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2006年6月 4日 (日)

社会保険庁の不祥事

4年に一度、この時期、心穏やかでない日々が続きます。サッカーのワールドカップの関心も薄くはありませんが、その開幕が迫っているからではありません。

結果が確定するまで残り2週間。重要法案が目白押しだった国会閉会までのカウントダウンではありません。

今国会の会期末である6月18日は、私の勤めている市の議会議員選挙の日です。今回、私どもの組合出身の現職議員の方が5期目に挑戦します。市議会の中で緊密な連携がはかれる議員の存在は非常に重要であり、公務員組合として出来る限りの応援(バックナンバー参照)に全力を傾けています。

組合活動の中でも選挙闘争は、結果が白黒はっきり出るシビアなものと言えます。取り組む限り「頑張ったから良かった」では済まないプレッシャーがあります。4年前の書記長時代も責任は軽くありませんでしたが、委員長となった今、その重圧は段違いに増しています。

結果が伴った時の組合にとってのプラスは数え切れませんが、結果が出せなかった時のダメージもはかり知れません。と言う訳で、緊張感や不安感が心の中で波打つ今日この頃です。

さて、いつものことながら前置きが長くなりましたが、連日、社会保険庁による国民年金保険料の不正免除問題が大きく報道されています。また、この問題を受け、「ねんきん事業機構」に改める社会保険庁改革関連法案の成立が見送られることになりました。自民党側から「もっと厳しい改革案とすべき」との声が強まったためでした。

全国26都府県の社会保険事務局で合計11万4千件の不正免除、60%台に低下した保険料納付率を80%まで回復させる厳しいノルマが原因だったとも言われていました。いみじくも時期を重ねて、村瀬長官の出身企業である損保ジャパンが金融庁から営業停止処分を受けました。新規契約獲得を絶対的なノルマとして、契約者をないがしろにした保険金の不払いなどの不祥事によるペナルティでした。

この社会保険庁の不祥事発覚後、村瀬長官の最高責任者としての自覚が薄い頭の下げ方に器の小ささを感じていました。それでも一方で、民主党議員が鬼の首を取ったように村瀬長官の責任を追及する姿にも少々違和感がありました。

社会保険庁職員の大半が自治労に加入しているため、そのつもりがないだろうと思う議員の追及が「自治労のため」と勝手に誤解した話も聞こえていました。いずれにしても自治労としての見解を示すべきだと考えていましたが、単組へのファックスが届いた日に記者会見も開かれたようでした。

記者会見後、新聞の見出しは自治労見解「ノルマ当然」でした。納付率アップのノルマが問題の背景として指摘されていることについて、「目標として当然で、不適正な手続きの大きな要因ではない。(被保険者の)年金受給権を確保しようという思いだったはずだが、法令を熟知していなかった」と現場職員の非も認めた会見内容でした。

その上で自治労としても、公的年金に対する国民の信頼をさらに失わせる事態を招いたことについて率直に謝罪しました。当たり前のことかも知れませんが、四の五の言わず率直に謝罪し、反省する見解が示されたことに自治労の一組合員として安堵したところでした。さらに最後に、自治労から単組へ届いたファックスの結びをご紹介させていただきます。

自治労は、今回の事態に対する反省の上に立ち、当該国費評議会がこれまで職場から積み上げてきた「職場改革アクション~利用者の立場にたった現場からの提言運動~」を通じて、引き続き「信頼回復」と「行政サービスの向上」、「働きがいのある職場づくり」にむけて改革を進め、労働組合としての社会的責務を果たしていく。

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