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2005年11月 3日 (木)

喜怒哀楽、組合役員の改選期

私の所属する組合は来週11日夜に組合員全員の参加を呼びかけた定期大会を開きます。定期大会とは一年間の組合活動を振り返り、新たな一年の運動方針案を議論する場です。また、その定期大会を節目に組合役員が改選されます。

事前に選挙告示があり、定数内の立候補だった場合は信任投票となります。政治信念や路線の対立から選挙となる組合があると聞きますが、ほぼ間違いなく私のところは信任投票となっています。学生運動などの蓄積を持つ組合員が多かった時代は少し違うのかも知れませんが、毎年、定数内に候補者を集めるのに四苦八苦しています。

新しい人材が組合執行部に毎年多く加わる新陳代謝は重要ですが、自ら手をあげてくれる組合員は珍しく、新たな組合役員の発掘も簡単ではありません。組合役員になると執行委員会への出席など、勤務時間外のプライベートな時間を割くことが多くなります。また、条例で認められた団体交渉など時間内活動もあるため、所属する職場の皆さんの理解や協力も欠かせません。そのような難しさから新人の立候補は、多い年でも片手を超えることはありませんでした。

したがって、活動の継続性や安定性の面からも、必然的に現職の慰留が中心となる改選期を迎えがちです。その現職も「できれば退任したい」と思っている方が少なくありません。出身職場の課題の重要さを受けとめた使命感、確固たる政治信念がある方、あるいは人間関係から立候補してくれた方など、現職となった切っかけは様々です。

組合役員になった切っかけは様々でも、一人ひとりが組合の存在や活動の重要さを感じながら一所懸命頑張っています。その中で、困難な課題を解決した時の達成感、組合員から感謝された時の充足感、新鮮な経験や人との出会いなど、「組合役員をやっていて良かった」と思えた時は数多くあるはずです。

一方で、職場課題で後退を決断せざるを得なかった時の苦しさ、要求が実現できなかった時の無力感、組合活動に距離を置こうとする組合員と接した時の違和感など、「何で組合役員をやっているのだろう」と思った時も少なくないかも知れません。さらに公私にわたって一定の時間を組合活動へあてていることに厳しさを感じ、退任を考える現職役員の思いがヒシヒシと伝わってくる時もあります。

数年前から私自身が組合役員を勧誘や慰留する立場となり、以上のような思いを一人ひとりが抱えていることを常に意識してきました。と言いながら組合活動を低下させないためにも、退任を申し出た方に対して即決で了解できない苦しさを感じてきました。説得に説得を重ね、新しい方に立候補を決意してもらった時や現職の方を慰留できた時の喜びは格別でした。退任したかった方には申し訳ありませんでしたが…。逆に長年、一緒に頑張ってきた方たちの退任が決まった時は非常に切ないものがありました。別に役所を辞める訳ではないので、いつでも会えるのですが、どうしても寂しさや残念さが勝ってしまいます。

このように留任を強く求めがちなため、「簡単に一年で辞められない」との重さがかもし出され、ますます新人獲得に苦労するスパイラルに入っているようです。いずれにしても大半の組合員の方が「組合をつぶしてはいけない」と思っていただいているはずです。そのためにも組合役員のなり手や出し方について、今後、いろいろ知恵を出し合っていく時機かなと感じています。

最後に、今回で退任される方、今までありがとうございました。そして、たいへんさを覚悟して今回、組合役員の立候補を決意された方々へ、組合員の皆さんからの暖かいご理解ご協力をよろしくお願いします。

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受信: 2005年11月 3日 (木) 18時22分

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