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2005年9月18日 (日)

組合の平和運動

自分たちの組合が会社との交渉の結果、賃上げを勝ち取れたとします。しかし、その賃上げ分を帳消しするような納得できないサラリーマン増税が行なわれてしまえば、ゆとりある生活が実現したことにはなりません。要するに自分たちの職場だけ働きやすくても、社会全体が平和で豊かでなければ暮らしやすい生活と言えないはずです。企業内の交渉だけでは到底解決できない社会的・政治的な問題に対し、たくさんの組合が集まって政府などへ大きな声を上げていくことは重要なことだと思います。そのような背景から労働組合としても、一定の平和や政治活動が欠かせないものとなっています。

私どもの組合も年に1回開く組合員全員の参加を呼びかけた定期大会で、活動方針を確認し、それに基づき様々な運動を日常的に進めています。それら運動の一つに反戦平和の課題も掲げ、沖縄の平和行進や広島の原水禁大会などへ参加してきています。7月には神田香織さんの立体講談「はだしのゲン」の上演会を催し、組合員や市民の皆さんへ戦争や原爆の悲惨さを訴えました。

9・11同時多発テロからアフガニスタンとイラクでの戦争、各地で頻発するテロ事件など、冷戦後の世界も平和とは程遠いものです。武力によって平和は築けないことを教訓化すべき国際情勢の中、徹底的な平和主義を謳った日本国憲法の理念を世界へ発信することが重要だと考えています。しかし、残念ながら改憲論議が高まる中、世界に誇るべき個性的な平和憲法が「戦争ができる普通の国」の憲法と同じように変えられてしまう危機を迎えています。

大多数の人は戦争に反対し、反核平和を願っているはずです。一方で多様な価値観や情報があふkandaる中、旧態依然の平和運動だけでは何か行き詰まっている気がしています。個別的自衛権、国際貢献のあり方、北朝鮮の拉致や強制収容所の問題など、平和は大事だという総論は共通しても、各論への解決方法については人それぞれ考え方が分かれてしまいそうです。このような時代だからこそ、組合の平和運動は、ともに感じ、ともに考え、ともに行動できるスタイルが大切だと考えています。その意味で7月の神田香織さん(写真左)の立体講談「はだしのゲン」は、原爆や戦争の悲惨さを改めて考える場となりました。

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コメント

その使命感が有るんだったらなぜ”めぐみさんたちを救う”ことに目が向かないんですか?
こんな問題にこそ組織を動員しなくて平和運動云々は聞きたくないです。

投稿: Utaiki | 2005年9月30日 (金) 21時28分

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