« 民主党惨敗のためいき | トップページ | 組合は抵抗勢力か »

2005年9月13日 (火)

便宜供与と不当労働行為

つい先日まで政権交代の危機感を募らせていた自民党は、最大のライバルだった民主党の一応援団の自治労つぶしに力を入れていました。組合側の襟を正すべき点もあったかも知れませんが、社会保険庁、大阪市と始まり、本来尊重されるべき労使自治へ政治的な圧力が加えられるようになっています。300近い議席を得て一安心しているとは思いますが、今度は自民党が進める「改革」の抵抗勢力と決めつけた自治労をつぶすため、よりいっそう攻撃を強めてくるかも知れません。

年に4回開かれる自治体の定例議会、そのうち1回は9月が多く、さらに唐突な総選挙の影響で今週から始まるところが多いと思います。自民党本部から指示が一斉に出たのかわかりませんが、各自治体議会で労使関係にかかわる質問が自民党議員から出されているようです。今まで許されていたから、労使慣行だから、これからも許されるはず、それでは今の時代、市民の皆さんから理解が得られないものと考えています。このブログで訴える基本的なスタンスは「襟を正すべき点は襟を正す」、けれども「主張すべき点は主張する」としています。

今まで労使交渉や時間内組合活動をテーマとした内容を書き込んできました。今回はタイトルにあるとおり便宜供与と不当労働行為について考えてみます。不当労働行為とは、使用者が組合活動を妨害したり、団体交渉を拒否したりすることが代表的なものとしてあげられます。相反する言葉のようですが、実は便宜供与も不当労働行為の一つと位置付けられています。労働組合法で使用者が組合のために経費を援助することは禁止されています。組合の自主性を損ない健全な発展と使用者に対する独立性が阻害されると考えられているからです。したがって、いずれも使用者に比べて弱者となりがちな組合側を守る目的で、使用者側を規制した法律の一つだと言えます。

なお、経費援助の例外として、勤務時間中の有給での交渉・協議、組合事務所や掲示板の供与などが認められています。この考え方に基づいて自治体の組合も組合事務所などの供与を受けていますが、電気代や電話料金などは組合負担としているのが一般的です。私が所属する組合も大きく問題視されるようなことは行なっていないと思いますが、市民の代表である市議会議員の方からのご指摘やご意見に対しては率直に耳を傾けていかなければなりません。

|

« 民主党惨敗のためいき | トップページ | 組合は抵抗勢力か »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/130697/5927274

この記事へのトラックバック一覧です: 便宜供与と不当労働行為:

« 民主党惨敗のためいき | トップページ | 組合は抵抗勢力か »