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2009年6月28日 (日)

ネット議論への雑感

水曜の午後、Yahoo!のトップページに掲げられた「ブログ市長VS阿久根市職労」という読売新聞のニュースの関連として、このブログの記事「もう少し阿久根市長の話」が市長への疑問の声として紹介されていました。そのため、アクセス数が夕方から急増し、最終的にその日のアクセス数は10510件、訪問者数が7192人となりました。

アクセス数の大幅増で「大喜び」したり、ことさらアクセスアップにこだわっている訳ではありませんが、やはり多くの人に訪れていただけることは正直嬉しいものです。ネット上にサイトを開設している人は皆、大なり小なりアクセス数は気になるものと思います。特に当ブログは不特定多数の人たちに公務員側の言い分を発信する必要性を意識し、個人の判断と責任でネット上に開設してきました。したがって、より多くの人たちに閲覧いただき、たくさんのコメントを頂戴できることは本望なことでした。

当然、数の多さに比例し、公務員に対する手厳しいコメントが増えることも覚悟しています。もともと竹原市長を支持する声、支持されるであろう社会的な雰囲気が広がっていることも痛感しています。私たち公務員は時代情勢の変化の中で、正すべき襟は即座に正さなければなりません。しかし、民間で働く人も公務員も、正規も非正規雇用も、その区分に関係なく、守るべきものが数多くあるものと考えています。

そのような問題意識を持ち、300近い記事を重ねてきました。幅広い視点や立場からの率直な声を伺える貴重な場として、また、誤解や先入観による批判は少しでも拭えることを願い、このコメント欄を通して本当に多くの皆さんと議論を交わしてきました。本来、管理人の立場から一つ一つ丁寧にお答えすることが少しでも心証を高められるのかも知れませんが、能力的にも時間的にも自分自身の限界をわきまえているところです。

その上で、いつも述べていることですが、すべてのコメントを読ませていただき、様々な考えを巡らす機会としています。そして、自分自身が「なるほど」と思ったことなどは、日常の業務や組合活動の中で活かしたり、改めるように努めています。加えて、コメント欄で個別に充分お応えできていない現状ですが、皆さんから頂戴したご意見などに対し、私なりの考え方を新たに投稿する記事本文を通して綴るように心がけてきました。

また、大多数の人たちが匿名によるコメント投稿となる「掲示板」的な場として、様々な議論に触れられることを歓迎しています。その匿名の利点は、飾らない本音の議論ができることだと思っています。遠慮のない言葉や誹謗中傷の応酬となるリスク、「諸刃の剣」的な側面がつきまといますが、おかげ様で殺伐とした雰囲気になることが極めて少なく、これまで続けてくることができました。

一方で、匿名で発信できるということは、立場などの成りすましや都合良く情報を操作することも可能となります。それはそれでモラルの問題となりますが、このようなネット上の私的な場では特に何か問われるものではありません。したがって、誰がどのような立場で書いたかは、それほど大きな問題ではなく、その人が書き込んでいる言葉、つまり内容がどのように他の閲覧者の皆さんの共感を呼ぶのか、真偽が判断されていくのかどうかだと考えています。

なお、このブログの管理人である私自身は、プロフィール欄に記しているような立場を明らかにしています。政治家やタレントなど著名人は自分の名前を売るのが本業であり、間違いなく実名で運営しています。一般の人たちが運営する場合は、実名を伏せてハンドルネームで発信していることが大半です。当ブログも後者であり、管理人名を「OTSU」としていますが、私どもの組合員の皆さんらに対しては実名での発信と変わらない位置付けとなっています。

勤めている自治体名も伏せていますが、記事の中に出てくる地名などから簡単に特定できてしまうはずです。必ずしも隠し通さなければならない訳ではありませんが、個人の責任によるブログ運営の一般的なセオリーにそったものですのでご理解ください。ある掲示板で「自治労組合のしかも委員長というお気楽な立場だからできる行為であって、なんとまあ、立派なことをやってくださること!おなじこと、民間会社の現役組合委員長の立場でやってみたらいい、それならその勇気認めますわ」とのご意見を目にしました。

自治労組合の委員長だからブログを運営できるような見方も意外でしたが、民間組合の委員長だとできないような話にも首をかしげています。当たり前なことですが、個人情報など守秘義務にかかわる内容をブログに書き込んだり、自分の組織の信用を失墜させるような記事を投稿した場合、公務員でも民間会社でも許されるものではありません。したがって、このブログの中で具体的な主張を展開する時など、前述したような留意点を絶対失念しないように注意しています。

その掲示板で、もう一つ残念な指摘を受けていました。「下記ニュースの上の部分だけ見ただけで即、別記事に飛びました。じっくり読むだけの時間が惜しい。つきあってられません」と述べながら「いきなり大学教授の意見等と2名ほど先に引っ張り出してきて方向を示した上で自分の意見を述べだすあたり、極めて権威的で姑息な論理展開やってますね。思考方法がよく分かる」と批判を加えられている点が気になりました。

冒頭でお伝えした7192人の大半の方々は、記事の内容全体をお読みいただくことなく、通り過ぎて行かれたものと思っています。それはそれで仕方ない話ですが、「読まなくても言いたいことは予想付きます」と批判されてしまうのは非常に残念な話でした。大学教授の意見の紹介も別に「権威」を押し付ける意図はまったくなく、単に多様な見方があることの頭出しにすぎません。

要するに竹原市長の手法を批判する者は「悪」、自治労組合の委員長など「悪の権化」のような短絡的な決め付け方をされている点が引っかかりました。ネット上での議論に限らず、実生活の中でも初めから論争相手を「色眼鏡」で見てしまうと正確な判断ができなくなる場合もあります。話題となった著書の感想をもとに投稿した“「バカの壁」を踏まえた論点整理”という以前の記事を思い出しているところです。

いずれにしてもインターネットの普及によって、本来、知ることができなかった個々人の本心をブログなどを通して把握できるようになっています。そのことの善し悪しについて評価は分かれますが、今のところ私自身はポジティブにとらえています。これまで忌憚のない意見交換ができるネット上での利点を受けとめながら、このブログのコメント欄を通して「公務員」に関する議論を数多く重ねてきました。

「年収が高すぎる」「クビにならないという安定分を収入から引くべき」「ローリスク・ハイリターンはおかしい」「働いていない公務員が多い」など、同じような批判の声が寄せられてきました。特に飲酒運転社会保険庁の問題、今回の阿久根市長に絡む記事のようにアクセス数が急増した際、初めて訪問された方々が投げかけていく批判の数々でした。とにかくネット上であるからこそ、聞くことができる率直な意見や指摘だと受けとめてきました。

また、そのような声に対し、説明や反論をできる点もブログの長所だと思っています。しかし、そのような文章も批判されている方々にお読みいただかなければ意味がなく、公務員や自治労への思い込みが強い方々との「溝」を埋める言葉も簡単に見つかるものではありません。幸いなことに当ブログは公務員以外の多くの方々にも継続して注目いただき、合わせて感情が先走らない貴重な議論を交わせる場となっています。

そのため今回、阿久根市の問題から広がっている「公務員」批判のコメントを受けとめ、過去の記事をおさらいするような内容を綴ろうと考えていました。たいへん恐縮ながら前置き的な話が長くなりすぎたため、その内容の記事に関しては次回以降に送らせていただきます。それでも今回の前置き的な話も、お伝えしたかった内容であり、ご容赦ください。ちなみに「99%の公務員は貧乏だ!」という特集記事が載った『宝島』8月号を読み始めたところですので、その内容も参考にしながら次回記事に取り組む予定です。

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コメント

ご紹介の「宝島」の特集記事について、先日読了致しました。
このBlog的に適時な記事だったので、飛びついてしまいました。ポリポリ;

タイトルをみて、当該特集記事をスルーされる方も居られるかも知れませんが、記事の内容自体にはあまり違和感を覚えることもなく読めました。
「批判ありき」の記事ではなく、「褒めすぎ」な記事でもなかったと感じています。

※以下は管理人様宛業務連絡です。
この記事では、公務員であるか否か属性を明示する必要もなさそうなので、現時点では括弧書きを外したいと思ういます。
管理人様のお立場として、「(非公務員)」という自身の属性の附加について、状況に応変して附加したりしなかったりすると問題でしょうか?問題であれば、本来の”あっしまった!”に統一いたしますが。。。恐縮ながらこの点についてご指示賜ることが出来ればと思います。

投稿: あっしまった! | 2009年6月28日 (日) 21時50分

上記管理人様宛業務連絡の補足。

括弧書きを外すとか附加するというのは、ハンドル名「あっしまった!」の後に「(非公務員)」という括弧書きを附加するか否かという事ですので、よろしくお願い致します。m(__)m

投稿: あっしまった! | 2009年6月28日 (日) 21時52分

あっしまった!さん、さっそくご訪問ありがとうございます。

あっしまった!さんが「非公務員」という括弧書きを付けた意味合いを理解していましたので、個人的には違和感などはありませんでした。したがって、どちらでも問題ありませんので、今後については、あっしまった!さんの判断でよろしいのではないでしょうか。

投稿: OTSU | 2009年6月28日 (日) 22時02分

ご見解、確かに了解致しました。お手数をおかけ致しました。m(__)m

投稿: あっしまった! | 2009年6月28日 (日) 22時15分

このブログを斜めに読んで感じるのは、管理者さんのidentityを感じない事です。
公務員としてのidentity、自治労職員としてのidentity。
管理者さんの性格なのか、このブログの主眼が心証を高める事を目的にしているのか、ハタマタ議論を紹介する事に専念しているのかは分かりません。

「公務員はこう考えているんだ!」「自治労はこんな役目を負っているんだ!」という自負。自らのidentity。

identityの衝突無しに明日の日本を築けると考えているのなら私には無縁の場所である。

投稿: あまのじゃく | 2009年6月28日 (日) 22時25分

あまのじゃくさん、コメントありがとうございます。

記事本文の最後で申し上げたとおり寄せられた「公務員」批判に対し、具体的なレスに行き着かない内容となってしまいました。意図的に核心部分の議論を先送りした訳ではありませんが、中途半端なワンクッション記事になっていることが否めません。

つまり今回の記事は、あまのじゃくさんが述べられている「identityの衝突」前の立ち位置などを確認するものとなっています。なお、あまのじゃくさんの描かれている「identity」がどのようなレベルなのか分かりませんが、これまで一地方公務員や自治労組合役員の立場での思いを自分なりの言葉で数多く発信してきました。

その際も、あえて挑発的な投げかけは慎んできました。このような点は実生活の中でも同様なこだわりであって、同じことを訴える場合でも、言葉の選び方やタイミング一つで相手方に伝わる印象が大きく違うことを意識しているからです。いずれにしても心証を高めるだけのブログでないことだけは強調させていただきます。

投稿: OTSU | 2009年6月28日 (日) 22時58分

宝島の見出しだけで読む気無くしましたが、一般職に焦点を当てた記事じゃないでしょ?
当地に限れば一般職より嘱託の方が社会常識がありますので処遇については逆転させてあげたいです。
つまり、財政に負担をかけているいい加減な採用と職場に馴染んでしまった一般職員を早急に整理するかが不公平を解消する鍵なのです。
このまま放置すると年金まで不公平を継続することになりますゆえ。

投稿: o | 2009年6月28日 (日) 23時37分

>OTSUさんへ

 コメントを更にまとめ難くなるかもしれませんが、法の話もまとめると思いますので、ついでに、公務員の告発義務についても触れていただけないでしょうか?片方で法の遵守を言いながら、自分達は法を守っているのか、とても疑問に思っていますので。

投稿: のん気な野良猫 | 2009年6月29日 (月) 02時55分

oさん、のん気な野良猫さん、おはようございます。

『宝島』は常勤の一般職を中心に取り上げていますが、嘱託職員の方々の劣悪な労働条件にも大きく焦点を当てています。あっしまった!さんがコメントしているような客観的な内容ですので、ぜひ、一度ご覧になってください。

のん気な野良猫さんからご指摘の告発義務について、公務員が刑事訴訟法第239条第2項によって「官吏又は公吏がその職務を行うことにより犯罪があると思料するときは告発しなければならない」とされている点だと受けとめています。

それにもかかわらず、公務員自身が法を守っていないケースが多いのでないか、そのような事実を隠すことが多いのではないかとの問いかけでしょうか。いずれにしても、その問題を直接的に取り上げたものではありませんが、参考までに以前の記事のURLを紹介させていただきます。http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2007/10/post_ddf8.html

投稿: OTSU | 2009年6月29日 (月) 08時22分

OTSUさんはじめまして。
初めてコメントさせていただきます。

このブログ、私は好きです。公務員の権利を守る?組合の方なのに、
批判的な意見に対しても、ご自分の立場でしっかり答えていらっしゃる。
賛成意見だけでなく批判にも耳を傾けようとする姿勢、大変すばらしいと思います。ぜひ、このままのスタンスで続けていってほしいと思います。

私は公務員ではありませんが、これからもこのブログを通して公務員の方の考え等知っていけたらいいなと思っております。

ただし、私は基本的には公務員組織(特に地方自治体)には好感を持っておりませんが…(あっ、個々の方の事ではありません。同級生も働いていますから。いい奴です。あくまで、組織ですよ。)

これからも、ちょくちょく寄らせていただきます。

投稿: 立川近くの埼玉県人 | 2009年6月29日 (月) 14時56分

立川近くの埼玉県人さん、コメントありがとうございます。

そのようなご意見をいただけるとブログを続けていく上で大きな励みとなります。次回の記事では公務員側の言い分の総まとめのような内容を予定しています。ぜひ、これからもお気軽にご訪問くださるようよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2009年6月29日 (月) 21時10分

>OTSUさんへ

 参考の記事を読ませていただきました。告発しない心情は理解できますが、法があるうえに、法を守れと主張する以上、率先して義務も果たすべきと考えています。きちんと告発したうえで、後は裁判官に「全額返済している。懲戒免職とし、議会へも報告し、すでに社会的な制裁を受けている」などの事情も考慮しながら、量刑を判断してもらえばよいだけの話だと思いますよ。

 直接、隠蔽工作に関わる人は少ないとは思いますが、見て見ぬふりをしている人は少なくないのではないでしょうか?

投稿: のん気な野良猫 | 2009年6月30日 (火) 03時56分

のん気な野良猫さん、おはようございます。

申し訳ありません。舛添厚労相の発言に焦点を充てた記事だったため、逆に分かりづらくさせてしまったようです。私自身の考えは、犯罪性のある行為が発覚された場合「告発し、捜査機関が判断する」というものとなっています。確かに過去について、曖昧な幅があったようですが、今後の方向性としてはそうしなければならないものと考えています。

投稿: OTSU | 2009年6月30日 (火) 06時53分

自治体職員の方であろうサイトで阿久根市長についての記述を目にしました。
「自治体職員有志の会」
http://plaza.rakuten.co.jp/careerdesign/diary/
日々のタイトルも「身分ではなく仕事で給料」や[ 日本一の地方公務員になるために!」など前向きなものが多々見受けられ、スタンスがこちらとはかなり違うようです。

阿久根市長についても、市民サイドの観点から理解を示しています。
自治労に加入しているからどうこうは特に言えませんが、このような感性の職員がいることは、いわば発見でした。
まあ、組織的にはかなり脆弱で勉強会程度とも取れなくはないですが、一度お目にかかりたいと思わせる投稿内容ではありました。

投稿: T | 2009年7月 1日 (水) 17時29分

有志の会のページも見たで。大阪の話題は見つけられんかったけど、滋賀の話題があったな。ルアー釣りによう行ったわ、昔。ルアーってな、魚に似せてるけど、あえて目立つように、すごい色してたり、カラカラ鳴ったりするのもあんねんで。

まあ、あっちとこっちでは、切り口違うしな、どっちもおもろいページやと思うで。

ただこっちは政治問題やら平和問題やら、どう考えても一般大衆(オレ含む)から抗議されかねん「地雷ネタ」が満載やから、目が離せんわ。もう「荒らしてください」みたいなな(笑)。

自虐趣味なんか、空気読まれめへんのか。
せやけどそれを逆風と認識してブログを運営してる訳やから、その風を感じながら日々仕事に精進してはんのやろと思てる。オレはオレでこの場を、勝手な事を言わせてもらう井戸端として、また様々な考えのモンの意見を聞き学ぶ道場として、前向きに利用させてもろてるで。

今後もまた、派手なルアーみたいに引き寄せられる記事があったら、よせてもらうわな。ほな。

投稿: K | 2009年7月 1日 (水) 22時12分

Tさん、kさん、コメントありがとうございます。

Tさんからご紹介いただいた「自治体職員有志の会」のサイトを訪問してきました。確かに発信しているスタンスは違うと思いますが、当ブログが「前向きではない」ような印象を抱かれているとしたら少々残念なことでした。

労働組合の役員の立場から綴っていますので、そのサイトのような話題が少なくなっているのも事実です。ただ決して自分たちの待遇の話題だけ取り上げている訳ではなく、良質な住民サービスに向けた情報発信や提起も重ねてきています。これからもkさんが表現されたような「地雷ネタ」と合わせ、機会を見ながら自分たちの仕事を見つめ直すための記事投稿にも努めていこうと考えています。

投稿: OTSU | 2009年7月 1日 (水) 22時23分

OTSUさん
>良質な住民サービスに向けた情報発信や提起も重ねてきています。

このような内容がありましたっけ?
例示していただければ読んでみます。

投稿: T | 2009年7月 2日 (木) 09時15分

Tさん、いつもご訪問ありがとうございます。

これまで4年近くブログを続けてきましたが、様々な切り口の記事を投稿してきました。Tさんのご期待にそえるのかどうか分かりませんが、その内のいくつかに以下のような内容の記事がありました。記事本文と異なり直接リンクをはれない機能のため、タイトルとURLをご紹介します。

法律を知る大切さ
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2005/10/post_c927.html

変わろうとする息吹き、アンダー35委員会
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2006/02/post_ba7e.html

学校給食のあり方、検討開始
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2006/02/post_61b7.html

「襟を正す」記載の難しさ
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2007/09/post_251a.html

変わり続けている市役所
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2007/09/post_0e89.html

千円札の重み
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2008/01/post_6bdc.html

自治体財政健全化法
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2008/03/post_9f0c.html

図書館の役割と可能性
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2008/05/post_49ab.html

最適な選択肢の行政改革とは?
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2008/07/post_a5e3.html

普通救命講習を受講
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2008/10/post-4350.html

(追記)改めて紹介した記事に目を通してみましたが、それぞれ組合役員の視点からのものが大半であり、さらにTさんらが「期待する内容」とのギャップも感じられるのかも知れません。それはそれで当時から現在までに至る等身大の発信であり、そのまま掲げさせていただきました。

投稿: OTSU | 2009年7月 2日 (木) 21時42分

 >OTSUさんへ
 
 返信遅くなりました。すみません。

 曖昧な幅、と言えば聞こえは良いですが、単純に義務を全うしていないだけかと。今後の方向性として、告発義務をきちんと果たしていくのは大事かと思いますが、告発義務を果たさなかった人達が、無罪放免ではあんまりだと思いますので、何らかの懲戒処分がされる事を期待します。

投稿: のん気な野良猫 | 2009年7月 3日 (金) 01時00分

のん気な野良猫さん、おはようございます。

告発義務が法律で定められているということは、確かに果たさない場合、ペナルティが課せられるという考え方になります。「果たさなかった」という実証は難しいのかも知れませんが、のん気な野良猫さんのご指摘のとおりだと受けとめています。

投稿: OTSU | 2009年7月 3日 (金) 06時49分

OTSUさま
これらにより改善が実施されたものを具体的に例示して下さい。

投稿: T | 2009年7月 3日 (金) 14時21分

Tさん、ご訪問ありがとうございます。

変わり続けている市役所
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2007/09/post_0e89.html

ご覧になっていただけましたか。ここ数年で職員の意識が大きく変わっています。また、変わらざるを得ない変化の波を受けとめています。

組合役員の立場からは、その急激な変化に戸惑う職員の姿を感じる時も少なくありません。そのような流れの中、少しでも情勢や問題意識を組合員の皆さんと共有化することの大切さも感じてきました。したがって、このブログがその一助になることも常々意識しているところです。

投稿: OTSU | 2009年7月 3日 (金) 22時07分

記事を読みましたが、何が市民に対して有効な変化だったのか、戸惑う程度の変化だったのか、何も伝わってきません。
それに2年近く前の記事ですがそれ以降の成果は何もないのでしょうか?

これらを成果とは、小学生の通知簿ですか?

投稿: T | 2009年7月 6日 (月) 09時42分

Tさん、ご訪問ありがとうございます。

以前投稿した記事内容からお伝えできなかったようで、失礼致しました。もともと業績評価などの報告を主としたブログではありませんので、そのような内容を期待して読まれている方々にとって「何を言いたいのか」分かりづらい文章なのだろうと思います。

端的に述べれば、職員の意識が大きく変化しています。その結果、外部機関による覆面調査などでも職員の対応が高く評価されるようになっています。形から入り、中味も変えていくような積み重ねを続けています。

行革の推進について、組合も真っ向から対立する方針ではなく、真摯な議論を重ねながら数多くの決着をはかってきました。結果的に市の財政へ大きく寄与してきています。このような判断の背景として、このブログに寄せられる率直なご意見の数々が常に脳裏にあったことも確かです。

なお、すでにご紹介した次の記事もお読みいただいたものと思いますが、「改善が実施されたものを具体的に例示」するような性格のブログではないことも改めて申し上げなければなりません。したがって、その面では抽象的な言い回しが多くなっていますが、「行間」にこめられた思いをお読み取りいただければ誠に幸なことでした。それでも「小学生の通知簿」と見られるようでしたら、それはそれで残念なことだと受けとめています。

「襟を正す」記載の難しさ
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2007/09/post_251a.html

投稿: OTSU | 2009年7月 6日 (月) 21時52分

せっかくの回答ですが、これでは溝を埋めようという気概の微塵も感じられません。

>「改善が実施されたものを具体的に例示」・・してもらわないと分りません。職員ではなく住民の満足度で例示してください。
市の財政はコントロール可能であれば様々な選択肢があり、そこは利益の優先順位が高い上場企業とは異なりますが、公共の立場からの優先順位も自分で描けなくなってませんか?

>「行間」にこめられた思いをお読み取りいただければ・・・

行政が行間を読ませるのはまやかしの常套手段です。言動不一致も甚だしい。残念なのはあなたです!

投稿: T | 2009年7月10日 (金) 21時24分

>総論的なとらえ方として、公務員一人ひとりが住民の皆さんから信頼を得られる仕事ができ、その付加価値などをアピールできることが重要なのだろうと思っています。

重要な総論を自ら提起したのであればそれに沿ってご回答下さい。

投稿: T | 2009年7月10日 (金) 22時14分

横槍失礼
せっかくやし、Tはんの考え、理想、想い、なんかそういうもんも加えてくれてら、前向きな議論が期待できて、溝も埋まるかも知れんで。
本文やコメントを批判し、回答を求め、さらに批判する・・・だけやったら、ちょっとなぁ。そう、思わへんか?
今回のお題は「ネット議論」、なわけやしな。もっとも、オレかてロクなこと書いてないんやけどな。

投稿: K | 2009年7月10日 (金) 23時11分

Tさん、Kさん、コメントありがとうございます。

今夜は、収納率三多摩での2年連続第1位を労う課の暑気払いでした。レスが遅れて申し訳ありませんでしたが、「毎日記事を更新できない」即ち「コメント欄での返信にも全力を注げない」運営方針にご理解ご容赦ください。次回記事で、どこまでフォローできるか分かりませんんが、いろいろ掘り下げる予定です。ぜひ、またご訪問いただければ幸です。


投稿: OTSU | 2009年7月11日 (土) 04時10分

何時も見ています。
公務員批判を含むネット議論を見ていて感じるのは、
「自分が苦しいのはどこかに楽をしている人間がいるからだ」という非常な短絡思考に陥っている人、
人の境遇に対する想像力が欠落している人、
他人の苦境に無関心な人
が多い世の中なのだなぁと言う感想です。

公務員でアレ民間でアレ、堕落している愚か者は何処にだって居るでしょうし、
その逆もまたしかりです。人間誰しも自分の人生から逃げ出したくなる悩みを
抱えているだろうし、この荷物の重さを量ることは誰にも出来ないからこそ、
お互いを尊重する社会でないといけないという当然のことを、今の日本人は
本当に理解しているのか疑問です。

もうひとつ感じるのは、今のネットの様に
自分の快楽のために全てを用いて相手を叩き潰すがごとき
不毛な議論を繰り返し続ければ、結局何も生み出さない、果ては
社会の中に不信感や分裂を招くことにつながり
日本に深刻な悪影響を与えることになるかと思います。

というかネットを見るだけでは正直既にかなり危険で手遅れな段階に来ていると思います。
(同じ日本時同士でありながら憎悪犯罪(ヘイトクライム)じみた主張をする人がネットには多い。
こういう人はもう法の力を用いて黙ってもらう以外、自分には根本的な解決策は思いつかないと
ないと残念ながら感じています。)
ですが、一市民が出来ることは冷静に自分の立場意見を
表明し、対話することだけなのだろうなぁと、無力な自分ももどかしく感じる
昨今です。

私も非正規ながら公務員です。
年間契約で何時クビになるかわからない立場で大変なのですが、
親しい人以外は二三時間かけて説明し、証拠も見せないとわかってもらえません。
幾ら説明しても、ひどい人はこれだけしても「公務員だしいいよね」と捨て台詞をはかれた事もあり、
この様な事態に至ってはその人と対立する状況が無いか限りは放置すればよいでしょうが、
対立する場合は暴力も含めて排除する以外の解決策が思いつきません。

これでは「自分の信じたいものを信じる」という状況ではないかと。
現実の日本人同士でさえ、これだけ価値観が分裂しているのに、
妥協する必要の無いネット議論がまとまるとは到底思えません。

自分の身近な例を見ても、こうした精神部分の混迷の方が
今の日本では経済よりもはるかに危険な問題点だと感じます。

投稿: | 2011年2月22日 (火) 21時29分

2011年2月22日(火)21時29分に投稿された方、コメントありがとうございました。

実際に相対した議論でも、確かに徒労感という意味で難しい場面が少なくありません。ネットでの議論は、もっと難しさや悩ましさがつきまといます。それでも多面的な見方があることを発信していかなければ、歩み寄れる可能性は皆無という思いでブログを続けています。

最新記事のコメント欄にも、これから私なりの意見を書き込む予定ですが、上記のような思いを大事にしながら臨むつもりです。ぜひ、そちらの記事やコメント欄もご注目いただければ幸いです。なお、意見交換をスムースに行なうためにも、名前欄の記入にご協力くださるようよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2011年2月22日 (火) 22時25分

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