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2006年1月 8日 (日)

公務員は働いていない!?

前回の記事「お正月、フランスとドイツは…」に対し、4人の方からコメントをいただきました。いろいろ貴重なご意見、ありがとうございました。若手経営者さんと民間労働者さんのコメントは、このブログにとって非常に重い意味合いがあるため、記事本文で取り上げさせていただきました。

このブログを開設した目的は公務員側の言い分の発信でした。当然、その言い分に対して、公務員以外の方から痛烈な批判にさらされることを覚悟していました。逆に公務員以外の方からのコメントが少ない場合、アクセスの幅広さがないのか、相手にされないような貧弱な内容なのか反省すべきことかも知れません。

幸(?)にも、これまで何人かの方から手厳しいコメントをいただきました。その都度、こちらの考え方を改めてお伝えし、一方通行としない意見交換に努めてきました。一気に相互理解が進むほど単純な問題でない事例ばかりでしたが、ていねいな返答に好感を持っていただいた方もいらっしゃいました。とにかく立場や考え方が違う方々と率直な意見を交わせることがブログの利点だと思っています。

まず若手経営者さんからの「公務員は間違いなくサービス業です。平日しかやっていないため、納税者がわざわざ休みを取って役所に行くなど間違っています。すべてシフト制にして365日あけるべきです。自分たちが楽をしたいがために理論を展開するのはいかがとおもいますが?」のご指摘に改めてお答えします。

確かにフランスとドイツの例を出したことで、ご指摘のような受けとめ方をされるかなと感じながら記事を書いていました。しかし、ハマーさんの「フランスやドイツでは民間企業を含めた社会全体のことを言っているのに」のコメントのとおり、決して公務員だけ楽をしたいために外国の例を紹介した訳ではありません。働く側の視点、家族とのふれあいなどの面から社会全体を見つめ直す発想の転換も大切だと思ったからこそ、前回記事のような提起をさせていただきました。

続いて若手経営者さんと民間労働者さんの次の内容のコメントに対して、私なりの考え方をお答えします。「公務員とは公僕なのです。みなのためにいかに身を粉にして働けるか?これが評価のすべてです。みなのために働くから賃金や身分を保証されるのです」「私は公務員、特に区役所や県税事務所の職員などは自分たちと比較して労働者としての質のレベルが著しく低いと思います」「私たちはさまざまな創意工夫をして利益を出しております。公務員はそれをしておりますか?身分の保証がされているから危機感などがないのではないでしょうか?」

お二人から伝わってくる共通した思いは「公務員は働いていない」との不信感です。それぞれが体験から基づいた根強い不信感であり、当然、簡単に拭えるとは思っていません。したがって、あまり気負わず個人的な考えを披露させていただきます。

公務員は賃金や権利保障に見合った働き方をしているのか、私の知る範囲内では「皆、懸命に頑張っている」と答えさせていただきます。しかし、ここで重要な点は市民から見て、そのような評価を得られているかが肝心な時代を迎えています。もし、市民側から見て不充分な評価だった場合、自ら自分たちの仕事を見つめ直し、必要ならば変わる努力を怠ってはいけないものと思っています。その上で、市民の皆さんと充分な意志疎通をはかり、信頼関係を築いていく努力が非常に重要です。

このブログのコンセプトと言える「襟を正すべき点は正し、主張すべき点は主張する」の意味合いは、「変わるべき時は変わり、守るべきものは守る」につながります。抽象的な言い方が続いて恐縮でしたが、近いうちに、もう少し具体的な話を織り交ぜた記事を投稿したいと考えています。ぜひ、また率直なコメントをお寄せください。

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コメント

少なくない職員が深夜・休日に及ぶ勤務の中で、過労死orうつ病→自殺に追い込まれるまで働かされているの実態なのに、ウソを垂れ流すマスコミ報道や、悪意をもった市民のおかげで、真実が捻じ曲げられていますよ。

労働基準法「第32条 使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を超えて、労働させてはならない。」を公務、民間問わずに重点的に実施させていくことが過大だと思うのです。(といいつつも、安易に残業させてしまう、それを許してしまうのが実態なんですが・・)

投稿: ハマー | 2006年1月 9日 (月) 13時25分

けっこう楽しみに読ませてもらっていますし、公務員の方でありながら明確なご回答をいただけたことに驚きを隠せません。

さて早速反論を頂きましたが、私の妹も同じことを申しております。

つまり「一生懸命働いています。」という言葉と「労働基準法が・・・・」「公務員は率先して休まなければならないので・・・・」

お決まりのせりふですが、公務員の最大の問題点はあなたのように見識のある方ですらこの台詞をつかわれることが問題なのです。

民間の会社では「結果」が重要視されます。いかにがんばったところで「結果」がでなければ何の意味もないのです。これが民間と公務員の最大の違いでした。今までは・・・・。

税収に余裕がある時代であれば結果が出なくても、一生懸命がんばればよい時代もあったでしょう。しかし世の中の民間企業はこの15年、血のにじむような苦労をしてがんばってきました。上のハマーさんがおっしゃるように深夜・休日に及ぶ勤務の中で、過労死orうつ病→自殺に追い込まれるまで働かされているの実態が事実行われ、交通事故の志望者の3倍の人間が自殺に追い込まれる世の中であったことは知ってのことでしょう。われわれはこれを超えてきました。必死にがんばって、「結果」を勝ち取ってきたのです。今度はあなた方公務員の番なのです。公僕の本当の意味と役割をあらためて確認する必要があるのです。

営利企業にとって「結果」とは当然「利益」です。では公務員にとっての「結果」とは何でしょうか?これにはあなたに答えていただきたい。

もう一度言います。公務員は国民の「公僕」なのです。日本の最高法規である日本国憲法にも明記されている事実です。公務員とは公僕なのです。みなのためにいかに身を粉にして働けるか?これが評価のすべてです。みなのために働くから賃金や身分を保証されるのです。

あなたがおっしゃっているように公務員は働かないというイメージがあることも事実ですし、事実働かない公務員をどうするのか?ということが問題なのではないでしょうか?あなたは働かない公務員をどのようにしたらよいと思いますか?

そして現実として「小泉改革」の名の下に郵政民営化という、本来であればとてもありえないはずのことまで起こりました。いろいろ言う前に、なぜ自民党が先ほどの総選挙で、あれほど大勝したのかを考えてみてください。国民の大多数は銀行→民間企業→公務員へと監視の目を変えてきています。厳しくなるのは当たり前です。

たとえば役所を土日も空けて、夜は24時間とは言いませんが、せめて夜の10時まではあけるべきでしょう。こんなこと簡単です。シフトでやれば労働基準法には抵触しません。またすべての部署がやることではないので明日にでもできることでしょう?なぜしないのですか?

けっきょく公務員のひとは四の五の理由をつけて自分たちが冷たい水に入るのを嫌がっているようにしか思えないのです。

郵政民営化のとき、丸の内をデモ行進している特定郵便局長をみてどう思いましたか?

長くなりましたが、私のブログの転載みたいなものです。ご勘弁を・・・

私のブログにもぜひお越しください。

投稿: 若手経営者 | 2006年1月 9日 (月) 17時24分

いや、自分だって、少なくとも、仕事であい対する市民の満足は得られてるよ。自信を持って。

だから、逆にマスコミや、ネット上での、バッシングが信じられないし、またムカつくわけやね。(民間労働者さんの税金の指摘みたいな個別具体的な案件は謙虚に聞くしかないが・・)

また、少なくとも、民間で人が死んでるんだから公務員も死ぬべきだ(まぁ公務員も実際死んどるんだけど)という理屈は、到底、許容できないです。

少なくとも「みんなで不幸になる」のではなくて「みんなで幸せになる」方向に努力しなければならんだろう、ということです。(個人に立場でも、労働運動においても)

投稿: ハマー | 2006年1月10日 (火) 00時02分

はじめまして,WontBeLongと申します。
ときどきですが,こちらのブログ,興味深く拝見しております。

常々疑問に思っていることのひとつに関する内容がありましたので,コメントさせていただきます。

「役所などの窓口を土日も空けるべき。」との意見に関してです。

これは全く本末転倒だと思っています。
役所に出向く用事というのは,個人の利益や楽しみのためではなく,生活上必要な用事のはずです。
そのような用事を,本来,休養や趣味など個人的な目的のために使うべき休日を使わなければならないことが間違っていると思います。
一般の労働者は,役所に対して休日や夜間のサービスを求めるのではなく,自身の雇用者に対して,平日に生活に必要な用事を足す時間を与えるよう要求するべきだと思います。

どうしてみんな,自分の労働力をそんなに安売りするんでしょうね。
不景気なので仕方ないのでしょう。こういうときこそ,労働運動は重要だと思います。

投稿: WontBeLong | 2006年1月15日 (日) 16時39分

市民課の後輩に、「延長窓口10時までやったらどうよ」と提案したら、「現状(PM7時までやってる)でも午前中の時間が手薄で、20分待ちのお客様が出てしまっている。これ以上シフトだけじゃ対応しきれない。」とのことでしたよ。

人を増やさず、サービスを充実するのは難しいということです。

投稿: ハマー | 2006年1月18日 (水) 23時19分

ハマーさん、コメントありがとうございます。
私もその通りだと思っています。交代制勤務の問題は費用対効果や、本来、手厚くすべき時間帯に職員体制が手薄になりがちな点を留意しなくてはなりません。職員の負担とともに市民サービス面からも、この問題をとらえる必要性を感じています。

投稿: OTSU | 2006年1月19日 (木) 06時54分

私自身も特別区の公務員ですが、体を壊すほど働く人と、全く働かない人が混じっているのが実態です。公費の流用、空出張など、今でも日常茶飯事です。民間を経験してからから公務員になったので、最初はそのあまりの杜撰な内容が信じられませんでした。
私の同僚の中にも、一日に長くても90分しか働かない人がいます。就業時間まで勤務したことは一度もなく、毎日勝手な時間にに帰りますし、勤務中に時間休をとらずに何時間も消えることもしばしば。これは税金の無駄遣いではなく犯罪行為ですが、放置されたままです。

こういった犯罪者を全員解雇すれば組織の体質が改善され、真面目な人間が体を壊すまで働かなくても済むと思います。全員がふつうに真面目に働けば、公務員の総数は大きく減らせますし、浮いた経費を本当に人手が必要な部署に回すこともできるでしょう。

私は公務員として、公務員には自浄能力は無いと思っています。小さな村役場程度の規模なら、意識改革も可能だと思いますが.....。
住民の監査権を強くし、可能な部署では住民の監査役が内部で監視してくれることを強く希望しています。そうでないと、真面目に働いている人が報われません。

投稿: saki | 2006年3月 2日 (木) 18時51分

sakiさん、コメントありがとうございます。
そのお話を伺う限り、襟を正す云々以前の問題だと思います。住民の内部監視があろうとなかろうと、やはり役所自ら変わる努力が必要なのではないでしょうか。
また、働き方に個人差が出るのは官民問わず組織の中に生じる課題かも知れません。したがって、一定の個人差を許容し合える幅のある組織が理想だと考えています。その上で、不信感につながる極端な個人差を克服する努力が、これから重要なことだと思っています。
いずれにしても、深刻な実例を踏まえた貴重な問題提起ありがとうございました。

投稿: OTSU | 2006年3月 2日 (木) 22時28分

公務員、特に市・区役所に勤務している公務員のひどさはよくわかっているつもりでしたが、ここまでひどいとは思いませんでしたね。
できることなら内部告発してほしいです、その税金泥棒を。

>民間を経験してからから公務員になったので、最初はそのあまりの杜撰な内容が信じられませんでした。

この声がまさに民間と公務員とのギャップをよく表してますね。

>私の同僚の中にも、一日に長くても90分しか働かない人がいます。就業時間まで勤務したことは一度もなく、毎日勝手な時間にに帰りますし、勤務中に時間休をとらずに何時間も>消えることもしばしば。これは税金の無駄遣いではなく犯罪行為ですが、放置されたままです。

まず民間にはいないですよ、ここまでひどいのは。

このような組織では自浄作用は望めないでしょう。何よりもそういう輩と摩擦を覚悟でやりあうほど真面目な公務員ているのでしょうか?
自浄を考える努力はしても実行に移す努力はできないでしょう?
また、今まで甘い蜜を吸っていた輩達がその蜜を吸うのをやめられますか?それにはやはり、外部、社会からの圧力で余裕を無くし、優良人材のそのストレスを不良人材に向けさせ、退職に追い込むのが一番でしょう。強制自浄作用ですね。馬鹿げてるかもしれないけど、これぐらいしないと無理でしょう。
大田区役所の非常識について書かれています。一度ご覧になっていただきたい。この行為も民間ではありえません。
もはや狂ってるとしか言いようがない・・・。一部の人間とかそういう問題で済ませられなくなってると思う。

ttp://blog.goo.ne.jp/inuhide/e/decefbdc45b5d5a1368060739da27565


投稿: エニグマ | 2006年3月 4日 (土) 01時28分

> otsuさん

> できることなら内部告発してほしいです、その税金泥棒を。

真面目に働いている人も大勢いるので、全員が税金泥棒ではないことをご理解ください。他人の分までカバーするために過労で倒れたり、ストレスから体を壊す真面目な人も少なくありません。

上司が勤務実態の詳細な記録を取り、この一年間上層部に掛け合っていますが、まともな進展はないそうです。理由は、「同じような人間が少なくないので、一人を処分すれば他の連中も処分しなければならなくなるから」と、「そういった行為を今まで見逃してきた上司や周囲の職員も処罰の対象にせざるを得なくなるから」だそうです。

議会やメディアに対して告発するぐらいしか方法はありませんが、告発者はかなり厳しいことになるでしょうし、その部署の同僚も譴責対象になるとなれば、二の足を踏んでしまというのが本音です。卑怯だと思われるでしょうが、恥ずかしながら、私にはそこまでの勇気はありません。

> 何よりもそういう輩と摩擦を覚悟でやりあうほど真面目な公務員ているのでしょうか?

責任逃れに聞こえるかと思いますが、「一般人とヤクザの争い」、あるいは「正常な人間と異常者の争い」という形になってしまうため、やり合うと被害が大きいのです。業務妨害や誹謗中傷という形で跳ね返ってくるので、徹底的にやり合うことは難しいと思います。
また、働かない人間は同類同士の強固なネットワークを持っているので、部署を異動しても妨害や嫌がらせが続くこともあります。だからこそ、外部の人間の監視の目を入れて欲しいと私は希望しています。せめて、オンブズマンによる出退勤監査だけでも日常的にやってもらえたらと思います。

投稿: saki | 2006年3月 4日 (土) 12時24分

sakiさん、エニグマさん、コメントありがとうございます。
最近、寝込むほどではないのですが、カゼをひき、せっかくのご意見に対して記事本文で取り上げられず申し訳ありません。
一点だけsakiさんへお伝えします。このブログのコメント投稿欄は、内容の最後に投稿者のネームが入ります。したがって、直前のコメントに対する返事はエニグマさんあてだと思います。
どちらにしてもsakiさんの職場の悩みが非常に深刻なことが分かりました。この問題に対し、ベストな妙案は簡単に出せないかも知れませんが、いろいろ意見交換できるよう次回以降の記事本文でも取り上げたいと考えています。

投稿: OTSU | 2006年3月 4日 (土) 13時45分

>sakiさん

エニグマです。

>真面目に働いている人も大勢いるので、全員が税金泥棒ではないことをご理解ください。他人の分までカバーするために過労で倒れたり、ストレスから体を壊す真面目な人も少なくありません。

もちろんです。それはこのサイトにきたおかげでわかっているつもりです。

内部告発が不可能なら何区の組織なのか教えていただけないでしょうか。特別区って東京23区のことですよね?
もしかして大田区?
友人が弁護士でやはりオンブズマンをやっております。色々、行政相手の情報開示の請求などをやっているそうです。オンブズマン同士のネットワークがあるのでその該当する区のオンブズマンに対して動いてもらうことも可能でしょう。あと、区役所の人間はタイムカードって使っているのでしょうか?

投稿: エニグマ | 2006年3月 5日 (日) 02時01分

sakiです。

エニグマさん、前回はお名前を間違えてしまってスミマセン。
内部告発のことですが、組織に自浄作用を求めることはあきらめましたが、告発そのものを全くあきらめているわけではないのです。

私はささやかながらボランティア活動をしていて、その活動を通じて区議会議員の奥さんと知り合うことができました。奥さんの紹介をいただいて、区議の先生やオンブズマンの方々へ内情をお話しすることができる立場にあります。そのことについては、信頼できる年配の職員の方と相談しているところです。なぜすぐに告発しないのかというと、内部の人間にとっては、それほど簡単ではない部分があるからです。
私が相談している職員の方は、過去にも同じようなことが何度も繰り返されて、結局は告発者の方が苦しむハメになった例をご存じだそうです。どういった経路をたどっても、結局はおおもとの告発者が誰か、あるいはどの部署か、ある程度分かってしまうそうです。秘密は守られません。
ですので、区の名前をあげることはご勘弁ください。この文章を読んだだけでも、分かる人なら私が誰だか分かってしまうんです。

これはたとえばの話なので、比率については実際の数とは違いますが---。千人の真面目な職員のうちに、一人だけ犯罪的に怠慢な職員がいるとしたら、そんな存在は組織が許さないと思います。きっと、自然に排除されてしまうでしょう。でも、その数が百人になったら、それは一つの勢力になって、圧力になります。百人の怠慢を許す組織には、『自分は規則を守っているけれど、できれば同じようにさぼりたい』という思いを抱く人間がたくさんいます。相談した方からも「水は低きに流れる」と言われました。面倒をさけるために何年も見て見ないフリを続けた人たちは、もうそれが『悪いこと』だという気持ちを持てなくなるそうです。民間を経験せず、労働採算性という観点のない人の場合は、あっという間になじんでしまうでしょう。働かない方が楽ですもん。大きな違反をする人間を黙認することで、自分が小さな違反をしてもあまり問題視されない、という楽な面もあります。
これは公務員でも民間でも同じだと思いますが、組織の腐敗は、何人かの実行犯だけでは進行しません。消極的だったり、こと無かれ主義だったりして、結果的に実行犯を助けてしまう大勢の従犯がまわりにいるから、どんどん腐敗していくのだと思います。考えを変えなければいけない人の数は、とっても多いのだと思います。
私も最初は「おかしいでしょう?」と言いましたが、周囲で味方をしてくれる人はいませんでした。ストレスで潰瘍になってからは、私も声を上げることをやめました。外の方から見れば、今では私も共犯者と同じだと思います。

いずれはオンブズマンなど外部の方にお願いして監視の目を入れて貰えるように、いろいろと話し合っていますが、私は定年まで何十年も働かなければなりません。保身も考えないわけにはいかないんです。今はまだ、自分がどうすればいいのか決められていません。自分が今までに書いた内容を読み返して、少し怖くなったというのが本音です。
私は、きちんとした決意もなしに、こちらに書き込みをするべきではなかったんじゃないかと思って反省しています。

投稿: saki | 2006年3月 5日 (日) 12時23分

sakiさん

色々と悩ませてしまったようで申し訳ありません。でも、腐った自治体にも貴方のような人がいるのは民間労働者として少々救われるような気がします。
話だけを聞いてると自治体にはやはりまともな人間は少数派ではないかと思ってしまいます。真面目な人間もストックホルム症候群にでもかかったかのように堕落していってしまうのでしょう。
近い将来、オンブズマン等による監査も行われるでしょうね。景気がこのまま回復していっても公務員に対する風当たりは弱くなるとは思えません。早く腐ったリンゴを切り捨てられる時代になってほしいと思います。逼迫した地方自治体のキャッシュフローのカイゼンは、やはりそこから始めるのが適当でしょう。

保身は大事です。あと、敵を知り己を知れば百戦危うからずです。何か大きなことをする場合は根回しとリスク回避を十分に行ってからやってください。

投稿: エニグマ | 2006年3月 6日 (月) 00時25分

エニグマさん

尻つぼみなこと書いて怒られるかと思いましたが、ご理解頂けたようでホッとしました。私は今の自分が正しいとは思っていませんが、すぐには行動を起こせないというのも本当のところです。恥ずかしいことです。

ストックホルム症候群というのは、「自分が生き残るために悪党に同化する」ということだと思います。だとすれば、そうなってしまった人の数は、当事者達が考えているよりも遙かに多いでしょう。私も含めて、見て見ぬふりも立派な共犯者です。生え抜きの公務員の方には大変失礼ながら、学生から直接公務員になった方と、民間を経験してから公務員になった者の間には、感じ方に埋めにくい広さの溝があります。

エニグマさんは『公務員に対する風当たり』という表現をなさいましたが、私は『風当たり』ではなく、それこそが『救いの手』だと思っています。自浄能力がない組織は、治療をしなければ治らない病気にかかっているのと同じです。悪いところを手術して、まともな部分を生かすというのは、攻撃ではなく治療です。治療しなかったら全身が死んでしまうんですから、手術が痛くても、それは『救いの手』だと思います。

もうひとつ、病気にたとえるのなら、腐敗した公務員を抱える自治体の病は、体の病気ではなく心の病気だと思います。当事者には自覚症状がないんです。もちろん、全ての自治体・全ての部署に当てはまることではないと思いますが---。少なくとも壊死しかけている組織の治療には、もう強制入院が必要な段階ではないかと思います。公務員を育てるのは、地公法でも内部監査でもありません。365日、その活動を見ていてくれる住民の目です。住民は公務員の雇い主です。もっと法律の整備がされて、雇い主が従業員の働きぶりをいつも見ていてくれる制度になれば、真面目に働いている人は報われると思います。社長が社員の仕事ぶりをチェックできない会社なんて、そもそもあってはいけないんです。

愚痴のようなことを長々と書かせて頂いて失礼いたしました。きちんとした行動を起こせるようになるまで、軽はずみな発言は控えさせて頂こうかと思います。

投稿: saki | 2006年3月 6日 (月) 20時15分

 はじめまして。
 私は現在山陰の田舎町に在住し、近所に地方公務員(市役所)の方が住んでおられて懇意にさせて頂いております。

 率直に申しますと、公務員は本当に働いていません。毎日5時には必ず帰宅、平均して一週間に一回ほどは有給、リフレッシュ休暇、育児休暇、その他各種の休養をとります。奥様は言い訳のように「労働闘争で勝ち取ったから休みを取らないと逆に怒られるの」と言います。
 また、ご主人も「税金で食べてます」「どうせ仕事は暇でつまらない」とおっしゃります。

 私が感じるのは、休みをとるな、と言う意味ではありません。もう少し、社会の現状とギャップのない生活、仕事をしてほしいという事です。公務員は安定した収入と生活が保障されているのはその職業についた利点で当然の権利でしょう。しかし、周囲がみなあくせく寝る間を惜しんで働いたり育児をしている中であまりにもギャップが大きいと思います。
 公務員は公の仕事をする人々です。仕事量が少ないなら、もっと「地域の為に何かできないだろうか」「少子高齢化というけれども老人介護や託児などの現場は実際どうなっているのだろうか」など、地域の為に、日本の為にもっと「私」を捧げるべきだと思います。
 いくら頑張っても昇格できない縦社会だからがんばってもしょうがないのですか?それなら制度を変えるべきだと思います。
 極端な意見と取られるかもしれませんが、人々のために「私」を捧げる=自分の為、家族のためになるのが公務員なのではないでしょうか。
 

投稿: TM | 2006年6月21日 (水) 14時21分

TMさん、はじめまして。コメントありがとうございました。
「私」を捧げるべきとのご指摘に対しては、様々な見方があるだろうと思っています。しかしながら主張されている趣旨は充分伝わり、そのお気持ちは重く受けとめなくてはならないものと考えています。ただ公務員の職場も非常に休暇が取りづらく、連日の残業を強いられる所も多くなっています。
また、私どもも住民から信頼され、「よく働いてる」と評価されるような公務員をめざして努力しています。その上で公正な労働基準は公務員に限らず、いずれの民間職場でも遵守できる社会になるべきだと考えています。
TMさんの問いかけに対し、明確な返答ができていないかも知れません。このブログを通し、いろいろなご意見の方と議論できれば幸であり、ぜひ、これからも貴重な内容のコメントをお寄せください。

投稿: OTSU | 2006年6月21日 (水) 18時02分

 はじめまして私も公務員です。
 私の周りにも働かない公務員。能力が無いのに年功序列により昇格し、仕事が出来ない人が見られます。反面、誰に言われた訳でもなく遅くまで超過勤務をして頑張っておられる方もいらっしゃいます。もちろんやり残した仕事をただ時間外にやっているわけではありません。自主的に先行的にやっている仕事です。私はこういった方々が働かない人達の分も働いてなんとか成り立ってきた例をたくさん見てきました。
 私は公務員が働かないとかそういう事ではなく、ちゃんとした評価制度が無く、評価により昇格や、俸給が決められていない事に問題があると思っています。働く者は評価され、働かない者は評価されない。そんな当たり前の事が公務員には無いのです。不況で公務員への風当たりが強いだけの問題ではなく、これではいくら人を雇っても予算をつけても無駄になるでしょう。民間なら仕事しない職務怠慢や、業務成績不良ならば解雇されるでしょう。公務員もそうなる事がいいと思ってます。
 しかし一律に公務員批判を受けるのは大変不本意です。ただの批判なら誰にでも出来るでしょう。住民の為に働けと批判だけをおっしゃる方こそぜひ公務員になって頂き、皆様に奉仕の心をもって業務をやって頂きたいと思います。
 政治の世界で言われているような公務員の給与を一律2割減などは新たに入る新人の質を落とし、頑張っている公務員のモチベーションを下げ、ますます国の行く末を危うくするでしょう。人件費の圧縮は評価制度によりトータル2割減がいいと思います。働かないものを下げ、働く者は今より上げてもいいと思います。頑張って働けば給料が増えると思ってこそモチベーションが上がり働く意欲が出るのだと思います。今の公務員制度は崩壊したソ連の共産主義のようなものです。

投稿: masami | 2011年12月11日 (日) 12時48分

masamiさん、はじめまして。コメントありがとうございました。

ご指摘のような問題意識を全否定できるものではありません。ただバランスの問題や公平公正性の確保など慎重に見極める点も多くあるものと思っています。いずれにしても人事制度などに関して、たくさんの記事を投稿し、多くの皆さんからコメントをお寄せいただいています。

お時間がある際、ぜひ、他の記事もご覧いただければ幸いです。なお、先ほど新規記事を投稿しています。古い記事へのコメント投稿の場合、スパム防止の英数字入力があり、お手数だろうと思いますので、よろしければ最新記事のコメント欄をご利用くださるようよろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2011年12月11日 (日) 17時06分

masamiさんの言われるとおりですね。外から見ても悪平等が蔓延しており、出る釘を打って自主的に先行的にはやらせないという動きばかりが目立っています。
管理人さんのような立場の人は、働く者(職員Ⅰ)と働かない者(職員Ⅱ)の処遇のバランスが崩れきって、誰がどう見ても公平公正性が確保されていないから、至る所から批判されているのだと気が付くべきです。
でも、恐らくは気が付いているのに見えてない振りをしているように感じられてなりません。

投稿: 名無し | 2011年12月11日 (日) 18時10分

名無しさん、コメントありがとうございます。

きっと見ているものに大きな違いはないものと思っています。ただ一人ひとりの可能性を大事にした制度や運用はどうあるべきか、その視点に大きな違いがあるのだろうと受けとめています。また、この問題で「至る所から批判されている」のかどうかの認識も大きく違っているようです。念のため、だからと言って、masamiさんのような問題意識を軽視している訳ではないことも申し添えさせていただきます。

なお、古い記事にコメント投稿する際の英数字入力は管理人である私も同様です。そのため、コメントをお寄せいただける場合は最新記事のほうへお願いできれば幸いですので、よろしくお願いします。

投稿: OTSU | 2011年12月11日 (日) 21時20分

管理人さんのお願いを無視する形になり申し訳ないですが、最後にmasamiさん追記です。
>人件費の圧縮は評価制度によりトータル2割減がいいと思います
これは間違いだと思いますよ。
簡単な例ですが10名の職場があったとして4段階評価でトータル2割減を考えてみます。評価のサンプルを仮にABBCCCCCDDと定めると、現行の給与に対しA12割B9割C8割D5割と配分してやっとトータル2割減です。つまりB評定でも現行より下がるので、どんなに成果を上げても全体の9割は下がってしまうのですよね。だからと言って、この例より上位へ多く配分すると給与差は上位と下位で4倍を超えます。これは私から見てもあまりにも無茶な配分となります。
だから、私は給与トータルは今のままでも良いと思いますよ。そして上位の数を増やして評価のサンプルをABBBBCCCDDくらいにします。これに現行の給与に対してA12割B11割C10割D7割と配分すればトータルは変わりませんし、これくらいならば上位と下位で適切な差だと思います。
元々、日本の公務員の給与費総額は目くじらを立てるほど多くはありません。私は給与に見合わない働きしか出来ない職員Ⅱを排除できればそれで十分だと思っています。
それなのに私がなぜ、先ずは職員一律で2割カットし評価手法と見合った待遇を後から考えろと言うかというと、先に待遇や評価手法を考えさせると、あーだこーだと結論を先延ばしにされていつまでも決まらないからなんですね。人間ってそんなものです。現実に決まったことないでしょ。
もっとも、これは公務員の待遇だけに留まらず、今はすべての事がこのやり方で決まらずにいます。税と社会保障の一体改革にしても先にプライマリーバランスを取って(即ち収入の範囲以上の支出を例外なくカットさせて)、さあどうするのと考えさせればあっと言う間に決まるはずなんですよね。決めざるを得ない状況ともいいますけど。
でも、こういう状況に対象者を立たせるのが、実はリーダーの役目でもあるのですけどね。

投稿: 名無し | 2011年12月11日 (日) 23時08分

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受信: 2006年1月 9日 (月) 17時33分

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