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2005年9月20日 (火)

個別的自衛権と集団的自衛権

「自治労は悪役?」へhammer69_85さんから趣旨に賛同する励ましのコメントをいただきました。この「公務員のためいき」を開設した直後、「批判のアラシにあって、たいへんなことになるよ」と忠告されていました。幸いにも今のところアラシは起きていません。厳しい批判を受けることは覚悟した上での開設ですが、それでも新着コメントを確認する時は期待より不安な気持ちが勝りがちです。そのため、今回のようなコメントをいただくと非常にホッとして、また頑張ろうとパソコンへ向かうことができます。ちなみにアラシは「嵐」だと思っていましたが、「荒らし」だと最近になって知りました。

公務員にとって耳が痛いことを話題にする番組ですが、月曜の夜はTVタックルをよくみています。昨日の3時間スペシャルの後半、東京21区選出の長島昭久さんが出演していました。2期目の当選ですが、民主党ネクスト・キャビネットの防衛庁長官に抜擢されたようです。総選挙戦で長島さんの演説を聞く機会がありましたが、外交面から身近な子育てのことまで具体的な政策をわかりやすく訴えていました。もともとホワイトハウスに直接話せる友人がいるなど米国通な方ですが、その上でアジア諸国との外交重視の姿勢が印象深く残っています。

昨夜のTVタックルの中で、一点だけ個人的に引っかかった長島さんの発言がありました。政治家は当然、政治家本人の信念やビジョンを持っているものと思います。また、一つ一つの発言に責任を持ち、その背景とする体験や情報量も半端ではないはずです。したがって、その政治家が発言した一言一句を支持者がアレコレ指摘しても建設的ではありません。ただ幅広い支持を広げていくためには、ぜひ、幅広い声を聞いてほしいと考えています。そのような前向きな意味で、まずこのブログで訴えさせていただきます。

「個別的も集団的も自衛権に違いがない」との話の時、長島さんも同感だと発言されていました。外交の専門家相手に論争を挑もうとしている訳ではありません。長島さんの発言の重さを受けとめた上で、私個人は「独立国」でないような言われ方をされても今の憲法前文と第9条が気に入っています。明文化されていなくても個別的自衛権は認められていると言われています。その解釈から自衛隊は合憲だとされ、現在に至っています。仮に現実を直視し、憲法を変える議論に入らざるを得ない場合は、個別的自衛権と集団的自衛権の違いをこだわることから出発すべきものと私は考えています。もちろん、このことは長島さんと会う機会がありましたら、一支持者の参考意見として直接伝えようと思っています。

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コメント

お返事ありがとうございます。アラシについてですが、確かに少なくなったなぁと実感しています。まぁブログの場合、完全に自分の城だから、あまりにもひどかったらコメントやTBも最悪削除してしまえばよいことです。

かつて辛淑玉さんの講演を聴いたんですが、彼女もしょっちゅう右翼から脅迫を受けるらしいのですが「嫌われても良いと思っているのが“強さ”の秘訣」と言っていたのが印象的でした。

正論を言っているからこそ、一部の人には疎まれるという状況もあるけど、まぁあまり神経質にならずに、発信したり連帯したりできるブログの利点を生かしていけたらいいのではないかと思います。

投稿: hammer69_85 | 2005年9月22日 (木) 00時12分

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