2019年10月19日 (土)

組合活動の近況、2019年秋

記録的大雨と暴風が吹き荒れた台風19号は各所に甚大な被害をもたらしていました。被災された方々に対し、心からお見舞い申し上げます。台風15号の時は「不人気なマイナンバーカード」という記事の冒頭でお見舞いの言葉を述べさせていただき、被災された地域の皆さんの苦難を我が身のこととして考えなければならないことも記していました。

地球温暖化の影響から確実に気候が変動しています。かつてない規模の強力な台風という言葉が使えなくなるほど異常気象にいつも見舞われるような事態になりかねません。環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんの国連での怒りの演説に対し、私たちは本当に真摯な姿勢で向き合わなければならないのだろうと思っています。

さて、今回の記事タイトルは「組合活動の近況、2019年秋」としています。今年6月に投稿した記事「会計年度任用職員制度、労使協議の現況」の冒頭に「実際の日常的な組合活動は労働条件に関する職場課題が中心となっています」と記していました。

今、力を注いでいる職場課題が会計年度任用職員制度をどのように確立できるかどうかです。多くの自治体が9月議会までに条例化を果たしています。私どもの市では労使の主張に隔たりが大きく、12月議会に向けた継続協議としていました。水曜夜に団体交渉を開き、嘱託職員である執行委員の切実な声をはじめ、組合の主張を改めて強く訴えています。

月収や休暇制度など現行の待遇を維持した上で期末手当2.6月支給を求める組合に対し、年収総額での上積みであることを理解して欲しいと市側は説明しています。条例案送付が翌週の金曜に予定されているため、緊迫化した局面を迎えています。組合は何としても前進した回答を引き出す決意を固めています。

自治労現業統一要求の文書回答が示され、労働条件の変更に関わる事項は従前通り労使で事前協議することを確認しています。水曜の団体交渉では個々の労使確認事項に基づき「必要であれば採用を検討」という考え方に変わりないことも市側と確認しています。現業職の採用問題に関しては以前の記事「減り続けている現業職場」の中で綴っているような問題意識を抱えています。

水曜の昼間には東京都人事委員会の勧告が示されていました。官民格差が47円と極めて小さいため、例月給の改定は見送る勧告を示しています。一時金は0.05月分引き上げ、年間4.65月分となります。私どもの市は東京都人事委員会勧告の内容を基本に賃金改定交渉に入ります。今後、この勧告内容を受け、11月中旬までに団体交渉を重ねていくことになります。

重要な職場課題が目白押しな中、前々回記事「組合役員の改選期、インデックスⅡ」でお伝えしたとおり11月6日夜の定期大会に先がけて組合役員選挙が行なわれます。定数内の立候補のため、信任投票が実施されます。下記の文章は立候補にあたり、組合員の皆さんに回覧し、お示しする私自身の選挙広報に掲げた内容です。

組合は大事、つぶしてはいけない、そのためには担い手が必要、そのような思いを強めています。組合役員を長く続けてきた自分自身の責務として、持続可能な組合組織に向けた基盤を整え、次走者に安心して「バトン」を渡せるタイミングを強く意識しています。

一方で、同じポストに同じ人物が長く務めることのマイナスも意識しているため、今回が区切りを付ける大きな機会だったのかも知れません。残されたメンバーに苦労をかけますが、しっかり活動は継承されていくのだろうと信じています。それでも次年度も引き続き担うことで、よりいっそう発展していく組合活動に寄与できればと考えさせていただきました。

幸いにも次年度に向け、執行委員の立候補者が増えています。様々な事情を抱える中、決意された皆さんに心から感謝しています。新たな一年、様々な難題に対し、引き続き組合運動の先頭に立ち、全力を尽くす決意ですので、よろしくお願いします。

ここ数年、執行委員定数12名を満たすことは程遠く、年を重ねるごとに欠員の数を増やしてきました。上記のとおり久しぶりに前年よりも立候補者を大幅に増やすことができました。要請に応えていただいた職場の皆さん、本当にありがとうございました。たいへんさを分かち合いながら無理をせず、一歩ずつ頑張っていきましょう。

木曜の夜は学童保育所職場の定期総会があり、委員長として挨拶に伺いました。会計年度任用職員制度の労使協議に関する内容を中心に話し、組合役員の担い手問題についても改めて触れさせていただきました。前日の夜、この会議室で団体交渉を開き、皆さんの代表である執行委員が熱い思いを副市長らに訴えたこともお伝えしていました。

金曜の夜にはオスプレイの横田基地配備に反対する三多摩集会に参加しています。前述したとおり日常的な組合活動は職場課題を中心に位置付けています。このような集会参加の要請に対し、一昔前は職場ごとに割り当てた人数の参加を求める「動員」という言葉がありました。かなり前から組合ニュースでの案内を中心とし、あくまでも関心を持った組合員が参加するかどうか個々の判断に委ねています。

ここ数年は執行委員会の中でも個々の判断に委ねるという雰囲気作りに心がけています。一人でも多くの参加者を集めたい主催者側の皆さんには申し訳ありませんが、背伸びしない持続可能な組合活動に向けた私自身の一つの考え方となっています。

さらに平和の課題に関しては「なぜ、反対しているのか」という背景や論点を発信していくことの大切さに思いを巡らしています。そのような点を意識しているため、このブログの中で平和の課題に関する題材を取り上げることが多くなっています。ちなみにオスプレイを取り上げた記事としては「横田基地にオスプレイ」「突然、横田基地にオスプレイ」などがあります。

土曜には自治労都本部市町職連絡会の拡大単組代表者会議があり、なかなか多忙な1週間でした。新しく執行委員に立候補された皆さんが当ブログをご覧になった時、戸惑わせないように申し添えなければなりません。このように連日、組合活動に関わる日程が入ることはそれほど多くありません。特に執行委員の方が極力予定願わなければならないのは水曜夜の団体交渉だけであることも付け加えさせていただきます。

最後に、今回の記事内容から離れてしまいますが、神戸市の小学校教員のいじめ問題に触れさせていただきます。伝わってくる加害教員の卑劣な行為には物凄い怒りが沸き上がってきます。なぜ、そのような暴行や暴言が放置されてきたのか、前校長や現校長らの責任は重大だと考えています。

そのような思いを強めながら注視している事件でしたが、木曜夜のニュースで「給食のカレーをやめる」という話を耳にし、唖然としました。問題となったいじめが家庭科室でカレーに絡んだものでしたので「家庭科室の改修も予定している」と伝えていました。そのことを取り上げた新聞記事を参考までに紹介しますが、「やるべきことはそこじゃない」という指摘がまったくその通りだと思っています。

神戸市立東須磨小学校の教員間暴行・暴言問題を巡る保護者説明会で、30~40代の加害教員が被害者となった20代男性教員に無理やり激辛カレーを食べさせる動画にショックを受けたであろう児童たちへの対応策として、「給食のカレーを一時中止する」という発表があったことが明らかになった。SNSではその報道を引用しながら、17日夜から18日朝にかけて違和感を示す投稿が相次いだ。

タレントのフィフィは「やるべきはそこじゃない…って、ことの本質も分からない組織なんだと思う」と指摘。映画評論家の町山智浩氏は「その教師が責任とってやめるんじゃなくて、子どもたちが大好きなカレーをやめんだ。その学校やめたら?」とツイートした。問題の本質を掘り下げず、“カレーにはカレーを”という表面的な発想に対して「意味がわかりません」「問題はそこではない」「カレーに罪はない」といった声が続いた。

さらに「給食にカレーライス出さない結論より、いじめをする人を出させない教育をしようと何故思ってくれないのか?」「大人達の問題で子供達の唯一の楽しみであろう給食のカレーをさらに大人達が勝手に廃止にして取り上げてしまう理由が全くわからない」といった投稿が続き、今回の問題が起きた教育現場への不信感や異論を示す声が相次いだ。【ディリースポーツ2019年10月18日

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