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2011年9月 4日 (日)

どじょうの政治に期待

ブログに綴った過去の記事を読み返す時があります。時事の話題を取り上げた内容も多く、当時を振り返る上での参考資料となっています。ちなみにニュースのリンク先は一定期間経過後、内容が表示されなくなります。そのため、掲げられていた報道記事をそのまま貼り付けておくと、後々、貴重な資料として読み返すことができます。ブログを更新する際の省力化(手を抜ける?)という利点もあり、時々、この手法を使わせていただいています。今回もそのような入り方となりますが、前回記事「民主党の代表戦後が重要」の続きに当たる内容を書き進めていくつもりです。

民主党代表選は5人が立つ乱戦模様を見せたが、野田佳彦財務相が新代表に選出された。下馬評では小沢一郎元代表の支持を取り付けた海江田万里経済産業相が一歩リードとされていた。実際、1回目の投票ではトップの142票を獲得し、 2位野田氏102票に大きく差を付けた。ちなみに3位は前原誠司前外相74票、以下、鹿野道彦農相52票、馬淵澄夫前国交相24票と続く。ただし海江田氏も投票総数395票の過半数を獲得できず、上位2名による決選投票にもつれ込んだ。結果、野田氏215票、海江田氏177票と大逆転の様相を見せ、野田氏の代表就任が決定した。

小沢氏の支持を受けた海江田氏がその意を汲み、「自公民3党合意」を反故にして予算裏づけの乏しい「民主党マニフェスト」復活の意向を示唆していたのに対し、野田氏は「3党合意」遵守の構え。その分だけ国会運営はやりやすいだろうが、反面、党内をどうまとめ切れるか、手腕が問われることになる。また、財政再建に重点を置く野田氏の財政政策・経済政策運営も注目される。【nikkei BP net2011年8月30日】

上記のとおり民主党代表選は決選投票の結果、野田佳彦新代表が選出されました。火曜日に国会で首相指名を受け、金曜日には野田内閣が発足しました。野田首相は代表選の演説で相田みつをさんの詩を引用し、「どじょうが金魚のまねをしてもしようがねえじゃん。ルックスはこの通り。赤いべべを着た金魚にはなれません。泥臭く国民のために汗をかく、どじょうの政治をとことんやりたい」と訴えました。この演説によって、どじょうが野田首相のトレードマークとなったようです。

日曜の朝、新聞や報道番組による世論調査の数字は予想外でした。内閣支持率が70%を超える結果も示され、菅政権末期から比べ、飛躍的なV字回復を成し遂げました。同じ政党の枠組みが中心となっている内閣にもかかわらず、ここまで極端に跳ね上がったことに正直なところ少し驚いていました。これまで発足当初は、ご祝儀相場や未知の期待感から高い数字となり、その後、下降の一途をたどった内閣が続出していました。

ご自身をどじょうに例えた地味な野田首相は、きっちり仕事をこなしていくことでジワジワと支持率を上げて行った小渕内閣を意識していたかも知れません。それが思いがけない高支持率でスタートを切ることができました。今朝の読売新聞に早稲田大学の田中愛治教授が「パフォーマンスに走らず、泥臭くてもまじめな仕事をするという野田首相の姿勢を国民は好感しているようだ。ポピュリズムにはあきあきしており、東日本大震災後という非常時に求めているリーダー像と首相のイメージが一致したということだ」というコメントを寄せていました。

確かに田中教授のような見方が高い支持率の背景を言い当てているものと思っています。私自身も、国民からの評価や見られ方を過剰に意識した派手さよりも、地味でも堅実な姿勢を前面に出した野田首相のどじょうの政治に強く期待しているところです。ある週刊誌の“松下政経塾に「総理の器」なし”という見出しが目に入り、購入して目を通してみました。松下政経塾出身の政治家の「口の軽さ」「節操のなさ」が具体的なエピソードをもとに紹介され、下積みを嫌い、パフォーマンスに走る傾向の多さを酷評した記事が掲載されていました。

その中で、野田首相も代表選の直前に「増税をいつからやると固定的に考えていない」と発言したことで、党内での支持を広げるために方向転換したという批判を受けていました。しかしながら、この発言を単に変節と見るのか、トップダウンだけでは物事が進まないため、聞く耳を持ちながら結果を出していく懐深さと見るのか、評価は分かれるのではないでしょうか。いずれにしても松下政経塾に限らず、「〇〇だから」と十把一からげに評される不合理さは世の常だろうと感じています。

野田首相が代表選出馬前に『文藝春秋』に寄稿した「わが政権構想」に目を通し、総理大臣就任後には改めて著書『民主の敵』も読んでみました。個々の政策の方向性に関しては様々な議論があり得るものと思っていますが、奇策を排し「和の力」で日本を再建するという基本的な主張には強く共感できました。また、野田首相は『民主の敵』の中で、総理が代わる時は必ず民意を問うために総選挙を行なうべきであると訴えていました。

このような記述が残されているため、報道番組に出演した自民党執行部は口を揃え、野田内閣は即刻解散し、民意を問うべきだという主張を展開しています。しかし、その著書には「ただ、そうなると難しい問題も当然出てきます。結果として総選挙が頻発してしまっては、政治の安定とはほど遠いことになってしまいます」という見方などを示し、まだまだ解決すべき課題があることも綴られていました。

そもそも解散を急ぐ世論の声は圧倒的に少数であり、さらに東日本大震災後という局面が変化している中、「揚げ足取り」的な自民党の追及は、空気が読めていない印象を抱いています。とは言え、政権交代後の民主党にとって、野田内閣の発足は本当にラストチャンスであり、今回も国民からの信頼を失墜させるようであれば、その時には即時に民意を問い直さなければならないはずです。ぜひとも、野田首相には今後とも言葉通りノーサイドを実践されながら、どじょうの政治に邁進いただけることを心から願っています。

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コメント

 野田新総理は、来年9月までが民主党代表の任期で、また代表選でしょうね(日本の総理が、短命であることの一因でもあります。)
最近、「背信政権」(読売新聞「民主イズム」取材班著)、ほんとに彼らが日本を滅ぼす(佐々淳行著)を読みましたが、自分が民主党にかつて期待(8年ほど前まで)をしていた反省と政権交代後の内政、外交の迷走(尖閣諸島は結局、アメリカとの安全保障の範囲であることの確認、対等の日米関係を主張しながら、「庇護」をもとめているように感じられました。)と中国側の恫喝(日本人を不当に拘束した)に屈服したことを改めて認識させられました。
 野田新総理も5年ほど前、「偽メール問題」で当時、国対委員長を辞任するなどしていますので、また、迷走するのではと危惧しています。
 自分自身、福島原発に命がけで放水作業を行っている消防隊員に「処分する」という話が出ること自体、佐々さんが指摘した「彼らの冷酷さ」であると感じています。また、自衛隊を「暴力装置」と答弁された仙石さんには、自衛隊は手と足を縛られ万が一のとき「正当防衛」ですら「法の不備」で満足にできない状態(「暴力装置」ですらない)であることを認識していただきたいものです。(海上保安庁も同様、武装した中国の漁業監視船に実力行動はできない状態です。)
 どじょうの政治ができるのか、少なくとも残りの任期2年をまっとうして国民の審判をうけるのか、今後の動きに注視していくつもりです。

投稿: ためいきばかり | 2011年9月 5日 (月) 23時37分

ためいきばかりさん、コメントありがとうございました。

これまでの2年間、確かに不満や不安が残る場面が少なくありませんでした。ただ批判を受けている個別の課題一つ一つを掘り下げていけば、マスコミや一識者の言い分を鵜呑みにできない事例もあろうかと思います。

今朝も小宮山厚労相がタバコ増税の必要性を訴えたことに対し、閣内不一致のようなテレビ報道がありました。そのことも財源の問題とは別次元の話として、厚労相の立場から健康面を重視した発言でした。このような点を冷静に報道できるか、政権内の足並みの乱れとしてクローズアップしていくのかで、受ける印象が随分違ってきます。

今後、野党も各閣僚の発言や「スキャンダル」的な部分の攻撃を仕掛けてくる様子です。それに便乗し、マスコミも野田内閣の粗探しに走れば、きっと支持率も目に見えて下がっていくのかも知れません。

できれば国会では大所高所に立った議論を尽くして欲しいものです。そのような願いを託しながら、野田内閣には地道などじょうの政治で結果を積み上げていけることを切望しています。

投稿: OTSU | 2011年9月 6日 (火) 07時59分

 「野党も各閣僚の発言や「スキャンダル」的な部分の攻撃を仕掛けてくる様子」。それは野党の常套手段のひとつであるといってもいいでしょう。かなり、昔の本になりますが「戦後総理の放言・失言」(吉村克己著 1988年 文春文庫 東久爾内閣から竹下内閣まで16人の宰相からこぼれ出た「ホンネの政治」)でも総理の失言、閣僚のスキャンダルを野党は攻撃している姿が描かれていました。
「政権交代」がなかった「55年体制」なかで著者はあとがきで(放言失言は)「むしろ大局的判断にたち、将来を見据えた発言であることが多い。敗戦後の占領から独立、自立へと進んだ混沌たる時代に、憲法改正、再軍備否定、日ソ、日中交渉や日米安保条約の改定、沖縄返還に関する発言が然りである」。これから震災の復興に向けさらなる苦難があるのでしょうが、総理大臣が「短命」でおわらないような憲法改正(衆院議員任期4年、参議院議員任期6年、「ネジレ国会」の要因の一つ)、2大政党の代表、総裁の任期があまりにも短いことを与野党でぜひ検討しなくていけないと私自身は考えています。
 さて、職場の課題(たくさんありますが)2012年度も「新規採用抑制」が閣議決定され2009年度比で2084人も抑制されるとのことです。(2011年度は2009年度比約3000人)これでは職場がさらに整理・統廃合されていくでしょうね。以前もおなじことを書きましたが、企業に採用を増やしてと呼びかけても説得力はゼロですね。私が経営者なら、「あなたが採用を抑制しているのになぜこちらが採用を増やさなくてはいけないのか」と投げかけてみたいものです。民主党は広報で「天下り0」になったと宣伝されていたそうですが、上記採用人数を抑制して実現しましたと但し書きにかいていただければ少しは「誠実さ」を感じたかもしれません。
 「マスコミや一識者の言い分を鵜呑み」にはしていませんが、私の職場で起こったこと、理不尽な元大臣の「大臣指示」の乱発、「チラシ」を一人残らず対象になろうがなるまいがとにかく配ればよい(利用者からかなり苦情をいただきましたが)という発想、いずれも中身(法改正のないもの、もしくはザルの通達)のないものばかりでした。さて、新内閣で(いい意味で)振り回されたい、半面、思いつきで振り回されるのは、もう勘弁というのが正直な気持ちです。

投稿: ためきばかり | 2011年9月 6日 (火) 22時03分

ためいきばかりさん、おはようございます。コメントありがとうございました。

個別の事例を示さず、「マスコミや一識者の言い分を鵜呑み」という話は失礼な書き方だったものと反省しています。例えば、長妻元厚労相が再任されなかったのは「民主党が官僚に屈服したからだ」という見方も耳にします。政治主導など民主党の改革路線が後退した象徴のように一部の識者から批判を受けていました。

ためいきばかりさんの実体験に基づく理不尽な指示を乱発した大臣とは別な方なのかも知れませんが、長妻厚労相の退任に前述したような背景があるとは決して「鵜呑み」できませんでした。一例から全体を語ることは乱暴なことも承知していますが、このような思いもあり、前回のレスの内容に至っていました。

いずれにしても野田内閣に対しては、落ち着いた政権運営に尽力いただき、首相が1年ほどで代わる悪循環から脱して欲しいものと願っています。また、ためいきばかりさんら国家公務員の皆さんがモチベーションを高め、心底から力を発揮できる政治主導になり得ることも祈念しています。

投稿: OTSU | 2011年9月 7日 (水) 08時05分

>そもそも解散を急ぐ世論の声は圧倒的に少数であり、さらに東日本大震災後という局面が変化している中、
>「揚げ足取り」的な自民党の追及は、空気が読めていない印象を抱いています。

安倍政権の参院選敗北で「直近の民意」は自民党政権を否定したといい、即時解散を迫った側のお言葉と思えませんな。
ならば菅政権が参院選で敗北して衆参の捻じれを生んだ時に直近の民意に従って民主党政権は潔く引くか、国民に信を問うのが筋だったのではありませんか?

まあ、あなたは口先だけのリベラルで実際の行動は、99.3%の議案賛成率で石原都政を支えていた都議会民主党を応援し
地元じゃ自民系のS市長を相乗りして支えてきた立派な保守派ですもんね(笑)ダブルスタンダードを恥じない厚顔の輩に物の道理を説いても徒労ですが(笑)

T川市職員の皆さん、とく若いひとへ。目を覚ましてください。あなたたちはこういう人に利用されてるだけです。

投稿: 筋を通してるのは日本共産党と全労連だけ | 2011年9月 7日 (水) 21時01分

筋を通してるのは日本共産党と全労連だけさん、コメントありがとうございました。

いきなり謝意から入ると、皮肉に感じられるかも知れません。それでも身近にそのような意見をお持ちの方がいらっしゃり、率直な指摘を受けることで、私なりの考え方をお示しできる機会を得られたという意味で素直に感謝しています。

まず安倍政権から麻生政権にかけて、早期解散を求めていた点はその通りです。また、「菅政権までつまづくような場合、改めて国民から信を問わなければならないはずです。それこそ1年ごとに表紙の顔を変えた自民党政権への批判がブーメランのように民主党へ返ってくることを覚悟しなければなりません」とブログ記事の中で書き込んでいたことも覚えています。

このような経緯を踏まえれば、菅政権が迷走していた震災前のタイミングで、解散総選挙を訴えることが筋の通ったスタンスだったろうと思います。私的なブログとは言え、そのような点で一貫性のなかった事実経緯はご批判のとおりであり、率直に反省しなければなりません。

続いて、「口先だけのリベラル」というご指摘ですが、自分自身、これまでリベラルだと意識したことはありません。もちろん保守であるとも考えていません。単に私自身が正しいと思っていることをブログに綴り、実生活の中で取り組んでいるだけです。市長選に関しては直近の記事で綴ったとおりのスタンスでしたので、「相乗り」という話は当てはまらないのではないでしょうか。

最後に、組合員を利用しているような批判についてですが、まったく承服できない誹謗中傷の類いの言葉です。民主党との距離感や市長選における振舞い方から、そのような批判に繋げているものと想像しています。いずれも組合員にとってプラスとなる選択肢を最優先にして判断しています。さらに独善的に決めている方針ではなく、執行委員会、職場委員会、定期大会などを通し、組織的に確立している範囲内で判断し、行動しているところです。

基本的な視点や立場が、筋を通してるのは日本共産党と全労連だけさんとは異なるのでしょうから、このようなレスも詭弁だと思われるのかも知れません。しかし、私自身は後段の話に関しては何ら後ろめたい点はなく、逆に「目を覚ましてください。あなたたちはこういう人に利用されてるだけです」という思い込みによる批判は避けていただくよう強く要請致します。

投稿: OTSU | 2011年9月 7日 (水) 22時45分

民主党が国民に約束した政策を反故にした。

そう見えてくるんですよね。あのマニフェストは一体・・・?
と、最近思っているのです。
喫緊の課題である、東日本大震災の対応と、先般の台風12号による被害の対応は
大きな宿題として増えた訳ですが、元々公約した内容すら全く達成出来ていない、
このような状況ですから、懐具合も含め、優先順位をしっかり公表して、国民の
理解を得つつ、進めてほしいですね。
(あれっ、先週部下にいった事に近いな・・・。
 キチンと根回ししてねって、注意したんですよ。)

とにかくビジネスの基本が出来てないから、野田内閣については、早くも賞味期限切れ、
という意見も見受けられます。
民主党もオワリ、というちょっと変わった視点からの記事もあります。
http://www.birthday-energy.co.jp

民主党の終わりの始まり、なんでしょうかね。
せっかく民意に答えて政権交代したのにねぇ。

投稿: みつる | 2011年9月 8日 (木) 16時43分

みつるさん、コメントありがとうございました。

できなかったことは率直に反省し、しっかり説明責任を果たすことが重要です。これまでの民主党は、そのような点が不足していたように私も感じています。今後、野田首相には取り繕うことよりも、場面によっては誠意を尽くして頭を下げる泥臭さも期待しています。

ところで、前原政調会長がワシントンで、武器輸出3原則の見直しなどを講演の中で明らかにしました。その方向性の是非は横に置かせていただき、今回、前原政調会長が得意としているスタンドブレーではないことを祈っています。党内議論の行方などを見定めた上での計算された発言であることを信じたいものです。余計な話だったかも知れませんが、気になったニユースでしたので一言触れさせていただきました。

投稿: OTSU | 2011年9月 8日 (木) 22時17分

今朝の朝日新聞(私は嫌いですが)の天声人語を
管理人が読めばどのように思うでしょうか。
くだらない揚げ足取りにも思えますが、読者は
きっと公務員は優遇されてると思うのでは
ないでしょうか。

もしこのコラムが不適当なら、自治労は朝日新聞に
抗議するのでしょうか。
もし適当なら見直しをするのでしょうか。
そこの意見を伺ってみたい。

投稿: nagi | 2011年9月 9日 (金) 14時01分

nagiさん、コメントありがとうございました。

自宅で契約しているのは読売新聞のため、ネットからその内容を検索してみました。きっと次の記事だろうと推察しています。この天声人語の内容だけで判断し、個人的な感想や印象を問われれば、なぜ、軌道修正できなかったのか、その硬直さに疑問が残ります。さらにブックマークしているブログ「今日も歩く」の記事「9/3 国家公務員宿舎建設で資金捻出という財務省の論理のおかしさ」(http://kurokawashigeru.air-nifty.com/blog/2011/09/93-b947.html)のご指摘にうなづくことが多いことも合わせて紹介させていただきます。

>約4万の仮設住宅に、明日を描けぬ人々が暮らす。2万人は親類縁者に身を寄せ、1万人が旅館やホテル、数千人がなお避難所にいる。震災から半年後の「住まい」は、砕かれた将来設計の象徴だ▼被災者ならずとも、多くの人生観が揺らぎ、企業は経営の見直しを迫られた。ところが、平成を災前と災後に分かつこの「断層」を楽々またぎ、素知らぬ顔で続くものもある。たとえば、埼玉県朝霞市で進む国家公務員宿舎の建設計画だ▼さいたま新都心で働く職員のため、米軍キャンプ跡地に13階建て2棟(計850戸)を造る。総事業費は百億円強。2年前の事業仕分けで凍結となりながら、今年度予算で「解凍」され、このほど着工した。未曽有の災害を経ても再考せぬ感覚が解せない▼昨年末に建設を認めた財務大臣は、どじょう首相その人である。財政危機の下、国民に復興増税を求めておいて、公僕の、公僕による公僕のための低家賃住宅では、示しがつくまい▼公共事業の暴走を止めるかと期待された政権交代なのに、鳴り物入りの仕分けもこれしきのものらしい。朝霞の場合、事業費は古い宿舎の売却で埋め合わすというが、大企業が社宅を手放すご時世に、そもそも官舎なるものが必要だろうか▼住み心地の良い家が、良い公務につながることもあろう。ただし平時の話である。国の正念場にも微動だにしない最強の「耐震住宅」は、増税論議をBGMに鉄骨を組み、2年後に完成する。住み心地がよかろうはずもない。

投稿: OTSU | 2011年9月10日 (土) 02時21分

記事本文からは脱線ですが、話が本当ならば読売新聞をとっている自治労幹部も珍しい・・それくらい自治労御用達は朝日新聞と思っておりました。
それは置いておいて、読売や朝日に限らず、どこのメディアもいつも揚げ足取りに終始して主張の中身が無いように感じます。それに踊らされる政治家も自民以外にも与野党問わず数知れず。
鳩菅には底が抜けるくらいに失望したから今度こそ・・と上がった野田政権の支持率ですが、マスコミに踊らされて急降下するのでしょう。メディアリテラシーの早急な向上が望まれます。そうあれば、そもそも民主に踊らされることも無かったかも知れません。
本物の政治家は大阪のあの方か、名古屋のあの方か、それとも九州のあの方か・・とは冗談ですけれども、この国はとにかく一度全部ぶち壊して実力本位でのやり直しが必要です。

投稿: 名無し | 2011年9月10日 (土) 11時26分

名無しさん、コメントありがとうございました。

最近、朝日新聞が自治労御用達という見方は、あまり耳にしていませんでした。ちなみに私自身は高校時代、読売新聞配達のアルバイトしていた関係もあり、ずっと読み続けています。

「マスコミに踊らされて急降下」というご指摘は、私もそのように感じています。鉢呂経産相は今夜、辞任しました。不適切な発言であることは確かで、資質自体を問う声が強まっていたことも分かります。それでも…という疑問符が残る結果であることも正直な感想でした。

投稿: OTSU | 2011年9月10日 (土) 22時32分

経産相の辞任について、その要因となった言葉の前後を聞いていれば、特に問題となる内容ではなかったと感じています。また言葉自体も比喩としては口に出ても仕方ないのが今の避難区域の実態でしょう。
言葉狩りに終始するマスコミは必ず徹底的に叩かれる時期が来ます。但し、それは公務員が徹底的に叩かれた後になるでしょうし、その時に自治労などは残ることを許されないかも知れません。少なくとも私はそれを望みます。
もちろん鉢呂経産相が元々資質に欠ける人物であったことは過去の言動からも想像できる範囲でしたが、そういう人物しか残って居ない民主党の層の薄さはある政権担当経験の無い党には仕方の無いことで、マスコミや国民はそれを育てるくらいの意識が必要です。
そういう意味でもメディアリテラシーの早急な向上が望まれます。先日の「T川市職員の皆さん、とく若いひとへ。目を覚ましてください。あなたたちはこういう人に利用されてるだけです。」これはある意味正しい指摘だし間違ってもいます。それを自分で見聞きし自分で考えることもメディアリテラシーには含まれます。

投稿: 名無し | 2011年9月10日 (土) 23時42分

名無しさん、コメントありがとうございます。

「自治労などは残ることを許されないかも知れません」というお話以外、特に否定できる内容ではないことを添えさせていただきます。「自分で見聞きし自分で考えること」の大切さは、まったくその通りだと私も考えています。

投稿: OTSU | 2011年9月11日 (日) 00時16分

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