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2012年8月 5日 (日)

このコメント欄の限界と可能性

社会や政治の現状に対し、強い危機意識を持たれている方々にとって前々回記事(断定調の批判に対する「お願い」)と前回記事(断定調の批判に対する「お願い」 Part2)は些末な話であり、「入口」や「道具」に固執した議論提起だと受けとめられがちでした。確かに大所高所から論じるような記事内容ではありませんので、そのように見られても当然でした。他にも前回記事のコメント欄では日教組や自治労、私の所属している自治体における具体的な問題に対する問いかけなども寄せられていました。

ただ単に「批判の仕方にも一定のルールがあるはずですので、できる限り守られるようお願いします」と綴った記事内容から思いがけない議論の広がりを見せられ、正直なところ興味深さと戸惑いが交錯していました。いつものとおり様々な見方があり得ることを感じ取れる貴重な機会だと言えましたが、伝えたい意図が必ずしも的確に伝え切れていない残念な面も残っていました。

私自身の文章力や伝達能力が不足していることを反省しなければなりませんが、議論を成立させるために必要な前提が人によって異なることも留意すべきなのだろうと考え始めています。今回の記事も、このような問題意識を掘り下げていくため、「出口」よりも「入口」に軸足を置いた論点提起となるはずです。後ほど改めて詳しく述べますが、それはそれで「入口」を大事にすることが当ブログの「コメント欄の限界と可能性」を探る試みに繋がっていくものと思っています。

まず前回記事の最後に触れた「議論の3要素」の話から入らせていただきます。今回、リンク先のサイトから「なるほど」と感じた箇所を紹介していきます。議論とは「相手にとって納得しうる形で主張を展開しているもの」とし、議論の基本的3要素として、議論の結論である「主張」とそれを裏付けるための「データ」、そしてこの二つを結び付ける「根拠」が示されていました。例として「A君は寝る前にお菓子を食べることが多い(データ)から虫歯になる(主張)。なぜなら、睡眠前に糖分を取ると虫歯になるからだ(根拠)」という説明が加えられていました。

この考え方はトゥールミン・モデルと呼ぶそうですが、そのサイトでは議論の結論である「主張」とその理由となる「根拠」(トゥールミン・モデルでいう「データ」)、そして「根拠」と「主張」を繋ぐ「推論」という3つの要素に並び替えていました。ちなみに「主張」「データ」「理由付け(推論)」を三角形の頂点に置く考え方を「三角ロジック」と呼ぶことも知りました。この場合は「データ」と「理由付け」を合わせて「根拠」と位置付けるようです。

ここまで書きながら非常に分かりづらい説明だと思っていますので、興味を持たれた方は詳しく視覚的に解説されているリンク先のサイトをご覧になってください。いずれにしても「主張」という個人的見解を示すにあたり、「根拠」「データ」「理由付け」などが必要であり、それらが欠けていた場合、議論が成立しにくいという構図を思い描いています。その上で、紹介したサイトの中で最も「なるほど」と感じた箇所をそのまま掲げさせていただきます。

議論は主張・根拠・推論の3つからできていることになります。主張とは、その議論で言いたいことです。根拠とは、なぜ主張のように言えるのかという理由です。そして、その理由を主張に結びつけるのが推論の部分です。推論の部分は要素というよりは主張と根拠の関係(出された根拠が主張と関係あるのか)ということをチェックする役割で、聞き手の方で補充して考える要素ということができます。

例えば、「A君は空手三段なのでけんかに強い」という発言を議論として評価すると、「A君はけんかに強い」というのがこの発言で言いたいこと(主張)であり、その理由(根拠)が「A君は空手三段である」ということになります。この場合は「空手三段といえば強い」というように聞き手が判断できる(推論)ので、議論として一応成り立っているといえるでしょう。これに対して、「A君は将棋三段なのでけんかに強い」というのは、将棋三段からけんかの強さを導くことは難しいので、推論に無理があるということで、要素を欠くために議論は不成立だということになります。

また、「A君はけんかに強い」というのは根拠がないので、これもやはり要素を欠く議論として否定されてしまいます(もっとも、誰もが知っている事実については根拠がなくても一応信用されます。例えば「日本の首都は東京である」というのは否定できない事実であり、根拠を求める必要はありません)。とにかく大切なことは、主張には必ず根拠が伴わなければならないということです。そして、その根拠は主張と関係のあるものでなければ意味がありません(適切に推論できない)。

さて、長々と綴ってきましたが、ここからが今回記事の本題となります。これまでブログを続けてきて、どうしても分かり合えない場面が数多くありました。コメントを投稿される皆さん、それぞれ正しいと信じている「答え」があり、その「答え」と大きな開きがある私自身の「答え」に苛立ち、厳しい詰問調の言葉を投げかけられる方々が少なくありません。簡単に分かり合えるとは考えていませんが、あまりにも議論そのものがかみ合わないケースも多く、ブログを続けていくことの「限界」が取り沙汰される時もありました。

このような不満はお互い様なのでしょうが、原因の一つとして前述したような「根拠」や「推論」そのものに大きな隔たりがあるのだろうと考え始めていました。つまり「空手三段」という強さの評価に隔たりがあり、三段程度では強くないという見方がある方に対し、「A君は空手三段なのでけんかに強い」という主張は説得力が乏しくなります。もっと極端な場合、「東京」という存在の共通認識がない中で、議論が行なわれているのかも知れません。

誤解されないよう強調しなければなりませんが、私自身は正しく、分かり合えないケースの「相手方の認識が問題だ」という見方を述べているものではありません。議論が対立した際の軍配は容易に上げられないものと思っています。あくまでも議論がかみ合っていない時、前提となる「根拠」や「推論」に大きな隔たりがありがちな傾向を掘り下げていました。参考までに当ブログにおいて、隔たりがちなポイントを例示してみます。

  1. このブログのコメント欄では「答え」を一つに絞ることを目的としていません。投稿された皆さんの主張を閲覧されている方々がどのように評価するかどうかだろうと考えています。物事一つ一つの白黒にこだわる方々にとって、物足りない場だろうと思います。しかし、この場で「答え」を一つに絞ることは至難な話であり、そもそも絞れたからと言って実生活において何か急激に変わる訳でもありません。
  2. このブログを開設した目的は「公務員やその組合の言い分」の発信でした。そのスタートラインから幅広いテーマを題材にしたブログとなっていますが、原点は自治労に所属している一組合の役員の立場から思うことを個人の責任で発信していました。したがって、自治労全体の声を代弁できるものではなく、勤めている自治体の動きを前面に押し出せるブログでもありませんでした。まして国政全般の行方に対し、影響を与えられるような場でないことも言うまでもありません。
  3. 公務員にも労働組合は必要である、公務員やその組合の政治活動も一定必要である、このような各論に対する見方は個々人で本当に大きく隔たっているようです。さらに自治労や日教組は政治活動ばかりに熱中し、組織内で批判の声もあげられない上意下達の体質だと見ている方々も少なくありません。

以上のような隔たりがあるため、「批判に対して苦言を呈しているようだが、その苦言や姿勢自体が真の批判されている原因だ」「職務の存在意義やミッションなどに対しては、ほとんど熱が入っていない」「日教組は教育に対して貢献しているのか」「官公労の一部には政治活動自体が目的になっている集団があるのではないか」「組合はわずかな非難も許されない組織なのか」というような声に繋がっているものと受けとめています。

そのような問いかけに対し、一つ一つ丁寧にレスすべきなのでしょうが、たいへん恐縮ながら別な機会に改めてお答えできればと考えています。ただ上記1-3に照らした時、私がどのようにお答えするのか、おのずから想像いただけるものと思っています。そろそろ結論的なまとめに入りますが、記事タイトルに掲げたとおり当ブログのコメント欄には当たり前な限界があり、過剰な期待を込めた「主張」は場違いとなりかねません。

きっと「言われなくても分かっている」というお叱りを受けるのかも知れません。もしくは中には分かっていて、日頃の不満のハケ口として辛口なコメントの投稿を繰り返している方もいらっしゃるのかも知れません。また、今回の記事が批判意見を抑える意図を持って、回りくどく書き進めてきたのではないかと見られてしまうことも心配しています。念のため、批判意見について前回記事で綴ったとおり自制を求めていく考えは毛頭ありません。

最近の記事「改めてコメント欄について」の中で述べているとおり「誹謗中傷の類いはもちろん、他者を意図的に不愉快にさせるコメントは控えていただく」というお願いに協力いただければ、他のブログに比べて物凄く自由度の高いコメント欄であるはずです。先に限界について記しましたが、一方で、このコメント欄の可能性も決して軽視していません。1週間で1万件前後のアクセスがあり、その中には自治労本部や民主党国会議員関係者の方々が訪れている場合もあります。

コメント欄では一つの「答え」に絞ることを目的としていませんが、幅広い立場や視点からの説得力のある「主張」は、閲覧されている皆さんの考え方や実生活における行動パターンにも影響を与えていく可能性があることも信じています。このコメント欄の限界と可能性に理解をいただきながら、ぜひ、これからも多くの方々から貴重なご意見が寄せられることを願っています。その際、できる限り「根拠」や「データ」などに裏打ちされたコメント投稿が競い合えるよう切望しています。

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コメント

Z旗進一さんに忠告します。
コメント欄は閉めた方がいいです。
頭のおかしい人々の溜まり場となってしまっている。
はっきりいって2ちゃんねるよりひどい。
こんなものと関わっても貴方や組合に何の益もありません。

投稿: OBの組織内議員が東電社員の大石と同じ民主会派に所属していることは脱原発に対する裏切りであり乙幡執行部の欺瞞 | 2012年8月 5日 (日) 21時08分

OBの組織内議員が東電社員の大石と同じ民主会派に所属していることは脱原発に対する裏切りであり乙幡執行部の欺瞞さん、さっそくの訪問ありがとうございます。

このようなコメントの寄せ方のほうが非常識だと思いますが、いかがでしょうか。「改めてコメント欄について」をご覧いただき、常識的なハンドルネーム等で再度問いかけてくだされば真摯にお答えしたいものと考えています。

投稿: OTSU | 2012年8月 5日 (日) 21時17分

>こんなものと関わっても貴方や組合に何の益もありません。

確かに。
何もかも目的を見失っている。

投稿: 脱原発を訴えたければ労組ではなく協議会でも作ればいい | 2012年8月 5日 (日) 21時18分

OTSUさん、こんばんは、あきらかにルールを逸脱している場合は削除の権利を行使することをお勧めします。(特に他のコメント欄にも同じ内容の文章を多数はりつけている場合など)

投稿: ためいきばかり | 2012年8月 5日 (日) 21時49分

脱原発を訴えたければ労組ではなく協議会でも作ればいいさん、ためいきばかりさん、コメントありがとうございました。

ご指摘いただいたアドバイス、基本的に削除しないという方針を今回は踏襲していました。確かに今後は柔軟な対応も必要とされるのかも知れません。いずれにしても今回の記事本文に託した思いから程遠いコメントが真っ先に寄せられたことは非常に残念な話でした。

投稿: OTSU | 2012年8月 5日 (日) 22時06分

OTSUさんの、冷静かつフェアな姿勢を支持します。

罵倒や揶揄はエスカレートする傾向にあり、エスカレートした場合、本題がぼやけてしまい、議論として成立しない結果を招こうかと思います。
挙句、どちらの方がアホだ、みたいな言い合いで幕切れというのでは・・・およそコミュニケーションとして成立していません。

コミュニケーションの場である以上、また、他人様のブログを利用させて頂いている以上、コミュニケイトする気が全くないような姿勢は控えたいものですね。

投稿: かもめのじょな | 2012年8月 6日 (月) 21時40分

かもめのじょなさん、コメントありがとうございました。

このようなコメントをいただき、たいへん心強く感じています。これまでの方針が妥当なのかどうか様々な意見を耳にしている昨今ですが、自分自身のこだわりとしてはフルオープンなコメント欄を基本に続けていくつもりです。文字が多く、いろいろ拙さも目立つブログですが、ぜひ、これからもご注目いただければ幸いです。よろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2012年8月 6日 (月) 23時02分

コメントをする場合のマナーというものがある。

あくまでお客として訪問先に敬意を持って接するということ。

ここのコメントは「いじめ」のような非常識な連中が多過ぎです。

コメントを制限された方が良いと思います。

投稿: 他人の土俵で相撲を取るな。 | 2012年8月 7日 (火) 08時51分

やれやれ、最近少し夏バテのようで情けない気分です。

掲示板であれ、議論の場であれ、マナーと相手に対する敬意が
なければ、どのような素晴らしい意見であっても誰も相手に
してくれません。

くだらないレッテルを貼って意見を封殺しても何も解決
しないし、そのような自己満足は自分でプログを立ち上げて
好きなだけやれば良い。

ところでこれほど原子力に過敏な反応がでるのは何故なのか
詳しい人、教えて下さい。

投稿: nagi | 2012年8月 7日 (火) 10時54分

こんにちは。

特に前回エントリの最後の方は罵倒合戦の様相を見せていて、読んでいて悲しくなりました。
冷静な方でも、売られた喧嘩を買ってしまうネットの特性を垣間見た思いです。

このブログのコメント欄は、私には良い頭の体操になっていて、このコメントが何を言いたいのか、何を主張しているのか、どこに矛盾があって、どこに私の考え方との相違点があるのか、そんなところを読み解く訓練としてはとてもいいなぁと思ってました。

ただ、言葉遣いがとても乱暴だったり、右翼や左翼を揶揄するようなレッテル貼りや普段、他人に対して決してしないような言動がコメント欄で寄せられると、いったいこの人って、どういう社会生活を営んでるんだろう、と、率直に思ってしまいます(ごめんなさい)。

そういうところを管理人さんは上手にまとめてくださってて、だからこそここのコメント欄が続いているんだろうと思います。

ここ3回ほど、管理人さんの投稿がコメント欄についての考え方になっていて、本来のこのブログの在り方からはちょっとずれた内容になっている気がします。管理人さんは労働組合の方なので、労働組合の人はこういう思考回路を持っていて、色んな政策課題について、自治労だったり自治労所属の組合役員は、基本的にはこういう考え方をするんだよ、というのを、少しでも理解してもらうのがこのブログの役割だと認識しています。

だから、その考え方を非難したり批判したりしても、それはそれでいいんだけど、管理人さんだったり自治労だったり労働組合だったりが、その考え方を変えないから、けしからん、というのは、筋違いだと思います。あくまで「考え方の紹介」をしているだけですから、議論するのはいいと思うんですけど、最終的には、理解できないなら理解できない、で終わらせるべきで、「だから労働組合は」とか「やっぱり○○だな」みたいな捨て台詞を吐いて終わらせるのはちょっとね、と思います。

もっと肩肘はらずに、気楽に読めないのかなぁというのが、こうした不特定多数が読むブログに対する私たちのスタンスであるべきだ、というのが私の考え方なのですが、「闘う」「議論好き」な方々にはそんなわけにもいかないんだろうなぁ、と管理人さんには、同情申し上げるしかないですね(笑)

それでは、また。

投稿: 通りすがりの元公務員 | 2012年8月 7日 (火) 14時00分

通りすがりの元公務員さま

あの、こんばんは、すみません。質問です。
もしかして、私も入ってます?(多少自覚症状ありなので・・)
ずばり言っていただければ、自重します。。

投稿: とーる2号 | 2012年8月 7日 (火) 21時30分

問題は、やはり「L」氏ではないでしょうか?

「民信なくば立たず」とか「李下に冠を正さず」とか
言いますが、汚れたことに手を染めた人間が悪びれもせずに
自らを高いところにおいて、見下ろした物言いをしますからね。

交渉ごとは、話の内容よりも、まずいかに信用を得て、話を聞いてもらって、
合意点を探していくかが勝負だといいますが、そんな気はないのでしょうね。

自分の言うことが100%正しいと思っている時点で、個人的には嫌悪します。

投稿: Anti-L | 2012年8月 7日 (火) 22時37分

とーる2号さんへ

 こんばんは。

 ネット上で議論するときは、相当慎重に表現を選んでいるつもりですが、それでも筆が滑って、過去にそういう類のことを書いてしまったかも知れませんので、あまり偉そうなことは言えないです。
 むしろ、天に唾してしまった恐れもありまして、特定の方に申し上げるなんて、そんな大それたことはできませんです。

 過去の投稿を改めて読み返す時間はないので、その点の反省は致しませんが(爆)、今後の自戒の念を込めて、もう一度、さっきの自らの投稿を読んでおきたいと思います。

 それでは、また。

 

投稿: 通りすがりの元公務員 | 2012年8月 7日 (火) 23時39分


慇懃無礼が通っていく

投稿: | 2012年8月 7日 (火) 23時50分

他人の土俵で相撲を取るな。さん、nagiさん、通りすがりの元公務員さん、とーる2号さん、Anti-Lさん、2012年8月7日(火)23時50分に投稿された方、コメントありがとうございました。

それぞれのコメントに対し、共感するのか、違和感や嫌悪感を抱くのか、閲覧者一人ひとり異なっていくのだろうと思っています。そのような中で、私自身は通りすがりの元公務員さん、とーる2号さんのコメントの書き方や内容のレベルの高さにいつも感心しています。

書かれている考え方などについて、自分自身の「答え」と一致するかどうかは横に置き、「なるほど、そのような見方もあったのか」と感じ取れるコメントが交わせる場になれることを願っています。とにかく不愉快な場だと思われてしまうことは避けたいものです。ぜひ、せっかく時間を作って、このコメント欄に投稿くださる皆さんからご理解ご協力いただけるようよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2012年8月 8日 (水) 00時14分

掲示板をダメにする可能性はいろいろありますが、

>問題は、やはり「L」氏ではないでしょうか?
>投稿: Anti-L | 2012年8月 7日 (火) 22時37分

などと、非礼なHNでレスするほうがよほど問題でしょう。

>自分の言うことが100%正しいと思っている時点で、個人的には嫌悪します。

このような発言に対する有名なレスをしておきましょう。
「チラシの裏に書いておけ」

馬鹿馬鹿しいコメントを入れましたが、やはり非難の仕方にも
手法があるのです。このような非礼なHNのやり方には賛同
できない。

投稿: nagi | 2012年8月 9日 (木) 19時44分

アズベルガー障害を認定された被告が、求刑を上回る判決が
出たことでいろいろ波紋がでてます。

裁判員裁判での判決というところが肝なのでしょうか。

実際に私が以前在住した大阪市の出来事ですが、
知的障害者の施設を作ろうとしたら、地元から大反対された
つまり迷惑施設との認定なわけです。
判決であったように社会が受け入れる体制にない。
どれほど奇麗事を並べようと、殺され損が確定している現在の
体制では、知的障害者施設は事実上の迷惑施設扱い。
だから刑務所に長く収容しようとの判決は当然といえば当然の
判決でしょう。まあ賛否は保留ですが。

さて、障害者雇用促進法が改定されて、精神障害者の雇用が
義務付けされました。どんな体制にするか頭を悩ませています。

投稿: nagi | 2012年8月10日 (金) 15時52分

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