批判意見と誹謗中傷の違い
少し前まで真冬だった気がしていましたが、突然、金曜日には桜が満開になりました。平年より12日早く、観測史上、都心では2番目に早い満開の時期だそうです。寒暖の差が激しい季節の変わり目ですので、くれぐれもお体にはご注意ください。加えて、退職や就職などで人生の中でも大きな変わり目を迎えられる方も多いかも知れません。そこまでの変化はなくても人事異動の季節ですので、多くの皆さんが様々な思いを錯綜させていく時期なのではないでしょうか。
さて、コメント欄への関わり方の難しさを改めて感じています。これまで記事本文やコメント欄で数多く意見交換してきた経緯を踏まえ、nagiさんからの直近のコメントに対しては取り急ぎレスすべき点に絞って対応していました。その結果、「肝心な部分は巧妙に煙にまくように見えます」と取られてしまうのは、たいへん悩ましいことでした。そもそも人によって見方が大きく異なりがちなテーマは、コメント欄で数多く意見を交わしても短期間で歩み寄れるものではありません。
したがって、難しい題材であればあるほど言葉が不足しがちなコメント欄ではなく、じっくり腰を落ち着けて臨める記事本文で対応するように心がけていました。合わせて、同じような疑問を持たれている方々も多いはずであり、これまでコメント投稿された方に対するレスであると同時に不特定多数の皆さんを意識した記事内容に努めていました。長い文章で説明すれば、分かりやすくなるものでもありませんが、意に反した誤解を少しでも防ぐためにも記事本文に集中するように昨年春頃から改めていました。
そのため、前回記事「民主党との距離感、2013年春」のコメント欄で、私から「ますますコメント欄から身を引きがちな点について、どうかご理解ご容赦くださるようよろしくお願いします」と告げていました。それに対し、nagiさんから「ブログのおかげで、公務員組合に関する勘違いや疑念も減り、かなり勉強になりました。それもコメント欄でのやり取りがあればこそです」という有難いコメントをいただき、「魅力が減じることは残念なこと」という言葉も頂戴していました。
たいへん恐縮ながら念のため、今後一切コメント欄に関わらないという考え方には至っていません。あくまでも先ほど申し上げたとおり平和や政治の問題など難しいテーマに関しては中途半端なレスを控え、記事本文で掘り下げていくというパターンを想定しています。その意味で、土曜の朝には「コメント欄の話、インデックス」のコメント欄を通し、あまのじゃくさんに対する私からのレスとして、久しぶりに長文を綴っていました。
実は当初、今回の記事は平和フォーラムについて取り上げ、nagiさんからの問いかけにお答えするつもりでした。しかし、あまのじゃくさんにレスした内容も多くの方にご理解願いたいものであり、急遽予定を変更していました。nagiさんには申し訳ありませんが、平和フォーラムの話は改めて次回以降の記事本文の中で取り上げさせていただきます。なお、そのコメント欄をご覧になった方からすれば、同じような文章が並ぶことになりますがご容赦ください。
あまのじゃくさんからは『「批判される者」が「批判と誹謗中傷」の線引をする事は大変危険だ。』という指摘を受けていました。その言葉自体、ある面ではそのとおりであり、あまのじゃくさんが以前から主張していることも承知していました。批判を受け、至らなかった点が省みれ、改善していく機会となるような構図は私自身も肯定的にとらえています。だからこそ、このブログを開設し、フルオープンなコメント欄を維持している大きな理由でした。
加えて、批判意見を恣意的に選別してしまうと、本来、真摯に受けとめるべき指摘まで聞き流してしまう可能性があります。そのような点についても概ね理解しているため、「投稿されたコメントは即時に反映され、明らかなスパムや極端な商業目的の内容ではない限り、削除することはあり得ません。どのような辛辣な言葉でも、そこに投稿された思いや意味をくみ取ろうと心がけてきました。とにかく批判意見も含め、幅広い視点や立場からご意見をいただける貴重さを感じ取ってきました」という管理方針を示していました。
コメント欄が「玉石混交」となりがちですが、見落としがちな「玉」を「石」と一緒に捨ててしまわないためにも、そのような位置付けとしていました。ある意味で、そのような管理方針はブログの管理人として問題視される場合もあり、別なサイト上で「あのようなコメント欄にはしたくない」という率直な感想を耳にする時もありました。しかし、このブログは、このブログとしての特性や持ち味を自分自身は肯定的にとらえているため、今後も投稿されたコメントは即時に反映し、基本的に制限や削除しない方針を貫くつもりです。
その上で、特定の人物や団体を誹謗中傷するような書き込みだけは慎むように「お願い」を繰り返してきました。あまのじゃくさんは「批判意見と誹謗中傷を峻別すべきではない」という見方であり、その点について決定的な「溝」があるようでした。ちなみに当ブログのコメント欄において、あまのじゃくさんご自身は誹謗中傷の類いの意見を投稿している認識がないものと推察しています。確かに独特な視点や個性的な言い方が目に付きがちですが、長年お付き合いする中から単に悪意や「荒らし」を目的とした投稿者ではないことも充分承知しています。
私にとって難解すぎて、よく理解できない時も多々ありましたが、別な閲覧者からは「あまのじゃくさんが上手にまとめてくださった」というコメントに触れる場合もあり、やはり「モノの見方」は一人ひとり大きく異なることも受けとめていました。したがって、このブログのコメント欄において、あまのじゃくさんのようなコメントも非常に貴重だと思っています。しかしながら一方で、その記事「コメント欄の話、インデックス」の中で綴ったとおり図書館の管理人と同じような役割や責任が私自身には負わされています。
つまり最低限、この場で守るべきマナーについて、全体に周知し、場合によって個別に注意や警告するという役割です。そのような立場上、あまのじゃくさんの発言の中で見過ごせないコメントが「春闘の話、インデックス」のコメント欄で以下のとおり繰り返されていました。指摘を具体的に行なうため、問題視したコメントをそのまま掲げさせていただきます。なお、下っ端さんとのやり取りは下記の他にも活発に交わされていましたが、特に気になった書き込み箇所のみ抜き出しています。
賃金闘争とは「楽して金よこせ!」と「安月給で働け!」の戦いの事です。私は組合を「批判」しているのですよ。特に公務員組合に対して次の2点を 1:政治的に中立の法律に違反している。ここまで露骨に政党と選挙に関与していながら違法ではないと良く言えたものです。2:公金の使途について、私的な組合が「交渉できる」などと考えている。公金を一体何と考えているのやら・・。投稿: あまのじゃく | 2013年3月 1日 (金) 09時40分
下っ端さん 根拠がない?このブログだけを見ても、明らかに政党支持を打ち出しているのに?心あるものがそれを「不快」に思うとは思いませんか?自分達だけが「不快」ですか?投稿: あまのじゃく | 2013年3月 3日 (日) 15時31分
上記のようなコメントに対し、私からは次のような一言を添えていました。あまのじゃくさんのような疑念を持たれる方々を想定し、昨年12月に「再び、地公法第36条と政治活動」という記事を投稿していました。残念ながら、その記事を通しても疑念は晴らせなかったようですが、これまで断定調の批判に対する「お願い」も数多く繰り返してきました。せめて「批判」と「誹謗中傷」の峻別について改めてご理解いただき、この場でのマナーは守られるようご協力ください。さらに要請内容について完全に理解いただけなくても、この場では「どのような記述がNGなのか」という点については何卒ご理解ください。
このような伏線がありましたが、残念ながら、あまのじゃくさんには「お願い」の意図がご理解いただけず、かえって混乱させてしまったようです。繰り返しになりますが、批判意見も歓迎している立場です。しかし、事実誤認の批判は誹謗中傷ととらえ、控えて欲しいという「お願い」を繰り返しています。このブログで政治的な話を書き込むことも、私どもの選挙に関わる活動も、一切違法性はないものと確信しています。そのことは再三再四訴えてきています。そもそも違法性の疑念がある話をネット上に堂々と公開するのでしょうか。
したがって、あまのじゃくさんの上記のようなコメントは容認できず、その都度打ち消さなければならない内容でした。たいへん恐縮ながら最近は平日のコメント投稿を控えているため、その役割を下っ端さんに担っていただいていました。そのような思いもあり、図書館における管理人の話に繋がっていました。流離人さんからは「管理人さんがルールブックです」と述べられて気恥ずかしさもありますが、できる限り閲覧されている皆さんにとって心地よい場にしたいという願いがあり、そのための責任や役割が課せられているものと考えています。
そのため、批判意見と誹謗中傷は峻別したいという気持ちが変わることはありません。誹謗中傷の意図がなく、コメントが投稿された場合、即座に咎めるような狭量な話をしているつもりもありません。ぜひ、注意を受けた場合は「改める」という常識的な対応をお願いしているだけです。特に常連の皆さんに守って欲しいマナーの問題でした。なお、自分自身の問題で誹謗中傷されたから大騒ぎしている訳でもありません。一般論として、特定の人物や団体を誹謗中傷するような書き込みだけは慎むように「お願い」を繰り返しています。
なるべく相手方に不快感を与えないように「モノの言い方」には注意しているため、回りくどい表現が多くなっています。その結果、「非常に分かり難い」という見られ方に繋がっているようです。そのような点は決して本意ではないため、今回、一歩踏み込んだ記述の仕方にも工夫してみました。たいへん失礼な物言いに聞こえるはずですが何卒ご容赦ください。分かりやすくするための一つの比喩として、固有名詞を掲げて示させていただきました。
【比喩】私は「あまのじゃくさん」の馬鹿なところを「批判」しているのですよ。特に公務員組合の政治活動への認識に対して次の2点を 1:一般的な知識や常識に対して無知な点、2:他者の意見内容や文章を理解する力が不足している点などから本当に馬鹿だと考えている。根拠がない?このブログだけを見ても、明らかに馬鹿さ加減を打ち出しているのに?心あるものがそれを「不快」に思うとは思いませんか?自分達だけが「不快」ですか?
あくまでも以上は極端な比喩です。視点や感性の違いなどが際立っていますが、あまのじゃくさんを馬鹿だと思っている人は皆無に近いのではないでしょうか。また、実生活の場面での評価ができない中、馬鹿だと決め付けるのは誹謗中傷の類いとなるはずです。このコメントに対し、あまのじゃくさんから「こんな書かれ方をされたら貴方も嫌でしょ?」という趣旨は理解いただけたようです。
しかし、批判意見と誹謗中傷の違いについては、どうしても理解いただけていないようでした。そのレスのためにも今回の記事内容を差し替えたと言っても過言ではありません。「誹謗」という言葉を改めて電子辞書で調べれば「他人の悪口を言うこと」であり、「中傷」とは「根拠のない悪口を言い、他人の名誉を傷つけること」となっています。したがって、「政治活動に力を注ぐ自治労は問題だ」という批判意見に対し、「違法な活動に力を注ぐ自治労は問題だ」という中傷について、その決定的な違いは峻別しなければなりません。
逮捕された際でも容疑者という言葉があり、犯罪者扱いはできません。コミュニケーションのツールとして言葉の使い方は絶対重要です。その言葉の意味が共通理解できなければ意思疎通は不可能です。また、罵詈雑言が先立てば、感情的な応酬となりがちで建設的な議論に繋がりにくくなります。そのような意味合いから、せめて特定の人物や団体を誹謗中傷するようなコメントだけは慎むように「お願い」を繰り返しています。
現状に対する問題意識や様々な価値観を不特定多数の方々と分かり合う難しさは痛感しています。特に当ブログの場を通して分かり合うことは至難な話であり、「このコメント欄の限界と可能性」に綴ったとおりの認識に至っています。しかし、不特定多数の皆さんが訪れてくださっている場のマナーとして、個々人の言い分や独特な価値観の有無に関わらず、ぜひとも「どのような言い方に注意しなければならないのか」という点についてはご理解ご協力くださるようよろしくお願いします。
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コメント
新旧どちらのエントリに書き込むべきか考えましたが、前回のやりとりを踏まえてであるこちらの新規エントリへと判断いたしました。
初めに、何はなくともまずは管理人さんへ。
私が、コメント欄という水面へどんと石を投げ込んでしまい、その結果、管理人さんが予定する今回のエントリの変更を強いてしまい、nagiさんへも影響を及ぼしてしまったことを深くお詫び申し上げます。本当に申し訳ありません。
また、こちらのブログをご覧になっている投稿者さまを含めた閲覧者の皆さま、私個人が連投であれこれと書き込んでしまい、内容的にも不快な念を感じさせたことを深くお詫び申し上げます。申し訳ありません。
最後に、あまのじゃくさん、あなたとのやり取りの中で売り言葉に買い言葉のような面があったと、改めて自らの文面を読み返し自省しております。
申し訳ありませんでした。
結果として、私が最初から訴えているルール遵守のことが最後まであなたにうまく伝わらず、そのことだけが不本意であり残念ですが、それは致し方ありません。
最後に、再度管理人さんへ。
広く深く意見を募りそれを可能な限り受け止めるという姿勢には、本当に頭が下がる思いです。
これからも、応援しております。
投稿: 流離人 | 2013年3月24日 (日) 21時00分
流離人さんをはじめ、以前の記事にコメントくださった皆さん、ありがとうございます。
記事内容の変更はいつものことですので、気になさらないでください。そもそも誹謗中傷だけは控えて欲しい、このような「お願い」以外、自由度の高い場ですので皆さんが思ったことを気軽に投稿できるような雰囲気のほうを強く望んでいます。殺伐した雰囲気で、コメント投稿への敷居が高くなることだけは避けたいものと願っています。そのような意味で投稿者の大半の皆さんから当ブログの位置付けなどについてご理解いただけているものと思っています。
あまのじゃくさんに関しても記事本文で記したとおり誹謗中傷の類いの意見を投稿している自覚がなく、あのような物言いになっているものと推察しています。昨日の朝のコメント、そして今回の記事本文を通し、私なりに訴えたいことを自由に書かせてもらいました。そのため、たいへん恐縮ながら、また来週までロム中心に切り替えさせていただくつもりです。ぜひ、皆さんからはお時間等が許される限り、気ままにコメント投稿いただければ幸いですので今後ともよろしくお願いします。
投稿: OTSU | 2013年3月24日 (日) 21時41分
私は遵法精神は豊富だ(笑)。
先ず、流離人さんを「自分の言葉に酔っている人」と誤解した事は申し訳なく思います。
次の意見をもって最後にしたい。
私は「誹謗中傷」とは相手を貶める事を目的にし、「批判」とは公益に資する事を目的にしている・・と考えている。
同時に相手の言葉を正確に把握しようと試みる。そうしないと議論が情緒的に流れてしまって、議論の態を成さないからだ。
OTSUさんの書き込みを次のように解釈している。
1:相手が確信している事を否定する事は誹謗中傷に近い。
事実の全てを認識しているのは神様だけだ。従って人間は「事実の一部」で自らの意見を決める。これを言い換えると「人間は必ず事実誤認している」となる。
確信をもった者同士が意見交換する事を「議論」と呼ぶ。確信している事を否定してはならん・・とは議論してはならない・・と私にとっては同義語だ。
2:不愉快な発言は慎め。
批判は自己否定だから、全て「不愉快」だ。批判されて喜ぶ者はいない。従ってこれは「批判をするな」とほぼ同義語である。
確かに挑発調になったり、罵った事はスミマセン。これは「誹謗」と言われても言い返す言葉が無い。
ただ、どの様な場面でも「論旨の骨格」を逸脱した事はないと思っている。
しかしOTSUさんの記事を見ても、私は「批判」と思って書いた事を「誹謗中傷」と捉えている事が分かった。
議論と批判にしか興味が無いので、これでは「書き込む術」を失ったと同じだ。
「あまのじゃくの意見も貴重だ」の文言を真に受けて、今まで書き込んできたが、術を失った以上無理だろう。
数日後に「お気に入り」から削除する。今の内に私への「恨みつらみ」を書いておくように(笑)。
投稿: あまのじゃく | 2013年3月25日 (月) 09時12分
はじめまして。私は、あまのじゃくさんから学ぶものが多くこのサイトに足を運ばせてもらっていました。OTSUさんの姿勢の低い物言いにも好感触を得てましたけどね。
本当に多くの学びを頂きました。中でも『自反尽己』は座右の銘として大きく心に刻まれています。次に挙げるのも本項に正鵠を得たご意見かと・・・。
=======================
「弱くて劣ったもの」は母性では「抱擁すべきもの」だが、父性では「切って捨てるもの」だ。だから「弱くて劣ったもの」を色眼鏡を通して見てはならない。「ありのまま」で見る事だ。
最も弱くて哀れなのは、自分の意見も表明できない「今から生まれる子孫」だ。それに気づかないのは想像力が欠如しているか、色眼鏡のせいで「見なかった事」にしているか・・だ。
全ての調和の為に「何が正しいのか」を自分の頭で「虚心坦懐に」判断するのが「ディスカッション」の本質でござるよ。投稿: あまのじゃく | 2011年7月 9日 (土) 08時13分
=======================
しかし、この文言も残念ながら当時OTSUさんには、ご理解されなかったようで、今回に至ってはあまのじゃくさんが立ち去られるのも止む無しという感じですね。せめて今までのご教授にお礼を述べたいと思いました。有難うございました。
それにしても新たにハンドルネームは変われど内容は同じようなことの繰り返し。問題点のあぶり出しには功を奏したといったところでしょうか?あまのじゃくさん。
投稿: norida | 2013年3月25日 (月) 12時12分
横からですが。
1は「事実誤認を促しにくい方法でかけ」
2は「確認できないものを著しく不利益を与えるようにを書くな」
じゃないですかね。
1については全ては不可能でも、はっきり事実とわかる場合はあるでしょうから。また違法の話になりますが、判決の下った違法と違法と思われる状態とでは確実に意味が違いますから、それが区別できるように書いてくださいということでしょう。
2については「〜だ」と「〜と思う」では言葉の影響力が違います。自分がそう考えているという意味なら「〜と思う」と書けばいいですね。
「〜と思う」でも批判にはなると思いますが、頑なに断定を貫く理由が見つかりません。
最後にされるということなので無駄になってしまうかもしれませんが、気づいたことを書きました。ありがとうございました。
投稿: さび | 2013年3月25日 (月) 12時19分
誤解するから判りやすく書け。ちょっと聞くと当たり前のような気がするが、
重大な言論統制ですね。発言の自由を侵害している。
もともと「批判」か「誹謗中傷」か、それこそ大多数の閲覧者が決める
ことではないのですか?「批判」なら注目されるし、「誹謗中傷」は
無視され、相手にされない。為替が市場で決まるのと同様で口先介入は
ともかく実際の介入は好ましくない。
>「〜と思う」でも批判にはなると思いますが、頑なに断定を貫く理由が見つかりません。
頑なに変更を求めるのも理由がないと思いますよ。
管理人の立場から考えれば、公務員組合が選挙運動するのは問題ないと言うのは
当然です。しかし、地公法36条や判例から考えてあまのじゃく氏のように違法だと
考える人や、違反の疑いを持つ人もたくさんいますし、同時にいろんなプログで
それを指摘するものがある。それらも「誹謗中傷」なのでしょうか?
それらのプログに断定調を改めろと言うのでしょうか?
言わないですよね。ならばそれぞれのプログの雰囲気にまかせるのが
一番の良いのではないでしょうか。
日本は方言豊かな国で、私もコテコテの大阪人ですが、
お前のしゃべりは事実誤認するから標準語で話せ、と言われたら
ちょっと憤慨しそうですね。断定調か疑問調かに拘っても
それほど意味はないと思いますがいかがでしょう。
投稿: nagi | 2013年3月25日 (月) 14時51分
nagiさん
言葉は悪かったですがお願いしたら自由の侵害ですか。強制的にコメントを削除したとかそういう話ならわかりますが、やめるべきと指摘したら言論弾圧と言われるとは・・・飛躍しすぎていませんか。
変更の理由については何度も書いています。誤認しやすいから、もっと言えば誤認されて迷惑を被る人がいるからです。対して、改めない理由は今のところ何一つ出てきていません。違反の疑いを持つのは勝手ですが、疑いを違反だと言い切って誤解させ、他人に迷惑をかける自由なんて聞いたことがありません。方言は同じ方言の中で違う言い回しを考えればいいと思います。
誤解を招いても発言の自由が優先される、ということであれば、殺人事件が起きた場合に「nagiさんが怪しい。nagiさんは殺人鬼だ。今すぐ逮捕すべきだ。」と言って回っても問題ないとお考えなんでしょうか。
投稿: さび | 2013年3月25日 (月) 19時01分
僕もちょっとだけ意見を言います。
違法ではないと裁判で判決がおりても春になると一部の教師が騒いでますね。
日の丸君が代で、この裁判では処罰は慎重にするべきだが、職務命令は
適法と判決がある。しかし憲法違反だと断定してるのはどうですか。
先日から見ていて、論点は断定することが問題なのではなく、
公務員の選挙運動は違法だ。
これが批判か誹謗中傷かどちらであるかではないのしょうか。
その部分を追求しないと意味がないと思うけどなあ。
投稿: はぐれ猫 | 2013年3月25日 (月) 22時27分
はぐれ猫さん
「公務員の選挙運動は違法だ。」
違法との判断が無いのに、違法と言い切るのは断定であり、それは誹謗中傷になると言っています。
選挙運動自体に色々な意見や考えがあることは十分承知していますが、事実を元に話をしているだけです。
この話は自治労(身内?)だから言っているのではありません。
前回も書きましたが、判例がある以上は日本国民の成人として、当然のようにそれに従うべきです。
少なくとも、控訴中ではなく最高裁まで争って判決が出たことには、従わなければ「ダダをこねている」だけになります。
主義主張は、法の範囲内で初めて認められるのではないでしょうか。
投稿: 下っ端 | 2013年3月26日 (火) 07時12分
>違法との判断が無いのに、違法と言い切るのは断定であり、それは誹謗中傷になると言っています
下っ端さんにひとつ聞きたいのですが、よく組合の人が、不当労働行為だと断言して抗議していますが、これにつても委員会等で裁定が出ない限りは、誹謗中傷に該当するってことでよいのでしょうか。
>判例がある以上は日本国民の成人として、当然のようにそれに従うべきです。
判例がある割りに、遮二無二抗議を続けていることって、実は組合の反戦平和活動の方が多いように感じています。
投稿: シグ忘れ | 2013年3月26日 (火) 08時22分
おはようございます。年度末でみなさんも多忙だと思いますが
季節変わりの風邪などひかないように気をつけて下さい。
>さび氏
>誤解を招いても発言の自由が優先される、ということであれば、殺人事件が起きた場合に「nagiさんが怪しい。nagiさんは殺人鬼だ。今すぐ逮捕すべきだ。」と言って回っても問題ないとお考えなんでしょうか。
発言は自由です。現在のマスコミ報道も判決前の推定無罪を無視した報道を
行い続けてますね。もちろん、そのような不名誉な話を流布された私は何らかの
対抗手段をとるでしょう。それも私の自由です。
例えば、韓国と日本で揉めている竹島問題では、両国ともに自国領土と断定しています。
竹島は日本国の領土だ。竹島は日本国の領土と思います。どちらにしても
求めてる結果は同じですね。また、韓国サイドから見て、独島は韓国領土だ。
独島は韓国領土と思いますがいかがですか?などと断定でも疑問調でも日本側は
憤慨するでしょう。
それと
>方言は同じ方言の中で違う言い回しを考えればいいと思います。
これは、私の言った内容が私の意図した意味合いで伝わっていない。
だからと言って私は、さび氏に対して「理解しろ」とも「理解してほしいなあ」とも
言いません。
>下っ端氏
私に向けられたコメントではないですが、以前にも言及した通り
実は地公法36条に関する裁判結果はよく理解していません。
ただ、はぐれ猫氏が言うように私も論点は批判か誹謗中傷かと
思います。
実際、とある市職労のHPではこのような記載を堂々と載せています。
>地公法第36条の禁止規定には罰則がありません。つまり、警察権力が介入する余地は全くないのです。警察の捜査がなければ当局による処分も事実上難しいでしょう。
要約すると、不正しても処罰されないから自由だ。と言ってるに等しいですね。
このような本音を見ると、やはり不正してると断言する方もいるでしょう。
言い方を無理強いするよりは、不正はないと論破するほうが正しい流れでは
ないでしょうか。
投稿: nagi | 2013年3月26日 (火) 09時01分
>さび氏
追加します。以前言ってたと思うのですが、
>違法であるかどうかは、判決で違法と出ているかどうかが基準である。
つまり、判決は「正当」なもので、それに従う必要がある。これが
基準ですね。
よく裁判所で、原告団が敗訴した時に、「不当判決」と垂れ幕を出しますが
これは「正当」な判決に対する誹謗中傷ですよね。
ニュースで見ると、まるで判決が「不当」なように勘違いします。
一度、勘違いするからそのような誹謗中傷は止めろと言うのはいかがですか。
あまのじゃく氏が指摘している内容
>「違法だ」を「違法と思われる」に変換しなければならない「理由」が必要なのであって、貴方の要求する「変換しない理由」など必要ないのですよ。
これに私も同意します。
「批判」か「誹謗中傷」かを議論するのは正しいと思うのですがね。
投稿: nagi | 2013年3月26日 (火) 13時58分
nagiさん
おっしゃりたいことは十分わかります。
否定もしませんし、そういう考えも理解出来ます。
あとは、場所や相手など、状況によって言葉を選ぶべき話しだと思います。
その使い分けは、必要ではないでしょうか?
この場で建設的な会話をする上で、必要な配慮があるではないでしょうか。
「私には違法だ・・・としか考えられない」
これで十分伝わりませんか?
投稿: 下っ端 | 2013年3月26日 (火) 18時00分
>下っ端氏
私と下っ端氏との間では顕著な意見や価値観の相違はないでしょう。
ただ、議論ならば、江戸時代末期のように剣に手をかける気合で
意見を戦わせるのもよいだろうと思います。
ここで、言葉の使い方を強制するならば、それはすでに自由な
意見の交換ではない。重要な個性をスポイルしてします。
もう最初から石ころしかない状況を懸念します。
唯一求めるならば、このプログの運営者であるOTSU氏に対して
敬意を持つこと。これで良いのではないでしょうか。
一定の社会性とレベルを持つ方々ならばこれで十分ではないでしょうか。
この基準に到達できない方は自然に淘汰されるでしょう。
結構どぎついコメントを書く私が言うのもおこがましいと
思いますがね。
投稿: nagi | 2013年3月26日 (火) 18時41分
私への恨みつらみの猶予期間は終了させて戴く。お一人から過分な言葉を戴き感謝する。今後「あまのじゃく」の名での投稿は「なりすまし」と理解してください。
もう関係ない話だが、皆さん本文記事を良く見て、何を「誹謗中傷」と見做すかについて理解した方が良いですよ。
「判決が出ていない」や「誤解を与える」なんて理由は書いていません。こう書いている。
「確信している事に対しての異論は、事実誤認であり誹謗中傷」
確信している事が正しいかを確認するのが「議論」であり「批判」なのだから、この様な注意書きは「論外」であり、絶対にそして永遠に与することはない。
投稿: あまのじゃく | 2013年3月28日 (木) 08時48分
あまのじゃくさん、noridaさん、さびさん、nagiさん、はぐれ猫さん、下っ端さん、シグ忘れさん、コメントありがとうございました。
もうご覧になっていないのかも知れませんが、あまのじゃくさんのコメントに対し、私なりの考え方を新規記事の本文を通してお答えします。皆さんからの意見や指摘をすべて網羅できていませんが、「もう少し誹謗中傷の話」というタイトルとしています。ぜひ、ご覧いただければ幸いですので、よろしくお願いします。
投稿: OTSU | 2013年3月30日 (土) 18時32分