旗びらきの話、インデックス
新年会、旗びらき、新春の集いなど、この時期は毎年、いくつもの会が予定されています。主催者、来賓、一参加者、会によって立場は異なりますが、これまで旗びらきに絡んだ内容をブログの題材としても取り上げていました。今回、「年末の話、インデックス」のようにカテゴリーを集約した新規記事の投稿を考え、記事タイトルを「旗びらきの話、インデックス」としました。
すると、またしても自分自身の記憶が当てにならないことを知る機会となりました。ほぼ毎年、何らかの形で触れてきたものと思っていましたが、旗びらきに絡んだ記事内容は3点にとどまっていました。仰々しくインデックス(索引)代わりとは言えなくなりましたが、下記のとおり関連したバックナンバーを掲げてみました。その上で、これだけでは無味乾燥な内容ですので、記事タイトルはそのままとしながらも今年の旗びらきに絡んだ話を書き進めていくつもりです。
- 2006年1月 9日 「新春旗びらき」での主催者挨拶
- 2011年1月 9日 リーダーシップのあり方は?
- 2012年1月22日 旗びらきの季節
まずブログで触れた自分の主張や問題意識は、必要に応じて実際の場面の会議や懇談の場でも訴えています。当たり前なことかも知れませんが、ネット上で「言いたいことを言うだけ」にとどめない、さらにブログでの主張と実際の場面で主張する内容が異なる、いわゆるダブルスタンダードとならないように心がけてきました。前々回の記事は「海江田代表に願うこと」でしたが、その記事を投稿した週の火曜夜、自治労都本部の旗開きがありました。
海江田代表からはメッセージをお寄せいただいていました。さすがに直接お会いする機会には至りませんでしたが、その記事で紹介した参院議員の江崎孝さんにはお会いできました。せっかくの機会でしたので、ブログに綴った自分自身の問題意識を訴えさせていただきました。日本維新の会、みんなの党との選挙協力は「あり得ません」というお答えで、さっそく翌日、江崎さんはご自身のブログ「2013年が本格的に始動しました。」の中でも触れられていました。後日、丁寧なハガキまでいただき、改めてありがとうございました。
ただ民主党執行部は選挙協力に前向きな姿勢を崩していないようであり、今後、どのような顛末をたどるのか見通せない点も残っています。一方で、日本維新の会やみんなの党は下記の報道のとおり公務員の労働組合から応援を受けていることを批判し、労組依存体質の民主党との選挙協力を否定的に見ています。要するに現時点では民主党側の「片思い」であり、ますます力を入れていく方向性がずれているように感じています。
民主党執行部が今年に入り、「労働組合参り」を活発化させている。先の衆院選での大敗を受け、夏の参院選に向けて、一定の集票を見込める労組への依存を強める姿勢が鮮明になっていると言えそうだ。ただ、同党の労組頼みの体質は、他の野党との連携の障害になるとみられ、保守系の党所属議員を中心に懸念する声が出ている。民主党の細野幹事長は16日、東京都内のホテルでの全日本自治団体労働組合(自治労)の賀詞交歓会に出席し、「(私自身が)党の役職に就くようになり、 組合員と対話をする機会が少なくなっていたのではないかと反省している。衆院選の厳しい結果を受けたすべての仲間に反省が必要ではないか」と述べた。
海江田代表と細野氏はこの日、自動車総連の相原康伸会長らと会談し、参院選での支援を要請した。また、海江田、細野両氏は都内で、連合の古賀伸明会長らとも会談した。昨年12月の野党転落後は初めての開催で、今後も定期的に意見交換会を継続していくことを確認した。輿石東参院議員会長を含め、党執行部は 今年に入り、日本教職員組合(日教組)などの新年会への出席や労組幹部へのあいさつ回りを精力的に行っている。民主党の参院議員には労組からの支援を受けている議員が多い。衆院選で無党派層からの支持を得ることができなかった民主党としては、「固い票を持っている労組を重視するのは当然だ」(中堅)との声がある。
一方で、民主党は参院選で、自民、公明両党の過半数確保の阻止を目標に掲げており、全国の31ある改選定数1の「1人区」での野党の選挙協力が焦点とな る。だが日本維新の会の橋下代表代行は民主党との連携について、「公務員の労働組合の応援を受けていたら改革ができない」と否定的だ。みんなの党の江田幹事長も、「労組依存体質」を問題視している。民主党内でも執行部の動きに対し、「有権者にどう映るか、相当懸念せざるを得ない」(中堅議員)との声があがった。【読売新聞2013年1月17日】
私自身、旗びらきなどで主催者を代表した挨拶は1回だけですが、来賓として挨拶する機会が何回かあります。地元の競輪労働組合の旗びらきでは来賓の一人として挨拶させていただき、やはりブログの中で訴えていた「労働組合との関係性を決して負の側面だととらえず、逆に強みとし、そこを起点にした理念や政策を再構築して欲しい」という趣旨の言葉を添えていました。
そもそも上記の新聞記事の冒頭で、ー 民主党執行部が今年に入り、「労働組合参り」を活発化させている。先の衆院選での大敗を受け、夏の参院選に向けて、一定の集票を見込める労組への依存を強める姿勢が鮮明になっていると言えそうだ。ー と書かれていますが、特に今年に限った話ではないはずです。確かに政権与党ではなくなったため、民主党執行部が顔を出せる会の数は減り、相対的に労働組合の会への出席割合は高まっているのかも知れません。
しかし、あくまでも従来通りの関係性の中で、労働組合と民主党執行部との年中行事での一コマに過ぎないものと見ています。労働組合への依存を強めるという話も、相対的にそのような傾向が強まるのかも知れませんが、「だから大きな問題だ」と批判を受けることにも違和感があります。もちろん労働組合だけが応援団では政権への返り咲きは不可能です。だからこそ、民主党は連合との関係を「しがらみ」ではなく、「生活者」である働く者の声を直接聞ける強みだと受けとめて欲しいものと考えています。
公務員組合との関係性においても「日頃から意思疎通をはかり、信頼関係があるからこそ、大胆で効果的な改革ができる」と誇示していただけることを望んでいました。このような思いは民主党政権が誕生する前、「鳩山新代表に願うこと」という記事の中で綴っていました。国家公務員給与削減の際、一定の信頼関係のパイプは発揮されていたものと見ていますが、残念ながら全体的には不充分なまま内外に認知されず、現在に至っていると言わざるを得ません。
安倍晋三首相、関係閣僚と全国知事会など地方6団体の代表による「国と地方の協議の場」が15日、政権交代後初めて首相官邸で開かれた。国側が、2013年度予算で地方公務員の給与を国家公務員並みに削減するよう求める方針を明らかにしたのに対し、地方側は猛反発。国と地方の激しい攻防がスタートした。
協議の場に出席した首相は冒頭、「民主党政権で疲弊した地方の活力を取り戻し、成長のため投資していく」と述べ、経済再生への意気込みを強調した。続いて、麻生太郎副総理兼財務・金融相が「地方公務員の給与水準が国家公務員に比べて高い」と指摘。地方公務員の給与を13年度の1年間、給与を12年度から平均7.8%引き下げている国家公務員並みに削減するよう要請するとともに、地方公務員給与の一部に充てられている地方交付税を削減する考えを表明した。
財務相は、地方公務員給与を国並みに削減すれば、約1兆2000億円の歳出抑制につながるとする試算も提示した。しかし、地方側の出席者からは「独自の給与削減など行財政改革の努力をどう評価してくれるのか。交付税の一方的な削減は地方再生にはならず考慮してほしい」(山田啓二知事会長)などと反発する声が相次いだ。【時事通信社2013年1月15日】
国と地方との協議の場があった翌日の夜、私どもの組合の旗びらきが催されました。主催者を代表した私の挨拶の中で、この報道内容にも触れながら民主党との関係性について改めて訴えさせていただきました。ちなみに前々回記事のコメント欄で菊池正人さんから「先の衆議院選挙のように支持政党が壊滅的な大敗を喫すると、とたんに自分達の暮らしや社会的立場が危うくなってしまう事になります」という指摘を受けていました。
確かに民主党政権の時には給与削減を「地方に波及させない」という約束を得ていました。しかし、このことは地方公務員の組合が理不尽な圧力を加えた結果ではなく、以前の記事の中で記したとおり「国が直接的に給与について関与できるのは国家公務員のみで、地方自治体が地方自治体の判断で適正に対応していくべき」という政府側の認識のもと、今回と同じような地方団体側の「国を上回る行革を既に行なっている」という主張を受けとめたものでした。
そもそも私どもの市や東京都は地方交付税の不交付団体です。そのような様々な事情がある中、地方公務員の組合の声が政府の意思決定の一因に繋げられたものと思っています。つまり組合側の主張がまったく不合理なものだった場合、「波及させない」という約束は得られなかったはずです。菊池正人さんが懸念されているように今回の自民党の動きは敵対関係の中で意趣返しのような側面を指摘せざるを得ません。
本来、そのような行動原理は決して好ましくありませんが、地方公務員の人数は国民全体の中で数%に過ぎず、自民党の方針が容易に押し付けられがちな力関係やとりまく情勢だろうと思っています。また、仮に地方公務員の組合が政治的に中立な方針を掲げていたとしても、このような「まな板の鯉」状態を強いられることに変わりはないように感じています。そのため、旗びらきに出席された私どもの組合員の皆さんに対し、組合の政治活動の必要性について次のように理解を求めていました。
今のような社会情勢の中で公務員組合は、政治的な活動を進めることで自分たちの待遇改善が大幅に進むとは考えていません。最低限、理不尽な改悪の動きが示される場合などに対し、毅然と当事者の声が届けられる政治的なパイプの必要性を常に意識しています。ますます公務員組合の発言力が大幅に削がれ、待遇面などの問題に関しても「まな板の鯉」状態を強いられるような事態を避けるためにも、それぞれの選挙戦での一定の取り組みが重要視されていくものと考えています。
菊池正人さんのコメントに対するお答えも以上のとおりとなりますが、あくまでも私自身の「答え」であることをご理解ください。皆さんそれぞれの「答え」があり、私の言い分や見方に対して強く反発される方々も多いのだろうと思います。いずれにしても当ブログを通して幅広い意見が伺えることの貴重さを感じ取っていますが、ぜひ、「このコメント欄の限界と可能性」にご理解いただきながら「なるほど」とうならせるような言葉の競い合いに繋がっていくことを願っています。改めてご理解ご協力くださるようよろしくお願いします。
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コメント
自治労の声を強く聞いた政治団体に構造改革、公務員改革は無理だよ。結局既得権益化している公務員の改善が世論であり、自治労は其処と対立してる。
既得権益ってのはつまり本質的には仕事上の責任と進退が無関係になって、結果として腐っていく身分保障のこと。
世論と対峙する自治労の擁護者である限り民主に未来はないねぇ。ただ民主自身のイメージが維新、みんなにすら劣り、生活の党と同レベルなことを考えると、自治労という既得権益集団を政治の舞台に立たせないためぐらいには役立つかもしれない。
投稿: | 2013年1月20日 (日) 02時02分
しかし、自治労が支持母体であるということが民主にとって重しになるってことに頭がまわらないのか?本来なら貴方方は共産党のほうが方向性が一致してるんだから共産党を支持した方がいい。
政治活動?公務員改革反対!給与は下げるな!公務員の身分を絶対に守れ!なんて言って選挙で勝てると思ってるのか?民主にとどめを刺そうとしてるとしか思えない。
もし民主が自民越えを果たしても、民主が本質的に改革志向政党でありながら、支持母体が保守的なためダブスタ起こして、混乱しまくったあの最悪の三年間を再現することになるな。絶対。
投稿: | 2013年1月20日 (日) 02時11分
2013年1月20日(日)02時02分、2013年1月20日(日)02時11分に投稿された方、さっそくコメントありがとうございます。
記事本文の最後に記したとおり様々な「答え」が示されるものと思っています。ただ1点だけ、お願いがあります。それぞれ同じ方からの投稿であるようですが、意見交換をスムースに行なうためにも名前欄の記載についてはご協力ください。よろしくお願いします。
投稿: OTSU | 2013年1月20日 (日) 06時29分
おはようございます。
桜宮高校における橋下市長の発言に非難の声が多いですが
不思議な話ですね。なぜなら安全性が保障されない場合は
中止は当然です。食中毒が発生した飲食店は営業中止。
安全面に疑問がでたボーイング787は運行中止。
子供の安全が疑問視される高校で、入試を中止することは
当然ではないでしょうか。また同一の問題が発生したら
どうするのでしょうか?不思議な話でしかたありません。
>OTSU氏
民主党が組合との付き合いが昔からの普通の行いで当然なのに
批判されるのも、自民党が業界団体との付き合いが昔からで当然の
行いであるのに批判される。まあ同じようなものですね。
本文でここは疑問だったので言わせていただきます。
>民主党は連合との関係を「しがらみ」ではなく、「生活者」である働く者の声を直接聞ける強みだと受けとめて欲しいものと考えています。
OTSU氏も言われるとおり一定の政治的活動をしてる以上、
上記のように考えるのは無理です。組合の主張に反対するなら
選挙で推薦しない。つまり票をいれないと言うならばそれは
圧力であり、「生活者」の声を聞くとはならないでしょうし
誰もそのように考えません。
もし組合が政治的中立ならば「生活者」の声を聞く場になる
でしょう。
私も一労働者として、組合の存在は大切に思うし、私自身も
組合に参加したいと思うのですが、現状の平和運動と政治的活動が
ある限り、それは「労働組合」とは別の「組合」でしかないので
今は参加できません。本当に残念です。
投稿: nagi | 2013年1月20日 (日) 15時41分
nagiさん
桜宮高校のお話ですが、
僕の立場的には募集中止がいいのかどうか、正直、どっちがいいか分かりません。
ただ、橋下批判してる連中の言い分はね、ちょっとね。痛いかもですね。
いつも権利だ、子供の心のケアだ、体罰反対だ!と声高に言ってる人は、
あのまま何の検証もなく、改善もないまま、いわば理不尽な体罰が蔓延しているかもしれない過酷な環境に、これまで通り新入生を放り込むべきだ、
とのお考えなんでしょうかねえ?
人権派を唄う人って、ほんま生の人間のこと考えれてないですねえ。
ま、生の人間考察より先に観念・理論から入ってしまった人達だから、仕方ないですけど。
橋下のやることは、過激・間違いっていう固定観念から入って、その固定観念を裏付ける資料だけを揃えて、そのまま間違いだと断定してしまうんでしょう。足し算は過小評価もしくは気づけない、引き算は過大評価。
皆さんも、弁護士会とかの言う「人権だ!」ってのは、一歩引いてみておくのをお勧めします。
投稿: かもめのJONA | 2013年1月20日 (日) 17時25分
組合の政治活動ですが、今回の衆院選では、組合員の「民主党離れ」も指摘されており、信頼回復にはかなりの努力が必要ではないかと思います。(親族(民間企業勤務)が、「推薦カードがくるけど、それで自分がその候補に投票するとは限らない」といっており、民主党にたいする失望を狭い範囲の中ですが感じ取ることができました。)
私自身、公務労協の声明にも疑問を感じていました。「戦後60余年にわたって制約されてきた公務員の労働基本権について、民主党を中心とする政権の下で、自律的労使関係制度を確立するための国家公務員制度改革関連四法案及び地方公務員制度改革二法案が国会に提出されたことは歴史的な画期となった。これら法案は衆議院の解散により廃案とならざるを得ないが、政府及び国会に対し、これを決して無にすることなく、課題の解決に向けた引き続きの努力を強く求めるものである」とあり、「歴史的画期」には特に違和感を感じています。成立しなければ「画餅」にすぎないのですから、組合員にたいするメッセージとしては弱いと思います。私がこのメッセージを受け取った場合、残念ながら組合活動とは距離を置くことになるでしょう。せめて「あなたの給与が復興に役立っています」と使用明細くらいいただければとおもっていますが、片山元総務大臣が、「結果として復興に使われる」とのことでしたので望みはまったくありません。
組合が支持をしても「生活者」である組合員の気持ちが離れてしまっていては正直、厳しいのではないかと思います。(待遇が下がるなどではなく、いろんな意味で気持ちがはなれているようにも感じますがOTSUさんの職場ではどうでしょうか?)
投稿: ためいきばかり | 2013年1月20日 (日) 19時39分
nagiさん、かもめのJONAさん、ためいきばかりさん、コメントありがとうございました。
労働組合の政治的な活動の問題は今回の記事も含め、これまで数多くの記事を通して私なりの「答え」を発信してきました。この場では繰り返しませんが、本当に一人ひとりの「答え」が様々であることを感じ取っています。
ためいきばかりさんからのお尋ねですが、連合に属している労働組合の組合員が揃って強固な民主党支持者ではなく、この点は私どもの組合も例外ではありません。過去から現在、さらに将来にわたっても同様な傾向は続くのではないでしょうか。ただ組織として方針化したことを組合員の皆さんに直接呼びかけることができ、その呼びかけを一人ひとりがどのように受けとめていくのか、それ以上でもそれ以下でもない関係性だと思っています。だからこそ、問題意識や情勢を少しでも共有化できることを願いながら、このブログを通して政治的な話題を頻繁に取り上げてきていました。
投稿: OTSU | 2013年1月20日 (日) 22時06分
おはようございます。
>かもめのじょな氏
日本では「人権」と言う言葉は非常に胡散臭いものになりました
それを利用する寄生虫がたくさん存在するからでしょう。
しかしそれ以外でも「人権」は未来における不安要素でもあります
できれば「人権」に優先順位を設けてほしいぐらいです。
>OTSU氏
プログ開設以来、曲がることなく信念を貫く態度言質をみごとだと賞賛します。
だから、私などが組合を批判することは、蚊が飛んでて鬱陶しいぐらいに
思い、お許し下さい。
投稿: nagi | 2013年1月21日 (月) 14時44分
アルジェリアでの邦人拉致事件にともない、国外での日本人を救出や守る為に
自衛隊法の改正を検討するとのニュースを見ましたが、さて民主党はどう
対応するのか見ものですね。
もちろん社民党や共産党は反対するでしょう。この党は日本の利益を減らす
ことが目的だから当然です。
さて、寛容な中道を目指す民主党は、日本人の安全や生命を守るために
どう判断するのでしょうか。外国軍はそれぞれの考え方があるので
時には人質など眼中になく対応する。それを是とするなら民主党は
反対するでしょう。しかし賛成しても武器使用などは反対するのかな
自衛隊の隊員も「労働者」なんですから、危険地帯に丸腰で行けなんて
ひどいことは言わないと思うのだが・・。
さて、この問題に対して、OTSU氏のスタンスはどちらサイドの意見を
お持ちになっているのか興味深いです。もし可能ならばそのうちに
回答いただければ幸いです。
投稿: nagi | 2013年1月21日 (月) 17時07分
民主党の、いや全ての野党の最大の欠点は自己完結性を持っていないという事だろう。否、若しかしたら自民党にも当てはまる。場合によっては日本国民すべてに当てはまる。
どういう意味かというと、全ての「if」に対して答えを持っていない、或いは答えを用意しようとしない。
例えば「尖閣で中国が侵攻してきたらどうするのか?」の「if」に対して恐らく考えてもいないだろう。
同様に海外で邦人が危険な目にあったら、どうするのか?に対しても同じだ。
一部の権利関係については唐突かつ強硬に答えを主張するが、それが「全体的に整合性が保たれているか?」について検証などしない。
「公務員の給与を下げるべきではない」というが、それでは「給与とはどうあるべきか」などは考えないし、「財政規律」などにも無関心。
つまり思考と想像力が全て「アンチテーゼ」だ。「鳩山」や「管」が如実にその性格を顕わしている。
桜宮高校の自殺問題でもそうだ。何が起こったかは難しい事では無い。
暴力で教育するのは正しいと考えた教師がいて、「それもありだ」とする環境があった。それだけだ。
この教師は「クラブ活動」だけで暴力をふるい、特に主将に対して厳しくしている点で、私から見て悪質では無い。
暴力の理由が「クラブを強くする」との明確な目的を表示している点でも、分かり易いし、同時に(暴力の対象から)回避し易い。
しかし結果として生徒の自殺となった。
「この暴力的方針はこのままで良いのか?」との「if」に対して「答え」を出したのは橋下だけなんだ。学校も教育委員会も知らん顔。
本来はこの「if」に対して大議論をすべきなんだが、今行われている議論(?)は「入試を中止すると学生が可哀想」とか「混乱が大きい」とか馬鹿の骨頂だ。脳みそがアンチテーゼにしか働かなくなっている。
「暴力」を「しつけ」と「暴行」に分けて、暴行は認めない・・なんて気のきいた事を考える教育委員や校長は居らんのかね?
投稿: あまのじゃく | 2013年1月22日 (火) 10時27分
nagiさん、あまのじゃくさん、コメントありがとうございました。
管理人である私自身が「コメント欄無精」となってしまい、お二人にとって物足りない場だろうと恐縮しています。特にnagiさんから直接的なお尋ねもあるようですが、できれば機会を作って記事本文を通してお答えさせていただきますので、ご理解ご容赦ください。なお、新規記事は今夜投稿しますので、ぜひ、またご訪問いただければ幸いです。
投稿: OTSU | 2013年1月26日 (土) 21時41分
久しぶりの書き込みが、今年初の書き込みかも。
あらためて今年もよろしくお願いします。
旗開き、今年は縁がなかったです。追って報告があると思うので、それを見ることにしますが・・・
金曜日に開催されたようですが、土日開庁職場ゆえ、行っても翌日の仕事を気にしないといけないので参加を見送りました。
若い組合員になると、旗開きの意義すら知らない者も多く(ただの新年会と思われている)一度原点に立ち返る必要もあるように思います。
行革は国以上にやってる感はあります。
ここ7年間で500人近くの職員を削減(定年+希望退職と合わせて退職者不補充)、直営事業の民営化・委託化、これから幼稚園や学校給食の委託化が進むようです。
投稿: Hama | 2013年1月26日 (土) 21時52分
Hamaさん、コメントありがとうございます。
行政規模が異なるのかも知れませんが、500人の削減は大きな数字だと思います。なお、新規記事は「地方公務員の退職手当削減」としました。ぜひ、これからもお時間が許される際、コメントいただければ幸いです。今後ともよろしく願いします。
投稿: OTSU | 2013年1月26日 (土) 22時13分