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2005年11月30日 (水)

前原民主党代表と語る会

月曜の夜、9時頃から非常にココログがつながりづらくなっていました。いつもより正常に戻るまで長い時間がかかり、深夜2時頃までスムースな接続が困難でした。自分のインターネットが常時接続ではなかった時、ちょっとした操作の手違いから何回書きかけの記事を消してしまったことか…。その教訓からADSLに切り替えた以降、原稿の途中で細かく下書保存する習慣をつけていました。

その夜、下書保存の方法が取れないため、途中からワードへ移して原稿を完成させました。そのワード原稿をブログの新規投稿画面へコピーしたところ、いろいろ不都合が生じたようです。文字の大きさが調整できなかったり、行間をスペースで作らざるを得なかったりしました。すると翌朝、このブログを携帯電話で見ていただいている方から「画面が真っ白になって終わりかなと思ったら、まだ続いていた」と言われました。行間をスペースで強引に空けたため、その行間部分が小さな携帯電話画面では意味のない余白画面になってしまったようです。

いろいろ前回記事がお見苦しくなり、申し訳ありませんでした。でも、考えてみると接続環境の不調を長時間放置したココログの責任も大きいものと思っています。最近、有料のnifty会員をないがしろにする完全に無料なフリーコースを新設した点など、ココログに対する風当たりが強まっています。その利用者拡大の影響が毎夜同様な遅さを招いているとしたら早急に何とかして欲しいものです。

さて、すみません。ようやく本題です。火曜の夜、連合三多摩が呼びかけ、前原誠司民主党代表と語る会が開かれました。民主党と労組との「しがらみ」やパートナーシップについて、どう考えていくのかをテーマに前原代表と連合三多摩に所属する各労組役員らが率直な意見交換を交わす目的で設定されました。

まず前原代表から現在民主党が重点化している取り組みの紹介がありました。政党助成金が大幅減となり、党の財政は厳しいけれど各選挙区候補者への交付金は減らさなかったこと、つまり地元での日常活動の経費は削らなかった点を強調されました。続いて男女共同参画を推進するため、その本部長を前原代表自らが務めていることや、自民党に遅れをとったメディア対策強化のために広報戦略本部を設けたことなどが説明されました。

今回の催しの核心部分となる労組と関係性については、次のような釈明がありました。「支持者は神様。それをいらないと言うことはあり得ない。政党と労組の政策が一致するかどうか、できれば7割以上一致したい。残り3割は日常的な関係の中でゼロにするよう努力したい。その上での不一致点は是々非々での判断となるのはやむを得ない」とし、「脱労組の言葉は使っていない。小選挙区で勝つためには労組だけにこだわっていては勝てないとの趣旨での発言だった。今まで通りの応援があることを前提であり、不愉快な思いを与えていたとしたら率直にお詫び申し上げたい」と最後は頭を下げられていました。

「談合、特別会計、国と地方との補助金の見直しなど、税金の無駄使いをやめさせる目的では自民党と競い合いたいが、障がい者など弱者を切り捨てていくような小さな政府はめざすつもりはなく、規制緩和ではなく規制改革が必要である」と自民党との違いを強調されていました。そして、「分権を進めるとともに、団塊の世代の退職後などを見据えたボランティア参画社会をめざし、その実現のために民主党を応援してもらえるようにしたい」と話されていました。

質疑応答の中では、民間労組役員の方から自治労役員が思っていることを代弁いただいた鋭い質問も飛びました。それに対し、前原代表は「岡部自治労本部委員長と懇意にさせてもらっている」とし、官公労を突き放すつもりはない旨を答えています。全体的に前原代表の真摯さは参加者へ伝わり、それなりに労組役員側のモヤモヤ感は拭えた会だったと位置付けられました。

さらに私自身、私どもの組合にとってもモヤモヤ感を払拭する機会となりました。前原代表に同行していたN代議士(前々回記事参照)と手っ取り早く直接話す場を持ちました。結論は「自治労と距離を置こうとはまったく考えていないし、じっくり話し合いたいと答えながら実現できなかったのは単に日程上の問題と秘書(?)の怠慢で、申し訳なかった」と謝罪がありました。また、こちらからの不信感が多少なりとも拭える機会を得られたことにホッとされていたようでした。

公務員をとりまく情勢が非常に厳しい中、地元選出代議士との関係にあえて距離を置くことの意味は薄く、政策面での是々非々は当然残りますが、私自身のN代議士へのわだかまりは一区切りできたと思っています。今後、以上のような経緯も含めて民主党と労組、とりわけ自治労との関係について、しっかり組合員へ伝えていかなければと考えています。

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コメント

鍋はどこ?

投稿: でいじぃ | 2005年12月 3日 (土) 11時24分

でいじぃさんからのコメントは、ココログのTB練習用の「トラックバック野郎」利用に対する指摘でした。
決められたテーマ、その回は「鍋」でした。それ以外の記事のTBは「バックオーライ」とするルールがあります。
今回、記事の前半に書いてあるとおり接続の遅さをココログへアピールする目的でTBさせていただきました。初めは「バックオーライ」とするつもりでしたが、あまりの遅さにイライラして原題のままのTBとしてしまいました。
同じ記事を重ねてしまったのは手違いで、いろいろ不愉快に感じられた方にはお詫び申し上げます。たいへん失礼致しました。

投稿: OTSU | 2005年12月 3日 (土) 12時18分

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» バックオーライ:ココログが相変わらず重いことについて [踊る新聞屋-。]
 日曜はほとんどログインできない状態で、こんなお詫びが出ているようなんですが、本日も激しくヘビー級のようです。 [続きを読む]

受信: 2005年12月 2日 (金) 00時42分

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