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2010年2月28日 (日)

鳩山首相の軽率な発言

このところブログを続けている意味合いを改めて問われる厳しい場面が増えていました。そのため、いつもより言葉一つ一つに神経を使いながら新たな記事をまとめていました。たいへん貴重な提起を受け、それに呼応しながら様々な物事を掘り下げていくキャッチボールは、非常に意義深いことだと思っています。ただ常に全力で駆け抜けていくのは息が切れる心配もあり、今回は少し角度を変えた題材の取り上げ方とさせていただきます。

鳩山由紀夫首相は26日夜、2010年春闘で連合が日本経団連に対し、定期昇給(定昇)などによる賃金水準の維持を主張していることについて「連合の考えとすれば理解できる。ただ、経済状況はそう簡単ではない。経営者にとってみて、簡単に昇給できるという状況ではないと思う」と述べ、定昇凍結も視野に入れる経団連側の立場にも理解を示した。首相官邸で記者団に語った。

一方、首相は「それぞれの立場で主張し、最終的に労使が意見を交換しながら結論を出していくことになる。私から今、どうすると言う立場ではない」とも述べ、交渉の推移を見守る考えを示した。10年春闘は26日の経団連と連合のトップ会談で、労使交渉を本格スタートさせたばかり。連合は民主党最大の支援組織で、同党代表の首相の発言は、交渉に影響を与える可能性もあり、連合や傘下労組の反発も予想される。

08、09年の春闘では、それぞれ当時の福田康夫、麻生太郎両首相が経団連の御手洗冨士夫会長を首相官邸に呼び、直接賃上げを要請する異例の対応をしていた。【時事ドットコム2010年1月26日】

1か月ほどの前のニュースですが、「何、これ?」と気に留めていたエピソードでした。最近の記事「言葉にすることの大切さ Part2」の冒頭で、「今年の春闘は統一的なベースアップ要求を控えながらも賃金カーブの維持、つまり最低限、定期昇給の確保を求めた取り組みが重点化されています」と紹介していました。したがって、上記のような鳩山首相の発言を耳にした時、本当に驚きました。

日本経団連は、経営労働政策委員会報告で「総額人件費の抑制」を理由にベースアップどころか「定昇の凍結もありうる」という姿勢を打ち出していました。この財界の姿勢に対し、連合は経団連とのトップ会談で、古賀伸明会長が「定期昇給の確保・賃金カーブ維持は最低限の方針であり、ここに手を付けることは労使関係を揺るがすことになる」と強調していました。

この会談の後、記者団から感想を求められ、経団連側の立場に理解を示した鳩山首相の発言が飛び出していました。連合加盟の産別組合の幹部は「耳を疑った。経団連とのトップ会談当日にする発言か。労働者の気持ちを分かっていない。KY(空気が読めない)にもほどがある」と憤りを抑えきれない様子だったようです。

連合は翌日、「首相が定期昇給を軽視するかのような発言をされたとすれば残念」と官邸に申し入れていました。官邸からは「懸念は理解した。与党議員の質問で首相に発言の真意をただす」と返答し、さっそく同日の参院予算委員会で辻泰弘議員が首相への質問に立っていました。それに対し、鳩山首相は「すでに経営側が主張していることを単に紹介しただけ」「自分の立場からどうこう言う立場ではない」と弁明していました。

紹介したニュースの記事にあるとおり連合は民主党の最大の支援組織と見られています。その民主党が政権与党となり、初めての春闘を迎え、いろいろな期待感が広がっていた矢先、連合へ冷や水を浴びせる発言だったことは間違いありません。福田元首相、麻生前首相でさえ、経団連の御手洗会長を官邸に呼び、内需拡大のために賃上げを直接要請する異例の対応を行なっていました。

このような動きと対比すれば、産別組合の幹部から「介入しないという立場では弱い。自公政権でも経団連に賃上げ要請をしていたのに」と不満の声が出るのも当然だろうと思っています。いずれにしても連合が応援してきた政党の政権であるため、様々な労働の問題に対し、きめ細かく適切な気配りが行なわれていくことを期待していました。しかしながら今のところ国家公務員の皆さんの過労死の心配も否めないような職場実情などは、逆に以前より悪化しているような話が聞こえがちであり、たいへん残念なことだと感じています。

水曜の夜、「2010春季生活闘争を成功させる連合三多摩の集い」に参加しました。毎年、著名人による講演の時間があり、今年は読売新聞社会保障部次長の左山政樹さんから「2010総合生活改善闘争の取り組み~社会全体の底上げに向けて~」という演題のお話を伺うことができました。連立政権をめぐる情勢や「全労働者」で取り組む春闘の重要性などが語られ、「政治は必要だが、政党に頼るな」というメッセージも託していただきました。

定期昇給確保の要求など、やはり労使交渉の積み上げによって相場を高めていく必要性の提起でした。官邸に太いパイプがあるからと言って、政治の力に依存しすぎれば「癒着」という批判を招きかねないことへの警鐘だったものと受けとめています。とは言え、今回の記事で取り上げた鳩山首相の軽率な発言に対し、連合が取った迅速な行動に関しては、さすがに左山さんも「やりすぎ」とは見ていなかったことを付け加えさせていただきます。

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コメント

私が今回の件も含めで民主党に常に感じていることは、「理念は良い」が「心がこもっているのだろうか」ということです。
先日、職場を定年退職される方の慰労会でもこの話題になりました。「心を込める」役割を行政が持たなくてはいけないが、
次々と指示が出され通常業務すら残業でこなしている上、職員に余裕がなく疲れきっている中で「良い行政」ができるのだろうか
労働組合はその点を重視しなくてはいけないことなど話は尽きませんでした。(そのためにも業務や制度について熟知することが国民の期待に応えることになることを強調されていました。)
政治主導で出される指示も「アドバルーン」的な内容が多く、果たして「国民のためになっているのか」というものが多く、「無駄なことに一生懸命」に働かされている気がしなくもありません。
OTSUさんが指摘された「鳩山首相の軽率な発言」は、「アドバルーン」ですらなく生活改善の希望に「冷水」を浴びせるものになっていることは残念です。
また、マスコミの論調も一方的に公務労働者を切り離す分断攻撃をされる(特に民放はひどいですね)ものが多く、(日頃は勇ましい公務員バッシングをされる有名なキャスターの方も「官制ワーキングプア」の話題が出た時はろくにコメントもできなかったことが印象的でしたが・・)労組もいわれなきバッシングに対してはBPOに申したてを行うなど一定対策も必要だと感じています。
春闘の結果が公務員賃金に反映され(その逆もありますが)、年金の物価スライドに公務員賃金も反映されるため「全労働者」で取り組む春闘でなければならないですね。

投稿: ためいきばかり | 2010年2月28日 (日) 11時06分

上手く言えないのですけど、議員である以上”代表者としての意識”は当然あって然るべきですけど、内閣を構成する(=行政権の主体を担う)以上は、”統治者としての意識”も当然に有して貰わないと拙いと思うのです。
しかしながら、今の内閣のみなさんって”統治者としての意識(負うべき責任への自覚)”が乏しすぎる様に見える事があります。内閣総理大臣をはじめ国務大臣・副大臣・大臣政務官は、国会議員としての報酬とは別に大臣等としての報酬も得るのですけど、それは”前者が国会議員としての議員歳費であり、後者が特別職国家公務員としての公務員給与であり、その両方を得ている”わけで、なぜその様に立法され・両方が支払われているのか?を判って欲しい。国務大臣等に就任している間は、単なる議員の時よりは給与の額は増えるけれど、それは決して議員歳費が割増支給されてる訳じゃないのだから。
もう一つには、”行政権の主体は、官僚でなくて内閣である。”と言う現政権のご主張はご尤もで、ぜひそうであって欲しいのですけど、行政権の主体である以上は”内閣は、決定する権限を有する主体であると同時に、責任を負う主体でもある”という事なんですけど、どうも後者の意識が薄いのでなかろうかと。

--------- ところで、話は変りますけど。
「年金=公的年金(国民年金法&被用者年金各法に基づく年金給付)」に限定するとすれば、
1>物価スライドは、消費者物価指数にのみ連動するスライドで、
2>賃金スライドは、平成12年改正法以降行われておらず、
3>マクロ経済スライドは、歴史的経緯と経済情勢により法定された発動条件を満たしていないため、法定以後現在に至るまで現実には発動に至っておらず、
そんな訳で「年金の物価スライドに公務員賃金も反映される」と言い切ることが妥当かどうかは、消費者物価指数と賃金の動きが連動する部分があるとは雖も全てではない以上、若干留保がいるような気がするような・しないような。。。もちろん、年金額算定の基礎となる平均標準報酬額にはダイレクトに影響しますけど、年金額の物価スライド等の話じゃ無いですし。

投稿: あっしまった! | 2010年2月28日 (日) 20時03分

ためいきばかりさん、あっしまった!さん、コメントありがとうございます。

最近、残念ながら現内閣の粗い部分が目につくようになっています。いろいろな意味で、岐路に立っているのかも知れませんが、求められているのは適確な説明責任だろうと思っています。

なお、左山さんが提起された「全労働者」で取り組む春闘は、主に非正規や未組織の方々との連携の意味合いでした。しかし、ためいきばかりさんのご指摘のような側面も、ますます重要さを増していことも間違いないように受けとめています。

投稿: OTSU | 2010年2月28日 (日) 21時41分

「OTSU」氏
※久しぶりに自分のキャラに戻れました、ある意味感謝しております。

民主党の立場で考えれば、長期的に政権の座を保持するためには日本経団連の支持を得ることは非常に重要な事ですから、今回記事の首相のコメントは想定の範囲内の事ですし、首相自身も「それぞれの立場で主張し、最終的に労使が意見を交換しながら結論を出していく」としているのですから、何も騒ぎ立てる程の事ではないです。
むしろ政権与党の長の立場としては当然の感覚のコメントと評価できるでしょう。まして、このコメントに驚くとは・・そっちの感覚の方が心配ですね。

政治家とは常に自勢力の安定多数を望むものであり、その為には自身を支持しない勢力に対して配慮して見せる事があります。それは先の自民党政権でも同じで「経団連の御手洗会長を官邸に呼び、内需拡大のために賃上げを直接要請」したりもしたでしょう(ポーズでしたけど・・)。
今回のコメントも民主党の長として経営者に配慮した発言の一環であり、それを読み取れない連合各位には「KY(空気が読めない)にもほどがある」という言葉が、そっくり跳ね返るものと思います。これだから労組という組織は何時までも広く支持を得られないと知るべきですね。

さて、確かに連合は民主党の最大の支援組織ではありますが、同時に無党派層が多数を占める今の日本では最大のアキレス腱でもあります。この無党派層が多数を占める状況で労組がいたずらに「介入しないという立場では弱い。自公政権でも経団連に賃上げ要請をしていたのに」などと声高に叫べば、簡単に無党派層の支持を失うことにもなります。民主党にしても労組に対しては「お前ら空気読んで自重しろ」と叫びたい気持ちで一杯なのではないでしょうか。
※労組役員は、世の中で自分たちがどう見られているか知るべきですよ。少なくとも世間で全労働者と言う中に貴方たちは含まれていません。

そして、公務員の各職場で労働環境が「以前より悪化しているような話が聞こえがちであり」としていますが、現在は民主党が理想と考える制度へ移行する過渡期であり、労働環境の悪化などは過渡期ではありがちな現象です。いちいち「たいへん残念なことだと感じています」などと一挙手一投足に揚げ足取りをするのではなく、静かに見守る事も必要だと思いますね。
そして民主党を支持したのは貴方たちです、現状で必要なのは首相の名言集の一つ「トラスト・ミー」という事でしょう。いちいち騒がずに黙って見ていればよろしい。それが選んだ者の責任でもあるのですから・・。

そして、今回の記事の題「鳩山首相の軽率な発言」は「OTSU氏の軽率な発言」に変更を求めたいと思います。


「とーる」氏

>>ある程度譲歩して歩み寄って来てくれないと
>ちなみに私から呼びかけた「政治的な話は避けた方がいい」には配慮されるようですよ。譲歩するも何も余地がなければ仕方ないのでは。

結局ですね、口先で配慮すると言ったところで、舌の根も乾かないうちにこの記事ですよ。これで「変わる事がない」「変わる気もない」という事と「聞く耳も持たない」という事が証明されたと思いますが・・、ご納得頂けますでしょうかね。


「ためいきばかり」氏

氏がどういう立場の方か判りませんが、公務員である以上は選良という権力を持つ者に利用されるのは宿命です。しかし国家公務員キャリアの方々を見ていると優秀すぎるだけに自分の担当業務の意味を良く知っており「無駄なことに一生懸命」と葛藤しているのかとも思います。

現状の日本は、裕福な者が趣味で政治をする不幸のまっただ中におり、趣味の政治である以上、意味よりも主義主張(アドバルーン)が優先したりもします。これから脱却するためには食えない主義主張よりも食える現実を選択できる強さが必要なのですが、現状の制度ではそのような(庶民)感覚を持って政治家に登り詰める事も難しいと思います。

貴方とは多分支持するものは異なるかと思いますが、個人的には民主党が近いうちに崩壊し、保守派による政界再編に期待したいと思います。そして各人が旨を張って仕事が出来る環境になることを望みます。

※でも地方公務員は甘すぎるのですが・・・・、それは今後修正されて行くでしょう。それに近いうちに政権も揺り戻しになり、自治労所属の組織には壮絶な報復が行われるとも思いますしね。

投稿: mobileSE | 2010年3月 1日 (月) 18時38分

mobileSE さんの今回の話もすっとはいってきますね。「全労働者」とはいうものの日本の労働運動は、戦後は「官公労」と産別の「大企業労組」によって支えられてきた面が強く、組織率の低下、非正規労働者の増加により運動方針を転換する過渡期にあると思います。その意味では「全労働者」ではなく労使交渉の恩恵をうける「労働組合員」と世間はみているのかもしれません。
「主義主張よりも食える現実を選択できる強さ」よりも「働かなくても食える現実」を構築しているように感じます。
昨日のNHKスペシャルを途中から観ましたが、安直に「生活保護」をすすめる某内閣参与にはただただ驚くばかりです。
ギリギリで切羽詰まった方々は別ですが、「所在不明になったり」、石原知事の「来年はもうやらない」はしっかりカットになっていました。賛否はあると思いますが、「就労を相談する」ハローワークで積極的に「生活保護」(権限は地方自治体)を行うことが果たして良いことなのか、疑問を感じています。また、その制度(お金)のみを目当てにする方々の対応に労力を費やすことが地方行政を含め正しいことなのか一定の検討が必要ではないかと感じているところです。
私自身、地方出先機関のノンキャリアですが、『キャリアの方が優秀すぎるだけに自分の担当業務の意味を良く知っており「無駄なことに一生懸命」と葛藤している』ことを指示などで感じることも多いです。今日も新しい毎週提出の報告物の指示が来ていましたが、大臣の「思いつき」のためどのように数をカウントするのか詳細は後日というものでした。こういった数字に何の意味があるのかつくづくあきれてしまいます。優秀な方は「天下り」せずに実力で「再就職」している現実もあり、近い将来行政にとって取り返しのつかない「損失」となってしまうのではないかと思います。

投稿: ためいきばかり | 2010年3月 1日 (月) 21時28分

あっしまった!さんの指摘どおり、言い切ることは若干留保が必要のようですね。(勉強しないといけませんね・・・)
OTSUさんへ非正規や未組織の方々との連携はとても大事なことです。労組が非正規や未組織の力になることは長年の課題であるように思います。(これから交渉等でお忙しいと思いますが、まだまだ寒いのでお体には留意されてください。)

投稿: ためいきばかり | 2010年3月 1日 (月) 21時36分

mobileSEさん、コメントありがとうございました。

この記事で、このような反応がmobileSEさんから示され、同じように感じる方々も多数いらっしゃるであろうことを認識する機会となっています。その意味では常々述べている点ですが、幅広い意見を聞けるネット上に書き込むことの意義深さを改めて感じ取っています。

その上で、何点か申し上げなければなりません。確かに政治的な話題の取り上げ方について、慎重を期する考えをお伝えしていました。したがって、今回の記事内容は、自分自身としては非常に淡々と綴っているつもりです。もっと踏み込んだ持論を織り交ぜたい気持ちもありましたが、あまり話を広げないように努めていました。

ちなみにmobileSEさんは、今後一切、このブログでは政治的な話題を触れないものと理解されていたのでしょうか。私が最近の記事「言葉にすることの大切さ」で訴えさせていただいた文章は次のとおりでした。

>広く共感の輪を広げるための一つの手法として、インターネット上での情報発信の重要性を認識しています。その中で、政治的な話題を取り上げる際は、より慎重さに留意していかなければなりませんが、これからも必要に応じて「火中の栗」は拾っていくつもりです。付け加えれば、ネット上に掲げることで、その方針や考え方が普遍化していけるものなのかどうか、とらえ直す機会につながる意義も感じています。

鳩山首相の定期昇給に絡む発言に対する評価が、世論の中で枝分かれしていく可能性があることは分かりました。しかし、そのように思わない労働者の声が多いことも間違いありません。逆にそのような賛否が分かれるのであれば、連合の考え方を丁寧にアピールしていく努力も欠かせないはずです。

また、鳩山首相の発言が軽率かどうかの話ですが、私は軽率だったと思っています。mobileSEさんは、そのように思わないという受けとめ方の違いです。「連合の考えとすれば理解できる。ただ、経済状況はそう簡単ではない。経営者にとってみて、簡単に昇給できるという状況ではないと思う。しかし、内需拡大の側面からも、ぜひ、経営者側にも努力いただきたい」と一言添えるだけでも、連合側の印象は大きく違ったものと思っています。

>そして民主党を支持したのは貴方たちです、現状で必要なのは首相の名言集の一つ「トラスト・ミー」という事でしょう。いちいち騒がずに黙って見ていればよろしい。それが選んだ者の責任でもあるのですから・・。

mobileSEさんから上記のような指摘をいただきました。基本的な思いに大きな違いはありません。ただ状況に応じ、支援した組織としての責任を果たすためにも、伝えていくべきことは伝えていくことも重要な場合があります。そのため、連合の「横槍」と思われないような適切な意見であれば、もっと労働組合の立場からの声を伝えていく必要性を感じているところです。

投稿: OTSU | 2010年3月 1日 (月) 21時59分

ためいきばかりさん、コメントありがとうございます。

mobileSEさんのコメントに対し、直前のコメントで私なりの考え方を記しました。また、最近の記事で綴ってきたとおり自分自身の基本的なスタンスが極端に変わることもありません。このような言葉自体、mobileSEさんから批判されるのかも知れませんが、これからも自然体、等身大の記事を重ねていくつもりです。

確かに言い切ることは難しいものですが、白か黒か、自分自身の考え方を明確にしなければ、無味乾燥な内容に過ぎなくなるはずです。大事な点は最近の記事の文章ですが、お互いがどのように感じ取っていくのか、同時に閲覧されている人たちがどのように感じるのか、それこそ言葉を大切にした「腕の見せ所」だと思っています。

投稿: OTSU | 2010年3月 1日 (月) 22時14分

んーまあ政治的な話といえば確かにそうなんですが。
私が否定する「政治的な話」というのはどちらかというと「イデオロギー的な」「拒否感をもたれがちな」話です。
「やることは否定しないがやるべきじゃない」なんて矛盾めいたこと言ってるのは、本来理解を求めたい相手が
反発するようなことを書くこと自体が矛盾してるからであって、極端な話炎上が望みならやればいいだけなんですよ。

一方で今回の話はまあ「連合」の名前が出てくる時点で拒絶反応する人もいるでしょうけれど、
話の中身自体は一義的には、民間対民間の話で、しかも所得改善という話ですし、そこまで否定するような
ものでもないのかなと思っている次第です。


「支持者を増やす・取り込むために八方美人になっている」というのはmobileSEさんの言われる通りでしょう。
そういう意味では「福田康夫、麻生太郎両首相が経団連の御手洗冨士夫会長を首相官邸に呼び、直接賃上げを要請する」のも
全くのパフォーマンスに過ぎませんよね。本当にやる気なら官邸に呼ぶ以外にやれることがいくらでもあるでしょう?と。
予算の「復活折衝」みたいな「儀式」なんでしょうが、、、。

OTSUさんは、民主党政権にはかなり期待されていたでしょうから、民主党に見えたその実態は第二自民党だ?った、という
真の姿に裏切られて愕然、本当に期待し続けていいのか迷われているってところでしょうか。

ちなみに労働分配率が変わらない(=経営者が得をするわけではない)なら、定昇無くてもいいんじゃないとは思いますが、
それならまず新人だろうが10年目だろうが20歳だろうが50歳だろうがヒラなら同じ給料でなくちゃいけないよって話が先にないといけないと思うんですよね。
だんだん給料が上がっていくんだよ、だから若いうちは我慢しろよっていう現行モデルを崩壊させるなら、
「うちは年齢問わずこの役職ならこの給与ですよ」とやらないといけないですよね。うちは責任に見合った給与しか支払えないので、
これ以上の給与が欲しい人間は、責任ある立場に立ってくださいよ、と。」で、上の方の人間には給与に見合った責任も当然負わせる。
給与・役職の高い人間には多くの責任が求められてしかるべきなんですし。もちろん法人税も納められないような稼ぎしかできずに
社員のクビを切るしか能のない社長ならやめさせるべきなんですよね。まあオーナー社長ならクビにしようはないでしょうけど。

あと、外資系ならともかく、単に定期昇給をストップするだけだと、たぶん今の若い人はまずもって得はしないんですよね。
むしろすでに上がっている上の世代だけが得をして。

そういう世代間の不幸を均質化していくとか、一旦正社員のコースから外れると復帰できなくなるとか、政治では
そういうことを変えていってもらいたいと思いますね。

投稿: とーる | 2010年3月 2日 (火) 00時09分

とーるさん、おはようございます。コメントありがとうございました。

もともとは今年の春闘を切り口に新規記事を考えていました。特に佐山さんの講演を中心に綴るつもりでしたが、結果的に気になっていたエピソードが中心となった顛末でした。そのような経緯もあり、昨夜のコメントで記したとおりmobileSEさんからの辛口のコメントは正直言って意表を突かれました。このように書くと感度が鈍いとお叱りを受けるのかも知れませんが…。

また、とーるさんの問題意識につながりますが、定期昇給の凍結は若年層の賃金も一律に抑制してしまいます。そのような意味合いからも、定期昇給の実施は必要であるものと考えています。

投稿: OTSU | 2010年3月 2日 (火) 07時13分

大臣に求められるのは問題解決で、そのための手段として問題の発見・実態の把握は必要だけど、
それは問題解決のための手段であって、それ自体が目的じゃないんだし。

外から見ていて、勝手に思ってるだけなんですけど、
自己の雑誌記者的好奇心を満たすために大臣の権能を行使されても困るよなぁ、、、
なんて事を思ってしまうような大臣も、中には居られるように思いますし。

---------- 話は全然違うけど。。。(謎のつぶやき)(ボソッ
”過年度分(現年度の納付期限後の納付含む。)の納付”と”追納”とは全然意味が違うし。。。
過年度保険料の納付は、”滞納処分における徴収時効”であって、
”事後納付する権利を有する期間”ぢゃないもんなぁ。
主務大臣の公式発言を聞いてると、実は判ってないんじゃないかと、不安になるし。

投稿: あっしまった! | 2010年3月 2日 (火) 15時11分

「OTSU」氏

あなた方が毛嫌いする小泉内閣の郵政選挙時の話になりますが、当時の小泉総裁は自身と対立する者の党公認を外し、有力議員であっても次々に離党に追い込みました。これは、今考えても相当に強権的なことであり、選挙に敗北し下野したにも係わらず派閥解消の一つも自由に唱えられない旧態依然の自民党体質からは考えられない荒技です。
では何故その様な荒技が可能だったのか・・、それは小泉元総理に対する世論の圧倒的な支持があったからで、この強力なバックボーンの存在が自民党内では有無を言わせない絶大な求心力を生みだしていたのです。政治家はしたたかですから、この人に付いていけば確実に当選出来るとなれば、おおよそどんな無茶でも通ってしまうものです。
逆にいうと、どんなに理念が優れた政治家であっても支持率がなければ何も出来ませんし、求心力など望むべくもないという事になります。政治の世界では、それだけ支持率というのは絶対的な力なのです。それに次ぐのが金の力となりますね。

さて、現在の鳩山総理を見てみると些細な一言々々に対し
>支援した組織としての責任を果たすためにも、伝えていくべきことは
>伝えていくことも重要な場合があります。そのため、連合の「横槍」と
>思われないような適切な意見であれば、もっと労働組合の立場からの声を
>伝えていく必要性を感じているところです。
などとピーチクパーチクと各所から雑音が上がり、とても圧倒的な支持とか絶大な求心力を期待できる状況ではありません。雑音が上がるということは内閣に距離を置く者に対し、上手く立ち回れば自身への支持に出来るかもしれないとの思いを起こさせ、結果として内閣の力を削ぐことになります(上手く立ち回られる事で雑音がさらに増えたりもします)。この状況では仮に優れた理念を持つ内閣であっても、やりたい事は何も出来ませんよ。ですから現内閣は支持率に次ぐ第二の力として小沢代表の金の力に頼らざるを得ない訳です。

これらより「OTSU」氏に言いたいのは、貴方たちは民主党政権を望んだのでしょう。なぜ内閣の足を引っ張ることを平気でする事が出来るのですか。そして、
>いちいち騒がずに黙って見ていればよろしい。それが選んだ者の責任でもあるのですから・・。
という私の言葉を踏まえてですね、もう一度政権を支持するという意味と、現内閣に力を持たせる適切な方法を自身に強く問いかけて見ては如何ですかという事になりますね。


>また、鳩山首相の発言が軽率かどうかの話ですが、私は軽率だったと思っています。
>mobileSEさんは、そのように思わないという受けとめ方の違いです。

いいえ、私は始めから友愛総理の言葉など眼中にありませんので、軽率だろうが何だろうが評価の対象外です。ただ、あなた方に対し、一度支持したのならば最低限この様に受け止める度量を持てと言ったつもりです。
物事は何でもそうですが、一度に良くなることはありませんし、何でも自分の望む通りになる事はあり得ません。一気にベストを求めても何も解決はせず、ベターの積み重ねのみが目的へ進む唯一の手段です。
ですから、自分の気に入らない事に対して表面だけを見て反応するのではなく、裏の意味も理解してあげた上で、もう少し選んだ者の責任というものを考えて口を開きなさい(或いは閉じなさい)と言っているのです。また、貴方たちが発する雑音を基にした各大臣の思いつきで振り回される者の事も少しは考えてあげたらどうですかとも思います。


>ちなみにmobileSEさんは、今後一切、このブログでは政治的な話題を
>触れないものと理解されていたのでしょうか。

そこまでは期待していませんよ。労組の愚かさも十分知っているつもりですから・・。ただ上記の事を踏まえて沈黙が政権に与える力というものも考えてみた方が良いと思いましたので、ある程度の沈黙は期待していたところです。
判りやすい言葉は当然大きな力になりますが、サイが投げられてしまってからは沈黙もまた大きな力になるのですよ。そして、現内閣が求めている言葉を代弁すれば「執行部一任」の一言につきると思います。貴方たちも良く使う言葉でしょう。


最後に、北教組の例の問題での読売新聞記事で「逮捕容疑にあるような政治資金規正法に違反する事実は一切ない。今回の逮捕は不当な組織弾圧と言わざるを得ない」と当該労組の方がコメントしたそうです。こういうのこそ軽率な発言というのだと思うのですが・・。
そして、いつもながらワンパターンの反応で、ほんと貴方たちの持つ感覚というものは救いようがありませんね(小沢代表の時も自治労所属組織が「国策捜査」と騒いでいたそうですし・・)と、つくづくあきれ果てているところです。


「ためいきばかり」氏
※上手く表現出来ず、つたない文章で申し訳ない。また「むかし民間、今・・」氏の持論を使わせて貰います。

貴方が指摘するように「働かなくても食える現実」を目指すあまりに、ごねた者のみが利益を得る風潮を憂慮しています。またそれを当然の事として煽り正当化する諸団体にも憤りを感じております。
私が持つ格差論は以前ここで述べたとおりですが、まずは「義務を果たして初めて権利が発生する」という大原則を改めて見直さなければならない時期に来ています。義務を果たさない者に権利は認めないと毅然と撥ね付け、言いにくい事だろうが何だろうが「生活保護は善意による施し」という定義を徹底しなければ、黙々と義務を果たす者がいつまでも救われない事になります。
※所詮、生活保護は施しなのです。そんな者の権利を認める必要はありません(一部の例外の方は除きますが・・)。まして、それにより大阪市の様に共倒れになるなど論外です。

そして、黙々と義務を果たす者(前々回のコメントではサイレント・マジョリティーとされましたが)の権利こそ、国が保証するものの第一義にしなければ、意欲的に生きることを誰もが放棄してしまいます。
しかし、これらの事を口に出してしまえば、各所から袋叩きに合うのが現実で、なかなか黙々と義務を果たす者に正当な量の日が当たる事は無いようです。その袋叩きに加わる一つの集団が労組であり、労使交渉の恩恵をうける一部の「労働組合員」様という既得権層なのでしょう。これらの理由により彼らは黙々と義務を果たす者の中には決して含まれない訳です。

氏の指摘する
>優秀な方は「天下り」せずに実力で「再就職」している現実もあり、
>近い将来行政にとって取り返しのつかない「損失」となってしまう」
という国家公務員の現状には私も同様に心を痛めているところです(心底勿体ないと思います)。

※この様な意見は、また極論とされる範囲に入ってしまうのでしょうが・・。


「とーる」氏と、コメントを踏まえた上でもう一度「OTSU」氏

>OTSUさんは、民主党政権にはかなり期待されていたでしょうから、
>民主党に見えたその実態は第二自民党だ?った、という真の姿に裏切られて愕然、
>本当に期待し続けていいのか迷われているってところでしょうか。

この程度のドタバタやドロドロは、主義主張を度外視した寄り合い所帯という民主党の成り立ちを考えれば容易に想像出来たと思うのですが・・。

ドタバタは集まる人間の主義主張が度外視されているならば当たり前に起こる事ですし、主義主張の異なる人をまとめる為には金も乱舞しているのは疑いのない事です。まして今の政権の各大臣なんて、それぞれの本来の役目に沿った適材適所などではなく、寄り合い所帯で互いに異なりすぎる主義主張の尖った部分を丸める目的で配置(別な意味での適材適所)されているのだから、知識も何も素人の付け焼き刃によるドタバタに拍車が掛るのは当たり前な訳ですよ。さらに悪いことに各大臣は自分の役務よりも覇権争いの方が大事なものだから、いつまでたっても素人のままであり・・・・これに付き合わされる方達は本当にお疲れ様だなーと思います。

また下記は07年度の自民党と民主党の献金比較なのですが、
自民:企業168億円、個人56億円
民主:企業 18億円、個人22億円 ※政党交付金が加われば差はさらに広がる
これだけ資金力の違う相手に喧嘩を売るならば、当然危ない橋の一つや二つは渡らないと戦えるはずもありません。従って現在噴出している民主党の金の問題などは必然的に起こるものなのですよ。政治とはとにかく金の掛るものであり、理念で飯は食えませんという事です。故にドロドロになるのも投票前に容易に想像出来た事なのですよ。

※現状の民主党で十分な金を稼げるのは、集金ノウハウも含めて小沢代表しか居ないのですよ。だから民主党は小沢代表を切るに切れないのですね。
※ここに来てようやく日本経団連が献金への関与中止を打ち出したところですが、これも先の労組の余計な口出しで、どうなる事やらといったところです。支持をしてくれるのならば「口は要らない金をくれ」というのが政治家の本音なのだとも思います。

そしてこの程度の簡単な理に対して、それすらも「聞いてない」「裏切られた」などと嘆くならば、あまりにも現状の政治というものに無知すぎると言う以外の評価はありません。
私なんかは、民主党支持者はそれらも理解した上で、すべてを飲み込む覚悟をして投票していると期待していましたし、投票した以上は責任を果たせというか意地を見せろと思う訳ですよ。そうでなければ何も変わらないよと・・ね。
※でも、それを知っていても非支持者は敢えて目をつぶって叩くのですけどね。


>また、とーるさんの問題意識につながりますが、定期昇給の凍結は
>若年層の賃金も一律に抑制してしまいます。そのような意味合いからも、
>定期昇給の実施は必要であるものと考えています。

こういう言葉を聞く度に、労組というところは若手の待遇すら人質にして、頑なに年寄りの待遇を確保するのだなと思う訳ですよ。やりようは幾らでも有るでしょうに。幾らきれい事を並べてみたところで、自身の待遇に執着している図は透けて見えて居るのですから、支持は決して集まらないと思うのですよね。

繰り返しますが、やりようは幾らでもあるでしょう?
自分の益は提供したくないが人には益を提供させるでは、いつまでも通用はしませんよ。これも繰り返しになりますが、各労組に使役されている若手諸氏、いい加減自分が騙されて居ることに気が付きなさいな。


※ダラダラと長くなりましたが言いたいことを無理やりまとめると、一つは公務員は政治的中立が建前なんだから口を閉じろであり(これは無理でしょうから)、二つはそれでも口を出すならこれくらいの背景は読み取った上で口を開け(こっちが要望ですね)という事なのですが・・。それよりも自身の理念を通すならば民主党に対し自民党に匹敵する程度の資金力を個人献金するように連合全体に働きかけた方が近道ですよという事ですね(構成員一人当たり3000円献金すれば良いだけです)。やるべき事は幾らでも有るはずです。


※また相当に口汚くなってしまったので、次回以降出来ることなら自重したいと思います。

投稿: mobileSE | 2010年3月 2日 (火) 18時18分

個人的には、自治労系の傘下団体の関係者に、日教組系の傘下団体の事案を持ち出して批判するのもアレな気がするんですよね。管理人様のような首長の指揮下にある行政職と、教員として教育委員会の指揮下にある教育職では、首長部局と教育委員会が独立している関係上、日常的な接触も殆ど無い筈だし。

とは言いながら報道される範囲で、外から見ていると「当該の教育職員の団体さんは、何故に寄附の相手方を当該議員の関係する政治資金管理団体にしなかったのか?そうしておけば、寄付行為そのものは合法だったのに。有名な現行法の隙間じゃないですか、コレって。」という疑問はあるんですよね。寄附の当事者が当該団体と議員本人となれば、問題が生じると言う事を知らない筈がないと思ってるんですけど。いくら組織内候補でなかったとしても、そこが解せないんですよね。う~ん。(謎)

投稿: あっしまった! | 2010年3月 2日 (火) 19時20分

mobileSEさん
民主にしろ自民にしろどちらも「寄り合い所帯」なのは間違いないと私は思うのです。
族議員という表現でいうならば、結局自民党にも「農政族」「経済族」なんてあるわけで、
この二つははっきり言って相容れないはずなんですよね。輸出立国という立場からすれば
本来農業なんて全面開放したいはずで、日本の農業を守ろうという立場であればむしろ
関税引き下げ・輸入解放に踏み切ろうとする立場なんてはっきりと敵な訳です。
あるいは「親中派」「親米派」でも同じです。

それがなぜ同じ党でいられたかというと、当然それよりももっと相容れない政党があったからで、
そこがベルリンの壁崩壊以降完全に力を失った結果、中の結束が弱まって、むしろ政党内の
権力闘争になってしまったというのがこの20年のいわば政治史だったのではないかと思っています。

まあちょっと横道にそれましたがようは同じ与党内と言っても異論はいろいろ元々あったのであって、
だからその支持層とはいえ「いちいち騒がずに黙って見ていればよろしい。それが選んだ者の責任」
なのかというとちょっと言い過ぎじゃない?と私なんかは思いますけどね。
選んだ責任を全うするためにも支持者が口を出してもいいんじゃない?と。


端的に言うと、「高速道路無料化」「外国人参政権付与」これらは民主党に投票した人間は与党の方針に
みんな賛成でないといけないのか?あるいは小沢氏のような一年生議員への鉄の規律というか締め付け
(実際どうなのか知りませんし興味もないですが)は全く正しいのか?
という命題が、mobileSEさんの理論だと「YES」になってしまう訳ですよ。

むしろmobileSEさんの言っていることが逆なんじゃないかな?と思うのは、
別に労働組合に限らず、政党の支持母体となっている団体ってのはみずからの要望や利益がかなうことを目的として
(政策に反映してくれることを期待して)その政党を支持している訳で、それを政党や政治家が裏切るってことは
当然どうなるかは決まってますよね。当選したから支持基盤なんて知りませんよ、では次は無いわけです。
古来傀儡が操り手の意志を無視して動き出すとその傀儡は処分されてしまうというのが歴史の常であるのは
論を待たないところです。

もっとも、連合がそこまで強い力をもった操り手かというとそんなことは無いわけで、
自分たちが応援・支持していた政党が政権を取ったことに我を忘れて喜んでいたけれど、
実際のところそのあたりの力量の差を見誤ったということはいえるかもしれません。
(だからマイナーでしかあり得ないのだ、とも言えるかも)


「今の大臣が適材適所などではなく」というのは能力や実力面の話と思いますが、全部ではないにせよ
「得意分野の大臣になった」ということは言えるのではないか?とは思います。
年金問題ばっかりやってた長妻氏が厚労大臣になったとか、
耐震偽装問題に関わってた馬淵氏が国土交通副大臣になったのはその最たるものかと思います。
あっ亀井静香の郵政改革担当大臣もね(笑)
(ま、まさか前原誠司は鉄だから・・とか・・ないよな・・)

いやまあこれが適材適所かと言えば当然異論も多々あるところと思いますが、
他の党でも専門分野を持たせてそのエキスパートとして磨かせて、政権を取った暁にはその大臣として
やらせるってのはいいんじゃないかと思いますよ。

逆に自民党がこれまで何やっていたかというと、年功序列・功労や勲章程度の意味しか大臣に与えず、
その道の専門家を大臣に抜擢しなかったことも、日本が力を失っていった、失われた10年とか20年
とか言われている一つの要因だろうと思っています。

※私は民主党支持ではありません。

投稿: とーる | 2010年3月 2日 (火) 19時49分

「とーる」氏

少し順番が異なるレスになります。


>端的に言うと、「高速道路無料化」「外国人参政権付与」これらは民主党に
>投票した人間は与党の方針にみんな賛成でないといけないのか?
>あるいは小沢氏のような一年生議員への鉄の規律というか締め付けは全く正しいのか?
>という命題が、mobileSEさんの理論だと「YES」になってしまう訳ですよ。

民主党に投票した人の共通した気持ちとして、オバマ大統領のキャッチフレーズじゃないけど「現状からのチェンジ」という物があったはずなんですよね。そして総論賛成各論反対の世の中において、いちいち個別の意見を言い合っていたならば結局のところ何も変わりませんよという事になると思っています(現実に交代後半年で変わったことは、国家公務員のサビ残の時間くらいでしてね)。
そういう意味で折角の政権交代なのだから、その事に何か意味を持たせる為にも、支持者はすべてを飲み込んで「YES」とするくらいの気概がないと話しにならないでしょと言いたいのです。
※むしろ今の状況は、私の様な非支持者から見れば歓迎すべき事態ですよ。


>別に労働組合に限らず、政党の支持母体となっている団体ってのはみずからの
>要望や利益がかなうことを目的として(政策に反映してくれることを期待して)
>その政党を支持している訳で、それを政党や政治家が裏切るってことは
>当然どうなるかは決まってますよね。
>当選したから支持基盤なんて知りませんよ、では次は無いわけです。

まだ政権を担当して半年ですよ。支持母体の要望やら利益などかなう訳がないじゃないですか。4年待って結果として裏切られたのならばその時は投票しなければ良いし、政治家だって無能集団ではないのですから、支持の継続を期待するならばそれなりの手土産はくれるはずですよ。現状はとにかく性急に結果を求めすぎです。
※現状は国にも地方にもとにかく金が無い訳で、こんな状態では誰が政権を担当したって、そうそう簡単に成果なんか出るかーと叫びたいくらいです。すぐに出せる成果なんて国でも地方でも公務員の首を幾つ切ったかとか幾ら賃金カットしたかくらいでしょ。どこでも。


>「今の大臣が適材適所などではなく」というのは能力や実力面の話と思いますが、
>全部ではないにせよ「得意分野の大臣になった」ということは言えるのではないか?
>とは思います。年金問題ばっかりやってた長妻氏が厚労大臣になったとか、
>耐震偽装問題に関わってた馬淵氏が国土交通副大臣になったのは
>その最たるものかと思います。あっ亀井静香の郵政改革担当大臣もね(笑)

この部分はここで評価の分かれるところだと思いますが、せっかく大臣になったのならば、もう少し勉強して欲しいなーとは思いますね。石破氏くらいにね。なんか子供がはしゃいで、または癇癪起こしている様に見受けられる大臣が多い様に思えるのですよ。
いっその事、自民党のように素直に白旗を揚げて官僚様に頼ったほうが潔く見えて、好感を持つ次第ですぉぃぉぃ。


>その道の専門家を大臣に抜擢しなかったことも、日本が力を失っていった、
>失われた10年とか20年とか言われている一つの要因だろうと思っています。

近年においてその道の専門家を大臣に招いた例は、一部で悪名高い竹中平蔵金融担当大臣くらいなんだろうと思います。このブログでも拒否反応する人は多そうですが、私はとても評価しており(感謝していると言ってもいい)彼が居たからこそリーマンショック時に日本がこの程度の損害で済んだんだと、心底思っております。


ここまで答えて最初の
>民主にしろ自民にしろどちらも「寄り合い所帯」なのは間違いないと私は思うのです。
という問いに戻るのですが、だからこそ私は「民主党が近いうちに崩壊し、保守派による政界再編に期待したいと思います」としています。

ゴシップ記事なんかも見ていると枡添氏がみんなの党と何かを企んでいたり、大阪の橋本知事が水面下で動き回ってみたりと、政界再編の気配を感じられるようになり非常に嬉しく思うと同時に期待もしております。
まぁ、いずれにしても次回は自治労にとって歓迎できない政権が誕生する可能性が非常に高いと思っていますね。


※私も民主党支持ではありませんw

投稿: mobileSE | 2010年3月 2日 (火) 21時03分

いやもちろん実利としてかなう訳はまずないにしても、真っ向から逆のこと言われたら、支持母体の一つとしてはさすがにそれは批判の声は上げるんじゃないんですかね。
#だっておとなしくついていったら先は屠殺場なんですから

正直なところ、国の大臣クラスはなってから勉強なんて間違ってると思いますよ。
せいぜい自分の持論と現実のギャップを勉強してもらうくらいですかね。
それこそ「地位と給与には責任が伴う」訳で、それならまだ大臣も公募制の方がよほどマシってもんです。
#もちろん審査は経験・実績を踏まえて採用です。

まあなんていうか、自民を向いても民主を向いても公務員批判してる訳なんですから
そんな政党に頼っちゃだめでしょうといいたいけど(むろんみんなの党も)、組合・労働者側に
立ってくれる政党というと民社とか共産くらいしかなくって、この政党と組むと余計に支持者が減りそう(失礼!)な気もしますよねぇ。
(国民新党と新党日本はよくわかりません)

※民主党支持でないのは存じ上げてますw

投稿: とーる | 2010年3月 2日 (火) 21時39分

mobileSEさんへ「ごねた者のみが利益を得る風潮を憂慮しています。またそれを当然の事として煽り正当化する諸団体」の所で事例がいくつかあります。「北九州市の水際作戦」といわれるほど厳しい生活保護の認定をなぜしていたのか、生活保護を支援する団体が福祉事務所に集団で団交を行う、「特例を認めろ」と基準の緩和をもとめる団体、暴力団組員による「不正受給」・・・
正常化にどれほどの労力を費やしたのか想像を絶します。(なにかあれば支援団体の弁護士がすぐ飛んできますしね・・・)
基本的に「性善説」で構築されているこれらの制度には、現場の職員が驚くほど「ザル」になっていると思われるため運用は大変でしょうね。
話を戻しますが、「不正にまみれた生活保護」と「失対事業」の正常化が歴代北九州市長の課題となっていました。
「義務を果たして初めて権利が発生する」、私の職場の先輩(労組の役員もされてますが)も言ってましたね。仕事をしているとマスコミで報道されていることとは違う一面を見るわけで、組合役員をしていても上記の話が出てくるわけです。

投稿: ためいきばかり | 2010年3月 2日 (火) 22時22分

あっしまった!さん、mobileSEさん、とーるさん、ためいきばかりさん、コメントありがとうございました。

さらにmobileSEさんから厳しい口調でのご意見をいただきました。私の表現力に問題があるのか自信を失くすところですが、今回の記事に託した意図などについて、とーるさんには伝わっていることで安堵しています。ちなみに昨夜のとーるさんのコメントで、次のような問いかけがありました。

>OTSUさんは、民主党政権にはかなり期待されていたでしょうから、民主党に見えたその実態は第二自民党だ?った、という真の姿に裏切られて愕然、本当に期待し続けていいのか迷われているってところでしょうか。

今朝のレスでは触れませんでしたが、今のところ裏切られたような思いは一切ありません。ある程度迷走するであろうことも承知の上で、民主党を中心とした政権交代を願ってきました。また、政権交代を実現したことをもって、浮かれた気持ちもなければ、過度な期待も寄せていませんでした。

mobileSEさんから指摘されるまでもなく、長い目で見て行こうと考えています。このような思いは昨年9月以降の記事に託してきたつもりです。したがって、今回の記事も手の平を返したような批判の論調で書き込んでいないはずです。

また、ピーチクパーチクと内閣の足を引っ張る意図も毛頭ありません。今回、問題視した発言が計算され、強い信念を持って発信しているのであれば「軽率」という形容詞を使っていません。そもそも鳩山首相をはじめ、オールマイティーに物事のすべてを把握できる人物は稀であろうと思っています。

「実は真意は違った」という釈明につながるのは、鳩山首相にとっても、民主党にとっても好ましくないものと感じています。そのためにも側近が適確にフォローできる体制の充実も課題だろうと感じています。その上で、連合組織内の平野官房長官も万能ではないのでしょうから、もっと連合としても日頃から意思疎通をはかって欲しいものと願いながら、昨夜のレスにつなげていました。

長々と書きましたが、まだまだ言葉足らずのレスかも知れません。不充分な点については明日以降、必要に応じて補わせていただきます。合わせて、皆さんから寄せられた貴重な提起に対し、網羅的にお答えできていない点もご容赦ください。

投稿: OTSU | 2010年3月 2日 (火) 23時13分

>また、とーるさんの問題意識につながりますが、定期昇給の凍結は若年層の賃金も一律に抑制してしまいます。そのような意味合いからも、定期昇給の実施は必要であるものと考えています

私は、定期昇給によって所得が漸増していくこと自体は必ずしも悪いことだとは思っていません。
個人による差はあるにせよ、基本的に年齢毎に必要とする所得がある程度異なることは事実で(例えば独身と世帯、幼い子供と大学生など必要とする金額はそれぞれ違いますよね)、
若い間には所得は抑えるけれども、頑張って(ここポイント)働けば所得は増えていくよ、ということは働く人間にとってもメリットはあったわけです。

しかし終身雇用という制度が崩壊しつつある時代において、一番お金の必要な時期にリストラされて、仮にどこかで拾ってもらえてもたいした給与にならない可能性もある、
となれば全然話は違います。その分も若いうちから貯めておかないといつ人生設計が崩壊してもおかしくないわけです。あいつ仕事大してしてないのに、ずっと勤めてるという
だけで給料が高い、という感じでは、働き盛りの若手のモチベーションも確かに上がりにくく、やはりぬるま湯になってしまいかねませんね。

むしろ初任給の額面25万くらいとして、3年間くらいはいろんなこと覚えて27万くらいまで上げるけど、その後は役職が上がるか何かでないと給与は増えないよ、
くらいでも良いのかなと思ったりしますけどね。まあ組織がフラットになってくると今度はその上の役職になかなかつけなくて給与も上がらないということもあるので、
あるいは銀行業界みたいに基本給は案外安くて、いろいろ資格を取っていくことで資格給として給与が上がっていく、とかもアリではないかと。
その上で、40とか50くらいの人でもヒラだったら自分の給与とたいして変わらないねってことになったら、それほど「俺の方が出来るのに・・」的な不満も起こらなくて
良いんじゃないかと思います。あとは世の中的にそこまでドラスティックに変えることが(給与を支払う側も含めて)受け入れられるのか、ですけどね。

投稿: とーる | 2010年3月 3日 (水) 00時51分

とーるさん、おはようございます。コメントありがとうございました。

そのような考え方についても、私と大きく違わないようです。なお、昨夜のレスで「定期昇給の凍結は若年層の賃金も一律に抑制してしまいます。そのような意味合いからも、定期昇給の実施は必要であるものと考えています」に対し、触れていませんでしたので補足させていただきます。

mobileSEさんから「労組というところは若手の待遇すら人質にして、頑なに年寄りの待遇を確保するのだなと思う訳ですよ」という批判的な意見が寄せられましたが、基本的な前提として大半の高齢層(私自身も含めて)の定期昇給はない中でのコメントでした。この前提への共通認識があれば、私の一言への印象も少しは違ったものと考えています。いずれにしてもネットでの意見交換は難しいものと痛感しています。

投稿: OTSU | 2010年3月 3日 (水) 08時21分

今朝のOTSUさんによる給与体系についての意見表明について、しっかりと記憶させていただきます。
同時に、それを実現する為の実践躬行な労使交渉や自治労への進言を強く期待します。
私が期待する「襟を正す具体例」とは、そういうものです。
為政者、公務労働者、共に信頼されていないのが日本の現状ですが、自治権を行使して地方公共団体の現場からカイゼンを積み重ねることが必須だと思いますけどね。

北教組については、政治的体質はジャーナリスト等から洩れ伝わっておりますが、あからさまな違法行為は、教育の自治観から来ているんでしょうか?死者が出ない限り警察も遠慮しますから。
ぶら下がり取材とはいえ輿石の「関係ない」発言は、組織内議員の品格を疑います。組織票だけで当選する彼には、一般的な公正さよりも偏狭でも支持組織の利益の方が絶対のあまり、彼の価値基準が麻痺しているのでしょう。
学校は、外部からの統制も利かず行政以上に官尊民卑で唯我独尊のもう一つであることを感じていますが、それが遵法意識を希薄にさせているのか?

いろいろと壊れすぎてにっちもさっちもいかないようですが、創造的破壊を進めるために政治の機能不全が続くのも悪くないような気がしてます。
それに備えて、子供には国外でも生きていける力をつけさせたいと思いますが、間に合うかどうかが心配です。

投稿: L | 2010年3月 3日 (水) 12時47分

>まあなんていうか、自民を向いても民主を向いても公務員批判してる訳なんですから
>そんな政党に頼っちゃだめでしょうといいたいけど(むろんみんなの党も)、
>組合・労働者側に立ってくれる政党というと民社とか共産くらいしかなくって・・

なんというか自治労を見ていると主義主張は旧社会党のままなのに無理に民主党を支援しようとするから、傍から見ている者にとってその矛盾が鼻に付くという状況なのですよね。素直に社民党を支援していれば良いのにと思いますが・・。
そして無理に支援するものだから、同じ民主党議員であっても露骨に接し方を変えてみたりしていて(民主党自体右から左までまぁ色々な議員が居ますが)そんなのも気に障る訳です。


>(前略)
>基本的に「性善説」で構築されているこれらの制度には、現場の職員が驚くほど「ザル」に
>なっていると思われるため運用は大変でしょうね。
>話を戻しますが、「不正にまみれた生活保護」と「失対事業」の正常化が
>歴代北九州市長の課題となっていました。

性善説についてはなんというか・・、それを悪用する首長まで登場する昨今ですからね・・、そろそろ性悪説に切り替える時期に来てるのではないかと・・、せめて一部だけでも早急に・・と思いますね。

北九州の話は軽く耳にしていた程度でした。あぁ、やっぱりなと言うのが正直な印象ですね。本来的に、この様な部分をきっちりと周知するのは報道の役目なのですが、現在のマスコミは自分の義務を放棄していますから、残念な事になかなか耳に入らないですね。
むしろ「おにぎりが食べたいと書き残して餓死」という事例の方がよっぽど有名な話になってしまっており、これ担当者はそうとう悔しい思いをしただろうなと思います。
結論として次に叩かれるべきは何処、という部分は決まっているのですが、自治労の組合様がなかなか判りやすく身を正してくれないので、次に移らないのでしょうねぇ。こういうのは叩くのりしろが残っているうちは移りませんから・・。


>「義務を果たして初めて権利が発生する」、私の職場の先輩(労組の役員もされてますが)も
>言ってましたね。仕事をしているとマスコミで報道されていることとは違う一面を
>見るわけで、組合役員をしていても上記の話が出てくるわけです。

これについては俄かに信じられない思いです。ただ「OTSU」氏の例もあり、自分が見聞きしてきた事例だけでは判断できないのも判っています。とりあえずは耳を塞ぐことだけはしないようにしていきたいと思います。


>基本的な前提として大半の高齢層(私自身も含めて)の定期昇給はない中でのコメントでした。

上がらなくなっただけであって、下がった訳でもないでしょう。貴方のところの事は詳しく調べて居ませんが、本来的に地域給導入で5ないし10%程度即時に下げなければならないところを現給補償として以前の給与を支払い続けている自治体の例も複数知っております。賃金カーブが下がった分、補償額に追いつくまで定期昇給をしないというものですが、一部の高齢者は定年までこのカーブに追いつかない。だから定期昇給は無くなりましたとしているだけでしてね。カラクリは透けて見えているのですよ。
役所の年齢ピラミッドはすごく極端に偏っており、年寄りの給与を2,3万下げれば、そのまま若手の給与は倍上がる訳でしてね。もう少し踏み込めば役所の非正規問題も一気に解決できるはずなんですけどね。

まぁ恐らくは「OTSU」氏のところはこの例からもれる自治体なのでしょうが、他との違いが判りやすく例示されていない以上、ある程度は一緒くたに扱います。
※世間様から見れば自治労も日教組も一緒に扱われるという現実がある以上、このブログでも扱いは同じにしてもいいだろうと思いますので。

投稿: mobileSE | 2010年3月 3日 (水) 13時21分

とりあえずは耳を塞ぐことだけはしないようにしていきたいと思います。(これからも職場の現実を少しでも伝えていければ良いと考えています。)mobileSE さんのような「判断」ができる方が多いと「行政のスリム化」は可能ですが、実際は出先機関を縮小(統廃合も含め)すると「強烈な」反対が住民(自治体・政治家)を含め意見がでてきます(人員が減らされており体制維持が困難になっていることにも当然お構いなしです)が、「小さな政府」を選択されたのでしょう?と言いたくもなります。(結局、景気が悪化すると「これもやってくれ」、「あれもやってくれ」、しかも制度が例によって「ザル」で現場が消化不良を起こしている現実があります。)
俄かに信じられない思いでしょうが、他にも同じ話の流れで労組が主催した「地方版派遣村」の行った際、炊き出しのみを求め、「求人情報はいらない」これが現実(注意はされたようですが・・・)ですよという話をされました。(この炊き出しは労組の組合員の負担で行ったものです。)
某参与のありがたいお話をテレビでみてその先輩が、「このお金はだれが負担するの?負担する人がいて制度がなり立つんだから」という話を聞いて、真に困窮されている方に限定しないと、せっかく注目されているのに制度が崩壊(財政面、国民の理解)してしまうのではないかと危惧しています。

投稿: ためいきばかり | 2010年3月 3日 (水) 20時39分

文庫になった『独身手当 公務員のトンデモ給与明細』(若林亜紀2010-3新潮文庫)を読みました。
民間との比較においては明らかに厚遇すぎる公務員の制度の見直しは、内部的な自浄作用は、まず期待できず、外部からの厳しい批判と、ポリシーを有するトップによる上からの改革しかないという思いが強くなるばかり。
今日もニュースになった阿久根市の竹原市長も登場しますが、この文脈に置いてみると、また別のイメージも浮かびます。
法治主義をないがしろにする、言語道断ぶりは、弁護の余地がありませんが、住民の支持もわかるような気がします。氏を、オール・オア・ナッシングで評価するのもどうかなと考えてしまいました。

投稿: BIBI | 2010年3月 3日 (水) 21時59分

Lさん、mobileSEさん、ためいきばかりさん、 BIBIさん、いつもコメントありがとうございます。

どうもLさんの口調から察すると、今朝のコメントは言葉不足だったようです。すでに私どもの役所では、50歳になる前に大半の職員が昇給停止となる労使合意を果たしています。組合役員の立場からすれば誇れる話ではなく、一方でmobileSEさんのように「下がった訳でもないでしょう」という辛口な見方も残ります。

それでも都の人事委員会勧告をもとに賃金の額が1月に引き下げられ、独自な交渉結果に基づき、4月からも下げられることになります。その下げる率について、若年層は抑制気味としています。したがって、本当に少しずつですが、私どもの役所では若年層が定期昇給を重ねることで、高齢層との賃金水準の差は縮まっていくことになります。仮に定期昇給を一律に停止した場合、その差は固定される意味合いから一昨日のコメントを記していました。

その他にも様々な貴重なご意見をお寄せいただいていますが、取り急ぎ、気になった点について補足させていただきました。

投稿: OTSU | 2010年3月 3日 (水) 22時14分

上記コメントの補足です。
“性善説”とかが話題になっていますが、自ら労働条件を切り下げる方向に向かうのは、まさに人間性に反するでしょう。自浄作用が期待できないゆえんです。

投稿: BIBI | 2010年3月 3日 (水) 22時14分

今までの議論すっ飛ばして「外部からの厳しい批判と、ポリシーを有するトップによる上からの改革しかない」とか
竹原市長の話持ち出したりとか・・さすがにBIBIさん言い過ぎじゃないすかね。ドラスティックな改革は、
その熱が冷めたときには揺り戻しは大きいものですよ。強い薬が副作用も大きいように。

民間との比較においては厚遇過ぎるって、その民間がどことの比較かによるでしょう?
グーグルとかトップレベルの待遇が役所にある訳もないでしょう?
公務員同士だって最下位の夕張市と東京都の職員の給与平均だって相当違うわけです。
そんなおおざっぱすぎる話をしたってしょうがないと思うんですよね。

お読みになった本が自治体のすべてと思われるならともかく、そんな穴だらけの批判じゃなくて、
どうせ批判するなら的確な前向きな批判しましょうよ。

阿久根市長に関しては、自分の会社の社長が社員の悪口ばっか言っててどうするの?て感じしか受けませんね。
むしろ市民の所得をどうやって上げていくのか、そっちの方針を市長が示せばって思うんですけど。
(ところで彼が言ってる市民の平均所得というのは老若男女も含めての2-300百万なのか、
給与所得者の平均収入なのか、どっちなんでしょうね。)

古い記事だけど夕張市長の以下のコメントを読んで、阿久根市長と夕張市長のどっちの下で働きたいか考えてみませんか?
http://www.city.yubari.lg.jp/contents/diary/weblog_1201777694.html

実際のところ、破綻した夕張市でも職員人件費は平均約400万、今でも住民一人あたり7万2千円くらいかかっていて、
それでも破綻前と比較して4割カットだそうです。400万なら働きたいかというとそんなこともなく職員はそれでは
食べていけないなどで離散していって、破綻前に約400人いた職員が今では消防含めて130人を割り込んでいるそうで、、。
どんなに切り詰めてもそこはもう限界点をとうに超えているんですよ。もちろん暖房費がものすごくかかる北海道と、
九州を一緒にはできないかもしれないけれど、それでも公務員の所得を市民平均の2-300万にするってことは、
つまり公務員になろうなんて危篤な人はいなくなるってことだと思いますけどね。

一方で、阿久根市の財政資料を読む限り、意外なことに人件費がこの10年で3割も減ってみたいです。
(平成11年約29億、平成20年約21億6千万。特に変化のあったのは平成15年から17年。)
これだけ人件費が減るというのはちょっと尋常ではなくて、おそらく何か特別な事情があっただろうと思うのですが・・。
(竹原氏が市長になったのは2008年=平成20年ですから彼の活躍の結果という訳ではなさそうです)

投稿: とーる | 2010年3月 4日 (木) 00時30分

>mobileSE さま

ちょっとだけ、重箱の隅のような指摘ですが。

>上がらなくなっただけであって、下がった訳でもないでしょう。貴方のところの事は詳しく調べて居ませんが、本来的に地域給導入で5ないし10%程度即時に下げなければならないところを現給補償として以前の給与を支払い続けている自治体の例も複数知っております。

現給保障制度は、国が用いている給与制度ですので、
多数の自治体で採用されているものであるのは、間違いありません。

>賃金カーブが下がった分、補償額に追いつくまで定期昇給をしないというものですが、

定期昇給はしていますが、給与構造改革時(=昇給カーブの大幅な見直し)の下げ幅が大きいため、
また、55歳以上の定期昇給は、それ以下の年齢の昇給幅の1/2とされているため、
定期昇給しても、現給保障額には追いつかない。となっています。

>役所の年齢ピラミッドはすごく極端に偏っており、年寄りの給与を2,3万下げれば、そのまま若手の給与は倍上がる訳でしてね。もう少し踏み込めば役所の非正規問題も一気に解決できるはずなんですけどね。

高齢世代の給与をカットしても、
若年齢世代の給与は、そうそうはあがりません。
総人件費が下がるだけの効果になるものと思います。

昇給幅は、むやみにあげられず、
仮に、むやみやたらに上げたとしたら(現実にはそんなことはあり得ませんが、)、
もれなく、国からお叱りを受けます。
このため、ちょっとずつちょっとずつしか昇給していかないのが現状ではないかと、
私は思っています。

また、人事院勧告、人事委員会勧告の、民間給与調査のなかで、
役職階級と年齢による調査結果を算出していますので、
公民較差ほど即時的な拘束力はないにしても、
やはり民間準拠の点において、強力な数字とはなり得るでしょうね。

まぁ、公務労働者の中で、
劇的に給与が跳ね上がる、などと思っている職員は皆無でしょうけど。

公務労働者「厚遇論」もたびたび取り上げられますが、
これもまた、国のお叱りを受けること請け合いです。
自治体が、独自で「何か」をしようとすることは、
一時的にはできても、結局のところ、国からあーだこーだ言われる筋合いとなります。

投稿: イール | 2010年3月 4日 (木) 01時19分

極端事例を普遍化するのは危険でしょうね。”報道や出版されることだけが全て”と考えてしまうのも。
極端事例は、極端事例であるが故に、商業的価値(ニュースとしての価値)があるんですから。

それと、確かに公務員の給与平均を2~300万円にするとすれば、
「公務員やるより、福祉行政の世話になる方がまし」と考える人が居ても不思議ではない気がする。
給付する側の正論を口にする権利・正当な反論を行う権利が、事実上皆無な一方、
給付される側の立場は、ほとんど”無敵(理屈なんて無視の魔法の杖・水戸黄門)状態”という一面もあるんだし。
選挙の時に”小さな政府路線”を熱狂的に支持した投票行動を行いつつ、
いざ実際に動き始めたら行政批判のオンパレードみたいな、有権者の姿勢もどうかと思うし。
”小さな政府路線の施策を徹底的に行えば、大きな政府ができあがる”という主張が無批判に政治的多数意見を形成できる世情・政情なんだし、
”この民ありてこの国あり。by福沢諭吉”なんでしょうね、いろいろな意味で。

えっと、主題になっている鳩山氏の発言は、氏の職責・適時性等から”軽率”だよなぁと思う、そんな私は非公務員。

投稿: あっしまった! | 2010年3月 4日 (木) 08時56分

>・・・昇給停止となる労使合意を果たしています。組合役員の立場からすれば誇れる話ではなく、一方でmobileSEさんのように「下がった訳でもないでしょう」という辛口な見方も残ります。

オリンピックの選手団の半数以上がJOC職員で、コーチなど選手関係者への費用の配分を見直すべきとの話題がありますが、似たような精神構造なのでしょう。胴元の取り分は確保しているのですからリスクのない堅い商売です。

私のベースは、目の前の職員なのですが、仕事の質から見てやはり嵩過ぎ、人権意識以外は阿久根市長の言い分もすっと心に入ってきます。
今朝もまったりとした仕事振りを見てしまいましたが、地方が沈むのもよく分る気がします。
若い職員も手本がないので仕事のレベルの意識のしようがないまま年功序列の旨みに浸り、既得権を主張し始めるんでしょうね。
処遇に格差があるのであれば公共といわれる職場から不遇な人たちへ解放されるべきでしょう。
政府が大きかろうが小さかろうが、民間だろうが公務員だろうが役得があることへの恨みには違いはありません。

投稿: L | 2010年3月 4日 (木) 13時07分

何というか、都市部と農村部の違いとか、住民性の違いとか、産業構造・人口構造の違いとか、諸々の要因によっても、全然違いがあるという印象はありますけどね、地方公共団体にしても国の地方支分部局にしても。或いは同一の行政組織内でも、部署による違いとか。どうしても自分の目の届く範疇を前提に論じてしまいますけど、一括りにするのは危ういと思うなぁ。地方公共団体レベルで言えば、何回か転居してますけどその都度全然雰囲気違うし。

若林氏の一連の著作や言動も、よく読むと”狭い”し、時として”明らかな誤認”も含まれるし、行政組織と外郭団体(公務員とみなし公務員と民間人)の切り分けが出来てなかったり、全面的な肯定は難しいように思うし。氏の著作・言動には、私が間接的に承知している実態とはまるで別世界な事があったりして、世の中は広いなぁと思いつつ一括りにすることの危うさも感じる訳ですのん。

投稿: あっしまった! | 2010年3月 4日 (木) 18時24分

>>本来的に地域給導入で5ないし10%程度即時に下げなければならないところを
>>現給補償として以前の給与を支払い続けている自治体の例も複数知っております。
>現給保障制度は、国が用いている給与制度ですので、
>多数の自治体で採用されているものであるのは、間違いありません。

本来的には地域給導入で下げる決定がされたのに下げなかったのは、市民に対する「背任」だと思いますね。でも、ご多分にもれず制度的には問題なく法令には反していないとなるのでしょうが、法令に反しない=市民の理解を得られるにはならないのですよ。

>>賃金カーブが下がった分、補償額に追いつくまで定期昇給をしないというものですが、
>定期昇給はしていますが、給与構造改革時(=昇給カーブの大幅な見直し)の下げ幅が大きいため、
>(中略)定期昇給しても、現給保障額には追いつかない。となっています。

この事実を判りやすく周知してないのは、市民に対する「隠蔽」になると思うのです。でも、これについても聞かれないから説明もしないとなるのでしょうが、やはり聞かれないから答えない=市民の理解を得られるとはなりませんよね。

この事実があるにも係わらず「OTSU」氏の様に
>基本的な前提として大半の高齢層(私自身も含めて)の定期昇給はない中でのコメントでした。
と言うことは、市民に対する事実の「捏造」ですよね(実際は定期昇給の先払いを受けているに等しい)。これも正しく理解しない方が悪いとなるのでしょうか?

そして、結局この例の様な「背任」「隠蔽」「捏造」の積み重ねが現状の
>為政者、公務労働者、共に信頼されていないのが日本の現状ですが
という事実に繋がっていると思うのですが、どうでしょうか?


公務員(特に地方公務員)と係わりの中では、「気づいていないから周知しない」「聞かれないから答えない」とする事例があまりにも多いのです。これらの経験の積み重ねがあって、現状の公務員は意図的に誤解を誘導していませんかという疑いに繋がる訳です(普通に気配りすれば当然関連項目となるのに聞かれてないから関係ないとされれば、こういう思いは抱きますよね)。


今後は法的に問題ないとか制度的に正しいとか言わずに、信頼されるためには自発的にどう受け答えをするべきか考えた方が良いと思うのですよ。
しかし現状では、相手が何を思って何を期待しているか考えて、相手に望まれる回答を示すという意識が欠落している様に見受けられるのです。だから何をしてもお手盛りと言われるのではないですか。


ここから蛇足です。
>実際のところ、破綻した夕張市でも職員人件費は平均約400万(中略)、
>職員はそれでは食べていけないなどで離散していって、破綻前に約400人いた職員が
>今では消防含めて130人を割り込んでいるそうで

実は夕張市の破綻直前の人口は13千人に対し職員数は約400、それが破綻後は人口12千人に対し職員数は約130ですよね。参考に立川市は人口178千人に対し職員数約1300ですので、これだけ下がってようやく適正人数になったとも言えるかと・・。
夕張市の破綻前が多すぎなのですよ。ある程度の給与を出さないと必要な人材は集まらないと前回コメントしたところですが、この数字ならば下げても大丈夫じゃないとか言われてもおかしくないという気さえします・・。

※書きたいことや問いかけに答えたいことが多く有りますが、一端筆を置きます。

投稿: mobileSE | 2010年3月 4日 (木) 19時00分

>mobileSE さま

ちょっと補足です。

先の、私が記述しました文章に関連して、

>>定期昇給はしていますが、給与構造改革時(=昇給カーブの大幅な見直し)の下げ幅が大きいため、
>>(中略)定期昇給しても、現給保障額には追いつかない。となっています。

>この事実を判りやすく周知してないのは、市民に対する「隠蔽」になると思うのです。
>でも、これについても聞かれないから説明もしないとなるのでしょうが、
>やはり聞かれないから答えない=市民の理解を得られるとはなりませんよね。

この給与制度は、実は一般の職員でも十分理解されていません。
私は、たまたま、そういう部署にいますので、
制度は理解しているつもりですが。
それだけに、結構難解な制度だなぁ、と感じています。

>この事実があるにも係わらず「OTSU」氏の様に
>>基本的な前提として大半の高齢層(私自身も含めて)の定期昇給はない中でのコメントでした。
>と言うことは、市民に対する事実の「捏造」ですよね(実際は定期昇給の先払いを受けているに等しい)。
>これも正しく理解しない方が悪いとなるのでしょうか?

私が記述した内容は、あくまで一般論です。
一般論とは、国の公務員俸給制度があり、
大半の地方自治体は、それに準じた制度設計を行っていますので、
ほぼ大多数が、この国と同様な制度を設けているはずです。

ところが、OTSUさんが、こう記述されています、

>すでに私どもの役所では、50歳になる前に大半の職員が昇給停止となる労使合意を果たしています。
>組合役員の立場からすれば誇れる話ではなく、一方でmobileSEさんのように「下がった訳でもないでしょう」という
>辛口な見方も残ります。

を、字面だけで見ますと、
国の俸給制度よりも超えて、50歳程度で昇給停止となる、という制度を設けている、
と捉えました。

これは、国の俸給制度は、昇給としては、55歳以上でも1/2幅で昇給し、
結果として現給保障は超えないかもしれないが、昇給として進む、という制度と、

50歳程度で、それ以後一切昇給しない、というOTSU氏の団体の制度では、
明らかに異なります。
国の制度の「上乗せ」基準とでも言えるでしょうか。

ことこと左様に、
国の制度が「準則」という形であって、
それを、各地方自治体がアレンジし、またはアレンジせず、
制度構築として設定していますので、
給料体系は、どの団体も「似たような」制度でありながら、
「全く一致」はしていない制度でもあります。

ま、でも、
部外者である私が記述するのもなんなんで、
OTSU氏の団体の制度は、OTSUさんから回答していただいた方が、
より確かですよね。

mobileSEさんの、
人事院勧告は、精度が高い統計であるが、
その本質・信憑性の点で疑うものがある、というような趣旨の発言を以前されていましたので、
私が記述した内容(定期昇給と現給保障について)も、
同調はされないだろうなぁ、と思いながら書きました。

国の俸給制度は、法律に基づくものですので、
当該法律が改正されれば、それもまた「確からしい」と、私は捉えます。

地方自治体の給与制度は、条例に基づくものですので、
当該条例が改正されれば、それもまた「確からしい」と、私は捉えます。

投稿: イール | 2010年3月 4日 (木) 20時27分

mobileSEさん
信頼を得るためにすべて公表した方がいい、全部公表しないから信頼が得られないってのは疑問ですね。
都合の悪いことをあえて言う例が世界中でどこかにあるのかっていうと残念ながら私は知らないのです。
せいぜいワシントンくらいですか?逆説的ですがあれが美談になること自体すなわち「レアケース」だから
だと思うのです。

民間だってトヨタ、三菱・キヤノンの例を待たず多々あるということは、世界はどうか別にしても、
少なくとも日本人の体質として「臭いものに蓋をする」ということはあるかもしれません。

人数の多寡はいくらが適正かは実際問題わからない部分もあるのですが、「行政」という行為を行うに当たって
必要な人数ってあると思うのですよね。仮に余っていたにしても、そのあまり具合が必要な人間より3倍も多い
組織なんていくらなんでもないんじゃないですかね。

それと人口あたりが適切なのか、面積あたりが適切なのか、という問題もあるかと思います。
(ちなみに面積で比較しますと立川市約24km2、夕張市約743km2と夕張市は立川市の30倍を超えています)

逆に、その負担が重すぎるのであれば本来は「市町村合併」を行って、一人あたりのコストを下げていくべきだろ、
というのが自然だと思うんですけどね。その結果職員(+議員)の削減余地が出来て、スリム化が可能になるという
ことはありうるんじゃないかなとは思うのですけど。

投稿: とーる | 2010年3月 4日 (木) 21時30分

「とーる」氏

>信頼を得るためにすべて公表した方がいい、全部公表しないから信頼が得られないってのは疑問ですね。

ここに疑問を持たれるとどうにもならないのですが、自己に都合の悪い情報は率先して公開し、先手を打って対応するのは現代におけるリスク管理の基本ですよ。

>都合の悪いことをあえて言う例が世界中でどこかにあるのかっていうと残念ながら私は知らないのです。

そして、この基本を疎かにすれば、天下のトヨタであっても会社が傾きかねない事態を招くことすらあるのです。ですので情報を積極的に開示しコントロールすることの必要性は疑う余地はありません。それが信頼に繋がるのだと思います。

ご指摘のとおり今までの日本人の体質にはなかったかも知れませんが、近年では確実に組織管理のスタンダードになった考え方でもあります。


>人数の多寡はいくらが適正かは実際問題わからない部分もあるのですが、「行政」という行為を行うに当たって
>必要な人数ってあると思うのですよね。仮に余っていたにしても、そのあまり具合が必要な人間より3倍も多い
>組織なんていくらなんでもないんじゃないですかね。

※田舎の地方自治体においては必要数の倍くらい在籍というのは十分ありえますよ。

というのは置いておいて、自治体の適正人員を考える際に面積比を持ち出すのはちょっと頂けませんね。確かに「面積が広い=管理に手間が掛かる」というのは認めますが、自治体と言えど収入があって、それに見合う支出で運営する以上は、その収入の目安となる人口比で考えるべきですね(その他の条件で多少の増減は有るのは当然ですが・・)。
そして面積あたりの職員数が少なくなり手が回らないよとなれば、所有するリソースに基づいてサービスの取捨選択をしなければなりません。それにより先日コメントした「都心部と同様のサービスを過疎地にも求めるのはわがまま」という考えに繋がります。

それすらも許容できないとなれば、仰るとおり市町村合弁を模索するか、自身が満足できる地域に移住するという選択が必要ですね。もう何処にも金のなる木は無いのですよ。


「イール」氏

氏の仰ることも理解できます。
先ずは「OTSU」氏のコメントを待つことにしましょう。

投稿: mobileSE | 2010年3月 4日 (木) 22時26分

先のコメント、前の「襟を正す」の記事に付けるのが適当だったかもしれませんね、それに言葉足らずでした。

1 やはり「公務員は民間と比べて厚遇されている」という認識から出発したい。
  厚遇とは何か? それをいかにして認識するか? そもそも事実とは何か? などの議論をしていくのもおもしろいのですが、哲学や科学の議論であれば格別、通常の社会生活上の一応の判断では、公務員は民間と比べて厚遇されている、という認識から出発したいですね。先の若林亜紀さんの著作にしても、売るためのレトリックはあるにしても(商売だからそれは健全)、引用されている数値的指標は納得できるものでした。そもそも、法令で保障された身分保障において、公務員は民間と違っているわけです。昨今の雇用経済情勢に鑑みると、強く感じてしまう。この認識は、一般社会の当然の認識であり、マスコミに踊らされた愚かな大衆の認識とは違うと考えます。
2 厚遇自体は、批判されるべきものではない。
  労働者の厚遇はいいこことです。格別批判する理由はありません。社会全体がその水準を目指すべきです。いわゆる公務員バッシングは、今は、そのほうが雑誌が(名前が)売れる(金がもうかる)というぐらいのもの。
3 職員団体は、自らの利益を求めて行動することが健全である。
  これも、人間性に基づく自然な態度だと思えるのですが。変に他の価値観で糊塗せず、堂々と、率直に主張・行動すればいいのではないでしょうか。
4 公務員の待遇が下がってくる要因は、外部的な批判と、それを正当と受け止めるトップの意思である。
  これに職員団体が抵抗するのは健全で、適法な手段の範囲内で、おおいに自己の利益を追求すればよい。その結果として、待遇が下がっているのは、誰が襟を正しているわけでもなく、そこで均衡しているだけでしょう。それを、職員団体あるいは公務員が、自ら襟を正している、という表現をとると、話がおかしくなってくるような気がします。

投稿: BIBI | 2010年3月 4日 (木) 22時36分

とーるさん、イールさん、あっしまった!さん、Lさん、mobileSEさん、BIBIさん、コメントありがとうございました。

一つ一つのご意見に対し、論評できないことが多くなりがちな点はご容赦ください。「臭いものにはフタ」のような考え方は、決して好ましいものではありません。ただ再三述べてきた前提として、このブログで記事を投稿するにあたって、言葉を選ばなければならない自制心を忘れていません。一方で、そのことで都合の悪い話を隠蔽しているような印象を与えないよう常に苦心しているところです。

なお、次回の記事は定期昇給の話に絡んだ内容を考えています。その記事の中で、私どもの市の賃金制度において、労使で合意した内容にも触れる予定です。いずれにしても今回記事のコメント欄で論点となっていた問題すべてを即座にフォローできそうにありません。ぜひ、このブログは今後も地道に続けていくつもりですので、長い目で見守っていただけると幸いです。

ちなみに話題となった若林亜紀さんの『公務員の異常な世界』を少しだけ取り上げた記事がありました。参考までに紹介させていただきます。

2008年5月24日(土) たまには気ままに雑談放談
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2008/05/post_49ab.html

投稿: OTSU | 2010年3月 4日 (木) 22時49分

>自己に都合の悪い情報は率先して公開し、先手を打って対応
いや、それはリスクグレードによって管理の仕方が違うんじゃないですかね。
何の判断もなくすべて公開、としている企業はないでしょう。
あくまで、経営判断として相対的にプラス、いい換えれば悪影響を軽微に押さえるために
情報公開に踏み切っている、隠しておくことがかえって致命的な業績悪化につながる
という認識こそが情報公開に向かわせる動機である、と私は理解しています。

mobileSEさんは、それ以上に企業が情報公開している、積極的に公開しようとしていると
お思いですか?

たとえ法令に違反している事実だとしても、大なり小なりあえて公開をしていない
ことはあるってことですよ。

例えばうちの会社ではこれくらいサービス残業やらせてます、なんて新卒説明会で
やってるところなんてありますかね?
すべてを公開するならば、まず最低限これは必要となることではにないですか?

面積比は、あくまでたとえ話と思ってください。最終的に要求する公共サービスへの
対価、特に人件費が支払えない場合の解決方法としては、私も「市町村合併」を
例示していますし、そうすることで対面積比が大きくなるのは当然の帰結ですから・・
(ただ、面積が2倍になれば2倍の人員が必要とは思わないまでも、やはりそこは
まったく同じ人員でOKということにはならないでしょうね)

※都心部と同様のサービスについては同意していますが、「ユニバーサルサービス」として
必要なサービスはどこまでなのか、という点については、「大きな政府」VS「小さな政府」
の範疇の話になるのでしょうし、小さな政府のコストで大きな政府を実現できないのは、
論を待たないところです。
(一方で、さらなる論点として、どこまでが必要コストなのか、の議論になってくる訳ですが・・)

投稿: とーる | 2010年3月 4日 (木) 22時54分

>実は夕張市の破綻直前の人口は13千人に対し職員数は約400、それが破綻後は人口12千
>人に対し職員数は約130ですよね。参考に立川市は人口178千人に対し職員数約1300
>ですので、これだけ下がってようやく適正人数になったとも言えるかと・・。

地方から見るとそれこそ一律には言えませんて。
公務員が地域経済を支えている地域がどれだけあると思いますか?
愛知県におけるトヨタの役割を自治体がやっている(やらざるを得ない)地域があります。
それも、「地方交付金にぶら下がっているんだろう。国民の貴重な税金を無駄遣いしている。」と言われたら、過疎地域は金持ちの別荘地としてしか存在価値がなくなりますよ。
国民全部を東京都に集めるのが得策ですか?(極論です。自覚しています。)
ラスパイレスで給与が決まる公務員がいるから雇用が保障されている地域があるんです。
数年前、寒冷地手当に焦点が当たり、「好きで北国に住んでいる人たちに寒冷地手当(いわゆる薪代)を支払う必要はない。」という議論が巻き起こりました。
人事院は単純に積雪量を量り、大幅な減額の上、支払う地域と支払わない地域を決定しました。その結果、同じ県内でも支払われる地域とそうでない地域が出てきました。雪の量と使う燃料代は別ものでしょう。全部東京の発想です。

現在、多くの自治体が『雇用対策』を打ち出していますが、公務員給与を大幅に下げた上で、失業者をみんな公務員にしちゃえば今の雇用の問題や格差の問題は全部解決すると思うんですけどね。(小さな政府論者と労働組合幹部、両方敵に回すような案ですが・・・)

投稿: Na | 2010年3月 5日 (金) 10時30分

>公務員給与を大幅に下げた上で、失業者をみんな公務員にしちゃえば今の雇用の問題や格差の問題は全部解決すると思うんですけどね。

Naさんがはっきりと書かれていますが(その前段とは矛盾するところもあるようですが)、全国一律は無理でもある自治体に限れば可能だと思っています。
流入による人口の増加と交付金の関係は理解しておりませんが、ワッセナー合意よりも導入しやすいでしょう。


>労働者の厚遇はいいこことです。格別批判する理由はありません。社会全体がその水準を目指すべきです。

疑問なのですが、この原資、とりわけ公務労働者の原資は何処から来るのでしょう?報酬は労働の対価と認められているので、経済的に均衡が取れていなければならないのですが。
少なからずの公務労働者の意識では、水準を上げるのは人任せで、果実だけ得ることも可能なのでは?

また、次の文章が分りにくいので説明していただけるとありがたいのですが。

>そもそも、法令で保障された身分保障において、公務員は民間と違っているわけです。昨今の雇用経済情勢に鑑みると、強く感じてしまう。この認識は、一般社会の当然の認識であり・・・

最後に、
>都合の悪いことをあえて言う例が世界中でどこかにあるのか・・・

公僕ですからね。公の利益に照らして、当局に不利益があろうと開示するのがモラルといえばそうですかね。
モラルだけには頼れないので担当者レベルへの責任追及と併せて明文化し広く周知することも必要だとは思いますが。
告発をつぶす圧力から守るための身分保障だと理解しているのですが、公務員に採用されれば隠蔽しても身分保障されるものなのですか?やりたい放題ですね。
トヨタやキャノンは、買わない選択が出来ますが、行政が独占している事業は、そうはいきませんから。
選択が出来るのなら社保庁の職員なんて労働市場でも悲惨です。


投稿: L | 2010年3月 5日 (金) 12時58分

「とーる」氏

>>自己に都合の悪い情報は率先して公開し、先手を打って対応
>いや、それはリスクグレードによって管理の仕方が違うんじゃないですかね。
>何の判断もなくすべて公開、としている企業はないでしょう。

その通りなのですが、そのグレード判断を誤れば誤るほど手痛い事態に追い込まれる事になるので、企業であれば好むと好まざると積極的に開示する方向へ圧力が加わるのですよ。もちろん業界によってこの圧力に差異はあるのですが、私の属する業界では涙ぐましいくらいに情報管理やリスク管理は徹底されている訳です。

>mobileSEさんは、それ以上に企業が情報公開している、積極的に公開しようとしていると
>お思いですか?

ですから貴方からの上記の問いには、市場に参加しようとする企業であれば、市場からの圧力によりYESとする事を要求されていますという回答になると思います。

そして地方自治体では、これらの判断を誤り続けている訳でして、
>為政者、公務労働者、共に信頼されていないのが日本の現状ですが
という事実に繋がっていると思うのです。この結果、現状では公務労働者を信頼しているとする人は本当に極少数になっているのですよ。
※企業に対する市場圧力に変わるものが、公務員に対するバッシングなのでしょうね。

>例えばうちの会社ではこれくらいサービス残業やらせてます、
>なんて新卒説明会でやってるところなんてありますかね?

先日報道されていましたが、これらの内部告発を集める妙なサイトも出来上がったみたいですよ。もちろん本当も嘘も入り交じった良質とは決して言えないサイトの様ですが、この様なものが出来てくれば、今後はこれらの情報も積極的に公開して情報をコントロールすることが企業には求められて来るのでしょうね。
現代では情報を取捨選択して隠しておくというのは非常に困難になってきているのだと思いますね。だから逆にコントロールが不可欠になったという事でしょう。


>面積比は、あくまでたとえ話と思ってください。

はい。理解しています。

>都心部と同様のサービスについては同意していますが、「ユニバーサルサービス」
>として必要なサービスはどこまでなのか、という点については、
>「大きな政府」VS「小さな政府」の範疇の話になるのでしょうし、

これに関してはお互いの考えに大きな差異は無いと思うのですが、ユニバーサルサービスについても、例えば限界集落にまで保証する必要があるのか。いっそ移住してもらうという選択も含めて検討する必要はあると思いますね。その地区に人が住むことで、周辺地域にどの程度の利益があるのか幅広い視点から検討して判断されるべきと思います。

そして現状の一番の問題点は「小さな政府」のコストしか認めない世論なのに、各個で「大きな政府」のサービスを当然の事として要求する有権者の意識なのでしょうね。これらの考えは甘えなのだと判らせる事が必要だと強く思います。


「Na」氏

そしてですね「Na」氏の問いに対する答えも
>地方から見るとそれこそ一律には言えませんて。
>公務員が地域経済を支えている地域がどれだけあると思いますか?

公務員に支えられないと地域経済が成り立たない所に住むという発想も、今後は聖域とせずに切り込むくらいの事は必要になると思います。先ほど述べた「その地区に人が住むことで、周辺地域にどの程度の利益があるのか幅広い視点から検討して判断されるべき」というコメントに、これは含まれています。

>愛知県におけるトヨタの役割を自治体がやっている(やらざるを得ない)地域が
>あります。(中略)過疎地域は金持ちの別荘地としてしか存在価値がなくなりますよ。
>国民全部を東京都に集めるのが得策ですか?(極論です。自覚しています。)

それは確かに極論ですね。
工業品や安全な食料の生産拠点とする地域はこれからも必要ですし、保養地や観光地として利益のある地域も残るでしょう。場合によっては安全保障の観点で人が住み続ける地域も残ると思います。何処も彼処も居住可能な環境を行政で保証する必要はなくて、人口減少に向うこれからは住む場所だって選択と集中になると思っています。
そして都市部にない役割を担う方々には、相応の見返りを都市部の負担により行われることになるでしょうね。その為にもキチンとした論議をし、エゴを廃した選択がなされなくてはなりませんということです(もちろん応分の負担がどの程度が適切かという論議も含めて)。

その上で、それらを無視して過疎地に固執するのであれば自己責任でお願いしますという事になるのでしょう。


>公務員給与を大幅に下げた上で、失業者をみんな公務員にしちゃえば
>今の雇用の問題や格差の問題は全部解決すると思うんですけどね。

働く意志のない人間に収入と身分を保障することには絶対に反対します。そういう方達は是が非でも淘汰されなければなりません。私の論では、働く意志のある人は自分で仕事を見つけるものです。身近な例でも、やりたい仕事を見つけたと言って求人もしていない会社に「最初の3ヶ月無償で構わないから使ってくれ」と飛び込んだ奴がいますが、半年後には見事にそこの正社員になってましたし・・。

ですから、ハローワークや求人誌に頼って職が無いという人を見るにつけ、受身で仕事が見つかるわけねーだろとつくづく思いますよ。企業は金になる人材ならいつでも求めていますが、人罪は嫌うものです(こちらも極論です。自覚していますw)。

投稿: mobileSE | 2010年3月 5日 (金) 18時12分

Lさん
厚遇・搾取論については所詮「価値観」に基づくものなのでどっちを是とするものでもないですが
「厚遇についてどう思いますか」て聞けば半数以上がNoだろうし
「搾取についてどう思いますか」て聞いても半数以上がNoでしょう。
#恣意的・誘導的なアンケート結果が欲しいときによくあるやり方です

>公僕ですから
については、
>都合の悪いことをあえて言う公務員が世界中でどこかにあるのか・・・
と読み替えてもいいですよ。

役人だからダメとか民間だからいいなんて、働いている人間の育ってる環境が基本的に同じなんですから。
むしろそれはダブルスタンダードじゃないですかね。

何より、「トラストミーなんて言葉じゃなく行動の積み重ねが信用を生むんだ」と当たり前のことを発言しただけの
人間が注意を受ける、そんな世界であえて都合の悪いことを言う人がどれだけいると思いますか?
今のような「民主党的『政治主導』」だと公務員には「イエスマン」しか育たないし上に行けなくなりますよ。
でも、「NO」と言うと「役人が抵抗勢力となって・・」て言われる世の中です。
イエスマンだけの会社がどうなっていくかということを考えると、本当に心配ではありますね。

これは地方というより、国の方の話ですが・・

もちろん「口だけじゃなくやってます」ということを信用してもらうためには「実績」を開示することは
信用されるためには必要だし望ましいことだと思います。そういう意味ではOTSUさんの行動はとても
誠実だな、と(おそらく考えや理念においては相当異なると思いますが)敬意を表したいと思います。

>トヨタやキャノンは、買わない選択が出来ますが、行政が独占している事業は、そうはいきませんから。
こういう意見、よく見ますけど「浅いなぁ・・」と思います。
今は、企業がサポート、支援の中身によって地域を選ぶだけでなく、制度によって国を選ぶ時代ですよ。
なぜシャープが三重県亀山市に液晶の工場を建てたのか、なぜ大型船はほぼすべてパナマ船籍なのか、
なぜ所得税や法人税が昔より低いのか、そういう事情をご存じないのですか?
自治体は自治体間で競争があって、国は国の間で競争があるのですよ?
かならずしも「住民サポート」だけが地方公務員の仕事ではないですし。

いったん就職してしまえば、その職場で勤めている限りにおいて、住む市町村や県の選択肢が
少なくなるのは事実ですが、それでも県を超えて通勤するなんて(特に都会では)当たり前の話でしょう?
ほぼ身動きが取れなくなってしまうのは「家を買った・建てた」など不動産を入手してからでしょう?

たとえて言えば、「プリウス」を買わない自由はあるけれど、同様に住む市町村・都道府県、あるいは
国を選ぶ自由もあるわけです。幼い子供がいるうちは子供向け福祉が充実している自治体に住んで、
年取ってから高齢者向け福祉の充実している自治体に住むことだって可能ですよ?モラルの問題をのぞけばね。
イチローだって納税はアメリカでやってる訳です。日本のCMで稼ぐのはいいから、その分の税金くらいは
日本で納めてほしいですね(このあたりは予断に満ちていますので、話半分に読んでください)。

「プリウス」を買ってしまってからトヨタを嫌いになったとしたら、やっぱり選択の自由は減りますよね。
でもどうして嫌いなら処分すればいいわけですよ。
どうしてもその自治体が嫌いなら別の自治体に行けばいいんです。家だって処分できます。
借家なら引っ越しすればいいんです。

親の都合も含めて今まで20回近く引っ越しをした人間から言わせてもらうと、
そこまで自分が動きたくないだけじゃないの、あるいはその労力を考えるほどには不満はないんじゃないの・・と
思ってしまいますけどね。

もっと無駄なコストって世の中にいっぱいあると思いますよ。
例えば相当過激かもしれないけど、大学の数を公立・私立含めて
30カ所くらいに絞って、残りが中卒あるいは高卒で働くように
なれば家計は助かるし、働く方だって生涯労働年数が増えるから
平均年収が減っても生涯賃金はそこまで減らずに済むと思うんです。
特に私立大学への補助とか本質的には憲法違反のはずで(89条)、
まずそこからやめてしまえと。国立(今は独立行政法人でしたっけ?)は
旧帝大くらいでいいだろう、と。それでも残っていける大学だけでいいでしょ?と。
自分で経営判断して、それが間違っていたらつぶれるのが民間だとしたら、
今の私立大学はとうてい民間とは言えないんですよ。
万が一(実際のところその程度でしょうね)これが実現できたら、
たぶん日本という国の総コスト的に一番利いてくるような・・
まあ、これは深く考えているものでもないので穴もいろいろあるかもしれませんけど。

投稿: とーる | 2010年3月 5日 (金) 20時22分

mobileSEさん

>※企業に対する市場圧力に変わるものが、公務員に対するバッシングなのでしょうね。
これは、本来は外部監査の役割だと思うんですよね。たとえて言うならば会計検査院のような。
バッシングのようなヒステリックなものではなく、冷静な第三者が入って、きちんと
精査して評価すれば、それだけで変わりうるんじゃないですかね。

現在のような「公務員バッシング」は、なんていうか、言い方は悪いけど・・
「ついカッとなって殴ってしまった。今は反省しています」
の、現在進行形で殴っている姿、みたいな印象を受けるんですよね。

お互いに不信感を持っているのなら、その間に公平なレフェリーを入れるのが一番だと思いますよ。
(どうあればレフェリーが公平か、という点がたぶん一番の問題点なんですけどね。本来は
行政評価局なんて機関、あるいは会計検査院が一緒にやればいいんでしょうけど、少なくとも前者では
役所が役所を評価するのは所詮身内びいきだろって議論は必ず出てるでしょうから。)

投稿: とーる | 2010年3月 5日 (金) 20時42分

1、連合の政治に対する姿勢について

> すべてを飲み込む覚悟をして投票していると期待していましたし、投票した
> 以上は責任を果たせというか意地を見せろと

> 選んだ責任を全うするためにも支持者が口を出してもいいんじゃない?

皆さんの意見を見て個人的に思うことは、投票とは信任行為でありその部分が
誤解されていないかなと思うのです。信任した以上は細かい部分はある程度お
任せになるのが普通で、投票してあげたのだから逐一要望を受入れるべきとす
るのには違和感があります。(これが連合の現状)

逆に要望とは献金に附帯するものだと思います。(身も蓋もない意見ですが、
現在では事実です)ゆえに金を出さずに口を出すなとなる訳で、経営者側はこ
の部分を明確に意識して使い分けています。だから要望を叫んでいる姿が目立
たないと思うのです。
(イオンの岡田会長などが良い例で、自民党へは献金で法改正をさせ、自身の
 身内は民主党へ送り込み、目立たずに盤石の体制を築いていますよね)

そう考えると、連合も金を出してから声高に要望を叫ぶならば良いのでしょう
かと思うのですけど・・・・。その前に企業や団体献金が禁止されそうですが。


2、報道の現状について

> 北九州の話は軽く耳にしていた程度でした。あぁ、やっぱりなと言うのが正
> 直な印象ですね。本来的に、この様な部分をきっちりと周知するのは報道の
> 役目なのですが、現在のマスコミは自分の義務を放棄していますから、残念
> な事になかなか耳に入らないですね。

> 極端事例を普遍化するのは危険でしょうね。"報道や出版されることだけが
> 全て"と考えてしまうのも。極端事例は、極端事例であるが故に、商業的価
> 値(ニュースとしての価値)があるんですから。

結局報道であっても商売ですから、耳に入る情報は受け手の好みに合わせて加
工されるのは避けられないと思います。個人的にはこれらの加工された情報を
基に日々叩かれるのはなかなか納得できない部分もあります。

でも今の世の中は、正しく理解されない事があっても「理解しない方」には何
の責任も無く「理解されない方」に全ての非難が集中しています。また同じよ
うに「誤解した方」にも責任はなく「誤解された方」に全ての非難が集中して
いる現実もあります。

公務員の言い分に耳を塞がれた人も多く、報道による情報は恣意的に加工され
る現状の中で、責任だけは全て負わされるという、公務員にとっては何とも生
きづらい世の中だなと常々感じる次第です。

> "この民ありてこの国あり。by福沢諭吉"なんでしょうね、いろいろな意味で。

怒られるかも知れませんが、これは本当にそう思います。
でも、それを乗り越えてどう現状を変えて行くのかを諦めずに模索しています。


3、公務員の待遇について

> 2 厚遇自体は、批判されるべきものではない。
>   労働者の厚遇はいいこことです。格別批判する理由はありません。社会
>   全体がその水準を目指すべきです。

これはその通りだと思います。

> 3 職員団体は、自らの利益を求めて行動することが健全である。
>   これも、人間性に基づく自然な態度だと思えるのですが。変に他の価値
>   観で糊塗せず、堂々と、率直に主張・行動すればいいのではないでしょ
>   うか。

あくまでもうちの話ですが組合員全てを公平に見ていないと感じるので、現状
の職員団体の行動には疑問を持っています。またご指摘のとおり何に付けても
価値観の糊塗を感じるので付いていけません。

> 4 公務員の待遇が下がってくる要因は、外部的な批判と、それを正当と受
>   け止めるトップの意思である。
>   これに職員団体が抵抗するのは健全で、適法な手段の範囲内で、おおい
>   に自己の利益を追求すればよい。その結果として、待遇が下がっている
>   のは、誰が襟を正しているわけでもなく、

これもまったくその通りだと思います。
従って、こちらのブログでも公務員側が「謙虚に受け止め」とか「襟を正した」
と表現して大叩きされていますし、「外圧が無いと何も変わらない」とも指摘
されているのだと思います。

> 1 やはり「公務員は民間と比べて厚遇されている」という認識から出発し
>   たい。・・・・
>   公務員は民間と比べて厚遇されている、という認識から出発したいです
>   ね。・・・・法令で保障された身分保障において、公務員は民間と違っ
>   ているわけです。・・・・一般社会の当然の認識であり、マスコミに踊
>   らされた愚かな大衆の認識とは違うと考えます。

そしてこれに戻るのですけど、どの企業と比較するかで当然評価は違うと思う
のです。そして私自身の待遇を民間時代と比較すると収入は3割以上は下がっ
ていますし、労働時間もさほど変わりません。確かに役所には妙な休暇の運用
等はありますが元々有給もほとんど使えないのが現状ですので、決して厚遇と
は思わないのですが・・変わってみますか。
(年収でいえばいい歳なのに500万を軽く切りますし、労働時間も月平均で
 300時間は軽く超えています。年休の所得も今年度は3日も消化出来てい
 ませんし・・。知人の中小企業の社員と待遇を比較しても下の方のようです。)

一部の職場を除いて皆さんが思うほど良い職場ではないと思いますよ。ただ、
その一部の職場の修正が組合の妨害でなかなか進まないのですが・・・。
また、個人的にはこういう現状をどんどん公開して欲しいと思うのですが、年
齢が上の人の給与はそれなりに高いので、やはり公開できないのでしょうね。

でも公開が足りないために、
> そして、結局この例の様な「背任」「隠蔽」「捏造」の積み重ねが現状の
>>為政者、公務労働者、共に信頼されていないのが日本の現状ですが
> という事実に繋がっていると思うのですが、どうでしょうか?
と言われると、どうにもやりきれません。


> それと、確かに公務員の給与平均を2~300万円にするとすれば、
> 「公務員やるより、福祉行政の世話になる方がまし」と考える人が居ても不
> 思議ではない気がする。

これ実際に起こった事例があります。
とある市の職員がある女性と結婚したのですが、子供も生まれたのに収入が上
がらず生活が苦しかったため、それを見た親族が離婚させた上で生活保護の申
請をさせて・・、離婚する前と比較して可処分所得が数倍になったとか・・。
それだけ若手の収入は少ないよという事例なのですが、なんとも・・。

> むしろ初任給の額面25万くらいとして、3年間くらいはいろんなこと覚え
> て27万くらいまで上げるけど、その後は役職が上がるか何かでないと給与
> は増えないよ、くらいでも良いのかなと思ったりしますけどね。

上記の様な例もあるため、色々と課題はあると思うのですが、これには諸手を
挙げて賛成する次第です。


4、望まれる対応姿勢について

我々の世界では、意図的に回答を避けたりぼかしたりしているのだろうと思わ
れる部分が、身内から見ても多く目に止まります。それは立場上、仕方の無い
部分もあるのですが、やはり理解されることを望むならば、ある程度非難され
ることは覚悟してでも明確な受け答えを続ける必要があると思います。

そして先日職場で、お年寄りに対して「役所の人の言うことを簡単に信用して
は駄目よ」などというご家族を見かけるに至り、かなり絶望してしまった次第
です(もはや振り込め詐欺犯扱いでした)。

物事を判りやすくハッキリ表現する事の重要性を、改めて痛感しています。

投稿: むかし民間、今・・・ | 2010年3月 5日 (金) 21時41分

住居の自由はあるから、折々に一番都合の良い自治体(or 国外)に転居を続ける事は可能ですね、確かに。実際に実行されてる方も皆無じゃないんだし。更に言えば、外国籍取得(=日本国籍の喪失)の自由もあるのですし。

「手取りの給与額 < 生活保護として手にすることの出来る現金の額」
という公式が成立する可能性は、理屈の上では、若手公務員にはあり得るのですよね。(冗談でも妄想でもなくて、大まじめな話。)

投稿: あっしまった! | 2010年3月 5日 (金) 22時38分

とーるさん
リアリストらしいですが現状に流されるままで良いのでしょうか?

>都合の悪いことをあえて言う公務員が世界中でどこかにあるのか・・・
と読み替えてもいいですよ。
役人だからダメとか民間だからいいなんて、働いている人間の育ってる環境が基本的に同じなんですから。
むしろそれはダブルスタンダードじゃないですかね。
何より、「トラストミーなんて言葉じゃなく行動の積み重ねが信用を生むんだ」と当たり前のことを発言しただけの
人間が注意を受ける、そんな世界であえて都合の悪いことを言う人がどれだけいると思いますか?
今のような「民主党的『政治主導』」だと公務員には「イエスマン」しか育たないし上に行けなくなりますよ。

地方公務員の隅々までも公人としてその言葉に責任を持たせるよう法制化すれば、個々の言動の是非が検証できるのではないでしょうか。

選択の自由のくだりは、よく理解できなかったのでどなたかご理解されているようでしたら解説をお願いします。

>自治体は自治体間で競争があって、国は国の間で競争があるのですよ?
かならずしも「住民サポート」だけが地方公務員の仕事ではないですし。

国家間競争は認めます。
政令市のいくつかは戦略的にグローバルな視点で投資を行っていると思いますが、基礎自治体のそれは、自己顕示欲の表現が主で、より広域で連携し、計画的、戦略的に進めるべきものが多数あると思います。身近な自治体に限れば住民の利益とはかけ離れた主張がなされております。
地方公務員に限らず私の国家観は、国家主義ではなく個人主義ですので、地方公務員ほど「住民サポート」を明らかにして仕事がなされるべきだと考えています。つまり役所の都合など公僕ではあり得ず論外です。

むかし民間、今・・・さん
>(年収でいえばいい歳なのに500万を軽く切りますし、労働時間も月平均で
 300時間は軽く超えています。年休の所得も今年度は3日も消化出来てい
 ませんし・・。

仮に年収500万近く、労働時間月間300時間ちょっと、と読み替えさせていただけば、ノルマもなく都会以外で生活するなら余裕ですね。
実態は、年間所定外労働時間が2000時間以上だと理解しておりますので、くれぐれもご自愛下さい。
ちなみに営業の月次ノルマは時間がアッという間に過ぎますので絶対したくありません。

投稿: L | 2010年3月 5日 (金) 23時30分

Lさん
ええ、私は現実主義者だと思います。所詮ね、絵に描いた餅は食えないんですよ。
現状に流されてるとおっしゃってますが、カイゼンだって、
積み重なっているものを1つ1つ地道にやるのが基本でしょう?
本来はそういう地道な活動こそが理想への近道なんですよ。

>地方公務員の隅々までも公人としてその言葉に責任を持たせるよう法制化すれば、個々の言動の是非が検証できるのではないでしょうか。
なるほど。全部法律で決めればいい、と。
まあ、公務員って生き物は良くも悪くも法律には縛られて生きてますからね。
着眼点は案外悪くないかもしれませんね。
でもね、処分規定があるけれど実際に処罰されることはまず無い法律っていっぱいあるでしょう?
法律を作ったら自動的に守られるものだ、とお思いですか?自転車の二人乗りなんて最たるものですよ。

で、実際にLさんの言われるような法律が成立したとしましょう。
私は、公務員の方々がますます「言質を取られない努力に精力を傾ける」という方向に動くと思いますよ。
今までだったら「前向きに検討します」だったのが、「前向きに検討することを検討して良いか持ち帰って検討します」くらい・・すら言わなくなったりして(笑)

だってね、「言葉に責任を持たせる、場合によっては処分」ってことは、皆の口が貝になるってことに等しいですよ?
そんな状態で誰が言質を取られるようなことを言うものですか。現実問題、今がまさにそんな状態ですよ。

ですから、Lさんが言われるような法律を作るためのコスト、検証するためのコスト、
処分するための労力、それは「不必要なコスト」なんですよ。
だいたい、秘書の責任は議員本人の責任だって国会で発言されてたのに、某子ども手当を「自分は知らずに秘書が
受け取っていた」総理がまずやめないといけませんよ?
・・まあその話は置いといて。


>国家間競争は認めます。
んー、認めようが認めまいがそれは事実なんで別にどっちでもいいんですが、
その後の「基礎自治体・・」以降の話が私には理解出来ないです。
具体的にどんなお話なんですか?それと「国家主義」やら「個人主義」の定義がよく分からないですが、
国家の幸せのためなら個人が犠牲になってもokというのが国家主義なのだとしたら、Lさんが公務員に
求めているものはまさに「国家主義」そのものではないんですか?
ご自身の主義のまま、あなたが公務員と民間のそれぞれの立場だったと仮定して、
同じ原理原則を適用できるならいいんですよ。でも「民間はこれでいい」、
だけど「公務員はこうでなくちゃいかん」なんて言ってるうちは、
彼らは「一方的に糾弾されている」という感覚しか覚えないでしょうし、
その奉仕精神というかモチベーションが落ちる一方で、結局のところは
そんな発言に耳を傾けはしないでしょう、と思うだけなのです。

>選択の自由のくだり
要するに移動の自由があるのに、なぜ「行政が独占」なんて言うのかってことですよ。
東京都の住民税が高ければ、埼玉に住めば?てことですけど。日本がイヤなら、
アメリカでもタイでもいいじゃないですか。ってことでもあるなんですけどね。
あなたに住む場所の選択の自由、あるいは選択しない自由もあるのです。
但しよほど優秀でなければ、アメリカの永住権はなかなかもらえないでしょうけど、
それは人より極めて優れた成果を残してこなかった自己責任ってことで。
(それも自由の代償の責任でもあるのです)

投稿: とーる | 2010年3月 6日 (土) 01時08分

Lさん 一言いわせて下さい

>>(年収でいえばいい歳なのに500万を軽く切りますし、労働時間も月平均で
>  300時間は軽く超えています。年休の所得も今年度は3日も消化出来てい
>  ませんし・・。

> 仮に年収500万近く、労働時間月間300時間ちょっと、と読み替えさせ
> ていただけば、ノルマもなく都会以外で生活するなら余裕ですね。
> 実態は、年間所定外労働時間が2000時間以上だと理解しておりますので、
> くれぐれもご自愛下さい。
> ちなみに営業の月次ノルマは時間がアッという間に過ぎますので絶対したく
> ありません。

ノルマがないと仰りますが、
以前の部署では滞納案件を1人あたり2200程抱えて、週に1回はそれらに
何かしらのアクションを取ることが絶対的に求められましたけど、それはノル
マではないのでしょうか。現実的に2200に週1アクションなどは不可能で
月に数度は毎回1時間ほど上司に怒鳴られていましたよ。

その時の業務の内容は文書催告や電話催告はもちろん飛び込み訪問もありまし
たよ。収納部門であれば朝7時過ぎから22時くらいまでは確実に拘束され、
収納率が規定を下回る状況(規定を下回ると国からのお金にも影響するので収
納率は必達)であれば夜中でも訪問するし、催告作成も朝までなんて事も何度
もあります。これもノルマでないと仰りますか・・。

ヤクザ屋の事務所に1人で突撃したこともありますし、そこら辺の営業さんよ
りは仕事的に厳しいところもあると思いますよ。

今は総務系の部署に移りましたが、そちらはそちらで個々に急ぎの対応やら調
整やら山積になっており、期限は絶対に守らなければなりません。家に帰れな
いので色々工夫してネットにはアクセスしていますが、この時間も普通に仕事
をしながらなんですけど・・・・、身内とはいえ10人ほどに囲まれて怒鳴ら
れる事も普通にある仕事です。変わりますか。ほんとに。

この様に仕事をし月に100時間を越えるサビ残をしている人は、うちの役所
でも相当数います。そして月に40時間程度のサビ残ならばザラにいますね。
でも、この仕事の何かが好きだから続いているといったところです。

収入は確かに田舎では十分です。但し田舎の役所ですから手取り18万ちょっ
との中から寄付だ寄り合いだとそれなりに消える事もご承知置き下さいね。

Lさんが思うほど実際は楽ではないと思いますよ。

投稿: むかし民間、今・・・ | 2010年3月 6日 (土) 05時11分

上記お見苦しくて大変申し訳ありません。
ちょっと取り乱してしまいました。しばらくROMに徹する事にします。

投稿: むかし民間、今・・・ | 2010年3月 6日 (土) 05時31分

とーるさん、Naさん、Lさん、mobileSEさん、むかし民間、今・・・さん、あっしまった!さん、コメントありがとうございました。

前回のコメントで述べたとおりですが、ご理解ご容赦ください。なお、一つ一つのご意見、じっくり読ませていただいています。その中で、むかし民間、今・・・さんの直前のコメントの中味は、いつもながら驚くべき事例の数々でした。機会がありましたら、自分なりの感想などを述べさせていただきます。


投稿: OTSU | 2010年3月 6日 (土) 06時49分

とーるさん

早速、ご説明いただきましてありがとうございます。
常識的なお話でしたので承知いたしました。
一方的に糾弾するつもりはありません、公に手順を踏んで行います。これが面倒なんですけどね。公にすることで公印付きの記録も残りますし、相手が小さければ色々とやり方はあります。
また、転居は、糾弾する権利がなくなるのでお掃除をしてからにしようと思っています。
基礎自治体については、マッチポンプのところもありますよと。近隣の自治体間でなにやら競争を煽っているところもありますが、そんなことより広域ですべきことがあるでしょ。

むかし民間、今・・・さん

失礼なところがあれば、申し訳ありませんでした。

>滞納案件を1人あたり2200程抱えて・・・

2200って件数ですか?これを対人の渉外でこなすんですか?
大変ですね。その件数を一人でこなせる根拠がよく分りませんが、誰が考えても無茶なら「あんたがしなさい」って上司に返せないのでしょうか?地方公務員の労働に関する法律で当局に告発できませんか?無理な仕事で怒鳴られたのならパワハラですね。

>ヤクザ屋の事務所に1人で突撃したこともありますし

こちらの役人は、市も県の出先もそうですが、どんな些細なことでも一人では外出しません。官民問わず組事務所に一人では行かない方が良いのではないかと心配します。
月次〆の営業を引き合いに出しましたが、継続的な取引先がない場合でも数字を積み上げていくのと、取り合えず目の前にある仕事をこなすのとでは違うからです。途方もない量を一人でこなせと言われても、結果不具合が出たらマネジメントの問題でもあります。

>10人ほどに囲まれて怒鳴られる事も普通にある仕事です。変わりますか。ほんとに

いじめじゃないですか?それ。こちらのまったりとした職員は、代わった方が早いのでそうしようかと思いますが、そんな陰湿な職場は、訴えるか辞めた方が良いですよ。
私なら証拠集めてマスコミとスクラム組みますね。
徹夜でお仕事のようですが、土日があるのに何日徹夜されるのですか?

何が控除されているのか分りませんが、社会的起業や特別職としてその行政区を良くするお考えはないのでしょうか?

投稿: L | 2010年3月 6日 (土) 18時28分

むかし民間、今・・・さんが記述されている、
滞納世帯2,200は、たしかに異常な数字です。
ホントに大変だと、いつもコメント見ていて思います。

うちのところでも、
10年前くらいは、1人あたり700~800件、
なんていうことを聞きましたが、
今では、1,000件はゆうに超えている、とのこと。
(1,000件超えると、身動き取れない、と言っていました)

最近、どんどん滞納件数が増えていっているのは、
間違いない事実です。

収納率(納付額÷課税総額)が、99%、95%、90%あたりで、
たしかラインが引かれると聞いたことがありますが、
その収納率に達成するとなにがしが…、という制度がたしかにありますね。

昨今、住民の納税意識が低下し、
次から次へと未収状態になっていっていますから、
(この不況下で、やむを得ず滞納となっている方々もいますが、
 それよりなにより、意図して払わない住民が増えています。)
年々収納率は下がる一方です。

むかし民間、今・・・さんのところは異常値でしょうが、
少なからず、どの地方自治体でも、
滞納整理には苦慮しています。

「役人は定時(5時ピタ)で帰れる」なんて言われていますが、
電車がなくなり、タクシーで帰らざるを得ない日も、
私ごときでも、年に数日程度あります。

みんながみんな、猛烈な残業、というわけではありませんが、
そういう状況にある職員も、最近は、少なからずいることは、
広く知られてもいいんじゃないかなぁ、と思います。

ちなみに、私は、時間外勤務を付けさせてもらったのが、
昨年は年400時間を少し下回る程度でした。
ただ、一部の民間の方々のように、
23時過ぎまで仕事しても、
夕食代、タクシー代は出ませんので(←当たり前ですね…)
ある意味、割り切って付けさせて貰っている状況です。

ホントにきっちりつけたら、
どれくらいの数字になるんだろう、と、
個人的に密かに思ったりしていましたが、

でも、
むかし民間、今・・・さんのところとの比較するに、
自分の団体が、非常に恵まれた環境である、
と自覚しています。

投稿: イール | 2010年3月 6日 (土) 21時54分

そう言えば、毎月納付期限が来る某社会保険制度の場合、毎月新規滞納が増えるし、
常に一人当たり1000件以上の滞納案件を抱えている(下回らない)ことも、都心部では昔から珍しくないと聞いた事があります。
そこでも、やはり減らすより増える量が多いらしく、身動きできないようです。
ちなみに、担当者の数は公務員の定数削減の影響で減少傾向が続いてます。
滞納処分(強制徴収)は、最終的には公権力の行使であり、自力執行権を伴うので、民間委託が叶いにくい部分ですし。

投稿: あっしまった! | 2010年3月 6日 (土) 22時21分

Lさん、イールさん、あっしまった!さん、おはようございます。コメントありがとうございました。

この話題は、私にとって一番身近なものとなります。その意味で、むかし民間、今・・・さんが示された事例を伺い、たいへん驚いています。できれば近いうちに現在担っている業務内容について、久しぶりに当ブログで触れてみようと考え始めています。

投稿: OTSU | 2010年3月 7日 (日) 08時18分

「とーる」氏

>>※企業に対する市場圧力に変わるものが、公務員に対するバッシングなのでしょうね。
>これは、本来は外部監査の役割だと思うんですよね。たとえて言うならば会計検査院の
>ような。バッシングのようなヒステリックなものではなく、冷静な第三者が入って、
>きちんと精査して評価すれば、それだけで変わりうるんじゃないですかね。

「とーる」氏自身も指摘しておられるとおり法律もお手盛りと言われ、また裁判所の判決すら公務員同士の擁護だとする首長が出てくる世の中ですよ。どんな第三者を持ってきても、現在の風潮が変わるとは思えませんよね。
そのため外部にどんな監視機関を設置しても、それで世間様のバッシングが無くなるとは思えない訳です。だから自分から判りやすく身を切れと、そしてそれをハッキリと示せとしており、叩くのりしろを吐き出すしかないよと指摘しています。

その点でも「むかし民間、今・・・」氏の
>(前段略)
>物事を判りやすくハッキリ表現する事の重要性を、改めて痛感しています。

という上のコメントは良く評価すべきものと受け止めています。その待遇には同情しますが、なんとか足掻き続けて欲しいものです。
※少し評価を良くしてみたくなりました。。


「L」氏 (横槍失礼)

>>10人ほどに囲まれて怒鳴られる事も普通にある仕事です。変わりますか。ほんとに
>いじめじゃないですか?それ。こちらのまったりとした職員は、代わった方が早いので
>そうしようかと思いますが、そんな陰湿な職場は、訴えるか辞めた方が良いですよ。
>私なら証拠集めてマスコミとスクラム組みますね。

昨今、色々な報道でマスコミとスクラムを組み不払い残業や処遇改善等を訴える事例を見る事が増えました。その中には勝訴し保証金を得ている例もあるのですが、その当事者のその後がどうなっているかをご存知ですか。私の知っている例の多くは辞めるか閑職に追い込まれるのが常で、勝訴したからといって元の組織に手放しで受け入れられた事例はありませんよ。

自分の属する組織が思い描く姿と異なる場合に出来ることとして、組織に残って改革を目指すか、組織を辞して新たに別の組織を起こすかの選択肢(私は後者を選んだのですが)が有るのですが、当然ですが一度組織の外に出てしまえば元の組織の改革に関わることが出来なくなります。
私のような業界の人間ならば外部に飛び出て新たに類似組織を起こす事は可能ですが、自治体はその様な事は出来ません(第2立川市役所なんて作れないでしょ)から、その組織を変えたいと思うならば組織に残り続ける必要がある訳です。

貴方の言うように
>私なら証拠集めてマスコミとスクラム組みますね。
という言葉は、実は自身の待遇に不満があるから取る策であり、組織を変えたいと思っている者がとる策ではありえないのです。少なくとも貴方のいう策をとれば組織に残れない(残れたとしても閑職になる)のは確実なのですから。

そして、私は「むかし民間、今・・・」氏の
>この仕事の何かが好きだから続いているといったところです
という言葉には、個人の待遇の不満よりも組織を変えたいという思いが入っていると勝手に感じ取っています(期待を押し付け荷を背負わそうとしているとも言いますけど)。

貴方をコメントを読んでいますと、人間とか組織の本質というものの理解において、根本的なところでボタンを掛け違えているように感じます。何か常に消費者意識で異を唱え続けており、恐らく生産者や提供者の立場になった事がないのだろうなと・・・・。
貴方もどちらかの組織の労働者なのでしょうが、そういう意味で働く環境すら過不足なく揃えて貰える大組織に属する方の様に見受けられます。


組織というものは外圧が改革のトリガーになる事はあるかも知れませんが、その改革自身は組織に属する者の手で行われなければ、決して変わることなどないのですよ※1。そして、それを出来るようになる為には、組織の中枢に属し影響力を持ちえる立場にならなければ不可能です。ですから「むかし民間、今・・・」氏の現状は、黙々と範を示しつつ味方となる者を少しづつ増やしているのだろうと勝手に想像しております※2。中途の人間が中枢の要職になれるかどうかは知りませんが(そして組合が阻止するのでしょうけど)・・。

※1 首長や議員の様な特別職であっても所詮は外部の人間なのです。話題の阿久根市長であっても結局は何も変えられずに近々ご退場です。そして組織は何も変わらずに元に戻ると・・。

※2 思いっきり考え違いかも知れませんが・・。一応「消費者」「生産者」「提供者」のそれぞれの立場を経験した者の戯言です。期待の押し付けとも言いますがw

投稿: mobileSE | 2010年3月 7日 (日) 11時26分

mobileSEさん

お互いから公平だと思われるような組織を見いだせないなら、どうにもならないのは貴見のとおりなのですが、
「世間様のバッシング」自体はどうやっても消えないと思いませんか。
「公務員には年金とは別に恩給がある」なんて言われるくらい知識の無い人もいるわけですし。
(少なくともうちの親父はそんなものはもらってない。)

で、このまま「叩くだけ叩いてスッキリ」それでは実際には悪く一方で、
前に向いて進んでいかないんじゃないかと思うんですよね。
本来は「必要な業務を適正(なるべく安価)なコストでがんばってもらう」
ことが目的であるはずで。

身を切れっていわれる方は恐らく現状を魔女狩り裁判と思っていて、それを不当と思う限りに
おいては被害者意識はますます悪化するしホントに奉仕の精神生まれるんかいなと。

もちろん当事者からの情報公開ってのは相互理解には有効ではあるんですけど、
その情報公開には、私はやっぱり「信頼感」が必要だと思うんです。
ちょっと例えが失礼で申し訳ないけど、毎日毎日ガミガミいう親に子供が自分のことを正直に
いうのかな、と。子供が親を信用するから正直になれるのではないかな、と。
直接言えないなら隣の公平なおじさんに聞いてもらいなさいと。

で、例えで会計検査院という言葉を持ち出したのは、多少なりとも今の世の中で「世間様の公務員バッシング」を
受けていない(ように思える)珍しい「行政機関」だからです。
トヨタに対するリコール問題・昔の三菱自動車の問題・あるいは不二家の問題のように、
「当事者が言っても信用されない」ものはやはり第三者で判断すべきではないかと思うのですが、
(裁判という制度もそうですね)、一方で政治家が作る「第三者機関」なり役所にある「審議会」
などについては「人選」の時点で選ぶ側の意向が働くのが常なので、そこが公平にならないと
意味がないのは確かだと思います。
(不二家問題は、発端の日立コンサルタントなどはもう少し名称を公表されるべきかなと思ったり)


Lさんのその現場意識というか当事者意識の少なさは、おそらく無理と無茶の狭間でもがかれた経験が少ないからではないかと思います。
それはたぶん幸せなことであって、むしろうらやましいことかもしれませんけどね。

投稿: とーる | 2010年3月 7日 (日) 17時58分

横入り失礼。m(__)m

> 公務員には年金とは別に恩給がある
誤解されている方は案外多い印象ですね、それは。
公務員共済法が、今の形になって以降、共済年金だけで恩給はありません。むろん、それ以前に勤務期間があって、恩給制度の対象となっておられた方は、その分について恩給が支給されていますけれど。(当然その恩給制度対象期間を対象とする共済年金は支給されません。)
従って歴史的経緯によって、共済年金と恩給とが支給されている方が存在しないわけではないのですが、今では少数派で時の経過とともに減少していますね、そう言う方々は。

ちなみに、政府の支給する厚生年金に上乗せして企業年金として存在する厚生年金基金等は、基本的に会社側の全額負担です。が、公務員に上乗せされる”職域加算分”は、公務員自身も半分は負担していたりして、公的年金に上乗せされる企業年金のある企業の民間労働者と比べると、寧ろ優遇されてない側面があるのも事実なんですよね、職域加算が問題視されるときは、まったく触れられませんけど。
とはいえ、公的年金に上乗せされる企業年金のない会社の従業者と比べると優遇と言えば優遇ですけど。まぁそれでも、公務員年金と退職金を含めての所得代替率を考えると、欧米先進諸国の公務員の半分乃至3分の1程度ではあるらしいのですけど。

会計検査院は、行政権の主体たる内閣からも完全に独立した”憲法機関”で、三権(立法・行政・司法)のいずれにも属さない国家機関すね。行政の指揮も受けず、質問主意書の対象ともならず、最高裁判所の指揮下にあるわけでもないですから。

投稿: あっしまった! | 2010年3月 7日 (日) 18時19分

mobileSEさん、とーるさん、あっしまった!さん、いつもご訪問ありがとうございます。

ここ数日の議論の流れから少しそれそうですが、「定期昇給の話」という新規記事を投稿します。ぜひ、またご覧いただければ幸いです。

投稿: OTSU | 2010年3月 7日 (日) 19時08分

ちと補足と修正
実際には悪く一方で
実際には悪くなる一方で
(かつ悪くなったときにはさらに叩かれて)

身を切れっていわれる方は
これは「言われる側の=公務員」という意味です
「言う側の=民間サイド」という意味にも取れますが
そういう意味ではないです(意味がおかしくなるので誤解は少ないかも)

投稿: とーる | 2010年3月 7日 (日) 22時22分

>「むかし民間、今・・・」氏の現状は、黙々と範を示しつつ味方となる者を少しづつ増やしているのだろうと勝手に想像しております※

「むかし民間、今・・・」さんを中傷する意思は全くありませんので、そうとらえさせてしまいましたらお詫び申し上げます。
役所が職員だけのものか、住民との共有財産かで関わり方も変わるのではないでしょうか。
地域それぞれの実情があり、残していきたいものもそれぞれでしょうから。

こちらの市に限ってですが、ある市議に言わせると「最近は、昔と違って優秀な人が入るようになった」らしいですが、実際に若い職員を見ると、そのミスの多さや上辺だけの関わり方に組織の自浄作用などとても期待できず、行政の組織を住民に近いところへ持ってきたいと考えています。地域自治区の機能を強くした感じでしょうか。もちろん合併の過程など地域の成り立ちや協議会など住民活動を考慮したうえで。当然、住民の意識も変える必要があるところもあります。それでも、徴税、保険事業等、システム化や経済的スケールメリットがあるもの以外は、使い勝手がいいように思います。
職員も実情にあった対価を処遇することで必要なところへお金が回ります。
経済的にタックスイーターを許容できれば誰も傷つかずに済むのでしょうが、時間的余裕や見込みがないのならJALのように創造的破壊が必要でしょう。

>何か常に消費者意識で異を唱え続けており、恐らく生産者や提供者の立場になった事がないのだろうなと・・・・。
貴方もどちらかの組織の労働者なのでしょうが、そういう意味で働く環境すら過不足なく揃えて貰える大組織に属する方の様に見受けられます。

大企業は経験しておりません、中堅も少人数もベンチャーも知ってますよ。
民間企業ならほとんどが生産者且つ消費者だと思うのですが。購買者としては、こちらでコストを試算して無理があるようなら底値まで叩かないし、供給側としてはクライアントの要求にこちらの生存権の限度内で応える、というところでしょうか。
職歴は、オーダーメイドのビジネスモデルも長いです。対企業の事業でしたので景況の影響が大きく、好況の時には仕事を抱えますので時間に余裕がなく、不況時には職場に閉塞感が漂う、そんなところでした。
あるところへ転職の際には、納期もコストも厳しい業界を経験しているから採用した、などとも言われました。そんな業界でもクライアントが役所の場合は、金にも余裕があり、スケジュールが遅れる傾向にあることや期末に業務が集中すること以外は楽をさせてもらいましたが。

>その現場意識というか当事者意識の少なさは、おそらく無理と無茶の狭間でもがかれた経験が少ないからではないかと思います。
それはたぶん幸せなことであって、むしろうらやましいことかもしれませんけどね。

目の前のタックスイーターに付け替えたい言葉ですね。

公共事業に関しては構想段階から施工管理まで行政に入り込んで大きいもので60億だか90億だか、小さいものでも数千万から作文をしてきましたので、役所内部の人間模様や職員がどのように文字や線を起こしているかまで見てきましたが。その経験から目の前の職員に質問すると、どこで手を抜いているのか手に取るようにわかります。

投稿: L | 2010年3月 8日 (月) 18時15分

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