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2007年1月 1日 (月)

2007年、しなやかに猪突猛進

Inosisi

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

このブログ「公務員のためいき」を始めたのが一昨年の8月、今回の記事が164タイトル目となります。アクセスの累計は12万件を超え、延べ6万人以上の方にご訪問いただいています。数多くのコメントやトラックバックもお寄せいただき、それらが大きな励みとなり、ここまで投稿を重ねてくることができました。心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

2007年は亥年であり、「猪突猛進」という言葉が思い浮かびます。この言葉には「まっしぐらに突き進む」という前向きな面と合わせ、「後先のことも考えずに」という少しネガティブな意味が含まれています。そのため、今回の記事タイトルには「しなやかに」という形容詞を付けることにしました。

「しなやか」という言葉を手元にある電子辞書で調べると「柔軟で、弾力に富んでいるさま」と書いてあります。相反する意味の言葉を並べたことになりますが、年頭にあたって新たな年に向けた私なりの思いを「しなやかに猪突猛進」のタイトルへ込めてみました。

私たち公務員やその職員労働組合をとりまく情勢は昨年以上に厳しくなる見込みです。今年7月22日に予定されている参議院議員選挙に向け、自民党は「3本の矢」を政権公約の柱としています。自治労や日教組などの反発が予想される公務員制度改革、教育改革、社会保険庁改革を掲げ、支援を受ける野党を「抵抗勢力」と位置付けて揺さぶる狙いがあるようです。

一昨年9月の総選挙圧勝に味をしめた二番煎じ的な戦略であり、柳の下にいつもドジョウはいない諺を失念しているのでしょうか。前回記事「社会保険庁の解体、自治労の正念場」でも記しましたが、今の自民党の戦略からは本質的な問題のすり替えや矮小化していく意図を感じ取ってしまいます。

景気拡大は「いざなぎ超え」しましたが、大半の国民は景気回復を実感できていません。賃金水準は依然抑制気味であり、定率減税の廃止や年金保険料の引き上げなどによって国民生活を圧迫しているからです。その一方で、メガバンクや大企業には一貫して税制面などの優遇策を続けています。

「一握りの勝ち組が国を強くする」としたアメリカ社会を模倣し、国際的には周回遅れとなっている新自由主義的な発想で小泉・竹中ラインは市場原理主義経済を強め、様々な分野での規制緩和を進めてきました。確かに小泉前首相は「改革には痛みが伴う」と正直に述べていました。そして、いつ痛みが和らぐのかも明らかにしていませんでした。

現在、問題視されている極端な「格差社会」は政策の手違いで生み出された訳ではありません。「小泉構造改革」路線の結果、折り込み済みの終着点もしくは通過点だと言えます。安倍首相は「再チャレンジ」などと唱えていますが、基本的に小泉政治の継承者に過ぎません。

多くの国民が「私たちの生活が犠牲になっても国さえ強ければ良い」と思うのでしたら、この路線も一つの選択肢だろうと考えています。しかし、このような選択肢が一昨年の総選挙で示された訳ではありません。郵政民営化の是非に集約され、結果として「民でできることは民で」の言葉が多くの国民の支持を得ることになりました。

その言葉が受け入れられた背景として、公務員に対する不信や不満が国民の間に広まっていた点を忘れてはなりません。したがって、公務員である私が「批判の矛先が政権与党へ向かないよう公務員は絶好の標的にされている」などと言い切るだけでは反発を招きかねません。意図的な公務員バッシングもあるかも知れませんが、岐阜県庁の裏金問題などは釈明の余地がない不祥事でした。

様々な不祥事が明らかになるたび、公務員全体が害悪であるような印象を持たれることは悩ましく感じています。それでも多くの方が公務員に対して不満を抱いている現状は直視すべき重要な点です。私たち公務員側は一連の不祥事を「他山の石」とし、謙虚な態度で正すべき襟を正す機会としなければなりません。

その上で、住民から厚く信頼を寄せられる行政運営に努め、内外から共感を得られる組合運動を築く必要性に迫られています。そのような信頼関係がなければ、いくら公務員側が正当な主張を発信しても耳を傾けてもらえないものと思っています。

特に自治労が自分たちの運動の方向性に自信を持っていても、その運動の良さを理解してもらえない限り、独りよがりなものにとどまってしまいます。その意味で、自治労も結集している公務労協が労組批判に対抗するため、今年2月から全国各地で公開討論集会を開くようであり、たいへん意義深い試みだと受けとめています。

自民党の中川秀直幹事長をはじめ、公務員労組に批判的な政治家らとの公開討論を求めていく計画です。ぜひ、野党との連携やマスコミ対策も充分はかり、効果的な取り組みとなることを強く期待しています。その際、「やらせ」ではない自発的な意思として、力になれることは精一杯応援したいものと考えています。

以上のような情勢を踏まえた「しなやかに猪突猛進」の思いは、積極的に前へ進むための汗をかきながらも、「運動のための運動」とならないよう知恵も絞りながら適確な「答え」をめざしていく決意を表しています。

新年早々、長々とした話にお付き合いいただき、たいへん恐縮です。そのような思いを託した一つのツールとして、今年もこのブログの投稿を続けていきます。ブログの利点は不特定多数の方と率直な意見交換がはかれることであり、幅広い立場の方からご意見を伺える非常に貴重な場となっています。

当然、厳しいご意見が寄せられることも覚悟しています。いずれにしても一公務員のブログに対し、お時間を割いてコメントくださった方には本当に感謝しています。ぜひ、これからも多くの方からのコメントをお待ちしています。よろしくお願いします。

《お願い》コメントを投稿される際、意見交換をスムーズに行なうため、名前欄にハンドルネームだけはご記入ください。合わせて、ブログは誰もが閲覧できる公衆の場ですので、誹謗中傷や不適切な表現方法は慎んでください。また、スパム・コメントを防ぐココログの管理機能として、投稿直前に数字やアルファベットを入力する画面が出る時もあります。その際は半角文字で、指定された文字や数字をご記入ください。

    ☆新春特別付録☆ 「2006年ブログ記事回想記」

ブログを開設した当初は毎日のように更新していました。それが週2、3回となり、最近は週1回のペースが定着しています。平日に投稿するための時間が一切取れない訳ではありませんが、何となく記事本文を書くことに対しては身構えるようになってきました。

いただいたコメントへの返信は迅速に対応し、時には一般的な日記風ブログをはるかにしのぐ字数のコメントを書き込んできました。したがって、自分で言うのも何ですが決して遅筆になってしまった訳ではありません。

書きたい題材が不足している訳でもありません。逆に「ホワイトカラーエグゼンプション」やソニーの元常務が語っている成果主義の問題点など、取り上げたい記事内容に事欠きません。

実はココログのアクセス解析機能が充実し、検索ワードのリンク元などが分かるようになっています。自分でも驚く時がありますが、例えば「公務員の年金」とヤフーで検索した際、このブログが130万件中の1頁4番目にヒットしています。

加えて、このブログをご注目くださる方が増えている中、しっかりした記事を投稿しようと思う気持ちが以前より強まっています。そのため、つい新規記事の投稿は週末に限られるようになってきました。

一方で書きたい話題が数多くあるため、週一の記事に時事ネタなどを詰め込みすぎてしまい、ますます長文のブログになりがちでした。文章ばかりで読み流されている場合が多いかも知れませんが、このスタイルで当分続けていくつもりです。

自分自身、ブログ記事を投稿しながら様々な情報の整理や勉強の機会としています。したがって、お読みいただいた方にも「豆知識的な情報を得られた」と思ってもらえるような点にも心がけています。

さて、まめに更新しているブログならば「2006年ブログ記事回想記」など年末に投稿すべき記事かも知れません。この際、あまり堅苦しく考えず、元旦に投稿した記事の特別付録として、2006年のブログ記事を振り返ってみました。

それぞれ紹介した記事本文へのリンクをはってありますので、お時間が許す方は改めてご覧いただければ幸です。

  1. 逆風にひるまず、謹賀新年 ⇒ 年賀状バージョンとして、それまでに投稿した69タイトルの中から読んでいただきたい記事20タイトルを紹介しています。
  2. 公務員は働いていない!? ⇒ コメントをくださる常連の方たちが一気に増えた時期でした。このテーマはPart4まで重ね、多く方と熱い議論を交わしました。
  3. ダメ職員を守る組合? ⇒ 深刻な職場実態を訴えたコメントを受けとめ、労働組合の役割について議論を重ねた時期の記事でした。
  4. 平和な社会を築くために組合も ⇒ なぜ、組合が平和運動に取り組むのか、よく示される疑問です。その問いかけにお答えした記事の一つでした。
  5. 組合に入らないデメリットは? ⇒ そのものズバリの質問に対して、私なりの思いを綴った記事でした。
  6. 思い起こすのが「国旗」「国歌」法 ⇒ 憲法記念日に思うことを投稿した以降、共謀罪や愛国心の問題などがテーマとなり、率直な議論を交わしていました。
  7. 頭の中は市議選モード ⇒ 私どもの市の議員選挙があり、推薦した候補者の勝利を全力でめざしていた時期の記事です。
  8. チェルノブイリの祈り ⇒ 地域の労働組合の皆さんと実行委員会を発足し、催した神田香織さんの立体講談の報告記事で、原発の危険性を訴えました。
  9. ブログ開設から一年、されど靖国神社 ⇒ 小泉前首相の靖国参拝問題をテーマに数多くコメントが寄せられ、熱い論戦を交わしました。
  10. 飲酒運転の撲滅へ ⇒ 福岡市の事故を機に高まった飲酒運転の問題、懲戒処分のあり方について本当に激しい議論を重ねました。Part3まで続きました。
  11. 「美しい国へ」から感じたこと ⇒ 安倍首相が誕生し、その著書への批評を中心に書き込んだ記事でした。
  12. 組合委員長のためいき ⇒ 身近な組合活動の悩みを綴った記事でしたが、コメント欄は予想外の広がりを見せた議論が交わされました。

一年を振り返るにあたり、ポイントとなる記事を選びました。特にコメント欄が盛り上がった記事を中心に絞ってみました。選びながら「この記事も紹介したい」と思ったものが多くありました。右サイドバーのバックナンバーをクリックすると、その月すべての記事が閲覧できます。ぜひ、お時間がある時、その他の記事もご覧いただけたら誠に幸です。

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コメント

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします!

 自分のブログでは、結構激しい公務員批判をやっていますが、公務員と仲が悪いわけではありません。
 OTSUさんも立場上、なにかと本音が言いにくいところがあると思いますが、実際に中学生レベルの常識すらないどうしようもない公務員がいるのも事実です。明らかに給与に見合う仕事をしていない連中がゴロゴロいます!
 こんなことは既に認識されているとは思いますが、一般市民の目から見れば、自治労がこうした連中のための「給与利権擁護団体」にしか映らないときもありますよ!

 低質利用不能公務員のために、他の真面目な公務員が迷惑を被り、さらに市民も大きな迷惑を被っているのですから、ある程度の「公務員制度改革」が進められるのも仕方がないのではないでしょうか。

 「批判の矛先が政権与党へ向かないよう公務員は絶好の標的にされている」・・・なんて複雑な話ではありません^^存在するだけで市民の迷惑になるような公務員を掃除しようというだけの話です!

投稿: ニン麻呂 | 2007年1月 3日 (水) 00時20分

ニン麻呂さん、あけましておめでとうございます。
いつも貴重なご意見のコメントをいただき、たいへんありがとうございます。今年もよろしくお願いします。
「地方議員の本音」もRSSに登録し、更新のたびに拝見させていただいています。今回のコメント同様、厳しい見られ方については真摯に受けとめていくつもりです。とにかく率直なご批判を聞くことができ、何が私たち職員組合に不足しているのか、今後の運動のための道標につなげていく考えです。
また、「どうしようもない公務員がいる」のご指摘については、そのようなご批判を受けないよう職員一人ひとり、よりいっそうスキルアップに努めていきます。組合としても公務員の待遇に見合った働き方、非常勤職員や委託労働者との「均等待遇」面でのバランスなど、喫緊な課題だと認識しています。その答えを明確に示せないと自治労運動の広がりに限界が見えてくるものと心配しています。
私自身、適確な「答え」を必ずしも見つけている訳ではありません。その意味で、ニン麻呂さんらの視点や考え方に直接触れられるブログの機能は非常に貴重だと思っています。よそのブログへのコメント不精で、当方のブログへコメントをいただいてばかりで恐縮ですが、これからもよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2007年1月 3日 (水) 02時41分

明けまして、おめでとうございます。
今年もOTSUさんのブログを参考にさせて頂きたく議論に参加させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

昨年中は、本当に公務員に対するいろいろな問題が取り上げられましたね。

今年は、統一自治体選挙、参議院議員選挙の年ですね。頑張りましょう。

さて、「格差社会」の話。私も実感する数字に接し改めて大変なことだなと考えさせられたものがあります。
所得格差を示す数値として最下層20%と最上層20%の合計額の差を比較する手法がありますが、1984年にはその差約13倍でした。(現在、空前の不動産バブルといわれる韓国でもその差は約8倍といわれています。)ところが、2002年のわが国ではその差が168倍まで拡大している・・・・。
正規社員とパートタイムの年間所得格差は約350万円、生涯賃金では2億~3億円の格差。
これら格差の広がりと平行して自殺者数、生活保護受給世帯数が増加しています。
やっぱり、何とかしなくては・・・。

年頭から暗くなりましたが、今年を暮らしを変える、変えられるスタートの年にしたいものです。

投稿: shima | 2007年1月 4日 (木) 08時26分

shimaさん、あけましておめでとうございます。
いつもコメントありがとうございます。今年もよろしくお願いします。
記事本文で書きましたが、今年は自治労の運動の正念場だと思っています。いろいろ単組委員長として、たいへんですがお互い前向きに頑張っていきましょう。

投稿: OTSU | 2007年1月 4日 (木) 12時23分

明けましておめえとうございます。
本年もこちらにお邪魔させていただきますのでよろしくお願い申し上げます。

さて、ほぼ習慣となっているネットでのニュースの閲覧(我が家でが新聞を取っていないので)をしていて一気に正月ボケがふっとぶような記事を目にしました。
それは「ホワイトカラーエグゼンプション」という内容の法案が厚生労働省によって国会に提出されるという内容の記事でした。
簡単に言ってしまえばホワイトカラーの職種は労働時間の規制を受けないでいいという内容でした。
これによって、残業代はもちろん休日出勤の代休も手当てもなくなるというものでした。
いや~、非常に恐ろしいです。これってアメリカをお手本にしているみたいですが、もともと年功序列の給与形態の会社ではそぐわないと私は思います。また、仕事をしないダメ社員であっても解雇という行為に慣れていない会社では結局、ダメ社員の仕事を有能な社員に押し付けているだけの会社って多いと思います。
そういう背景でこの制度が適用になったら我々は過労死してしまいますよ。年俸制になれば話は別ですがね。
今まではホワイトカラーの自分の仕事に誇りを持っておりましたがこれでは配置換えを希望したくなりますね。
ちなみにこれって公務員も適用されるんですかね?


投稿: エニグマ | 2007年1月 4日 (木) 14時17分

エニグマさん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
いつもコメントをいただき、民間で働く方の生の声に接する貴重な機会となっています。幅広い視点でのご意見は実生活においても、たいへん参考にさせていただいています。ありがとうございます。
ご指摘のあった「ホワイトカラーエグゼンプション」は本当にいろいろな問題をはらんでいるものと思っています。特別付録の中でも少し触れましたが、次回以降の記事で取り上げたいテーマだと考えています。
ぜひ、これからも貴重なご意見ご感想をよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2007年1月 4日 (木) 22時06分

あけましておめでとうございます
コメント&投票ありがとうございました。

今年は2007年問題、統一地方選、参院選、社会保険庁問題など
われわれ公務労働者の正念場の年だと言えますね。

一方で、個人的にはJBU旗揚げ(プロレス団体みたいだなぁ(^^;;;)に
賛同していただいてありがとうございます。
すでに25人の同士が声を上げていますよ。
ここには、分かっているだけで連合・全労連・全労協の組合員がそろい踏みしています。

自治労にとっても正念場。例えば、
民主党は憲法などに明確な態度を示しきれず、平和を願う自治労との矛盾が
ないとはいいきれませんよね。

自治労ではない私でも、最大のナショナルセンター連合とその最大単産自治労の
動きには目が離せません。

私の願いは労働階級の再結集。
建設的な意見交換など、JBUともどもヨロシクお願いします。

投稿: JBU・日本ブロガー労働組合 | 2007年1月 6日 (土) 01時22分

JBU・日本ブロガー労働組合さん、あけましておめでとうございます。
ブログを通しての踏み込んだ行動力に頭が下がります。ぜひ、これからも頑張ってください。それでは今年もよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2007年1月 6日 (土) 06時23分

あけましておめでとうございます。公務員には結果に対する責任感を持って頂ければと思います。社会保険庁の件もそうですが、年金制度が破綻したのは社会保険庁の年金運用の稚拙さにも一因があります。機関投資家がライブドアのような株を買って数十億の損害を出したら、民間の金融会社ではファンドマネージャはまずクビになります。
公務員の全てが駄目とは申しませんが、組織が腐敗していてはまともな人間も腐ります。

また、公務員の皆様は格差社会の上層部にいることをお忘れなきよう、お願い申し上げます。たとえば、OTSU様の年収は同年代の民間人と比べて明らかに高いはずなので。

投稿: YARE | 2007年1月 6日 (土) 13時00分

>また、公務員の皆様は格差社会の上層部にいることをお忘れなきよう、お願い申し上げます。
>たとえば、OTSU様の年収は同年代の民間人と比べて明らかに高いはずなので

横レスですが。
大学の同期に比べて明らかに低いと思いますよ。

格差社会の上層部ってことは100%有り得ませんね。

中層か下手すると下層になってます。

メディアの偏向報道を鵜呑みにするのはどうかと思いますね。

投稿: とおる | 2007年1月 6日 (土) 20時09分

YAREさん、あけましておめでとうございます。コメントありがとうございました。
社会保険庁の運用問題が例示されましたが、公務員が責任をあいまいにしているような見られ方は拭いたいものと思っています。当然、腐敗した組織は内部から変革できるよう職員一人ひとりが努力し、労働組合もその推進役となっていかなければなりません。
公務員賃金の水準は、人事院の官民比較調査の結果を基本に決まっています。それでも所得格差が著しい社会となってしまったため、ご指摘の点も否定できないかも知れません。
少し前、ざっくぱらんに話せる民間会社に勤める同年代の知人と給料などを比べた時、私の方が明らかに下回っていました。結局のところ比較する相手の勤務先によって、このような結果は大きく変わってくるものと思います。
したがって、公務員の賃金が「高すぎる」と言われないよう働く人たち全体の年収の底上げが理想であると考えています。残念ながら年収の低い人たちが増えた結果、公務員をはじめ正規労働者全体の賃金水準を下げようとする動きの方が顕著になっている状況です。
次回以降の記事本文で、このような忸怩たる思いをまとめてみる予定です。ぜひ、またご意見などをよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2007年1月 6日 (土) 20時27分

とおるさん、コメントありがとうございました。
YAREさんへの返信コメントを投稿した後、とおるさんのコメントを読ませていただきました。
公務員賃金が本当に「下層」に位置付くようでしたら、それはそれで問題だろうと思います。とにかく極端な格差社会が様々な歪みを生み出しているものと感じています。
ちなみに当ブログのコメント欄は「横レス」も大歓迎ですので、これからも気軽にコメントをよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2007年1月 6日 (土) 20時45分

はじめまして、民間企業勤務のTです。
公務員が格差社会の上層部という意見はちょっと乱暴だと思います。大卒だと民間のほうが給料はいいでしょう。
改めて定義するなら、本来なら最下流に居てもおかしくないほど能力が無い人が、地方公務員の現業職ではないでしょうか。
年功序列の為、同年齢なら大卒も高卒も大して給料が変わらないというのが本当におかしいと思います。
また、地方公務員は国家公務員よりも給与が高いことが多いです。特に東京の地方公務員は腐ってます。
またお手盛りの手当が多すぎます。
終身雇用が約束されているなら、民間以下の給与で当然だと思いますが。

投稿: T | 2007年1月 6日 (土) 23時11分

Tさん、はじめまして。コメントありがとうございました。
公務員賃金は生活給重視、すなわち年齢給重視で成り立ってきました。また、同一価値労働同一賃金の考え方も大事にし、組合は同じ行政に携わる職員の責任や役割は同一だととらえています。
しかしながら当然、時代状況の変化の中で均衡の原則に基づき職務給の強化など、節目節目で見直しをはかってきました。「お手盛り」と批判されがちな特殊勤務手当なども見直しの対象としています。
一方で、小沢民主党代表が改めて日本的な年功序列賃金の良さを訴え始めています。ソニーの元常務は「成果主義がソニーを破壊した」と「文藝春秋」の誌面で語っています。
現在、ホワイトカラーエグゼンプションの問題も取り沙汰されていますが、何でもアメリカ志向で良いのか、日本における労働のあり方が問われているはずです。つまり長所もあって成立してきた公務員賃金に対し、全否定しない視点での検証も重要だろうと考えているところです。
ただTさんのようなご意見の方が少なくないことも重く受けとめながら今後の労使交渉には臨んでいくつもりです。

投稿: OTSU | 2007年1月 7日 (日) 10時16分

たびたびすいません。

いくつかのコメントを読ませていただきふと思ったのでコメントさせていただきます。

公務員が上層というのは確かにおおざっぱすぎると思います。
キャリアなどは上層かもしれませんが。
また、終身雇用が約束されているから民間以下というのもかなり乱暴すぎるのではないかと・・・。ここまで条件を下げるとまともな人間は誰も自治体に就職しなくなりますよ。

公務員の非難で必ず挙がるのは無能者、もしくは働かない労働者を懲らしめる制度がないということと、あっても適用されなかったり等、組織に自浄作用がないことではないでしょうか。
まあ、最近は国民の目を気にして厳罰で臨んだりしているようですが。私としてはこういう部分をもっときちんと制度化してくれれば文句はないのですが。

投稿: エニグマ | 2007年1月 7日 (日) 10時43分

エニグマさん、私のレスを補っていただく貴重なコメントありがとうございます。
全国的には病休制度を悪用した奈良市の職員など、即懲戒免職で当然な事例が残念ながら少なくありません。また、福岡市の痛ましい飲酒運転事故を契機に各自治体で職員への厳罰化が進みました。
これからも公務員全体が自ら律する決意や世論へのアピールのためにも、問題を起こした際の厳罰規定は整備されていくものと思っています。

投稿: OTSU | 2007年1月 7日 (日) 11時02分

OTSUさん
>公務員賃金は生活給重視、すなわち年齢給重視で成り立ってきました。また、同一価値労働同一賃金の考え方も大事にし、組合は同じ行政に携わる職員の責任や役割は同一だととらえています。

ここに同意できる日本国民は公務員現業職以外は居ないと思います。
国民の大多数意見だと思いますけど。
ごみ収集も予算編成をするホワイトカラーも同一賃金なんて馬鹿げています。
これでは、優秀な人材は民間企業へ、遊んで暮らしたい怠け者が地方自治体へとなってしまうではないですか!
労働内容の価値に従って給与を決めればいいのに。

終身雇用が約束されているなら民間以下って当たり前だと思いますけど。
金利だってリスクがあれば利率が高く、リスクが低ければ利息も低いのは当たり前です。
日本は社会主義じゃないんです!


投稿: T | 2007年1月 7日 (日) 13時38分

Tさん、さっそくコメントありがとうございます。
少し補足しますが、今までの制度上でも現業と非現業が必ずしも同一年齢で同一賃金ではありません。その上で、現業職員の方たちは公務員としての現業労働の質を高めるよう日々努力しています。その努力の個人差は確かにあるかも知れませんが、「遊んで暮らしたい怠け者」が多いような決め付けはご遠慮ください。
終身雇用のとらえ方ですが、倒産といわゆるリストラがない点を指されているものと思います。しかし、酒酔い運転の摘発で即免職されるような厳しさもあることをご理解ください。

なお、これから所用で外出します。したがって、以降のコメントに対するお答えがすぐ出来ませんが、ご了承ください。

投稿: OTSU | 2007年1月 7日 (日) 14時29分

Tさんの言っていることは、論理的では有りませんね。

>終身雇用が約束されているなら民間以下って当たり前だと思いますけど。

民間でも、終身雇用が保証されている優良大企業やマスコミは、
極めて高待遇を与えています。

雇用の安定度と給料は、バーターするものではありませんよ。

金利とは対象が違います。

投稿: とおる | 2007年1月 7日 (日) 17時54分

追加して言うと、安定度と給料をリンクさせる考えの人は、
今後は、公務員の給料を大幅アップせよと言うべきなのでは?(笑)

分限免職の積極的行使を進めるということらしいですし、
夕張市を例に挙げれば、地方公務員も安定した職種とは言い難い時代です。

これまで、安定の分抑えられてきたのは埠頭であったことになりますね(笑)

投稿: とおる | 2007年1月 7日 (日) 17時57分

(×)埠頭
(○)不当

投稿: とおる | 2007年1月 7日 (日) 17時59分

 私のところでも、これまで直営でやっていた図書館、老人ホーム、斎場の業務委託をしました。保育所は民営化しました。
一般廃棄物の収集運搬は既に業務委託しています。

 で、民間委託したとたんに人件費だけで半減以上になるんですね!
 
 業務委託や民営化の話が出たときには、「人権を守れ!身分保障を!」と大騒ぎする職員組合も、一旦、業務委託や民営化が決定すると何も言わなくなりますね。
 直営時と全く同一の仕事をする民間労働者は、公務員の給与の半分以下、場合によっては3分の1、4分の1ということも珍しくありません。

 (中央省庁は天下り団体への随意契約や官製談合がありますからこういうことにはなりませんが、地方自治体ではしばしば見られることです!)

 以前は、一般廃棄物の収集運搬をするのに、パッカー車には3人乗っていましたよね。運転手は、作業員が作業している間、運転席から離れませんでした。
 それが、民間委託したとたんに、収集ルートと時間帯によっては一人というケースも出てきました。しかし、これでクレームがきたことはありません。(以前より親切になった、という話は聞きますが)もちろん、他のルートも最大2人体制です。

 図書館は、民間委託を開始して直営の2倍くらいの利用者の増加になりました。
 休館日を少なくして、開館時間の延長(9時~18時を9時~20時/夏季は21時)をしたからです。
 普通の勤め人が夕方6時に閉まる図書館を平日に利用することは不可能です。それを長年市民の要求を拒絶してきてたのが公務員ですよ。
 雇用人数は当然増えました。しかし、全体の人件費は直営時の75%程度です。

 これらが実態!

 保育所も含めて、事故はありません市民の評判も間違いなく高くなっています。

 この現状は、OTSUさんの言われる「同一価値労働同一賃金の考え方も大事にし、組合は同じ行政に携わる職員の責任や役割は同一だととらえています。」ということとの間にかなりの矛盾を感じるのは私だけではないと思います。

 市民が要求する行政サービスを提供するのは、行政であれ、行政の委託を受けた民間事業者であっても、責任や役割は同じです。

 公務員は、民家事業者に雇用されている労働者には、「人権もなく、身分保障も必要ない!」と考えているのでしょうか?
 数年毎に入札を実施して、その都度契約金額は減少していく事態が生じています。
 そこで、落札できなかった事業者は労働者を解雇せざるを得ませんが、そこには何の保障はないのです。

 濡れ雑巾がゴロゴロ転がっている役所の公務員が、民間委託したとたんに、生乾きの雑巾を絞るようなことを(手柄を立てたような顔をして)実際にしているのを見ていますから、「あんたたち、少しは考えなさいよ!」って言いたいですよ!

 「身分制度」っていう言葉がふと浮かぶんですがねぇ・・・

投稿: ニン麻呂 | 2007年1月 7日 (日) 23時20分

とおるさん
>民間でも、終身雇用が保証されている優良大企業やマスコミは、極めて高待遇を与えています。

なに勘違いしているんですか?
優良大企業って言われていた会社だって10年後はわからないのに。
長銀はどうなりました?拓銀は?
生保だってつぶれましたよ。
メーカーだって外資に吸収合併されたり
いつつぶれるかわからないリスクを背負って働いているんですよ、民間は!

マスコミの高待遇と言っても千差万別ですよ。
日テレ、TBS、テレ朝とかは確かに高待遇ですが、
誰でも入れますか?
東大出たって簡単には入れるもんじゃありません。
下請けの製作会社だったら給料はスズメの涙です。
新聞だって格差社会の宣伝で一生懸命な朝日新聞は高待遇ですけど、毎日だったらその半分の給料ですよ。
朝日は今は知らないですけど、20年前で初任給40万でしたからね。
新聞社だっていつつぶれるかわかりませんよ。
ネットの普及で新聞とらない人も増えていますしね。

夕張市の公務員は自業自得でしょう。
市民の税金を散々食いつぶしてきたのですからね。同情する人はあまり居ないでしょう。
身の丈に合わないことばかりをやって、
債務実態を市民に隠したのですから。

OTSUさん
酒酔い運転の摘発で免職っていうのは、弊社でも同様ですよ。公務員だけではありません。
甘えないでください。


投稿: T | 2007年1月 8日 (月) 00時49分

T殿
確かに夕張はひどいですよねえ。自業自得というより、夕張市民から見たら加害者みたいなものでしょうね。
破綻直前の頃の企業でいうところの財務諸表は粉飾まがいで債務超過をごまかしていたみたいですしね。
首長の市政の結果と言ってしまえばそれまでかもしれませんが、市民がかわいそうですよ。みんな引っ越したらどうなっちゃうんでしょうね。

民間は確かに色々な意味で本当にきついっす。
否応なしに時代や環境の変化に適応しなければ生きていけなくなるし。
公務員が現状と変わらないなら、正直、自分の子供には職業は公務員を勧めたいです。

OTSUさん、意味のないコメントで板汚してすいません。

投稿: エニグマ | 2007年1月 8日 (月) 01時38分

三ヶ月くらい前から読ませていただいていました。
今回はじめて書き込む団塊Jrの地方公務員です。

公務員批判の議論のなかで、公務員はつぶれないということがよく言われますが、それは別に隠蔽されていたわけではないですし職業を選択する際の自己責任の範疇なのではないでしょうか。
公務員に限らず、大企業と小さな企業では大企業の方がつぶれる確率は少ないでしょうし、そのかわり、大きな歯車の中での一つとして終わってしまう可能性は高く、自分のやりたい事をやるには小さな会社の方がやりやすいでしょう。その他、休日、給料、福利厚生など多くの選択肢の中で、みんな就職をしていくわけですし、大学時代の友人も公務員から大企業、中小企業、自営業色々います。
そういった選択肢の中で、私は公務員を選んだわけですし、私の就職した10年程前は公務員人気全盛期のときで、少なくとも民間の就職活動をしている人に比べものにならないほど必死で勉強しました。
最近の公務員批判は不祥事などはともかくとしてそういった部分で論点が違うのじゃないかと思います。公務員には食うに困らないくらいの給料を与えておいて働かせろといわれている気がして・・・

民間は大変で公務員は楽という意見にも疑問を感じます。少なくとも労働時間でいうと民間よりははるかに働いていると思いますし、民間大企業の方が休暇などもきっちり取れていると思います。(大学時代の友人との比較ですが・・・)
給料も少なくとも大卒で見ると決して民間に比べ高くは無いです。むしろ安いです。

ただ、公務員になって思うのは体質が古すぎるのと、非を認めないことです。大幅な赤字が出ているなどの場合は別ですが明らかに失敗している事業でも住民のためになったと自己満足しています。それこそ、公務員はクビになることはまずないのですから、失敗を認めて体制を立て直せばいいと思うのですが・・・ 私は思ったことを口に出して言うほうですのですが、聞く耳は持ってもらえませんね・・・こういった体質はどうすれば直るのでしょうか???
こういうことを考えていると、ある程度お金が判断基準となる結果がデジタルな民間がうらやましいと思います。

投稿: カボチャ | 2007年1月 8日 (月) 02時12分

少し、私なりの意見を・・・・。

民間に委託した場合に人件費が半減というのは事実でしょうし、そのことでサービスは低下せず、かえって好評であるということも事実として受け止めるべきですね。

ただし、その委託先事業者で働く「労働者」の状況・実態はどうなのか?そこで働く方たちの待遇に対する思いは「満足」といえるのか?その点も考えたいですね。

自治体直営から委託に出すことで人件費を抑えることができたというのは、大企業が下請け・孫受けに丸投げしているのと同じように思えます。
そこで働く現場労働者の全てがきちんとした待遇で処せられていないことは周知の事実です。(違法派遣の問題です)

本来、公共サービスは全国一律が望ましいはず。費用負担からサービス内容まで・・・。
負担が同じなのにサービス内容に格差があるのは自治体とそこで働く自治体職員に責任がある。
サービスは同じなのに費用負担が異なるとすれば、それは財政問題等職員側だけの問題とはならないのでは・・・?

民間活力の導入・活用を否定はしませんが、費用比較だけの安易な丸投げはいかがなものでしょうか?
また、弱い立場にある労働者をさらに低賃金で押さえ込むことにならないか?ダンピングに次ぐダンピングで、労働者にとっては負の連鎖が続くだけでは・・・。

OTSUさんのいわんとする点もそこにあるのでないでしょうか?

いつの頃からか、この国はみんなで支えあい、お互いを助け合い、一緒に幸福を求めることを忘れてしまったような気がします。

投稿: shima | 2007年1月 8日 (月) 10時02分

とおるさん、ニン麻呂さん、Tさん、エニグマさん、カボチャさん、shimaさん、コメントありがとうございました。

昨夜は久しぶりに遅くまで飲んでしまい、パソコンを開いたのが翌朝となりました。そのため、返信コメントが今の時間になってしまい申し訳ありませんでした。

いろいろな視点での貴重なご意見をいただき、今後の日常的な活動に向き合う上での参考とさせていただきます。また、このブログ記事本文で掘り下げていくべき提起もあったものと思っています。

その上で、ニン麻呂さんの民間委託の問題について、一言だけ申し添えさせていただきます。自治体の事情を熟知されているニン麻呂さんにとって、お題目的な言い訳に聞こえるかも知れませんが、ご容赦ください。
まず市の職員組合が委託労働者の労働条件決定に直接関与することはできません。それでも直営業務を労使協議を経て委託化する際、私どもの組合では可能な限り委託先の業務のあり方についても市当局へ申し入れてきた例があります。
加えて、自治労統一の行動として公共民間労働者の労働条件改善を求める要求書を毎年春闘期に市当局へ提出し、委託者としての市の責任をただしています。
また、社会的な「均等待遇」原則を広めることを自治労運動の大きな柱として、公契約条例の制定などをめざしています。ニン麻呂さんからは「そのような条例を定めなくても、やれることは数多くある」とお叱りを受けるかも知れません。
それでも委託した後は職員組合が「何も言わなくなる」とのご指摘に対して、私なりの考え方を述べさせていただきました。

Tさんから「酒酔い運転の摘発で免職っていうのは、弊社でも同様ですよ。公務員だけではありません。甘えないでください」とのご指摘を受けました。公務員だけ厳罰化されている意味で表現したものではなかったのですが、私の言葉が足らず申し訳ありませんでした。

その他にも丁寧にお答えすべきご指摘があったものと思いますが、冒頭でお示ししたとおり今後の記事内容などに反映させていただきます。よろしくご理解くださるようお願いします。

投稿: OTSU | 2007年1月 8日 (月) 11時10分

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