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2011年12月 3日 (土)

コメント欄でツイート

このブログは土曜か日曜日に週1回更新することを決めています。日常生活に過度な負担をかけず、長く続けていくための心得の一つでした。そのため、アクセス数は月曜日が最も多くなっています。ブックマークされている方々が多い証しであり、たいへん有難いことでした。さらにコメント欄が賑わっている時は、週末に向けてもアクセス数がそれほど落ちずに推移していました。コメントを投稿されている方々はもちろん、新しいコメントを楽しみに訪れる方が多いからだと受けとめています。

前回記事(競争の良し悪し)と前々回記事(「大阪秋の陣」の結末は?)に対しては同時並行で、多くのコメントをお寄せいただいていました。寄せられたコメント一つ一つ、丁寧にお答えできていませんが、すべて必ず目を通しています。その感謝の気持ちを託した私からのコメントは朝か夜、1日に1回以上投稿するように心がけています。また、コメントをいただけることによって、記事本文で言葉不足だった点を補足できる機会に繋がっています。加えて、私自身がその時に感じていた思いなどをつぶやける機会にもなっていました。

ブログを運営しながらTwitterも行なっている方が少なくありません。そのような方々の中で日々のつぶやき、いわゆるツイートしたメッセージをご自身のブログで「ツイートまとめ」とした記事を投稿しているケースも見かけています。この1週間、自分のブログのコメント欄を通し、いろいろな思いをツイートしていました。今回、「ツイートまとめ」ではありませんが、前回と前々回記事のコメント欄に投稿した内容をもとに新規記事をまとめさせていただきます。

コメント欄までお読みくださっている常連の方々にとって、目新しい記事内容とならず恐縮ですが、単なる再掲としないように努めていきます。一つの記事内容としての繋がりを持たせた言葉を加え、分かりづらかった表現などについても手直ししています。また、今回の内容を書き進めていく中で、どなたからのコメントに対するレスだったかどうかは、あまり意味がないものと考えています。そのため、コメントをお寄せくださった方々のハンドルネームは示さず、現時点での自分自身の思いを託した記事をまとめていくつもりです。

「大阪秋の陣」の結末は、投票終了の午後8時に当確が出るような「大阪維新の会」両候補の圧勝でした。さっそく橋下前知事は記者会見で「政治に足を踏み込み過ぎたと思っている職員は潔く自主退職していただきたい」と大阪市職員の組合側に強いプレッシャーを与えていました。公務員組合と政治との関係性は以前の記事「地公法第36条と政治活動」のとおりの考え方を持っています。今回の選挙直後、公務員組合が政治活動に関わることを強く批判されている方からは「今のうちに政治を口にして個人や政党の支持をしたり推薦したりするのは封印すべき」というコメントをいただいていました。

対岸の火事とは、まったく思っていませんが、私からは「今回の結果を受けて極端に掌を返すようなことは考えていません。ただ今まで以上に現状を見つめ直すための触覚を高めながら、その上で正しいと信じた方向性に関しては、より広範な支持を得られるような発信力も重視していくつもりです」とお答えしていました。さらに次のような例えも思い浮かべていました。乱暴な例示でお叱りを受けるかも知れませんが、組合活動における政治活動は完全な違法となる「覚醒剤」ではありません。

仮に違法だという認識があった場合、今回のような外的要因の有無に関わらず、キッパリやめていなければなりません。「百害あって一利なし」と言われる「喫煙」であれぱ、この機会にキッパリやめるという話もあり得るのかも知れません。しかし、私自身のとらえ方は、プラス面もある「飲酒」のレベルだと考えています。こちらの体をいたわってくださり、「この際、キッパリやめたほうが良い」というアドバイスは有難く思っています。ただ一利以上ある役割も認めているため、「体を壊さないように深酒はしません」という返事が現時点での私からの答えでした。

いずれにしても今後、大阪市における労使関係から目が離せません。広範な支持を得ているかどうかで見れば、組合側が圧倒的に出遅れた位置にいます。ぜひ、組合側は是々非々の立場で「襟を正す点は速やかに正し、主張すべき点は毅然と主張する」という姿勢を貫いていって欲しいものと願っています。なお、同じ自治労に属している立場としては決して他人事ではありませんので、ささやかでも側面から応援できるような思いを当ブログの記事に託していくつもりです。

このような記述に対し、「労組の主張って関心ある人いるんでしょうか?」「大多数の一般人にとってはそこまで深く知る気持ちはありません」というコメントが寄せられていました。このような指摘に私からは「残念ながら現状はその通りだろうと思っています。しかし、それでは今日再審を決定した女子中学生殺人事件で、検察側に不利となる証拠が示されないまま、判決を下されるような理不尽さが残ってしまいます。せめて事実認識の相違や不足からの批判が少なくできるよう当ブログを通し、そのような情報発信に努めていければと改めて考えています」とレスしていました。

この例えに関しては「組合の要求と昨日の再審報道を同列で語ること自体バランス感覚を逸しているとしか言えません」という批判コメントが寄せられました。しかし、なぜ、そのような結論に至るのか、よく理解できませんでした。正確な情報が把握されないまま、もしくは知ろうとする努力が放棄されたまま、イメージ先行で公務員やその組織が批判されがちな傾向について憂慮した言葉が「バランス感覚を逸している」というお叱りを受けるとは思っていませんでした。私自身の理解力の問題や非常識さの表れだったのでしょうか。

ある方から自前の人事委員会がない自治体は「それが本当ならば市役所は組織では無い」という批判が寄せられていました。人事委員会は、都道府県と政令市には必ず置くように定められていますが、圧倒多数の自治体は置いていないことが通常です。このような事実認識がお持ちであれば、「ないことの批判」は避けられたものと思っていました。言うまでもなく、批判意見すべてを「事実を知らない者の勘違い」だと記している訳ではなく、そのようなケースも少なくないという現状を訴えさせていただいていました。

言葉を交わし合うことで、本論ではない箇所で対立点が際立つことは絶対避けたいものと考えています。とは言え、私自身の言葉からも皆さんの神経を逆撫でしている場合が多いものと思っています。その点を自省しつつ、ぜひ、至らない点はご容赦いただき、それぞれの考え方を気軽に披露し合えるコメント欄が続くことを心から願っています。この1週間、今回示した以外にも数多くのコメントを頂戴していました。今朝、そのまとめとなるような思いをツイートしていました。最後に、その内容を紹介し、今回の記事の結びとさせていただきます。

今、考えていることは次のとおりです。公務員の待遇面など本当に改めなければならない点は、速やかに改めるべきことは当然だと思っています。そして、その是非の判断に向けては、内向きの発想に陥ることなく、とりまく情勢や外側からの声を適確につかんでいく必要があります。そのためにも公務員やその組織は、日頃から感度の高いアンテナを立て、様々な情報を積極的に受けとめていく姿勢が重要だろうと考えています。

合わせて誤解や先入観による批判だけは、できる限り少なくできるよう適切な情報発信と情報公開が欠かせないものと思っています。今回、抽象的な答えにとどまりますが、具体的な話は、これまでの記事本文やコメント欄で、不充分ながらも自分なりの言葉で綴ってきたつもりです。さらに今後も当ブログを続けていく中で、公務員やその組織を批判的な目で見られている方々との「距離」が少しでも縮められれば、本当に幸いなことです。そのような点について、ぜひ、ご理解いただけるようよろしくお願いします。

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コメント

主様のご姿勢は立派なものだと思います。
私は、どちらかと言うと、公務員に対して批判的な考えを持っておりますが、しかし、公務員叩きをする側に問題がないわけでもないと、最近感じています。

私も、別のブログで、アンチ橋下の人をよく叩いてたんですが、同じように叩く側でも事実認識や分析が明らかに不足したまま、いわば頭ごなしにアンチの人を否定する方もおられるんですよね。
それはちゃうやろ、と思いますね。

「組合の要求と昨日の再審報道を同列で語ること自体バランス感覚を逸している」
この表現も同じ思いで見ていました。
両者の比較は、比較の視点次第ではバランスを失していると言えますし、また、一定の比較視点で比較するなら、比較として適切になりうるだろうと思います。

恐らく、この発言をされた方には、
公務員の主張は不当で、再審の問題は正当、という頭がおありだったのでしょう。
しかし、いずれの場合でも、
中身を見ずして、事実関係を精査せず分析もせずに判断すれば、誤りを招く、
という点においては全く同じなんですよね。

しかし、なかなかこれを理解できない人も多いわけですね。どうしても、頭から組合の主張は不当だというトコロから出発してしまう。要するに偏見ですね。

そういう人相手に表現する場合は、なるべく比喩としての事件エピソードを持ち出さずに説明した方がいいのかなあと思ったりもしました。。
まあ、私の場合は、そういう人には反対論をいくら説明しても伝わらないだろうというスタンスですので、言うことだけきっちり言えば後は相手にしませんけどね。


ところで、公職選挙法136条の2の問題ですが、条文上の文言では「候補者の推薦に関与し、若しくは関与することを援助」することをも明確に禁じています(2項1号)。「支援」という概念は、明らかにこれらの文言がカバーしている~つまり、公務員として組織的に支援することは禁止行為に該当するはずです。
従いまして、組合による選挙支援活動は、公選法に抵触する可能性が極めて濃いと思います。

逃げ道があるとすれば、「公務員の地位を利用して」という文言でしょうが、時間外の選挙活動も禁じられている現実の運用に照らせば、この文言はいわゆる枕詞なものと考えられますので、逃げ道としても非常に狭いでしょう。
ましてや、組合の名の下に支援されているわけですから、仮にこの文言が何らかの限定を画す趣旨だったとしても、皆さんは「公務員の地位を利用」したことになるでしょう。

公選法の趣旨、行政の中立性維持の観点からすれば、やはり公務員の方は、選挙活動をお控えになるべきだと思います。

投稿: かもめのじょな | 2011年12月 3日 (土) 22時43分

あ。挨拶し忘れていました。失礼しました。

今更ながら、主様、こんばんは。
・・・;;

投稿: かもめのじょな | 2011年12月 3日 (土) 22時44分

かもめのじょなさん、さっそくコメントありがとうございます。

組合活動における選挙との関わりについては、以前の記事のとおりの見解のもと「違法性」を問われるような行為は一切行なっていません。ただ誤解を招くような側面がつきまとうことも完全に否定できません。そのようなジレンマも重く認識しながら「体を壊さないように深酒はしません」という点に留意していくつもりですので、ご理解いただけるようよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2011年12月 3日 (土) 23時02分

ということは、つまり、組合の皆さんは、
告示前は推薦等を行っているものの、
告示後は、組合内部で推薦をしているに止め、一般有権者には働きかけておられない、ということでしょうか。

実を申しますと、その辺りの組合の皆さんの具体的な活動と言うのが、余り伝わってこないんですよね。正確には分からないから、批判の対象にもなりえず、支持の対象にもなりえないわけですが。
もし、差支えなければ、具体的に選挙期間の支援としてこういうことをしている、という説明を頂けたら嬉しいです。

投稿: かもめのじょな | 2011年12月 4日 (日) 21時12分

かもめのじょなさん、コメントありがとうございました。

私どもの組合の例の紹介となりますが、告示後の選挙運動期間に入った際、一般有権者への働きかけは行なっていません。ちなみに日常的な政治活動に位置付けられる告示前も、組合員の皆さんへの働きかけを中心としています。連合の民間組合の皆さんに対しては力になれず、いつも恐縮していますが、公務員組合としての制約などについてご理解いただいています。

投稿: OTSU | 2011年12月 4日 (日) 21時56分

 菊池 正人です。かなりお久し振りです。
 たぶん、2年ぶり位だと思います。
 この間、はっきり私事ですが、少々精神的に変調をきたしていまして、特に3月の大震災以降、メディアやジャーナリズムの嫌らしさ、汚さ、醜さみたいなものもはっきり感じるようになり、より精神的なダメージを感じるようになっていました。
 まあ少しづつは立ち直ってきていますので、以前程のペースにはならないですが、少しづつはコメントを書きたいと思っています。
(なお、私もブログを書いています。といっても政治的な事はほとんどないですが、たまには交通に関わるオピニオン的な事を書いています。http://japanese-autobus.at.webry.info/です)

 今回の大阪ダブル選挙について少しだけ。
 まずはさすが「吉本」の生まれた場所だけに、「劇場型」がハマったという所ではないでしょうか?
 私は大阪の市民・府民ではないし、公務員でもないから橋下知事の「業績」についてあれやこれやいう資格はありません。
 知事・市長というより、本職の弁護士としての資質は大問題 … 例の光の事件に関わる発言の一件ですね。本職を全否定した訳ですから … とは思っていますが。
 しかし、申し訳ない言い方ですが、選挙である以上、「結果が全て」なのではないですか?
 連合大阪は「惜敗」なんていっていますが、25万票も差をつけられて、何が「惜敗」なのか。
 さらに問題なのは、直接関係するはずの組織、具体的には「自治労大阪府本部」「自治労大阪府職員労働組合」「大阪市職員労働組合」「大阪市従業員労働組合」が、この選挙結果に関し、まる1週間経った今も、何一つ見解も、コメント一つ発していない事。
(自治労大阪府職員労働組合のHPは最終更新が2008年9月で、3年以上ほったらかしですね)
 相当長期に渡るとてつもないダメージを喰らって、言葉もないのかもしれませんが、直接自らの職務、下手すると雇用にさえ関わる事に関して、組織としてダンマリを決め込むのは許されない事なのではありませんか?
 都合のいい事、大声を上げられる行動の時は威勢良く自らを美化するけれど、都合の悪い事にはダンマリ、というのは左派系にありがちな事だけれど、卑怯だと思います。
 それとも堂々反論できるだけの材料が最初からなかったの?本当は自らの主張の正当性に自信がないの?
 そうでないなら、はっきり自らの立場を、対外的に公にすべきです。
 こんな事では、事は大阪だけでは済まなくなりそうですね…。

 今後とも、よろしくお願いいたします。

投稿: 菊池 正人 | 2011年12月 4日 (日) 23時02分

今日阿久根市の問題を取り上げたドキュメンタリーが放送されていました。
橋本市長誕生に対するひとつの警告のつもりなのか・・・とちょっと穿った見方も出来ますが、阿久根市民の最後の言葉で、「(竹原市長がいた事で)変わったのは確か、以前より良くなった」と言う言葉が不思議と耳に残りました。
市長が無茶苦茶である事は誰しも分かっていてそれでも支持せざるを得なかったほど市民に閉塞感があったかも知れません。
そこから市職員・議員が市民を味方につける必要があって変わったのか。
或いは市民が自治に目覚め結果なのか。
阿久根市竹原市長誕生は天の采配だったのか。
いずれにしろ混乱からくる反省が市職員・議会・新市長の間での市政の改革への対話を可能にしたと言う結果が望まれます(気の遠くなる時間がかかるかもですが)。

働く市民レベルでは毎年同じ仕事量では収入は下がるのは常識です。
官民格差は給料以上に労働時間・仕事量の格差も加わり、その行政が国・地方を問わず民間の仕事を常に圧迫する側に回っている印象さえあるわけです。
阿久根市民の状況はおそらく大阪市・大阪府の状況をもっと単純に先鋭化されたものだったと想像します。

大阪の今後はまだ手探り状態です。

竹原市長はその市民レベルの不満をそのまま市政に持ち込んで最初から市職員・議会と対決した素人政治家だったと言う事でしょう。

橋本新市長はもう素人では無いでしょうが、どれほどの利権と戦うことになるかは想像に難くありません。出来れは市職員・議会の中に多くの支持者を獲得して着実にやって頂きたいものです。


投稿: 大阪市民 | 2011年12月 5日 (月) 05時38分

菊池正人さん、大阪市民さん、おはようございます。コメントありがとうございました。

菊池正人さん、お久しぶりです。ご指摘のとおり自治労大阪などのHPに今回の選挙戦の件は触れられていません。もともとタイムリーな話題に適宜対応されていないようですが、今回の問題はHPを開設している限り、しっかり見解を表明して欲しかったものと思っています。

決して「都合の悪い事にはダンマリ」という姿勢ではないはずですが、このような点からも誤解や批判を受けてしまいがちな実情は残念なことでした。なお、「I LOVE トランスポート」はブックマークさせていただきました。時々、訪問させていただきますので、よろしくお願いします。

今回の選挙戦の当事者だった大阪市民さんからの声は貴重なことだと受けとめています。阿久根市の竹原前市長と橋下前知事の共通点があることも確かです。その一方で、最近の記事本文でも触れていたとおり常識さや戦略性など二人の間では雲泥の差があったものと見ていました。

だからこそ、その橋下前知事と相対した時の「手強さ」は、竹原前市長とは簡単に比べられない危機感を抱いています。そのような問題意識があるため、ますます今回記事の最後のような思いを強めているところでした。ぜひ、これからも機会がありましたら、大阪市民さんの声を伺えれば幸いですので、よろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2011年12月 5日 (月) 08時15分

>恐らく、この発言をされた方には、
公務員の主張は不当で、再審の問題は正当、という頭がおありだったのでしょう。
>しかし、いずれの場合でも、
中身を見ずして、事実関係を精査せず分析もせずに判断すれば、誤りを招く、
という点においては全く同じなんですよね。

>しかし、なかなかこれを理解できない人も多いわけですね。どうしても、頭から組合の主張は不当だというトコロから出発してしまう。要するに偏見ですね。


公共事業に従事していたのでco-workerとして公務員を見ています。公平に見てますし具体的に叩くときは事実関係を積み上げますよ。
先入観ではなく目の前の質の悪い事例の多さからその帰結として組織像が出来上がりました。立川市と当地が同じだとは申しませんが。


>そういう人相手に表現する場合は、なるべく比喩としての事件エピソードを持ち出さずに説明した方がいいのかなあと思ったりもしました。。


あくまで他所の職員の個人的見解ですので行間を読むほど読み込んではいません。簡潔に書いていただければ多くの人にとって理解の助けになるでしょう。
また実際の議論で比喩を持ち出すなら誤解を招かないよう十分配慮してもらいたいものです。

JRの運転手がケータイを使用して処分された事例が相次いで報道されていますが、この厳しさをお役所勤めの方たちはどのようにお感じになるのでしょうか?

投稿: L | 2011年12月 5日 (月) 11時43分

かもめのじょなさんの書き込みに「(公務員の)時間外の選挙活動も禁じられている現実の運用」とありますが、これは本当ですか?

投稿: あまのじゃく | 2011年12月 5日 (月) 12時03分

古賀氏は「年功序列を改め、業績を重視する公務員制度に改革しなければ、府財政は破綻する」と指摘。府職員の現在の待遇について「いまや失業が当たり前になった民間よりはるかに良い。公務員は絶対に首にならず、給料は上がっていく」と述べた。

 さらに「恵まれているという認識すらない公務員の文化を変えていくには、幹部職員の公募は必要不可欠」と持論を展開した。

投稿: | 2011年12月 5日 (月) 16時00分

太田氏は冒頭、「職員の処分規定に疑問がある」と表明。「公務員は民間と比べて目に見える成果を上げにくい。成果主義を導入すれば職員が上司の顔色を気にするようになり、意欲の低下を招く」と指摘した。

 仕事のやる気は「達成度や認められるかどうかでもたらされる」として、「給料や人事制度は、職員が不満や不公平感を持たないよう、納得しやすい制度にする方が大事だ」と述べた。

投稿: | 2011年12月 5日 (月) 16時02分

Lさん、あまのじゃくさん、2011年12月5日(月)16時00分と2011年12月5日(月)16時02分に投稿された方、コメントありがとうございました。

できる限り分かりやすい文章となるように努力しています。簡潔さの重要性はご指摘の通りですが、その一方で説明を多く加えなければ、思いが充分伝わらない場合もあります。また、分かりやすさの工夫の一つとして、比喩も必要だろうと考えています。ただ残念ながら結果的に分かりづらかったり、誤解を招いている点があることも反省しています。すべて自分自身の力量の問題ですので、至らなさについては何卒ご理解ご容赦ください。

あまのじゃくさんのお尋ねに対する説明は、私が憶測も若干交えながら解説するよりも、かもめのじょなさんからのお答えを待たせていただければと考えています。

2011年12月5日(月)16時00分と2011年12月5日(月)16時02分に投稿された方の文章は、もう少し補足いただければ助かります。合わせて、次回以降コメントをいただける場合は、意見交換をスムースに行なうためにも名前欄の記載にはご協力ください。

投稿: OTSU | 2011年12月 5日 (月) 22時37分

協働も人選など恣意的ですが大阪は自治会が集票マシンだったんですね。
小さな町でも交付金、補助金がらみの団体が議会に影響力を持っていますし。
こんな動きに対する住民の無関心さから地方行政の手続きの不透明さ(公正さ)が改まりません。(透けてはいますが)
職員利権についても色々と動きがありますが、公約(公務員給与の2割カット)もどこかに放ってしまった民主党を尻目に橋下さんへの期待は全国的にも高まってきたようです。

本社世論調査:「維新の会に魅力」65%(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111205k0000m010097000c.html

既にコメントしていますが個人的にはカット至上主義ではありません。ただ欺瞞・怠慢を迅速に是正するために申し立てに対しての調整システム(分限)が機能して欲しいだけですから。
OTSUさんには既にご理解していただいていると思います。

誤解や思い込みを無くすには、個々に向き合うしかないのが役所以外の世界です。でも役所は己に非があってもうやむやに、若しくは裁量権という名で超法規的に押切りますよね。
そろそろ裁判所のお世話になろうかと思っています。

投稿: L | 2011年12月 6日 (火) 19時06分

さすが橋下新市長。
予防という観点を一番中心に据えて、必要なところに迅速に切り込みますね。再試験までにも言及している様で、今のところは流石の一言につきます。管理人さんは口だけですが「本当に改めなければならない点は、速やかに改める」とは、このスピードとこの切り口の事を言うのだと思いますよ。それ以外はただの時間稼ぎと映ってしまいます。
橋下さんは、この行動力がすべての支持の基となっており、その期待は全国に広がりつつありますね。対して、あくまでも事後での解決しか唱えられない組合関係者などのアンチ橋下派は、とうぶん出る幕を与えれない事でしょう。
ちなみに、これらの事は本来であれば組合側から自発的に始めてしかるべき事でもあります。働いても報われない職員Ⅰを保護する意味でも、新人の勧誘前に身辺調査をする程度は必要でしょう。組合費を不当な政治闘争に供したり、不要な闘争資金をため込むより、余程有意義な使い道でしょう。それが自分の身を守る事にも繋がるのだと思います。
引用元記事:http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011120500493

投稿: 名無し | 2011年12月 6日 (火) 21時30分

Lさん、名無しさん、いつもコメントありがとうございます。

いつも労働政策の研究者である濱口桂一郎さんのブログを訪問しています。最近の記事「dongfang99さんのポピュリズム論」に私自身は強く共感しています。特に濱口さんの次の言葉が印象的でした。

>ステークホルダー民主主義とは、何よりも、空疎な正義の民主主義ではなく、生々しい利害の対立、調整、交渉、その上での合意といった「泥臭い」民主主義を志向するものです。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/dongfang99-5c4f.html

コメント欄では簡潔に記事の紹介にとどめさせていただきますが、機会があれば次回以降の記事本文で、この話を掘り下げてみようと考えています。

投稿: OTSU | 2011年12月 6日 (火) 21時56分

 こんばんは。
 久しぶりにコメントさせていただきます。
 大阪の陣を眺めていて、思ったことがあります。
 
 人件費の削減は、個々の給料支給額そのものを引き下げるのではなく、事業の見直しや人員配置の見直しによって人員削減を進めることで目標達成を目指すべきものと思っています。
 もちろん、給料生活者の家計に対する影響を最小限に抑えながら、全体の人件費を削減してゆくということには、大きな知恵や時間、労力を必要とするのは言うまでもありません。
 だからこそ、「給料を○○%カット」という分かりやすい手法が取り沙汰されるようになったのだと思うのですが、給料水準そのものを切り下げることで、人件費削減の目標を実現、なんてことがまかり通るようになるとしたら、それはもはや公務員にとっての問題にとどまらず、全ての給料生活者にとって危惧すべき状況となってしまうのではないかと思っています。

 競争原理・能力主義の徹底、ということを考えた場合、公務員の給料水準の切り下げというのは、民間企業で働く人間にとっても、彼岸の火事とは言えないものと考えています。

 いみじくも、地方の公務員さんが高倍率の試験を勝ち抜いて公務員になったのに・・・、というようなコメントを書かれていましたが、労働力もまた市場で評価され値段が付けられるものとすれば、多くの成績優秀な学生が公務員を志望している現実がある以上、公務員給料の引き下げは、相対的に優秀な労働力に安い値が付けられるという結果になってしまうわけです。
 そうなれば、そう遠くない将来、中小企業を皮切りに、民間企業においても、これまで以上の賃金水準の切り下げが進められるのは避けられないものという懸念を抱いています。
 これを杞憂と言ってしまえるほど、私は最近の日本の政財界の状況に安心感を持てません。

 また、給料を下げて、本当にやる気のある人材だけを集める、という論法もまことしやかに喧伝されていますが、そんなことは絵空事であると思います。
 官民問わずですが、優秀な人材を確保するには、やはりそれなりの待遇は必要です。
 バブルが弾けて、公務員人気が出てきた頃から、地方分権の機運が高まってゆく中、地方都市などでも優秀な人材が応募するようになったことは、行政を担う人材の質の向上という点で、大きな収穫であったのではないかと考えています。
 公務員の好き嫌いということが対立点となってしまって、本質的な部分が見えづらくなっているのではないかと思います。

 先進国における行政の役割は、経済活動をはじめとした企業活動や、国民生活の基盤となる、ハード・ソフト両面の社会的なインフラ整備にあると私は考えています。
 いわゆる根性論でなく、きちんとその辺のことを考えながら公務員改革を行っていかなければ、気が付いたら、民間企業が活躍するための舞台そのものが、ガタガタになってしまっていた、なんてことにもなりかねないと思います。
 少なくとも、単純な話として、給料を下げれば、今いる人間より質の悪い労働力が多くなるという確率が高いのだということは、想定しておかなければならないでしょう。

 本当にこれからの日本が国際市場で勝ち残ってゆくために必要なのは、商品の安売り合戦ではなく、日本ならではの付加価値をつけてゆくこと。言わばジャパンプレミアムにこそ、活路があるのではないかと思います。 
 話が公務員待遇とはそれてしまいますが、若年労働者を派遣などの非正規雇用で疲弊させ続けることのないよう、きちんとした政策的・法的な規制が必要なのではないかと思います。
 

 ・・・一方で、現実的ではないこととは思いますが、例えば大阪市や名古屋市などで大幅な給料水準の引き下げなどが断行できるのであれば、数十年というスパンで、それを継続的に行ってみたときに、良くも悪くも、どんな風になっていくのかということを、周辺地域との比較の中で、眺めてみたい、なんていう野次馬根性もあったりします。

 また長文となってしまいました。

 とりあえず、今回はもやっとした胸の内から、言いたいことだけ言っておしまいにしたいと思います。
 特にどなたにもレスを求めませんし、レスがあってコメントの催促があったとしても、答えないかも知れません。

 OTSUさんの精力的な管理と、千客万来の中での、落ち着いた客さばきには敬意を表しておきたいと思います。
 最近の記事を読んでいて、もしかしたら、OTSUさんの中にも、徒労感や疲れが出始めてしまっているのかな? なんて心配してしまうこともありますが、多くの読者は、コメントは書かずとも、OTSUさんを応援していると思います。
 今後も頑張ってください^O^/
 ・・・ちょこっと顔文字を使ってみました^。^;

投稿: 野次馬 | 2011年12月 7日 (水) 00時24分

補足です。ジャパンプレミアムという金融用語がありますが、それとは別物と思ってくださいm(__)m

投稿: 野次馬 | 2011年12月 7日 (水) 00時30分

野次馬さん、おはようございます。コメントありがとうございました。

批判意見も含めて幅広いご意見を伺える機会は、本当に貴重なことだと思っています。まったく徒労感がないと言えば嘘になるのかも知れませんが、多くのリアクションをいただけること自体、ブログを続けている励みとなっています。

その中で、野次馬さんのような考えをお持ちの方もいらっしゃることを確認でき、心強く感じる機会にも繋がっていました。また、このブログは仕事でもなく、義務感で運営しているものではありませんので、疲れすぎたら、いつでも休むことができます。したがって、週1回の更新が途絶えない限り、疲れすぎていない証しですので、ご心配なくhappy01 お気遣い、ありがとうございました。

投稿: OTSU | 2011年12月 7日 (水) 08時21分

野次馬さん、私のくだらない反論に付き合い下さい。

ここにレスする多くの人は単純な人件費総額を求めてる
わけではありません。

>官民問わずですが、優秀な人材を確保するには、やはりそれなりの待遇は必要です。

まさに同じです。優秀な人材を厚く遇し、劣悪な人罪は免職する。
それを求めているだけです。

きちんと改革が行えれば誰もが文句は言いませんが、
既得権益にしがみ付き、自らの利益のみを追求する姿勢に
強く怒りを感じてるだけです。

投稿: nagi | 2011年12月 7日 (水) 10時27分

OTSUさんは言葉は穏やかなのですがイデオロギー的な頑なさがありますよね。
橋下さんには「危機感」というものをお感じですし。役人もその他も公平なはずなのですが。

>競争原理・能力主義の徹底、ということを考えた場合、公務員の給料水準の切り下げというのは、民間企業で働く人間にとっても、彼岸の火事とは言えないものと考えています。

公正な配分を考慮した場合、高所得の高齢者の社会保障のように過ぎたるものはご遠慮していただくことが必要かと思います。それと並行してマクロで調整していただきたいものです。

> 少なくとも、単純な話として、給料を下げれば、今いる人間より質の悪い労働力が多くなるという確率が高いのだということは、想定しておかなければならないでしょう。

厚遇を保証しても仕事の質(労働集約型なのでイコール人材の質)は悪いままです。不良品の摘出をしなければならないという点では落ち着いていると思います。


>本当に改めなければならない点は、速やかに改めるべきことは当然だと思っています。そして、その是非の判断に向けては、内向きの発想に陥ることなく、とりまく情勢や外側からの声を適確につかんでいく必要があります。
>・・・私自身は強く共感しています。特に濱口さんの次の言葉が印象的でした。

>>ステークホルダー民主主義とは、何よりも、空疎な正義の民主主義ではなく、生々しい利害の対立、調整、交渉、その上での合意といった「泥臭い」民主主義を志向するものです。


私自身、権力を持ち合わせていませんので役所とも「泥臭く」やってまいりました。若手や旧知の職員からはお役所が法律や世間からずれているという認識は垣間見ることができますが、その是正はほとんど見られません。それは私に限ったことではなく、制度運用に不備のある現状では普遍的なために徒労感から橋下さんに対する期待感も高いのでしょう。
ポピュリズムの行き着く先が現政権であり、それの揺り戻してして突破力のある橋下人気があると思います。


ポピュリズムについて書かれるようですが出典を読むと自戒的なものになると思われます。

投稿: L | 2011年12月 7日 (水) 13時19分

OTSUさんに限って言えば、「出発点」が「公務員の待遇と給与を守る」であり、「到達点」が「公務員の待遇と給与を守る」という点で極めて頑なですね。恐らく地球最後の日まで変わらないでしょう(笑)。
しかし「途中経過」については柔軟、寛容、論理的で慈愛満載です(笑)。

若しOTSUさんが、公務員の総体(特定の人を指しているのではありません)が今のような「組織内論理」にのみに縛られている限り、公務員の待遇と給与が壊滅的な打撃を受ける事を理解したなら、光より早く(君子)豹変するかもしれません。

それは決して先の話ではありません。
そしてこの話は公務員だけに留まらず閉鎖空間の住人、つまり年金受給者や生活保護者、果ては障害者や母子家庭に至るまで例外はありません。
更には「我々はパンツ1枚だ」と言った途端、「それはストーブの良く効いた部屋の中でだろ!」と突っ込みを入れられた農業関係者もである。

投稿: あまのじゃく | 2011年12月 7日 (水) 17時23分

nagiさん、Lさん、あまのじゃくさん、コメントありがとうございました。

「イデオロギー的な頑なさ」というご指摘ですが、確かに一貫している立場があるものと思っています。多面的な視点から物事を判断すべきという思いであり、その延長線上に労使交渉の大切さを認識しています。また、組合役員という立場も前面に出していますので、「組合員のため」という基本線も外していません。

しかしながら「組織内論理」にのみに縛られようとも考えていません。働く者の待遇の底上げが社会全体の豊かさに繋がるものと信じ、その方向性が広く支持されていくことを願っています。それぞれ提起いただいた論点に直接レスしたものではなく、さらに綺麗事というお叱りを受けるのかも知れませんが、今、思い浮かんでいる言葉は以上のとおりでした。

それでも昨夜、ご紹介した「泥臭い」民主主義という話に繋がる発想であり、このコメント欄に書き込みながら次回記事の内容をボンヤりと考え始めています。もう少し分かりやすく表現できれば良いのですが、次回記事に向けて、お時間いただくことをご容赦ください。

投稿: OTSU | 2011年12月 7日 (水) 22時41分

dongfang99さんのポピュリズム論は、重要な追記がアップされていますので必読です。

http://d.hatena.ne.jp/dongfang99/


それと、hamachanさんこと濱口桂一郎さんのブログ「EU労働法政策雑記帳」

名無しさん(もちろんその他の方も)には是非下記記事をご一読を。
頻繁にアップされていますので、過去記事は膨大ですが、是非。

(『POSSE』第9号から)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/posse-b1f7.html

(だから、それはブラック企業ではないのです。)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-b648.html

(読売新聞の記事について)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-b800.html

(今こそ、教師だって労働者)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-b495.html


>nagi さん

どうも地方の揶揄が大好きなコームインです。

えっと、以前ご質問に答えていないとのお叱りをいただきましたが、何の質問か探しても分からなかったので、もしご面倒でなければまたご質問ください。

それと、
>既得権益にしがみ付き、自らの利益のみを追求する姿勢に強く怒りを感じてるだけです。

それはあなた自身もそうじゃないのかな?
既得権益がない人間なんていないよ。
最近は「ステークホルダー」という横文字が出てきたが。
空中に浮いて咲く花はないということ。

下記ブログ参照

常夏島日記
(税金の無駄遣いを批判したければ生活保護を受けないニートになれよ)
http://d.hatena.ne.jp/potato_gnocchi/20110909/p1

投稿: 地方の公務員 | 2011年12月 7日 (水) 23時18分

OTSUさんの仰る多面的な視点とは具体的に何を指しているのか明示していただければ相互理解と先入観の回避の助けになります。

働く者の待遇も連合は外部環境を踏まえて各産業に任せているのですが、それを自治労が代弁しているとの認識なら、それこそ「空疎な正義」ではないでしょうか。

これまでのあなたの論調から「泥臭い民主主義」を感じることは寸分たりともなかったのですが、どのような発想に至ったのか非常に興味深い思いです。

投稿: L | 2011年12月 7日 (水) 23時30分

地方の公務員さん、Lさん、おはようございます。コメントありがとうございました。

多面的な視点とは、橋下新市長の考え方が絶対正しいのか、免職を目的とした人事制度が適切なのかどうかなど、様々な事例に対し、長所や短所などがあることも踏まえ、幅広い角度から物事を見る必要性を表わしています。ちなみに以前の記事で、次のような内容を投稿していました。

2010年5月23日(日) 多面的な情報への思い
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2010/05/post-03b2.html

2010年10月10日(日) 再び、多面的な情報への思い
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2010/10/post-c2f5.html

なお、私自身の視点は単一で、一面的だろうと思っています。しかし、その単一であることを認識し、多面的な情報や声を謙虚に受けとめようと心がけています。「まったく、そうなっていない」という突っ込みが入るのかも知れませんが、公務員や自治労に対する批判的な声をネット上とは言え、体感してきたことは貴重な財産だと思っています。実際の交渉の場面で、組合員の顔が浮かぶことはもちろんですが、そのような公務員に対する厳しい声があることも踏まえ、これまで一つ一つの課題を判断していました。

話が広がってしまいましたが、Lさんにとって、このブログは多面的な情報や声を知り得る一つの機会となっているのではないでしょうか。さらに私の一貫している主張は「労働条件の問題は労使で決める」というものです。この点がないがしろにされすぎると、すべて経営者目線で働く者の待遇が決められ、労働の劣化を招くものと思っています。労働力も競争にさらされて良いという主張の方々も多いようですが、参考までに次の記事も紹介させていただきます。

2007年3月11日(日) 労働ダンピング
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2007/03/post_beab.html

短いお尋ねの中に様々な内容が盛り込まれていました。逆に長々とレスしていますが、すべて答え切れていないものと感じています。いずれにしてもコメント欄でツイートした雑感を次回以降の記事を通し、自分自身の頭の中を整理していくつもりです。そのような訳で、このコメントの至らなさも長い目で見ていただきながらご容赦ください。

投稿: OTSU | 2011年12月 8日 (木) 08時25分

よく仕事で、市役所や県庁にも行くのですが、どうしても
同じ日本語なのに理解できない人はいるものです。

>地方の公務員さん
かってにHNを変えて非難するのは非道でしたね
謹んでお詫び申し上げます。

しかしあなたの論調や書き込みに賛同はできず
話し合いも無理との判断に到った為、今後はスルーさせて
いただきます。どうぞご自愛下さい。

投稿: nagi | 2011年12月 8日 (木) 10時37分

いろいろと参照先をご紹介いただきありがとうございます。

多面的な視点については公務員制度の硬直性や参加者が合理的かも保証できず(自治体の諮問機関って多面的と言えないですがコストの制約もあるのでしょう)、あまのじゃくさんのコメント以上にはなかなか成り得ないと感じます。

>『全ての思い込みと事実誤認を公衆の前でぶつけ合う』・・・これを「万機公論に決すべし」と言いますね。

実際の団交の場でどのように独善的な主張をしようがかまいません。相手があることですから相手が賢明であれば適切なところに落ち着くでしょう。有権者として当局を監視するためには基本的には公開ですが。
維新の会も自分の意見が絶対だとは言っていません。

>Lさんにとって、このブログは多面的な情報や声を知り得る一つの機会となっているのではないでしょうか。

私がこちらに訪問させていただく動機は、所轄の地方公務員のレベルを広く同業の方と比較する手段として、こちらが比較的現場の本音が垣間見られることであり、それを引き出すために時々主張を交えさせていただいています。その点では多様な事例を知る契機として非常にありがたくあらためて御礼を申し上げます。
論点の多様さ、深さ、合理性などでは労働問題、組織論、財政などに限定してもメルマガやブログでも入手できますし、amazonの書評の一部や日経の経済教室などの軽いものでも得るものが多いと感じます。
これまでも書きましたが実体験の場でも、先ずは意見を交わすという立場です。人間の思考過程の本音の部分は会ってみなければ知る由もありません。逆に会えば人間性や言説の信ぴょう性も分かります。

>私の一貫している主張は「労働条件の問題は労使で決める」というものです。

これにも取り立てて違和感は感じませんでした。労働は人間の尊厳そのものの一つですので商品化に馴染みません。ただ公務労働者の待遇が費用対効果に見合わないものならば完全ではないけれど他のどのシステムよりましな市場メカニズムと近縁性のある民主的な政治的圧力を行使しなければなりません。
国策企業でない場合マーケットを見誤れば労使共にアウトですし米国の自動車産業の長期的な衰退はレガシーコストにあるとも言われています。民間会社が潰れても公金を投入しなければ関係ありませんが、役所は退職金債なる執拗な既得権の行使で負担を押し付けてきます。
分権的であればなお双方の合意が得られ易いでしょう。つまり単組単位で話し合っていただければそれでよろしいのではないでしょうか。有権者は使用者側が適切に組織運営できているかだけを監視すれば良いわけで個人的には任命者の責任追求に行き着いています。今後は任命権の行使内容(分限など)も問うていきます。

私は所轄の自治体の役得を許容できませんし、大阪は有権者の総意としてそうなったようです。(大阪に職場のある人と話しましたが今回は特別な雰囲気だったようです)
国政へ影響力を行使するために必要以上に正義を振りかざすのが自治労だと思えてきました。親方日の丸と自治を盾に非干渉の使い分け、その統治基準の曖昧さは天国のようなところです。

投稿: L | 2011年12月 8日 (木) 18時21分

nagiさん、Lさん、コメントありがとうございました。

このコメント欄で中途半端に書き込むよりも、新規記事に向けて自分自身の考え方を整理しようと思っています。具体的なレスに至らず恐縮ですが、よろしくご理解くださるようお願いします。

投稿: OTSU | 2011年12月 8日 (木) 23時36分

dongfang99さんのポピュリズム論は、更に重要な追記がアップされていますので、是非必読ください。

(「生活関心の組織化」について)
http://d.hatena.ne.jp/dongfang99/


一体だれがこのブログ主なのか謎ですが、かなり核心を突いた記事が多いですね。

投稿: 地方の公務員 | 2011年12月 9日 (金) 20時07分

地方の公務員 様

どのように核心を突いているのかご教示いただければ幸いです。

投稿: L | 2011年12月 9日 (金) 21時55分

地方の公務員さん、 Lさん、いつもコメントありがとうございます。

濱口桂一郎さんの「EU労働法政策雑記帳」を通し、最近、dongfang99さんのブログを知りました。大きくうなづける記事内容であり、そのブログのことは私からも新規記事の中で改めて紹介させていただく予定です。

投稿: OTSU | 2011年12月 9日 (金) 22時03分

>L さん

ええと、当該ブログはかなり良記事が多うございまして、
過去記事で、あっ、そうやん、と思わず膝をたたいたのは

竹中平蔵氏の確率論に対しての

(確率論に迷い込む前に)
http://d.hatena.ne.jp/dongfang99/20110511

(以下引用)
「・・・もっと正直に、『やたらに原発を止めれば放射線被曝のまえに経済の停滞で国民が殺される』とはっきり言うべきだろう。・・・」(引用終わり)

それと、これは核心を突いている、と思ったのは次の記事

(誰も代表できていない )
http://d.hatena.ne.jp/dongfang99/20101217

(以下引用)
「どの政党も、特定の階層や団体を背景にしていることを懸命に否定して、全国民的な利害を代表しようとするのだが、結果的に誰も代表できていないという皮肉な結果になっている。」

これらの記事なんて、私には到底かけまへん。

投稿: 地方の公務員 | 2011年12月 9日 (金) 23時30分

>主様

ちょっと今週、忙しかったもので、お返事遅くなりました。
さて、既に申し上げましたが、私たち一般有権者としては、組合の皆さんの活動がどのようなものなのか、伝わってきにくいんですよね。

で、報道では、「組合が○○を支持表明」だなんていうのが伝わってくる。
組織としての支持表明は、支持を外部にアピールする効果があります。これは、「推薦」と同様の効果でしょう。
とすると、そのような効果を認識しつつそれを意図して支持表明される場合は、「推薦」に該当すると評価することも可能です。
とはいえ、これは解釈論レベルの問題で、クロという話ではないでしょうが。

いずれにしても有権者との溝を埋めるためにも、やっぱり、もっと情報発信が必要だと思います。


>Lさん

盲目的に一定の意見を支持・不支持しておられるかのような表現は撤回致します。失礼致しました。

ただ、今回の場合は、比較軸によっては、比喩として適切だったわけです。従って、比較軸が何かを探ろうともなされず、頭ごなしに、「その比喩を持ち出すこと自体うんぬん」とおっしゃるのは、議論の姿勢としては不適切ではなかろうかと、このように感じた次第です。
何かお感じになるところがあれば参考にして頂けたら嬉しいですし、全く的外れとお感じになるのであればご放念くださいませ。

一部不適切、不正確な表現を用いて不快感を感じさせてしまい、申し訳ありませんでした。


>あまのじゃくさん

似て非なるものでしょうが、政治活動についての判例は参考になると思います。政治活動を禁止する国家・地方公務員法でも、条文上、勤務時間内という縛りはありません。最高裁は、国家公務員法上の政治活動の制限につき、限定解釈を加えずに合憲として、勤務時間外の禁止も認めました。通常の語義では、選挙活動は政治活動に含まれるものですので、選挙活動についての参考にはなろうかと思います。

また、文部科学省が教員に対して出した通達では、「勤務時間の内外を問わず」禁止される旨示されています。http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t20030127001/t20030127001.html

投稿: かもめのじょな | 2011年12月10日 (土) 19時12分

地方の公務員さん、かもめのじょなさん、コメントありがとうございました。

かもめのじょなさんのご指摘のとおり「もっと情報発信が必要」だと私も考えています。今朝「サタずば」を見て驚きました。自民党の小野寺衆院議員が「民主党と組合との間で密約があったのでは?」と話していました。国家公務員の7.8%削減は公務員連絡会と政府との交渉で、労働基本権回復がセットでの決着となっていました。このことを「密約」と非難した意見だったようですが、マスコミ報道でも公然となっている政府と連合との約束であり、まったく事実誤認の中傷でした。

みのさんは、その「組合との間で密約」という発言に反応し、「自治労?」という言葉を発していました。一緒に出演していた長妻元厚労相は、このやり取りについて無言だったため、「密約」を認めているような流れとなっていました。意図的な発言なのか、両者とも不勉強なのか、そもそも無関心なだけなのかも知れませんが、このような映像が送られ続けることによって、ますます労働組合や自治労のイメージが失墜していくのだろうと思っています。

お二人のコメントに直接対応した内容ではなく恐縮ですが、今朝「何だかなぁ」と感じたことをツイートさせていただきました。なお、新規記事は明日投稿するつもりですので、またご訪問いただけますようよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2011年12月10日 (土) 21時55分

こんばんは 相変わらずテレビの内容はひどいみたいですね。(最近は憂鬱になるだけなのであまりその手の番組はみませんが)

小野寺議員は、震災後、読売新聞で「申請を出したいのに受け付ける場所が遠くにしかない」という趣旨の発言をされていましたが、
橋本政権、小泉政権での「定員削減」、「筋肉質の政府を作る」という自民党政権の政策がこのような結果(人員削減による組織の統廃合)を招いたことには考えが及んでいないようでした。
長妻元大臣については、論評するまでもありませんが少しだけふれます。国家公務員給与削減について、原口元大臣とテレビタックルに出演した時は「給与削減はここからスタート、(3年後にあげるようなことはしない)」、原口大臣「国家公務員新規採用は抑制を実施しました」。こういう方々が雇用(労働者の賃金など労働者の保護)や地方自治などの諸問題を担当していたのかと思うとあらためて空恐ろしさを感じます。

投稿: ためいきばかり | 2011年12月10日 (土) 22時27分

ためいきばかりさん、おはようございます。コメントありがとうございました。

原口元総務相は出演した番組で、その場の雰囲気に流されず、言うべきことは言っているほうの民主党政治家だと思っています。そのため、長妻元厚労相とはタイプが少し違うのかも知れませんが、いずれにしても正確な情報をもとに与野党政治家やマスコミの皆さんは様々な事例に対し、論評いただければと常々願っています。

投稿: OTSU | 2011年12月11日 (日) 08時18分

私がキーボードを使って文字を書けるようになったのが必要に迫られた10年前。その(低い能力の)私がかもめのじょなさんの提示したHPをつぶさに検証できたかは不明ですが・・。

(特に教員などでは)公務員の政治活動に関しては、かなり厳しい制約が課されているようです。まあ合法か違法かの意見が分かれている部分もあるようです。

しかしながら組合の政治活動を「公然と議論」しているのは何故でしょうか?
若し違法ならば「政治活動を止めた方が宜しい」なんてレベルの話ではない。

因みに私は「公務を遂行する上で、政治信条や宗教の違いをもっての差別」の制限は必要不可欠だと思うが、公務時間内に自らの政治信条を公表する事も時間外の全ての政治活動についての制限は「自由の精神」に反していると思います。

しかし「李下に冠を正さず、瓜田に靴をいれず」の」例えもありますので、悩ましい所ではあります。

投稿: あまのじゃく | 2011年12月12日 (月) 11時21分

>あまのじゃくさん

公務員の政治活動等を制限する法律の趣旨は、行政の中立性の維持にあるわけですから、そのような観点からすると、公務員が自らが属する行政体の候補者等々に対して、公務員の名の下に支持表明をするのは、自主的に控えるべきだろうと私は考えています。
(行政の中立性の維持という視点そのもについては、「権力は腐敗する」という歴史的教訓からその正当性が導かれるんだろうと思います)

勤務時間外の政治活動であっても、自らが属する行政体に直接関係し、かつ、公務員の名の下になすものは、行政の中立性を害すると思われ、適切とは言えないと思います。
勤務時間外に、一般有権者として政治活動をする、あるいは、自らが属しない行政体について政治活動するのは、何ら問題ないと思いますし、
おっしゃるように、自由の観点からは、むしろ許されるべきだと思います。

投稿: かもめのじょな | 2011年12月13日 (火) 10時40分

かもめのじょなさん

私個人は「信なくんば立たず」の範囲内で政治活動をやって戴ければ全く文句はありません。

OTSUさんには法律上の解釈としてお聞きしたいものです。

投稿: あまのじゃく | 2011年12月13日 (火) 15時37分

あまのじゃくさん、かもめのじょなさん、コメントありがとうございました。

公務員の政治活動の法的な問題は、以前の記事のとおりの考え方が大きく変わっていません。地方公務員法第36条で、地方公務員は特定の政治的立場に偏らず、中立であることが求められています。ただし、この法律をもって地方公務員の政治活動が一切禁止されている訳ではありません。公職選挙法の規定により、地位利用による選挙運動の禁止や公務員のままで立候補できない点、さらに当該職員が属する区域での選挙運動などが制限されているという見解です。

付け加えると公選法に基づく選挙は事前運動が禁止され、告示日以降でないと行なえません。したがって、告示日前は日常の政治活動に位置付けられています。公選法で選挙運動は、特定の選挙において特定の候補者の当選を目的として投票を求める行為とされています。

また、地公法第36条は職員の政治的行為の制限を定めていますが、この規定は労働組合の政治的行為を制限するものではありません。組合が特定の選挙へ向けて、特定の候補者の支持や推薦を決め、組合員へ周知することは組合活動の範囲とされています。

以上のように法的に問題ないとされた一線を遵守し、組合として一定の政治活動に取り組んでいます。なお、国家公務員は人事院規則によって地方公務員より政治的行為の制限が厳しく、特定の政党を支持した運動そのものが難しい立場とされています。

以上のような基本的な考え方は変わっていませんが、なるべく余計な批判や誤解を受けないように私どもの組合は自制している一線があります。先日、このコメント欄でお伝えしていましたが、告示後の選挙運動期間に入った際、一般有権者への働きかけは行なっていません。ちなみに日常的な政治活動に位置付けられる告示前も、組合員の皆さんへの働きかけを中心としています。連合の民間組合の皆さんに対しては力になれず、いつも恐縮していますが、公務員組合としての制約などについてご理解いただいているところです。

投稿: OTSU | 2011年12月13日 (火) 22時13分

私が考えていた以上に公務員への政治活動の制限は強いですね。

酒を飲んで「総理はどうした、税金はああした、年金はこうした」の話も遠慮が必要とは同情します。

投稿: あまのじゃく | 2011年12月14日 (水) 09時12分

あまのじゃくさん、いつもご訪問いただき、ありがとうございます。

昨夜の私の説明は地方公務員と国家公務員の違いがありますが、制約は限定的であるというものでした。本当にネット上でのやり取りは難しいことを改めて感じています。


投稿: OTSU | 2011年12月14日 (水) 20時45分

ははは、政治的に中立が求められるらしいですね。
新聞を配っただけで問題になったケースもあります。

私は少し誇張して書きましたが、酒を飲んで「総理が・・自民党が・・○○議員が・・年金が・・」といった政治的な発言も「組織的・意図的・説得勧誘」を目的にしていると勘ぐられないような注意が必要・・という意味で「同情」と書きました。

私なんかはどんな政治的な話をしても、喧嘩になる事はあっても法的に罰せられる事はありませんから安心です(笑)。

投稿: あまのじゃく | 2011年12月15日 (木) 10時18分

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

投稿: 本人希望欄 | 2012年1月 7日 (土) 10時43分

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