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2006年5月20日 (土)

メタボリック症候群と学校給食の役割

以前の記事「学校給食のあり方、検討開始」でお伝えしていましたが、各調理職場の組合員の代表が月に1回は集まり、自分たちの仕事のあり方について真摯な議論を重ねています。先日、その検討委員会の場に自治労都本部で学校給食の部会長を務めている方を講師にお招きし、食の安全と食育についての学習会が企画されました。

検討委員会のメンバーではありませんでしたが、関心が高まっているテーマでしたので、その学習会へは私も出席させていただきました。講師は三多摩の市職員組合の役員を担いながら学校給食の現場最前線で、より良い給食づくりに励んできた方でした。実際に培ってきた経験と自治労運動などで得ている豊富な情報や課題を伝えていただき、貴重な学習の機会となりました。

講師の方が来訪された際、その検討委員会の担当者とともに委員長である私と書記長の4人で雑談する時間がありました。その雑談の中で、講師の方が「私もそうですが、書記長さんもメタボリック症候群に注意しないといけませんね」と話されていました。

この学習会に出るまで不勉強でしたが、メタボリック症候群という言葉になじみがありませんでした。書記長もキョトンとした表情でしたので、同じく初耳だったのかも知れません。要するに「太りすぎに注意しましょう」とのメッセージだったようです。それほど太って見えない講師に比べ、私の方が要注意体型だと感じましたが、私に対しては「社交辞令」的な配慮だったのかも知れません。

さて、メタボリック症候群を改めて「イミダス」で調べてみました。「肥満、高脂血症、脂質代謝異常、耐糖能異常などが単独では軽度であるが、複数重なって心筋梗塞、脳卒中など重い病気に進む危険性がある状態を総称した概念」だとのことです。代謝機能の不調、内臓脂肪型肥満とも見られています。

原因は内臓脂肪の蓄積で、40歳以上の男性の4人に1人が該当すると言われているそうです。予防として、カロリーや脂肪の多い食事を見直し、運動不足の解消など日常生活を改善することだと書かれていました。かつて成人病と呼ばれた生活習慣病を防ぐための心構えとやはり同様でした。

メタボリック症候群の増加などが課題認識され、昨年7月に食育基本法が施行されました。この法律の目的として「食」を大切にする教育や食文化の継承、食品の安全性確保などが記され、社会全体の問題として解決していくための基本法に位置付けられています。そして、この法律によって学校や保育所などにおける食育を推進するための体制整備、地域の特色を生かした学校給食の実施などが求められています。

今回の学習会で、講師の方から食育基本法について分かりやすく説明を受けました。また、講師の職場では、20年近く前から同様な問題意識を持って具体的な実践を積み重ねてきたそうです。さらに食材料、献立、栄養、食器、作業面、児童生徒や地域との関わり、衛生面など、多岐にわたる現状検証のための問題点も提起していただきました。

私どもの市の行革プランで「学校給食は民間委託化を検討」と掲げられています。それに対して講師が勤務している市では、これまでの実績が評価されている点が大きいのでしょうが、今のところ「民間委託化」の話は皆無だとのことです。食育基本法の施行が示すとおり学校給食の責任や役割が非常に高まっている中、それが当たり前だと言えば当たり前な流れだと勇気付けられた意義深い学習会でした。

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