自治労の話、2012年夏
「コメント欄雑感、2012年春」 に記したとおり今年春頃からコメント欄との向き合い方を変えていました。このブログを訪れていただき、時間を割いてコメントを投稿くださった皆さんへの謝意を表すため、それまで私からのレスを最低1日に1回は行なうように努めていました。そのこだわりは過去の記事へのコメント投稿に対しても同様でした。
レスする際、「○○さん、コメントありがとうございました」という一言だけでは素っ気ないため、その時々に感じた一言二言も添えながらTwitter のような気軽な発信の場としてコメント欄を利用してきました。もともと記事本文の更新は、実生活にあまり負担をかけないペースとして週1回の間隔を定着させていました。週末に更新する記事本文は書き込む内容の吟味をはじめ、下書きした後の推敲など、じっくり時間をかけて投稿していました。
一方で、主に時間的な制約がある平日夜に投稿していたコメントは、あまり時間をかけず、専ら前述したような気軽な対応をはかっていました。そのため、言葉が不足して誤解を招くケース、私自身の本意からかけ離れた痛烈な批判を受けるケースが多々ありました。その釈明のため、さらにレスを重ね、コメント欄で特定の方との議論に繋がる場合もありました。
ただ時々、前々回の記事「このコメント欄の限界と可能性」の中で綴ったとおり「空手三段」という強さの評価や、もっと極端な場合は「東京」という存在の共通認識がない中で、議論が行なわれているような思いを抱いていました。たびたび途方もない大きな壁に直面する中、このブログのコメント欄では結局のところ記述の仕方なども含め、書かれている文章や意味合いが閲覧されている皆さんからの評価にさらされるだけの話だろうという認識に至っていました。
つまり「答え」を一つに絞る場ではないという結論でした。このことに対し、人によって異論があろうかと思いますが、あくまでも個人の責任で運営しているブログの場としての管理人からの「お願い」でした。かなり前から以上のような認識を持っていた訳ですが、それでも今年春までは1日1回以上レスするというこだわりを維持していました。しかし、コメント欄での中途半端なレスは批判意見の火に油を注ぐケースもあり、指摘された点に触れなければ「スルーされた」という批判も招いていました。
このような経緯を踏まえ、現在は「1日1回以上」というこだわりは外し、必要最低限の対応にとどめさせていただいています。したがって、最近はコメントをお寄せくださった皆さん一人ひとりのお名前を上げて謝意を述べられないことが多く、きめ細かいレスもできず、たいへん恐縮です。それでも寄せられたコメント一つ一つ必ず目を通していることだけは申し添えさせていただきます。
なお、一方通行とならない意見交換の場としての位置付けを重視している立場には変わりありません。そのため、今後も直接問いかけられた事例については可能な限り対応していくつもりです。ちなみに以前からもコメント欄に寄せられた難しい問いかけは、記事本文を通してお答えするようにしていました。私自身のコメント欄への参加が減る傾向は、おのずから記事本文を通してレスすることが増える話であり、今回の記事もそのような流れの中で綴らせていただきます。
前置きが長くなりましたが、この間、コメント欄常連のnagiさんから自治労や日教組に絡んだ問いかけが頻繁に示されていました。このようなテーマは記事本文を通して、じっくりレスすべきものと考えていたため、ここまで遅くなってしまい申し訳ありません。まず私自身、自治労の一組合員であり、産別が異なる日教組からは部外者となります。そのため、やはり自治労の話を中心に取り上げていきますが、問いかけられている意味合いは同様な論点が多く含まれているものと考えています。
「自治労とは」という解説は、右サイドバーの「用語解説リンク」に委ねさせていただきます。また、これまで当ブログでは自治労に関する記事を本当に数多く投稿してきました。インデックス代わりに整理するのも一苦労でしたが、この機会に下記のとおりピックアップしてみました。他にも漏れている記事があるかも知れませんが、私自身のスタンスと自治労との距離感などを示す一連の内容を掲げることができたものと思っています。
- 2005年 9月19日 自治労は悪役?
- 2006年 9月 7日 自治労の闇、自治労本部の見解
- 2006年 8月26日 さいたま市で自治労大会
- 2007年 7月11日 自治労の思い、あいらくみこさんへ
- 2008年 9月14日 自治労の名前が消える?
- 2008年 9月21日 もう少し自治労の話
- 2009年 8月29日 ネガキャンの中の自治労
- 2009年11月 1日 自治労都本部大会で感じたこと
- 2010年 5月30日 自治労と当ブログについて
- 2010年 6月 6日 沖縄に揚がる自治労の旗
- 2010年 6月20日 参院選は、えさきたかしさん
- 2010年 9月 5日 自治労委員長の問題提起
- 2010年10月31日 台風が近付く中、自治労都本部大会
お時間がある際、それぞれご覧いただければ誠に幸いです。今回の記事は上記バックナンバーの紹介で尽きる話かも知れません。さらにnagiさんの問いかけの基本的な論点にもお答えした形かも知れませんが、それでは非常に不親切であり、わざわざリンク先の記事まで読まれない方々が圧倒多数だろうとも思っています。したがって、改めてnagiさんからの主な問いかけ(青字)にお答えしながら書き進めてみます。
OTSU氏と含めて組合の方に申し上げたい。ここは中国でも北朝鮮でもシリアでもありません。発言の自由が認められた日本です。官民問わずいろんな制度や法律、組織にはなんらかの問題点はあります。それを発言することは「悪」なのですか?OTSU氏も立場はあると思いますが、組合はわずかな非難も許されない組織なのでしょうか?それとも非難の余地などない素晴らしい組織なのでしょうか?まして直接関係ない組織にも意見は言えないのでしょう。もし言えないのなら、それこそ歪極まりない組織の証左ではないのでしょうか。自治労や日教組に所属する人は、その組織の批判を外部にしてはいけないのか?
この問いかけに関しては、上記に紹介した過去の記事のとおり自治労の長所や短所について、私自身、このブログを通して率直に発言してきました。同時にネット上だけの意見にとどめず、同じような趣旨の発言を各種機関会議の場などでも行なうように努めていました。参考までに日教組に絡む事例の一つとして、北教組(北海道教職員組合)の違法献金事件に対しては「あえて市議選の話題」という記事の中で問題視していたことも付け加えさせていただきます。
いずれにしても自治労や日教組に限らず、非難の余地のない素晴らしい組織は極めて稀なのではないでしょうか。そのような中で、一つ一つの組合の連合体であるため、自治労ぐらい発言の自由が認められている組織は珍しいようにも思っています。要するに自治労が「わずかな非難も許されない組織」ではないことを間違いなく強調できます。あくまでも断定調の批判に対する「お願い」は、先入観から導き出したような根拠の乏しい批判の仕方について問題提起したに過ぎません。
OTSU氏に質問です。日教組や自治労は反日組織と決め付けはよくない。断定はできません。しかし、日本に対する明らかな内政干渉に対する抗議はなぜないのですか?基地問題にはあれほど熱心ですよね。記事本文で取り上げたこともあります。今回、韓国の大統領が竹島に上陸するような暴挙がありました。これに対する抗議活動はどのような予定でしょうか。自治労の旗がはためくシーンはないのですか?韓国大使館前で自治労主催の抗議集会は開かないのですか?もし、そのような予定がないなら、反日組織だとの批判に対して、どのように反論するのでしょうか。
ウィキペディアによれば「反日(はんにち)とは、日本(政府・企業・人・社会・文化・制度・歴史など)の一部または総体に対して反発や反対する感情や主義・主張」と記されています。そもそも日本人が中心となって構成している団体の中で「反日組織」など存在しているのでしょうか。個人に対しても「反日」と揶揄する場合もありますが、同じように日本人でありながら日本そのものを全否定、もしくは心底憎んでいるような人が存在しているとは思えません。
確かに個別各論の選択肢や価値観が人によって異なり、どのような選択を行なった際に「反日」と呼ばれがちなことは理解しています。ご存知のとおり自治労は普天間基地などの軍事基地に反対している立場です。一方で、竹島の問題に関しては具体的な運動方針を確立していませんので、今回の韓国大統領の竹島訪問に対し、自治労としての抗議行動は提起されないはずです。だからと言って「反日組織」だと繋げる発想には少なからず違和感があります。
極論ですが、韓国大統領の竹島訪問に対して抗議しない組織は、すべて「反日」となってしまうのでしょうか。「軍事基地に反対しているのにも関わらず」という理由だけでは説得力が乏しいように感じています。なお、組合員からの意向などから今後、竹島の問題を自治労としても積極的に取り組む方針が掲げられれば、今回のような事態の際、韓国大使館前で自治労主催の抗議集会もあり得るのだろうと思っています。
そのような方向性の是非について、いろいろな評価や議論があるはずですが、ここでは組織としての立ち振る舞い方に絞って説明させていただいています。また、nagiさんから「労働組合なら、オスプレイ搬入反対のデモをする前に、最低賃金アップのデモをするほうが先でしょう。しかし、組合にとってはそうでないようです」という指摘もありました。このような指摘に対する答えは以前の記事「沖縄に揚がる自治労の旗」などに記していました。
原則的な認識として、最低賃金の問題などを自治労は軽視していませんので、指摘は不正確だと言わざるを得ません。労働組合としての優先順位を重視しながら最低賃金の問題にも力を注ぎ、取り組めるのであれば組合方針に基づきオスプレイ搬入反対のデモにも参加する、このような関係性の中で各組合が日々の活動を進めているはずです。今回の記事も長くなりましたが、nagiさんのように自治労を見ている方々の誤解を少しでも減らせる機会に繋がれば何よりだと願っています。
| 固定リンク
コメント
新規記事投稿お疲れさまです。
また、丁寧にいままでの質問にお答えいただきありがとうございます。
過去記事も一通り目を通しました。思わぬ収穫もありました。
過去の記事でのコメント欄の読みましたが、思い込みによる非難以外は、
結局のところ、自治労の平和運動への取り組み、これが一番足を引張ってる
ように思えました。まあこの部分はどれほど話しても合意できそうになく
これにて終了と思っています。
ただ、過去記事で、
>2006年 8月26日 さいたま市で自治労大会
のひとつ前の記事を見てかなり驚きました。
OTSU氏は靖国神社参拝に反対で、自治労も反対してたのですね。
恥ずかしい話、知りませんでした。
主義主張はともかく、この点だけピックアップしておきます。
>歴代首相や日本政府の判断として「総理大臣は靖国参拝しない」と決めてきました。それにもかかわらず、相手側の理解を求めず「今までは今まで、自分は自分」の自己本位な姿勢を貫き、小泉首相は対中対韓関係を最悪なものにしてきました。
ここしばらくの首相は参拝してませんが、対中対韓関係は最良最高の関係に
なっているでしょうか? なっていませんよね。結局靖国問題など単なる
いいがかりに過ぎないのです。
私は小泉時代の評価は別にして、この靖国神社参拝に関しては
よくぞ行った、当然のことと評価しています。
投稿: nagi | 2012年8月19日 (日) 17時32分
長々と保身と自己弁護を書き連ねておられるようだが、この御仁に何を言っても徒労ですので、直接、組合員の皆さまに問いかけてみたいと思います。
単刀直入に申します。
自治労を脱退して自治労連へ移りませんか。
自治労は消費税増税や公務員の賃金切り下げなどについて何も具体的な反対運動を起こしていません。
執行部・役員らも連合・自治労組織の都合に合わせ立ち回ることしか考えていません、組合員の切実な要求を汲み取るために心を砕いてるようにはとてもみえません。
これだけ裏切られ続けても下駄の雪のように彼らについていくのは皆さまの本意ではないはずです。
投稿: 立川市民 | 2012年8月19日 (日) 18時35分
>立川市民さん
そんなことはありませんよ。
立川市民さんがどういった思想をお持ちかはわかりませんが、少なくとも私は自身の市職労に所属し、所属する課で一人の組合員として、地道に労働条件や職場環境の改善に向けた活動をしています。
業務上でこうしたい、こうすべき・・・といった仕事上の意見も、当局だけではなく組合も一丸となって改善を図るべく努力をする。
「待遇を良くしろ」とか、「給料を上げろ」だけが組合の存在意義ではなく、仕事をより良い方向に向かわせるのにも組合の力ってバカにはできません。
>自治労は消費税増税や公務員の賃金切り下げなどについて何も具体的な反対運動を起こしていません。
賃金引き下げには、真っ向から反対を唱えていると思いますが。
ちなみに、私は消費税増税賛成です。
立川市民さんは、自治労連所属ですか。
どうりで、管理人さんに批判的な訳ですね。
そもそも、右派、左派とか関係ないのでは?
組合とは、そこで働く人のために存在すべきであり、その意味では1つ1つの事案に対して臨機応変に対応すべきものだと思います。
そこには「君が代」とか「自衛隊」とか「消費税」とか、関係なくないですか?
私は消費税増税は賛成、原発は反対、君が代は従うべき、靖国参拝は反対、沖縄基地とオスプレイは賛成です。
でも、こんなことは何一つ、組合活動には関係ないと思いますよ。
投稿: 下っ端 | 2012年8月19日 (日) 20時32分
OTSUさん、こんばんは
毎週の記事投稿、お疲れさまです
コメント欄へのレスについては、以前と少し変わったなと思っていましたが、記事のとおりで、余裕のある時だけで良いのではないでしょうか
ところで、OTSUさんは夏休みは取られましたか?
役所は閉めるわけには行かないので、全員揃っての夏休みが取れないので、交代でしょうね
私はお盆が夏休みでした
でも、まぁ、日本て夏休みが少ないですよね
せめて一週間くらいはと思いますが
さて、今日の記事は組合のあり方のようなことでしょうかね
まぁ、どこの組合でも、全員が同じ意見ではないでしょうから、色々と相談して行動等を決めていくことになるのでしょうね
何度も言ってしまって申し訳ないのですが、平和運動や原発については、私は違う意見を持っていますが、だからといって否定するつもりもありません。
基本は構成員のための団体なのだから、ただ公務員というだけで、主張や行動を他から非難されるいわれはないと思っています。
まだまだ、暑い日が続きますが、お体には気をつけてください
また、ROMにもどります
投稿: 地球人 | 2012年8月19日 (日) 21時17分
nagiさん、立川市民さん、下っ端さん、地球人さん、コメントありがとうございました。
個別各論の選択肢や価値観が人によって異なりますが、組織としては一つの「答え」を絞らなければならない場面が少なくありません。しかし、価値観の押し付けが論外な話であることも言うまでもなく、そのような問題意識を持ちながら当ブログを続けてきています。言葉が不足しそうな中途半端なコメントは控えようと思っていますが、保身や自己弁護のためにブログを続けている訳ではないことを一言申し添えさせていただきます。
立川市民さん、自治労連を支持されていることが分かりました。個々の主義や主張があって当たり前ですが、これまで当ブログへのコメントの仕方としては非常識な書き込み方が目立っていました。これも私自身の個人的な評価で余計なお世話かも知れませんが、自治労連の名誉を貶めているような行為であるものと心配しています。
なお、夏休みは単発で取得しながら、珍しく8月の半ばで所定の日数を取り切りました。まだまだ暑い日が続きそうですので、皆さんもお体にはご留意ください。
投稿: OTSU | 2012年8月19日 (日) 21時43分
イデオロギーが業務に影響しなければいいのですが、そうもいかないでしょう。
例えば大規模災害時、米軍がオスプレイを使用して救助活動をしたらどうするのか。
使用中止を要請したり、協力拒否や果ては妨害までありうるのか。
阪神大震災や今回の大震災での自衛隊や米軍と組合職員との不協和音も耳にしますし、そういことは勘弁してもらいたいです。
投稿: かく | 2012年8月20日 (月) 00時32分
>個人に対しても「反日」と揶揄する場合もありますが、同じように日本人でありながら日本そのものを全否定、もしくは心底憎んでいるような人が存在しているとは思えません。
憎んでいるかどうかは関係なく、「他人の足を引っ張る」ことで
うまい飯が食える人間は存在するってことではないでしょうか。
政府の批判をすることで利益を得られる組織ってのはありますよね。
それが、「反日」と近い関係というのは十分あるでしょう。
例えば、、
「謝罪と賠償」にせよ、「消費税反対」にせよ、「国歌国旗反対」にせよ、
政府の行動に反対さえできれば、政府・与党にダメージは与えられる。
「野党」には「与党」の足を引っ張る上で、そういう行動を取る合理的メリットはあると思います。
弁護士であれば、そこで訴訟の一つも起こせれば、「飯のタネ」にもなることも考えられます。
まっとうな「反対」なら合理的「代案」があると思います。
反対行動をすること自体が目的であれば、代案など無くても問題ない訳ですね。
そのあたりが見分け方になるんじゃないかと。
で、その中の一部が、「反日的行為」に繋がるのではないでしょうか。
他国からすれば、「自国にとって利益の得られる行為」を代理してくれる団体に支援を
行うことも当然ありうることです。その方が反発も受けにくいですから。
日本が米国議員にロビーイング活動を行うことも、「理解を得てくれる相手を支援する行為」
という意味では同じことです。
投稿: とーる2号 | 2012年8月20日 (月) 07時56分
相変わらず暑い午後です。
ちょっと面白い記事があったので、よろしければ参照して下さい。
>http://synodos.livedoor.biz/archives/1957100.html
橋下現象はポピュリズムか?との内容です。
>OTSU氏
過去の記事も目を通したのですが、なぜOTSU氏や自治労が
公人の靖国神社参拝に反対するのか、核心的理由がわかりません。
もし機会があればよろしくご教示下さい。
投稿: nagi | 2012年8月20日 (月) 13時34分
nagiさん
差し出がましいですが・・・この記事なんかどうですか?
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2006/08/post_5bf7.html
分かりやすいかと思いましたが・・・
投稿: 通りすがりの元公務員 | 2012年8月20日 (月) 19時36分
>通りすがりの公務員氏
すでに、その記事には目を通しました。
しかし、理由として、弱いように思えます。私が指摘したように
韓国や中国の反発はすでに理由として成立しません。
これらの国の言い分は内政干渉であり、またいいがかりにしか
すぎません。
過去の歴史や、設立の趣旨のみを問題としてあげるならば
世界中に問題はたくさんあるでしょう。靖国神社のみが
反発を受ける意味が理解できません。
かつて、戦意高揚の為の施設であれ、現在は国によって命を
落とした軍人の慰霊を祭る施設であり、彼らを死においやった
国が鎮魂の為に訪れることは当然でしょう。それをしないことの
ほうがよほど平和に反する行為です。
OTSU氏の言葉を借りてこう申し上げます。
>靖国神社の参拝「反対」に固執すること自体、平和を築こうとする方向性に反するものだと思っています。
投稿: nagi | 2012年8月20日 (月) 21時01分
nagiさん
私が靖国神社参拝を反対する理由の一つ目は、やはり中国、韓国という国があるからです。
確かに、内政干渉的な要素も多分にあり、日本人にとっては「ゴチャゴチャ言われる筋合いはない」と思うこともあるでしょう。
でも、ここが大きな問題なのですが、かの国は「反日」という、場合によっては捏造までして国民を教育してきています。
その為、中韓国民は自国の指導者が言うことは間違いがなく、絶対であると思っているのです。
そのような相手に、こちらの正論を伝えて簡単に話は収まりますでしょうか?
いくら日本が竹島や尖閣諸島の領有権を主張したところで、鼻から自国の物と教えられ、信じてる人たちには通じることはないでしょう。
そして、これらの国はそういった方針を変えることもしないでしょう。
そんな中、正論をかざして主張をしても、永遠に交わることはないでしょう。
この場所では主義主張が正反対でも、議論だけで終わります。
しかし、国家同士では収拾がつかなくなる事態になるだけではないでしょうか?
自己主張を押し通して、最後は戦争をしてもいいと思うのであれば、そこまで突っぱねるのもありかもしれません。
でも、中韓は未来永劫、我が国の隣人であり続けるのであれば、むやみな挑発を行うことが正しいとは思えません。
nagiさんのおっしゃる通り、国によって命を落とした軍人を慰霊することは、間違いとは思いません。
しかし、靖国神社にはA級戦犯が合祀されている以上、政治家の参拝は控えるべきです。(政治家は有権者の代表ですから、政治家の行動=国民の意思に繋がります)
また、戦争で命を落とした軍人は慰霊しても、そのほかのことで命を落とした人はどうするのですか?
国のために命を落とした人は、戦争以外でもたくさんいますよ。
国家公務員が職務中に不慮の事態で亡くなった場合は、国のために命を落としたことにはならないのですか?
国家的プロジェクトの公共事業などで、命を落とした作業員の人たちは、国のために命を落としたことにならないのですか?
戦争や軍人だけを特別視すること自体、靖国を神聖化しているように思えてなりません。
(靖国を批判している意味ではないのでお間違いなく)
そもそも、なぜ8月15日にここまでこだわるのでしょう。
第二次世界大戦のみ慰霊する必要があるのでしょうか。
日露戦争はいいのですか?
日露戦争の講和日に、参拝しなくていいのですか?
靖国を参拝して近隣国家との関係がギクシャクするなら、個人的には余計なことはしないで欲しいと思ってしまいます。
投稿: 下っ端 | 2012年8月20日 (月) 21時38分
下っ端さん
>中国は反日の捏造までして中国人を教育してきたので、正論を唱えても話は収まらないだろう。
これは「合意形成」を最優先に考えていますね。確かに合意形成は重要ですが、それ以上に「守るべきもの」があるのではありませんか?
「モラル」とか「尊厳」とか。つまり「背骨」です。
ただ、下っ端さんは「A級戦犯合祀」を理由にしているようですね。
東京裁判は事後法で裁いており「裁判」と言えますか?又、彼らは「戦争犯罪」を侵しておりません。
「戦争を始めた罪」なら「ブッシュ」はどうなりますか?大量無差別殺人を犯した「トルーマン」は?
南京虐殺など存在しない。南京の人口は20万人、侵攻後、数週間後の人口が25万人。江沢民は「30万人の虐殺があった」と「嘘」をついた。
日本人の尊厳はどうなったのですか?それでも合意形成に拘りますか?
中国の「詭弁」をまともに受け取っているように思います。
尤も「銭儲けの為ならモラルを無視してもいい」「法律は絶対守るべきだが、モラルはそうじゃない、モラルと法律は別だ」なんて考えの御仁もいるようだから、背骨なんか最初から「無い」人がいるのかもしれませんな。
道徳や人間の尊厳などの背骨を軽視し、拝金主義に溺れた戦後の教育に問題があったと言わざるを得ない。
何の事はない。倫理観の退廃が1000兆円の借金を生んだ。
投稿: あまのじゃく | 2012年8月21日 (火) 08時59分
おはようございます。
>下っ端氏
残念ながら、賛同できる内容ではありません。中韓に関することは
言われるとおりですが、理不尽な隣人と争いをさけるべく沈黙する
ことはなんら解決になりません。テロリストの要求をひとつ聞けば
相手は100要求してきます。
尖閣、竹島を諦めて、本当に問題は解決するのでしょうか。
さらに、対馬列島、沖縄、九州、北海道まで侵略してくることは
ないのでしょうか? チベットなどは良い例ではないのでしょうか。
侵略されて死ぬか、戦争して死ぬかの違いかもしれませんが。
さて、靖国神社に関することですが、まず、戦争は国と国の
利益とエゴによるもので、戦争責任など勝ったほうの都合でしか
ありません。アメリカはイラクで誤爆により多数の女子供が死に
ましたが、誰か戦争犯罪で裁かれましたか?フセインを裁判に
かける権利は?ビンラディンを殺害する権利は?イスラエルが
市街地にミサイルを撃ち込み民間人を死傷することは戦争犯罪
ではないのでしょうか。
東京裁判などは、戦勝国の報復でしかなく、裁判の形態も維持
されず、そこで戦犯などと裁かれるのはおかしいのです。
もし現在、過去の戦争を議論するならば、現代の日本人が
経緯や内容を吟味し議論すれば良いでしょう。
これでは、戦犯となった人物にだけ全ての責任が押し付けられ
てるのではないのでしょうか。
だから、戦犯が合祀されるからというのは参拝しない理由には
なりません。また日付は8月15日こだわる必要はありません。
>国家公務員が職務中に不慮の事態で亡くなった場合は、国のために命を落としたことにはならないのですか?
大切な人材が不慮に死ねば、国家の損失でしょう。大変残念なことです。
しかし、これらの人物は国から「死ね」と指示は受けていません。
戦争は、事実上「死ぬ」ことを指示されているわけです。
だから意味合いが異なると思われます。
また、靖国に合祀することは、私の考えでは、神格化や戦意向上ではなく
戦意低下、憎しみや悲しみなどを隔離するための器だと。
ごちゃごちゃ言いましたが、私はそろそろ過去のことを日本人として
きっちり議論しはっきりさせるべきと思います。
数多くの捏造や嘘などにはうんざりしています。
投稿: nagi | 2012年8月21日 (火) 09時38分
ひとつ忘れていました。
>OTSU氏
>組合員からの意向などから今後、竹島の問題を自治労としても積極的に取り組む方針が掲げられれば、今回のような事態の際、韓国大使館前で自治労主催の抗議集会もあり得るのだろうと思っています。
無理な話だと思いますが、どなたかが提案してほしいですね。
自治労の運動方針になることを期待しております。
投稿: nagi | 2012年8月21日 (火) 11時55分
自分の矛盾に気づかず人の意見を歪める人へのコメントは無駄なのでしない。
そう。
モラルは何より大事と人を非難しつつ、同時に自分は人を罵倒するような人間には、ね。
投稿: とーる2号 | 2012年8月21日 (火) 12時28分
大事な事なので一般論として書いておきます。
1:財布を拾って、警察に届けるべきものをネコババした。
届ける事が正しいと思って、誘惑に駆られてネコババする事を「倫理観の腐敗」と呼ぶ。
「届けるか」「ネコババするか」どちらが正しいか分からなくなった事を「倫理観の退廃」と呼ぶ。
「届ける」のか「ネコババする」のかを「価値観の問題」・・つまりどっちも「あり」と考えているのは「倫理観の退廃」を意味する。
2:税金は公益にしか使えない。「企業の繁栄」(私益)=「市民に対するサービスの著しい低下の予防」(公益)と考えているなら「公私混同」。これも「倫理観の退廃」です。
3:借りたお金を返したなら「税金補填」も「民間融資」も同じ・・と考えるなら公私混同で「倫理観の退廃」です。
4:批判を「罵倒」と表現し、「礼儀の欠如」と間違って認識している。
発言の殆どが「倫理観の退廃」を示しており、本人だけが気付いていない。これが1000兆円の借金の正体だ。
投稿: あまのじゃく | 2012年8月21日 (火) 15時54分
>下っ端氏
既に、お二方がご指摘されている内容とかぶるでしょうけども・・・
>この場所では主義主張が正反対でも、議論だけで終わります。
>しかし、国家同士では収拾がつかなくなる事態になるだけではないでしょうか?
>でも、中韓は未来永劫、我が国の隣人であり続けるのであれば、むやみな挑発を行うことが正しいとは思えません。
まず、日本が強硬的な行為に及ぶことは、何ら「挑発」ではありません。
相手が仕掛けてきているモノに対する防衛が「挑発」たりうるわけがないでしょう。
実体は、侵略・侵犯に対する排除行為です。これを否定するときは、すなわち主権の放棄にほかなりません。およそ国政としてありえない選択肢です。
領土・領民・財産を守るのが、政府の役割だからです。
次に、議論は平行線だから黙ってる、で、一体何が解決するのでしょう。
既成事実化を進められるのを指を咥えて見ていれば、事態は悪化するだけですね。
彼らは強かです。例え1世紀、いや、数世紀かかってでも、領土拡大を達成しさらに広げようとしているのです。
どこかで楔を打たねば、長期的には、領土や資源は切り取られるばかりです。
それに、かの国には人権などありません。
あらゆる表現行為が規制の対象となる国で、なぜか反日運動だけは常に大々的に行われ、大々的にアピールされる。
これが意味することは明らかでしょう。
反日運動が、長期的にみても中国に明らかに不利に働く、となれば、中国政府は当然規制に乗り出す。
日本が目指すべきは、そこだと思いますね。
>靖国神社にはA級戦犯が合祀されている以上、政治家の参拝は控えるべきです。
「A級戦犯」という名称をみて判断しすぎです。
日本のA級戦犯は、戦勝国による一方的な裁判によるものであり、中立性の担保されている現代の「裁判」とは全く趣を異にするものです。
戦争責任は、戦勝国・敗戦国全ての関係者にあるはずなのに、「A級戦犯」に全ての罪を押し付けられたのが実態でしょう。
日本の場合、古来より、無念の死を遂げた人に対して、大々的に慰霊する文化のようです(非業の死を遂げた天皇に、最大級の敬意を含む「徳」の文字が送られるなど)。
その意味では、全ての罪を押し付けられた人々を中心に据えて参拝するのには、大きな意味があると思います。
投稿: かもめのじょな | 2012年8月21日 (火) 16時25分
国家観でモノを見ているか否かの考え方の相違ですかね。
投稿: さいとう | 2012年8月21日 (火) 20時02分
>>下っ端「靖国神社にはA級戦犯が合祀されている以上、政治家の参拝は控えるべきです」
靖國神社は、私の叔父のように、国家の政策に殉じた無辜の兵士が眠っている神聖な場所です。
現代日本は国家に殉じた無名の民の犠牲により成立しています。
アメリカでいえばアーリントン墓地のような性質の場所です。大統領が献花し、日本の首相も献花したりしています。
私は、アメリカの大統領と一緒に総理大臣が参拝すればいいと思います。
為政者が国にい殉じた先人に感謝し、平和を祈念すればいいのです。
あなたのご意見には反対です。
日本の歴史を軽視し、先人を侮辱しています。
情けない人ですね。
私は愛国者としてこのような言説に憤りを覚えます。
投稿: 教育勅語復活支持教員 | 2012年8月21日 (火) 20時49分
かくさん、とーる2号さん、nagiさん、通りすがりの元公務員さん、下っ端さん、あまのじゃくさん、かもめのじょなさん、さいとうさん、教育勅語復活支持教員さん、コメントありがとうございました。
コメント欄との向き合い方は改めて今回の記事本文で綴ったとおりですので、この場での踏み込んだ書き方は慎むつもりです。ただ靖国神社に関し、nagiさんから直接的な問いかけがありました。このようなテーマについては言葉が不足しがちなコメント欄でのレスよりも、以前投稿した記事を紹介することが適当だろうと考えています。
たいへん有難いことに通りすがりの元公務員さんが当ブログのバックナンバーである「ブログ開設から一年、されど靖国神社」をご紹介くださりました。通りすがりの元公務員さんからは「分かりやすいかと思いましたが・・・」と評していただきましたが、nagiさんからは「理由として、弱いように思えます」という反応でした。いずれにしても個別各論の選択肢や価値観が人によって異なる中、この問題で一気に分かり合えることは非常に困難なのだろうと思っています。
ぜひ、そのような前提を皆さんにはご理解いただき、それぞれのお考えや主張を寄せていただければ幸いです。皆さんのコメントに接し、私自身も様々な思いを巡らしています。しかしながらコメント欄との向き合い方はお伝えしたとおりですので、そのような思いについては機会があれば改めて記事本文を通して綴れればと考えています。なお、参考までに次のような以前の記事も紹介し、あまり中味のないコメントの補足とさせていただきます。
2009年5月10日 もう少し平和の話
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2009/05/post-d3e2.html
投稿: OTSU | 2012年8月21日 (火) 21時34分
あまのじゃくさん、nagiさん、かもめのじょなさん
国家の主権を拒否する気は毛頭ありません。
主張すべきは主張すればいいでしょうし、それ以上に過度の反応をする必要もないでしょう。
中韓を相手に物事を考えるときに、このことは忘れてはいけないと感じてます。
日本はこれらの国に対して、侵略戦争を仕掛け、そして最終的には敗戦国になった。
東京裁判の話が出ましたが、仮に不明瞭な判決があったとしても、所詮は負け犬の遠吠えでしかありません。
ならば、東京裁判やサンフランシスコ条約を受け入れずに、1億総玉砕するまで戦い抜いた方が良かったですか?
その中で「A級戦犯」として侵略戦争の責任を問われた人は、後で何と言おうとA級戦犯ではないですかね。
中韓の日本に対する振る舞いが、正しいとは到底思えません。
何かにつれて「日本は反省していない」とか「謝罪がない」と言っては、竹島も尖閣もある意味好き放題やってます。
そういった行為が、日本国民の感情を不快にさせているのは事実でしょう。
でも、この「日本は反省していない」とか「謝罪がない」ってコメント、本当にスルーでいいのでしょうか?
ちょっと前に話題となった大津市のいじめ問題、私には重なって見えてしまいます。
日本は中韓を侵略をした。要は日本は力任せにアジアの国々に対し、侵略という名のイジメをしてきた訳ですよね。
大津市で自殺した生徒のお父さんが、本当に求めているのは心からの謝罪ではないのですか。
つまり、イジメた方がいくら「俺は謝った」と言っても、イジメを受けた方がそう感じなければ、謝罪にはなっていないのではないでしょうか。
今日、ネットでこういう記事を見ました。
「天皇に膝をついて謝れということが、なぜこんなにも問題になるのかわからない。日本はそんなことを言う前に、本心から謝罪することこそ、最初に行うべきことではないのか?過去にドイツの首相は、アウシュビッツで膝をつきながら世界に向けて謝罪を行なった。その行為を日本に求めることがなぜいけないのか理解できない」
これは韓国内のコラムで書かれた記事のようです。
たぶん、多くの韓国人が普通に感じていることだと思いますよ。
日本は侵略し、敗戦した。GHQにより植民地を解放し、東京裁判を受け、その後何十年後にやっと村山首相が侵略戦争を公に認めた。
それまで、表立って侵略戦争であったことを認めてこなかったのは、他ならぬ日本ではないですか。
ならば、まずはこういった声と向き合うことが、実は一番大切なことではないでしょうか。
過去に他国を侵略をし、植民地化して、好き放題蹂躙した行為は、された方はした方の数十倍、数百倍も忘れることなど出来ないでしょう。
そうであるならば、主権、主権と主張をするだけではなく、どうしたらこういった隣人と上手に付き合えるか、それこそ侵略した日本側が考えなくてはいけないのではないですか。
尖閣諸島も竹島も、冷静に主権を主張すればいいだけのこと。
従軍慰安婦の問題も橋下市長が言うように、日韓できっちり調査するよう提案すればいいじゃないですか。
そして、侵略戦争の象徴でもあるA級戦犯を祀ってある以上、靖国神社を訪問する理由は見受けられません。
アーリンソン墓地、そこはお墓じゃないですか。
靖国は神社であって、お墓ではありません。
戦没者を参拝するならば、国立の戦没者施設、もしくは戦没者墓地を国が設立し、天皇陛下も総理大臣も、みんなでそこを参拝すればいいのではないですか?
靖国だけが日本の歴史ではなく、靖国でなくても先人を尊ぶ行為はいくらでも可能ですよ。
考え方は人それぞれ。
靖国に対する想いも、人それぞれだと思います。
教育勅語復活支持教員さんの意見も、十分に理解はできます。
投稿: 下っ端 | 2012年8月21日 (火) 22時40分
物凄くお久しぶりです。法誹を自認しているコンサバです(笑
またちょっと軍事的な匂いを感じたので参上しました
さて、さっそく下っ端さんに質問があるのですが、日本と朝鮮はいつ交戦状態になったのでしょうか?
わたくしの記憶によれば秀吉の朝鮮出兵後、かの国とは一度として戦争状態となった事はないはずなのですが何時そのような状態になったのでしょうか?
日本が侵略したとの事ですので、後学のためにぜひともご教授ください。
また戦争犯罪人については一般的に講和条約の締結に伴いその意味を失うのが国際法の慣例ですが、サンフランシスコ講和条約後も犯罪人として扱う
根拠はなんでしょうか?講和条約の条文に彼らの裁判結果に異議を申し立てない事は明記されておりますが、A項戦犯をBC項戦犯と同様に扱ってはいけない根拠は
どこにありますでしょうか?
実際講和条約を受けて「戦犯」は国内で犯罪者として扱わず刑死したものは「法務死」として扱うことが国会で決議されており、終身刑/有期刑に処せられた者の釈放も
認められております。また戦犯とされた方々への恩給や遺族年金支給も許されている現状で、今なお戦犯とされた方をを犯罪人として扱う目的はなんでしょうか?
あまり品の良い問いかけでないのは自覚しておりますが、遵法義務を持っている方にはぜひとも聞いてみたい内容でしたのでまかり越しました。
投稿: どうでしょう | 2012年8月22日 (水) 01時58分
>下っ端さん
>「A級戦犯」として侵略戦争の責任を問われた人は、後で何と言おうとA級戦犯ではないですかね。
全然違いますね。戦勝国による罪の押し付けだと言ってます。
後世の評価として、それをどう考えるかという話です。
「終戦講和条約を受け入れずに玉砕してた方がいい」わけがない。
だからといって、東京裁判等々の結果・評価を手放しに受け入れるのかとは、全く別問題。それを結びつける論調が、論理的には破綻していますよ。
もっと、マクロに、人類の罪を考察するときに、公平公正なジャッジだったのかを問題にすべきでしょう。
勝者の言うがまま、強者や権威ある者が一方的に貼ったレッテルが正しい、という発想では、客観評価は不可能です。
>日韓できっちり調査するよう提案すればいいじゃないですか。
そもそも、国際司法裁判所での判断に委ねることを拒否している相手が、共同?調査に応じると思う発想が、意味不明です。
調査ではないですが、民間レベルでは既に似た試みがなされているようですね。共通の歴史認識を模索しようという試みで。
もっとも、韓国側の学者は、客観的な資料による立証という視点はなく、韓国に利益な主張をごり押しするそうですが(井沢元彦氏「逆説の日本史」参照)。
要するに、きっちり調査をしても、その結果をとにかく自国に有利なように評価するのが韓国。
それに、ウルルン島のトクト博物館の資料では、韓国が長年利用してきた島「トクト」として地図表記されてる島は、竹島とは反対の方向にあるそうですね。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/584440/
日本の国会議員が、ウルルン島を訪れることすら、拒否。
調査されたら、明るみにされたら困るということでしょう。
また、日本による実効支配を排除し、完全に実効支配している韓国が、「領土問題は存在しない」と言いつつ、わざわざ国際舞台で、毎度毎度、竹島領有をアピール。
アピールしなければならない理由があるということです。
以上のことを考えれば、韓国は、竹島が日本領有であることを確信しつつ動いている、とみるべきですね。
そんな状況で調査?
客観資料の評価を歪曲する国、確信犯的に領土切り取りにきている国相手に、調査ですか?
また骨抜きにされて終わるのは明白過ぎる話で、論外だと思います。
投稿: かもめのじょな | 2012年8月22日 (水) 02時26分
>どうでしょうさん
交戦はありませんが、侵略、統合は事実ではないですか?
>かもめのじょなさん
A級戦犯の解釈は人それぞれだと思うので、これ以上言うつもりはありません。
ただ、中韓国民はA級戦犯が侵略戦争を引き起こした悪の象徴であると、強く強く思っているのではないですか。
侵略した日本は、その国民感情を考慮したり配慮した行動が求められるのではないかと思います。
調査の件は、結果はたぶんそうなるでしょう。
でも、中韓の人達は自国の領土と信じ込んでいるのですよ。
その相手にこちらの正論をぶつけても、永遠に会話にすらならないでしょう。
今の中韓国民感情を考えれば、それが得策とは思えません。
お互いにこの話は封印し、未来の知恵に託す。
まさにこれ以外に、方法はないのではないですか。
投稿: 下っ端 | 2012年8月22日 (水) 07時11分
どうでしょう様 及び 愛国者の皆様へお尋ねします。
原発の事故もそうですが、日本人が自ら責任の所在を明確にすることはないようなのですが、戦争責任についても公式な議論があればなあ、と思っています。
戦時中の日本は北朝鮮と似た状態だったようですが、天皇をはじめ指導者層の戦局が悪化した後の戦争を長引かせ犠牲者を拡大させた責任をどのようにお考えでしょうか?
東宮の情けない状況を見ると皇室を廃止した方が邪なものに権威を利用されなくて済むようにも考えますが。
投稿: L | 2012年8月22日 (水) 07時21分
下っ端さんは正確な認識に基づいての「価値観」ですから、私と価値観は違いますが、もうこれ以上の反論は無用でしょうね。
講和条約や東京裁判の意味も(下っ端さんは)理解しているから、書いても意味がありません。
反論という意味ではありませんが、論語に「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」とあります。
立派な人は「仲良くするが相手におもねったりしない」が、つまらない人は「相手におもねってばかりで、本当には仲良くしない」といった意味です。
毛沢東は「喧嘩しないと、本当の仲良しにはなれない」と言った。半分はその通りでしょうね。
中国は侵略戦争を忌み嫌っているのではありません。あの時代に侵略する力を持っていなかった事を悔いているのですよ。
あの連中は「侵略戦争」「A級戦犯」なる言葉を発すれば「自国の利益になる」からそうしているだけで、別に良心を持って話している訳ではありません。・・尤もこれも理解しての発言でしょうから、もうこれ以上の話は意味が無いのかもしれません。
投稿: あまのじゃく | 2012年8月22日 (水) 09時41分
自治労がどんな思想を持っていようとどうでも良いと思いますが、自分の生活に影響があるとなるとそうもいきません。
問題は自分の住んでいる自治体がどの程度自治労の影響下にあるのかさっぱり分からないことです。組合といってもいろいろあるみたいですし。
そうなると、緊急時には最悪の事態を想定するしかありません。早い話が自治体は信用できません。
大規模災害時は自治体を介さずに自衛隊や米軍から直接支援をうけれたら良いなと思っています。イデオロギーによる連携不足でひもじい思いをするのはごめんです。
イデオロギーもそうですが、自治体の施設が壊滅するなども想定して、自治体単位で自衛隊や米軍が直接行政や治安維持を担う制度があっても良いのではないかと思います。戒厳令という響きは剣呑なので、何か別の名称で。
断層が直下を走っているといわれている立川ですが、近くに基地があるのでうらやましいです。基地に逃げ込んでしまえば安心でしょう。
投稿: かく | 2012年8月22日 (水) 11時27分
あまのじゃくさん
ありがとうございます。
あまのじゃくさんの書かれた格言の意味も、とても大事なことだと思います。
アジアの各国とは少しでも早い時期に、感情的にならないで、でも本音をぶつけ合える関係になればいいと思ってます。
投稿: 下っ端 | 2012年8月22日 (水) 12時44分
>下っ端さん
人それぞれではなく、法律や裁判制度を専門的に勉強した立場から申し上げています。
あの裁判は、公正ではなかった。
中韓国民が悪と思い込んでいるから何なんでしょう?他人が悪と思い込んでいるモノに敬意を払ってはいけない理由は何ですか?
戦争犯罪という言葉に仮託して、内政干渉を許す理由は何ですか?
>その相手にこちらの正論をぶつけても、永遠に会話にすらならないでしょう。
ですから、会話を求めることなどしません(当方は、一言も話し合うべきだ、とは言ってません。むしろ否定調だと思いますが)。
行動あるのみです。これまでの譲歩姿勢が、今日の領土問題の深刻化を生んでるんでしょう。
それに、大陸的発想では、言わないことは、認めたことと捉えられるものです。
黙っていれば、世界中の人が、日本は竹島の韓国領有を認めた、となります。
だから、竹島を放棄するのでない限り、最低限でも発し続けなければならないと考えます。
>お互いにこの話は封印し、未来の知恵に託す。
先にも述べましたが、どんどん既成事実化が進められている状況で、黙って見てる、というのは、すなわち認めたことにホカなりません。「黙認」ってヤツです。
この問題は、放置して時間がたてばたつほど、日本に不利に働く状況であり、これまでもそうだったことを、まず理解すべきでしょう。
それは実質的には、竹島の放棄です。
放棄でよいというご意見なら納得です。
投稿: かもめのじょな | 2012年8月22日 (水) 22時34分
下っ端様
お考えは了解いたしました。
私は法の遡及適用に反対の立場から、当時の国際法に違反しない併合は侵略ではないと考えております。
恐らく双方で「侵略」の解釈に差があるのでしょう。
なんにせよご回答ありがとうございました。
L様
数年ぶりの投稿でしたので私の立ち位置はご存じないかと思いますが、当方は法的な厳密さを求めるだけのメンドクサイ親爺です。
ですので愛国者的な意見はその他の方にお任せします。
で戦争責任についてですが、まず対外的なものは「講和条約締結によりチャラ」がお約束です。
良くドイツと比べて日本は云々という議論がありますが、講和条約による戦後処理をきちんと済まして
いる点で、日本のほうが遥かに戦争責任に対して真摯であると言って良いです。
次に国内向けについてですが、サンフランシスコ講和条約の発効により主権を回復した日本人が
まず何をしたのかを考えればよろしいかと。
前の投稿でも少し触れましたが、国会は所謂戦争犯罪人の名誉回復を図っております。
また天皇についても戦後の全国巡幸時の状況を見れば、国民が責任を問うたとも思えません。
失敗事例の研究としては意味あるかと思いますが、当時の国民が許した事について責任追及を行うのは
一時不再理の考えから否定的な立場です。
あと過去の事象について評価する時、彼らが置かれた状況や持ちえた情報で現在から見て最良の判断が
出来たのか、そのことを意識しております。なかなか難しいですが「後医は名医」状態にならないよう
に心がけようと思ってます。
こんなところでよろしいでしょうか。
あと東宮以下については、皇室ではなく「邪なもの」が暗躍できる事の方を気にすべきかと。
こちらを放置すれば、仮に憲法改正⇒皇室廃止⇒大統領制となったとしても、言及されたリスクに関して
はなんら変わらないように思います。
投稿: どうでしょう | 2012年8月23日 (木) 00時16分
どうでしょう 様
お答えいただきありがとうございました。
参考にさせていただきます。
指導者層の責任追及については、仰るとおりだと思いますが、歴史の意義を振り返る際には失敗事例の研究が不可欠だと思います。
あまのじゃくさんにあやかって。
孔子の論語 過ちて改めざる、是を過ちと謂う
投稿: L | 2012年8月23日 (木) 08時20分
かもめのじょなさん
主権を放棄するとは言っていません。
日本人として、かもめのじょなさんと同じ感情は持っています。
現時点における、中韓に対するアプローチ方法の違いについて、意見が相異しているだけであると思います。
かもめのじょなさんが感じていることは、間違いなく私も感じていることだけは申し上げておきます。
今後、余りに主権を侵害したり、非道な行動や振る舞いがエスカレートするならば、より強硬な手段を取る必要があるかもしれません。
但し、現時点ではそうすべきでないというのが、私の考えです。
投稿: 下っ端 | 2012年8月23日 (木) 11時23分
しかし従軍慰安婦の話は悲惨だ。彼女たちは(自分達の)お金の為に春を売った人達だ。
彼女たちが可哀想なら韓国政府が助けてあげるべきものだ。
それを何をトチ狂ったのか、政府をあげて彼女たちを公衆の面前に引っ張り出して、自国の利益の為に生き恥を曝すのを強要させるなど、真っ当な民族では無い。
日本が唱えた「五族協和」は日本・朝鮮族・満州族・蒙古族・漢族だが、その中でもどうにもならないのが朝鮮族だろう。
右顧左眄を生業にし、常に強い者に「おもねろうと」する精神は哀れを誘う。
李明博なんて阿呆が「日本の影響力は以前ほどない」というのは本音だろう。あの国は権力を追われると悲惨な運命が待っている。前大統領は殺された。李明博の政治(?)生命も「以前ほどない」どころか「残り僅かしかない」。
実は朝鮮半島への外交戦略は必要ありません。適当に相手してればそれで良し。苛めても良し。
対中国戦略で充分。その結果で朝鮮は「右」だったり「左」だったりと勝手に動く。
対中国戦略は聖徳太子が決めました。
「役に立つ所は利用し、役立たずの所は無視せよ」
ニクソンが中国に行ったからといって、国交を回復したのが早過ぎた。役立たずに3兆円もの援助をやる必要などなかった。
中国が経済力を付けてから「よっ!つき合ってあげようか」で充分だった。
あの連中は「銭」だけだから関係ないんだよ。仁義なんてサラサラない。
尖閣諸島なんて相手の言い分を「無視」して(日本軍)駐屯地でも作ったら良いんだよ。役に立つ時だけ利用しとけば。
日本人も「核武装」をカードに出来る程、柔軟かつ大胆な思考が出来れば良いのですが・・。
投稿: あまのじゃく | 2012年8月23日 (木) 12時29分
>OTSU氏
紹介いただいた記事を読ませていただきました。またその前の記事も
読みました。本文とコメントも興味深い内容でした。
また、憲法のことや、自衛隊のこともなかなか興味深い内容でした。
私としてはK氏の意見に賛同でき、また同じ地元で親近感があります。
日本の憲法や自衛隊がどうあるべきか、一言では難しいですが
イスラエルが参考になるかもしれません。
ところで、OTSU氏から見て私はタカ派ですかね?
ハトとかタカとか、飛べない私には程遠いので
七味派とでもお呼びください。
投稿: nagi | 2012年8月23日 (木) 14時40分
そろそろ国家公務員の組合辞めます。
組合加入してても給与どんどん下がりますので。
自治労のような強い権力があるから
地方公務員はなかなか給与も下がりにくいんでしょうね。
自治労は地方公務員にとっては役に立ってる組合だと思いますので
地方公務員の方々は活動頑張ってください。
投稿: ちょび@貧乏公務員 | 2012年8月24日 (金) 23時05分
おはようございます。
ようやく頭がお花畑政党の民主党も、領土問題で多少まともな
行動にでましたね。それまでの負債が大きすぎて簡単ではあり
ませんが。
それと靖國神社参拝反対の方々、なぜ反対なのか引き続き
ご意見下さい。神社のHPを見れば何を祭っているか詳しく
しることができます。
投稿: nagi | 2012年8月25日 (土) 10時12分
職務に関係のない分野で原稿料等を得ることがそんなに問題ですかねえ。
昔、現職の検事が推理小説を発表して話題になったことがあったけど、辞職なんていう話はなかった。
類似の問題が発生した場合、労組はどう対応するんですかねえ。
素朴な質問です。
-----------------------------------------------
警官、釣り専門誌に記事執筆し報酬…依願退職
京都府警高速隊の男性の元巡査部長(40)が、在職当時の2006年~今年7月、複数の釣り専門誌で記事を執筆し、計約30万円の原稿料を得たほか、釣り道具会社7社から、記事で紹介した釣りざおなど約150点の無償提供を受けていたことがわかった。
府警監察官室は、地方公務員法で禁じられている無許可兼業にあたるとして、今月9日付で本部長訓戒とし、元巡査部長は依願退職した。
同室によると、元巡査部長は「海釣り名人」として評判だったといい、釣り仲間が専門誌に紹介。原稿料をもらい、実名で釣りざおやルアーなどの感想や釣果に関する約30本の記事を執筆した。民放テレビの釣り専門番組にも数回出演しており、上司が偶然見つけ、発覚した。専門誌、番組とも警察官の肩書は伏せていた。
(2012年8月25日18時25分 読売新聞)
投稿: 疑問解決希望公務員 | 2012年8月25日 (土) 18時40分
民主党を支持している売国労組は、責任をとって解散せよ!
------------------------------------------------------------
韓流スター“入国禁止案”の真相…民主豹変でさらなる拡大も 2012.08.25 ZAKZAK
民主党政権が豹変した。政権交代以来、韓国などに「優遇・迎合外交」を続けてきたが、同国の李明博大統領に島根県・竹島に強行上陸されただけでなく、天皇陛下への謝罪要求など非礼を続けられ、野田佳彦首相は24日、強硬路線に舵を切った。韓流スターの「入国禁止」案も、外務副大臣が同意した。次期衆院選を見据えて、過去の外交失策を取り繕う思惑もありそうだ。
「わが国の主権を侵す事案が発生し、遺憾の極みであり看過できない」 野田首相は24日夕、記者会見に臨み、韓国や中国による主権侵害に対して「不退転の覚悟で臨む」と決意を表明した。特に、韓国の李大統領の言動には「一線を越えた」と猛反発、「謝罪と撤回」を要求した。
日韓対立は韓流スターも直撃した。
23日の衆院予算委員会で、みんなの党の浅尾慶一郎議員が竹島に泳いで渡った韓国の映画俳優、ソン・イルグクのビザ却下を提案した。これを受け、山口壮外務副大臣は24日、民放テレビで「これから(ソン氏は)日本に来るのは難しくなるだろう。それが国民的な感情と思う」と同意した。
韓流スターの中には、日本では沈黙しているが、自国やブログでは竹島問題などをめぐり、日本や日本人を罵倒している者もおり、世論次第で「入国禁止」が拡大する可能性もある。
極度に悪化した日韓関係について、自民党の山本一太参院議員は24日の参院予算委員会で、「民主党外交の負の連鎖が原因だ」と批判した。
確かに、民主党は政権交代以降、韓国などへの「優遇・迎合外交」を続けてきた=別表。
竹島については「韓国による不法占拠」という表現を避け、「法的根拠のない支配」と言い換えた。「不必要な摩擦は招かないように」(当時の岡田克也外相)という配慮からだったが、今回の対応で弱腰外交を批判され、「不法占拠」を復活させた。
韓国側が求めていた「永住外国人への外国人参政権の付与」で、民主党は2009年衆院選マニフェストに掲げた。野田佳彦首相も昨年10月、日本からの経済援助といった意味合いが大きい「日韓通貨スワップ協定」の限度額を総額130億ドルから総額700億ドル(当時のレートで約5兆5000億円)に引き上げた。
日韓関係の現状を見る限り、こうした「優遇・迎合外交」は何の成果も得られなかったわけだ。
国際政治学者の藤井厳喜氏は「民主党外交は、世界の常識から逸脱している。この外交失策の責任は極めて大きい」といい、こう解説する。
「初めに自国が妥協して、相手国の善意を期待する『迎合外交』『貢ぐ君外交』などあり得ない。特に、領土問題を抱える国家間では、世界的に例がない。外交の基本はギブ・アンド・テーク。民主党外交はギブ・アンド・ギブで、あまりにも非常識だ。野田首相は政権交代直後、在日本大韓民国民団(民団)に選挙のお礼に行ったようだが、政党として他国の内政干渉を許す部分を持っていたのではないか」
■民主党政権の主な韓国優遇・迎合
・鳩山由紀夫首相の幸夫人が、首相官邸 に韓流スターを招待
・菅直人政権が、日韓基本条約や協定を 覆して朝鮮王室儀軌の引き渡しを決定
・野田佳彦政権が、日朝通貨スワップの 拡充を決め、韓国国債購入方針
・選挙公約に、韓国が求める永住外国人 に対する外国人参政権付与を明記
・韓国の竹島実効支配について「不法占 拠」という言葉を使用せず
・民主党政権誕生後、外国人の生活保護 受給が急増
投稿: 愛國公務員 | 2012年8月25日 (土) 19時11分
我が国の多数の非戦闘員を死に至らしめ、北方領土をはじめとする国土を奪われる結果となった戦争を指導した軍の最高幹部を、神として拝む気分にはなかなかなれません。
まあ、少数派でしょうが、こういう意見もあるということで。ほかの戦没者の方々については、護国神社でお参りしております。
投稿: coffeezou | 2012年8月26日 (日) 00時39分
>>coffeezou
「我が国の多数の非戦闘員を死に至らしめ」・・・至らしめたのはアメリカだよね。
「北方領土をはじめとする国土を奪われる結果」・・・国土を奪ったのは旧ソ連だよね。しかも結果は負けたけど、勝算がなかったわけでもない。
たとえば、真珠湾攻撃でアメリカ軍の攻撃部隊を壊滅させたけど、ハワイを占領したわけじゃあない。
緒戦の米軍壊滅で意気揚々と日本に帰ってきている。
アメリカの攻撃拠点となるハワイの飛行場や岸壁を徹底的に破壊したり、占領する手もあった。
真珠湾攻撃後の戦略に甘さがあったともいわれている。
負けたからおまいりできないが、勝っていたら、おまいりすることができるって、いうように読めるけど、それもどうですかねえ。
真珠湾攻撃時の立役者は、山本五十六だけど、彼は、米国駐在武官をつとめていて、アメリカの国力をよく知っていたはず。
日本っていうのはさ、どこか、綺麗な勝ち方、フェアプレイに拘っていた可能性がある。
真珠湾攻撃もアメリカの航空部隊や艦船に限定していて、ハワイの拠点攻撃は淡白だった。
民間人を装って軍人を平気で殺す、べトコン戦法等、汚い戦法をとっていればもう少し結果は違っていただろう。
日本は、第1次世界大戦・日清・日露で戦勝してきた歴史的な経緯がある。
当時の日本人は、シビアに世界を見据えて諸外国の脅威を排除してきた。
先人の気概と勇気は称賛されるべき。
太平洋戦争において、過信があったことは間違いがないけど、だからといって、日露までの戦功はあったわけで。
逆に言えば、清は日本に負けたことを教訓として、軍事力を強化し、中国となってからはソ連と関係を強めて、核武装にいたった。
ソ連も日本に負けたことを教訓として、軍事力を強め、核武装にいたっている。
北朝鮮も同じ発想だし、韓国も核武装するかもしれない。
日本は、アメリカに負けたことを教訓として、軍事力を強化し、露・中・韓・北鮮からの攻撃に備える必要がある。
靖國に眠る先人の遺志を継ぎ、戦略的思想が必要だろう。
このままでは、近い将来、日本は、中国の侵略により、属国となってしまうだろう。
日教組史観では、危機感を共有できない。ここに愛國者は危機感と焦燥感を感じている。
投稿: 教育勅語復活支持教員 | 2012年8月26日 (日) 14時52分
下っ端さん、どうでしょうさん、かもめのじょなさん、Lさん、あまのじゃくさん、かくさん、nagiさん、ちょび@貧乏公務員さん、疑問解決希望公務員さん、愛國公務員さん、coffeezouさん、教育勅語復活支持教員さん、コメントありがとうございました。
具体的なレスに至らず恐縮ですが、これから自分なりの問題意識を託した新規記事「平和の話、インデックス」を投稿します。ぜひ、またご覧いただければ幸いですので、よろしくお願いします。
(追記)教育勅語復活支持教員さんへのお願いです。意見の内容はそれぞれですが、ぜひ、相手の名前を呼び捨てるような書き方は慎んでください。
投稿: OTSU | 2012年8月26日 (日) 18時48分