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2010年7月 4日 (日)

強い財政への雑感

前回記事「評価が分かれる『独裁者』」は、阿久根市の竹原市長について取り上げたものでした。いつものことですが、コメント欄での議論は国家財政の問題など思いがけない広がりを見せていました。また、コメント投稿者同士での意見交換となる「掲示板」的な使われ方も、おおいに歓迎しているところでした。その際は私自身も閲覧者の一人となって、それぞれのご意見に耳を傾け、いろいろな思いを巡らす貴重な機会につながっていました。

このブログの運営にそれなりの力を注いでいますが、実生活に過度な負担をかけないペース配分にも心がけています。そのため、ウイークデーは時間的な制約なども多く、充分な対応がはかれず、たいへん恐縮しています。特に前回記事のコメント欄では初めて投稿いただいた方が目立っていたのにもかかわらず、個々の内容へのレスに至らず失礼致しました。

コメント欄の最後のほうで私から「新規記事を投稿するにあたり、唐突な話題転換とならないような内容に努めてみるつもりです。ただ今朝の時点では、どのような切り口とするのかどうかも含めて白紙の状態です」と書き込んでいました。その直前のコメントでは「この間の議論を伺い、自分自身も国債残高の問題などについて、もう少し頭の中を整理してみたいものと思っています」とも記していました。

と言いながら、前回記事のコメント欄で交わされていた皆さんのハイレベルな議論を踏まえられるのかどうか、まったく自信がありません。肩透かし、論点そらし、期待はずれという声が示されることも覚悟しています。初めから言い訳が先行して恐縮ですが、必ずしも充分な内容にまとめ切れないものと思っています。そもそも専門家の考え方も百花繚乱であり、簡単に一つの「答え」を出せるような問題ではないはずです。

このような難しさを前提とした上で、いくつか個人的な思いを綴らせていただきます。まず当ブログでも財政の問題について、これまで直接又は間接的な記事を複数投稿していました。「財政破綻した夕張市」の中では「万が一、夕張市のように財政再建団体に追い込まれた場合、労使で自主的に交渉していく幅は吹き飛んでしまいます。何よりも市民の方々へ大きなしわ寄せが行く最悪な事態は全力で避けなくてはなりません」と記していました。

確かに会社や自治体がつぶれてしまっては、労使交渉云々は横に置かれてしまいます。あまのじゃくさんは、国の借金をどのようにして返すかを中心に物事を考えるべきという主張を繰り返されています。さらに「公務員や自治労の評判が上がれば、国家破綻が回避出来るのなら・・というか日本人の考えが真っ当になるのなら、それを喜んで支持する。しかし、そうはならんだろ?」というコメントも頂戴していましたが、その意味合いは理解しているつもりです。

ただ理解しているつもりでも、「司、司の責任」という記事の中では「大半の人は1千兆円の負債を日常的に意識していないことも間違いありません。その問題が深刻であることは言うまでもありませんが、すべてが1千兆円の問題に帰結していく発想もいかがでしょうか。やはり司、司の役割の中で、一つ一つの問題を解決していくことが一般人の務めであり、身の丈にあった判断だろうと考えています」と答えていました。

1千兆円返済の問題に対して何も答えていない記述ですが、背伸びしない率直な実感でした。今回のような記事にあたり、あまのじゃくさんから「遂にOTSUさんも国債残高の問題に踏み込みますか。期待をしております。私も言い続けた甲斐がありました」という一言が寄せられていました。その期待にどれだけ答えられるか分かりませんが、もう少し今回の記事では踏み込んでみます。

夕張市を取り上げた記事の直後は「小泉政権最後の骨太の方針」という内容を投稿していました。その中で「夕張市が財政破綻しましたが、国家財政も破綻しているのと同然な状態だと思っています。破綻を定義する制度がないだけで、仮に自治体の例を当てはめれば背筋が寒くなる数字を直視することになります」と記し、税収を目安に国の標準財政規模を約50兆円とした場合、実質収支の赤字は50%を超え、公債残高は約542兆円、夕張市を「破産」とするのが気の毒な数字である点を指摘していました。

その後、「自治体財政健全化法」が制定され、自治体財政が破綻する前段階で早期是正するための法整備も進んでいました。一方で、国は特例法によって、一般歳入の不足の補填を目的とする国債、つまり赤字国債を発行できるようになっています。道路などのインフラ整備は、将来にわたった住民の皆さんも恩恵を受けます。そのため、納税負担の公平性も考慮し、財政法上では建設国債のみが認められていました。

その対極となる赤字国債は将来にメリットを残さず、負担だけを強いるものであるため、原則として財政法上ではタブーとされる選択肢でした。ひかりさんが「為替の変動相場制移行とオイルショックを経て、1975年に禁じ手である赤字国債の発行が行われて以降、ほとんど毎年赤字国債が発行されている状況です。このころに、経済成長が見込めなくなったのにもかかわらず、それに合わせた財政構造にしなかったこと、つまり30年先、50年先を見越した政策ができなかったことが失敗でした」と述べられていました。

急増している社会保障費、その都度必要とされた景気対策など、やむを得ない側面もあったかも知れませんが、財政赤字は拡大の一途をたどっていました。2009年度末の国の債務残高は882兆9235億円にのぼります。2009年度、国の収入の中心である税収は景気低迷のため、37兆円程度まで落ち込みました。2010年度予算の規模(一般会計)は過去最大の92.3兆円となり、その半分近くは国債発行(44.3兆円)によって賄われています。

基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化させることが至上命題とされながらも、未曾有の経済危機への対策、民主党のマニフェストの実現など、必ずしも財政再建のみが最優先課題とされない政治が続いています。ちなみに財政破綻は「共有地の悲劇」と言われ、“政府による財政支出は、最終的には国民の負担になるものです。しかし、給付と負担の関係が見えにくいため、多くの人にとっては、「負担することなく、便益を得られる」共有地とみなされがちです。このため、人々は自分の利益を最大化しようと、財政支出に対する働きかけが強くなり、結果として過剰な支出が行われる傾向が生じます”と行動経済学ではとらえられているそうです。

最近ではギリシャが財政破綻しましたが、元役員さんから「日本は世界第2位の外貨準備国ですし、米国債も約70兆円を保有している 債権国としては15年連続世界一です 日本の借金は日本国内で調達している」というコメントをいただきました。このような「ギリシャと重ねるには無理がある」という説明に対し、あまのじゃくさんからは財政規模の違いなどを指摘した異論も示されていました。確かに日本の債務内容への評価は分かれますが、ギリシャの財政破綻を決して「対岸の火事」としてはいけないものと受けとめています。

しかし、過剰に反応しすぎて、すべて財政再建のために政策を絞り込むのも早計だろうと思っています。強いものをより強くする市場主義のもと経済成長を優先させ、弱者や地方に対するケアが薄かった小泉・竹中路線は否定しなければなりません。その路線に対する反発が強まっていた中、昨年の政権交代は「国民の生活が第一」と強調した民主党への期待感の表れだと見ていました。

政権交代を果たした後、民主党はマニフェストの実現に比重が置かれ、前述したとおり過去最大の予算規模に至っていました。これはこれで国民との約束を最大限守るという方向性の中、やむを得ない政策判断だったと思っています。とは言え、このまま突き進んで行った場合、正直なところ大丈夫だろうかという懸念も抱いていました。この点に関しては昨年9月の記事「新政権への期待と要望」に託した思いと同様なものでした。

そのように考えていたところ、菅首相に代わったことを契機に民主党のマニフェストの柱が「強い経済、強い財政、強い社会保障」となりました。そして、菅首相からは「第三の道」が強調されています。過度に財政に寄りかかった手法でもなく、過度に競争に偏った手法でもない、経済、財政、社会保障を一体として捉える経済政策だと言われています。参考までに菅首相の言葉をそのまま紹介させていただきます。

「第一の道」は公共事業中心の経済政策であり、それは高度成長期には時代にあっていましたが、その後は巨額の財政赤字を積み上げることとなりました。「第二の道」は偏った市場原理主義に基づく経済政策であり、それはデフレを長期化させ、「企業は社員をリストラできても、国は国民をリストラできない」という根本的な問題を放置したため、国民生活は極端に不安定になりました。

政治のリーダーシップを欠いたまま、産業構造や社会構造の変化に対応できていない政策を続けた結果、経済の長期低迷、財政赤字の拡大、社会保障の不安定化が進みました。こうした過去の失敗に学び、新政権は「第三の道」に取り組みます。わが国が抱える環境問題や少子高齢化など、喫緊の課題への解決策。急速に成長するアジア、国内の資源を活かせる観光分野などへの積極策。

これらが生み出す大きな需要に応えることで雇用を拡大します。そこから経済の拡大(強い経済)、財政の再建(強い財政)、社会保障の充実(強い社会保障)という好循環をつくり出します。日本の閉塞感は政策が招いたもの。だから、政策で吹き飛ばすことができます。「第三の道」こそが、その政策であると、私は確信しています。

さらに民主党は2015年度までに基礎的財政収支の赤字(対GDP比)を2010年度の2分の1とし、2020年度までに黒字化の達成を目標としています。そのための一つの手段として、「消費税を含む税制の抜本改革に関する協議を超党派で開始します」と掲げていました。参院選においては、菅首相の「10%」発言が大きく注目されたため、残念ながら消費税増税の問題のみが争点とされがちです。

もう少しコンパクトにまとめるつもりでしたが、書き始めたら予想外に長い記事となっていました。それにもかかわらず、大事なことを書き漏らしている気もしています。不充分な点は次回以降の記事で補わさせていただくつもりです。その上で強い財政、つまり財政赤字の解消に向け、端的な自分なりの「答え」は次の二つだと考えています。「共有地の悲劇」の克服が一つであり、各論においては悩ましい場面に遭遇していくことも覚悟しています。もう一つは当面する選択肢として、やはり「第三の道」に期待してみようと考えています。

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コメント

God fatherのドン・コルレオーネは「悪いニュースほど早く知りたがる」そうだ。私も悪い意見ほど先に書いておこう。

アメリカが「ニューディール」と言い始めると、事態が悪化して(それを誤魔化す為に)戦争を始める。
彼らのガサツさでは、上手く「deal」出来ないからだ。アメリカは衰退過程に入った。

日本が苦し紛れに「第3の」と言い始めると、事態が悪化する。
数十年前の第3セクターの失敗を忘れ去っているらしい。

早く年金と生活保護法を廃止し、最低生活法を整備すべきでしょう。

最後に郵政問題が振り出しに戻り、1000万円が2000万円に増えたら、日本の崩壊は確実です。
増えた分で国債買うつもりらしいから。

投稿: あまのじゃく | 2010年7月 5日 (月) 11時58分

どんな日本を夢描くのか、をさておき、財政再建最優先のため、
国民等しく「健康で文化的な最低限度の生活」を強制する。
具体的には現状だと国民一人あたり、100万円の年所得でしょうか。
下回る人には社会保障で引き上げる。
上回る人は税金で納めてもらう。
これなら国民3割の支持は得られませんかね?
超上の方々は、鼻にもかけないでしょうけど。

投稿: shum34 | 2010年7月 5日 (月) 17時43分

極論が実現するべくもありませんが、
自分が言いたいのは、国民全員の「応分の」負担方法の妙案は?

投稿: shum34 | 2010年7月 5日 (月) 17時50分

また、権丈先生のHPから引用ですが。

http://news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/work/korunakare322.pdf

>今時、正々堂々と、小さな政府で成長をと言っている政党や政治家がいるようだけど、それって、どういうふうにやるんだ?

>ここ20年ほどの、高度に成熟したゆたかな社会――つまり各種の私的消費がある程度飽和水準に到達している社会――をながめてみると、経済運営には3つあるようにみえる。

>一つは、アメリカのように、小さな政府でバブルを連発し、あまり品の良くない消費や住宅投資を煽って需要不足を補っていく方法。
>いまひとつは、大陸ヨーロッパのように、大きな政府で消費水準を政策的に引き上げて需要不足を補う方法。
>そして、3つめが、日本のように、バブルを連発する立場にもなく小さな政府のまま、需要不足に苦しめ続けられる国。

>日本のような経済運営をとる国は、需要不足は、外需(純輸出)という神頼みで埋めていくくらいしか術はなく、運良く外需が伸びれば成長もできるが、
>運悪く外需がこければ、内需というバッファーが薄いためにダメージは他国よりも大きくなってしまう。

>資本主義が高度に成熟したゆたかな社会では、バブル頼みの経済運営をとらないのであれば、国民経済に再分配政策を適切に組み込まざるを得なくなる。
>小さな政府で成長する――なんか、もっともらしく聞こえるけど、この日本で、そんな夢のような(?)ことをどうやって実現できるんだろうかね。

>もうそろそろ、市場経済も、政府の力を借りないと、政治問題のみならず経済問題も解決できないと諦めたらどうだろうかな。

>それに彼らの言う成長戦略ってのは、僕には、新世紀の利権政治にみえて仕方がないんだけどね。

投稿: Thor | 2010年7月 5日 (月) 20時05分

今回の記事中の総理の言葉を読んで考えているのですが、どうしても根本的な
部分に疑問を感じており、この疑問がどうしても解決してくれません。それは
以下の3つなのですが、OTSUさんはどう考えて記事を書いているのでしょ
うか。

1-1 疑問点

税負担をせずに保障を受ける者が増え続ける昨今、なぜ国は国民をリストラし
ては駄目なのでしょう。なぜ公共サービスの対象を納税者とその扶養家族、ま
たは納税を完結しリタイアした国民に限定しては駄目なのでしょう。

1-2 背景

昨今では業務に従事していて憲法25条に絡む要求を耳にしない週は無い程で
すが、逆に国民の義務について語る人はまず居ません。しかし、これらはどち
らか片方のみでは存在し得ないのは明白です。
例えば生活保護とは本質は憐みであって健康な者がそれを受けることは恥であ
り権利ではないはず、それを生活保護自体を権利という者がいるから歪が大き
くなっているのではないでしょうか。その結果として、権利であればどうどう
と受けるし、恥ずべきものでもなければ這い上がる事もしないというのが現状
なのだろうと感じさせられています。
常々、なぜ現金支給なのか、なぜ個別の生活を認めるのか、共同生活に炊き出
しとならないのは何故か・・・という疑問から抜け出せないでおりますし、公
務員の立場でこれを口にすることも許されない現状にも疑問を感じています。
むしろ生活保護には恥と不便がセットであるべきではないかと思うくらいです。


2-1 疑問点

なぜ許される社会的なリソースを経済成長に振り向けては駄目なのでしょう。
労働をし納税が出来る社会環境の整備に人と金と物を振り向けて、社会保障は
残った余力のみで賄うとすることの何が駄目なのでしょう。

2-2 背景

ものすごく単純で浅い考えなのですが、社会保障は基本的に国や地域に生きた
金を生み出すか否かという部分に疑問があります。つまり、借金をしてまでそ
れを保証する国にとっての価値とは何かという疑問です。
経済のパイが小さくなって全員に十分行き渡らない現状の中で、社会保障に注
力すればするほどパイが小さくなるのではないかと・・。社会保障とはそれほ
どに聖域視する必要があるものなのかと思ってしまいます。
それよりも、パイが小さくなることを全力で避ける事の方が重要ではないかと
思うし、もっとシンプルに言うと生活保護で破綻間近の大阪市の例のように健
全な納税者ともども共倒れにするほど社会保障とは優先されるべき価値のある
ものなのかと思うのです。


3-1 疑問点

職員の立場としてOTSUさんが最優先で守る対象は次のうちどれになります
でしょう。一つだけ答えて下さい。
a自組織の組合員
bしっかり納税し自立して生活している市民の方
c生活に困窮し保護を求めてくる市民の方

3-2 背景

この優先順位を「きっちり」した考えの基に「はっきり」と明言せずに第3の
道などと言い続けるから、現状の財政危機になったのだと思うのです。ここは
何を守るのかを一つだけ明言しておく必要があると感じています。ちなみに、
私は迷いなくbです。


これらの答えを知りたくて、無い時間を工面して「ハーバード白熱教室」とい
う放送を見ているのですが、判ったような判らないような・・・・、理想と現
実の境目にいる心境です。

また過去の記事を読んでみてもOTSUさんはよくよく小泉・竹中路線を否定
しておりますが、彼らの行動があったから今の日本の状況に疑問を持つ者が増
えてきたのだろうと感じています。あまのじゃくさんの言う3割には未だおよ
びませんが、それでも増えてきているのは感じます。
つまり小泉・竹中路線は過去のものでなく、効果がようやくスタートラインに
立ったのではないかと考えています。


お願い
つたない質問形式で申し訳ありませんが、いつもの様にフリーで回答されます
と、毎度のごとく論点はボケるし回答を避けられた様に感じてしまいますので、
各問に100文字以内で先ず考えを示して頂けますか。
その後、行を開けて解説などはいくら書いて頂いても構わないですので。

投稿: むかし民間、今・・ | 2010年7月 5日 (月) 20時11分

追記です。

日本という国は資源もなく手を加えずに売れるものが非常に少ないですから、
主に生産するのは付加価値という特定の国に依存しないものになります。

すなわち、それは何処でも作れるし、どこの国も取って代われる立場にあると
いう事なので、従ってこの国を一つの企業体と見るべきではないかと、そう見
なして何が問題なのかというのが疑問の原点です。

投稿: むかし民間、今・・ | 2010年7月 5日 (月) 20時19分

あまのじゃくさん、shum34さん、Thorさん、むかし民間、今・・さん、コメントありがとうございました。

菅首相はイギリスのブレア元首相の「第三の道」を意識しているものと思いますが、若干ニュアンスが違うようです。サッチャリズムの修復に力を注いたイギリスのブレア政権は、「ゆりかごから墓場まで」の福祉国家路線でも、新自由主義的な「小さな政府」でもない路線を「第三の道」と呼んでいました。

ちなみに「大事なことを書き漏らしている気もしています」と記しましたが、あまのじゃくさんやshum34さんらが提起されているような具体的な手法まで踏み込んでいないからだと自覚しています。また、Thorさんからは権丈先生の「勿凝学問322」をご紹介いただきました。実は今回記事の中で、次のような週刊朝日の『「第3の道」を目指す菅内閣は日本初の社会民主主義政権だ』という記事も紹介する予定でした。http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20100701-02/1.htm

>日本近代史研究の重鎮で東大名誉教授の坂野潤治氏(73)はそう断言する。坂野氏は仙谷由人官房長官ら政府・与党幹部とも親交が深く、民主党発足以来の支持者でもある。坂野氏が言う「社会民主主義」とは、ヨーロッパの政党政治では保守主義と並ぶ2大潮流の一つで、イギリスの労働党やドイツの社会民主党、フランスの社会党などがその代表格だ。資本主義経済から生じる生活苦や社会不安に、税金投入や様々な社会福祉政策で対応する。労働運動とつながりはあるが、社会主義や共産主義のようなプロレタリア独裁は認めず、議会制民主主義を尊重する。

長い記事となってしまい、論点も拡散しそうでしたので、次回以降に委ねていました。いずれにしても「第三の道」が、もう少しクローズアップされても良いものと思っていますが、その路線議論に至らない党首によるテレビ討論などが残念な現状です。

「ウイークデーは時間的な制約なども多く、充分な対応がはかれず、たいへん恐縮しています」と書いたところでしたが、むかし民間、今・・さんから何かと制約が多く、難しい質問をいただきました。取り急ぎ、ご要望にそって端的にお答えします。

1 自分自身、貧困は嫌です。他の人が貧困で苦しむのも歓迎しません。貧困がない社会が健全で豊かな社会ではないでしょうか。また、貧困の増大や極端な格差社会は、犯罪の多発につながりかねません。そのためにも社会的なセーフティネットの確立は必要なことだと考えています。

2 経済成長を否定しません。企業が栄えて、圧倒多数の労働者が苦しむような構造であれば、それは改めるべきものと思っています。その意味でバランス重視を唱えた「第三の道」には期待しています。

3 一つに答えを絞る必要のない設問であると考えています。それが私の答えです。

投稿: OTSU | 2010年7月 5日 (月) 22時46分

むかし民間、今・・さんが面白い疑問を投げかけています。

1:納税などの義務を果たした者にだけ行政サービスを提供すべきである。

氏は常々「権利と義務」の話をされています。その一環でしょう。
では、この「権利と義務」を「受益と負担」に置き換えてみましょう。
「100円払うからサンマをください」・・これは受益と負担の間に相関があります。民間活動は全てこの関係です。

しかし、「公」の最大の特徴は「受益と負担の間の相関関係が無い事」です。税金を沢山収めたからといって警察や消防署は特別扱いしない・・・という意味です。北朝鮮が攻めてきても納税者だけを守る訳ではありません。だからご指摘の要望は困難かと思います。
しかし当然義務を果たさない者は「処罰」の対象です。これが甘すぎるのです。

2:社会保障は重要か?

氏の言う「社会保障」は恐らく「年金・医療・介護」などの特別会計を指しているのだと思います。
社会保障と(いう概念)は人間が尊厳を持って生きる為のものでとても重要でしょう。そしてこれは正に「公」そのものです。

問題は戦後の事情により「年金や医療」などは「特別にどんな事情があろうとも大切だ」と規定し、特別に会計を設けた事でしょう。
道路特定財源がそうであったように。
事情が変わったのだから、当然廃止し「一般会計」で行えば良いのです。

3:公務員が守るべき対象は?

公務員が守るべき物は、はっきりしています。「公」を逸脱した者を「保護」するか「処罰」するかです。
「公」とは我々が望ましいと考えている「社会秩序」の事ですから、人殺しを処罰し、餓死寸前の者を保護するのが公務員の仕事でしょう。

今の問題は最初から「保護すべきレベル」を決めてしまっている事です。税収が1億円しかないのに、保護すべき者を保護すると2億円かかっている。その為に「財政は入るを計って出を制す」の大原則を犯してしまっている。
だから「保護すべきレベル」を下げる・・・つまり多くの既得権益を一旦「リセット」せよ・・なのです。

年金や生活保護法を廃止し、人間らしい最低生活だけを保障する法律を制定する。
氏が指摘しているように「共同生活」で「最低の現物支給」のみで一定地域内で生活して戴きましょう。
役所が河川掃除や市役所掃除などの仕事を斡旋して自給50円程度で小遣いを稼いで贅沢をして貰いましょう。当然労働基準法も見なおさなければなりません。

最後に、「第3の道」は存在しません。「公共事業」を「医療・介護」に変えただけ。両者はお金を強制的に集めて再分配する・・という意味では同じものです。最初は若干の価値を提供するかもしれないが、公共工事が最後は「何の価値も無いもの」を造ったように、医療介護も同じ運命をたどるでしょう。莫大な借金を作った揚句に。

投稿: あまのじゃく | 2010年7月 6日 (火) 11時51分

そうそう、最低生活法と並ぶ目玉商品が「北朝鮮生活法」です。

余りにも態度が悪かったり、考え方がふざけたのは「1年間北朝鮮で生活してもらう」法律。
あのチビハゲデブに「引き受け料」として1人100万円も払えば、喜んで引き受けてくれるでしょう。

当然1年後には日本から引き取りに行くのですが、「生存の場合は50万円返金」条項でも付けておけば、スリリングで(引き取りに行かずに済む)安上がりな法律かと・・・。

刑法に規定する手もあります。

無期懲役ー死刑ー北朝鮮送り・・の順に重い。
裁判長:「被告人を死刑に処す」・・で被告一同喜ぶ・・「やった~、北朝鮮だけは免れた!」って。
上告する事も減って、裁判費用も浮くよ。

投稿: あまのじゃく | 2010年7月 6日 (火) 12時11分

第三の道はどうやら、所得再配分を進めることで、消費性向の低い金持ちから、消費性向の高い貧乏人に所得を移転させ、国全体の消費を向上させて景気を拡大する作戦のようですよ。主に社会保障分野での雇用拡大で、貧乏人の収入を増やす計画のようです。消費の拡大で強い経済、増税=支出増で強い財政、介護サービスでの雇用拡大で強い社会保障分野になるようですね。
拡張的財政と大きな政府を主張するケインジアンでもなく、財政規律と小さな政府を主張する新古典派経済学でもないので、第三の道となるようです。

投稿: uncorrelated | 2010年7月 6日 (火) 17時59分

あまのじゃくさん
ふざけすぎです。。。
もし本当にそれをやれば、命と引き替えに工作員にされますよ・・・

とりあえず私の考えは、
国民年金より生活保護の方が見入りが多いというのは是正すべきでしょう。
生保は単身世帯でも120万、国民年金は80万程度では、誰でもバカバカしくなる・・・

消費税うんぬんの論議が選挙でされていますが、消費税引き上げ、法人税引き下げでは財政は改善できないでしょう。
増税をするなら、すべてが負担を分かち合うべきでは、
後は輸出に係る消費税の還付は廃止すべきでしょう。

トヨタ自動車が年2000億円の還付を受けているようでは、庶民だけ税率倍増は納得しがたいです。

投稿: 元役員 | 2010年7月 6日 (火) 21時02分

あまのじゃくさん、uncorrelatedさん、元役員さん、コメントありがとうございました。

記事本文で記したとおり充分なレスに至りませんがご容赦ください。なお、いろいろなご意見に触れられるのは、本当に貴重なことだと思っています。特にuncorrelatedさんのリンク先も読ませていただきましたが、次回以降の記事投稿に向け、たいへん参考になっています。

投稿: OTSU | 2010年7月 6日 (火) 23時02分

まあ少し面白可笑しく書いたが、書き込みの趣旨を理解してくれればそれで良い。

私の専門は経済では無いのでよく知りませんが、ケインジアンは「拡張的財政と大きな政府」を主張しているのですか?

確かケインズは「不況の時は公共投資をやると景気が好転する場合がある。しかし、あくまで呼び水の意味であって続けてはならない。若し、公共投資を行っても事態が改善しない場合は、悪循環に陥っている可能性が高いから、すぐさま方針を改めよ」と言っていませんか?
東西冷戦が終了した日本で、一時ケインジアンばっかりになって、最初の「不況の時は公共投資」の部分だけをつまみ食いしてたように思います。

『消費性向の低い金持ちから、消費性向の高い貧乏人にお金を移転させるのが第3の道』というのは大変面白いです。感心しました。

若し、医療や介護を高齢者が自分の財布からお金を出してくれるのなら(自腹を切るのなら)、これは立派「第3の道」でしょう。
しかし、そうならない。社会保障の保険料の多くは「働き手」ですから、働き手がお金を出して、働き手が受け取る。その媒体に高齢者を使う必然性は全くありません。

若し将来、医療や介護の保険制度を縮小廃止するのなら、目的は若干果たせますが、同時に働き手の大量解雇という事態を引き起こすだろう。
かって土建国家を目指し、大量の土建屋作りだし、これをどうするのか・・が今の大きな問題だからです。

保険制度を維持する事を前提に考えると、医療や介護が拡大すればするほど、保険料が高くなりますから、これは「自分の手足を食って生き延びるタコ」と同じ原理です。お金の移転を伴わないからです。

投稿: あまのじゃく | 2010年7月 7日 (水) 09時28分

お金は目茶苦茶に動き回るわけではありません。幾つかお金の動きを規定する道しるべがありますね。

1:利子。利子の高い所にお金は動きやすいですね。これは金融政策です。
2:強制徴収。これは税金や社会保険料の事で、再配分が財政政策ですね。
3:価値の高い物へお金は移動する。

3がとても重要です。皆さんは「これは面白い」とか「これは価値が高い」と思える物にはお金を出しますね。
戦後の日本では、これがハッキリしていました。「工業化」がそれです。繊維をはじめとする軽工業から、鉄は国家なりの重工業へ、更には精密機械産業へ・・という流れが高い価値を生み出す「王道」だったのです。

しかし30年前から、何が価値を生み出すかがハッキリしなくなりました。
何故なら「価値」の尺度が「客観」から「主観」へ変化したからです。
この変化こそが、「合理性」を誇った官僚を「役立たず」に変貌させた張本人です。

多くの統計を「微積分と確率」をもって処理し、将来を予測していた官僚には「どの芸者が綺麗なのか」は判断できなかったのです。

本当の意味での「第3の道」とは「何が価値を持っているか」を模索する為の茨の道・・と考えるべきでしょう。
上の話から導かれる答え・・それは日本人が30年前から訴えている物です。もう我々日本人は答えを知っていたのです。
それは「規制緩和」です。その結果生じる「詐欺」「まがい物」「貧富の差」「不穏」などに日本人が「耐えられるのか?」だけの問題ですな。
だから「最低生活法」が必要なんです。・・「北朝鮮生活法」もね(笑)。

追加:高齢者が好む滞在型リゾート施設、カジノ、宅配サービス、何でもいいのです。
更に言うと「規制緩和」は公務員が好まない物の1つですね。公務員が頑張ると第3の道が見つからない事を、市民は「薄々」知っているのですよ。だからたたかれているのです。その事を知っておいた方が良い。

投稿: あまのじゃく | 2010年7月 7日 (水) 11時32分

「誰だおまえ?」と言われそうですが、・・・
むかし民間、今・・さんの質問
>最優先で守る対象は次のうちどれになりますでしょう。一つだけ答えて下さい。
>a自組織の組合員
>bしっかり納税し自立して生活している市民の方
>c生活に困窮し保護を求めてくる市民の方
において、bとcに境界線を引くこと事態が困難です。
この論理だと、「ブラック企業」を経営している者が保護され、「ブラック企業」で過労死寸前まで酷使され切り捨てられた者は保護されないと言うことを、
「公」が認めることになります。
現実的にそうなっているとかじゃありません。
「公」がそうあるべき、と認めることになります。
「生活に困窮し保護を求めてくる市民の方」=「働く気もない怠け者」という発想はかなり危険です。単純な弱者切り捨てになります。
基準を変える必要はあるかもしれません。罰則を設ける必要はあるかもしれません。
しかし、セーフティーネットを「公」が切り離すことだけは絶対に避けるべきです。

投稿: Na | 2010年7月 7日 (水) 12時39分

もう少し皆さんの意見も見てからと思っておりましたが、急ぎコメントすべき
意見がありましたので書き込みします。

> むかし民間、今・・さんの質問において、bとcに境界線を引くこと事態が
> 困難です。この論理だと、「ブラック企業」を経営している者が保護され、
> 「ブラック企業」で過労死寸前まで酷使され切り捨てられた者は保護されな
> いと言うことを、「公」が認めることになります。

Naさん。
私は優先して守るのはどちらかと聞いています。そして仮に心配される様な例
があったとしても、その様な経営者は(b)には含まれないでしょう。
あなたが持ち出している例は極論であり、まっとうな論議の対象となるもので
はありません。その理論は、この様な問題に対し「口に出すことも許さない」
という時に使うものです。

きつい言い方をすれば、あなたの様な考え方が過分に肥大化したサービスを維
持させてきた原因であり、今の財政問題の元凶といえるものだと考えます。ま
た、あなたの考え方を展開すれば、逆に行政は何も出来なくもなります。


私の担当業務の一部でもあるのですが各職員が誰のために業務をしているのか
分析してみた事があります。一つの例ですが、ある業務を担当する課では5%
の問題のある市民のために人員の半数以上が割り当てられています。また別の
業務を担当する課では5%の問題のある市民のために8割の人員が割り当てら
れ・・さらに5%の市民のためのみに存在する課もあります。人員だけでなく
予算もですが、全体で見るとあまりにもバランスを欠いていると映ります

とうぜん全てを切るという選択肢は有り得ませんが、だからと言って、これら
の問題に目をつぶるのは多くの市民に対する背信行為でもあると断言します。
少なくとも、これを問題と捉え(それが現状でどうしようも無くても)目をそ
むけずに見なくてはなりません。


OTSUさん

上でも書きましたとおり「優先順位」です。どれかに絞るのではありませんの
で明確に回答をお願いします。(配分を変える事しか出来ないのですから)こ
れをハッキリと明言せずに第三の道などと口にする事は有り得ないと思います。

また、以前も「大人の事情」と誰かが指摘しておられましたが、しっかりと回
答を示せなければ、公に口にすることを躊躇われる(a)か、または全てを守
らないという回答だと解釈される事になると考えます。

投稿: むかし民間、今・・ | 2010年7月 7日 (水) 18時15分

あまのじゃくさん、Naさん、むかし民間、今・・さん、コメントありがとうございます。

むかし民間、今・・さん、なぜ、そこまで自分自身の考え方が唯一正しく、その考え方を他人に押し付けられるのでしょうか。むかし民間、今・・さんは本当に優秀で仕事をバリバリこなしているのでしょう。しかし、このコメント欄を通しての書き込みから判断させていただくと、ぜひ、改めたほうが良いのだろうと思える身勝手さを感じ取っています。

「優先順位」の問題であろうと組合役員の立場でとらえればaであり、職員の立場でとらえばaは後回しになります。bとcの優劣は前段に答えたとおりの基本的な立場から、あえて順位を付けるべきものではありません。この点はNaさんのご意見と相通じるものがあります。

そして、この「優先順位」を付けられない程度の仕事への向かい方、「全てを守らないという回答だと解釈」など、自分本位の評価を下される論法にも、私は強い嫌悪感を持ちます。以上は私の見解です。

むかし民間、今・・さんが、このレスに対して、どのような反論をされようと結構です。「出入り禁止」など当ブログにおいてあり得ませんので、これからも自由にコメントをお寄せください。今回、かなり厳しい言い方になっていますが、答えるべき内容は答えさせていただきました。ぜひ、私の憤りにもご理解いただけるよう斟酌ください。

投稿: OTSU | 2010年7月 7日 (水) 21時17分

皆さん、こんばんは。

OTSUさんに対して、イエスかノーか、白か黒かを突きつける詰問が時折ありますね。
この点については、上記のとおりご本人がご回答なさっていますので私がどうこう言う筋合いでもないのですが、ひとつだけ。

人間、誰しもそんなに簡単に割り切れるものではないでしょう。
そして、OTSUさんが仮に「優先順位」という名の下に序列をつければ、いつしかそれがこのブログの中で一人歩きしてしまうことも十分考えられると思います。
それは、ご本人も決して本意ではないでしょう。

ごく少数のためにさかねばならない人員については、現実にはそのとおりでしょうね。
しかし、言葉足らずを承知で誤解を恐れずに言えば、私はそれこそが行政の意味でもあると思っています。
「あまりにバランスをかく」とありますので、それはむかし民間、今・・さんも十分ご承知の上であることは痛いほどわかるのですが。
同じように元民間をうたうハンドルネームの私が言うのも、ちょっと変かもしれませんけど。(笑)

投稿: 元民間 | 2010年7月 7日 (水) 22時00分

OTSUさんへ 他の皆様へ

> なぜ、そこまで自分自身の考え方が唯一正しく、その考え方を他人に押し付
> けられるのでしょうか。

この件に関しては公務員の存在価値の根幹に関わると思うからです。提示した
優先順位付けは、おそらく誰も明言したくないものです。しかし根幹に関わる
からこそ、こちらは失礼を承知して提示しています。
また(a)~(c)の内で、どれを選ぶのが正しいとしている訳ではありませ
んので、自分の考え方が唯一正しいとか、押し付けている訳でもありません。


> 「優先順位」の問題であろうと組合役員の立場でとらえればaであり、職員
> の立場でとらえばaは後回しになります。bとcの優劣は前段に答えたとお
> りの基本的な立場から、あえて順位を付けるべきものではありません。

設問に職員の立場としてとあるので(b)または(c)と理解しますが、これ
にも明確に優先順位を付けておかなければなりません。なぜなら、この様に誰
もが言いにくい設問に対し優先順位を付ける事こそが、公務員の主たる業務だ
からです。

ですから、この問題を避けて通れば、それは「公」ではない別のものになって
しまっています。


> 今回、かなり厳しい言い方になっていますが、答えるべき内容は答えさせて
> いただきました。ぜひ、私の憤りにもご理解いただけるよう斟酌ください。

それでは、なぜ私がこれ程に怒っているのか理解されていない様ですので、明
確にお伝えしますが、今回提示したのは一例でしたが回答は(b)でも(c)
でも、あえて(a)でも構わないのです。
必要なのは問題を問題と捉えて自分の意思を明確に打ち出す事であって、綺麗
な言葉で複数の回答を用意してみても問題を先送りしているに過ぎないからで
す。今の様な状況になっても、まだ先送りを望むのですか。

以前 Lさんが「OTSUさんは逃げ切る」と仰っておりましたが、この様な議
事の書き方は、それを否定出来ないものです。


しかし、その割に基地問題や核問題では明確に意思を示しておられる。ならば
今回も明確に意思を示すべきだと思います。
今回の私のコメントでOTSUさんは憤っておると言われるが、平和運動など
に携わる書き込みではOTSUさんの言い分や行動に、こちらも総毛立つ程の
憤りを感じてます。
一緒くたに見られることで日々どれだけ迷惑している職員がいると思っており
ますか。ですから改めるべき身勝手さを持つのはOTSUさんの方だと、私は
考えています。


第三者から見れば目くそ鼻くそで、身勝手は多分お互い様なのかも知れません
が、その辺は他の皆様の意見を見たいと思います。


さて、逆に公務員は「行政の執行者」で中立であり優先順位を付ける立場にな
いだろうとの指摘が有るのも承知しています。
(また内部からもそういう意見があるのも理解しています。)
ただし、その時に求められるのは(他人から眺めてみても)厳正な中立となり
ます。公務員は外部に対し政治的な事はもちろん、その他の如何なる事にも関
わるべきではないとなります。
(内部からの中立との意見は、自主的には政治等へ関わらないと宣言している
 に等しくなります。)

しかし現状の職員はそうなっておりません。したがって(b)または(c)を
明言しないことは、この考えにも矛盾してしまっています。


自治労やそれに属する職員組合の主張には色々な意味で都合の良い部分のみに
光をあてるような手法が余りにも多い。言いたいことを主張するのは良いので
すが、言うならば提示される疑問に対し具体的に答える事は最低限必要な事と
考えます。「第三の道」と言ってみても答えになっていません。
(これに対する意見は、もっと詳しい人にお任せします。)

そして過去の他の方とのコメントを見てきても思うのですが、都合が悪くなる
と相手に対して失礼だと逃げるのはやめませんか?

投稿: むかし民間、今・・ | 2010年7月 7日 (水) 22時55分

色々と読ませて頂きました。たいへん興味深く読ませて頂いています。

「あまのじゃく」氏

さすがに、この問題になると深いご意見で大変に参考になりました。相当に得るものが多く感謝すらしております。今のところ脱帽と言った感じで読ませて頂いています。
また「ふざけすぎ」とされた意見についても、さすがに同意しかねますが、なにか心底避けたいという共通認識に立てる罰則は必要との思いは共有できるものでした。当然、クリアすべき前提条件は多々あるのですけど・・・・。

ここを読む人で、この意見に対し色々と思う人が居るかも知れませんが、今回の記事とコメントとそして引用で、実はこれだけが唯一示された具体策という意味を是非考えてみてください。それだけ今回の記事は抽象的で、実は中身はほとんど無いのです。これだけ集まって具体的な自分の意見を持つ人が他に居ないという事を疑問に思いませんでしょうか。


「むかし民間、今・・」氏

貴方の今回の意見に共感しています。是非、ほとんど無い中身に意味を加える作業を頑張って頂きたいと思います。また、前回はパスされましたが、必要でしたら応援しますので申しつけ下さいw

さて設問の解答ですが、(a)との回答は職員の立場としてはNGなのは当たり前の話しで、公務員自体が(b)のカテゴリーに入る訳ですから(c)とすれば自身の待遇を下げて予算を捻出しろとなってしまいます。従って(b)とあえて言って、当然ながら自身の待遇も守るというのが模範回答なのではないでしょうか。もちろん、言うまでもなく私の回答も(b)なのですが。

先々週だったか、貴方の言った「結果的に小さな政府」というコメントには全面的には同意しかねるものもありますが、今回の話は応援しつつ興味深く見させて頂きます。

しかし、相変わらず「OTSU」氏のやり方は認めがたいものです。公明正大とはとても思えません。

投稿: mobileSE | 2010年7月 7日 (水) 23時37分

むかし民間、今・・様
 横からで恐縮ですが、気になったので。

>誰もが言いにくい設問に対し優先順位を付ける事こそが、公務員の主たる業務だからです。
一理ありますが、公務員の業務遂行に当たっては、あえて優先順位を付けずに両立しなければならない場合が多々あることも確かでしょう。
それを踏まえて、
>a自組織の組合員
>bしっかり納税し自立して生活している市民の方
>c生活に困窮し保護を求めてくる市民の方
「第3の道」を語るのにこれらの選択肢に必ず優先順位を付けなければならないとされるのであれば、少なくともその理由をきちんと説明されるべきでは。

それから、これも横レスですが、
>昨今では業務に従事していて憲法25条に絡む要求を耳にしない週は無い程で
すが、逆に国民の義務について語る人はまず居ません。しかし、これらはどち
らか片方のみでは存在し得ないのは明白です。
例えば生活保護とは本質は憐みであって健康な者がそれを受けることは恥であ
り権利ではないはず、それを生活保護自体を権利という者がいるから歪が大き
くなっているのではないでしょうか。その結果として、権利であればどうどう
と受けるし、恥ずべきものでもなければ這い上がる事もしないというのが現状
なのだろうと感じさせられています。

 「生活保護とは本質は憐み」ではないと私は考えています。少なくともそれだけではありません。
 ひとつには、人生紆余曲折ですから、自力で生活できなくなる可能性は誰しも持っていますから、将来の自分のためのセーフティネットであるのです。情けは人のためならずってやつです。あとは、治安の問題もあります。
 要するに、現に生活保護の世話になっている人のためというよりは、社会全体の要請による制度であるはずです。
 また、権利義務についてですが、生活保護に関しては義務履行のため行政命令という手段があるので、行政が制度の趣旨に沿って適切に対応すれば、ある程度バランスを保つことは可能なはずですよ。

投稿: ひかり | 2010年7月 8日 (木) 00時20分

mobileSE様
 またまた横レスですが、
 直接のレスでなく、別の人に対するレスの形で人の批判めいたことを言うのは、マナー違反ではないでしょうか。少なくとも見ていて気持ちのいいものではありませんね。

投稿: ひかり | 2010年7月 8日 (木) 00時43分

公務員の業務遂行に当たっては、優先順位をとあるのですが、

a自組織の組合員
bしっかり納税し自立して生活している市民の方
c生活に困窮し保護を求めてくる市民の方

の順位と言われますが・・・
まぁ業務遂行でaはないでしょうが、
b・cに順位と言うのが理解できないのですが・・・

本来、順位をつけずに公平にというのが公務員の立場でしょう。
また、公務員といっても業務は色々あります。
cのみにしか接しない職場もある訳です(生活福祉担当のように)
また、一般の証明窓口の様に区別する必要もない(できない)職場もあります。
何故、優先順位にこだわるのか私にはよくわかりません。

もし施策に順位をつけるとしたら、それは行政でなく政治の仕事と考えるのですが、いかがなものでしょうか?

なお記事本来の「強い財政」についてですが、管首相(いまや官首相と書きたいですが・・・)の主張には違和感があります。

あまのじゃくさんの主張にもありましたが、必要のない特別会計を維持し、無駄な公共施設を作り続け(通行量の殆ど無い高速道路や殆ど便の無い空港など)ることから見直すべきですね。

特別会計などという二重帳簿による国費の無駄の垂れ流し、独立行政法人と多くのファミリー企業の間のお手盛りによる搾取、特殊法人による中間搾取・・・・
これらを総て廃止してから、「強い財政」などと言うべきでしょう。

投稿: 元役員 | 2010年7月 8日 (木) 05時30分

元民間さん、むかし民間、今・・さん、mobileSEさん、ひかりさん、元役員さん、おはようございます。コメントありがとうございました。

むかし民間、今・・さんから「都合が悪くなると相手に対して失礼だと逃げるのはやめませんか?」という指摘を受けました。どのような辛辣な言い方であっても、中味のある問いかけに対しては、基本的に誠意をもって答えるように努めています。ただ日々のコメント欄を通しては、充分な対応をはかれないことも多く、この点は記事本文でも記したとおりでした。

今回、むかし民間、今・・さんからの問いかけに対し、すでに私なりの回答は示しています。他の皆さんからのご意見もあるとおりbとcの順位付けは、あえて行ないませんでした。そのことに対し、むかし民間、今・・さんの問題意識を昨夜のコメントで改めて伺いました。したがって、答えられない、都合が悪く、「失礼だ」と逃げているような指摘は的外れだと言わざるを得ません。

異なる立場の方々との意見交換は、よりいっそう言葉を選ぶべきものと心がけ、皆さんにもお願いしてきていました。そのため、「荒らし」ではないコメント投稿者に対して、憤ったことは滅多にありません。その滅多にない中、最近のコメント欄で常連の方、お二人に対してのみ確かに憤りました。それぞれ内容面以外、「もう少しマナーを守って欲しい」という意味での憤りでした。

月曜日、むかし民間、今・・さんから「各問に100文字以内で先ず考えを示して頂けますか。その後、行を開けて解説などはいくら書いて頂いても構わないですので」という注文が付いたコメントをいただきました。その時も「もう少し書きようがあるのでは」と思いながらも、注文にそって端的にお答えしていました。

そして、昨日の夕方、むかし民間、今・・さんから他の方のご意見を頭から否定する内容から入ったコメントが寄せられました。私の常識で考えれば、まず様々な注文付きの質問に答えた相手に対して一言あるべきであり、その点が常に省かれがちだったため、昨夜のようなレスに至ってしまいました。これまでも感じていたことを改めてストレートな言葉でお伝えした経緯をたどっていました。あえて付け加えれば、当ブログを通して接点を持てた方への「余計なお節介」のような思いがあったことも確かです。

とは言え、むかし民間、今・・さんへの昨夜のレスは、きっと不愉快に思うだろうと想像し、行なっていました。したがって、その不愉快さは続くのでしょうが、ぜひ、内容面以外の点で私が憤っていたことをご理解ください。

なお、このような説明に行を費やしていると、また「論点そらし」のような批判を受けるのかも知れません。いずれにしても内容面に関しては、自分なりの展開で次回以降の記事につなげていくつもりです。コメント欄ではロム中心となりがちですが、ご理解ご容赦ください。

投稿: OTSU | 2010年7月 8日 (木) 06時29分

「ひかり」氏

確かに横レスする事も多いですが、それだけをしている訳ではないし、むしろコメントの主体になっていうことの方が多いはずですが。過去のコメントも見て言って頂けないでしょうか。
そしてこのコメントで問われている内容は、私が以前から問いかけている部分も多く含んでいますので、まったくの横レスという訳でもないと思っています。

それに、ここのブログの位置づけとして管理人たるものとのみしか意見を交換してはいけないものでもないでしょう。


私が優先順位付けに共感した理由は、多くの場合で誰かを助けるという事は誰かを助けないという事だからです。また誰かの利益になる行動は誰かの利益に反する行動であるという事でもあります。これらの理由により「あえて優先順位を付けずに両立」と願っても、それは決して叶わない願いとなります。無理な願いといってもいい。

だからこその順位付けなのだろうと理解します。もちろん行政は表立って順位付けすることは出来ないでしょう。でも携わる者にはその部分にしっかりとした意思を持っていることが必要ということなのだろうと思います。


それでも「順位を付けずに両立して(助ける)」というならば、それは財政の問題はもちろん人手の問題やらなにやらで絶対に無理な話であって、無理な話をあたかも可能なように話すのは「ペテン師」か「宗教家」くらいなものです。

よく自治労はカルトの様に見られていると言われていますし耳にもしますが、こういう理由で、そう思われるのかも知れませんね。


>行政が制度の趣旨に沿って適切に対応すれば、ある程度バランスを保つことは可能なはずですよ。

そのバランスが各所でまったく保たれていないから、財政を始め日本中のいたる所で問題が噴出しており、複数の自治体が遠くない将来に破綻するかも知れないとなっているのではないですか。
少なくとも私はバランスが保たれているという場面を見たことはありません。


最後になりますが、確かに言葉を選ぶ事などについてマナーは有るし、それは重要な事でしょう。今回「むかし民間、今・・」氏が指摘されておりますが、私に欠けているものでもあります。
しかし真剣な問いかけに対し真剣に回答することも重要なマナーだと思います。「論点をぼかす」「回答をごまかす」そして「回答済みとして煙に巻く」は、私がここで出会ってきたやり方ですが、この様な場では言葉を選ぶマナー以上に真剣に回答するマナーの方がより重視されるべきだと思います。

私は、氏が「総毛立つ程の憤り」を感じるのを理解できる気がしています。

投稿: mobileSE | 2010年7月 8日 (木) 07時14分

mobileSEさん、おはようございます。

ひかりさんは横レスを批判していないようですが…。管理人の立場からも横レスを否定していませんし、もともとコメント投稿者同士の意見交換も歓迎しています。今回、「別の人に対するレスの形で人の批判めいたことを言うのは、マナー違反ではないでしょうか」と書かれています。

加えて、むかし民間、今・・さんが「総毛立つ程の憤り」を感じられているとしても、残念ながら価値観の相違であり、どうすることもできません。しかし、これだけは言い切れます。私や自治労の平和に対する考え方、それを一度なりとも、このブログを通して、むかし民間、今・・さんに対して押し付けるような書き方をしたことはありません。

つまり、その考え方に異論を示すからと言って、むかし民間、今・・さんの考え方を「間違っている」と批判したことはありませんでした。あくまでも「私はこう考えています」という論調を基本にしたブログであり、後は読み手の皆さんの判断に委ねています。したがって、「これを答えられなければ、このようなことを語る資格はない」というような言い方に違和感を持っているところです。

繰り返しになりますが、一つ一つのコメントに対し、決して完璧な対応をはかれていないことは否定しません。しかし、真剣に回答していないという指摘を受けるような姿勢ではないことだけは強調させていただきます。

投稿: OTSU | 2010年7月 8日 (木) 08時03分

むかし民間、今・・さん、つたないレスにコメントしていただきありがとうございます。
優先順位と言いますが、「あなた本当に公務員ですか?」と言うのが感想です。
前のコメントでも言いましたが、
「公」たる立場で優先順位を付けるのは危険です。
個人的にはそう思う、というのはOKでしょうが、それだって、今までのこのブログ内のやりとりで、「公務員は選挙の話しをするべきでない」などのやりとりがあったじゃないですか。
「公」の本分はセーフティーネットではないかと私は思っています。
だから、「いつ自分や自分の身内がcになるかもしれない。だからbである自分はしっかり税金を払う。」という考え方だと思っています。
極論ではないと思います。
上記は私の考えですが、管理人さんは、貴方が訪ねていけるくらい、読む人が読めば誰だか特定できる方なんでしょ。だとすれば、個人的な意見として述べても
それは読む人が読めば確実に「公」の意見と受け取られる。
どんなに個人的な考え方といっても、きっと「自治労の意見はそうなのか」と言われてしまうでしょう。
同じ公務員なら絶対に答えられないことが分かってその回答を強く求めることはどうなんでしょう?

投稿: | 2010年7月 8日 (木) 09時31分

生存権をはじめ”社会権”というのは、その保護の水準や限界は、”保障原資の調達能力の限界による制約”を与件として持つっしょ。
”拠出建て”に徹するなら”給付水準は保障できない”し、”給付建て”に徹するなら”拠出水準の増加しかない”、多分。
今の人口構造を前提とすれば、保障の水準を維持する為だけであっても、国民負担率は上がらざるを得ない。

ここで”負担率を上げる”・”給付水準を下げる”の2つに割り切ることは、現実的には難しい面があって、
政府支出の政策毎の優先順位・負担の水準・給付の水準・保障の水準は、個々に考えが異なるのも当然な話で。

で、あれば”そうした政治的利害の調整と決定の担い手”は必須であるけれど、
今のこの国の政治体制を前提とすれば、そうした決定に政治的正当性を有するのは、議員(=政治家=全体の代表)だけであって、
通常”公務員や官僚”と呼ばれる政府職員では決してないし、政府職員は”客体”であるのが本筋でないかい。。。

政府職員は、政治的決定(国会の議決)に則って、粛々と特定分野の予算削減なり増額なりを行えば、それで職責は果たしてる。
あくまでも、そうした政治的な利害調整や決定の”主体”は、議員であり(狭義の)内閣の構成員であるべきで、
それを政府職員に求めるのも、政治的正当性の無いこと(本来職責でないこと)を求めた(押しつけた)あげく、責任だけは擦り付けるみないな感じで、筋違いと言えば筋違いでないでしょうかね。

今の政治の状況は、”そういう人しか選挙できない有権者の責任であるし、或いはそういう候補者しか立候補させられない有権者集団全体の責任でもある”と、私なんかは思うんですよね。今の政権与党が模範とするイギリスなんかでは、全てではないかも知れないけれど、”大臣になるような議員さんは、担当分野においてその領域の大学教授並の識見は有してる”し、”そう言う識見の持ち主を(当選の前提として)立候補させるだけの有権者集団の識見がある”ということらしいし。

現実問題として、政府支出の規模・国民負担率・政府(特殊法人等外郭も含めて)職員数の規模は、先進国中でもかなり低位であるし、国(中央政府)職員の人件費も低位であるし、官僚の退職後の公式な保障水準も欧米各国の半分以下だったりもする。それで今の国(中央政府)の財政具合だとすると、やはり”負担の水準が分不相応に低い”という側面はあると思う。この点は、個々人の価値判断の問題だろうとは思うけれども。

====
社会資本整備特別会計の政策領域に関しては、その財源が特定財源であると同時に受益者負担原則という側面も含むので、当該の特別会計を廃止するなら財源となっている租税公課も完全に廃止するのがスジだろうと思ってるんすよ、私は。
で、今社会資本整備特別会計で使われる程度の金銭が財政上別の目的のために必要であれば、相当額を改めて別の一般的な税目(所得税とか相続税とか消費税とかとか汎用的な税目)で徴収するのがスジだろうとも。

その他、公的保険関係の特別会計に関しては、”資産の分別管理”や”特定目的の支出に対して特定目的の歳入を設定する”という視点は忘れてはいけないと思う。
現状が最善ではないとは思うけれど、特別会計として一定程度財務省からの独立性があるので”集めた保険料で国債償還を行うというような話にならないという側面”も無いわけではないし。
妙な施設整備も、一応法律上の根拠もあったし、”当時は民意も報道傾向も与野党政治家の意向も、もっと造れって感じだった(新聞の縮刷版とか往事の出版物を見るとよぉく判る)”訳で、現状のように整理されて行く方向に軌道修正されたならそれで良いだろうし。

投稿: あっしまった! | 2010年7月 8日 (木) 10時35分

間違えました。m(__)m
”社会資本整備特別会計”でなくて、”社会資本整備事業特別会計”だった。(謝)

##社会資本整備事業特別会計
特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)によって置かれた、治水・道路整備・湾港整備・空港整備の為の特別会計。原資は、主として特定財源(租税公課)
従来の治水特別会計・道路整備特別会計・湾港整備特別会計・空港整備特別会計の廃止によって、平成20年度会計から?設置。

投稿: あっしまった! | 2010年7月 8日 (木) 10時47分

私も公務員ですが仕事の優先順位は必要と考えます(政府がやるのか行政がやるのかは別にして)。
優先順位をつける際に条件(納税額に応じて等)を付けなければ公平性の問題は全く絡んでこないと思います。
公務員の仕事は税金を財源にしている以上、例外なく全ての仕事に効果(インプットに対するアプトプット)を求める必要があると考えます。
「効果が現れないことも公の重要な仕事の一つ」であるという意見もありますが、これはただの戯言であって、効果が0又はマイナスであるならば、仕事しないで遊んでもらった方が国民にとってはいくらかましということになります。
それでは「効果」とは何ぞやという話ですが、理想は全ての国民(市民)に、投入する費用に対し比率1以上の利益が及ぶことでしょう。
でもこれは理想であって、現実は全てではなく一部の者(極一部の者)に、人件費諸々込みで莫大な費用を投入しているにも関わらず、やっと微々たる利益が出ているという程度のことの方が多いでしょう。
優先順位はまさにこの部分だと思います。
一部の者より多くの者を対象に、なるべく少ないコストで行う仕事が上位に来るべきと考えます。
こう考えた場合、むかし民間、今・・・さんが提起したa、b、cに順位をつけると結果的にb、c、aになろうかと思います。
でもそれは、納税の義務を果たしているか否かは問題にしていません。
結果的に納税の義務を果たしていない者を救う仕事は、費用対効果の面で優先順位が下位になってしまうに過ぎないという考えです(下位となるだけで財源があるのであれば救うことに異論はありません)。
ちなみにaが最下位なのは、費用(給料)を高くするだけで、それに見合う効果(仕事)については全く言及していないからです。
費用が上がるのに効果は据え置きであれば、当然優先順位は下位になります。(この部分が労働組合がご都合主義たる根幹だと思っています)
それでもスタート位置はaもbもcも同列であるべきと考えます。(もちろん納税を意図的に免れている者は問題外です)
でも、これは「べき」論であって、じゃあ具体的には?となると応えることができなくなるんですよね。
恥ずかしながら実効性のある改善方法は思いつきません。予算は縦割りだし一般職員は仕事の取捨選択もできません。
民主党が政権をとる際この点を最も期待しました。
当初「事業仕分け」は無駄を見つけることよりも仕事(予算)の優先順位を明確にするものだと理解していました。「埋蔵金」とは無駄遣いされているお金のことではなく、あまり重要でない事業からより重要な事業に振り分ける予算の配分額のことだと理解していました。
でも実際は違っていたようです・・・・。

投稿: ゆづ | 2010年7月 8日 (木) 12時06分

別に公務員に限らず、一般の人は自分の仕事に必ず優先順位を付けます。仕事に限らずに「愛すべき優先順位」とか「支出の優先順位」とか、必ず優先順位をつけます。そうしないと、何をやっていいのか分からないからです。
但し「愛すべき優先順位」において「妻」以外の者を上位につけますと、大変な事態が生じますので、皆さまにおかれましては充分に注意を払う事をお勧めします(笑)。

又、私の「北朝鮮生活法」に対しても真面目なコメントを頂戴して恐縮です(笑)。

公務員が公務においての優先順位は(抽象的に書けば)「明明白白」です。
『公からより逸脱した者を、より優先する』但し、対処が「保護」か「処罰」かを問わない。

若し警察官に向かって「君は殺人と立ちしょんべんの捜査のどちらを優先するか?」と問えば、「いずれも公から逸脱しているから両方に対処する」と答えるかもしれません。しかし本音ではきっと優先順位は付けているでしょう。
「殺人者の追跡と死にかけた人の救護のどちらを優先するか?」と問えば、確かに答えに窮するでしょう。

しかし、今回の質問は
a:自組織の組合員
b:しっかり納税し、自立している者
c:生活の困窮者

aは質問に馴染まないので除外するとして・・・
bに対して公務員が関心を持ってはいけません。民事不介入。公を逸脱せずに自立している者に公務員が干渉して「保護」や「規制」を行ってはいけません。これこそが「恐怖政治」の一歩なのです。
c:「入るを計って出を制す」範囲内で優先順位を付けて「保護」すべきでしょうね。

自治労が絡んでいるから、話がこじれているのでしょうか?

再度繰り返しますが「公」においては「義務を果たさない者は処罰であって、権利の剥奪ではありません」(但し、権利の剥奪が処罰に該当する場合はその限りでは無い)
「民」では義務を果たさない者は、権利が剥奪されます。
「受益」と「負担」に相関関係にあるか否かの差です。

投稿: あまのじゃく | 2010年7月 8日 (木) 12時07分

社会的弱者はお荷物であり、財政難の原因でもある。どうやって切り捨てるのかに腐心するべきだ。
の様な根っ子の上に理論が構築されていて、それに対する違和感が表明されている、様に眺めています。
先日上世代へごねましたが、楽させてくれる政治家選んで、先のこと知らんふりで国の財政食い物にされた、
その結果が今の状況だ、という思いがあります。
年来の法人税減税分がちょうど消費税増税分にあたるわけですが、
僕の憤りは、そんなとこへ向かいます。

投稿: shum34 | 2010年7月 8日 (木) 12時53分

2010年7月8日(木)09時31分に投稿された方(Naさんだと思っています)、あっしまった!さん、ゆづさん、あまのじゃくさん、shum34さん、コメントありがとうございました。

私も自分の担当業務の中で、優先順位を付けた仕事の進め方を心がけています。また、広い意味での公務の中でも、ある程度優先順位は必要だろうと考えています。したがって、むかし民間、今・・さんの問いかけの仕方をはじめ、「100文字以内」などという制約が付けられなければ、いろいろ私見を書き込んでいたかも知れません。

「その後、行を開けて解説などはいくら書いて頂いても構わない」とまで言われ、とても詳しく解説する気力は失せていました。それでも私としては質問に対して、ふざけた回答はしていません。私自身の思いを端的にお答えさせていただきました。その答えが自分の意にそわないから、また批判気味なことを書かれていたため、あまりにも相手の気持ちを斟酌されない方だと率直な言葉で返さざるを得ませんでした。

むかし民間、今・・さんに絡んだ書き込みばかりで、他の皆さんに対し、本当に申し訳ありません。もう一言だけ付け加えさせていただきます。ある方に対して、一度、沸点を超えたことがありました。今回も当ブログのコメント欄における蓄積した情報がない方から尋ねられていた場合、もう少し冷静な対応だったかも知れません。いずれにしても「喜怒哀楽」をすべて押し込めるほどの人格者ではありませんので、そのような短所も含めた個人の責任によるブログであることをご理解いただけるようよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2010年7月 8日 (木) 21時31分

多少話が逸れるのですが、大阪市議補選で橋下知事が応援演説をし「大阪市役所は金をむさぼり食うシロアリ」と例えて「放っておいたら全部食われる」と言ったそうです。また「シロアリはしぶとい。少々の殺虫剤じゃ効かない」と結んだとのことでした。

これは組織としての大阪市を言ったのか、職員組合とその幹部のことを言ったのか、はたまた職員全てを指して言ったのか、おそらくは大阪市という組織について言ったと解釈していますが、メディアによっては職員組合を批判したとの論調(誘導)もありました。

この発言を文面として見れば滅茶苦茶な例えであるし、大変失礼な言いようのはずなのですが、橋下知事の人気はまだまだ根強く、さらに最近の言動はますます棘のあるものになって来たと感じます。これで一纏めにされる職員は可哀そうだと思っています。それでも支持していますけど・・。

ただ私も同様なのですが、あまりに暖簾に腕押しで特定の公務員を相手に話をしていると疲れるのですよね。聞いていますと言って実は聞いてない。理解していますと言って全く理解していない。判りましたと言って何も判ってない・・・・これらが繰り返されることが実に多くて・・。そしてこちらの堪忍袋の緒が切れて相手の思うツボにはまってしまうと・・・。

現実を見返してみれば、この知事の発言に対する反応は概ね賛同を得ている様であり、これが人気に繋がっているのは事実です。また目先を変えてネットを見てみても一部に「橋下の様なのが人気ってのは世の中が間違っている証拠」という声があるものの、逆にこれらの意見は大勢に潰されています。
さらに注意深く見てみると、実は知事が人気なのではなく、公務員の組織や組合や職員自体が不人気なだけなのではないかと思わされます。そして、これは実に都合の良い事実で、今回のネタの財政の事はもちろん大抵の事を公務員の責任に転嫁できる下地になっています。


結局こうなるのは、公務員を長くしている人の感覚は通常とかなり違っており、その感覚が私たちにとっては理解しがたいのが原因だと感じています。例えば市議会などを初めて見た人はたいてい唖然とする訳です。議員が質問と称して一方的に話をして、それに対し理事者はのらりくらりと惚けた回答をする。話が全く噛み合わなくても3回の質問を凌げばそれで終わり。重要な案件であってもそれは例外でなく、普通の感覚で見ると真面目にやってよと思うのです。
これは理事者だけではなく、一般職員を相手にしても感じさせられる事であって、当然ここでの進行も似たような感じで、ちょっと世間とずれていると思い知らされます。


周りを見渡すと公務員に対する偏見や誤解は行き過ぎている部分が多々あって、間違った情報を垂れ流すメディアやブログは珍しくもありません。「税収の大半は公務員の給与で消える」とか「消費税は公務員の給与維持のために上がる」とか「財政赤字の責任のすべては公務員の人件費のせい」とか、こういう事を割と著名なメディアや有名人がどうどうと語っています。そして、そちらの方が事実と受け止められている割合が非常に多いのです。

私が言えた義理でもないですが、何故こうなるのかを少しは考えた方が良いと思います。人と真面目に話さない(話した様に感じない)者の意見とされ、世間に事実として受け入れられていないのではないかと・・・・。
また、相手の対応がどこか浅くて真剣みがなく、小ばかにされたように感じる物言いだったという人も少なくないと意見として聞こえても来ます。ただし、私の身の回りで耳に入る範囲の話ですけれど・・・。


春先だったか出張先の地方都市で首長選挙があり、もう組合や幹部職員の事をボロボロにこき下ろしておりました。私の言ってる事など足元にも及ばないそれは、総じて拍手で迎えられ当選しておりました。ただし、これも相手が組合系の候補で勝手に負けたという感じでしたけど・・。
都市部ではここまでひどい演説は聞きませんが、先日の市議会議員選挙でも言う人は言っていた訳です。そうとうに酷いことを。


さて話を戻して大阪市の補選の結果には興味があります。少しは真剣に相手の目を見て意見を戦わせるようにしないと、取り返しのつかない事になると・・・・私が言っても無意味ですね・・。

※口調が変わりましたが、まぁこんなもんです。以上戯言でした。

投稿: mobileSE | 2010年7月 8日 (木) 22時06分

MobileSE 様
 OTSUさんにも指摘していただいたように、「またまた横レスですが」は自分のことを言ったもので、MobileSEさんのことを言ったものではないです。まぎらわしくてすいません。

 以下の話の前に、まず前提として、私は別に自治労の代弁者ではないということを申し述べておきます。
 
>私が優先順位付けに共感した理由は、多くの場合で誰かを助けるという事は誰かを助けないという事だからです。また誰かの利益になる行動は誰かの利益に反する行動であるという事でもあります。これらの理由により「あえて優先順位を付けずに両立」と願っても、それは決して叶わない願いとなります。無理な願いといってもいい。
>だからこその順位付けなのだろうと理解します。もちろん行政は表立って順位付けすることは出来ないでしょう。でも携わる者にはその部分にしっかりとした意思を持っていることが必要ということなのだろうと思います。
>それでも「順位を付けずに両立して(助ける)」というならば、それは財政の問題はもちろん人手の問題やらなにやらで絶対に無理な話であって、無理な話をあたかも可能なように話すのは「ペテン師」か「宗教家」くらいなものです。

 財政に絡めて言えば、優先順位を付けるべきところで八方美人になってできなかったことが現在の財政状況を招いたというような話であれば、大いに同意するところです。
でも、今回私が言っているのは、
bしっかり納税し自立して生活している市民の方
c生活に困窮し保護を求めてくる市民の方
を両立するのが絶対に無理な話というふうになるのがなぜなのか?ということです。コンセンサスの取れていない話を前提のように話すことこそ問題では?
>よく自治労はカルトの様に見られていると言われていますし耳にもしますが、こういう理由で、そう思われるのかも知れませんね。

 再度言いますが、私の考え=自治労の方針ではないですよ。

>>行政が制度の趣旨に沿って適切に対応すれば、ある程度バランスを保つことは可能なはずですよ。
>そのバランスが各所でまったく保たれていないから、財政を始め日本中のいたる所で問題が噴出しており、複数の自治体が遠くない将来に破綻するかも知れないとなっているのではないですか。
少なくとも私はバランスが保たれているという場面を見たことはありません。

 上記の私の書き込みは、生活保護制度に限定したもので、公務員である昔民間、今・・さんに向けたものです。これは経験上なんですが、生活保護に関して言えば、福祉事務所が法のメニューに従って粛々と指導、命令を行っていることが少ないんですよね。法に則り適切に対応すれば、「ある程度」までは、権利に対応した義務の履行を行わせることが可能なはずです、ということです。
 また、自治体の破綻などの財政上の問題は、基本的には権利と義務の関係ではなくて、受益と負担の関係で話がなされるべきでしょう。

ちなみに、私は、基本的に規制緩和論者ですが、そこには激しい競争が待っている。敗れた者はどこまでも落ちていかなければならない、となるとこれは問題です。リスクを冒してまで起業しようなんて者はいなくなるでしょうし。
だから、この場合セーフティネットが必ず必要なんです。両者は一体ですから、優先順位の話にならないものです。
そして、セーフティネットたる生活保護を現物支給するなんて話が出てましたが、私からすれば、それではセーフティネットとしてはあまりにも不十分だと思います。
ただ、現行以上の水準を保てというわけではなく、セーフティネットと国自体の存亡を天秤にかけるわけにもいかないので。生活保護を含めた社会保障費も防衛費と同じように予算の何%とかキャップをかぶせるのも一つの方法とおもいます。

投稿: ひかり | 2010年7月 9日 (金) 00時06分

> まず様々な注文付きの質問に答えた相手に対して一言あるべきであり、その
> 点が常に省かれがちだったため、昨夜のようなレスに至ってしまいました。

確かに、そのとおりでした。これについてはお詫びします。申し訳ありません。


> したがって、むかし民間、今・・さんの問いかけの仕方をはじめ、「100
> 文字以内」などという制約が付けられなければ、いろいろ私見を書き込んで
> いたかも知れません。

この事で一つだけ言わせて頂くと、この職業特有のものなのだろうと思うので
すが、長く説明させると言っている事が判らなくなってしまうので、こう指定
することがあります。

担当業務上、庁舎で発生する大きいクレームは全て私の所に集まるようになっ
ておりますが、担当者が先に伝えるべき回答を言わず長々と説明を初めて「何
を言ってるんだ」とか「結論をごまかすな」となる例が多いため、明確な回答
が必要な問いには「3行で答えること」と言うのが癖になっておりました。

私が文章を書くときは35文字で必ず改行するので3行で約100文字となり
特別違和感のあるオーダーをしたつもりではありませんでした。・・所詮は言
い訳ですけど。

お詫びと言い訳を残して消えることにします。

投稿: むかし民間、今・・ | 2010年7月 9日 (金) 21時54分

mobileSEさん、ひかりさん、むかし民間、今・・さん、いつもコメントありがとうございます。

今回も議論の本筋とは違う点で一言述べさせていただきます。むかし民間、今・・さんから、あまりにも率直な謝罪や釈明の言葉をいただき、正直なところ戸惑っています。私自身が感じたことをそのままレスしてきましたが、それはそれで撤回すべきものではありません。

詭弁に聞こえるのかも知れませんが、皆、何かしらの欠点を抱えています。私の至らなさもありますが、議論の相手を苛立たせるような「上から目線」が、むかし民間、今・・さんにはあるように感じています。その点に対し、このブログを通して接点を持てた方への「余計なお節介」、できれば改めて欲しいという気持ちがあったことも確かでした。

相対しないネット上での関係は本当に難しいものと思っています。非常に複雑な聞こえ方となるのかも知れませんが、むかし民間、今・・さんからのコメントを排除したいという思いは毛頭ありません。逆に多様なご意見の代表的なものとして、歓迎しなければならないコメントの数々でした。このような気持ちも偽りのないものであるという点について、ご理解いただければ幸いです。

投稿: OTSU | 2010年7月10日 (土) 00時24分

まず「むかし民間、今・・」氏が消えると言われた意味が、今週の記事コメントから消えるという意味なのか、このブログから消えるという意味なのかが大変気になっています。それも「OTSU」氏のコメント中での"「出入り禁止」など当ブログにおいてあり得ませんので・・"を通常の感覚で読めば邪魔だから来るなということとなりますので、それを思えば後者なのかと心配しています。また「OTSU」氏を疑問の目で見る人が去ってしまうのかとの思いでいます。

>担当業務上、庁舎で発生する大きいクレームは全て私の所に集まるようになっておりますが(略)

上の書き込みが事実であれば、日々どれだけのクレームへの対応を強いられているのか・・ある程度は想像出来ます。また私の身の回りから聞こえてくる事から考えると、おそらく自治労に対して相当な憤りを持つ事も無理のない事だと思えます。ただ「OTSU」氏への言葉は八つ当たりとされても仕方の無いものではありますが、それでも今耳に届く自治労への評判というのは"酷い"を通り越して"非道い"というべきものですから「総毛立つ程の憤り」というものを理解したいと思います。

そして先週末の選挙の話になりますが、大阪市議補選での「シロアリ」対「殺虫剤」の戦いは「殺虫剤」が圧勝した様です。これにより、またまた自治労への"非道い"評判は加速されるのでしょうね。


そして今朝になり、民主党が複数の候補を立てた参院選の2人区では、職員組合が応援した方が、ことごとく落選したと聞こえています。確かに、幾つかの選挙区ではそれを確認する事が出来ましたが全部の裏を取るのは無理でした。本当はどうなのでしょう。最近の風向きと「えさきたかし」氏の得票数を見ると、自治労の思惑どおりでは無いと思えますが・・。


長くなりそうですのでコメントを3つに別けます。

投稿: mobileSE | 2010年7月12日 (月) 18時23分

このブログを初期の頃から見てみれば「OTSU」氏の考え方に疑問を提示し苦言を述べた方は多数おりました。その中にはある程度の期間定期的にコメントされた方も複数おり、初期の頃の「若手経営者」氏から、最近では「とーる」氏や「むかし民間、今・・」氏などいます。
これらの方々は、最初は「OTSU」氏に対する議論の中でその考え方や感覚の変更を求め、その後あまりの手応えのなさから「OTSU」氏の考え方や感覚を否定(拒否)し、最後は諦めて去っていくという共通した流れだったと理解しています。
この時に共通しているのは流れだけではなく、「OTSU」氏は常に"「私はこう考えています」という論調を基本"と言い続けて、相手の言葉に聞く耳を持たず価値観も変えず、常に私とあなたは別の世界を見ていますと議論する事自体を拒否しています(しかも拒否している事を認めないことから悪質と指摘するに至っています)。

しかし、例え「OTSU」氏と批判者が別の世界を見ているとしても存在する現実は一つであり、今回の記事の例では居住する国はもちろん、国の収入も支出も債務も同じものであって、それは関係の無い別世界の話ではないのです。
つまり国の債務は「OTSU」氏だけが負担する事はあり得ないので、見ている世界が違うからといって「私はこう考えています」は認められる訳のないことです。さらに、同じ世界に住んでいる以上は「OTSU」氏の行動(もっと規模を大きくして自治労としての行動)の結果は、批判する者にも降りかかっていますので、あれだけ大規模に声を大きく行動した結果を「押し付け」でないと言い切るのには無理があります。

それを理解していながら"私や自治労の平和に対する考え方、それを一度なりとも、このブログを通して、むかし民間、今・・さんに対して押し付けるような書き方をしたことはありません"と言うのは勝手な言い分にしか聞こえません。むしろあなた達は黙って負担だけをしていれば良いと言っているように聞こえてしまいます。これらが積もり積もって、自治労の行動に対して世の中から「冗談ではない」という反応になっているのだと考えています。

また、共通の世界に生きているのだから、特に財政や外交の問題は「これを答えられなければ、このようなことを語る資格はない」というのは十分有りだとも思っています。・・・・けれど、今回この手法を使われたのは「OTSU」氏を擁護する立場の方でもありましたね。


この内容は今週のコメント欄より、こちらの方に記した方が良いと思えましたので、敢えて前週の記事にコメントしておきます。

投稿: mobileSE | 2010年7月12日 (月) 18時26分

mobileSEさん、コメントありがとうございました。

それぞれの実生活の中で感じ取っている「自治労」に対する先入観があって、このブログでの意見が常に一定の方向に誘導されているように感じています。また、若手経営者さんらが嫌気をさして去っていったという見方は、どこから来るのでしょうか。若手経営者さんはご自身のブログもお休みの状態であり、コメント欄での議論も立場性の違いは認め合いながら、議論のあり方そのものは評価されていたようです。

たいへん貴重な問題提起が含まれていながら、どうも入口のところで突っかかってしまい恐縮です。議論のあり方などについて、繰り返し述べてきたことを繰り返し述べるには疲れすぎています。したがって、かみ合わないレスとなりますがご容赦ください。なお、新規記事のコメント欄で、参院選の結果について少しだけ私見を述べてみるつもりです。

投稿: OTSU | 2010年7月12日 (月) 21時20分

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受信: 2010年7月10日 (土) 17時14分

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