公務員に組合はいらない?
前回記事「労働組合はいらない?」に対し、本当にたくさんの方からコメントをいただきました。ありがとうございました。コメント欄でもお詫びしましたが、それぞれ貴重な提起が含まれていながら必ずしも逐次お答え切れていません。たいへん恐縮ですが、代表的な問いかけに対し、今回の記事本文を通して私なりの考え方を示させていただきます。
大半の方は労働組合の必要性を認めています。その一方、公務員を中心とした組合である自治労を毛嫌いされている方、あらまさんのように公務員には労働組合そのものが不必要であると主張されている方もいらっしゃいます。あらまさんからは前回記事へ多数コメントを頂戴しましたが、ご自身のブログ記事「公務員の労働組合」なども読ませていただきました。
あらまさんも公務員は勤労者であり、憲法第28条(勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する。)によって労働基本権は保障されていると指摘されています。しかし、公務員は民間とは違う公益的な立場があり、「労働組合を作って待遇改善を図ることは慎むべき」であるとの論調でのコメント投稿となっています。
歴史をたどれば、終戦直後は公務員も労働組合法などの適用対象でした。それが1948年のマッカーサー書簡(公務員のストライキを禁止)を契機に公務員の労働基本権の制約が進み始めました。それ以降、現在に至るまで公務員には争議権や協約締結権が認められず、警察と消防職員には団結権も否定されています。そのため、公務員法では「労働組合」ではなく、「職員団体」と呼ばれています。
一方で、ILO(国際労働機構)は151号条約で、公務員の団結権、団体交渉権、争議権、市民的権利を定めました。2002年11月のILO理事会では、日本政府に対して「公務労働者に労働基本権を付与すべき」との勧告も採択しています。それに対し、日本政府は条約の批准を見送り、このような国際的な要請にも応えない姿勢に終始してきました。
最近、ようやく公務員組合側と政府との協議の場で、労働基本権回復が具体的な課題として取り上げられるようになりました。渡辺喜美行革相も就任した当初、「労働基本権の見直しは不可欠」との考え方を表明していました。しかしながら今国会で成立した公務員制度改革関連法の中で労働基本権の問題は無視され、新たな人材バンクばかりが強調された不誠実な中味にとどまっています。
ここまでが客観的な経緯やとりまく現状です。要するに国際的にも国内的にも民間と区別せず、公務員にも労働基本権を拡充していく動きがあります。ただ以上のような説明では、あらまさんのご指摘に対して半分も答え切れていないものと思っています。あらまさんの主張は「労働組合がなくても公務員は安定した労働条件や雇用が保障される、だから労働組合は不要ではないか」との趣旨だろうと理解しています。
また、社会保険庁の組合が職員の労働負担に過剰反応し、年金記録漏れ問題につながったと思われているのかも知れません。さらに産経新聞「正論」に掲載された屋山太郎氏の「社保庁問題は国鉄問題にそっくり」などの記事に強い賛意を持たれているのだろうと受けとめています。つまり公務員の労働組合活動の成果やその方向性について、完全に否定的な見方を持たれているものと感じています。
「公務員の賃金は闘わなくても人事院勧告で決めてくれる」と特権のような見られ方がありますが、そもそも労働基本権制約の代償措置として人事院が存在しています。それにもかかわらず勧告が完全実施されず、過去に凍結や値切りなどが行なわれ、最近では賃下げ勧告も定番となっています。加えて人事委員会さえない自治体は勧告で示された改定率を踏まえ、当該の労使で独自に配分などを交渉しなければなりません。
労働条件の全体的な問題に関しても労使交渉の機能が確立されていない場合、使用者側の視点や思いだけで切り下げられていく可能性があります。行革の推進イコール職員数削減と見られがちな中、職員の健康に影響を与えかねない人員不足の職場を強いられる恐れも否定できません。そのような不適切な職場体制では、結果的に住民サービスの低下を生じさせる心配があります。
「公務員だから黙っていても恵まれた安定的な職場が確保される」との言われ方もあります。確かに公務職場では法令順守が大前提となります。しかし、労働法制は最低基準を示すことが多く、組合が要求しなければ改善されない事例も珍しくありません。逆に圧倒多数の自治体で労働組合があったからこそ、しっかり確立した労働条件が根付いたとも考えられます。今回の記事タイトルも「公務員に組合はいらない?」と疑問符を付けましたが、私自身の答えは言うまでもありません。
このブログのプロフィールでも明らかにしていますが、現在、自治労に加盟している市職員労働組合の執行委員長を務めています。これまで喜怒哀楽が波打つ組合活動でしたが、組合員の皆さんから「組合があって良かった」との言葉をいただいた場面が数多くありました。その言葉の一つ一つが大きな励みとなり、さらに組合をつぶしたくない気持ちを糧にしながら今まで役員を担い続けてきました。
今回の記事も長くなりましたが、屋山太郎氏の「正論」を紹介した手前、自治労についても少し触れてみます。組合員数100万人は全国最大の産業別組合であり、村山元首相が自治労出身であったり、確かにその影響力は卑下できないかも知れません。また、自治労は地方公務員の組合だと思われがちですが、公共サービスに従事する民間労働者の組合の割合も急増しています。
その自治労に対して最近、どうもダーティーなイメージ操作や過剰な買いかぶりが目立っている気がしています。年金未記録問題に対し、自治労と全国社会保険職員労働組合が連名で「基本的な考え方」をホームページ上で表明しました。年金記録管理の実態、問題の本質、求められる対策の考え方、「覚書」や「確認事項」の問題などが掲げられています。お時間が許される方は、ぜひ、リンク先をご一読ください。
この問題で「社会保険庁の解体を阻止するため、自治労が民主党に未記録問題をリークした」などと途方もない噂話を耳にしたことがあります。自治労は民主党を支持する団体の一つですが、まったく事実無根の話です。時には情報や意見を交わす場もあるはずですが、一昔前の総評・社会党ブロックと言われたような緊密さは影を潜めています。
先日、年金記録漏れ問題における民主党との連携について、自治労本部の岡部委員長に直接質問する機会がありました。その際、「制度面の国会議論に対して労働組合が物申す立場ではないが、職員の雇用面については重大な関心を寄せている点を伝えている」とのお答えでした。労働組合の立場と果たすべき役割上、筋の通った話であると受けとめさせていただきました。
そして、取り沙汰されている社会保険庁の労使の問題ですが、労使対等の原則が組合側に傾いた力関係だったのかも知れません。とは言え、社会保険庁の組合役員は、すべて「組合員のため」を考え、交渉を積み重ねてきたものと思っています。その交渉結果である労使確認事項も情勢の推移の中で、臨機応変に改めるべき事項も多かったはずです。
いずれにしても「組合員のため」と考えてきた結果が、このような事態を招いた一因と見られてしまっている現状です。再雇用を踏み絵にした官邸主導の「ボーナス返納」の恫喝に対しても、容認せざるを得ない社会保険庁の組合役員の内心は痛恨の極みだろうと思っています。しかし、厳しく反省する必要性がある労使関係だったかも知れませんが、未記録を招いた一番の原因は「労使問題」だと言い切る姿勢にもあきれてしまいます。
今朝、日本テレビの「ウェーク!」に出演した竹中平蔵前総務相の発言には非常に腹が立ちました。ちょうど民主党の馬淵澄夫代議士のブログ記事「最後のヤマ場!?」で、竹中前大臣の発言について取り上げていました。「学者顔して選挙前に民主党タタキのための組合問題に無理やり結び付けようという魂胆が何ともうそ臭い」と言い切ってくださっています。
今回も話が拡散し、批判的な目で読まれている方にとって突っ込み所満載の記事だったかも知れません。180度異なる視点や考え方のコメントをいただけるのは、不特定多数の方を対象にしたブログの利点だと考えています。どのようなご意見も歓迎する立場ですが、ぜひ、悪意や感情論のみが先走ったコメントはご遠慮くださるようよろしくお願いします。
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コメント
それなら、人事院のような公務員の制約を補填する機構の存在を辞退すべきです。
組合もあり、なおかつ公的な保障機関もある。そういつたよいとこ取りは、国民が納得しないと思いますよ。
仮に、公務員全てがスト権を取得して、伝家の宝刀を抜くようであれば、国民は一層反発を強めるでしょう。
働かなくても、身分も給与も保障されていて、なおかつ待遇改善を望むようなことを重ねてきたので、公務員かこうしたていたらくに陥ったのです。
つまり、公務員の組合活動は「カイゼン」ではなく、たんなる「サボタージュ」に他なりません。
働きやすい職場環境を作って、国民に対するサービスを確実なものにする・・・なんてウソは、通用しませんよ。
そんなことを公務員に当てはめたら、ではいったい、どれだけの待遇を実現したらよいのか・・・。
何回も書きますが、公務員と民間とでは、基本的な立場が違うのです。
それを忘れて、権利の主張ばかりしています。
義務も果さないで、権利を主張するので、民間人の多くは公務員に対して「税金泥棒」だと思っているのです。
だいたい、なぜ、庁舎の便所掃除まで、民間に委託しなければならないのか。
民間が、便所掃除を委託するのは、お客さんが使用するエリアなどで、自分たちが垂れるところは自分で掃除をします。
人の上に人をつくるのが公務員なのですね。
投稿: あらま | 2007年7月 1日 (日) 00時27分
>あらまさんへ
>人事院のような公務員の制約を補填する機構の存在を辞退すべきです。
当方の経験からすれば、かつて公務員だった時代にはほとんどお世話になった記憶はありません。
採用試験(それもいわゆる一次試験=筆記試験)だけですね。
逆にこちらが聞きたいです。あれは本当に「公的な保障機関」なんですか?
当方としては別に無くても困らないと思います。
当方と同様の主張を展開されているブログやウェブサイトもあります。
ですので、公務員の皆さんに決を取ったら、「別に無くても構わない」という意見が過半数になるかもしれません。
が、人事院もお役所の一つです。
構成員が自らの存在理由を強く主張するでしょう、多分。
もし、無くしたいとお考えなら、国会議員を動かして、法律を改正するように働きかけたらいかがでしょうか。
公務員自身が辞退したところで設置することが法律に規定されていたらどうしようもないんですから...
それから、民間企業の便所掃除について触れていますが...、あらまさんは日本全国の民間企業を全てご存知なんですか?
そりゃあね、あらまさんが今お勤めの民間では、「自分たちが垂れるところは自分で掃除をし」ているのかもしれませんが...
でも、日本全国の「民間」がそうなんですか?何を根拠にそうおっしゃっているんですか?
役所でも民間でも委託しているところもあれば委託していないところもあるはずですが...
それに、そもそも委託することは何がいけないんですか?
委託することで各自の業務役割分担が明確になり、効率があがるケースもあるはずですが...
ってことで、最後の一文
>人の上に人をつくるのが公務員なのですね。
ってのは????
この文脈で締めの一文がなぜこうなるのがよく解りません。
当方がアホなのかもしれませんが...
そうそう、「民間」って単語は通常、公務員が「民間」を指していう時に使うことが多いと思うんですが...
「民間」の方は自らを「民間」とはあまり言わないはずですが...
あらまさんは、公務員に片足突っ込んでいるんですか?
投稿: 通りすがり | 2007年7月 1日 (日) 01時04分
人件費の高い正社員に便所掃除をやらせる会社なんて、今時民間でもありませんよ。
公務員並みにコスト意識の低い会社なら別かもしれませんがね。
投稿: OIOI | 2007年7月 1日 (日) 09時43分
あらまさん、さっそくコメントありがとうございます。また、あらまさんのブログをリンクし、TBもさせていただきました。
まず人事院があるから「よいとこ取り」だと考えていません。労働基本権制約の中立的な代償機関であるにもかかわらず、政治的な思惑に影響を受ける時も少なくありません。(参考記事「人事院調査、公務員の年金は少ない」2006年11月25日)当然、労働基本権が回復した際は、人事院制度の見直しもパッケージとされているようです。
争議権が付与されたから「即ストライキが決行できる」などと短絡的に考えていません。現在のような情勢や公務員に対する厳しい見方が充満している中、それこそ自殺行為だと思います。しかし、労使対等の交渉能力を維持するため、法的に認められた手段としてストライキ権を必要以上に軽視するもりもありません。(参考記事「ニューヨークで25年ぶりのストライキ」2005年12月26日)
「権利ばかり主張」との文脈で書いた意図はありませんが、そのように受けとめられたとしたら言葉が不足していたかも知れません。トイレなどの清掃も保育園や児童館などの出先施設は職員が直接担っています。確かに本庁など大規模な施設は民間会社に委託していることが多いのも事実です。ちなみに私どもの庁舎では来客用と職員用でトイレは分かれていません。その上で全体的な職務執行上、直営が効率的効果的であるならば、清掃業務も職員が担っていく方向性を拒む道理はありません。そもそも組合は様々な業務に対して直営方針を基本とし、アウトソーシングを重視する市当局側と多くの協議を重ねています。
あらまさんから少し前にいただいたコメントの中で、今回の記事本文で触れられなかった点について、この機会にお答えします。自治労の専従役職員の賃金は私たち自治労組合員の組合費で賄われています。だからと言って、お手盛り的なことは絶対慎み、自治体職員の水準に準拠しています。
組合の金庫が裏金の保管場所になっていた事件は岐阜県庁で発覚しました。その件について、昨年8月6日の記事「岐阜県の裏金作りと自治労の不祥事問題」で私なりの考え方を訴えさせていただいています。
このブログの記事数は200近くに及びます。「ぜひ、目を通してください」と言うのは到底無茶な話ですので、今回のコメントのレスに関連した過去の記事を参考までにご紹介させていただきました。コメント欄ではリンクをはれず恐縮ですが、サイドバーのバックナンバー機能を利用し、ご覧いただければ幸です。
投稿: OTSU | 2007年7月 1日 (日) 09時47分
通りすがりさん、コメントありがとうございました。
閲覧されている方から今回のように即座にフォローいただけるのが本当に有難く感謝しています。
もし、通りすがりでないようでしたら次回以降、HNで投稿いただけましたら意見交換が分かりやすくなる利点もあります。できればで結構ですので、ご協力ください。
投稿: OTSU | 2007年7月 1日 (日) 09時53分
OIOIさん、コメントありがとうございます。
記事本文の更新が週一ペースですので、なるべくコメント欄を通して速やかにお答えするように努めています。しかし、内容の重さや時間的な制約など、場合によって今回のように記事本文で総括的にお答えさせていただく場合がありました。
また、どんなに忙しくても土日のいずれかには時間を工面し、これまで必ず新規投稿しています。さらに2週間前には月曜日にも投稿し、絶対週一だと決め付けている訳でもありません。ぜひ、このような投稿間隔であることをご理解ご容赦ください。
投稿: OTSU | 2007年7月 1日 (日) 10時06分
趣旨とは関係ありませんが
>この問題で「社会保険庁の解体を阻止するため、自治労が民主党に未記録問題をリークした」などと途方もない噂話を耳にしたことがあります。自治労は民主党を支持する団体の一つですが、まったく事実無根の話です。
何で長妻センセは横領に関して全く騒がないんですかね?
と突っ込まれますよ。
※政治的思惑が無い訳無いんですから、断言しないほうが良いです。
投稿: 勤労戦死 | 2007年7月 1日 (日) 14時26分
私は委託業務に携わっていましたので公務員を民間企業と同じく一労働者として見ておりますが、行政組織が小さくなるほど人件費のCPが悪くなることがはっきりと認められます。
ありふれた市役所なんて社保庁よりひどいのが現状では?
仕事の質が悪くても問題を起こさなければ真っ当な行政官と自負されている方がほとんどですし。
公務員の性質の悪いところは身分が保証されているために、己の非効率を思い知らされる機会がないし、せざるを得ない状況でも居直りや無視が出来るところですね。
政策的な可否は全く別に効率性を監督しなければならない政治家もいい加減なもので、サービスの受けては納税者ではなく管理側(政治家)のようで適当なところで談合していますね。
行政の効率化を測るとき同じ規模の役所を比較しますが、これはドングリの背比べでナンセンスです。
同じ給与レベルの非公務員がどれほど生産性が高いか比較にならないでしょう。
個人の労働の量、難易度などで計った場合、霞ヶ関や県庁の一部の方々は市役所レベルの自称行政官と同等の報酬では納得がいかず、退職後の蓄財に励まれるのも感情的には致しかたがないと思います。
これは、けっして多くの市役所職員のポテンシャルを否定するものではありませんが、現状は地域内での就職が動機の主たるもので鎖国状態でも事無きを得、人材教育はおろか他の組織の優れた人材を個人的に真似る様なことも硬直的で怠慢な仕事の進め方をする集団内では難しいのでしょう。
遅れず、休まず、働かず、というのも言い得て妙だと思います。
地方公務員の給与レベルが地域内でも国際比較でも突出して高いのは周知の事実です。
限られた財源で効率よくニーズに応えるためには、より柔軟できめ細かい監視をする制度が必要ですが、その前に地方の財政が持たなくなり現行制度のままでも給与レベルだけは下がる方が可能性は高いですね。
しかし高級官僚の渡りなど30年前からマスコミが騒いでますが、一向に進展のないこの国の行政組織に自浄作用を期待するのは、もう一度国が破綻し真に国民が官僚をコントロールすることに期待するのと同じくらい荒唐無稽なことに思われて仕方がありません。
私は自称改革市政の小野市在住ですが、それだけにマッチポンプの改革行政ごっこは病的に自己主張の強い叔父さんとそれについていく烏合の衆の浪費に見えて仕方がありません。
投稿: 非公務員 | 2007年7月 1日 (日) 18時41分
非公務員さんへ
するどいっ!
そもそも私からして、「給料分の仕事してるかっ!」って言われたら、
何と比べてそうなのか、わからんもん^^;
国際比較のところとか、すべからくそうだとは思わないけど、公務員制度の
欠陥に関しては正鵠を射てますねー。
仕事しないやつの高賃金よりも、仕事できる人間のモチベーションが下がる
方が組織として致命傷なんだけど、制度上そうなってるから仕方がないのよね。。。。
投稿: 地方公務員 | 2007年7月 1日 (日) 19時00分
小生の意見に対して、OTSUさま以外の方か横スレがありますが、無視をしますので、悪しからず。
さて、給与所得者にとっては、自分の給与が少ないと思うのは、人間の本音だと思います。
給料明細書を貰うときは「ありがとうございます」なんて言っても、「これだけ働いたのに、これだけしかくれない・・・。」
人の欲なんて際限がないものです。
しかし、民間の場合は、基本的に利益の中から配分されます。
利益がなければ、経営者は借金をしてまでも、従業員に給与を払わなければなりません。
組合だって、それ以上の要求はできないのです。
しかし、公務員という立場で、組合を作って要求した場合、それを実現するためには、税金をたくさん徴収するか、あるいは債権を発行して、未来の国民に負担を強いることもできるのです。
公務員が無駄遣いをしても、結局は、国民全体が責任を取ることになります。
いま、赤ん坊も含めて、国民一人当たりの国の借金が、653万円といいます。
この借金は、誰が作ったのでしょうか。
そんなことを問うまでもなく、結局は、国民が責任を負うのではないのですか ?
また、われわれが納めた年金のなかから、年金積立金というお金がストックされているようですが、そのお金は、「年金積立金管理運用独立法人」というところが、運用しています。
http://www.gpif.go.jp/kanri/pdf/kanri04_p01.pdf
結局、特定の投資信託銀行に丸投げしているということです。
その投資信託銀行が投資した年金積立金が、今どうなつているのかわからないというではないですか。
そうした環境の中、自治労は何をしてきたかというと、百項目以上「覚えがき」を交わしていたというのですね。
その理由は、「たくさんお金をくれれば働く」というのではなくて、「たくさん仕事はやらないよ」
その根底に流れているのが、利益には関係のない団体だから、待遇は保証されている。つまり、「親方日の丸」だから、働かなくても働いても給料が同じなら働かないでいよう、そのための覚書を交わそうというものなのでしょう ?
そこのところが、民間の感覚と大きく違うところです。
小生が「人事院があるのだから、公務員の組合は要らない」というのは、そうした立場の違いがあるからです。
結局は、同じことを何回も問うているのですが、そのご回答がないので、落胆しているわけです。
公務員の皆様方が、よく働いて、利益が上がるのなら、公務員の人件費を増やすための増税も納得できるかもしれません。
しかし、
投稿: あらま | 2007年7月 1日 (日) 21時39分
勤労戦死さん、コメントありがとうございました。
長妻代議士との関係で言えば、もっと話し合えば良いのにと思えるほど地元自治労との関係は最悪だと聞いています。その関係の悪さを長妻代議士やその周辺は売りにされている話もどうかなと感じていますが…。
横領はもってのほかですが、全体像の追及の中で各論であるため、長妻代議士も大きく取り上げていないのだろうと思っています。記事本文でも示したとおり残念なのか、健全なのか分かりませんが、現在の自治労と長妻代議士らとはまったく連携がはかれていないようです。
投稿: OTSU | 2007年7月 1日 (日) 21時40分
こうした年金問題が表面化すると、とても社保庁職員の仕事振りを評価する気にはなれず、併せて、公務員の労働組合を応援する気にはなりません。
(すみません、途中で途切れてしまいました。)
投稿: あらま | 2007年7月 1日 (日) 21時44分
非公務員さん、地方公務員さん、あらまさん、コメントありがとうございました。
そのようなご指摘やご感想、現時点では「重く受けとめていきます」とお答えするしかない貴重な提起だと感じています。とにかく給料分の仕事をする、していると納税者に納得してもらうことが強く求められているのだろうと痛感しています。
ご指摘の趣旨が共通しているものと判断し、たいへん恐縮ながら帰宅直後にご返答させていただきました。
投稿: OTSU | 2007年7月 1日 (日) 21時50分
申し訳ありません。直前のコメント、返信のための返信のコメントのような誠意がないようなものだったと反省しています。
具体的な内容のお答えができませんでしたが、それぞれのコメント内容の趣旨は本当に重く受けとめさせていただいています。
投稿: OTSU | 2007年7月 1日 (日) 21時59分
専従の給与は、直接に組合費でまかなっている・・・のではないはずです。
民間の場合、もし専従が働いたら、これだけの利益を上げ、これだけの給料が支払われるだろうと、仮想給与が設定されます。
つまり、会社に与えた損益の補填分を、組合が会社に支払います。
会社は、そこから、専従に対して給与を支払います。
おそらく、自治労の場合も、そうしたシステムになっていると思いますよ。
でないと、専従が共済組合に加入することができないのでは ?
専従は、組合員に雇われているという形式ではないはずです。
投稿: あらま | 2007年7月 1日 (日) 22時04分
あらまさん、コメントありがとうございます。
地方公務員法で最長7年間の休職専従となり得ます。その際の賃金は税金から出ません。休職期間は共済組合員の資格を有しますが、事業所の負担分は自治労組合費で賄うことが基本となります。
投稿: OTSU | 2007年7月 1日 (日) 22時20分
若干本筋と離れたコメントで申し訳ありませんが、この機会にお尋ねしたいことがあります。(OTSUさん以外の方でも結構です)
公務員の待遇とその組合が話題になったらものすごい数の書き込みで、それだけ多くの方が関心をお持ちだということなのでしょう。
だけど、基本的なことを言えば、公務員の待遇は公務員法、地方公務員法、地方公営企業法にすべて規定してあることで、これらを遵守すれば多くの問題は解決するだろうと思います。
しかし、現実には執行部と組合の談合が恒常化することによって法令より労働協約を優先する慣行が定着し、一部の違法性についての感覚が麻痺しているように感じます。
これが現在の「公務員不信」の風潮と無関係ではないと思っています。
私は、税金で建てた建物のなかで、税金を原資とした給与、報酬を得ている者の議事は、個人情報や企業秘密に属するものを除いて公開を原則とすべきだろうと思っています。
それで、「労使交渉を公開すべきだ」と提案し、「公開できない場合は、その合理的な理由を示してほしい」ということを申し入れています未だに執行部からも組合からも何の回答もありません。
多分、ほとんどの自治体で公開されていないと思いますが、公開されている自治体をご存知でしたら教えていただけませんでしょうか。
また、これを公開できない理由について、詳しい方がいらっしゃればご教授ください。
投稿: ニン麻呂 | 2007年7月 1日 (日) 22時31分
>社会保険庁の組合役員は、すべて「組合員のため」を考え、交渉を積み重ねてきたものと思っています。
「国民のため」を考える余地はなかったものでしょうか?
投稿: ミッシェル | 2007年7月 1日 (日) 22時37分
お邪魔します。
記事の趣旨と少しズレますが,何となく一般国民が「ロードークミアイ」という組織を何か特殊なものと受け止める雰囲気が広がっているようで気になります。
例の自民党サイトの意見募集ページ
https://youth.jimin.or.jp/iken/
でも,加入者数は減っているとはいえ,ウィキペディアによると670万人の加入者,その家族まで加えると千万単位の国民が関わっている連合が民主党を支持していることに関して,民主党が一部の特殊な人達の利益を図っているかのような書き方をしていますね。自分たちは経団連とかのご機嫌は損ねないように気を使ったり,集票力の弱ってきた医師会には冷たく当たったり,集票力の強い郵便局の民営化では内輪もめしたりするくせに。
自民党や財界が,あの手この手で労働者の分断を画策しており,とてもあぶない状態だと思います。
労働者は団結しないと極めて立場が弱いというのは簡単に理解できると思うのですが,それでもあまり行動に移さないのは,日本人は必要以上にマジメ過ぎるのかも知れないとも思います。
そのマジメさを大事にしてくれる人の下では一生懸命働こうと思いますが,マジメさに付け入るような人の下では働きたくありませんね。
(半ば雑談ですので,相槌以上のコメントは不要ですよ(笑 )
投稿: WontBeLong | 2007年7月 2日 (月) 00時04分
ニン麻呂さん、コメントありがとうございました。
今回の記事本文でも書かせていただきましたが、公務員にとっても労使交渉の幅や役割は大きいものと考えています。その上で、労使協議の内容が「談合」などと言われないよう透明性も重視すべき点も確かです。
私どもの役所では過去、市議会議員から労使確認書の情報公開を求められ、そのまま公開してきました。団体交渉の議事録も請求があれば、公開の対象とすべきだろうと考えています。
ところでブログのレイアウトがリニューアルされたようで、ニン麻呂さんのお顔を拝見させていただきました。
ミッシェルさん、コメントありがとうございました。
本当にその通りです。もう少し今までも「国民のため」を考えた時、ここまで不信感が広がらなかったかも知れません。
最近、よく自分で使い始めた言葉ですが、住民サービスと労働条件、車の両輪だと思っています。どちらが外れても走ることができません。
WontBeLongさん、コメントありがとうございました。
本当にその通りだと思います。朝の出勤前の時間ですので、相槌だけ打たせていただきました(笑)。
投稿: OTSU | 2007年7月 2日 (月) 07時33分
職員団体の専従者が、公務員法の規定により無給休職の扱いとなり、共済組合法の規定により休職期間中は共済組合員資格を有し掛金には公費が使われない仕組みになっているのは承知しております。また、専従ではない職員さんの職員団体のための活動について、こちらも法令・規則の規定によりその範囲内で勤務時間中に職員団体のための行為を行う事が許可されていることも承知しております。
考えないといけないのは、専従許可のない職員の行う職員団体のための行為が度を越えていないかと言うことだと思いますが、某政令市のヤミ専従問題などもあり、一部の不心得な行為が全体への不信につながっている面は否めないところかと思います。ちなみに私の知っている狭い範囲では、「役員のため、役員の特権維持のため、組織維持のための運動」であって、「組合員のためというのは厚顔無恥なお題目」になっていると(100%私の主観ですけど)思わされる事例を知っています。(勿論、外からの目ですから内実はわかりません。)
私は、基本的に職員団体必要論者ですし、労働基本権の問題、ILO条約との関係の問題も承知しており、現状については考慮の余地ありと思っているのですが、それが本当に世間一般の論調にならないと難しいとも思います。
最近は小さな政府(行政)を希求して人員を削減しつつ、何かあったら「行政は何をしている」という形で行政事務を増やす傾向があると感じております。それは二律背反な状態にあると思っており、そのような状況下では「本当に職員のために動く職員団体が存在する必要性はある」と思いますが、官公労組=ある種の反社会的組織というような認識すらある(公務員に人権は無いみたいな極端な論調もでかねない)現状では、官公労組と言う組織体から発信して広く世間に実情を理解してもらうのは至難の業とも思います、残念ながら。
投稿: あっしまった! | 2007年7月 2日 (月) 16時03分
国家公務員法、第九節、第百八条の六 では、職員団体の専従者の期間は五年間であると規定されていると思います。
それが、七年間も休職扱いにできるとは、驚きです。
長期休職者が、公務員には大勢いることは聞いていますが、こういった土壌があるのですネ。
しかし、こうした公務員の労働貴族は、公務員の本来の趣旨である「全体の奉仕者」とはかけ離れた姿です。
公務員のための公務員の存在を国民は望んでいるのでしょうか。
小生は、憲法違反だと思いますよ。
いずれにしても、公務員に労働組合が必要な理由が見つかりません。
逆に、公務員の定義を理解して、仕事をしなくても給料をもらえる環境でも、陰日なたなく一生懸命に働ける人が公務員にふさわしい人だと思いますよ。
それが、ヤミ専従、ヤミ協定、ヤミ資金、なんて・・・・
こういう人たちは要りません。
しかし、人間はそんな人ばかりではありません。
例えば、桜海老漁師は、漁獲量をすべて均等割します。
たくさん捕れた人も、そうでない人も、休業している人でも、すべて均等割りに配分されます。
これは、漁獲量保護の為に採っている措置で、働かなくても均等に割り当て分がもらえます。
究極な共産主義経済体制です。
しかし、公務員と違うところは、誰一人としてサボったりズルをする人はいませんよ。
こうした自分に素直な人が公務員であってほしいですね。
投稿: あらま | 2007年7月 2日 (月) 19時41分
あっしまった!さん、コメントありがとうございます。
前回記事に対しても丁寧なコメントをいただきましたが、具体的なお答えができず申し訳ありませんでした。公務員の制度などについて非常に詳しく、鋭い問題提起に感心しています。
ご指摘のとおり「役員のため、役員の特権維持のため、組織維持のための運動」であっては絶対いけません。「組合員のため」がお題目とならないよう努力し、そうではないことを適確にアピールしていく必要性を痛感しています。
さらに「官公労組=ある種の反社会的組織」のような見られ方も払拭していかなければなりません。誤解や先入観が原因である場合は丁寧な情報発信や説明責任を尽くし、本当に改めなくてはならない点は即座に改めていく姿勢が大事だと思っています。
ぜひ、これからも貴重なご提起をよろしくお願いします。
投稿: OTSU | 2007年7月 2日 (月) 19時55分
あらまさん、コメントありがとうございます。
数年前に5年から7年に改正されています。言うまでもなく、あらゆる「ヤミ」は許されません。
「仕事をしなくても給料をもらえる環境」、なぜ、そのように決め付けるのですか。400万人の公務員の中には、確かにあらまさんが批判するような人物もいるのでしょう。しかし、給料の多寡にかかわらず、一生懸命働く職員が圧倒多数であることをご理解ください。
どうも悪意や先入観が顕著なコメントが続いているように見受けられます。あらまさんの周囲や過去に接してきた公務員は、皆そのような人ばかりだったのでしょうか?
投稿: OTSU | 2007年7月 2日 (月) 20時05分
OTSUさんからは「HNで投稿いただけましたら」とのお言葉をいただいておりますが、当方は独自の見解を述べるだけの力量に欠けると思いますので...
ただ、読んでいてあまりにも酷すぎるので少々述べさせていただきます。
>あらまさん
>小生の意見に対して、OTSUさま以外の方か横スレがありますが、無視をしますので、悪しからず。
真摯に答えているOTSUさんへの感情的なコメントの数々、読んでいて見苦しい(読み苦しい?)限りです。
横レスを無視するのは感情に任せて、支離滅裂なことを書いたので反論できないからでしょう。
それから、どんなコメントにも真面目に答えてくださるOTSUさんを集中砲火したいから...そんなの貴方の甘えですけどね。
全国の全ての民間企業の全ての従業員から委任状をもらったわけでもないのに、さも「民間」の代表面して恥ずかしくないんですか?って、どうせ恥の概念もないんでしょうが...
ある時は社会保険庁を、ある時は国家公務員を、ある時は公務員全体を、さらにある時は...
書くたびごとにターゲットを変える。
立ち位置も軸足も自分勝手に自分のご都合主義で意図的にぶらす。
OTSUさんが微妙な立場にいるために、はっきり答えられないのを良い事に、感情的に追い込んで、一人で悦に入っているだけでしょうが!
「自分たちが垂れるところは自分で掃除をし」ているらしいあらまさんが今お勤めの民間とか「桜海老漁師」とか、よくもまあ自分に有利になるような例だけをことさら選んでもってきますね。
世間一般からすれば例外に過ぎないものを少しだけを持ち出して、一般的な話に展開できているつもりですか?
単なるズルじゃん。
貴方の話は一般性も普遍性もない。
ただ、自分に有利になる材料だけを選んで、砂上の楼閣を建てて、一人で楽しんでいるだけじゃないですか?
真面目に答えているOTSUさんを貴方の独りよがりな論法で虐めるのは止めてください。
貴方の文章は、建設的な部分がほとんどなく、不当な揚げ足取りばかりで、読んでいて非常に不愉快です。
投稿: 通りすがり | 2007年7月 2日 (月) 22時25分
管理人様宛
職員の専従許可の期間については曖昧なままでは何かと不都合な事もありそうです。以下の私の『独り言』を投稿する事が適切な否か、後々の事を考えましても非常に悩むのですが、ご無礼をお許し頂きたく存じます。以下『独り言』です。
まず、国家公務員については、国家公務員法第108条の6第3項において「限度は5年」と明示されております。しかしながら、国家公務員法附則第18条において「第108条の6第3項の5年は7年と読み変える」旨の規定があることから、現在効力のある法律上は「限度は7年」となります。
また、地方公務員については、地方公務員法第55条の2第3項において「限度は5年」と明示されております。しかしながら、地方公務員法附則第20項において「第55条の2第3項の5年は7年と読み替える」旨の規定があることから、現在効力のある法律上は「限度は7年」となります。
この点、感じ方は人それぞれかとは思います。しかしながら、法律の読み方として、違法か否かを問うのであれば、自治体の公務員である地方公務員としては限度は7年間との管理人様のご見解は間違いない事実(決してヤミではなく100%適法)かと思います。蛇足ながら、この期間は無給であり、また退職手当の計算にも反映されません。
管理人様には既に十分自明でいらっしゃるとは思いますので、あくまでも『無礼な独り言』として流していただければと思います。失礼いたしました。
投稿: あっしまった! | 2007年7月 2日 (月) 22時40分
通りすがりさん、コメントありがとうございます。
少し感情的なレスだったかなと反省していた矢先でしたので、心強く救われるご意見を頂戴できたと思っています。ありがとうございました。
あっしまった!さん、コメントありがとうございます。
こちらも適確で詳細にご説明いただいたご指摘に感謝申しあげます。ありがとうございました。
投稿: OTSU | 2007年7月 2日 (月) 23時03分
ニン麻呂さま
> だけど、基本的なことを言えば、公務員の待遇は公務員法、地方公務員法、地方公営企業法にすべて規定してあることで、これらを遵守すれば多くの問題は解決するだろうと思います。
>しかし、現実には執行部と組合の談合が恒常化することによって法令より労働協約を優先する慣行が定着し、一部の違法性についての感覚が麻痺しているように感じます。
この部分ですが、地方公営企業等労働関係法により、地方公営企業の地方公務員には労働協約締結権が認められています。したがってそこで締結された労働協約は労働基準法に抵触しないかぎり、法律に優先します。それは民間の労使関係と同様です。
以上。僭越ですが。
投稿: ちょっとだけ | 2007年7月 2日 (月) 23時28分
度々のコメントで申し訳ありませんが聞き捨てならないものがありましたので。
役所にも色々あるのでしょうが、大阪市や京都市、社保庁ほどあからさまでなくても風土として仕事をしないところはありますよ。当地の市役所ですが。
ここの管理職に公僕としての自覚を問うと鼻で笑われそうです。
これほど頭を使わずに済む役所があるのかと驚愕します。
一度見てもらわないとにわかに理解できないでしょうが。
元公務員の人に言わせると、以前は井の中の蛙で、現市政になってこれでもマシになった、らしいです。
ある政党の市議に提起しても「昔はコネで採用になった今の部長世代がいなくなるまでは変わらないだろう」とのこと。
問題は職員だけではなく議員や首長(特別職だけど結局公務員)にもあるのは話をすると肌で感じます。
政治家が仮に非効率を認識していても本気で変えないのは持ちつ持たれつの関係が何かしらあるのでしょう。それを私は知りませんが。
国政と違って監視の目がマスコミではなく地域住民だけというのが原因なんでしょうね。
「見張り番」を組織するくらいの住民力は欲しいです。
自分のやったことと成果がもう少し個人に近いレベルで評価できればモチベーションはあがるかもしれませんね、どうですか?
職員からは逸れますが、当地の市長は自分でパワーポイントでプレテ資料を作りあちらこちらでこんな話しをしています。
http://plaza.rakuten.co.jp/careerdesign/3018
職員を見れば実態は稚拙で我田引水と分かりますが、アホな学者は公演でコロッといくらしいです。
行政に限らず口達者にろくな者はいません。
評価は成果が自ずと決めますから。
投稿: | 2007年7月 2日 (月) 23時37分
ニン麻呂さま
>私は、税金で建てた建物のなかで、税金を原資とした給与、報酬を得ている者の議事は、個人情報や企業秘密に属するものを除いて公開を原則とすべきだろうと思っています。
>それで、「労使交渉を公開すべきだ」と提案し、「公開できない場合は、その合理的な理由を示してほしい」ということを申し入れています未だに執行部からも組合からも何の回答もありません。
民間企業が勤務労働条件については、労働基準法、労働組合法上、労使自治を旨とし、株主に対して労使交渉を公開しないのと同様、公務員の職員団体についても、勤務労働条件については、地方公営企業等労働関係法、地方公務員法等の趣旨に法り、労使自治を旨とし、民間で言う株主に当たる市民(更にはそれを代表する議会)には公開しないのが、公務員も含めた労働関係諸法令の命ずるところであるというのが、一般的な法解釈です。
なお労使交渉に基づいて締結された労働協約については、公文書たる地位を有し、しかるべき手続きに基づいて公開されるべきであることは言うまでもありません。
以上。僭越ですが。
投稿: さらにちょっとだけ | 2007年7月 2日 (月) 23時42分
あらまさんのコメントは確かに問題あるけど、一般的な納税者の心情を表してるとは思うよ。
そのくらい公務員-労組と民間納税者のミゾが深くなってるってことでしょ。
社保庁問題が何かは実際のところよくわからないけど、おそらく、そもそもの制度設計のまずさとトップの無責任体制、現場を労組が抱え込んだことが原因でしょ? でも、たとえば90年代にトップが責任感を持って、不良職員のリストラ・生産性向上とサービスレベル向上を押し進めるような改革を断行したとしたら、自治労国費評議会はどうしたと思いますか? やっぱ猛烈な反改革闘争やったんじゃね? となると改革のボトルネックはやっぱり自治労じゃないの?
社保庁問題の責任の所在はともかく、まずは労働問題を解決することが当局の責任の取り方ですよ。その点で竹中さんは間違ってないよ。
実際どうなの、OTSUさんの現場のことはわかんないけど、たとえば社保庁では労組が現場を抱え込んで当局の管理を排除した結果、不正の温床を育てた、なんてことがあったと思いますか? いつもみたいに奥歯にモノが挟まったような答えじゃなくて、YESかNOかで答えてほしい。
あと、前から言ってるけど自治労の活動が納税者にどういうメリットがあるのか説明してほすぃ。
投稿: 自治労イラネ | 2007年7月 2日 (月) 23時57分
自治労イラネさん
ここで吼える前に、自治労のサイトでも見てきたら?そしたら少しは活動の概要も分かるでしょ。
ここは意見の垂れ流しの場所じゃないんだから、少しは勉強しようよ。
投稿: あのね | 2007年7月 3日 (火) 00時05分
お邪魔します。
あらま さんのコメントについて,横レスっぽくなりますが,ご本人のブログにコメントするよりこちらの方が良いかなと思ったもので,ひとこと書かせて頂きます。
あらま さんのブログ「さぁ みんなで語り合おう」は,リニューアル前から興味深く拝読しています。精力的に更新されるので,全部は読めていませんが。
ブログ記事を拝読する限り,私は賛同できたりそうでなかったりするときがありますが,それは個人的な見解の違いであり,あらま さんはとても見識の高い方だと思います。もしかすると,少し「頑固親父」的なところがあるかも知れませんが(笑。
ですから,ご本人のブログの記事もここでのコメントも含めて,公務員に対する感情的に見える意見に,やや違和感を覚えています。
何がそこまで あらま さんを公務員に対して批判的にさせるのか,私も興味があります。公務員批判ムードが異様に強い今の状況を読み解くキーのひとつにもなろうかと思いますし。
投稿: WontBeLong | 2007年7月 3日 (火) 00時13分
HPくらいみてるけど、やっぱ先の疑問は解消してませんよ。つか、こんなことなきゃ自治労のHPなんて誰も見ないよ。
俺が勉強不足だってんなら大半の国民は勉強不足だよ。てかなんで勉強しなきゃいけないの? そんな態度で自治労の活動を理解してもらおうなんてムリじゃね? 今度の選挙でそのまま無理解な国民に断罪されて終わりだよ。
別にあのねさんは自治労とは関係ないかもしれんが。
投稿: 自治労イラネ | 2007年7月 3日 (火) 00時30分
そんな態度でOTSUさんに答えてもらおうなんてムリじゃね?
別に自治労イラネさんは、どんな答えを貰おうと関係ないかもしれんが。
投稿: あのね | 2007年7月 3日 (火) 00時37分
ちょっとだけさん、ありがとうございました!
なにしろ、この種の方面のことに疎いもので、大変参考になりました。
投稿: ニン麻呂 | 2007年7月 3日 (火) 02時12分
ちょっとだけさん、自治労イラネさん、あのねさん、WontBeLongさん、ニン麻呂さん、おはようございます。コメントありがとうございました。
コメント投稿者同士で情報や意見交換がはかれる場となることも貴重だと考えています。その中で今回、自治労イラネさんが管理人への直接な問いかけでしたので、取り急ぎ一言だけお答えさせていただきます。
まず年金未記録問題を「労使問題」のみに焦点化することは、いくら何でも乱暴だと考えています。「奥歯にモノが挟まったような答え」と指摘を受けましたが、社会保険庁の問題で傍観者となるつもりはありませんが、直接の当事者となれない立場をご理解ください。その上で、自治労については次回以降の記事で、もう少し掘り下げていく予定です。今回も満足なお答えではないかも知れませんがご容赦ください。
投稿: OTSU | 2007年7月 3日 (火) 07時13分
甘い、甘い。
だめですよ、そんなでは。
では、国も地方も、どうするのですか、この膨大な借金。
誰が返すのですか ?
とにかく、公務員に労働組合が必要な理由の回答を求めているのに、誰一人として応えられていない。
どうしてですか ? ?
こんなに負債が積もれば、民間の場合、組合は経営者に対して全面協力して、企業の存続を図ります。
その企業が倒産でもすれば、組合自体も消滅してしまいますから。
しかし、親方日の丸の場合は、絶対に倒産しないという安心感があるのではないですか ? ?
むかしは、公務員になるということは、給料は少なくとも、安定したところにいたい・・・という希望の人が多かったと思います。
つまり、赤貧にも甘んじながら、最低限の生活は保障されるという意識でした。
そして、志がありました。
この世の中を何とかしたい・・・。
ところが、いつの間にか、自分の保身だけを考える団体になってしまっています。
もちろん、なかには青雲の志を胸に秘めて、奮闘努力している人がいることも承知しています。
しかし、昔の戦時体制と同様に、個人の意思ではどうにもならない流れが定着してしまっています。
そうした流れを公務員の中でつくつたのが、公務員の組合活動だと断罪しているのです。
小生の友人、親戚にも、たくさんの公務員の人たちがいます。
ひとりひとりは、みんなよい人です。
公務員試験を通過しただけに、学力もあります。
しかし、そうした高い質の人材が、集団になると、体制となり、低いほうに流れてしまう。
個人的にはダメだと思っても、その流れには逆らえないのですネ。
とにかく、公務員は、我々の生活には、必要不可欠な職種です。
公務員なしでは、国家や地方が運営できません。
だからこそ、なんとかならないものか、真剣に考えているのです。
OTSUさまをふくめて、ここに集まる人たちの意見の多くは、公務員の「保身」だけを論じているように感じます。
しかし、いまは、そんなことを考えている状況ではないですよ。
国家財政が破綻して、公務員の給与が払えない国家がたくさんあります。
ほんとうなら、日本もそういう状況なのです。
民間でも、国家でも、地方でも、倒産は突然に訪れるものではありません。
ちゃんと、予震があります。
それを感ずるので、危機感を持つのです。
そうした危機感を持つた公務員が、内部告発をしています。
裏金とか粉飾とか・・・
そうした「正義の味方」の末路は、悲惨です。
それでも、正義を貫く人がいます。
そうしたひとは、反体制派で、職務組織からも職員組織からも反します。
ですから、正義が貫きにくい体制に陥っているといわざるを得ません。
もし、OTSUさまが、それだけの覚悟で臨むのであれば、協力をしますが、ちょつと民間意識を披瀝しただけで、拒絶反応では、残念な気がします。
投稿: あらま | 2007年7月 3日 (火) 08時50分
私は、幅広く個々の職員と接した自分の体験から一部の集団については「あらまさん」より強硬な嫌公務員の立場ですので、あらまさんのコメントでも、その一部集団のような者を排除する為には甘いと思います。
公務員も労働者なのですから組合を通じて労働条件の改善を図るのは正当な行為でしょう。
しかし、その報酬に見合ったプロフェッショナルな仕事が出来ているかと問いたいです。
社保庁を引き合いに出すと解り易いので製品に瑕疵のあった三菱自動車や不動産投資がバブルで破裂したダイエー、そごうなどと比べたらどうでしょう。
民間なら否応なしに運命をともにしなければなりません。
社保庁の現場は制度設計に責任を転嫁したいんでしょうが、なら不備を放置した中間管理職の怠慢を問われることはないのでしょうか?
地方公務員の志望動機として地元で安定した職場というのがほぼ全てで、決して志が高いとは思いません。
人並み以上に郷土愛が強くて職員になったのなら、もう少し親身な対応があっても良いと思いますが、とりあえずアリバイ作りに対応する程度になっているのでは?
私も親戚に教師や警官がいましたが、人格的に素晴らしいとは少しも思いません。
学力も地元の役所程度では外に出た人の方がよっぽど優秀です。
私は新人類世代ですが、公務員を目指していた同級生が優れていたかといえば決してそうではありません。
給与も仕事の質とは全く関係なく国家公務員のそれを横目で見ながら擦り合わせていますよね。
これって談合と同じ構図ではないでしょうか。
国の天下りをなくしたところで今の基礎自治体に権限を委譲したりすればそのまま非効率が拡散するだけでしょう。
箱物はもっと広域自治体に権限を集めればいいし、とにかく今の基礎自治体公務員のスキルを給料並みに上げてもらわないと話になりません。
一旦職員になれば、ほとんど外部の人間と接触をしなくても安泰にすごせる職場で、向上心を持ち続けるなんて、そんなおとぎ話を信じる人はいないですよね。
小さな町などは優れた人材ほど外に出て行くと思います。
新卒を内部でローテションしながらOJTで育てるなどさっさと止めて政治任要、Uターン採用、スカウト、レンタル等、とにかく職員はプロが欲しいです。
公務員の全てが私たちの生活に必要不可欠だとは認められません。
嘱託も準公務員とされますので守秘義務などはそれで法的に担保すれば済みますし、現業と呼ばれる職種が公務員である必要はないでしょう。
ホワイトカラーエグゼンプションは、民間に導入されれば自治労も受け入れるんでしょうね?
公務員の過剰な処遇を守るより非公務員の雇用などの安定を議論する方がよっぽど優先順位が高いと思います。
投稿: 非公務員 | 2007年7月 3日 (火) 12時37分
地方公務員給与、見直し要請へ・総務相、民間の1.6―2.1倍
菅義偉総務相は3日の閣議後の記者会見で、民間水準と比べて高いバス運転手職などの地方公務員の給与について、全自治体に見直しを要請する方針を示した。総務省はバス運転手や電話交換手など七職種の給与について、民間の類似業種との比較調査を実施。年収ベースの試算で地方公務員は民間より1.6倍から2.1倍高いことが判明したため、近く通知を出して見直しを促す。
総務省は7職種について、2006年4月の地方公務員の月額給与を基準に調査した。民間との差が最も大きかったのは電話交換手で、年収ベースでみると2.1倍の約650万円。校務員や守衛は民間の1.9倍、清掃職員(約730万円)は1.7倍、バス運転手(約730万円)は1.6倍だった。バス運転手など「技能労務職員」と呼ばれる地方公務員は全国で約19万人
投稿: 速報 | 2007年7月 3日 (火) 12時46分
論点は異なるかもしれませんが、財政的な分野で一言。
地方公務員の人件費は税収や地方交付税(不交付団体も有りますが)、国庫支出金などでまかなわれています。
例えば、道路や箱物を作る時は国庫補助事業の認可を受けた場合はその担当する職員の人件費等が事務費として支出されますが、100%補助というのは現状の国家財政から言ってまずありえません。ということは、例えば50%補助事業であれば50%は一般財源などの裏負担を行なわなければならないということですね。
この裏負担によく地方債などが充てられたりする場合はありますが、ほとんどの場合それの事務費等に人件費が充てられることは少ないのではないでしょうか。
私が言いたいのは、ここで議論をされている「国・地方の借金」は公務員が作ったことについては、そりゃあ道路や箱物をつくればそれなりに金はかかるが、それに公務員の人件費は充当していないということです。
道路や箱物は何故作るのか?自治体首長を中心に議会で承認をもらうわけですが、その議会機能が正常に機能していらないものはいらない!と反対すればすむわけでしょ?
誰がその議員を選出してるの???
また、地方交付税の収入が多くを占めている自治体が多いのは現状です。それゆえ国家財政が貧窮し改革を進めているのも事実です。しかし、制度上は地方公務員の人件費に充当される交付税の算定基礎というのは当然あって、勉強不足で申し訳ありませんが、たしか、国家公務員と地方公務員の給与格差を表す「ラスパイレス指数」の100の範囲内で計算しているはずです。
それなのに各自治体の職員のラス指数は100を切っています。90とか95とか。じゃあ残りの10や5の財源はどこに消えてるのってなことですよ。
要は国も必要最低限の人件費は認めてるってことが言いたい。行革などで人件費を削減するのは当然としても。
その消えた財源で福祉や教育や建設などに充当しても問題ないです。一般財源なんだから。
でも地方公務員も現場では決められた給与の中でギリギリの職員数で頑張っていることを伝えたいのです。
民間と一緒で倒産すれば終わりなのは自治体も一緒ですし、公務員が首にならないし、安定しているなんてどこの法律に書いているのでしょうか?地方公務員法34条には限りなくそのようなことは書いていないはずですが・・・
投稿: 3R | 2007年7月 3日 (火) 13時04分
「労働組合はいらない」という題に釣られて、こちらをお邪魔しましたが、どうやら小生の質問には「前向きに検討」されるご様子ですネ。
公務員さまがストレートに回答してくださることを信じた小生が浅墓でした。
投稿: あらま | 2007年7月 3日 (火) 13時32分
http://www.asahi.com/politics/update/0703/TKY200707030434.html
公務員の給料は民間の1.87倍!
まさに格差社会の勝ち組ですね。
投稿: 蓮 | 2007年7月 3日 (火) 19時34分
『公務員になる人に志はあるのか? 』
こんにちは。一民間人の経験を基にした意見ですが、私の意見は、決して少数派ではないと思いますので
やや長くなりますが、書かせていただきます。
Blog主さん以外の多くの公務員の方の目に触れることを期待します。
私が学生時代、理系の学部であったため、一番忙しかった頃には、8:30から17:30まで
週4日、土曜日は8:30から15:00位まで授業で埋め尽くされておりました。
他方、教育学部の同じ年代の学生は、1日に多くとも2~3コマ位しか授業が無く、
毎日、サークル活動、コンパ、アルバイト等に青春時代を謳歌しておりました。
そのような学生が、
「安定しているから」「転勤はあるけど同じ地方の中だけだから」「夏休み、長いから」
「民間よりそこそこ給料高いから」 などという理由で教員になっていく...そういう人たちを多く見てきた私が、どうして
今の公立学校の教員に、多くを期待するでしょうか。
教員以外の公務員の方々の中にも少数の志の高い方がいる、とは言えども、多くの人は、胸を張ることができるような
動機で、教員、または公務員になってはいないと思います。
そういう人々が作った/多くが属している組合に、何かを期待できるのでしょうか?
私の希望:公務員の方々の組合は、内部告発、内部からの改善を積極的に行う団体
となってほしい。少数の志の高い人たちの足を引っ張るようなことはしないでほしい。
でも実際は、自らの 過剰な 待遇、権利を守るためには、少数のまじめな人を平気で排除するような
団体になってしまっているのでしょう。、実例が、ありますから...
明確な根拠は無くとも何となく感じる納税者が多いため、公務員の労働組合に対して、
腹立たしい自己権益保護主義団体、そういった感じ方をするのでしょう。
公務員の方々に対して、赤貧を望んでいるわけではありません。ただ自らを律して欲しい、それ位できないのでしょうか。
最後に、このような場を提供してくださるBlog主のOTSUさんに敬意を表し御礼いたします。
おじゃましました。
投稿: どんちび | 2007年7月 3日 (火) 21時23分
初めまして。
私は自治労、日教組、組合の存在は否定はしませんが、労働者の権利を主張するならちゃんと仕事してよねって思います。私の周りにも組合員の人がいましたが、仕事をしないで権利を主張する人達ばかりだったんですよ。
公務員の方達には国民=住民の血税でお給料をもらっているんだっていうことをもっと自覚して欲しいです。それに公務員って国民=住民のことを第一に考えて仕事する人達じゃないんですかね?今の仕事ぶりでは国民=住民を裏切っていると思います。
でもちゃんと仕事をしている人達の待遇改善を経営者側と話し合う窓口はあってもいいと思います。あくまできちんとした仕事をした上でのことですけれどね。
(ただ、本当のところは公務員の方達って天下りというリストラはあっても民間みたいなリストラがある訳じゃないんだし、組合なんて必要なのか?という感じはします。内部事情を細かく知らないので勝手な意見です。ゴメンナサイ。)
公務員制度は根本から考え直した方がいいですよね。天下りだってひどい話だし。自治労のあり方にもにも問題がないとは言えないと思います。公務員の方達だけじゃなく政治家も含めて給料を払っている私たち国民のことなんて考えていないんじゃないですか?自分たちのことばかり主張されていい加減な話ばかりですもんね。でもどうにもならないんでしょうね。悔しいですね。
投稿: うりこ | 2007年7月 3日 (火) 22時37分
あらまさん、非公務員さん、速報さん、3Rさん、蓮さん、どんちびさん、うりこさん、コメントありがとうございました。
それぞれのご意見や情報提供に対し、当ブログへ投稿するお気持ちなどを深く斟酌していこうと考えています。一つ一つへ充分なレスをできず申し訳ありませんが、今後の記事を投稿する上での貴重な参考材料とさせていただきます。
その中で、あらまさんのコメントで気になる点があり、そのことについてだけ一言申し上げます。この間、管理人である私がお答えする前に何回もコメントをお寄せいただいています。それはそれで結構なことですが、どうしても当方の思いが充分伝わっていないように感じています。
回りくどい言い方すぎるのかも知れませんが、一度も「前向きに検討します」のような曖昧な答えを述べたつもりはありません。立場や視点の違いは簡単に埋まるものではありませんが、消化不良のまま去られるのも非常に残念なことだと思っています。
特に人生経験が豊富で、他の方への影響力も高いとお見受けするあらまさんのような方には、もう少しだけ公務員側、その組合側の主張にも耳を傾けていただければ本当に幸なことです。
投稿: OTSU | 2007年7月 3日 (火) 22時48分
自分も含めて考えるけど、学生のときに「この仕事がしたい!」とか、
「この仕事が自分の天職だ!」って考えて就職する人間がどの位いるよ?
学校の先生だって公務員だって、多分、その他大勢のみなさんも自分が学生の
ときはどーでした?
そんなに社会に貢献したかったですか?そんなに志ありました?
公務員だけに就職時にさかのぼってそういうのを期待するのって、天につばする
もんだと、自分を含めてそう思う。
今の日本の社会は、学生時代に目標を持つようには出来てなくて、就職してから
会社や役所にOJTで鍛えられて、意識を高めていく仕組みになってるでしょう?
そういう社会の育成構造を全部無視して、公務員だから教員だからって理想を
求めるのははっきり言って幻想。
人を責める前に、まず自分の来た道を振り返って、そんなにえらそうなことを
言えるのか、まず考えたらどーですか?
ここのブログで公務員の人たちを責める発言を読んでると、どーもそんな風
にしか見えない。
まあ、そんなことはここでえらそうにのたまう人たちにはどーでもいいこと
でしょうけど。
投稿: キシリ | 2007年7月 4日 (水) 00時35分
何度もお邪魔してすみません。
「じゃあどうすればいいの?」と言われても答えがないので書くのをためらったのですが,思い切って書いてしまいます。
以前に私のコメントに対して,「八方美人にはならないようにしている」とコメントを頂きましたが,やはり,やや八方美人的な部分があるように思います。
公務員の労組の存在意義として挙げられる,「良い労働環境でないと良い公共サービスを提供できない」というのは真実ではあると思います。
しかし,例えば人員が余剰であることがどうしても避けられない事態となったときに,進んで組合員から退職者を差し出すことはしないでしょう。
やはり,公務員と言えども労組の存在意義の第一は,労働者である職員の権利の保護でしょう。
「公共サービス云々」は確かに客観的な真実である一方,労組自身が主張する場合においては,方便と紙一重,もしくは方便そのものかも知れないと思います。
報道等で見る限り,今の公務員労組には行き過ぎの面があるようには思います。
しかし,労組である以上,また,あらま さんが仰るように雇用者の経営状態が安定している以上,労組自ら要求を自制するのはなかなか困難なことであり,それは上の方の組織で方針を定めないと,下部のそれぞれの組織では動きが取れないのではないかと思います。
(私は,組合が自制する必要はなく,それは政府や高級公務員がコントロールするべきだと思いますが。)
OTSUさんも,上部団体の方針には逆らえないお立場ではないかと思います。独自判断で組合の大きな方針を定めるわけにはいかないのではないでしょうか。
そのようなお立場であれば,労働者にとっての組合・団結の必要性,公務員も労働者に変わりはないことを率直に訴えられる方が良いかと思います。
公務員に批判的な人達の反感を煽らずにそのような意見を発するのは極めて困難ではあると思いますが,公務員労組の役員であることを明らかにしてブログを立ち上げられた以上,避けられない道ではないかとも思います。
とはいえ,そこは匿名ですから,多少うまくいかなくとも直接誰かに迷惑がかかることはないでしょうから,ご自分の信ずるところに従って真摯に意見を発して行かれれば,理解する人は増えるのではないかと思います。
こちらも匿名をいいことに偉そうなことを書いてしまいました。ご容赦下さい。
投稿: WontBeLong | 2007年7月 4日 (水) 01時04分
キシリさん、WontBeLongさん、コメントありがとうございます。
多様なご意見があることをブログを通して知り得る機会となり、本当に貴重だと考えています。たびたびWontBeLongさんにはご心配(?)をおかけしていますが、自分自身、公務員も含めて労働組合が必要である思いは一貫しています。
その上で、180度異なる意見が対立し合うのではなく、ある面では認め合いながら議論できることを理想としています。そのため、優柔不断な印象を与える時があるかも知れませんが、このブログ内では極力冷静さを心がけています。時折り、感情的な文章となる場合もありますが…?
今回もキシリさんとWontBeLongさんの率直なご意見を正面から受けとめるレスとなりませんが、ぜひ、このような思いをご理解ください。
投稿: OTSU | 2007年7月 4日 (水) 07時24分
キシリさんの意見に対して
>そんなに社会に貢献したかったですか?そんなに志ありました?
興味のある事業、職種に先導的に携わりたいという思いは少なからずの人が持っていると思いますよ。
そりゃ思い通りにはなりませんが、安定が志望動機の方々とは優先順位はかなり違うでしょう。
貢献しているかは意識しなくても、ニーズがあるから対価を得ることが出来るのでサラ金やパチのように如何わしくなかったらいいんじゃないですか。
地元で安定して楽でそこそこ高給で、というのがムシが良すぎるのですよ。
それがしたいなら地域が振興する事業を官の手で成し遂げてからにして欲しいです。
公務員は身分保障を高く売りすぎですね。
はっきり言ってズルをしているようなものなのですが、仕事内容に比較して高い給与レベルを含めた厚遇を何とかし、見合わない事業、職員のリストラを始めないと納税者は感情的にも抑えられなくなると思います。
理解を得る為には率先して日常何をしているか日報の公開なり佐賀県のように市場化に聖域を設けないなりすべきでしょう。
投稿: | 2007年7月 4日 (水) 08時46分
>就職してか会社や役所にOJTで鍛えられて、意識を高めていく仕組みになってるでしょう?
具体的に見ても役所で人材は腐っています。
若い人が嘱託で結構居ますが、こちらの方が言葉遣いなど普通です。
それが職員になったとたんおかしくなるのは役所が教育をせず、体質がおかしいことの現れでしょう。
>まず自分の来た道を振り返って、そんなにえらそうなことを
言えるのか、まず考えたらどーですか?
自分が経験してきた世界と余りにもかけ離れた世界があったのでOTSUさんのような謙虚な公務員の方にお知らせしているのですよ。
投稿: shin | 2007年7月 4日 (水) 08時58分
納税者により支えてもらって糧を得ている以上、納税者からの厳しい監視から
逃れる行為、言動、自己保身、さらには職務怠慢、自己権益の過剰な保護活動...
こういったものは決して許されるものではありません。
公務員になる動機が人に自慢できるものでなかったとしても、その後の年月で
磨かれれば良いのです。しかしそうなっていないことは皆知っております。
批判されたからといって、その批判された理由を考慮せず、脊髄反射的に批判した
個人に対して批判できる資格があるか否かを問う、その行為は、上に述べた許されない
ものに含まれると私は思います。
もう一度書きます。
公務員の方々に対して、赤貧を望んでいるわけではありません。ただ自らを律して欲しい、それ位できないのでしょうか。
「地元で安定して楽でそこそこ高給で、というのがムシが良すぎるのですよ。」
...という意見、さらに、「地元で安定して楽でそこそこ高給」ということを
維持する活動に全力を注力して日々の業務はボロボロ、その現状に、怒りが殺到して
いるのでしょう?
投稿: どんちび | 2007年7月 4日 (水) 14時33分
>再雇用を踏み絵にした官邸主導の「ボーナス返納」の恫喝に対しても、容認せざるを得ない社会保険庁の組合役員の内心は痛恨の極みだろうと思っています。
このような発言をする事自体、自治労が国民の生活を守ることを一向に考えず、公務員の権益を守ることに執着している証左です。
本来は、自治労の側から自主的にボーナス返納させて頂くよう、官公庁に申し出るべきです。勿論、ボーナス返納などで年金問題をうやむやにされてはたまらないので、官公庁はそれを拒絶すべきでした。
投稿: ミッシェル | 2007年7月 4日 (水) 19時09分
度々の書き込みで申し訳ありません。
リンク先の堀江清一さんのblogに端的に私の見てきた真実が書いてあります。
同じ内情でもOTSUさんと立場が違うだけで事実認識が違うのでしょうか?
是々非々の論議が公になされれば、どちらに説得力があるかは火を見るより明らかなはず。
投稿: 非公務員 | 2007年7月 4日 (水) 21時26分
shinさん、どんちびさん、ミッシェルさん、非公務員さん、コメントありがとうございます。
このブログを通して、違った価値観の方々が「ふーん、なるほど。そのような見方もあったのか」と少しでも感じ合える場になれれば良いなと願っています。逆にその溝を深める結果になるようでしたら本当に残念な話です。
せっかく貴重な提起となるコメントをいただき、管理人が責任持って一つ一つ丁寧にお答えすることの大事さは言うまでもありません。しかし、本当に情けない言い訳となりますが、このところ嬉しい悲鳴となるほど数多く内容の濃いコメントをいただき、時間的にも力量的にもすべてに応えられる余裕がない現状です。たいへん申し訳ありません。
ただ繰り返し述べてきましたが、すべてのコメントは熟読し、今後につなぐための貴重な判断材料とさせていただいています。また、毎日百人単位の方々がコメント欄もご覧になっているものと思います。したがって、その方々へアピールするため、このコメント欄をご利用いただくことも大歓迎です。よろしくお願いします。
投稿: OTSU | 2007年7月 4日 (水) 21時52分
いつも読ませていただいているだけの地方公務員ですが少し私も自分の意見を・・・
皆さん、国民無視や納税者無視という意見が多いですが、われわれの給料や待遇は知事や市長、など皆さんが選んだ代表者が全く関わらないところでは決まっているわけではないと思います。
そういった中で労使交渉を行うのは、納税者の代表者と話と調整していることにはならないのでしょうか?任命権者は行政の長であるわけですし・・・
>「地元で安定して楽でそこそこ高給で、というのがムシが良すぎるのですよ。」
少なくとも私は自分の仕事が楽だとは思いませんし、誰にでもできる仕事だとも思っていません。大学時代の友人と比較しても給料は平均以下です。
ただ、私はボランティアをしているつもりはありませんし、自分が働いた分の給料をもらっているのだと思っていますので卑屈になるつもりもありません。
もう一つ思うのが、社保庁も国も地方も皆公務員で一くくりとされることも違う野ではないでしょうか?
そうなると、最近企業の不祥事がよく報道されていますが民間は皆あんな悪いことをしているのですかというのと同じだと思うのですが・・・
投稿: かぼちゃ | 2007年7月 4日 (水) 21時57分
かぼちゃさん、おはようございます。コメントありがとうございました。
そのように思いながら頑張っている方々が多いことも引き続き発信していくつもりです。言葉にしなければ、通じ合えないことも確かだと考えています。これからもご注目ください。
投稿: OTSU | 2007年7月 5日 (木) 07時13分
>ただ、私はボランティアをしているつもりはありませんし、自分が働いた分の給料をもらっているのだと思っていますので卑屈になるつもりもありません。
年金を横領して、国民を苦しめてもいいというつもりか?
投稿: OIOI | 2007年7月 5日 (木) 08時06分
かぼちゃさんのコメントへの反論です。
首長も企業出身者などは早期退職を含ん能率の悪い人員の入れ替えをしたいのが本音でしょうが、制度もありなかなか難しいのでしょう。
>少なくとも私は自分の仕事が楽だとは思いませんし、誰にでもできる仕事だとも思っていません。
いやいや、基礎自治体のほとんどの仕事は誰にでも出来ますし公務員である必要もない。取り締まりも委託できるくらいですから。
楽かどうかは気の持ち方次第です。難易度の高い仕事でも充実感があれば楽しいものです。自己実現できたうえに給料までもらって。
マニュアル通りに簡単な書類を回すだけがそんなに苦しいですか?
自分の仕事の価値に根拠がないから卑屈がよぎるのでは?
>社保庁も国も地方も皆公務員で一くくりとされることも違う野ではないでしょうか
もちろん違いは踏まえてます。
だからこそ、霞ヶ関と基礎自治体の給与水準が5%程度しか違いがないのは非合理だと申し上げます。
>民間は皆あんな悪いことをしているのですかというのと同じだと思うのですが・・・
公務員用語の「民間」ですか・・・
民間は任意で野放しですからね。
モラルの低さは同じですが、役所は存在の根拠である公務員法にある倫理観を徹底することはありますか?
先ず第一にそれを強く意識しないといけない役所の方にそのように言われても、やっぱりその程度の規律かと感じます。
警官でも間がさす愚か者がいますが、重い懲戒処分にすべきです。
投稿: shin | 2007年7月 5日 (木) 08時56分
ご承知のとおり自治労は「(主として)自治体公務員労組の集合体」であり、それ自体が一つの団体というわけではありません。この点、例えば国労とは異なります。自治体であれば、「全労連加盟の自治労連」や「全労連加盟で無い自治労連」という集合体もあり、国であれば「国公総連」や「国公労連」という集合体もあります。
一言で官公労組と言っても、自治体や省庁毎にそれぞれの組合が(場合によっては複数)存在します。場所によっては、自治労より他の団体の力が強かったり、自治労加盟の団体が無いところもあります。
昨今、社保庁の多くの職員が自治労加盟団体の構成員であったこともあって、自治労に対する批判も強いようです。確かに社保庁の地方組織の職員及びその職員団体への非難は正当な批判である限り仕方ない(自業自得)でしょう。ただ、社保庁の問題に絡めて自治労(あるいは加盟団体の構成員)全体を攻めるのは、少し優先順位が違うのではないかと思っています。むしろ直接業務執行に影響を及ぼした個別の加盟団体が一義的に非難される筋の話ではないかと思うからです。
投稿: あっしまった! | 2007年7月 5日 (木) 12時37分
私もかぼちゃさんの意見に賛成です。
私も基礎自治体の職員ですが・・・
「志」についても色々出ているようですが、じゃあ基礎自治体の仕事がボランティアだったら?身銭を投げ出して「公」のために頑張ろう!と意気込む企業の方や地域の方は何人いるでしょうか?
>私はボランティアをしているつもりはありませんし、自分が働いた分の給料をもらっているのだと思っていますので卑屈になるつもりもありません。
私もそのとおりです。
先日総務省から技能労務職員の民間比較の資料が公表されましたが、例えばshinさんが言われるように基礎自治体の仕事は誰にでもできるものかもしれません。
例えばごみの収集でも誰にでも出来るでしょう。しかしごみを取るだけが「公」の仕事ではありません。
住民がごみの問題について求めているものはなにか?その要望に応えるために且つ住民1人ひとりに公平なサービスを提供するためにどうするのか?(例えばAさんは個別集積所でBさんは10人以上のグループで集積所を作るなど)住民との対話や協働が必要となってくるのではないでしょうか。
今までそれが出来ていたかどうかは否定しませんが、少なくても私の勤務する自治体は代わってきていることは確かです。
投稿: 3R | 2007年7月 5日 (木) 12時47分
>「志」についても色々出ているようですが、じゃあ基礎自治体の仕事がボランティアだったら?身銭を投げ出して「公」のために頑張ろう!と意気込む企業の方や地域の方は何人いるでしょうか?
設定が極端です。
ボランティアなどではなくワーキングシェアとかアウトソーシングとかいくらでも方法はあるんですが、事業モデルより個人の処遇の方が気にかかるようですな。
身の回りのことをするくらい、多少、他人を気遣う公共心があれば志のような大げさな話ではないでしょう。
ゴミの集配所をどうするかなんて自治体ではなく自治会のレベルの話しでしょう。
それが立派に利益を出し税金や配当を払っている企業(銀行は×です)の給料や専門的な知識・技能が必要なキャリアクラスと同等であっていいはずはないでしょう。
気持ちだけ一生懸命なら義務教育で議論して下さい。
誰にでも出来ると認めるような仕事なら、そんなのとっととアウトソーシングしてもらいたいです。
今の自治体職員の自浄には期待できないようなら文字通り代わって欲しいですね。(変わるとの誤変換でしょうけど)
投稿: 世間知らず | 2007年7月 5日 (木) 13時25分
どんどん脱線して行くようで恐縮ですが、世間知らず様の投稿を受けて。
「すべての公=官である」という図式には基本的に反対しますが、そうならざるを得ない現実が存在するのも事実です。以下ゴミの話を例とすればの話です。
もちろん、地域ごとに事情は異なるでしょうから、ひとくくりに考える事は躊躇します。
ただ、私の狭い経験と感触によれば、都市部ではゴミの集積所を自治会に委ねるなど夢物語です。
そもそも、自治会の組織率が100%ではありませんし、活動に興味を示さない人も多いです。
また、ゴミの集積所などは「必要だけど自宅の近くにはいらない施設」の典型です。利害が対立して、収拾がつかなくなります。
現状では自治会に相談する前に行政に苦情が行きますし、全ての人が納得する解はありません。
回収や処理そのものは、民営で可能でしょう。しかし、集積所と処理施設の設置の問題は「公」の関与無くして限りなく無理です。
僻地では回収する業者そのものが存在しないという状況もあったりしますし。
私の知る都市部に限っては、現状では、自治会がその「公」の役割を担う器ではありません。自治体が動いて何とか解決する話です。
ゴミに限らずこういう図式は結構あります。それと給与が適正額か否かは別の問題としての話です。
投稿: あっしまった! | 2007年7月 5日 (木) 14時13分
実際に公務員であると名乗る方々の、前向きな姿勢が見出せない 半ば開き直りに近い意見、主張を目にすると
>公務員の方々に対して、赤貧を望んでいるわけではありません。ただ自らを律して欲しい、それ位できないのでしょうか。
これを望むことすらできないほど自浄能力を無くしてしまったのね、と思い知らされました。
また、開き直りが過ぎると、闇給与、カラ出張、裏金、業務怠慢といった腐敗の土壌にもなるでしょう。
これでは公務員バッシングも当然起こるし、収まることは、ありませんね。
お邪魔しました。
投稿: どんちび | 2007年7月 5日 (木) 14時50分
私が思うに、公務員というのはやはり税金によって生かされているので、どう言い繕おうと相当な範囲で民間の人に利益を還元するような人であって欲しいと思います。
なので、現実に合わないそれ以上できるのに、組合によって能力の半分も生かせないような仕事の仕方では、公務員の仕事自体不要なものであると思ってしまいます。
社会保険庁の話は、結果的にまさにその通りだったな私は思っています。
労働者の権利として組合は必要かもしれませんが、全く組合のない民間企業だって山ほどあります。
民間ですらきちんと整え切れていないのに、公務員がのうのうと組合活動をしている場合ではないと私は思います。
その時間ですら、私達に還元して欲しいくらいです。
自ら公務員を選んだのですから、例え周りから逸脱しようともそれくらいの気持ちで仕事をして欲しいと切に願います。
以上、底辺のたわごとでした。
投稿: ゆう | 2007年7月 5日 (木) 15時40分
>今までそれが出来ていたかどうかは否定しませんが、少なくても私の勤務する自治体は代わってきていることは確かです。
そんなこと、誇らしげに言わないでくださいよ・・・。どれだけぬるい環境にいるかが容易に想像できますね。
民間は何十年も前から常に変わり続けているんですよ。時代や消費者のニーズに合わせるようにして。
その結果、顧客から認められ、収益が上がり我々の給与を増額する原資を得ることができているのですよ。表現が正しいかどうか微妙ですが、すべて自分たち自身の努力により権利とカネを獲得しているのです。
自治体が変わり始めているというのも、昨今の公務員へのバッシングが始まったから、嫌々で変わらざるを得なくなったというのが実情ではないでしょうか?
あなたがた公務員が国民のために自発的に変わったというのなら話は別ですが、そんな自浄作用はないと思いますがいかがでしょうか?
投稿: エニグマ | 2007年7月 6日 (金) 00時50分
隣の芝生は青く見えるって、ここのコメント見ると実感するなぁ。
そんなにうらやましかったら、公務員になれば良かったのに。
社会保険庁は数少ない優秀な人材がどんどん逃げて行ってるよ。
国民の公務員バッシングが、どれだけ国民の利益を損ねているか、
分かってない人たちがいっぱいいるってのが、よく分かる。
結局は自分で自分の首を絞めてるんですよね。
投稿: 隣の芝生 | 2007年7月 6日 (金) 01時11分
>国民の公務員バッシングが、どれだけ国民の利益を損ねているか、分かってない人たちがいっぱいいるってのが、よく分かる。
これ以上、損ねる利益ってあるの??
正直、別に地方自治体の公務員をうらやましいとは思っていないよ。キャリアはうらやましいかもしれないな、税金で留学できるし。
でも、役所の仕事は退屈そうだし、自分には向いていないな。でも子供にはぜひ勧めたいね。
隣の芝が腐ってひどすぎるから、みんな騒いでいるんだよ。青かったら誰も文句は言わないね。あ、意味ちがうか。
投稿: エニグマ | 2007年7月 6日 (金) 01時31分
コメントをお寄せいただいた皆さん、ありがとうございます。
これだけコメント数が多くなるとコメント欄をスクロールするのも時間がかかるようになっています。貴重なご意見の数々に対し、議論を重ねていく意味でも新規記事を早めに投稿すべきだろうと思っていました。
一方で、たいへん重要な内容が論点となっているため、より丁寧な記事に努めようとも考えています。そのため、ある程度まとまった時間が欠かせず、結局のところ新規記事は週末まで投稿できそうにありません。申し訳ありませんが、ご理解ご容赦ください。よろしくお願いします。
投稿: OTSU | 2007年7月 6日 (金) 07時18分
>隣の芝生は青く見えるって・・・
日本じゃ泥棒が良い暮らしをしていたって誰も羨ましく思わないでしょう。
>国民の公務員バッシングが、どれだけ国民の利益を損ねているか、・・・
公務員って民間と比較されるのを嫌うからな~
自分が組織防衛しているのに気付いていても、変えるつもりも無いから開き直るんだよね。
もう納税者にぶら下がるの止めて仕事変えれば?
投稿: 隣はゴミ屋敷だった | 2007年7月 6日 (金) 08時57分
結局自分達が払った税金が公務員の給料になるのが嫌なだけでしょ。ここの書き込みが本当に公務員かわからない一人か二人の意見でヒステリックになって・・・じゃあ僕は公務員で税金から頂いた給料が自分の仕事以上だったので半額をボランティアに寄付しました。て書き込みが何個もあればやっぱり公務員にもちゃんとした人がいるなってなるの?
ならないでしょ?
利益利益っていうなら公務員も民間にして良いと思いますよ。税金をどんどん下げて公務員の給料分を無くしても良いから。そしていっぱい払ってくれる顧客を優遇してあげるようにすれば公務員も給料に響くから必死になるよ。
優遇者用道路とか必要な手続きを全部やってもらえるとか。
そしたら文句も無いでしょ。
投稿: | 2007年7月 6日 (金) 10時48分
↑???
投稿: | 2007年7月 6日 (金) 11時01分
非常措置としてコメント停止にした方がいいんじゃないですか? 今や公務員たたきの牙城になっていますし、ここ。
OTSUさんがコメント回答に追われて、本業を疎かにしていないかと心配でなりませんよ。
投稿: OIOI | 2007年7月 6日 (金) 16時56分
OTSUさんは意見交換を求めていらっしゃいます。
本業に支障がでるほど全てのコメントにかまっていらっしゃいませんよ。
このblogに行き着くのはかなり偶然なら、公務員に対する怒りがそれだけ充満しているのでしょう。
OTSUさんは組合の利益を代表していますの歩み寄ることは無いでしょうが、現場の声を聞くこと事態が稀なことですから。
公務員ってそれくらい殻に閉じこもって本音が見えてきません。
さあ、次の議題はなんでしょうか。
投稿: IEIE | 2007年7月 6日 (金) 21時05分
管理人さん、お疲れ様です。
真摯に答えている回答に対し、揚げ足とりやあざけりとも
取れるコメントも多く、今の日本社会の
「弱いものいじめの構図」を反映しているようで悲しくなるばかりです。
一旦、この項は閉じられても決して悪くないのでは?
公務員…確かに厚遇ともとれる待遇かもしれません。
今の日本社会においては…
ただ、西欧先進国の労働者待遇をかんがみれば、ちっとも
厚遇ではありませんよ。一部のキャリア官僚を除けば…
むしろ怒りの矛先は、次のような方々に向けるべきでは
ないのか…
莫大な歳費のほかに、様々な恩典を受けている
政治家諸兄(国会はもとより、地方議員もです)、
民間会社において、莫大な資産を抱え込み従業員に十分な
還元をしない経営者
不合理な税制のもと、代々受け継いでいる資産で悠々と
暮らす人々…
こういう方々の状況を改善して、グローバルスタンダードに
照らして、あまりにも酷い状況にある日本の労働者の待遇
を変えていくべく政治を変えて行く!
これが、本当の庶民のための明るい道ですよ…
自分たちの無為無策いや、金持ち迎合の政治から
目をくらませるために、公務員をスケープゴートにして
いるにすぎない政権党の戦略にのせられていては、いつまでたっても日本はよくなりません。
投稿: 一労働者 | 2007年7月 6日 (金) 23時00分
一労働者さんへ
あなたはここを「炎上」させたいのですか?「弱いものいじめ」などと言って、そのような言葉で綴られた「労働貴族」の開き直りの結果が今の公務員不信なんですよ。他に悪いところがあるから自分達は問題ないだとか、「西洋では」という言葉で更なる権利を求めるがその西欧ではそれが行き過ぎて却って構造不況を招きあなた方から見れば「逆行」としか思えない「民意」の転換(保守化)が行われたことは無視する態度こそ、今この場で槍玉に挙がっているのですよ。
投稿: ひろ | 2007年7月 7日 (土) 11時47分
もう、十分「炎上」してるのではないでしょうか?
管理人さん、ほかの有益なあなたのトピックが見られないのは
残念なので、一愛読者として、この項に終結宣言をされるよう
切望します。
ひろさんは、「あなた方」とおっしゃって
何か勘違いなさっているようですが、
私はしがない一零細企業の社員ですよ…
公務員の方々の待遇は安定していて羨ましいし、
わが身を省みると彼らに腹立たしくなることもあります。
ただ、彼らの待遇を引き下げることに躍起となるより、
僕ら零細企業の待遇を上げるべく政治を変えようよ…
といっているにすぎませんよ(^^)
投稿: 一労働者 | 2007年7月 7日 (土) 12時48分
そうです、公務員は己の処遇改善ばかり求めないで、ワーキングプアはもちろん、法令さえ守らない職場の改善にこそ目を配るべきです。
私は何度か転職をしていますが、上場企業でも組合が機能していないようなところもありますから。
利益が上がらず休めない、払えないような企業なら、生産性を上げるしかありません。
経営者もしんどいかもしれないし処遇を上げると職自体がなくなるかもしれない。
ストレスばかり溜まる職場なら辞めて、収入は減っても楽な生き方は幾らでもありますけどね。
石原伸晃が社保庁職員の給与減額にテレビで言及しました。
民間なら信用問題でとっくに破綻している位悪質なので食い繋げられるだけ恵まれてますが。
勤める方も親方日の丸だから被保険者並みに妄信していたんでしょうが、公務員だけ守られるのは道理に合いません。
特殊法人は言うに及ばず自治体の不要なセクションもリストラを加速して欲しいです。
投稿: 転職もあり | 2007年7月 7日 (土) 15時31分
たいへん多くの方から貴重な内容のコメントをいただき、ありがとうございました。
それぞれ一つずつお答えすることができず申し訳ありませんでした。つきましては、この記事へのコメント欄の声を踏まえ、先ほど新規記事を投稿しました。ぜひ、ご覧いただければ幸です。よろしくお願いします。
投稿: OTSU | 2007年7月 8日 (日) 00時13分
その昔、お役所勤めはお侍さんの仕事でした。つまり、「公務員は支配階級である。優遇されて当然だ。」と居直ればいいのであって、それを、民間の一労働者と同じように自らを卑下するからコテンパンに言われるんです。ちなみに、私の地元の市役職員は完全に居直って勝ち組を気取っています。そして、地元住民はそんな役所の予算を食いつぶすのが仕事になっています。日本型社会主義の終焉を見る思いです。こんなことを言い合っていられるうちが花ですよ。
投稿: 零細企業労働者 | 2007年7月27日 (金) 12時59分
零細企業労働者さん、コメントありがとうございます。
特に卑下しているつもりはありませんが、「公務員は支配階級」だと居直っている話は驚きです。本当にまだ「花」があるうちに何とか信頼関係を築きたいものと思っています。
投稿: OTSU | 2007年7月27日 (金) 20時20分
私は、A市住宅公社プロパー→矯正施設職員(国家公務員)→B市行政職(地方公務員)と転職してきたものですが、組合がんばれ、カンパばかりとるな、と言いたいです
投稿: 市職員 | 2007年10月 3日 (水) 08時04分
市職員さん、おはようございます。コメントありがとうございます。
私どもの組合の方ではないかも知れませんが、カンパを職場組合員にお願いするのは産別の関係などを含め、必要最低限にとどめています。それでも多いと感じられる場合があるかも知れませんが、あくまでも自主的な判断のものですのでご理解ご協力をよろしくお願いします。
投稿: OTSU | 2007年10月 3日 (水) 08時20分
こちらこそ早速のお返事、ありがとうございます。 やはり組合活動は元気なとこの方が、職員もイキイキしてますよ。以前居た矯正職では三権はもとより幹部キャリアのし放題で一般職員にはなんら発言が許されず、組織を乱す者として、ありえない事件をでっち上げられ、人事院や法務省管区、矯正局に一報されたり…暗い閉鎖的なとこでした。たぶん社保庁も実体は御用組合で機能不全だったのでは…国より自治体労組の方がよく頑張ってると思います。
投稿: 市職員 | 2007年10月 3日 (水) 09時00分
市職員さん、コメントありがとうございました。
組合活動が元気な方が職員もイキイキするとのご指摘、組合役員として励みになるお言葉です。いろいろな厳しさに直面していますが、精一杯頑張っていく思いを新たにできます。
投稿: OTSU | 2007年10月 3日 (水) 21時14分
私は、某市役所財政担当課に勤務している者です。
今日も今勤務を終えて帰宅しました。
公務員にも部署によって、環境面で温度差がかなりあります。
ゆるい部署、殺人的な業務量をこなす部署。公務員を批判される方は、いろいろな部署を見てから言って欲しいです。勿論、仕事もろくにしないで開き直っているダメ職員はいますが、きつい仕事をこなしている職員もいます。私の目から見ても、辞めてもらいたい職員はいます。そんな職員に給料を払うのは勿体ないことですし、その財源で(年間○○百万円)民生費などを充実させた方が良いと思いますので。それに、民間の方は、そういうダメ職員を見て公務員に対するイメージを悪くしていると思うので。
あと、実際に役所で働ける機会があれば良いですね。きつい職場と楽な職場両方で。きっと見方が変わると思います。
投稿: | 2008年5月17日 (土) 01時58分
2008年5月17日(土)01時58分に投稿された方、コメントありがとうございます。
部署によって本当に状況が異なる点、幅広い業務がある自治体共通の実情だろうと思います。とにかく「役所は楽」などとステレオタイプで見られる風潮に対し、いつも悩ましさを感じています。
なお、お願いがあります。意見交換をスムースに行なうためにも、ぜひ、名前欄にハンドルネームを記してください。また、公務員に関する話題のコメントでしたら最新記事への投稿で結構ですので、よろしくお願いします。
投稿: OTSU | 2008年5月17日 (土) 07時51分
公務員が組合を作って今以上の無能な仕事をするきなの?公務員を辞めて一般企業で自分達の能力がいかに低いかを実感した方がイインじゃないかな。
投稿: ハァ~ッ? | 2009年10月27日 (火) 06時46分
ハァ~ッ?さん、おはようございます。
このような指摘こそ、具体的な事例やデータなどを示していただかないと「主観」や「思い込み」の強さを感じてしまいます。もし議論をお望みでしたら最新の記事へコメントくださるようお願いします。ハァ~ッ?さんのように考えている人たちと如何にして理解し合っていけるのかをテーマにした記事ですので、ぜひ、訪問いただければ幸いです。
投稿: OTSU | 2009年10月27日 (火) 08時05分
ハローワークにいるキャリコンの入地恵か?受付の態度も変わってきた。自分達が客に対して不都合があっても言い訳をする前に、苦情を言ってきた客に対して苦情なら職員に言ってくれ!では、客に対して失礼ではないか?客が職員に対する苦情を言っても、まずは言い訳ばかりする。謝罪せずに客の悪いと言わんばかりに、客に苦情の内容について質問攻めにして、客が悪いと言っている。苦情を言っている客に対して、キャリコンは客が怒るから職員が紹介や相談などの仕事ができないと、自分達の悪い不愉快な態度で客に苦情を言われている事を客のせいにする。こんな馬鹿馬鹿しい事を現在ハローワークでは起きています。ゴミを客に拾わせてゴミ箱に捨てさせているぐらいですから、厚生労働大臣の長妻さんに何とか改善をしてもらいたい。
投稿: 赤い彗星 | 2009年10月27日 (火) 21時39分
赤い彗星さん、お久しぶりです。
管理人の私もスパム防止のためのパスワード入力があり、できれば最新記事へ内容に絡んだコメントをいただければ幸いです。ご理解ご協力よろしくお願いします。
投稿: OTSU | 2009年10月27日 (火) 22時43分
最近、ハローワーク職員からの攻撃が酷くてどうしようもありません。責任者から出入り禁止にするとまで言ってきます。よろしくない客に対して注意をしてほしいと依頼しているだけなのに、あまりよろしくない客に対して注意をしない。それに対して苦情を言ってきたので、最近では利用者である私に対しての言葉遣いや態度も失礼です。ハローワークに来るな!と言ったり苦情を言ってくるのは、お前だけだとふてくされて言っては改善をしない。どんどん悪くなって利用し辛い状態になっている。退職した人をバックヤードに入れたり、相談窓口のカウンターの中に入れたりと企業では考えられない事までしている。客が待っているハローワーク内で、こんな非常識な事を注意すれば、お前がここのハローワークの責任者じゃないのだから、クレームを言ってくるな!と怒って言ってくる。納税者に対して言う事ではないだろう!そんなにハローワークの国家公務員が民間人より偉いのか?馬鹿にするな!地方公務員達が真面目な人が多いのだから、ハローワーク業務も地方公務員達に任せたらいいのではないだろうか!
投稿: 赤い彗星 | 2009年11月 5日 (木) 19時54分
赤い彗星さん、ご訪問ありがとうございます。
ご指摘のような状態では問題あると思いますが、事実関係が正確に判断できない中、何とも申し上げられません。以前も同じようなコメント交換した覚えがありますので、よろしくお願いします。
投稿: OTSU | 2009年11月 5日 (木) 22時24分
個人的な経験と主観から。
私は、とある町で土木の公共事業に携わっています。
仕事柄、地方公務員と一緒にに仕事(請負業者と発注者の関係)しています。
その中での個人的な印象ですが、全体の7割ぐらいはガラクタ同然に思います。
民間だったらリストラ要員だよと思う人ばっかりです。
一言で言うと仕事しないんですよね。
保身の為か、工事の苦情は人一倍嫌うんですが、地元対応を一切せず、業者に丸投げなんですね。
あと、必要な手続きをなかなかせず、工事にかかれないといったお粗末な事も日常茶飯事です。
工事の設計変更の必要性が出たときも、事務処理が面倒なのか、平気で処理しない事も多々あります。
一応、請負業者と発注者の関係なので、全て嫌な顔せずに対応していきますが、納税者の立場からするとアホらしくなる事ばかりです。
これが私の知る、とある市役所の実態ですが、最近、新聞沙汰の不祥事が相次いでいます。
内情を知る身としてはその不祥事のどれもが、業者との癒着の結果と言うより、公務員側の職務怠慢が招いた結果だと見ています。
投稿: 善意の第三者 | 2010年2月 1日 (月) 22時34分
善意の第三者さん、コメントありがとうございました。
ご指摘のような話が本当であれば、たいへん残念なことです。そのような職員の働きぶりに関し、擁護するような言葉はありません。とにかく私たちは税金の託しがいのある行政に向け、職員一人ひとりが懸命に努力すべきものと考えています。
投稿: OTSU | 2010年2月 1日 (月) 22時58分
よく「公務員といっても色々な職種があります。一緒くたにされるのは侵害です。」などの意見が見受けられるが、法律にはこの様に定義されている。
一般的には、国または地方公共団体の職務(公務)を担当し、国民全体に奉仕する者(憲法第15条)をいう。選任される方法を問わず、立法・行政・司法および地方公共団体(地方自治体)のどの部類に属するかも問題ではない。が公務員でイコール「官」です。
よって「官」「公務員」と称されるもの全ては国民側の認識に間違いは無いと思われる。
また上記の「一般的には、国または地方公共団体の職務(公務)を担当」という文にあるように仕事上そうであるだけで、それ以外では民間人と何も変わらない人間です。「公務員は支配階級である。優遇されて当然だ。」の考えは根本的に間違いである。
守秘義務等が職務外にも適応されるのは民間でも同じ事で、職務規定、就業規則とあるように会社のルールを定めているに過ぎない。公務員だから厳しいわけでもない。
役所は楽という意見の発祥は公務自体に責任がない為だと思われる。責任が無いは言い過ぎかもしれないが、実際知り合いの役場職員課長クラスの人間に、「法律を犯さなければ何をやってもいいんだ」と言われたことがある。そもそもこの様な考えで仕事をする為他人の痛みが分からない仕事しか出来ない。何も迷わず、何も感じず、何の責任も無く、何も残さなくてよい的な行動が楽だと見られてしまう要因になっている。自分では仕事をしてる認識しかなく、そのことによって誰にどのような影響が出ているのか等の是非を問うことも無い。そして同じ穴の狢から査定を受け課長クラスの給与である。民間企業では当たり前のような努力義務を放棄しても何も失うものが無く、報酬ばかりが増えていくことを楽だといっている。
そもそも今の世の中多くの公務は公務員でなくても出来ることが沢山ある。インフラの行き届いていなかった時代は確かにお役人組織しか出来なかったことも多かったが、今は昔ではありません。そのような改革も進まず財政も厳しいのに自分の立場だけ主張する周りを見ない行為がパッシングを受ける元になっている。
パッシングを受けて納得いかないなら納得いくようにすることが望ましい。民間に合わせた給与体系、民間採用率が高い手当て、民間企業の労組の有無比率を考慮した設置、民間にあわせた公休等、民間基準の徹底が見えてくれば認めてもらえるのではないでしょうか。
投稿: argus | 2013年8月31日 (土) 04時45分
労働組合の幹部ってほんと馬鹿ばっかりだね。てめぇのわがままのせいでな、一生懸命頑張ってる民間企業の人間が損するんだよ。何が組合だ。お金が欲しけりゃ黙って土日も働け タコ、馬鹿。クズ。ゴミ。
それから、この場で組合外の職員たちに謝れ。
てめーみてぇなチンカスはな、どうせ裏で非組合員の職員をいじめてるんだろ??
あ?悔しかったら反論してみろよ。 何が組合員の幹部だよ。いじめの温床で差別暴力水晶の労働組合(笑)だろ??俺なら恥ずかしくて自殺するわ。
勘違いするんじゃねーぞタコスケ。ブログで労働組合の幹部なんて名乗ってたら、
家族がや子供がかわいそうだ。
投稿: よぉいじめっ子朗読見合いの幹部さんよぉ(笑) | 2014年5月 8日 (木) 21時22分
言い忘れた。
普段は初対面で会う人「お前」なんて絶対言わないけど、このブログの主張はあまりにも利己的すぎるからお前って呼んでるんで。総括すると、あなたのことを大変軽蔑させていただいてるわけで、普段からこういう対応してる人間だとと思われても困るからそれだけ言っておきますね。
お前さ、組合の幹部なら非正規職員を少しでも正規雇用する活動はしてるのか?
労働者の権利を守るのなら、一人でも辞めないようにすることが重要だよな?
本当に労働者のを守りたいなら「自分の身を削ってでも」、仲間を守るって意識はあるか?絶対ないよね。
だって「自分の権利が第一」だもん。気に入らない社員には陰湿な嫌がらせ。他の社員の貴重な休日をつぶし、強制参加させて組合活動。これが労働組合の正体だもんね。はっきりいいなよ。自分の給料挙がればそれでいいんでしょ?非正規やめてもいいんでしょ?
給料欲しけりゃ自助努力するか、長年の経験生かして民間企業行けばいいのにね。どんだけ甘い汁を吸いたいんですかあなたは?お前の給料から僕たちに税金返してください。僕らの税金でお前のこと養いたくないんだけど。
てめーみてぇな勘違い甘ったれた労働組合の人間を見てるとな、こっちは反吐が出るんだよ。民間人からするとな、てめぇら甘ったれも体外にしとけと言いたいんだよ。そんなに金と権利欲しけりゃ民間企業行きやがれ。
投稿: うんこ | 2014年5月 8日 (木) 21時44分
労働組合に所属してた自身の知人が嫌がらせを受けた経験から、労働組合アンチになり、ついむきになって申し訳ないです。
ただ、私は公務員が労働組合活動をするのは納得いかない!
何か反論あるならお願いします。
投稿: | 2014年5月 8日 (木) 21時51分
>上記の方へ
私はただのコメント欄参加者にすぎませんが、少なくとも自分の意見を
表明し、相手の反論を望むならいくつか守るべきルールとマナーがあります。
まずは、投稿名を固定し、かつ、他者を貶める名称は控えましょう。
投稿者のバックボーンが判らないゆえに、文書によるコミュニケーションしか
できません。怒りや悲しみの感情と事実とは分離し、判り易い言葉で意見を
述べられるほうがよろしいでしょう。
また、相手から望む反論がない場合も当然あることを理解しましょう。
>ただ、私は公務員が労働組合活動をするのは納得いかない!
ならば、なぜ納得がいかないのか、事例を挙げて理由を朗々と言うことでしょう。
私も内容には興味があります。
投稿: nagi | 2014年5月 9日 (金) 09時36分
古い記事への訪問ありがとうございました。
本来、すみやかに管理人である私自身が対応すべきことについて、nagiさんに代わってご指摘いただきました。特に付け加える点もなく、たいへん感謝しています。なお、連続投稿された方、ぜひ、この記事の本文だけでも読み直していただければ幸いです。お読みいただいた上でのコメントなのかも知れませんが、取り急ぎ私からお答えすべき見解は記事本文のとおりですのでご理解ご容赦ください。
投稿: OTSU | 2014年5月10日 (土) 20時44分
公務員に労働組合は不要
嫌ならやめればよい
公務員は国民のために働くのであって特権階級の貴族ではない
投稿: | 2016年4月17日 (日) 19時02分
2016年4月17日(日)19時02分に投稿された方、古い記事への訪問ありがとうございました。
もし次回以降も投稿する機会があった場合のお願いです。意見交換をスムースに行なうため、簡単に当該のコメントにたどり着ける機能を使えるようにするため、ある程度投稿内容に責任を持っていただくため、このような理由から名前欄の入力にご協力いただければ幸いです。
投稿: OTSU | 2016年4月17日 (日) 21時01分
初めまして。
私は労組からの勧誘を断るつもりでいます。以下の疑問や私自身の考えが理由です。
1.なぜ労組は共産党や旧社会党勢力を支持しているのでしょうか。母体が母体だからしょうがないのかもしれませんが私は彼らの今までの行為を考えると間接的にも支持したくありません。
2.私は公務員も労働者である以上交渉するための団体は必要だと考えていますが、それなら労働者の権利のみを訴えればよいと思うのです。なぜ反原発や平和行進に労組組合員が参加するのでしょう?
3.組合費が高いと思います。月数千円です。また、私が所属する労組は収入額も支出額も用途も公開していないようです。共産党へのカンパなどに支出されている可能性が考えられる以上払うことはできません。
古い記事への書き込みで恐縮ですが、労組に関して思うことがあり、書き込ませていただきました。ほかに書き込む記事として最適なものがあったなら申し訳ございません。若手の一意見として受け取っていただければ幸いです。長文失礼いたしました。
投稿: 新任職員 | 2016年6月25日 (土) 23時46分
新任職員さん、コメントありがとうございました。
そのような問いかけや批判意見が数多く寄せられてきています。それに対し、記事本文を通してお答えするように努めているため、組合の政治活動について綴った内容も相当な数に上ります。
取り急ぎ下記のような記事をご紹介します。一つ一つの組合、それぞれに特性や事情があって一括りに説明できない点もあるのかも知れません。それでも総論的な話は共通だろうと思っていますので、お時間等が許せる場合、ぜひ、参考までにご参照ください。
2014年7月19日(土) 組合活動への疑問や批判
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2014/07/post-c25a.html
2015年11月21日(土) 組合の政治活動についてhttp://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2015/11/post-c246.html
投稿: OTSU | 2016年6月26日 (日) 07時05分
今年の4月時点では労働組合に対して「嫌いじゃない」くらいに思ってたけどこの半年間で足枷にしか感じなかったので辞めました。
以下特にヘイトを貯めたポイント
・新採研修終了後に複数人に取り囲まれて「この書類に署名してください」と有無を言わさず規則等の説明も無しに加入届を書かされる
・強制ボランティア(勿論無給)の容認
・なーんにも目に見える形で活動してないのに毎月4000円弱引かれてく(労使交渉とかしてるんだろうけど自分の場合は今の待遇で満足してるしなんなら基本給と有給が無事なら他はどうでもいい)
・脱退手続きについて確認しに行ったら「一度加入すると脱退は基本的にできません」「労働組合が保護しなければあなたの労働環境が脅かされるかもしれませんよ?」みたいな悪徳商法紛いの説明が30分以上行われ追い返される
・選挙前になると「〜党の〜を支持しろ!」みたいな書類がデスクに置かれまくる(市民に見られると要らぬ勘繰りを生むからほんとにヤメテ…orz.)
挙げたらキリがないけどこんな感じの理由でどんどん労組に対する悪感情が高まって無理矢理脱退しました。
こういうとこにイラっと来て脱退する職員がいることを労組側の人に少しでも知ってもらえたら嬉しい…このブログ生きてなさそうだけど
投稿: 自治労抜けるの苦労した | 2021年9月20日 (月) 07時40分
自治労抜けるの苦労したさん、コメントありがとうございました。
このブログを開設した頃の記事をご覧いただいたようですが、記事本文は毎週1回の更新ペースで今も続いています。あまり日常生活に負担をかけないようにするため、コメント欄に関わるのも土曜日曜に限っています。
ただ今回、たいへん気になるコメントであり、祝日の朝だったため取り急ぎ私自身が思うことをいくつかお答えさせていただきます。まず組合に加入する意義や必要性について下記のような記事を投稿しています。
2018年4月29日(日) 役に立たない組合はいらない?
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2018/04/post-cbca.html
2020年2月23日(日) 組合は必要、ともに考え、ともに力を出し合いましょう!
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2020/02/post-99e0d2.html
なお、自治労抜けるの苦労したさんのような見られ方を組合側は絶対避けなければなりません。私どもの組合は加入にあたって任意であることを伝え、強要するような雰囲気は醸し出さないようにしています。もっと強い要請にすべきではないかという意見もありますが、紹介したブログに記しているような問題意識の理解を求めていくことを重視しています。
組合を脱退したいという申出のあった方には、やはり上記のような趣旨を説明することを中心にしながら慰留に努めています。あわせて事務的に即答していった場合の不適切さや事情を説明し、話し合う時間を持っていただく必要性についてのご理解も求めています。
見える形での活動は最も重要です。現在、コロナ禍でも必要な労使協議は停滞させていません。その中で多くの組合員に影響を及ぼす住居手当支給要件の課題や休職者の職場復帰プログラムの検証をはじめ、昼食時のゴミ出しルールの見直しという身近な問題まで目に見える形の結果を出し、月2回発行する組合ニュースで適宜周知しています。
選挙方針に関しては組合員に押し付けるものではなく、組合が取り組む意義や重要性を訴えることでご理解ご協力を求めていくものだと考えています。このような考え方があり、最新のブログ記事をはじめ、たいへん多くの記事を投稿しています。さらに日常の組合活動は下記のような問題意識に留意しながら取り組んでいます。
2012年12月9日(日) 再び、地公法第36条と政治活動
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2012/12/post-922c.html
自治労抜けるの苦労したさんが組合を脱退されたことは非常に残念なお話です。もし今回のレスをご覧いただき、お時間等が許される際、このブログの様々な記事に目を通してくだされば幸いなことです。その結果、組合に対する見方が少しでも変わるようであれば本当に幸いなことだと願っています。
投稿: OTSU | 2021年9月20日 (月) 09時12分
だいぶ昔の記事なのでもう更新されてないかと思っちゃいました。
OTSUさん、返信ありがとうございます。
組合の活動について理解は出来ますが、今回の脱退までのゴタゴタでついた悪印象は何を見聞きしても定年まで変わらないと思います…。
というか脱退を考えて最初凸した時に
自:「食費以上に組合費が高いので脱退したい」
↓
労組:「不可能だ」
↓
自:「脱退出来ない理由を教えて」
↓
労組:「労使協議の成果は組合員以外にも反映されるので組合員になった人が相対的に損をするから」
↓
自:「組合は労働条件を改善したい人達が集まって使用者と闘う組織だと説明を受けた。現状で労働条件に満足している人が組合に入るのは労働条件を改善したい人達と比較して相対的に損をしているから脱退したい」
↓
労組:「脱退すると仕事に悪影響が出るかもしれないぞ」
↓
自:「脱退届郵送するので受け付けない場合は脱退出来ない根拠法又は組合規則を文書で提示して」
↓
組:後日、知人・友人の組合員複数名から説得の電話
っていうムーブがあったので正直ウチの労働組合は見限ってます。。。
根拠法や規則もなしに金銭の支払いが発生する契約の解除を不可能と断言したり、"組合員になると損をする"と脱退を考える組合員の前で言っちゃったり、脱退すると仕事に悪影響が出るかもとパワハラ紛いの圧力かけてきたり、理屈に則った回答を求めたのに知人・友人といった人間関係を利用した引き留めを行おうとしたり…みたいなやり方を体験したので人として全く信用できないです。
色々書いちゃってごめんなさい、丁寧な返信を頂いたのでつい長くなってしまいました。
投稿: 自治労抜けるの苦労した | 2021年9月24日 (金) 00時11分
自治労抜けるの苦労したさん、コメントありがとうございました。
自治労そのものは一つ一つ独立した組合の連合体であり、それぞれの単組(単位組合)ごとの運営方法等に独自さがあります。今回、お話を伺い、慰留に努める際の対応は私どもの組合とは確かに異なるようです。
説明理由等の言葉の使い方に不適切な点もあるのかも知れませんが、知人友人の方々にも協力を求めながら説得を続けるという粘り強さは私どもの組合のほうこそ見習わなければなりません。
自治労抜けるの苦労したさんに対しては逆効果に働いてしまったようですが、それほど一人でも多くの方に組合員でいて欲しいという熱意の表われだろうと思っています。
組合に加入していても脱退しても労働条件は同じで、直接的なメリットが感じられないのであれば組合費を負担しないほうを選びがちとなる傾向が全国的に広がっています。
加入率が100%近くであれば脱退することに勇気や大きな労力が必要とされるのかも知れません。しかし、脱退者が多くの職場に見受けられるようになれば「やめられるんだ」という選択肢を持つことが容易な雰囲気となります。
その結果、脱退者が相次ぎ、90%を割るようであれば一気に加入率は急降下する恐れもあります。組合員数の激減は組合の存続さえ危ぶむ事態になりかねません。
このような発想も「組合は必要、なくしてはいけない」と思う側の問題意識ですが、組合の存続を危ぶむような事態につなげないためには組合執行部側の粘り強く、きめ細かい対応も欠かせないことだろうと考えています。
自治労抜けるの苦労したさん、ぜひ、このような背景についてご理解いただき、同じ自治労の仲間である組合執行部の皆さんの必死さについてもご容赦くださるようよろしくお願いします。
投稿: OTSU | 2021年9月25日 (土) 06時46分
兵庫県の一連の動きは、井戸体制で甘味を貪り食ってきた労組を筆頭とするオール役所の利権勢力がいいなりにならない斎藤知事をあの手この手で辞めさせようと必死に工作してる臭いがプンプンするな
投稿: もょもと(本人) | 2024年7月13日 (土) 00時45分
もょもと(本人)さん、コメントありがとうございました。
ご指摘くださったような背景があるのかどうかよく分かりませんが、報道されている兵庫県の斎藤元彦知事に関わる事実関係には驚愕しています。
なお、本日投稿する新規記事の中で斎藤知事についても触れるつもりです。お時間等が許される際、ご覧いただければ幸いですのでよろしくお願いします。
投稿: OTSU | 2024年7月13日 (土) 06時21分