« 組合大会成功への試行錯誤 | トップページ | 組織の力、大事な力 »

2005年11月12日 (土)

手応えあり、大会無事終了

アンディ・ベムさん、たびたびコメントありがとうございます。場所が離れている組合といろいろな情報交換ができるのはブログの良さだと思います。ベムさんの組合で、五役が3年から5年で入れ替わり、「みんなが役員を担うことで運動を強めていこう」としている伝統は本当にうらやましい限りです。そのことは組合員みんなが組合活動の大切さやたいへんさを実感できる機会となり、一組合員に戻ってからも現職執行部への力強い応援団になってもらえているのではないでしょうか。

さて、昨夜開かれた私の所属する組合の定期大会は、出席者が454人に及び、議案もすべて確認でき、無事終えることができました。気にしていた出席者数は、組合員3人に1人弱の割合まで伸ばし、全員参加型の大会維持への手応えを残せました。

大会冒頭の執行部を代表した挨拶は、ダラダラと長くならないよう、さらに大事な点を漏らさないよう原稿を用意しました。このブログで発信してきた主張のポイントでもありますので、その要旨を参考までに掲げました。 

私たち公務員や組合をとりまく情勢は、かつてない厳しさに直面しています。先日の総選挙において小泉自民党が圧勝したことにより、ますます短絡的な「官から民へ」が加速しがちです。さらに市の経営改革プランの中では、5年間で150人もの職員数削減が盛り込まれています。

このような情勢の中、自分たちの職場においては現場を熟知した当該組合員と連携し、今後、矢継ぎ早に示されるであろう行革提案に対峙していく必要があります。今までのたたかい以上に、直接職員が行なう意義や直営サービスの重要性を広く市民に共感を得られる運動が求められていきます。

自分たちの賃金や労働条件が良ければ良いという労働運動や発想では不充分な時代を迎えていると認識しなければなりません。バブル崩壊以降、国の失政や無策により多くの国民が苦しみ、確かに多くの企業の労働者の年収が激減し、雇用の不安にさらされています。

そのため、決して公務員の処遇が突出していた訳ではありませんが、現在、国民の不満の矛先が私たち公務員へ向けられ「公務員は恵まれすぎている」と痛烈に批判され始めています。この嵐は通り過ぎるのを黙って耐えようとした場合、官公労の運動はガタガタに崩されてしまうかも知れません。主張すべきことは主張し、さらに社会全体の仕組みを改革することにより、働く人たち全体が豊かになる運動をめざす必要性を強く感じています。

当然、単組組合員の生活や労働条件の向上を第一と考えていきますが、そのためにも自治労全体、さらに連合や地域で働く人たちと連帯した運動にいっそう努めていかなければなりません。

また、平和憲法も大きな危機を迎えています。戦争を起こしたくないという気持ちは、ほとんどの人の共通な願いだと思います。しかしながら様々な情報があふれる中、各論への判断が個々人で分かれる場面が多くなっています。そのことを踏まえつつも徹底的な平和主義を謳った日本国憲法の大切さについて、今こそ思い起こすことが重要であると考えています。

最後に、このような困難な情勢に立ち向かうためには、組合組織の基盤を強固なものとしなければなりません。組合役員一人ひとりが、たいへんな苦労や思いを抱えながら活動を担ってきています。私をはじめ執行部が先頭に立って、よりいっそう頑張っていきますが、1500組合員のパワーを効果的に引き出していけるような運動や組織の再構築にも改めて着手していく決意です。

方針案議論の中では、組合員数名から市の行革プランや指定管理者制度への対応策などについて、建設的な意見をいただきました。やはり具体的な質疑応答があると大会の雰囲気は盛り上がり、「厳しい情勢だから組合役員が先頭に立って頑張り、同時に職場組合員も頑張ろう」との意思一致がはかれたものと感じ取れました。

組合役員信任投票結果報告のページが当日配付資料の中から漏れ、帰り際に追加で配るお恥ずかしいパプニングがありました。そのミス以外は、議長をはじめとした関係者のご協力により、円滑な議事が運営されました。議論内容や出席者数と合わせて、大事な定期大会は成功だったと振り返ることができます。組合員の皆さん、大会運営にご協力いただいた皆さん、ご来賓の皆さん、新旧の組合役員の皆さん、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

追伸。大会前日に開票された組合役員の信任投票は、投票率92.23%で、全役員が信任率80%を超える結果を得られました。自分自身、今回も90%を超える信任をいただけました。つばささんのコメント以降、最近、何かとモチベーションが下がりそうなことが続いていましたが、大会の成功とともに「明日からも頑張ろう」と気持ちを新たにすることができました。

|

« 組合大会成功への試行錯誤 | トップページ | 組織の力、大事な力 »

コメント

定期大会お疲れ様でした。

公務員いじめとも思える
逆風の中、参加者が一定の数に
達したのは喜ぶべきことと思います。

しかし、組合の姿勢に若干の疑問
があります。(本来は大会で発言
すべきこととは承知の上で申し上げます。
しかしながら、今の私どもの役所は正直
「物言えば唇寒し」の感がいなめません。
ブログでの発言となることお許しください。)

私どもの役所では、数年前ご承知の通り
悲しむべき大きな事件がありました。

これに対して当局が現在とっている
防止策は、一般の職員にその大きな原因
があり、職員の自覚こそが
防止のカギだと喧伝するものであります。

しかし、それでは根本的な解決策にならない
ことは、心ある職員はみな感じているの
ではないでしょうか?

一番改められるべきは、そのような
土壌を許した、もっと言えば積極的に
その土壌を作ってきた、上層部の体質です。
(圧力とも言うべきものが
あったとする一職員の発言は、
新聞紙上も大きくにぎわせましたね)

組合として、事件直後に一定の
取り組みがあったのは承知しています。
しかし、わずかに前のことであるのに
今年の議案書等には、特段記載が
なかったですね?
正直失望いたしました。

今の役所の状況をみれば、
第2、第3の「S部K課長のO氏」がでない
ともかぎりません。

組合としても事件を風化させることなく
何らかのとりくみをしていくことは
出来ないのでしょうか?
(何がいいのかは私もわかりません。
でも、このブログの存在をもっと
知らしめて、心ある組合員の
声なき声を吸い上げていくというのも
ひとつの方法のように思います。
また、相当多額の闘争資金もある訳です。
法的な権利は担保されておらずとも、
「ストをうつ」「何らかの政治闘争をする」
というのも考えられていいと思います。)


某日のトップの訓示がむなしく聞こえた
組合員はかなりいると思います…

夢や希望をもって
仕事のできる職場づくりにますます
ご健闘いただくことを切に願っております。

ながながと、とりとめもなく
すみませんでした。


投稿: 一組合員 | 2005年11月12日 (土) 23時31分

非常に重要なコメントありがとうございます。
当然のこととして、あの事件に対する教訓は決して風化させたくないものと考えています。しかし、ご指摘のとおり確かに今回、その問題に対する記述が欠落していました。「文章で書いていなくても気持ちは昨年の大会で総括したとおり」では済まされなかったと強く反省しています。
今後、組合としても事件の教訓化が目に見えるよう改めて発信し、さらに具体的な行動を積み重ねていけるよう頑張りたいと思います。
その一方で別な視点からの反省と問題提起をさせていただきます。とりまく課題がどれも重要で多岐にわたる中、中心で担うべき組合役員のオーバーワーク気味な点が気になっています。その問題解決のためにも大会挨拶で決意したとおり組合員全体の力を効果的に発揮できる組織の再構築に努めていきたいと考えています。その意味で今後の活動へのご理解ご協力をよろしくお願いします。


投稿: OTSU | 2005年11月13日 (日) 02時02分

何で組合と憲法9条が関係あるんですか?
一体として反対とか賛成とか思想的な縛りがあるんですか?

投稿: ruru | 2005年11月13日 (日) 07時56分

ruruさん、コメントありがとうございます。
そのような疑問をお持ちの方は多いと思います。ちょうど9月18日投稿の「組合の平和運動」で、私なりの考え方を述べさせていただいています。右のサイドバーにあるバックナンバー2005年9月をクリックし、ぜひ、ご覧くださるようお願いします。さらに疑問が残るようでしたら、また気軽にコメントをお寄せください。

投稿: OTSU | 2005年11月13日 (日) 08時59分

定期大会への疑問に対する
ご回答ありがとうございます。

確かに役員の方々は業務のかたわら活動
をなさっていくこと本当に大変だと思いますし、

奮闘振りには頭が下がります。

個々の組合員の自覚と
活動への協力が今後一層不可欠ですよね。

労働運動華やかなりし頃であれば、組合の存在意義は一般的にもっと
大きく(私自身は今日でも、その存在意義は薄れていない…
否、より大きなものになっていると思います。)
活動への理解や協力も得られやすかったことと思います。

ただ、「労働組合って何」というところから始めなければならない
若手職員達(こういう方が大多数に私には思えるのです。)
には、その旨の啓蒙活動が必要なのではないでしょうか。
無論、組合はレクリエーションの組織ではないですが、
親しみやすいところから始めて、
「組合」になじんでもらう。
そんなところが大切だと思います。
巨額の闘争資金をいくばくか
取り崩し、例えば、レクリエーション的なコンサート
⇒お金がかかってもある程度の著名人を呼んでみる。
あるいは講演会、映画会などと、
学習会をドッキングさせてみるなど
の方策をとっていくなど
考えられてもいいと思います。


このブログの存在は実に大きいです。
ただ、残念ながらその存在を
皆がしらな過ぎるか、知っても興味がもてないという
状況なのではないでしょうか。
積極的な売り込みをすれば、
組合活動の大きな兵器になるのでは?
とはがゆい思いでいます。


このブログで、労働条件の向上や
改善のための議論が活発になされ
るようになり、
(それを、管理者のOTSUさんが望まれるかはわかりませんが…)
それを機会に、わが組合がますます
発展することを祈っております。

投稿: 一組合員 | 2005年11月14日 (月) 23時33分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/130697/7034927

この記事へのトラックバック一覧です: 手応えあり、大会無事終了:

« 組合大会成功への試行錯誤 | トップページ | 組織の力、大事な力 »