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2006年1月 5日 (木)

お正月、フランスとドイツは…

のんびり過ごせた正月休みが明け、仕事始めの日から一転して多忙な日が続きます。1月1日を基準日とした人口統計関係の報告や資料作りが多くなり、自分の担当業務が繁忙期を迎えています。その一方で、組合関係の任務のあわただしさは相変わらずです。普段よりいっそう時間を効率的に使い、集中力を高めて頑張っていくつもりです。

さて、「最近、お正月らしさが薄れた」との声を何人かの方から聞きました。その共通した理由として「元旦から開いている店が増え、街が静かな雰囲気ではなくなった」と指摘しています。確かにその通りだと私も感じていました。

元旦から食料など必要なモノが買えるため、保存性が高いおせち料理を用意する必要性が薄れています。いつも通り買い物や遊びに出かけられるため、凧揚げやカルタ取りなどのお正月らしい遊びの風景も減っているようです。

お正月でも、いろいろなお店が開いていることは確かに便利かも知れません。ただ忘れてはいけないことがあります。元旦から開く店が増えていると言うことは、元旦から働く人が増えていると言うことを気にとめる必要があります。本来、元旦を一緒に過ごしたかった父親や母親が仕事でいない、さびしい家庭が増えている点を思い返すべきものと思います。

このことをお正月に限らず、少し広げて考えてみます。セブン・イレブンの登場で便利になったなと思っていたら、いつのまにか24時間営業のコンビニが当たり前になっていました。今、サービス業は限りなく24時間365日に向かっています。そして、市役所の窓口まで、その方向を求められる時代になっています。

フランスやドイツは、原則として法律で日曜の労働を禁止し、さらに午後8時以降の商店の営業を禁止しています。したがって、お店は日曜に閉まっているのが当たり前な風景となっています。お店を営業していても、家族そろって日曜日に行楽へ出かけられるのがフランスやドイツです。

便利さを我慢し、家族が一緒に過ごせる時間を増やす、同じ会社の仲間が一緒に遊びに行ける機会を増やす、それも大事なことではないでしょうか。ちなみにフランスは、そのような法制化によって一つの少子化対策にもなったと言われています。

皆が一斉に休むことのメリットはもう一つあります。冷房設定28度とするクールビズなどより、休みの日はその施設を無人とする、イコール電気も冷暖房も使う必要がない、非常に効果的な省エネとなるはずです。

お正月の話から広がり過ぎたかも知れません。でも、いろいろな意味で発想の転換が必要だと考えています。スローライフという言葉も脚光を浴び始めています。便利さや効率化の言葉の裏側を検証することが、重要な時機を迎えているものと思っています。

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コメント

 OTSUさん、明けましておめでとうございます。今年も、時々お邪魔させていただくこともあるかと思いますので、よろしくお願いします。

 さて、フランスやドイツの「日曜日の労働禁止」についてですが、これらの国は、いわゆるキリスト教圏です。うろ覚えで恐縮ですが、キリスト教の教えで「7日の内、1日休む」ことから、日曜日にみんなが休むようになった、ということを何かで読んだ記憶があります。
 そういう意味では、「原点に立ち返った」というべきなのでしょうか。

 私も、一般人として考えれば、夜中に「あっ!明日の朝食がない」というときに、近所のコンビニが開いていることに、ありがたみを感じます。
 しかし、一労働者として考えれば、サービスというのは、「際限なく広げるべきものではないのではないか」とも感じます。

 あちらを立てればこちらが立たずと言いますが、どこかで線を引いて、バランスを取ることが大事なのではないかという意味で、ご意見に賛同します。

投稿: mihhy | 2006年1月 6日 (金) 00時05分

あけましておめでとうございます。私は今は無き父親と、現役で妹が公務員であります。また仕事上役所の許認可を頂くことが多いため、役所の人と接する機会が多い人間です。

その上であえて言わせていただくと、あなたは「公務員バッシング」などといっている時点で甘いのです。

以前も書かせていただきましたが、公務員とは公僕なのです。みなのためにいかに身を粉にして働けるか?これが評価のすべてです。みなのために働くから賃金や身分を保証されるのです。だから副業は禁止!当たり前です。副業などする暇があったら本業ではたらいてください。

この事実を認識しない人が公務員に多いのでバッシングされるのです。これが嫌なら独立起業すればいいのです。できないのはあなたの今までのつけです。決して社会のせいにしてはいけません。事実私の父は独学で不動産鑑定士と一級建築士を取得し、独立開業しました。まあ今はなくなりましたけど・・・

公務員は間違いなくサービス業です。平日しかやっていないため、納税者がわざわざ休みを取って役所に行くなど間違っています。すべてシフト製にして365日あけるべきです。

いかがですか?自分たちが楽をしたいがために理論を展開するのはいかがとおもいんますが?

投稿: 若手経営者 | 2006年1月 6日 (金) 11時36分

若手経営者さん、コメントとトラックバックありがとうございます。
重たい貴重な提起ですので、近いうちに記事内容で私なりの考え方を述べさせていただこうと思います。
その上で一点だけ弁明します。フランスとドイツの例を出し、自分たちが楽をしたいからと思われるかな、と感じながら記事を書いていました。その側面は全否定できませんが、今、答えが一つで、その答えに従わない者は問題だとの社会のムードを心配しています。そのため、多様な発想を認め合い、率直な議論を交わすことが大事な時代だと私は考えています。
その意味で、これからも耳が痛くても若手経営者さんらの意見を受けとめて、自分たち自身を問い直す機会にしていきたいと思います。よろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2006年1月 6日 (金) 12時43分

うーん、フランスやドイツでは民間企業を含めた社会全体のことを言っているのに、なんかズレてるなぁ・・・

本当に経営感覚のある首長だったら、無為に光熱費を浪費する、土日開庁、24時間営業なんてやらんよ。(一部のショッピングセンターに出張所を出すとかいいんかもしれん)

投稿: ハマー | 2006年1月 6日 (金) 20時58分

若手経営者さんに同感です。

私は上場企業の経理マンです。

私は公務員、特に区役所や県税事務所の職員などは自分たちと比較して労働者としての質のレベルが著しく低いと思います。

一例としてこんなことがありました。
外形標準課税が実施される前年に各自治体が翌期の法人事業税の納付予想額を尋ねてきました。自治体の予算作成に必要だとのことでした。
予想額は外形標準部分も聞いてきました。
当時はまだこの制度をよく理解していなかったため自分の計算方法が正しいか担当者に聞いたところ、自分たちもまだ勉強していないからわからないとのことでした。
そちら(行政)からお尋ねを出しておいて計算方法がわからないというのはいかがなものかと嫌味を言ったら、ふてくされながら総務省に聞いてくれとのことでした。
行政が打ち出した政策で民より遅れている行政の姿勢には憤りを感じました。それと同時にやはり公務員はレベルが低いなと確信しました。しょせん、この程度だと。
我々は経営管理をしなければならないから、わからないなどと言っている余裕はありません。できなかったら、結果が出せなかったら自分のポジションが奪われるかもしれないのです。

私たちはさまざまな創意工夫をして利益を出しております。公務員はそれをしておりますか?
身分の保証がされているから危機感などがないのではないでしょうか?

税金の納付にしても銀行の窓口なんて、内勤者はそうそう行ってられませんよ。ましてや工業団地などに勤めていたら周囲にはATMすらないんですよ。

本当に民のことを考えているのなら、民が喜ぶ奉仕をしていただけないでしょうか。それが創意工夫だと私は思います。

投稿: 民間労働者 | 2006年1月 7日 (土) 21時46分

すこしづつ気になるタイトルを優先して読んでおりますので・・。
古い記事にコメントして気が付くか、また他に見る人がいるかとも思いますが、
気にせずに書かせて頂きます。

さてこの記事の記載内容も意図には同意しますし、理想と思います。
しかし「午後8時以降の商店の営業を禁止しているから、家族そろって日曜日
に行楽へ出かけられるのがフランスやドイツです。」と言っておられる事に対
して、行楽に行く先の施設には従業員は居ないのでしょうかと思ってしまいま
す。もちろんピクニック等の選択肢もあるでしょうが、全部がそうだとは到底
思えません。

「便利さを我慢し、家族が一緒に過ごせる時間を増やす」のは一見心地よい意
見に聞こえますが、そういう人を迎える施設の従業員は家族と一緒に過ごして
いるのでしょうか?と疑問に思ううえで、少数でもそういう休日に対応する労
働者は必要ですので、それなら公務員が率先してと思うのは私だけでしょうか。

理想論は何の解決にもならない事を知るべきですし、もし唱えるのなら率先し
て自分の身を差し出すべきです。

投稿: むかし民間、今・・ | 2009年9月28日 (月) 22時45分

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