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2005年9月17日 (土)

前原民主党新代表に思うこと

総選挙惨敗からの出直しに向け、民主党の新しい代表に前原誠司さんが選出されました。菅直人さんとの一騎打ちとなり、民主党国会議員による無記名投票の結果、96票対94票という僅差で前原さんが菅さんを破りました。あれこれコメントする立場でないことを承知の上で、前原さんの考え方にどうしても気になる点があり、一言書き込むこととしました。

前原さんは「自民党以上に公務員の総人件費削減に力を入れる」と強調し、「国・地方問わず人員と賃金水準そのものを切り下げることをめざす」と発言しています。かろうじて労働基本権付与についても触れていましたが、当然、公務員の立場から歓迎できるものではありません。加えて「前原さんの労働組合への批判は公務員組合への批判であり、民間組合は別」との見方を周囲から漏らされるなど、官民一体となって奮闘してきた連合に対して水を差す態度であると言えます。また、「労組や業界団体などとの既得権擁護的議論は根絶し、支援は受けても聞く耳は持たない」とも話されていました。既得権を擁護してくれなどと頼むつもりもありませんが、多くの組合員の声は国民の声だと思っていただけないのでしょうか。

そもそも郵政民営化問題のみを争点化した小泉首相の土俵にズルズルと乗せられ、民主党は大敗したとも見られています。それにもかかわらず公務員「改革」問題で、またしても小泉自民党と同じ土俵で競い合うことが有効かどうか疑問です。この「公務員のためいき」で訴えている趣旨をすべて受けとめてほしいなどと言いませんが、自民党と同じように公務員に対するマイナスイメージを短絡的に発信することは控えてほしいと思っています。逆に公務員組合と信頼関係がある民主党だからこそ、労使交渉を大事にして結果として大胆な改革ができるとアピールする方が自民党との違いを際立たせるはずです。

今後、平和憲法への対応など、自民党とは違う民主党のセールスポイントの明確化を望みます。民主党が政権交代をめざすと言いながら、ほとんど自民党と基本理念や政策に違いがないとしたら非常に問題です。まだまだ民主党には期待しています。ぜひ、幅広い声を受けとめていただきながら、民主党再生への一歩を力強く踏み出していってください。

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コメント

公務員なんて恵まれてるのだし文句言うな
前原さんは正しい

投稿: 公務員嫌いって多いよ | 2005年10月20日 (木) 20時56分

「公務員って多いよ!」というメッセージに対しては、とりあえず「データを示せ!」ということよ。諸外国と比較して

投稿: ハマー | 2005年10月21日 (金) 21時09分

公務員 人事院勧告にみる“一般社会とのズレ”


> ◆人事院が国家公務員給与の引下げを提示
>  国家公務員の給与について人事院が勧告しました。「月給0.22%、賞与を年間0.35ヵ月分引き下げる」との給与法改正案(臨時国会提出予定)です。これには新総理はすぐ対応するようにと喜んだそうです。この金融不況の中、世間一般人の給与は下がり続け、失業者も溢れている時期に本当にこれでいいのでしょうか?例えば、年金問題では公務員の仕事のツケを1兆円(来期予算でも4千億円)も国民が負担するのです。庶民感覚なら、今の公務員は「賃金で最低10%、賞与はゼロ」にでもしなければ納得できません。
【ご案内】
◆人事総務部ブログ http://www.xn--3kq4dp1l5y0dq7t.jp/ もどうぞご覧ください。


投稿: 人事総務部ブログ | 2009年10月26日 (月) 22時16分

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 私は無党派層なので確たる民主党支持者でも何でもないが、野党第一党の民主党がしっかりしないと国会が形骸化するので苦言を言わせてもらう。  民主党は一体何をやりたいかが分 [続きを読む]

受信: 2005年9月19日 (月) 17時53分

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