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2006年3月 5日 (日)

公務員は働いていない!? リターンズ

春闘本番を迎え、連日、何らかの決起集会への参加など組合関係の諸行動が続いています。合わせて、今年度内つまり3月中に解決すべき職場課題も山積し、労使交渉や組合員との懇談会が頻繁に開かれる多忙な時期となっています。

そのため、このブログを更新する間隔が開きました…、と言う理由は当てはまりません。これまで同じような忙しさの中でも効率的に時間を使い、要するに就寝時間を少し遅くしたりして週に複数回は更新してきました。

実は最近、カゼをひいてしまいました。寝込んで仕事を休むほどではなく、ポケット・ティッシュを携えながらハードな日程をこなした一週間でした。したがって、早く眠れる時は早寝に努め、さすがにブログの投稿まで手が回りませんでした。「花粉症じゃないの?」との問いかけもありましたが、単なるカゼだったようで何とか普段の状態に戻りつつあります。

さて最近、東京23区の職員であるsakiさんから以前の記事「公務員は働いていない!?」へ、区役所の内部実情を憂えた問題提起となるコメントをいただいています。極端に働かない職員に関する内容でしたが、コメントを重ねて頂戴するうちに問題の深刻さが伝わり、とてもブログを通した議論の範疇で妙案が出せるような事態でないことが分かりました。

働き方に個人差が出るのは官民問わず組織の中に生じる宿命だと思っています。もともと人には個性があり、画一的である方が不自然なことかも知れません。個性即ち長所短所を認め合い、それぞれの長所は伸ばしながら短所は補い合える組織であることが理想です。

また、そのような組織の方が柔軟で幅があり、臨機応変な対応がとれ、しなやかに難局を乗り越えられる素地が培われるはずです。日常の組織運営に対しても、内部から多様な視点や意見が示されることの大事さは言うまでもありません。

そのためには多様な個性の人材が組織の中には欠かせず、一見ダメ社員が会社の危機を救う「釣りバカ日誌」のハマちゃん的な存在となるのかも知れません。その意味でメール問題で迷走した民主党執行部の中枢では、残念ながら多様な視点でのチェック機能が働かなかったように見受けられます。

ある程度の個人差は認め合った上で、不信感につながるような極端な個人差や不平等感をどう克服するかが今後の重要な課題だと考えていました。したがって、住民からの監視や指摘以前に役所自らが変わるべきであり、労働組合側も襟を正すべき点は正すことが必要であると改めて訴えようと思っていました。

しかし、sakiさんのコメント内容は、そのようなレベルの問題ではない切迫感があるものでした。事実関係がすべて掌握できていない中ですが、一般論のやり取りで解決策が見出せるほど簡単ではない事例だと受けとめています。

ただsakiさんは話を広げたくない気持ちがあり、このブログで特定の役所の問題を取り上げることも好ましくありませんので、具体的な掘り下げは避けさせていただきます。一方で今後も、sakiさんからのコメントは歓迎し、できる限りの対応はさせていただくつもりです。場合によっては匿名で相談できる連絡先なども紹介できるはずです。

最後に一般論としての感想です。意識的に働かない職員を数多く抱える役所は特殊なケースだと見られない限り、「官から民へ」の流れに異論を唱えても説得力に欠けてしまいます。説得力のある発言を続けていくためにも、「公務員は働いていない!」と言われないよう足元から努力していこうと思いを新たにしています。

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コメント

OTSUさん、ご無沙汰してしまいました。

私は民間企業→公務員となる身ですので、正確にはまだ公務員ではなく、論じる立場にないかもしれませんが。
民間でも「仕事をしない(できない)」人というのが存在するのは事実ですね。
ただ、公務員の場合は身分保障、全体の奉仕者という性格上、志を持って仕事をする人間の集まりであって欲しいと常々考えてはいるのですが・・・・やはり、人間の集まりである以上そうはいかないのでしょうね。身分保障の弊害と言えるかもしれません。
私の目標はそういった人たちに「染まらないこと」です。この気持ちを忘れずに4月から勤務していきたいと思っています。

テーマとはあまり関係も無く、しかも長々と失礼しました。

投稿: サノリ | 2006年3月 5日 (日) 21時40分

こんばんは、OTSUさん。
sakiさんの話がすべて本当という前提ですが、(ネット上で匿名性の高い場所なのでこういう表現になります)こんな糞みたいな連中を野放しにしてて赤字であっても逼迫した財政で昇給とか要求できちゃう公務員てやはり世間の評判どおり、世界一厚顔無恥な職種ですね。大田区の議員のブログを見たかどうかはわかりませんが、それらを含めて今回の件も、もうごく一部の人間の問題とかで済ませられる問題ではないですよ、本当に。なんか、同じ社会人として本当に情けなくて恥ずかしくて泣きたくなってきますよ。同じ大人なんですかね?
自治労ってどんなことしてるのか私はしりませんが、こういう輩に対しての締め付けって何も案が出ないんですか?
ベアや労働条件の改善を要求するならその見返りとして自分達も痛みを負担するべきではないでしょうか?

投稿: エニグマ | 2006年3月 6日 (月) 00時50分

初めまして。いつも楽しみに読んでいます。
初めてのコメントを失礼します。
私は、公務員として働き始めて3年目の者です。
前職はある民間企業で働きましたが、持病が悪化したことと、会社の経営事情が思わしくなく、月々の給与も滞ってきたことを理由に辞めました。

私の同僚がいわゆる、「はたらかない」人にあたります。
やる気がないというか、そもそも自分の仕事内容すら人に説明できません。
電話や窓口は避けて通れない部署ですが、
電話と窓口を極力回避し、奥の方の自席で私語をしまくってます。
たまに出た電話で相手に名前を聞かれたら、平気で他人の名前を騙ります。
トラブルがあったら、名前を騙られた人が、身に覚えのないことで色々困る羽目になります。
名前を騙るのは、もちろん同姓かつ大抵自分より目下の人の名前を騙るので、被害者は偏ります。

上司に相談しても、あまりに多い私語や、名前を騙った件は厳重注意となりましたが、他の電話や窓口に出ない件については、話をただ聞いてくれるだけで、根本的な解決には至ってません。
どうも、事を穏便に済ませたいようです。
結局、この人は、お荷物として短期間に色々なところをぐるぐると回されていくのでしょう。
でも、引き受けた部署の同僚は、正直、たまったものじゃないのです。
私の場合は、昼間、窓口と電話で殆ど机上の事務仕事が出来ません。別の人がいた昨年までは、ここまでひどくなかったのに。
もちろん、この人は定時に帰ります。
人が残業していると、「残業代貰えていいね、あはーっ」と言い残して。

今、私は、今の仕事を辞めたくて辞めたくて仕方がありません。
公務員としてやりたいことはあるけど、日々のしんどさがつい先に立ってしまい、毎月の給与が滞りなく出ることだけが今のモチベーションです。
前の職場みたいに、病気になったら社長の気分次第で首を切られ、短期間の療養すらおぼつかなかったり、権利として保障されているはずの有給休暇も実質取れず、社員の心が常にぎすぎすして、お互いに監視しあうような心に余裕のない所は組織として論外ですし、民間企業でも全く働かない人やコネや不正が無いとも言い切れません。
しかし、民間企業には、最終手段としてリストラというものがあり、これが抑止力になっていたりする。
公務員は、余程のことがなければクビがきれないので、ここに安穏としている人がいるのは紛れもない事実です。

私どもの職場にも労働組合があります。
彼らの運動のおかげで、政府や行政に対し声を上げ、成果が達成された事例もたくさんある事はもちろん承知しています。
しかし、職場の同僚のことを思うと、結局誰を守る組合なのかな?とも時々思います。
正直、ここまでこの人を権利というもので守る必要があるのか?と。
組織にとって、納税者にとって、この人の権利は、そんなに大事なのかと思うのです。

拙い文章の上、テーマと脱線してしまい、申し訳ございませんでした。

投稿: もり | 2006年3月 6日 (月) 01時19分

サノリさん、エニグマさん、もりさん、さっそくコメントありがとうございました。
皆さんのご意見の重さを受けとめ、このテーマに関連した記事を次回以降も続けていこうと思います。それでは、また貴重なご意見をお待ちしています。よろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2006年3月 6日 (月) 07時34分

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