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2006年3月 6日 (月)

組合事務所の扉 

ブログの記事タイトルを決めてから本文を書き綴る場合と書き終えてからタイトルを考える場合があります。前回記事「公務員は働いていない!? リターンズ」は後者でした。深刻な問題提起となるコメントを受け、記事内容を書き上げてからタイトルを考えました。

「公務員は働いていない!?」の一連の続きだと思いましたが、Part4を最終回としたためPart5は避けようと考えていました。そこで映画などに使われている「リターンズ」という文字が思い浮かび、前回記事のタイトルが決まりました。実は今回のタイトルも記事本文を書き上げてから悩み、いつも以上に時間をかけてしまいました。まったくの余談ですが…。

このような本文と関係ない説明を冒頭で何行も費やしていると「不謹慎だ」とお叱りの声が聞こえそうです。それほど発端となったsakiさんのコメントは深刻なものであり、前回記事へお寄せいただいたエニグマさん、サノリさん、もりさんのコメント内容も重く受けとめるべきものでした。

ここ数日、役所の中に常識では考えられないほど働かない職員がいることの問題点がコメントを通して訴えられています。そのような職員が存在する背景として、簡単にクビとならない身分保障、働いても働かなくても賃金水準にあまり差が出ない制度上の問題点が何人かの方が指摘しています。さらに「組合が働かない職員を守っている」と見ている方もいました。

民間会社にお勤めのエニグマさんの憤りは半端でなく、退庁時間前に複数の職員が庁舎から出てくる区役所の問題も紹介されています。エニグマさんは「もうごく一部の人間の問題とかで済ませられる問題ではない」と公務員全体への批判を強められ、自治労への苛立ちも書き込まれていました。

sakiさんの区職労が自治労加盟かどうか分かりませんが、私自身、このような問題に対して組合が責任を回避することはできないものと思っています。その上で、前回記事の趣旨が働かない職員を擁護するものではありませんが、誤解があるといけませんので改めて整理して述べさせていただきます。

まったくミスもせず、迅速に100%以上の結果を出せる職員が好ましいことは言うまでもありません。そのように完璧な職員ばかりでないのが一般的な役所だと思いますが、いろいろなタイプの職員が伸び伸びと長所を活かしながら働ける職場が理想だと考えています。

結果を出す職員の成果を評価するシステムのあり方に関しては別の機会に譲りますが、要するに過当な競争や選抜により、結果として魅力ある人材を活かしきれない組織は問題だと思っています。しかし、その理想論は、職員すべて常識的な水準以上の働き方や懸命に努力していることを大前提としています。

したがって、真面目に働いている職員が腐ってしまったり、心労を重ねていく原因となる非常識な職員の存在は想定外な持論であったことを申し述べさせていただきます。

それでは組合として、どのような関与の仕方があるのかを考えてみます。全体的な制度や運用面で歪みや甘さがあるのでしたら、労使協議を通して一定の解決策が見出せるものと思います。

属人的、個別な問題だとしたら、やはり管理職や人事担当の課が前面に出て、組合は側面でフォローする立場となります。側面だから組合が何も力にならないと言うことではありません。組合と人事当局で連携をはかり、場合によっては尻込みする当局の後押しをすることもあり得ます。

少し言い訳となりますが、どこの自治体の組合役員も仕事と組合活動の両立に向け、たいへんな忙しさに追われているのではないでしょうか。そのため、すべての職場の問題に対してアンテナをはり切れていない可能性があります。問題点を見て見ぬふりする組合はないはずですので、まず自分の所属する組合を訪ねてみるのも解決への一歩だと思います。

せっかくの機会ですので、私どもの組合員の方へもPRさせていただきます。困っている組合員の相談に対して、親身になって最大限の対応をはかることが組合の重要な責任と役割です。ぜひ、職場の問題などで悩まれている組合員の方は、お気軽に組合事務所の扉を開いてください。いつでもお待ちしています。

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コメント

ちょっと信じがたいですね~。

>したがって、真面目に働いている職員が腐ってしまったり、心労を重ねていく原因となる非常識な職員の存在は想定外な持論であったことを申し述べさせていただきます。

非常識な職員なんて数十年前から日本中にいたはずでしょう?違いますか?私が小学生の頃から公務員は楽だと親が言うのを耳にしておりましたよ。それが真実かどうかは別としても、やはりそんな昔から公務員の働く姿勢に対して民間は冷ややかなんですよ。その理由はやはりそういう人罪(人材)が役所にいたからではないでしょうか?そうでもなければ、20年以上も悪い風評が続くとは思えません。しかも、異なる組織の公務員であるsakiさんともりさんのお二人も自分達の組織を批判しているということは、非常識な職員の存在は稀ではないということでしょう?
それとも三多摩の役所にはそういう人罪はいないと言うのですか?

>問題点を見て見ぬふりする組合はないはずですので、まず自分の所属する組合を訪ねてみるのも解決への一歩だと思います。

典型的なお役所発言ですね。悪者になる、バカとやり合う覚悟のある人間がいないから告発できないと嘆いているのではないでしょうか?
また、ここまでひどい人罪を同僚だったりもする組合の人間が知らないわけないでしょう?知ってて関わりたがらないんだと思いますよ。
うちの会社だってダメ社員の存在を組合は知ってますが、そのことを伝えたら組合員なのでやはり守るしかないと言ってましたよ。
組合は両刃の剣ですね。無差別に労働者を守ってはだめです。


投稿: エニグマ | 2006年3月 8日 (水) 00時02分

組合に相談以前の問題として、コミュニケーションのあり方がおかしくないか?と思うんですよ。

自分の体験談になりますが、採用後2年目くらいに、「ウチの上司が禁煙タイムにタバコを吸っていて、職場の非喫煙者のみんなが迷惑してるが、組合から注意してもらえないか?(注・健康増進法施行前の話)」、と信頼ある組合の役員に相談しました。そしたら「俺がー代わりに上司に注意してやるのは簡単だけど、お前がそこで『タバコやめて下さい』と言えないでどうするの?これから先、自分の口で何も言えなくなっちゃうよ、」と指導されました。そのときはなんて厳しいことを言う人だと思ったものの、まぁ結局は自分が「禁煙タイムだから灰皿片付けましょう」と(今思うとやや回りくどい言い方だったけど)切り出して、うまくいったのですが。

「何で勤務時間中にいなくなるんですか?」「〇〇さん電話出てください!」「〇〇さん、〇〇までにこの仕事を仕上げてもらえませんか?」と率直に言えばいいんじゃない?また、サボる奴のいない時間帯に、職場のまともな人たちと相談して、示し合わせてさ。身分保障は自分自身にもあるわけんだから、言うべきことは言わないと、結局、自分を苦しめてしまうわけで

外部の監視があってしぶしぶ仕事をしている組織なんてのは結局ダメなわけで、内発的なやる気がでなくてはならない。せめて自分の周囲だけでも変えていければ波及するだろうし、人の行動を変えさせるには言葉によるしかないと思うんですよね。(本来はその責任は直属上司にあると思うが・・・)

投稿: ハマー | 2006年3月 8日 (水) 02時16分

エニグマさん、ハマーさん、おはようございます。それぞれ真摯に受けとめるべき内容のコメントありがとうございました。
取り急ぎコメント欄で私なりの補足的な意見を投稿しようと思いましたが、言葉足らずになりそうでしたので次回記事に取り上げさせていただきます。
いずれにしても私の前回記事の考え方が充分なものとは思っていません。歯切れが悪かったり、建前論ではないかの指摘があっても否めません。
このブログを通し、答えが簡単に出せない難しい問題を意見交換でき、ベターな方向性が見つかればと思っています。その意味で、多くの方からご意見をいただき、少しでも問題点が整理できることを願っています。


投稿: OTSU | 2006年3月 8日 (水) 07時53分

すみません!!!トラックバック間違えて三個もしちゃいました!!2つはけしてください。お手数をおかけします!!


しかし相変らず自己防衛のための正当化が上手ですな。公務員は・・・・

投稿: 若手経営者 | 2006年3月 8日 (水) 13時47分

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