの働きかけがあり、日米首脳会談が行なわれました。シリアのアサド政権による化学兵器使用を断定しているオバマ大統領は、 その会談で安倍首相に軍事介入への支持を求めていました。しかしながら安倍首相は「米議会のプロセスを見守る」などという返答にとどめ、アメリカの軍事介入を支持するかどうか慎重な姿勢に終始していました。

この日米首脳会談に先立ち、安倍首相はプーチン大統領との会談の中で、シリアの問題での日本政府の今後の対応について「事態改善のため、ロシアも含む国際社会と緊密に連携していく」と述べていました。 日米同盟という枠組みから常にアメリカの顔色をうかがっている日本政府にしては珍しく独自な立ち振る舞いを貫いていたように感じています。ただ8月28日の段階では、ドーハに滞在していた安倍首相が素早くアメリカ寄りの発言を行なっていたことも覚えています。

そもそも安倍首相はシリア情勢についてはいち早くアサド政権の化学兵器使用を批判してアサド大統領の退陣を求めた。オバマの重い決断に理解を示した。ところが国際社会のシリア攻撃反対の動きや、オバマの米国議会承認の動きを勘違いして、安倍首相は立場を微妙に変え、化学兵器使用の確認の必要性とか、国際協調の重要性を言い出した。これは明らかにオバマ大統領にとっては失望に映るブレだ。シリア情勢で必死な時に、優柔不断な安倍首相と会談しても無意味だとオバマ大統領が判断しても不思議ではない。その上で、プーチン大統領と首脳会談をしながらシリア問題を持ち出さないとなると、もはや日米は「共通の価値」を共有しない国となる。

小泉首相と安倍首相の決定的に違うところはここだ。あの間違ったイラク攻撃を行なったブッシュを小泉首相はいち早く無条件で支持し、ブッシュを感動させ、ブッシュの信頼を得た。イラク攻撃を支持した小泉首相は間違った首相だったがその間違いを怯まずに断行して少なくともブッシュの信頼を勝ち得た。それに比べ安倍首相はブレまくりだ。対米従属でありながら日米同盟を揺るがす安倍首相。プーチンとの首脳会談は出来ても、オバマとの首脳会談は出来ない安倍首相。安倍首相は間違った小泉首相よりさらに劣る首相である・・・

上記は天木直人さんの9月4日のブログ記事ですが、オバマ大統領との会談が実現でき、プーチン大統領との会談の中ではシリアの問題にも触れていますので、そのような点での天木さんの見通しは外れていました。小泉元首相との政治的な嗅覚の差は大きいのでしょうが、「安倍首相はブレまくり」という批判も良い方向に軌道修正できるのであれば、柔軟さという肯定的な見方も加えられるのだろうと思っています。実はブログを長く続けている中から「○○だから××だ」という短絡的な批判は慎むべきものと心がけるようになっています。

たびたび「公務員だから××だ」「自治労だから××だ」というような言葉を投げかけられていました。そのような悩ましさを反面教師として今後も「安倍首相の言動だから」という発想での批判は控えていくつもりです。具体的な発言や考え方に対し、このような点を懸念するため、私自身は「××だと考える」という論調を当ブログの中では心がけていきます。その意味で、シリアの問題での安倍首相の振る舞い方は素直に支持しているところです。一方で、安倍首相はG20サミットを途中で抜け、IOC総会が開かれたアルゼンチンの首都ブエノスアイリスに飛んでいました。

シリア問題でアメリカ一辺倒の態度を避けたのはIOC総会で幅広い支持を集めるため、すべては東京にオリンピックを招致するための振る舞い方だった、このような見方もあるようですが、真偽のほどは分かりません。ただ万が一、そのような背景があった場合、前回記事「2020五輪は東京開催」の中でも記したとおり優先順位の付け方に疑義を差し込まなければなりません。この最後の話は蛇足だったかも知れませんが、週末に投稿する新規記事を通してシリアの問題から思うことを書き連ねさせていただきました。

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コメント

オレは楽しく読ませてもろてるで。

オレは、自衛権の否定、暴力の完全否定は、結局より大きな暴力を招くと思てる。その手の平和主義者は、オレから見たら全然平和をもたらしてへんねん。せやから、オレは声をあげて否定したい。
別に「倍返し」でのうてもええ、けど「しっぺ返し」くらいは必要やて。その意思表示が軍事力の保有やと思うてる。

シリアの話やのうてすまんの。

投稿: K | 2013年9月14日 (土) 12時50分

映画「東京オリンピック」(1965年)の閉会式の場面で「聖火は太陽へ帰った。人類は4年ごとに夢を見る。この創られた平和を夢で終わらせていいのであろうか」の字幕がながれます。それから50年がたちますが、世界では戦争、内戦、紛争が続いています。戦後、国連の発足で平和維持の枠組みが不完全ながら構築されました。20世紀の2度の世界大戦のような大規模な戦争は起こり得ないのでしょうが、自衛手段、テロなどの対応で一定の武力保有は各国とも今後も必要となるのでしょう。2020五輪は東京へ、今回のシリアの問題から思うことなど、日本の立場が、今後も平和構築に貢献する存在であることを願っています。

投稿: ためいきばかり | 2013年9月15日 (日) 20時31分

Kさん、ためいきばかりさん、一つ前の記事に投稿されたsiodgpさん、コメントありがとうございました。

今回の記事本文の中で触れましたが、今回のようなテーマに対して総論は共有化できても、各論に対しては個々人で「答え」が大きく枝分かれしがちです。その際、それぞれの「答え」の正しさを主張し合うことの意義深さも認識しているところです。ただ分かり合うことの難しさも痛感しているため、ぜひとも「答え」の違う者同士、いがみ合わないという心構えの大切さについて当ブログの記事本文やコメント欄を通して訴えてきました。そのような趣旨について、Kさん、ためいきばかりさんらをはじめ、多くの皆さんにご理解ご協力いただけていることを本当に感謝しています。ぜひ、これからもよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2013年9月15日 (日) 22時34分

>OTSU氏
前回のコメント欄における「フォーラム」について簡単に反論します
たろう氏がするどい指摘をしており同感ですし、また既に過去のコメント欄で
フォーラムの人権問題のつまみ食いや偏った活動は何度も指摘しました。

それと「フォーラム」のこの声明をごらん下さい。

>韓国政府の入国拒否に断固抗議する声明 平成25年5月16日の声明

ここで、共同代表が韓国への入国を拒否されました。
これだけで十分でしょう。
「親朝鮮フォーラム」と言われて不愉快など思わず
逆に真実なので、喜ぶ方のほうが多いのではないでしょうか。

ナショナリズムを刺激するので領土問題には関与しない
アメリカに対して抗議するのは国内の基地問題があるからだ

ならば、シリア内戦に対する武力介入の反対声明はなぜ出すのか?
シリア問題は国内問題ではない。平和活動の名の下で行うのならば
なぜ、チベット問題であれほど自殺者が出てるのに抗議声明を出さない
のか。なぜ「新公民運動」をしている中国人が弾圧され、支援を求めてる
のにフォーラムは協力をしないのか?
不思議な話ばかりですね。そのわりには極東アジアの平和には熱心で
人権問題にも熱心ですね。

最近、喫茶店で聞いた笑い話

「暑いから、クーラーをもっと効かせてくれ」
と大声で言う団体さん。
よく見ると、

「原発反対」運動の団体さんでした。

投稿: nagi | 2013年9月16日 (月) 16時40分

nagiさん、コメントありがとうございました。

その団体や個人が公認している略称や呼称があり、一般的に広まっている愛称もあります。それ以外、他者が勝手に正式名称以外の名前を使うことは私自身の社会常識では非礼な行為だと考えています。それ以上でもそれ以下でもなく、コメント欄の常連で普段は常識的な振る舞いをされているnagiさんに対してだからこそ、先日改めてお願いしていました。このような話に関しては、すでに予告したとおり機会があれば記事本文でも掘り下げてみるつもりです。

投稿: OTSU | 2013年9月16日 (月) 18時04分

>OTSU氏
再び簡単に反論致します。

言われるように、
>その団体や個人が公認している略称や呼称があり、一般的に広まっている愛称もあります。それ以外、他者が勝手に正式名称以外の名前を使うことは私自身の社会常識では非礼な行為だと考えています。

私もそう思いますよ。正し看板に偽りありの場合は違いますね。
看板と異なることを行う組織は厳しき批判されることだと思いますね。

それと私のしてることは「フォーラム」と同じ手法でしかありません

>平成25年4月24日の記事 フォーラム平和・人権・環境 第15回総会を開催
この中で次のような記事があります。

>福山真劫共同代表があいさつに立ち「昨年の衆議院総選挙で政権についた安倍晋三内閣は右翼政権であり、憲法改悪、原発再稼働、歴史認識の改ざん、軍事大国化に進もうとしており、私たちは全面対決する」

OTSU氏、私は「右翼政権」など聞いたことがありません。
現在は、安倍政権、その前は野田政権、その前は管政権、その前は鳩山政権です。
どこにも「右翼政権」などは存在しません。これが一般的な愛称なのでしょうか?
この「フォーラム」もOTSU氏が言う非礼な行為をしてる以上、私が非礼な言葉を
使っていても、特に問題はないでしょう。

よって、「親朝鮮フォーラム」と呼ぶことは問題無いと思われます。

投稿: nagi | 2013年9月17日 (火) 17時23分

本文について何も触れていなかったので少しだけですが、

内戦や戦争に到る理由はいろいろあるでしょう。
中東問題も原因を求めれば、紀元前まで遡る必要があり
現代にいたるまでの積年の事情があるわけです。
その問題をあぶりだしても、過去は水に流す以外に解決方法は
ないのですが、困難でしょうね。

>それでも事の本質を見極める努力を重ね、内戦であれば、なぜ、内戦に至っているのかという背景を探ることが欠かせないはずです。

根本の根源的な理由はシンプルでOTSU氏がすでにプログで何度も
言及していますが、それは「判り合うことができない」に尽きます。
「判り合えなくとも、認め合うことができる」このように考える
ことができれば、紛争には発展しないでしょうが。
実際には、認め合うことをせず、戦争にいたるわけです。

可能ならば、私も「判り合えなくとも、認め合うことができる」世界に
なってほしいですが、その前に戦争で悲惨なことになるほうが早いように
予想しております。

投稿: nagi | 2013年9月18日 (水) 12時06分

森永卓郎氏のことはあまり好きではないが、原発に関する意見が
的を得ているので紹介します。

>http://www.magazine9.jp/morinaga/120215/

極めて現実的な提案だと思いますね。
無意味な感情的な対決を繰り返すより、将来の原発ゼロを
目指すほうがよほど健全でしょう。
廃炉費用で国民が貧困することをかまわないと言われるかたが
実際にどれほどいるのでしょうか。

>下っ端氏
危険だから即時停止を求めるのは感情論でしかありません
そして停止を声高に叫ぶ人は廃炉のことをどう考えてるのか
さっぱりわかりません。止めて安全は保障されたと考えて
いるのでしょうか? 炉心に核燃料がある限り冷却を続け
る必要があります。メルトダウンまでの時間が異なるだけで
リスクは変化しません。停止したら安心ですか?それで
原発のリスクは無くなると思われますか?

投稿: nagi | 2013年9月21日 (土) 10時55分

nagiさん、いつもコメントありがとうございます。

nagiさんの問題提起や主張に関し、きめ細かく私自身の考え方を添えられないことはご理解ご容赦いただけているものと思っています。その中で、すでに予告した点に関しては新規記事の中で掘り下げてみるつもりです。土曜の夜には無理そうですが、日曜の夜までには投稿する予定ですのでよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2013年9月21日 (土) 21時31分

nagiさん

順次停止して、廃炉作業を進める。

一度稼働させた以上、発電をしなければ終了にならないないのは事実です。
ならば、順を追って廃炉にしていけばいいと思います。

どうせすぐに臨界は収まらないなら、稼働していても同じでしょ・・・・はちょっと乱暴すぎませんか。
原子炉を稼働させているのと、止めに入っているのでは、意味が全く違うと言えます。

福島が未だにあの状態なのに、それでもお金しか見ていないことが不思議です。
電気料金、上がっても仕方ないじゃないですか。
そのために景気がどうこう、という次元の話ではないのです。

消費税を上げたら景気が、生活がうんぬん。
でも、次世代にツケを先送りしてまで、今の欲望を求めますか?

私にはまだ小さな子どもがいますが、この子達にツケを押しつけることは、どう考えても出来ません。

安全だから、低コストだから、資源の無い日本には必要だから・・・・
そういって原発を作り、廃炉や核廃棄物の処理を未解決のまま次世代に押しつけている。
その上、福島の事故で悲惨な現実を目の当たりにした。

増税は苦しい生活をもっと圧迫するから反対。
医療費の2割負担もとんでもない。

その負担を免れるために、次世代に借金を負わせてる。

右も左も、現実主義も何も関係ありません。
私が訴えるのは、大人なら子ども達にツケを回すようなことは、いい加減にやめましょう。
私たちが「生活が苦しい、苦しい」と言う、それより遙かに、子ども達に苦しい思いをさせようとしている。

次世代のために、大人の責任を果たす。
そのために、白米が食べられない大人がいても仕方ないじゃないですか。
原発が停止して電気代が高騰する。そのためにエアコンも入れられない人がいても仕方ないじゃないですか。

言いたいことは、それだけです。

投稿: 下っ端 | 2013年9月22日 (日) 16時39分

nagiさん、下っ端さん、コメントありがとうございました。

新規記事は「汝、隣人を愛せよ」としていますが、nagiさんへの具体的なレスに至りそうにありません。そのため、平和フォーラムの呼称の問題について、この場で改めて補足させていただきます。

そもそも誹謗中傷は控えて欲しいとお願いしていますが、個々人の批判的な意見や考え方の投稿を控えて欲しいと申し上げたことは一度もありません。このような点に関しては、nagiさんも充分ご理解くださっているものと思っています。日本を貶めることを目的とした団体ではありませんので、以前「反日フォーラム」は誹謗中傷の類いとなることを伝え、ご理解いただけていました。

次に「親朝鮮フォーラム」という呼称をnagiさんは多用し始めた訳ですが、ことさら北朝鮮を敵視している訳ではなく、確かに日朝友好も方針化していますので誹謗中傷だと言うつもりはありません。しかし、当事者や関係者が目にすれば、不愉快に感じる呼称だろうと思っていました。先日申し上げたとおりその団体や個人が公認している略称や呼称があり、一般的に広まっている愛称もあります。それ以外、他者が勝手に正式名称以外の名前を使うことは私自身の社会常識では非礼な行為だと考えています。

それ以上でもそれ以下でもなく、コメント欄の常連で普段は常識的な振る舞いをされているnagiさんに対してだからこそ、先日改めてお願いしたところでした。ずっと無視しても良かったのかも知れませんが、nagiさん自身の品位を自ら貶めているような気もしたため、老婆心ながら指摘させていただきました。

悪意や他意がなくても、人の名前を間違えれば、たいへん失礼な話となります。それが悪意や蔑みを込めて、本来の名称以外で個人や団体を呼ぶ行為は間違いなく他者を不快にさせます。「北朝鮮と親しい平和フォーラム」と書かれていれば、あえて指摘していません。固有名詞として使いながら別な呼称を勝手に付けていたため、好ましい振る舞い方ではないものと見ていました。

ちなみに右翼政権という言葉は固有名詞ではありません。右翼的な政権という意味合いで使っているものであり、そのとらえ方や内容の是非は横に置き、今回の呼称問題とは次元が違う話だろうと思っています。そもそも「相手が非礼だから、自分の非礼が許される」という発想を私自身は反対です。そのような思いを託した新規記事となっていますが、呼称問題まで触れることはできませんでした。

繰り返しになりますが、通りすがりの方であれば、逐一指摘していません。コメント欄の常連で普段は常識的な振る舞いをされているnagiさんに対してだからこそ、重ねてお願いしています。平和フォーラムに対し、批判すべきと思ったことはドンドン批判してください。その批判する内容が肝心であり、幅広い立場や考え方の不特定多数の皆さんから「なるほど」と共感を得られるようなコメントが大事なのではないでしょうか。

どれほど説得力のあるコメントでも、他者の呼称を勝手に変えるようでは、その点だけで何とかの落書きと同じレベルに見られてしまうはずです。これまでの書き込みから理解していますが、決してnagiさんはそのような憂さ晴らしや批判ありきの感情的なコメント投稿を目的にしていないはずです。平和フォーラムは平和フォーラムと呼び、批判すべき点は批判する、ぜひ、このような点についてご理解ご協力くださるようよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2013年9月22日 (日) 18時06分

>下っ端氏
お答えありがとうございます。下っ端氏が国が貧乏になることを受け入れた
上で、原発廃止を主張していることを良く理解できました。
そして、そこまで決然とした意思があるのは賞賛に値すると思います。

私には国が貧乏になることを受け入れることはできませんが、
ようやく下っ端氏と認め合うことができた気持ちです。
ありがとうございました。

ただ、国が貧しくなると言うことは、弱者を切り捨てることになります。
生活保護は廃止、障害者支援など予算はさけない。つまり自分で生きる
ことができなければ、残念だけど路頭に迷って下さいとなります。
医療費も高額医療8万円を廃止すれば、臓器移植を求めても諦めて
救急車で集中治療室に運ばれてたら、自己負担3割でも、2週間で
300万円ぐらいの負担になるでしょう。自然と治療を諦めるしか方法が
なくなります。つまり金がなければ死ぬ以外の選択肢しかありません。

貧乏な日本は人口1億3千万も維持できないでしょう。せいぜい5千万人が
限界ではないでしょうか。そこから立て直すしかありませんね。
いつ自分が弱者になるかわからない日常でそのよな選択肢を選ぶ勇気は
私にはありません。よって下っ端氏の主張を認めることしかできない
私を認めて下さい。

投稿: nagi | 2013年9月25日 (水) 17時21分

nagiさん

誰もが、nagiさんのように思うのが当然なのだと思います。
ごめんなさい、決して否定をしたいのではないのです。
私の話なんか所詮綺麗事でしかなく、現実は誰もが「人間」であるのことは理解しています。

その上で、心の中で志を持っていきたい。
そうすれば、少しずつ変えられるかもしれない。

例えが悪いのですが・・・・・・
ダイエットをするのに、一日何回も体重計に乗るのが効果的だそうです。
要は、現実を直視する機会を積極的に作ることで、自覚も自制も生まれるのでしょう。

そんな風にみんながいつも危機感を目の当たりにしていれば、もう少し変わっていくのかもしれませんね。

私の考えが右なのか左なのか、自分では全くわかりません。
ただ、理想や自覚は忘れずに持ち続けたいと、nagiさんとお話ししていると、いつもいい刺激になっています。

ありがとうございます。

投稿: 下っ端 | 2013年9月25日 (水) 21時45分

>下っ端氏
こちらこそお礼を申し上げるほうです。

下っ端氏とのやり取りはたくさんの刺激と気づきを得る機会に
なっています。

立場や考え方の異なる人との意見交換でこそ、本当に得られる
ものがあると思います。同じ立場や同じ考えの人と話していたら
盛り上がっても得られることは少ないでしょう。

私はどうも、現実の泥にまみれ過ぎて、理念や志に乏しいようです。
もう少し高い理念を持つように改めたいと思います。

これでも私は自分にことを中道と考えてはいますがね。

季節の変わり目に差し掛かりつつありますが
健康に留意の上、日々お過ごし下さい。

投稿: nagi | 2013年9月27日 (金) 08時52分

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