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2009年3月 8日 (日)

小沢代表の秘書逮捕

西松建設のダミーとされた政治団体からの献金問題で、3月3日に東京地検特捜部は小沢民主党代表の第1秘書を政治資金規正法違反容疑で逮捕しました。逮捕された大久保隆規秘書は、小沢代表の資金管理団体「陸山会」の会計責任者も務めていました。容疑は、西松建設による献金と知りながら2つの政治団体(「新政治問題研究会」と「未来産業研究会」、ともに2006年に解散)からの寄附であるものと政治資金収支報告書に虚偽記載した疑いでした。

これまで当ブログで、民主党への支持を明らかにし、さらに小沢代表の「党首力」に期待した記事などを書き込んできました。そのような一支援者の立場から今回の問題に対し、現時点での思いを綴らせていただきます。大久保秘書が逮捕された以降、マスコミやインターネット上に様々な情報が流れています。注意深く見守ってきましたが、いったい何が正しく、何が正しくないのか簡単に判断できないものと思っています。その意味で、今回の記事をまとめながら自分自身の頭の中を整理する機会とも位置付けています。

政治資金規正法とは、政治資金による政治腐敗の防止をはかるため、1948年に議員立法によって成立した法律でした。この法律では、政治資金の流れを国民に公開して、政治活動の公正と公明を確保し、民主政治が健全に発達することを目的としています。そのために法律の名称も「規制」ではなく、「規正」としているそうです。制定された当時、戦後の混乱期で政治的腐敗行為が続出していました。そのような時代背景に後押しされた法律であるため、ロッキード事件やリクルート事件など政治資金にまつわる不信感が高まるたびに改正されていきました。

1994年の改正で、政党助成制度の導入と合わせ、企業・団体からの寄附の対象を政党(政党支部を含む)、政治資金団体、資金管理団体に限られました。その後、1999年に企業・団体からの寄附は政党に限り、資金管理団体への献金は禁止されました。今回の大久保秘書逮捕は、この点に違反したという嫌疑内容でした。実際は企業献金なのに政治団体からのものとして報告書を虚偽記載した、もしくはその事実を知っていて受領したという容疑です。

これまで政治資金規正法の虚偽記載は「形式犯」とみなされ、いきなり逮捕に至った今回のような事態は異例なことでした。「形式犯」とは、書類の提出忘れなど結果的に法律違反となってしまった場合でも、悪質の度合いが低い事例を指します。本来、虚偽記載だけであれば、行政指導にとどまる程度の違反だと言われていました。したがって、検察側は最低限、2つの政治団体を西松建設のダミーであるものと大久保秘書が認識していた確証を持って逮捕に踏み切ったのだろうと見られています。

さらに検察は、贈収賄事件まで広げられる証拠を得ているのではないかとも囁かれています。しかし、このような話は、すべて現段階では憶測の域を出ないことに注意しなければなりません。その一方で、マスコミからは最近、「関係者によると」という枕詞がついた報道が目立っています。この「関係者によると」が検察からのリークなのかどうか分かりませんが、報道された後に検察から「そのような事実はない」と打ち消されたとしても「大久保容疑者クロ」の印象が先行するアンフェアな側面も見過ごせません。⇒参考記事きっこのブログ(「関係者」という透明人間

そもそもマスコミでは大きく扱われていませんが、この献金問題の枠組みは1995年頃に大久保秘書の前任者(2000年に退職)が取り仕切り、続いてきた経緯があります。また、その前任者は小沢代表と袂を分かち、次回の衆議院選挙では小沢代表の対立候補として岩手4区から自民党公認で立候補を予定しているそうです。時効によって容疑の対象外となるためなのかも知れませんが、前任者である高橋嘉信元衆議院議員の名前に関し、大半のマスコミ報道の中からは目にすることがありません。

当初、小沢代表は4日に開いた記者会見で「政治的にも法律的にも、非常に不公正な国家権力、検察権力の行使だ」と言い切り、検察を厳しく批判する立場を取りました。人一倍、政治資金規正法の遵守に心がけ、1円から収支報告の透明性に努めてきた自負があったため「何らやましいことはない」と強調した上、感情をあらわにした表明となったのではないでしょうか。

民主党執行部側も小沢代表の言葉を全面的に信じ、鳩山幹事長らは「国策捜査の雰囲気」などと党全体で検察を非難する動きを見せました。その後、「自民党への波及はない」ともらした政府高官、警察庁長官だった漆間官房副長官ですが、捜査の中立性や公平性に疑念をもたらす発言であることは確かです。二階経産相の関連政治団体への捜査方針も示され始めましたが、漆間副長官の発言が取り沙汰されてしまったため、予定外の広げ方となったとの見方もあながち否定できません。

民主党政権樹立後の急激な変化に抵抗感を持った検察官僚の思惑や、アメリカが絡んだ国際的な陰謀論など様々な噂を耳にします。しかし、当事者である小沢代表や民主党が「国策捜査だ」と反論している姿には強い違和感を抱きました。もともと西松建設が海外で捻出した裏金を不正に国内へ持ち込んだ事件の関連で、その延長線上に浮上した献金問題でした。そのため、現場の前線で事件捜査にあたる地検特捜部が「国策捜査」を意識してきた可能性はないものと見ています。

一方で、週刊誌に「予算成立の見通しがつくまで待て」という指示が出ていたと書かれていましたが、今回の逮捕が現場の判断だけで突き進んでいないことも明らかです。その際、検察上層部がゴーサインを出した背景に深いものがあるのかどうかは分かりません。その中で大物政治家も例外としない、いわゆる検察権力を誇示する一つの機会だと考えたことは想定できる話だろうと思っています。

いずれにしても「なぜ、この時期に?」「なぜ、この容疑で逮捕?」「なぜ、自分の秘書だけ?」等々、小沢代表や民主党執行部の言い分も理解できない訳ではありません。しかしながら過去に公設秘書の給与問題などで、少し前までは「永田町の常識」だった解釈も法律違反に問われることとなり、実刑判決に至った事件もありました。今回の容疑が起訴に向かうのか、裁判で争う事件となり、有罪となるのか無罪となるのか簡単には見通せません。

それでも自分の第1秘書が法律違反の嫌疑をかけられた段階で、その事実は真摯に受けとめるべきものと思っていました。金曜日あたりから小沢代表も落ち着いた様子を取り戻し、検察批判のトーンは弱めていたようでした。今後、代表を辞任するのかどうかは、ご自身や民主党として判断すべき問題ですが、まったくの濡れ衣だと考えている以上、すみやかに受け入れられるものではないはずです。

とは言え、今後の世論調査の結果は、小沢代表や民主党にとって決して歓迎すべき数字とはならないような風向きです。かつて年金未納期間があった点を重く受けとめ、いったん引き受けていた民主党代表の座を辞退したのも小沢代表でした。たいへん不本意なことでしょうが、政権交代を悲願としている小沢代表だからこそ、今回も大胆で潔い身の処し方をアピールして欲しいものと願っています。

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コメント

この問題は陰謀だと思う。別に今回の件で辞任する必要はないと思う。早く麻生内閣が解散し、民主党に政権交代すればいい。そして、雇用状態を正常に戻してほしい。4月からハローワークの職員(相談員含む)が減らされて、少人数で対応する事になるから、この件も正常に戻してほしい。

投稿: 赤い彗星 | 2009年3月 9日 (月) 14時46分

赤い彗星さん、コメントありがとうございます。

陰謀なのか、国策捜査なのか、何とも言えませんが、小沢代表らがそのような主張はすべきではなかったものと思っています。辞任するかどうかの問題は、ピンチをチャンスに変えるような身の処し方が望ましいものと考えています。

大久保秘書が無実だったとしても、その潔白が明らかになるためには時間がかかります。したがって、法律違反の嫌疑をかけられ、逮捕に至った事態を重く受けとめ、代表の職を辞する…。そのように小沢代表が判断されれば、民主党そのものへのダメージは少なくできるのではないでしょうか。

投稿: OTSU | 2009年3月 9日 (月) 22時41分

陰謀とか寝言は寝てから言った方が良いとは思いながらも、西松建設事件がらみで死人が結構出てたり民主党事務所で火災が起こったりしていて、ついつい陰謀を疑ってしまうKEIです。
>これまで政治資金規正法の虚偽記載は「形式犯」とみなされ、いきなり逮捕に至った今回のような事態は異例なことでした。
まあ「いきなり逮捕」でもないと、いつもどおり「謎の自殺」を遂げられて真実は闇の中なんて展開だっただろう、などとはよく言われてますよね。

・・・まあ、陰謀論はこの辺で。

>二階経産相の関連政治団体への捜査方針も示され始めましたが、漆間副長官の発言が取り沙汰されてしまったため、予定外の広げ方となったとの見方もあながち否定できません。
いやさすがに「漆間副長官のせいで」捜査が広がったわけではないでしょう。事前準備もなく現役閣僚に手を出すほど地検特捜部は愚かではないと思います。
大体、漆間副長官の発言自体がオフレコと断ってのものだそうで、自身の人脈を活用しての「関係者の話によると」のレベルの発言でしかない、とも考えられます。口の軽さは厳重注意モノですが、信憑性は疑わしいですね。

>「なぜ、この時期に?」「なぜ、この容疑で逮捕?」「なぜ、自分の秘書だけ?」等々、小沢代表や民主党執行部の言い分も理解できない訳ではありません。
少なくとも「なぜ、この時期に?」は通りませんね。時効間近であったことはよく言われていますし、普通犯罪の摘発で犯罪者側の都合に配慮することはありませんから。

>政権交代を悲願としている小沢代表だからこそ、今回も大胆で潔い身の処し方をアピールして欲しいものと願っています。
そうですね。ついでに、今まで事あるごとに「任命責任」だの「この問題は辞任をして済むという話ではない」だのと宣っていらした民主党にも、範を垂らして頂きたいものですね。

P.S.
『ムダヅモ無き改革』、楽しんで頂けたようで何よりです。せっかくなのでまた紹介してみようかと。↓
銀と金(双葉社) 福本伸行
このシリーズには自民党を離脱する前後の小沢代表をモデルにしている人物が登場します。これがまた小沢代表のイメージを絶妙に表現していて、僕がつい最近まで小沢代表を高く評価していた原因になっていたりします。

投稿: KEI | 2009年3月10日 (火) 01時22分

KEIさん、おはようございます。コメントありがとうございました。

本当に今回の逮捕に関し、多種多様な情報、様々な見方があるようですね。『銀と金』のご紹介、また探して読んでみようと思います。

投稿: OTSU | 2009年3月10日 (火) 06時54分

今回の件を受けて、小沢代表が小泉以前の「古い自民党」のDNAを最も色濃く受け継いだ政治家の一人なんだということを今更ながら思い出した次第です。
この事実から「田中・金丸の末路を間近で見た彼こそクリーンなはずだ」と見るか、「だからこそ土建国家の習い性が骨の髄までしみこんでいるのだ」と見るかは人それぞれでしょうけど。

以前から小沢氏がやってきた「問題ある金なら返せばいいんだろう」という逆ギレ的な対応は苦々しく思っていました。今回もそう言っていましたが、当該団体が存在しない今、どこへ返却するつもりなのでしょうか。西松建設に返せば、相手は西松だと認識していたことを自供するのと同じですからね。

国策捜査との主張については、私は将来の民主党政権に大変な危惧を抱きました。なぜなら、検察を与党の国策で動く組織と見なしているのであれば、与党となった民主党も国策で検察を動かそうとする可能性が生じるからです。
更に、検事総長の参考人招致を検討しているとの情報も非常に重大です。見方によっては、これこそ政治の司法介入と受け取れるからです。自分たちへの捜査を不服に思う民主党が検察にプレッシャーをかけようとしているとしか思えません。

もし、今回逮捕されたのが麻生総理の第一秘書だったなら、民主党は、嫌疑がシロかクロかに関係なく、疑惑の存在をもって総理の任命責任をただし、徹底的に攻撃したでしょう。その意味で、党を挙げて小沢氏を擁護し検察を非難する民主党の姿勢はダブルスタンダードと感じずにはいられません。
民主党が政権与党となれば、失言やスキャンダルはこれまで以上に暴きだされ取りざたされることになります。今回の件がシロであれクロであれ、民主党がこの危機をどう乗り切るかで政権を担う力の有無が見極められるでしょう。

投稿: みみみ | 2009年3月10日 (火) 22時45分

みみみさん、コメントありがとうございます。

本日開かれた民主党役員会で、引き続き小沢代表を支えていくことが改めて確認されました。それでも私自身の思いは記事本文のとおりであり、特に変わることはありません。

みみみさんと少し見方が異なる点は、この時点で小沢代表を「クロ」とみなし、全否定している訳ではありません。間近に迫った重要な政治決戦に向け、すみやかに身を引くことが民主党のためであり、小沢代表にとっても痛手が和らぐのではないかと見ています。

投稿: OTSU | 2009年3月10日 (火) 23時13分

小沢氏・鳩山氏・西岡氏等、党内の要職者や議院の要職者の地位にある方の今般の一連の検察に対する発言が、本当に本心からのものであるなら(建前でないなら)、裏を返せば自分たちが政権の座に就いたら、今自分たちが述べているところの(今、現に行われているところの与党との関係から生じる)「国策捜査」なるものを実行できると解しておられるのではないか?という疑問は、私も否定できません。

正直に申し上げれば、将来民主党政権下に於いて独裁政治とか秘密警察的な運用がなされるのではないか?という警戒感や恐怖感を感じないわけでもないです。

特に西岡氏の発言は、議院運営委員会の理事会の場での発言であると報道されている以上、議院運営委員会の委員長という職責を背景にした、露骨な介入と受け止めることは容易であって、過去にあった「指揮権発動問題」と同党の重要な問題であると思えます。

勿論、検察庁は行政組織の一部でありますから、行政権の下にある組織体であって司法権の下の司法機関ではないので、「司法権への介入」という批判は当たらないのかも知れませんし、西岡氏は法務大臣ではないので「指揮権」は有していないのも事実でしょう。しかしながら、少なくとも「司法手続きへの介入・独任官庁である検察官への法的根拠無き政治的介入」と判断されてもやむを得ない、非常に憂慮すべき事態ではないかと思います。

これが、「証人喚問」ではなくて、単に「見解の表明を求める」、あるいは会議の場で答弁を求める程度であれば、話は違うのかも知れませんが。だいたい、捜査中の事案であれば尚更、「守秘義務」との兼ね合いをどうするつもりなんでしょう、西岡氏。捜査の手の内を明かさせて、公の場で正式に証拠隠滅の幇助を行わせろと?

国会議員は超法規的存在では無いはずですし、タイミングを気にする余り時効(今月末)が成立して、刑事訴訟手続きによる犯罪事実の有無すら明らかにできないとなれば、明らかに検察の怠慢が責められる状況でもあるのですから。

まだ、捜査段階なのですし捜査も結了しておらず、今後どのような展開になるのかわからないのですし。ともかく、今回の民主党執行部の一連の言動は、私的な心情的には別として、公職にある者として、公の場・職責行使の場で堂々と発言なさるとなれば、全肯定は難しいと私は思います。

一方で、捜査段階であって、犯罪事実の有無すら法的に確定していない段階で、これだけ支持率が増減するという有権者の在り方も、どうなんだろうと思わなくはないです。検察の対応若しくは裁判が完結してからでも、不支持を表明するのは良いではありませんか。有罪判決が確定するまではシロなんですから。

投稿: あっしまった! | 2009年3月10日 (火) 23時30分

念のために申し上げれば、私は小沢氏の進退や責任問題より、民主党執行部の思考様式とりわけ西岡氏の議院運営委員会の理事会での発言を問題視しており、ついで鳩山氏の発言を問題しています。

正直に申し上げれば、小沢氏の進退や責任問題など、西岡氏や鳩山氏の発言に比べれば、軽い話だと思っています。どちらで本人さんのお好きになされば宜しいでしょう位にしか思いません。
それは、前者が小沢氏個人の問題であるのに対し、後者は特に民主党が政権をとったとすれば全体に波及する問題だからです。

投稿: あっしまった! | 2009年3月10日 (火) 23時36分

念のために申し上げれば、私は小沢氏の進退や責任問題より、民主党執行部の思考様式とりわけ西岡氏の議院運営委員会の理事会での発言を問題視しており、ついで鳩山氏の発言を問題しています。

正直に申し上げれば、小沢氏の進退や責任問題など、西岡氏や鳩山氏の発言に比べれば、軽い話だと思っています。どちらでも小沢氏本人さんのお好きになされば宜しいでしょう位にしか思いません。
それは、前者が小沢氏個人の問題であるのに対し、後者は特に民主党が政権をとったとすれば全体に波及する問題だからです。

投稿: あっしまった! | 2009年3月10日 (火) 23時37分

ありゃ、何故か二重投稿されてる。
2009年3月10日 (火) 23時36分付投稿は、文言に誤りがあるので、2009年3月10日 (火) 23時37分付投稿が本意です。
管理人様はじめ閲覧者各位にはこの点について、お詫びと訂正を申し上げます。申し訳ありませんでした。m(__)m

投稿: あっしまった! | 2009年3月10日 (火) 23時39分

あっしまった!さん、コメントありがとうございます。

ご指摘いただいた点、私も否定する立場ではありません。特に記事本文でも書いたとおり鳩山幹事長ら幹部がこぞって「国策捜査」というような言葉を使ったことに違和感を持っていました。

投稿: OTSU | 2009年3月10日 (火) 23時42分

久しぶりやの

まあ、小沢はんならこんなことがあっても不思議ではないと、オレなんかは思ってしまうな。
みみみはんがいう通り、「古い自民党」の政治家やと思うで。でも、そういうのん、魅力やったんやけどな。

でな、こんなんって、もうシロかクロか関係のうて、「クロかもしれん」かったら、もう終わりなんちゃう?

オレは自民であれ民主であれ、少々のことはかまへんやろって、思うクチやから、あんまり大げさに考えてないんやけど、
世論調査なんかではもうかなりヤバい状態みたいやし、スパッと諦めた方がええんちゃうかなと、思うけどな。
ただ、小沢はんがおらんかったら、民主党って、あんまり魅力がないねん。
菅か鳩山かと、思うけど、いつまでもこの2人ゆうのもなあ。まともな若手はおらんのか
自民は長いこと政権とってるさかいに、こういうとき、最低限の安心感があんねんな
民主党も、次の選挙で政権とって、そういう安心感をあたえて欲しかったんやけどな。
ま、これからも注目してるで

投稿: K | 2009年3月12日 (木) 00時21分

Kさん、おはようございます。コメントありがとうございました。

「シロかクロか」に関しては、残念ながら私も同じように感じています。その上で、個人的には岡田副代表の復帰が安定感や信頼感を寄せられるものと思っています。

前回の「郵政」選挙は、誰が代表だったとしても小泉自民党に圧倒されたものと見ています。その前の参院選では逆に小泉自民党を破っていた実績も買うべきではないでしょうか。

投稿: OTSU | 2009年3月12日 (木) 06時49分

岡田副代表は代表の時「小さな政府」推進論者である意味「小泉改革」よりも過激な面も感じましたが・・・
(選挙は強いとは思いますが・・)
今日は遅めの昼休みでしたので国会中継を少し見ていましたが、民主党の質問も相変わらず期待はずれなものでした。
国土交通省の車両運転の委託の議論でしたが、直接雇用を訴えていましたが26年前の行政改革ですでにできないとの答弁
でした。当然、民主党の方もご存じのはず。遠まわしに「職員が運転しろ、運転手はクビ」といっているようにも感じられました。実際、これらの議論の過程で現場で行われていることは「国交省の委託業務の削減方針により、昨年夏の入札で420人が整理
解雇された。今年度末には2000人が解雇される危険性が高い」と国土交通省で働く車両管理員の労組代表からの告発があったことを組合の新聞で読みました。見出しには「使い捨てられてたまるか!」とありました。民主党の質問者にはこの切実な声が伝わっているのか正直不安を感じました。また、民主党は「使い捨ての」行政をめざしているのでしょうか?
小沢代表は、国家国民のために進退を早めに決断されることを望みます。

投稿: ためいきばかり | 2009年3月12日 (木) 23時01分

ためいきばかりさん、コメントありがとうございました。

行政改革に対する民主党のスタンスで、確かに違和感を持つ場面が少なくありません。もう少し自治労をはじめとする公務員組合が日頃から連携を強める必要性も感じています。

岡田副代表については、三重県本部出身の方から誠実な人柄であることを直接伺ったこともあります。したがって、前代表の時のような不信感が高まることは避けられることを信じています。

投稿: OTSU | 2009年3月13日 (金) 04時01分

 毎週楽しみに拝見しています。久しぶりの投稿です。
 
 今月の11日でしたか、TVニュースが、北朝鮮が準備を進めている「弾道ミサイル」発射について、米軍は過去にない大規模な警戒態勢をとっていると伝えていました。(今日は来月の4~8日に「試験通信衛星」を打ち上げる予定との報道がありました。)
 平成5年、平成10年、平成18年と北朝鮮は3度のミサイル発射実験を行っています。それで何か気になって当時の国内事情を検索したら、平成5年は新党さきがけと新生党が結成され、ついに自民党が野党になり、細川連立内閣が成立しています。そして、平成10年は、参院での自民惨敗後、自民・自由連立の小渕内閣となっています。

 平成18年に大きな政権交代などの動きはありませんでしたが、この年の9月21日にに小泉首相が退任し、安倍首相と交代しています。そして、9月26日の就任後間もない10月8日、小泉政権下で冷え切った日中関係を改善すべく、中国・北京で胡錦濤国家主席と会談しています。(この翌日北朝鮮は初の核実験を行っています。)

 そして、今回は、久しぶりに政権交代が確実視されている時期の「ミサイル(試験通信衛星)」発射実験ですから、小沢代表のスキャンダルは単に国内事情だけの原因ではないような気がします。何か尋常ならざる「背後にあるもの」を感じます。

・・・日本という国のポジションが見えてくるような気もしています。

投稿: ニン麻呂 | 2009年3月13日 (金) 10時23分

ニン麻呂さん、お久しぶりです。コメントありがとうございました。また、「益田スタイル」へ当ブログをリンクいただき、ありがとうございます。

ご指摘の北朝鮮の「ミサイル」問題と国内政局、興味深いお話だと思います。とにかく政権交代が現実味を帯びる中、今回の秘書逮捕が何か意図のある動きなのかどうかも含めて今後の展開は見通しづらくなっています。

投稿: OTSU | 2009年3月13日 (金) 20時15分

いよいよ陰謀論が度を越してきた感があります。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090313-00000144-jij-pol

検察の捜査責任者が果たすべき世間への説明責任とは一体何なのでしょうか。
記者会見を開いて「これこれこういう証拠があったから逮捕したのだ」と
手の内を明かせと言いたいのでしょうか。
民主党は犯罪捜査を何だと思っているのでしょう。

この陰謀論のアンフェアなところは「誰が何の意図があってどういう陰謀を
めぐらしているのか」を具体的に一切言わないところです。
自分たちに都合の悪い展開だからといって、根拠も示さず陰謀呼ばわりすることは、
それ自体が「検察の権威を貶める陰謀」となることを自覚しているのでしょうか。
根拠のない陰謀論に反論することは「悪魔の証明」に他なりませんから、検察が
陰謀論を払拭することは不可能です。
もし検察が決定的な証拠を出してきたとしても、もし第一秘書が自白したとしても、
「証拠は捏造だ」「自白は強要されたものだ」と際限なく陰謀論を膨らまして
いくつもりなのでしょうか。

最後の鳩山氏のコメントも重大な意味を持っています。
民主党による「検察改革」のマニフェストがどのような内容になるのか、非常に興味があります。
今の検察庁を解体して「国策捜査をしない新検察庁」を築くのでしょうか。
逮捕状請求を受理したのは裁判所ですから、裁判官も改革対象になるのでしょうね。

すみません、憤りの赴くままに駄文を書き連ねてしまいました。
これは疑惑がシロかクロかに関係なく、民主党の識見そのものに関わる問題だと思うのです。

投稿: みみみ | 2009年3月13日 (金) 23時51分

>一方で、捜査段階であって、犯罪事実の有無すら法的に確定していない段階で、これだけ支持率が増減するという有権者の在り方も、どうなんだろうと思わなくはないです。
これはしょうがない気もしますけどね。民主党が自民党より優れている所なんて「自民党よりもスキャンダルが少なく、クリーンである(事になっている)」という一点しかないのに、そこが崩れるような事件ですからねぇ・・・
>有罪判決が確定するまではシロなんですから。
「無罪推定の原則」は大切ですよね。「政権交代」の名の下に今までずっと蔑ろにしてましたけどね。

>でな、こんなんって、もうシロかクロか関係のうて、「クロかもしれん」かったら、もう終わりなんちゃう?
グレーゾーンを歩いていられれば「豪腕」で済みますが、ヘタ打ったらおしまいですよね。
>民主党も、次の選挙で政権とって、そういう安心感をあたえて欲しかったんやけどな。
僕はそこまで余裕を持てませんね。「冗談じゃねぇ」って思っちゃいます。
>その前の参院選では逆に小泉自民党を破っていた実績も買うべきではないでしょうか。
誇る所が「破った実績」であって「運営実績」でないあたりに不安感が拭えません。

>これは疑惑がシロかクロかに関係なく、民主党の識見そのものに関わる問題だと思うのです。
僕としては、民主党に識見なんてものがあるなどと「まだ」考えていらっしゃることに、驚きを隠せません。

投稿: KEI | 2009年3月14日 (土) 00時33分

みみみさん、KEIさん、おはようございます。コメントありがとうございました。

私が記事本文で訴えた点も「陰謀論」前提ではないことをご理解いただいているものと思います。その上で、以下のように主張されているブログもありますので、参考までにご紹介します。

白川勝彦さんのブログ「永田町徒然草」の中で、下記URLの記事「小沢問題の本質」など大胆な持論を展開されています。ちなみに白川さんは、元自民党代議士で自治大臣・国家公安委員長を務めた方です。現在、弁護士として活躍されています。

http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=944#more

投稿: OTSU | 2009年3月14日 (土) 08時23分

小沢氏の言動について、公的な場所での発言については、語彙の選択などについて考慮された形跡が見られるように思います。(内心の思いや私的な場所での発言はどうであっても。)

対して鳩山氏の発言は、過去の「幹部職員への踏み絵発言」や今回の「検察の在り方発言」についても、「独裁権力的・恐怖政治的思考様式(或いは過去の特別高等警察的思考様式)」が透けて見えてもおかしく無い危うさを内包した発言かと思えます。果たして、これは小沢氏や民主党全体にとって、吉と出るのか、凶と出るのか。有権者の判断(民意)はどう動くか。。。

何れにしても次回の衆議院選挙は有権者の民意の程度(端的には「民度」)が試される事には違いないような気がします。

投稿: あっしまった! | 2009年3月14日 (土) 19時42分

あっしまった!さん、コメントありがとうございます。

以前から鳩山幹事長の発言に対する反射神経や的確性について、疑問を持った時が少なくありません。もう少し今回も自分の発する言葉の影響力を想像すれば良いものと思っています。

投稿: OTSU | 2009年3月14日 (土) 21時52分

最初に申し上げますが、私はブログ主さんを陰謀論者と見なしているわけではありませんので、
その点だけはご了解ください。

リンク先を読ませていただきました。
小沢氏を全面支持する立場からは当然ああいう見解になるのもうなずけます。

ただ、私が考えるに、検察が政治家やその周辺を摘発する事態となれば、
誰をどのようなタイミングで逮捕しようとも、与党なり野党なりのどこかから
「国策捜査だ」「陰謀だ」という声が上がるのは避けられないと思うのです。

リクルート事件や佐川事件にしても、結果的にあの時点での自民党の胆力のある
政治家を根こそぎにしてしまい、その後の自民党領袖の小粒化を招いてしまった
という点で、自民党の弱体化を狙う陰謀だった、という見方すらできます。

では今回の件では、どのようなタイミングで摘発すれば国策だの陰謀だの
といった声を免れえたのでしょうか。
一部に時効が成立するのを承知の上で、総選挙で民主党が勝利し政権奪取した後まで
逮捕を延期すればよかったのでしょうか。それこそ民主党におもねった「陰謀捜査」
との非難を免れ得ないでしょう。あるいはどのみち「政権与党となった民主党の出鼻を
くじく陰謀」と見なされるかもしれません。

そして何より、鳩山氏や菅氏の言動を見るにつけ私が危惧するのは、政権与党
となった後の民主党であれば、摘発に動いた検察に指揮権を発動して本件を圧殺
してしまう可能性すらあったのではないか、ということです。
過去に検察に対して指揮権が発動された時、その後どうなったかを知っていれば
軽々にそのような暴挙に走ることはないと思いたいですが・・・。

裁判所が逮捕を認めたからには、検察はそれなりの根拠を持っているのでしょう。
そして、根拠を持っているのであれば、相手が自民だろうが民主だろうが
粛々と職務を遂行すべきだと思います。そして、立証責任は法廷で果たせばいいことです。
果たせなければ検察もその程度の組織として地に落ちるだけです。

最近、一部のマスコミが思い出したように「推定無罪」の原則を持ち出して小沢氏を
擁護しています。これまでに自民党で同様の疑惑が生じた時にも同様のスタンスを
とっていたのなら真面目に耳を傾けるのですが。
そして民主党も。これまで自民党に同様の疑惑が生じた時、「生じた時点で」どのよう
な対応をとっていたか、よーく思い出していただきたいと思います。

投稿: みみみ | 2009年3月14日 (土) 22時48分

みみみさん、コメントありがとうございます。

このように不信感を強める人たちが多いことを民主党も率直に受けとめるべきだろうと思います。一方で、政権を取った後、民主党が指揮権発動など権力を安易に濫用しないだろうとも信じていますが…。


投稿: OTSU | 2009年3月14日 (土) 23時39分

>僕はそこまで余裕を持てませんね。「冗談じゃねぇ」って思っちゃいます。
まあ確かにな。政権とってから、「村山談話」みたいな遺産を残されても困るんやけどな。
せやけど経験やら実績ちゅうもんは、やってみんかったら永遠に積み上げられへんで。
1回くらい内閣が民主党に替わっても、日本は沈没せえへんて。楽観的か?
自民党かて55年体制以来の実績をごっそり抜いたら、残るモンがそれほどすばらしいもんかとも思うんやけどな。
別に社民党、公明党、共産党にまかせる訳やないからな。

>岡田副代表の復帰が
あー、あのかわぐちかいじが描くマンガのキャラみたいな顔のおっちゃんやな。
マエハラよりはええかもしれへんな

投稿: K | 2009年3月15日 (日) 01時38分

Kさん、おはようございます。
いつも率直なコメントありがとうございます。「かわぐちかいじが描く…」の表現は、思わず「なるほど」と笑わせていただきました。

投稿: OTSU | 2009年3月15日 (日) 07時27分

> 経験やら実績ちゅうもんは、やってみんかったら永遠に積み上げられへんで
ごもっともなご見解です。

一方で、政権運営の経験が薄い野党が、この危機的状況下で初めて政権を得るかも知れない状況。過去の有権者の選択の結果とは言いながら、厳しいなぁ・・・。(嘆息

あまり表だって動静が伝わりませんが、旧社会党(どちらかと言えば右派系?)出身議院各位も、民主党様の中ではそれなりの勢力(特に地方組織・支持基盤など)ですし、どうなることか。

表現が拙いかも知れませんが、「野党の思考様式で野党する」のでなく、「与党の思考様式で野党する(事も出来る)」野党であって欲しいですね、民主党様。慣れないままに「権力の掌握機会」が目の前に来て、正しい扱い方・距離の置き方が解ってない感じ。。。

投稿: あっしまった! | 2009年3月15日 (日) 09時31分

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