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2011年2月12日 (土)

ブログ記事を投稿する際の心構え

不特定多数の方々が自由に閲覧できるインターネット上に自分の文章を掲げることについて、このブログを開設した当初から心がけている点が数多くあります。重要性の度合いに濃淡があるのかも知れませんが、まず誤字脱字などを極力避けるように努めています。投稿する前に推敲を重ね、文章としておかしな箇所なども必ずチェックしています。と話しながら、今回の記事の中にも誤字などがありましたら赤面ものですが…coldsweats01、極力という趣旨でご理解ご容赦ください。

もともとブログを始める方は日頃から文章を書くことが好きなタイプなのでしょうから、このような心構えは当たり前な点であり、誤字脱字の目立つケースのほうが少ないように思っています。それでも時折り、普段から文章作りが得意ではないような方が、市議会議員だからという理由で始めている場合があり、読みながら痛々しさを感じるブログもありました。「書き終えてから一度読み返せば、見つかる間違いなのに」という余計なお節介が頭に浮かぶほどでした。

続いて、誰に読まれても必ず自分なりに責任を持てる内容を綴っています。業務上知り得た秘密や個人情報の問題に注意することは言うまでもありませんが、ブログで取り扱う内容すべてに対し、ネット上に掲げて良いのかどうかを吟味しながら投稿しています。さらに個人攻撃や誹謗中傷の類いに見られるような言葉は慎んでいます。なお、政治家に対する批判や辛口な論評は少なくないのかも知れませんが、仮に本人を前にしても同じように告げられるつもりの言葉遣いには注意してきました。

他にも様々な留意点がありますが、何よりも事実関係は正確に記述するよう最大限努力してきました。思い込みや曖昧な知識のまま、聞きかじった話を安易に投稿しないよう心がけています。新聞記事や書籍、ネット上の関連サイトで改めて内容や数字などを確認した後、このブログに書き込んでいます。事実誤認が目立つブログであった場合、そこに綴っている主張そのものの説得力が薄れるものと思っているからでした。

このように意識していても、時々、誤った内容を投稿している場合がありました。自分自身の注意が不足していた時や、確認した先の資料が必ずしも正しくなかったケースなどもありました。実は前回記事「年収3000万円が安い?」の中で、「官僚の最上位である事務次官の年収は3000万円前後」と記していました。しかしながらコメント欄で、元官僚さんから「事務次官の年収は、現在は2276万円弱」という指摘を受け、その記述の誤りに気付きました。

今回の場合、Googleで「事務次官の年収は」と検索したところ「年収ラボ」というサイトがトップに掲げられていました。私自身も事務次官であれば、3千万円前後は支給されているという思い込みもあり、「年収ラボ」に示されていた数字をそのまま引用してしまいました。700万円の差は資料が最新かどうかだけの問題ではないはずであり、元官僚さんから紹介いただいたように平成22年人事院勧告の資料まで、しっかり確認すべきだったものと反省しています。たいへん失礼致しました。

結果として、さらに民間企業の役員と官僚トップとの差が際立つ現状を認識することになりました。民間企業の役員には株主代表訴訟のリスクと報酬との見合いが語られる場合もありますが、前回記事の結びに記したような思いが残ることも確かです。これからも厳しい社会経済情勢が続く中、民間企業の役員報酬に対しても「高すぎる」という声が強まる時も訪れるのでしょうか。それでも税金を基本的な原資とする公務員賃金や議員報酬とは、あくまでも一線を画した見方が続く見通しも強いように思っています。

いずれにしても明らかな誤りがコメント欄を通して修正できる機会を得られることは、相互交流がはかれるブログの利点であり、元官僚さんの指摘には本当に感謝していました。そのコメントがなければ、ずっと事務次官の年収は3000万円前後だと信じ、閲覧者の皆さんに対しても誤った情報を発信したままとなっていたはずです。おかげ様で、このように様々なコメントを頂戴することで、いつも拙い記事本文が補っていただけているものと受けとめています。

ここまで当ブログの記事を投稿する際の心構えを述べてきました。念のため、事務次官の現在の年収に対する「正解」は一つです。したがって、その「正解」という事実は誤らないように努めている点を記してきたつもりです。一方で、その数字を高いと見るのかどうかなどは主観が入り、「答え」は各人各様となるはずです。そのような意味合いからすれば、このブログで訴えている意見や主張などは、数多い「答え」がある中の一つに過ぎないものと考えています。

自分自身としては、より「正解」に近い「答え」を探り、その「答え」に対する共感が広がることを願いながら文章を綴っています。しかしながら私の「答え」が、まったく受け入れなれないような場合、発する言葉や内容そのものを不愉快に思われる方がいらっしゃることも覚悟しています。例えば、私は「公務員にも労働組合は必要」という「答え」を持っています。しかし、「いらない」という「答え」をお持ちの方々が少なくないことも、このブログを続けていく中で実感してきました。

いつも申し上げていることですが、幅広い視点や立場からの「答え」に接する機会は非常に貴重なことだと思っています。自分の「答え」を検証し、同時に異なる「答え」が多い現状を知ることで、より「正解」に近い「答え」を探っていけるものと受けとめています。今回、取りとめのない話となってしまいましたが、当初は公務員の人件費の問題を掘り下げる予定でした。またしても書き出しの話題が膨らみ過ぎたため、途中で記事タイトルも変更していました。その問題は次回以降、改めて取り上げてみようと考えていますので、よろしくお願いします。

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コメント

前回記事「年収300万円が安い?

投稿: | 2011年2月13日 (日) 11時49分

2011年2月13日(日)11時49分に投稿された方、ご指摘ありがとうございました。

前回記事のタイトルは「年収3000万円が安い?」でした。このような記事を書き込みながら、一桁間違えたまま推敲の際も見落としてしまい、本当に赤面しています。さっそく訂正しましたが、たいへん失礼致しました。他のブログのことを非難できない点を陳謝しながら、心構えの空回りを深く反省しています。

投稿: OTSU | 2011年2月13日 (日) 13時12分

2011年2月13日(日)11時49分に投稿したものです。
大変失礼なことをいたしました。
お詫びいたします。

該当コメント及び、当コメントの削除をお願いいたします。よろしくお願い致します。


毎週、楽しみに拝読させて頂いております。(コメントを含め)

投稿: かっちゃん | 2011年2月13日 (日) 18時56分

かっちゃんさん、コメントありがとうございます。

失礼なことではなく、たいへん感謝しているご指摘でした。そのため、苦笑いせざるを得ない私自身の失態でしたが、それぞれのコメントは削除せず、そのまま残させていただきます。ぜひ、これからもよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2011年2月13日 (日) 21時03分

記事本文に関してですが、似たようなサイトの管理人として、基本、同感です。
(自分が実行できているかどうかは、自信ありませんが・・・)

そして、批判コメント、的外れなコメントも含めて、自らの思考の向上・修正、事実の再確認の意味を込めて、大切にしていたいと考えます。

↓ あと、コチラ、他人様のサイトですが「公務員のためのブログガイドライン」として定期的に読み返すようにしています。
http://d.hatena.ne.jp/alittlething/20080508/p1
多分、ご存知とは思いますが。

投稿: k.k. | 2011年2月13日 (日) 23時14分

k.k.さん、コメントありがとうございました。

「地方公務員拾遺物語 別館」は毎日、閲覧させていただいています。そこのコメント欄も含めて、いろいろな面でたいへん参考になっています。また、「公務員のためのブログガイドライン」は、やはりk.k.さんのブログから知る機会を得ています。ぜひ、これからも頑張ってください。

投稿: OTSU | 2011年2月14日 (月) 21時24分

>比較するモノサンによって

投稿: クレーマー | 2011年2月20日 (日) 10時21分

クレーマーさん、ご指摘ありがとうございました。

新規記事の中で「モノサシ」を「モノサン」としていたことに気付きました。また、この記事のコメント欄でご指摘いただいた点も含め、物凄く恥ずかしい記事を投稿してしまったものと省みています。さっそく訂正しましたが、たいへん失礼致しました。

投稿: OTSU | 2011年2月20日 (日) 11時27分

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